JP6256471B2 - 通信装置、通信方法、及びプログラム - Google Patents

通信装置、通信方法、及びプログラム Download PDF

Info

Publication number
JP6256471B2
JP6256471B2 JP2015527210A JP2015527210A JP6256471B2 JP 6256471 B2 JP6256471 B2 JP 6256471B2 JP 2015527210 A JP2015527210 A JP 2015527210A JP 2015527210 A JP2015527210 A JP 2015527210A JP 6256471 B2 JP6256471 B2 JP 6256471B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
interface
communication
default
communication device
zone
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2015527210A
Other languages
English (en)
Other versions
JPWO2015008541A1 (ja
Inventor
北村 浩
浩 北村
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
NEC Corp
Original Assignee
NEC Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by NEC Corp filed Critical NEC Corp
Publication of JPWO2015008541A1 publication Critical patent/JPWO2015008541A1/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6256471B2 publication Critical patent/JP6256471B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04LTRANSMISSION OF DIGITAL INFORMATION, e.g. TELEGRAPHIC COMMUNICATION
    • H04L45/00Routing or path finding of packets in data switching networks
    • H04L45/02Topology update or discovery
    • H04L45/021Ensuring consistency of routing table updates, e.g. by using epoch numbers
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04LTRANSMISSION OF DIGITAL INFORMATION, e.g. TELEGRAPHIC COMMUNICATION
    • H04L45/00Routing or path finding of packets in data switching networks
    • H04L45/66Layer 2 routing, e.g. in Ethernet based MAN's
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04LTRANSMISSION OF DIGITAL INFORMATION, e.g. TELEGRAPHIC COMMUNICATION
    • H04L61/00Network arrangements, protocols or services for addressing or naming
    • H04L61/50Address allocation
    • H04L61/5038Address allocation for local use, e.g. in LAN or USB networks, or in a controller area network [CAN]
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04LTRANSMISSION OF DIGITAL INFORMATION, e.g. TELEGRAPHIC COMMUNICATION
    • H04L61/00Network arrangements, protocols or services for addressing or naming
    • H04L61/50Address allocation
    • H04L61/5092Address allocation by self-assignment, e.g. picking addresses at random and testing if they are already in use
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04LTRANSMISSION OF DIGITAL INFORMATION, e.g. TELEGRAPHIC COMMUNICATION
    • H04L2101/00Indexing scheme associated with group H04L61/00
    • H04L2101/60Types of network addresses
    • H04L2101/604Address structures or formats
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04LTRANSMISSION OF DIGITAL INFORMATION, e.g. TELEGRAPHIC COMMUNICATION
    • H04L2101/00Indexing scheme associated with group H04L61/00
    • H04L2101/60Types of network addresses
    • H04L2101/618Details of network addresses
    • H04L2101/659Internet protocol version 6 [IPv6] addresses

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Computer Networks & Wireless Communication (AREA)
  • Signal Processing (AREA)
  • Data Exchanges In Wide-Area Networks (AREA)
  • Small-Scale Networks (AREA)

Description

本発明は、IPv6(Internet Protocol version 6)を用いた通信が可能な通信装置、並びに当該通信装置によって実行される通信方法及びプログラムに関する。
現在、パソコンや携帯機器等の様々な端末においてIPv6がサポートされており、ネットワークにはIPv6パケットが流れている。また、今後新たに取得されるグローバルアドレスはIPv6アドレスのみであり、ネットワークのIPv6化が更に急速に進むことが予想される。
IPv6で用いられるアドレスの1つとして、リンクローカルアドレスがある。このリンクローカルアドレスのスコープは、同一ブロードキャストセグメント内(同一リンク内)に限られている。ここで、通信装置は、有線用のインターフェースや無線用のインターフェースといった物理的に異なるインターフェースや、VLAN(Virtual Local Area Network)等で利用する仮想インターフェース等、複数のインターフェースを一般的に備えている。そして、どのインターフェースであってもリンクローカルアドレスのプレフィクスは同じであるため、リンクローカルアドレスのみでは、各々のインターフェースが属するブロードキャストセグメントを一意に特定できない。図15は、リンクローカルアドレスを用いた通信を説明するための図である。図15において、通信装置(ノードX)には2つのリンクが接続されている。しかしながら、どちらもプレフィクスが「fe80::/64」のリンクであるため、通信装置(ノードX)は、リンクローカルアドレスのみでは個々のリンクを区別できず、通信先の装置と通信するためにどのインターフェースを利用すればよいか判断できない。
よって、リンクローカルアドレスを用いて通信する場合、当該通信において通信元の装置が利用するインターフェースを指定する必要がある。現在のIPv6の仕様(RFC4007)では、当該通信で利用するインターフェースのIDをリンクローカルアドレスに付与して宛先を指定するように定められている。なお、RFC4007(非特許文献1)において、リンクローカルアドレスに付与されるインターフェースIDは「Zone ID」と表記されている。以下、本明細書において、リンクローカルアドレスに付与されるインターフェースIDのことを「Zone ID」と表記する。また、RFC3542(非特許文献2)において、ライブラリの引数としてこのZone IDをどのように渡すかについて定義されている。また、RFC6874(非特許文献3)において、Zone IDをURI(Uniform Resource Identifier)に含める時に生じ得る問題にどのように対処するかについて記載されている。
また、下記特許文献1には、IPv6ネットワークにネットワーク機器が接続された際、HGW(Home Gateway)が当該ネットワーク機器に予め設定されたインターフェースID(Zone ID)を用いてリンクローカルアドレスを自動生成し、家庭内IPv6ネットワークを構築することが開示されている。
特開2003−348116号公報
S. Deering、B. Haberman、T. Jinmei、E. Nordmark and B. Zill、「IPv6 Scoped Address Architecture」、RFC4007、2005年2月 W. Stevens、M. Thomas、E. Nordmark and T. Jinmei、「Advanced Sockets Application Program Interface (API) for IPv6」、RFC3542、2003年5月 B. Carpenter、S. Cheshire and R. Hinden、「Representing IPv6 Zone Identifiers in Address Literals and Uniform Resource Identifiers」、RFC6874、2013年2月
リンクローカルアドレスを用いて通信する場合、上述したように、リンクローカルアドレスにZone IDを付与する必要がある。そして、このZone IDをユーザが手入力しなければならないケースもある。例えば、コマンドラインでPing6コマンドを利用する場合は、ユーザは「リンクローカルアドレス%<Zone ID>」を引数として指定する必要がある。しかしながら、ユーザが、端末に備えられているインターフェースのインターフェースIDを完全に把握していることは少ない。また、ユーザが複数の端末を所持している場合は、ユーザが使用する端末に応じてインターフェースのインターフェースIDが変わり得る。さらに、例えば端末が有線通信用のインターフェースと無線通信用のインターフェースとを備える場合等は、有線通信用のインターフェースを利用する通信と無線通信用のインターフェースを利用する通信とでインターフェースIDが異なる。すなわち、同じ端末であっても、Zone IDは恒久的に同じとは限らない。そのため、ユーザは、リンクローカルアドレスを用いた通信において、どのZone IDを利用するか(どのインターフェースを利用するか)を常に考慮しなければならない。
本発明は、上述した課題に鑑みてなされたものであり、その目的はZone IDをユーザに意識させることなくIPv6のリンクローカルアドレスを用いた通信を可能とする通信装置、通信方法、及びプログラムを提供することにある。
本発明の第1の態様は通信装置に関する。第1態様に係る通信装置は、デフォルトルータを経路に含む通信において利用されるインターフェースを少なくとも1つ有する通信装置であって、IPv6(Internet Protocol version 6)のリンクローカルアドレスを宛先アドレスとして含む通信要求に、Zone IDが付与されているか否かを判定するID判定手段と、判定でZone IDが付与されていないと判定された場合、インターフェースを識別するインターフェースIDをデフォルトインターフェースIDとして取得し、該取得されたデフォルトインターフェースIDを通信要求のZone IDとして補完するID補完手段と、を有する。
本発明の第2の態様は通信方法に関する。第2態様に係る通信方法は、デフォルトルータを経路に含む通信において利用されるインターフェースを少なくとも1つ有する通信装置が、IPv6(Internet Protocol version 6)のリンクローカルアドレスを宛先アドレスとして含む通信要求に、Zone IDが付与されているか否かを判定するID判定ステップと、判定でZone IDが付与されていないと判定された場合、インターフェースを識別するインターフェースIDをデフォルトインターフェースIDとして取得し、該取得されたデフォルトインターフェースIDを通信要求のZone IDとして補完するID補完ステップと、を有する。
なお、本発明の他の態様としては、上記の各態様の構成を少なくとも1つのコンピュータに実現させるプログラムであってもよいし、このようなプログラムを記録したコンピュータが読み取り可能な記録媒体であってもよい。この記録媒体は、非一時的な有形の媒体を含む。
本発明によれば、Zone IDをユーザに意識させることなくIPv6のリンクローカルアドレスを用いた通信が可能になる。
上述した目的、およびその他の目的、特徴および利点は、以下に述べる好適な実施の形態、およびそれに付随する以下の図面によってさらに明らかになる。
第1実施形態における通信装置の処理構成例を示すブロック図である。 ID補完部が実装される場所を概略的に示す図である。 第1実施形態における通信装置のハードウェア構成例を示すブロック図である。 第1実施形態における通信装置の処理の流れを示すフローチャートである。 第1実施形態の効果の1つを説明するための図である。 第1実施形態の変形例における通信装置の処理構成例を示すブロック図である。 第1実施形態の変形例における通信装置の処理構成例を示すブロック図である。 第1実施形態の変形例における通信装置の処理構成例を示すブロック図である。 第2実施形態における通信装置の処理構成例を示すブロック図である。 第2実施形態における記憶部が記憶している情報の一例を示す図である。 第2実施形態における通信装置の処理の流れを示すフローチャートである。 第3実施形態における通信装置の処理構成例を示すブロック図である。 第3実施形態における通信装置の処理の流れを示すフローチャートである。 第3実施形態における記憶部が記憶している情報の一例を示す図である。 リンクローカルアドレスを用いた通信を説明するための図である。
以下、本発明の実施形態について、図面を用いて説明する。尚、すべての図面において、同様な構成要素には同様の符号を付し、適宜説明を省略する。
(第1実施形態)
第1実施形態における通信装置は、デフォルトルータを経路に含む通信において当該通信装置が利用するインターフェースを少なくとも1つ有する。以下、このインターフェースを「デフォルトインターフェース」と表記する。また、このデフォルトインターフェースを示すインターフェースIDを「デフォルトインターフェースID」と表記する。
なお、通信装置に備えられている各インターフェースは、物理的なインターフェースであってもよいし、仮想的なインターフェースであってもよいし、これらの組み合わせであってもよい。ここでいう「物理的なインターフェース」とは、例えば、通信装置に備えられている有線LANカードや無線LANカードといったネットワークインターフェースカード(NIC:Network Interface Card)等である。また、ここでいう「仮想的なインターフェース」とは、例えば、VPN(Virtual Private Network)やVLANなどの機能を実現するために、見かけ上物理的なものと同様に扱えるように用意されたものなどである。
[処理構成]
図1は、第1実施形態における通信装置10の処理構成例を示すブロック図である。図1において、通信装置10は、ID判定部110と、ID補完部120と、記憶部130とを有している。
ID判定部110は、IPv6のリンクローカルアドレスを宛先アドレスとして含む通信要求に、Zone IDが付与されているか否かを判定する。詳細には、ID判定部110は、通信要求に「リンクローカルアドレス%<Zone ID>」が含まれているか否かを判定する。
ID補完部120は、ZoneIDが付与されていない通信要求に対してZoneIDを補完する。詳細には、ID補完部120は、ID判定部110によってZone IDが付与されていないと判定された場合、デフォルトルータを経路に含む通信において利用されるインターフェースを識別するインターフェースIDをデフォルトインターフェースIDとして取得し、該取得されたデフォルトインターフェースIDを通信要求のZoneIDとして補完する。
本実施形態では、デフォルトインターフェースIDは、記憶部130に記憶されている。本実施形態において、ID補完部120は、記憶部130に記憶されているデフォルトインターフェースIDを読み出し、Zone IDが付与されていないと判定された通信要求に対して、読み出されたデフォルトインターフェースIDをZone IDとして補完する。なお、通信要求に補完されるデフォルトインターフェースIDは「Default Zone ID」と呼ぶこともできる。
図2は、ID補完部120が実装される場所を概略的に示す図である。図2に示されるように、ID補完部120がZone IDを実装する場所としては、「アプリケーション(Application)」、「ライブラリ(Library)」、及び「カーネル(Kernel)」が考えられる。ID補完部120は、アプリケーション、ライブラリ、及びカーネルのうちの少なくとも1つにおいて実装され、Zone IDを補完すればよい。また、図2に示される「AP Wrapper」、「Lib. modify」、及び「Kernel mod.」は、それぞれID補完部120に相当する。
アプリケーションでZone IDを補完する場合は、例えば、Zone IDを補完するスクリプトが記載されたアプリケーションラッパー(AP Wrapper)をアプリケーション毎に用意すること等が考えられる。このような方法では、実装が簡単であり、かつ現状のアプリケーションの改造が不要というメリットがある。一方、アプリケーション毎に異なる引数仕様に対応させる必要がある。
ライブラリでZone IDを補完する場合は、例えば、ソケット系のライブラリでZone IDを引数として指定しなければならないAPI(Application Programming Interface)を改造する方法等が考えられる。詳細には、このAPIをコールした時に、Zone IDが引数に指定されていなかったら、当該APIがDefault Zone IDを補完するようにする。このような方法では、アプリケーション毎に異なる引数仕様に対応させる必要はない。一方で、改造対象のライブラリが望むようにアプリケーションからコールされるようにしなければならない。
カーネルでZone IDを補完する場合は、例えば、アプリケーションでもライブラリでもZone IDが補完されずに通信要求がカーネルまで到達した場合に、カーネルでZone IDを補完するようにカーネルを改造する方法が考えられる。この方法では、ほぼ全てのアプリケーションがカーネルを通るため、ライブラリの場合のようにコールのされ方を気にしなくてもよい。一方で、カーネルの実装は他の2つの方法より手間がかかる。
上記に鑑みて、ID補完部120を実装する場所としてはライブラリが好ましいが、仕様等に応じて、アプリケーションとしても、カーネルとしてもよい。
なお、図1に示した通信装置10の各構成要素は、ハードウェア単位の構成ではなく、機能単位のブロックを示している。通信装置10の各構成要素は、任意の通信装置のCPU、メモリ、メモリにロードされた本図の構成要素を実現するプログラム、そのプログラムを格納するハードディスクなどの記憶メディア、ネットワーク接続用インターフェースを中心にハードウェアとソフトウェアの任意の組合せによって実現される。そして、その実現方法、装置には様々な変形例がある。
[ハードウェア構成]
図3は、第1実施形態における通信装置10のハードウェア構成例を示すブロック図である。図3において、通信装置10は、バス1004を介して互いに接続される、CPU(Central Processing Unit)1001、メモリ1002、及びネットワークインターフェース(I/F)1003等を有する。メモリ12は、RAM(Random Access Memory)、ROM(Read Only Memory)、ハードディスク、可搬型記憶媒体等である。また、図3において、通信装置10は複数のネットワークI/F1003を有する。なお、図3は一例であり、通信装置10のハードウェア構成は図3に限定されない。例えば、ネットワークI/F1003は、1つのみであってもよい。また、例えば、通信装置10は、ディスプレイ等の表示装置やキーボード等の入力装置と接続される入出力I/Fをさらに有していてもよい。
先に説明した通信装置10の各処理部は、例えば、CPU1001によってメモリ1002に格納されるプログラムが実行されることにより実現される。また、当該プログラムは、例えば、CD(Compact Disc)、メモリカード等のような可搬型記録媒体やネットワーク上の他のコンピュータから入出力I/Fを介してインストールされ、メモリ1002に格納されてもよい。
[動作例]
本実施形態における通信装置10の処理の流れを、図4を用いて説明する。図4は、第1実施形態における通信装置10の処理の流れを示すフローチャートである。
通信装置10は、リンクローカルアドレスを宛先アドレスとして含む通信要求を生成する(S102)。この通信要求は、例えば他の装置と通信を行うアプリケーションにおいてユーザが宛先アドレスを入力する等の操作に応じて生成される。そして、通信装置10は、S102で生成された通信要求にZone IDが付与されているか否かを判定する(S104)。通信要求にZone IDが付与されている場合(S104:YES)、通信装置10は、S102で生成された通信要求をそのまま用いて通信対象の装置と通信する。一方、通信要求にZone IDが付与されていない場合(S104:NO)、通信装置10は記憶部130からデフォルトインターフェースIDを取得して、通信要求に補完する(S106)。そして、通信装置10はZone IDが付与された通信要求を用いて、通信対象の装置と通信する(S108)。
[作用・効果]
以上、本実施形態では、通信要求に含まれるリンクローカルアドレスにZone IDが付与されていない場合には、デフォルトルータを経路に含む通信で通信装置10が利用するインターフェースを示すデフォルトインターフェースIDがZone IDとして付与される。本発明者は、Zone IDとして補完すべきインターフェースIDを有するインターフェースとして、デフォルトルータを経路に含む通信で通信装置10が利用するインターフェース、すなわちデフォルトインターフェースという概念を新たに導入した。これは、デフォルトルートの考え方に倣うものであり、宛先の通信装置がこのデフォルトインターフェースの属するリンクに存在する可能性が一般的に高いことに基づいている。
よって、本実施形態によれば、ユーザはリンクローカルアドレスのみを知っていればよく、Zone IDを意識することなくリンクローカルアドレスを用いた通信を行うことができる。
また、本実施形態によれば、ユーザがZone IDを入力する必要がないため、ある関数を呼び出す際の引数に、「%<Zone ID>」の「%」のような予期せぬ文字が含まれなくなる。よって、当該関数を含むアプリケーションで予期せぬ不具合が生じることを防止できる。
また、本実施形態によれば、「Zone ID」という、通信装置10(ノード)毎に異なるノードローカルな情報を、ユーザが入力する必要がなくなる。より具体的には、内部の処理においてZone IDを補完するため、ユーザはみかけ上「%<Zone ID>」をコマンドの引数として指定する必要がなくなる。そのため、ある宛先のノードにリンクローカルアドレスを用いて通信する際に指定する情報が統一される。この本実施形態の効果の1つについて、Ping6コマンドを例として図5を用いて具体的に説明する。ここでは、通信装置10x(ノードX)にPing6コマンドを送信した場合を例に説明する。このような場合、従来技術では、Ping6コマンドの宛先は同じであるにもかかわらず、ユーザは、通信装置10a(ノードA)と通信装置10b(ノードB)とで異なる引数をPing6コマンドに指定する必要がある。一方、本実施形態によれば、通信装置10a(ノードA)であっても通信装置10b(ノードB)であっても、ユーザは通信装置10x(ノードX)のリンクローカルアドレスを指定するだけで、通信装置10x(ノードX)と通信できる。
また、本実施形態によれば、Zone IDがユーザに見えない情報となり、リンクローカルな情報であるリンクローカルアドレスとノードローカルな情報であるZone IDとを切り離すことができる。よって、DNS(Domain Name System)等のサービスにおいて、ノードローカルな情報であるZone IDを管理する必要がなくなり、リンクローカルアドレスをどのように扱えばよいかが明確になる。また、リンクローカルアドレスに対応するホストネーム(hostname)の扱いでZone IDをどのように扱うかが同様に問題となっていたが、本実施形態によれば、この問題も解消される。
(第1実施形態の変形例)
また、通信装置10は、図6に示されるように、命令判定部140をさらに有していてもよい。図6は、第1実施形態の変形例における通信装置10の処理構成例を示すブロック図である。命令判定部140は、通信要求に含まれる宛先アドレスがリンクローカルアドレスであるかを判定する。詳細には、命令判定部140は、宛先アドレスのプリフィクスが「fe80::/64」であるか否かによって、当該宛先アドレスがリンクローカルアドレスか否かを判定する。そして、宛先アドレスがリンクローカルアドレスであると命令判定部140によって判定された場合にのみ、ID判定部110及びID補完部120は上述した処理を実行する。これにより、通信装置10がリンクローカルアドレス以外の種類のアドレス(グローバルアドレス等)を用いた通信も可能である場合に、通信装置10は、Zone IDを補完する必要があるか否かを適切に判断できる。
本実施形態では、通信装置10は記憶部130を有しており、この記憶部130からデフォルトインターフェースIDを取得してZone IDとして補完する例を示した。しかし、通信装置10は、ルーティングテーブルからデフォルトインターフェースIDを取得することもできる。詳細には、通信装置10は、ルーティングテーブルに格納されているデフォルトルートエントリ内のインターフェースIDをデフォルトインターフェースIDとして利用できる。この場合、通信装置10は記憶部130を有していなくてもよい。
また、通信装置10は、図7に示されるように、生成部150をさらに有していてもよい。図7は、第1実施形態の変形例における通信装置10の処理構成例を示すブロック図である。生成部150は、通信装置10のルーティングテーブルに格納されているデフォルトルートエントリに基づいて記憶部130を生成する。詳細には、生成部150は、通信装置10のルーティングテーブルに格納されているデフォルトルートエントリに含まれるインターフェースIDを取得する。そして、生成部150は、当該取得されたインターフェースIDをデフォルトインターフェースIDとして記憶部130に格納する。そして、ID補完部120は、上述したように、記憶部130に格納されたデフォルトインターフェースIDを用いてZone IDを補完する。
デフォルトルータの情報は恒久な情報ではなく、時間の経過に従って変化し得る。例えば、通信装置10が有線通信用のインターフェースと無線通信用のインターフェースとを備える場合、デフォルトルートが有線側と無線側のどちらを向いているかによって、通信装置10に対応するデフォルトルータも変わり得る。そこで、通信装置10は、図8に示されるように、検知部160及び更新部170をさらに有していてもよい。図8は、第1実施形態の変形例における通信装置10の処理構成例を示すブロック図である。
検知部160は、デフォルトルータの設定変更を検知する。検知部160は、デフォルトルータの設定情報の変化を監視して、デフォルトルータの設定変更を検知してもよい。また、検知部160は、デフォルトルータの更新処理の部分をフックして実現されてもよい。この場合、デフォルトルータの更新処理が実行されれば追加したフック処理が併せて実行されるため、当該フック処理が検知部160として機能することになる。
更新部170は、デフォルトルータの設定変更に応じて、記憶部130の内容を更新する。詳細には、更新部170は、デフォルトルータの設定変更が検知された場合、変更後のデフォルトルータに対応するデフォルトインターフェースのインターフェースIDを新たなデフォルトインターフェースIDとして取得する。そして、更新部170は、当該取得されたデフォルトインターフェースIDを用いて記憶部130を更新する。なお、更新部170は、設定変更後のルーティングテーブルのデフォルトルートエントリからデフォルトインターフェースIDを取得してもよいし、上述したフック処理の中でデフォルトインターフェースIDを取得してもよい。
このようにすることで、現在のネットワークの状態に合わせて記憶部130を管理でき、リンクローカルアドレスを用いた通信の信頼性を向上させることができる。
(第2実施形態)
通信装置10のデフォルトルータは多くの場合1つである。しかしながら、通信装置10の中には、例えば有線と無線を同時に使用可能なものがあり、同時に複数のデフォルトルータが存在することもあり得る。そこで、本実施形態では、複数のデフォルトルータが存在する場合を考慮した構成について説明する。なお、本実施形態は、以下の点を除いて、第1実施形態と同様である。
[処理構成]
図9は、第2実施形態における通信装置10の処理構成例を示すブロック図である。本実施形態の通信装置10は、通信要求により実行された通信の成否を判定する通信判定部180をさらに有する。
通信判定部180は、通信要求により実行された通信の成否の判定結果をID補完部120に通知する。通信判定部180は、例えば返信があるプロトコルを用いた通信であれば、所定の時間応答がなかった場合に通信が失敗したと判断することができる。
そして、この通知を受けたID補完部120は、通信判定部180で通信要求により実行された通信が失敗したと判定された場合、当該通信において補完されたデフォルトインターフェースID以外のインターフェースIDを取得し、取得したインターフェースIDをZone IDとして補完し直す。本実施形態では、ID補完部120は、記憶部130に記憶されている複数のデフォルトインターフェースIDのうち、未使用のデフォルトインターフェースIDを読み出し、新たなZone IDとして通信要求に補完し直す流れを説明する。しかし、これに限らず、ID補完部120は、記憶部130に未使用のデフォルトインターフェースIDが存在しない場合、通信装置10のデフォルトインターフェース以外のインターフェースに対応するインターフェースIDを取得して、Zone IDとして通信要求に補完することもできる。
また、本実施形態では、通信装置10は複数のデフォルトルータを有しており、記憶部130は複数のデフォルトルータに対応する複数のデフォルトインターフェースIDを記憶している。また、記憶部130に記憶されている各デフォルトインターフェースIDは、それぞれ優先順位が付与されている。図10は、第2実施形態における記憶部130が記憶している情報の一例を示す図である。図10に示されるように、各々のデフォルトインターフェースIDには、優先順位が付与されている。そして、ID補完部120は、記憶部130で付与された優先順位に従って、Zone IDとして補完するデフォルトインターフェースIDを選択する。なお、デフォルトインターフェースIDの優先順位は、例えば、ルーティングテーブルのMetricに応じて設定してもよいし、ユーザが任意に設定してもよい。
[動作例]
本実施形態における通信装置10の処理の流れを、図11を用いて説明する。図11は、第2実施形態における通信装置10の処理の流れを示すフローチャートである。
通信装置10は、通信が成功したか否かを判定する(S202)。ここで、通信装置10は、1回のみ通信を試みて通信の成否を判定してもよいし、例えば3回など複数回通信を試みて通信の成否を判定してもよい。通信が成功した場合(S202:YES)は、通信装置10は処理を終了する。一方、通信が失敗した場合(S202:YES)、通信装置10は記憶部130から未使用のデフォルトインターフェースIDを取得し、新たなZone IDとして通信要求に付与する(S106)。ここでは、通信装置10は、先の通信で使用されたデフォルトインターフェースIDの次に優先順位が高いデフォルトインターフェースIDを対象として取得する。そして、通信装置10は新たなZone IDが付与された通信要求を用いて通信対象の装置と再度通信する(S108)。以下、通信装置10は、通信が成功するか、全てのデフォルトインターフェースIDを使い切るまで処理を繰り返す。
[作用・効果]
以上、本実施形態によれば、複数のデフォルトインターフェースが存在する場合に、設定された優先順位に応じて1つのデフォルトインターフェースが選択される。そして、選択されたデフォルトインターフェースに対応するデフォルトインターフェースIDが、Zone IDとして通信要求に補完される。
よって、本実施形態によっても、第1実施形態と同様の効果を得ることができる。
また、本実施形態では、あるデフォルトインターフェースIDをZone IDとして用いた通信が失敗した場合、記憶部130に記憶されている他のデフォルトインターフェースIDを新たなZone IDとして通信要求に補完する。
これにより、本実施形態によれば、複数のデフォルトインターフェースを用いて通信を試みるため、通信の成功確率を上げることができる。
(第3実施形態)
本実施形態は、以下の点を除いて、第2実施形態と同様である。
図12は、第3実施形態における通信装置10の処理構成例を示すブロック図である。本実施形態では、通信装置10は、インターフェース判定部190をさらに有する。
インターフェース判定部190は、通信装置10が有する各インターフェースがそれぞれ有効であるか否かを判定する。インターフェース判定部190は、例えば、有線通信でケーブルが外れている場合や、無線通信でアクセスポイントとのassociateが完了していない場合等により、インターフェースがUP状態でないとき、当該インターフェースを無効と判定する。また、インターフェース判定部190は、例えば、L2層以下でready状態になっていないインターフェースを無効と判定する。また、インターフェース判定部190は、アドレスが設定されていない等の理由により、L3層でready状態になっていないインターフェースも無効と判定する。また、インターフェース判定部190は、ループバックインターフェース等の特殊なインターフェースについては判定対象外として扱う。
ID補完部120は、インターフェース判定部190によって「有効」と判定されたインターフェースのインターフェースIDを取得する。そして、ID補完部120は、取得したインターフェースIDをZone IDとして通信要求に補完する。
[動作例]
本実施形態における通信装置10の処理の流れを、図13を用いて説明する。図13は、第3実施形態における通信装置10の処理の流れを示すフローチャートである。
通信装置10は、各インターフェースの有効/無効を判定する(S302)。通信装置10は、判定結果に応じて有効なインターフェースを示すフラグを付与する等、有効なインターフェースを識別可能に管理する。本実施形態では、図14に示すように、記憶部130に各インターフェースの有効/無効の判定結果を格納する。図14は、第3実施形態における記憶部130が記憶している情報の一例を示す図である。そして、通信装置10は、S106においてZone IDを付与する際にこの有効/無効の判定結果を利用する。図14の例では、「有効」であるインターフェースである「IF001」と「IF003」のうち、優先順位の高い「IF003」に対応するデフォルトインターフェースIDを取得し、Zone IDとして通信要求に補完する(S106)。
[作用・効果]
以上、本実施形態では、通信装置10に備えられている各インターフェースの有効/無効が判定される。そして、「有効」と判定されたインターフェースの中から、デフォルトインターフェースIDが取得され、Zone IDとして通信要求に補完される。
以上、本実施形態によれば、有効と判定されるインターフェース、すなわち現在通信可能なインターフェースのみを用いるため、無駄な通信処理を省いて処理効率を向上させることができる。
なお、本実施形態では、インターフェース判定部190がデフォルトインターフェースの有効/無効を判定し、ID補完部120が有効と判定されたデフォルトインターフェースのインターフェースIDをZone IDとして補完する例を説明した。しかし、これに限らず、インターフェース判定部190がデフォルトインターフェース以外のインターフェースについても有効/無効を判定し、全てのデフォルトインターフェースが無効である場合に、ID補完部120がデフォルトインターフェース以外のインターフェースの中で有効と判定されたインターフェースのインターフェースIDをZone IDとして補完してもよい。
以上、図面を参照して本発明の実施形態について述べたが、これらは本発明の例示であり、上記以外の様々な構成を採用することもできる。
また、上述の説明で用いた複数のフローチャートでは、複数の工程(処理)が順番に記載されているが、各実施形態で実行される工程の実行順序は、その記載の順番に制限されない。各実施形態では、図示される工程の順番を内容的に支障のない範囲で変更することができる。また、上述の各実施形態は、内容が相反しない範囲で組み合わせることができる。
以下、参考形態の例を付記する。
1.デフォルトルータを経路に含む通信において利用されるインターフェースを少なくとも1つ有する通信装置であって、
IPv6(Internet Protocol version 6)のリンクローカルアドレスを宛先アドレスとして含む通信要求に、Zone IDが付与されているか否かを判定するID判定手段と、
前記判定で前記Zone IDが付与されていないと判定された場合、前記インターフェースを識別するインターフェースIDをデフォルトインターフェースIDとして取得し、該取得されたデフォルトインターフェースIDを前記通信要求の前記Zone IDとして補完するID補完手段と、
を有する通信装置。
2.前記通信要求に含まれる前記宛先アドレスがリンクローカルアドレスであるか否かを判定する命令判定手段を更に有し、
前記ID判定手段及び前記ID補完手段は、前記宛先アドレスがリンクローカルアドレスであると判定された場合にのみ動作する、
1.に記載の通信装置。
3.前記ID補完手段は、前記通信装置のルーティングテーブルに格納されているデフォルトルートエントリに含まれるインターフェースIDを前記デフォルトインターフェースIDとして取得する、
1.または2.に記載の通信装置。
4.前記デフォルトインターフェースIDを記憶する記憶手段を更に有し、
前記ID補完手段は前記記憶手段から前記デフォルトインターフェースIDを取得する、
1.または2.に記載の通信装置。
5.前記通信装置のルーティングテーブルに格納されているデフォルトルートエントリに含まれるインターフェースIDを前記デフォルトインターフェースIDとして取得し、該取得されたデフォルトインターフェースIDを前記記憶手段に格納する生成手段、
を更に有する4.に記載の通信装置。
6.前記記憶手段には、それぞれ優先順位が付与された複数の前記デフォルトインターフェースIDが記憶されており、
前記ID補完手段は、前記優先順位に従って前記Zone IDとして補完する前記デフォルトインターフェースIDを選択する、
4.または5.に記載の通信装置。
7.前記デフォルトルータの設定変更を検知する検知手段と、
前記設定変更を検知した場合に、変更後の前記デフォルトルータを経路に含む通信において利用されるインターフェースを示すインターフェースIDを用いて、前記記憶手段を更新する更新手段と、
を更に有する4.から6.のいずれか1つに記載の通信装置。
8.前記通信要求により実行された通信の成否を判定する通信判定手段を更に有し、
前記ID補完手段は、前記通信が失敗したと判定された場合、前記通信において補完された前記デフォルトインターフェースID以外のインターフェースIDを取得し、前記Zone IDとして補完し直す、
1.から7のいずれか1つに記載の通信装置。
9.前記通信装置が有する各インターフェースがそれぞれ有効か否かを判定するインターフェース判定手段を更に有し、
前記ID補完手段は、有効と判定された前記インターフェースのインターフェースIDを取得し、該取得されたインターフェースIDを前記Zone IDとして補完する、
1.から8.のいずれか1つに記載の通信装置。
10.デフォルトルータを経路に含む通信において利用されるインターフェースを少なくとも1つ有する通信装置が、
IPv6(Internet Protocol version 6)のリンクローカルアドレスを宛先アドレスとして含む通信要求に、Zone IDが付与されているか否かを判定するID判定ステップと、
前記判定で前記Zone IDが付与されていないと判定された場合、前記インターフェースを識別するインターフェースIDをデフォルトインターフェースIDとして取得し、該取得されたデフォルトインターフェースIDを前記通信要求の前記Zone IDとして補完するID補完ステップと、
を有する通信方法。
11.前記通信装置が、
前記通信要求に含まれる前記宛先アドレスがリンクローカルアドレスであるか否かを判定する命令判定ステップを更に有し、
前記ID判定ステップ及び前記ID補完ステップを、前記宛先アドレスがリンクローカルアドレスであると判定された場合にのみ実行する、
ことを含む10.に記載の通信方法。
12.前記通信装置が、
前記ID補完ステップで、前記通信装置のルーティングテーブルに格納されているデフォルトルートエントリに含まれるインターフェースIDを前記デフォルトインターフェースIDとして取得する、
ことを含む10.または11.に記載の通信方法。
13.前記通信装置が、
前記ID補完ステップで、前記デフォルトインターフェースIDを記憶する記憶手段から前記デフォルトインターフェースIDを取得する、
ことを含む10.または11.に記載の通信方法。
14.前記通信装置が、
前記通信装置のルーティングテーブルに格納されているデフォルトルートエントリに含まれるインターフェースIDを前記デフォルトインターフェースIDとして取得し、該取得されたデフォルトインターフェースIDを前記記憶手段に格納する生成ステップ、
を更に有する13.に記載の通信方法。
15.前記記憶手段には、それぞれ優先順位が付与された複数の前記デフォルトインターフェースIDが記憶されており、
前記通信装置が、
前記ID補完ステップで、前記優先順位に従って前記Zone IDとして補完する前記デフォルトインターフェースIDを選択する、
ことを含む13.または14.に記載の通信方法。
16.前記通信装置が、
前記デフォルトルータの設定変更を検知する検知ステップと、
前記設定変更を検知した場合に、変更後の前記デフォルトルータを経路に含む通信において利用されるインターフェースを示すインターフェースIDを用いて、前記記憶手段を更新する更新ステップと、
を更に有する13.から15.のいずれか1つに記載の通信方法。
17.前記通信装置が、
前記通信要求により実行された通信の成否を判定する通信判定ステップを更に有し、
前記通信が失敗したと判定された場合、前記ID補完手段で、前記通信において補完された前記デフォルトインターフェースID以外のインターフェースIDを取得し、前記Zone IDとして補完し直す、
ことを含む10.から16のいずれか1つに記載の通信方法。
18.前記通信装置が、
前記通信装置が有する各インターフェースがそれぞれ有効か否かを判定するインターフェース判定ステップを更に有し、
前記ID補完手段で、有効と判定された前記インターフェースのインターフェースIDを取得し、該取得されたインターフェースIDを前記Zone IDとして補完する、
ことを含む10.から17.のいずれか1つに記載の通信方法。
19.デフォルトルータを経路に含む通信において利用されるインターフェースを少なくとも1つ有するコンピュータを、
IPv6(Internet Protocol version 6)のリンクローカルアドレスを宛先アドレスとして含む通信要求に、Zone IDが付与されているか否かを判定するID判定手段、
前記判定で前記Zone IDが付与されていないと判定された場合、前記インターフェースを識別するインターフェースIDをデフォルトインターフェースIDとして取得し、該取得されたデフォルトインターフェースIDを前記通信要求の前記Zone IDとして補完するID補完手段、
として機能させるプログラム。
20.前記コンピュータを、
前記通信要求に含まれる前記宛先アドレスがリンクローカルアドレスであるか否かを判定する命令判定手段として更に機能させ、
前記ID判定手段及び前記ID補完手段を、前記宛先アドレスがリンクローカルアドレスであると判定された場合にのみ動作させる、
19.に記載のプログラム。
21.前記コンピュータに、
前記ID補完手段で、前記通信装置のルーティングテーブルに格納されているデフォルトルートエントリに含まれるインターフェースIDを前記デフォルトインターフェースIDとして取得させる、
19.または20.に記載のプログラム。
22.前記コンピュータは、前記デフォルトインターフェースIDを記憶する記憶手段を有しており、
前記コンピュータに、
前記ID補完手段で、前記記憶手段から前記デフォルトインターフェースIDを取得させる、
19.または20.に記載のプログラム。
23.前記コンピュータを、
前記コンピュータのルーティングテーブルに格納されているデフォルトルートエントリに含まれるインターフェースIDを前記デフォルトインターフェースIDとして取得し、該取得されたデフォルトインターフェースIDを前記記憶手段に格納する生成手段、
として更に機能させる22.に記載のプログラム。
24.前記記憶手段には、それぞれ優先順位が付与された複数の前記デフォルトインターフェースIDが記憶されており、
前記コンピュータに、
前記ID補完手段で、前記優先順位に従って前記Zone IDとして補完する前記デフォルトインターフェースIDを選択させる、
22.または23.に記載のプログラム。
25.前記コンピュータを、
前記デフォルトルータの設定変更を検知する検知手段、
前記設定変更を検知した場合に、変更後の前記デフォルトルータを経路に含む通信において利用されるインターフェースを示すインターフェースIDを用いて、前記記憶手段を更新する更新手段、
として更に機能させる22.から24.のいずれか1つに記載のプログラム。
26.前記コンピュータを、
前記通信要求により実行された通信の成否を判定する通信判定手段として更に機能させ、
前記コンピュータに、
前記通信が失敗したと判定された場合、前記ID補完手段で、前記通信において補完された前記デフォルトインターフェースID以外のインターフェースIDを取得させ、前記Zone IDとして補完し直させる、
19.から25のいずれか1つに記載のプログラム。
27.前記コンピュータを、
前記コンピュータが有する各インターフェースがそれぞれ有効か否かを判定するインターフェース判定手段として更に機能させ、
前記コンピュータに、
前記ID補完手段で、有効と判定された前記インターフェースのインターフェースIDを取得させ、該取得されたインターフェースIDを前記Zone IDとして補完させる、
19.から26.のいずれか1つに記載のプログラム。
この出願は、2013年7月16日に出願された日本出願特願2013−147288号を基礎とする優先権を主張し、その開示の全てをここに取り込む。

Claims (19)

  1. デフォルトルータを経路に含む通信において利用されるインターフェースを少なくとも1つ有する通信装置であって、
    IPv6(Internet Protocol version 6)のリンクローカルアドレスを宛先アドレスとして含む通信要求に、Zone IDが付与されているか否かを判定するID判定手段と、
    前記判定で前記Zone IDが付与されていないと判定された場合、前記インターフェースを識別するインターフェースIDをデフォルトインターフェースIDとして取得し、該取得されたデフォルトインターフェースIDを前記通信要求の前記Zone IDとして補完するID補完手段と、
    を有する通信装置。
  2. 前記通信要求に含まれる前記宛先アドレスがリンクローカルアドレスであるか否かを判定する命令判定手段を更に有し、
    前記ID判定手段及び前記ID補完手段は、前記宛先アドレスがリンクローカルアドレスであると判定された場合にのみ動作する、
    請求項1に記載の通信装置。
  3. 前記ID補完手段は、前記通信装置のルーティングテーブルに格納されているデフォルトルートエントリに含まれるインターフェースIDを前記デフォルトインターフェースIDとして取得する、
    請求項1または2に記載の通信装置。
  4. 前記デフォルトインターフェースIDを記憶する記憶手段を更に有し、
    前記ID補完手段は前記記憶手段から前記デフォルトインターフェースIDを取得する、
    請求項1または2に記載の通信装置。
  5. 前記通信装置のルーティングテーブルに格納されているデフォルトルートエントリに含まれるインターフェースIDを前記デフォルトインターフェースIDとして取得し、該取得されたデフォルトインターフェースIDを前記記憶手段に格納する生成手段、
    を更に有する請求項4に記載の通信装置。
  6. 前記記憶手段には、それぞれ優先順位が付与された複数の前記デフォルトインターフェースIDが記憶されており、
    前記ID補完手段は、前記優先順位に従って前記Zone IDとして補完する前記デフォルトインターフェースIDを選択する、
    請求項4または5に記載の通信装置。
  7. 前記デフォルトルータの設定変更を検知する検知手段と、
    前記設定変更を検知した場合に、変更後の前記デフォルトルータを経路に含む通信において利用されるインターフェースを示すインターフェースIDを用いて、前記記憶手段を更新する更新手段と、
    を更に有する請求項4から6のいずれか1項に記載の通信装置。
  8. 前記通信要求により実行された通信の成否を判定する通信判定手段を更に有し、
    前記ID補完手段は、前記通信が失敗したと判定された場合、前記通信において補完された前記デフォルトインターフェースID以外のインターフェースIDを取得し、前記Zone IDとして補完し直す、
    請求項1から7のいずれか1項に記載の通信装置。
  9. 前記通信装置が有する各インターフェースがそれぞれ有効か否かを判定するインターフェース判定手段を更に有し、
    前記ID補完手段は、有効と判定された前記インターフェースのインターフェースIDを取得し、該取得されたインターフェースIDを前記Zone IDとして補完する、
    請求項1から8のいずれか1項に記載の通信装置。
  10. デフォルトルータを経路に含む通信において利用されるインターフェースを少なくとも1つ有する通信装置が、
    IPv6(Internet Protocol version 6)のリンクローカルアドレスを宛先アドレスとして含む通信要求に、Zone IDが付与されているか否かを判定するID判定ステップと、
    前記判定で前記Zone IDが付与されていないと判定された場合、前記インターフェースを識別するインターフェースIDをデフォルトインターフェースIDとして取得し、該取得されたデフォルトインターフェースIDを前記通信要求の前記Zone IDとして補完するID補完ステップと、
    を有する通信方法。
  11. 前記通信装置が、
    前記通信要求に含まれる前記宛先アドレスがリンクローカルアドレスであるか否かを判定する命令判定ステップを更に有し、
    前記ID判定ステップ及び前記ID補完ステップを、前記宛先アドレスがリンクローカルアドレスであると判定された場合にのみ実行する、
    ことを含む請求項10に記載の通信方法。
  12. 前記通信装置が、
    前記ID補完ステップで、前記通信装置のルーティングテーブルに格納されているデフォルトルートエントリに含まれるインターフェースIDを前記デフォルトインターフェースIDとして取得する、
    ことを含む請求項10または11に記載の通信方法。
  13. 前記通信装置が、
    前記ID補完ステップで、前記デフォルトインターフェースIDを記憶する記憶手段から前記デフォルトインターフェースIDを取得する、
    ことを含む請求項10または11に記載の通信方法。
  14. 前記通信装置が、
    前記通信装置のルーティングテーブルに格納されているデフォルトルートエントリに含まれるインターフェースIDを前記デフォルトインターフェースIDとして取得し、該取得されたデフォルトインターフェースIDを前記記憶手段に格納する生成ステップ、
    を更に有する請求項13に記載の通信方法。
  15. 前記記憶手段には、それぞれ優先順位が付与された複数の前記デフォルトインターフェースIDが記憶されており、
    前記通信装置が、
    前記ID補完ステップで、前記優先順位に従って前記Zone IDとして補完する前記デフォルトインターフェースIDを選択する、
    ことを含む請求項13または14に記載の通信方法。
  16. 前記通信装置が、
    前記デフォルトルータの設定変更を検知する検知ステップと、
    前記設定変更を検知した場合に、変更後の前記デフォルトルータを経路に含む通信において利用されるインターフェースを示すインターフェースIDを用いて、前記記憶手段を更新する更新ステップと、
    を更に有する請求項13から15のいずれか1項に記載の通信方法。
  17. 前記通信装置が、
    前記通信要求により実行された通信の成否を判定する通信判定ステップを更に有し、
    前記通信が失敗したと判定された場合、前記ID補完手段で、前記通信において補完された前記デフォルトインターフェースID以外のインターフェースIDを取得し、前記Zone IDとして補完し直す、
    ことを含む請求項10から16のいずれか1項に記載の通信方法。
  18. 前記通信装置が、
    前記通信装置が有する各インターフェースがそれぞれ有効か否かを判定するインターフェース判定ステップを更に有し、
    前記ID補完手段で、有効と判定された前記インターフェースのインターフェースIDを取得し、該取得されたインターフェースIDを前記Zone IDとして補完する、
    ことを含む請求項10から17のいずれか1項に記載の通信方法。
  19. デフォルトルータを経路に含む通信において利用されるインターフェースを少なくとも1つ有するコンピュータを、
    IPv6(Internet Protocol version 6)のリンクローカルアドレスを宛先アドレスとして含む通信要求に、Zone IDが付与されているか否かを判定するID判定手段、
    前記判定で前記Zone IDが付与されていないと判定された場合、前記インターフェースを識別するインターフェースIDをデフォルトインターフェースIDとして取得し、該取得されたデフォルトインターフェースIDを前記通信要求の前記Zone IDとして補完するID補完手段、
    として機能させるプログラム。
JP2015527210A 2013-07-16 2014-05-27 通信装置、通信方法、及びプログラム Expired - Fee Related JP6256471B2 (ja)

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2013147288 2013-07-16
JP2013147288 2013-07-16
PCT/JP2014/063973 WO2015008541A1 (ja) 2013-07-16 2014-05-27 通信装置、通信方法、及びプログラム

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPWO2015008541A1 JPWO2015008541A1 (ja) 2017-03-02
JP6256471B2 true JP6256471B2 (ja) 2018-01-10

Family

ID=52346016

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2015527210A Expired - Fee Related JP6256471B2 (ja) 2013-07-16 2014-05-27 通信装置、通信方法、及びプログラム

Country Status (3)

Country Link
US (1) US10404652B2 (ja)
JP (1) JP6256471B2 (ja)
WO (1) WO2015008541A1 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP6429474B2 (ja) * 2014-03-24 2018-11-28 キヤノン株式会社 通信装置及びその制御方法、並びにプログラム

Family Cites Families (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7187648B1 (en) * 2001-11-26 2007-03-06 Ranch Networks, Inc. Redundancy in packet routing devices
US7095738B1 (en) * 2002-05-07 2006-08-22 Cisco Technology, Inc. System and method for deriving IPv6 scope identifiers and for mapping the identifiers into IPv6 addresses
JP2003348116A (ja) 2002-05-28 2003-12-05 Hitachi Ltd 家庭内ネットワーク向けアドレス自動設定方式
US7367052B1 (en) * 2002-12-04 2008-04-29 Cisco Technology, Inc. Access list key compression
US7380021B2 (en) * 2002-12-18 2008-05-27 International Business Machines Corporation Method for designating internet protocol addresses
KR101166765B1 (ko) * 2004-05-07 2012-07-27 엘지전자 주식회사 IPv4 및 IPv6을 지원하기 위한 IP 주소 설정
US20120110207A1 (en) * 2010-11-01 2012-05-03 International Business Machines Corporation Embedding zone identifiers in ip addresses
US20130003600A1 (en) * 2011-06-29 2013-01-03 International Business Machines Corporation Configuration of Interfaces Communicatively Coupled to Link-Local Zones in a Network
US9118588B2 (en) * 2012-12-20 2015-08-25 Cisco Technology, Inc. Virtual console-port management

Also Published As

Publication number Publication date
WO2015008541A1 (ja) 2015-01-22
JPWO2015008541A1 (ja) 2017-03-02
US10404652B2 (en) 2019-09-03
US20160182443A1 (en) 2016-06-23

Similar Documents

Publication Publication Date Title
TWI744359B (zh) 一種資料傳輸的方法及網路設備
JP5967173B2 (ja) ネットワーク中継装置、ネットワーク中継装置が有するパケット中継処理部の動作モードを設定する方法、およびコンピュータープログラム
RU2562438C2 (ru) Сетевая система и способ управления сетью
US20150358232A1 (en) Packet Forwarding Method and VXLAN Gateway
US20110113142A1 (en) Smart client routing
CN109314706B (zh) 网络隔离
JP5907239B2 (ja) ネットワーク中継装置、ネットワーク中継装置が有するパケット中継処理部の動作モードを設定する方法、およびコンピュータープログラム
CN107809386B (zh) Ip地址转换方法、路由设备和通信系统
KR20140107173A (ko) 이더넷 스위치들용 룩-업 테이블없이 레이어 2 패킷을 스위치하기
US9479596B2 (en) Pairing internal network identifier with external network identifier
CN113364660A (zh) Lvs负载均衡中的数据包处理方法及装置
CN106899706B (zh) 一种泛洪抑制方法及装置
EP3503484A1 (en) Message transmission method, device and network system
US10303502B2 (en) Creating a virtual machine for an IP device using information requested from a lookup service
US20160065536A1 (en) Home gateway apparatus and packet transfer method
JP6256471B2 (ja) 通信装置、通信方法、及びプログラム
CN110278558B (zh) 报文的交互方法及wlan系统
CN108989173B (zh) 一种报文传输的方法及装置
CN111669309B (zh) 一种建立VxLAN的方法及无线控制器、交换机
WO2016177185A1 (zh) 媒体访问控制mac地址的处理方法及装置
CN111800340B (zh) 数据包转发方法和装置
US20170289099A1 (en) Method and Device for Managing Internet Protocol Version 6 Address, and Terminal
CN109257458B (zh) 一种报文转发方法及装置
CN114765589A (zh) 网络测试方法、装置及存储介质
JP5213070B2 (ja) 無線通信網接続システム、無線通信網接続方法

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20170405

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20171107

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20171120

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6256471

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees