JP2006086306A - 封止型電子部品、回路基板及び電子機器 - Google Patents

封止型電子部品、回路基板及び電子機器 Download PDF

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Abstract

【課題】 パッケージングされたチップ本体を、ペルチェ素子を利用して効率的に冷却することができると共に、ペルチェ素子の補強及びチップ本体を結露から防止して信頼性の向上化を図ること。
【解決手段】 内部が密閉された箱状のパッケージ10と、該パッケージ10の底板10a上に載置されてパッケージ10内に収納されたチップ本体11と、該チップ本体11に電気的に接続されると共にパッケージ10外に露出した接続端子12と、パッケージ10の底板10aに対向配置された板状の放熱板13と、該放熱板13とパッケージ10の底板10aとの間に配され、底板10aに冷却面14が接着されると共に放熱板13の一方の面13aに放熱面15が接着されたペルチェ素子16と、該ペルチェ素子16を少なくとも挟んで、パッケージ10の底板10aと放熱板13との間を固定する固定部17とを備えている封止型電子部品2及びこれを備える回路基板1を提供する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、パッケージング内に密閉状態で収納されたICチップやCCD等のチップ本体を有する封止型電子部品及び該封止型電子部品を有する回路基板、さらには該回路基板を有する携帯電話等の電子機器に関するものである。
近年、技術の進歩及び市場からの要求により、各種様々な電子機器(例えば、デジタルカメラや携帯電話等)の小型化が進んでおり、これに伴い、該電子機器に組み込まれる各種の電子部品の小型化が求められている。そのため、電子部品の放熱が問題点の1つとなっており、放熱に対する様々な対策が考えられている。
特に、図10に示すように、ICチップやCCD等のチップ本体41がパッケージ42により密閉状態でパッケージングされた電子部品40については、チップ本体41から発生した熱がパッケージ42内部に篭り易く、該チップ本体41に悪影響を与える恐れがあるので、放熱対策が重要視されている。例えば、CCDやCMOS等の撮像を行うチップ本体41の場合には、チップ本体41の温度が上昇するにしたがい、ノイズが発生し画質を低下させる不都合があった。そのため、放熱が特に必要とされている。
この放熱対策の手段としては、例えば、図11に示すように、チップ本体41が載置されるパッケージ42の底板に、熱伝導率の優れた銅等の金属材料からなる放熱板43を設け、チップ本体41から発生された熱を大気に放出するもの等が知られている。しかしながら、熱伝導率の優れた銅からなる放熱板43を使用したとしても、効率良くチップ本体41の熱を逃がすことができず、放熱効果の低いものであった。
また、別の方法として、例えば、ファンを用いた空冷による方法や、ヒートシンクを用いて放熱効果を向上させる方法等が知られている。しかしながら、これらの方法では、部品点数が増えるだけでなく、設置スペース等を確保する必要があるので、上述したように電子部品の小型化を図ることができるものではなかった。
そこで、小型化を図ると共に放熱対策も同時に行うことができる方法として、ペルチェ素子を利用したものが知られている(例えば、特許文献1参照)。
この特許文献1に記載された電気部品は、部品本体(チップ本体)が取付られるプリント基板を構成する材料に、ペルチェ素子を利用することで、部品本体を冷却するものである。この方法によれば、部品本体を直接的に冷却することができると共に、ペルチェ素子を利用するので小型化にも対応できるものである。
また、上述した特許文献1記載の電気部品とは異なり、チップ本体に直接ペルチェ素子を取り付けて、チップ本体を冷却する方法等も知られている。
特開平7−153997号公報
しかしながら、上記従来の方法では、以下の課題が残されている。
即ち、特許文献1に記載されているような、プリント基板を構成する材料にペルチェ素子を利用する方法は、製造段階からプリント基板にペルチェ素子を作りこむ必要があるので、製造が困難であり、製造時間や手間のかかるものであった。
また、チップ本体にペルチェ素子を直接取り付ける場合では、ペルチェ素子に無理な荷重をかけてしまい悪影響を与える恐れがあった。即ち、チップ本体を基板に取り付けた際、チップ本体や基板に曲げや圧縮等の荷重が作用すると、その荷重はペルチェ素子に伝達する。ここで、ペルチェ素子は、冷却面及び放熱面となる2枚の基板(アルミナや窒化アルミニウム等の電気絶縁性の基板)の間に、p型熱電材料及びn型熱電材料が配されている構成である。この際、p型熱電材料及びn型熱電材料は、性能の良い熱電材料であるBi−Te系材料やFe−Si系材料等を一般的に用いているが、これらの材料は機械的強度が低いという欠点がある。
従って、ペルチェ素子に荷重が伝達すると、該ペルチェ素子は、例えば、変形や割れ等が生じる可能性があり、信頼性を低下させてしまう恐れがあった。また、ペルチェ素子を直接チップ本体に取り付けた場合には、冷却面に発生した結露がチップ本体に悪影響を与え、やはり信頼性を低下させる恐れがあった。
特に、図10に示すパッケージ42内に収納されたチップ本体41に直接的にペルチェ素子を取り付ける場合には、パッケージングする際に、同時にペルチェ素子を取り付ける工程が必要とされるので、製造が困難(複雑化)になり、製造時間や手間のかかるものであった。
本発明は、このような事情に考慮してなされたもので、その目的は、パッケージングされたチップ本体を、ペルチェ素子を利用して効率的に冷却することができると共に、ペルチェ素子の補強及びチップ本体を結露から防止して信頼性の向上化を図り、更に、製造が容易な封止型電子部品及び回路基板を提供することである。
本発明は、前記課題を解決するために以下の手段を提供する。
本発明の封止型電子部品は、内部が密閉された箱状のパッケージと、該パッケージの底板上に載置されてパッケージ内に収納されたチップ本体と、該チップ本体に電気的に接続されると共にパッケージ外に露出した接続端子とをとを有する封止型電子部品であって、前記パッケージの底板に対向配置された板状の放熱板と、該放熱板と前記パッケージの底板との間に配され、底板に冷却面が接着されると共に放熱板の一方の面に放熱面が接着されたペルチェ素子と、該ペルチェ素子を少なくとも挟んで、前記パッケージの底板と前記放熱板との間を固定する固定部とを備えていることを特徴とするものである。
この発明に係る封止型電子部品においては、チップ本体が載置されているパッケージの底板に、ペルチェ素子の冷却面が接着されているので、底板を介してチップ本体を冷却することができる。特に、ペルチェ素子を利用するので、騒音等もなく瞬間的な冷却を行って、確実にチップ本体の温度を下げることができる。よって、チップ本体として、例えば、CCDやCMOS等を採用したとしても、従来のようにノイズ等が発生することを極力抑えることができる。一方、チップ本体から吸収した熱は、放熱面から放熱板に伝達された後、確実に大気に放熱される。
また、ペルチェ素子は、固定部より固定されたパッケージの底板と放熱板との間に配されているので、例えば、接続端子を介して基板上等に実装したときに、仮にパッケージに対して圧縮や曲げ等の外力が加わったとしても、外力が直接的にペルチェ素子に伝達し難い。つまり、パッケージの底板、放熱板及び固定部は、ペルチェ素子の補強を担っている。従って、ペルチェ素子に曲げや割れ等を生じることを極力防止することができる。このことからも、チップ本体の冷却を確実なものにすることができ、信頼性の向上を図ることができる。
特に、チップ本体を収納するパッケージに対して、後からペルチェ素子、放熱板を固定部によりパッケージの底板に取り付けることが可能なので、製造が容易である。よって、製造時間の短縮化及び製造コストの低減化を図ることができる。
また、本発明の封止型電子部品は、上記本発明の封止型電子部品において、前記パッケージの底板が、金属製材料により形成されていることを特徴とするものである。
この発明に係る封止型電子部品においては、パッケージの底板が、例えば、導電性の優れた銅等の金属製材料により形成されているので、より効率良くペルチェ素子によりチップ本体を冷却することができると共に、外部からの熱流入を防止する。よって、さらなる信頼性の向上を図ることができる。
また、本発明の封止型電子部品は、上記本発明の封止型電子部品において、前記固定部が、前記ペルチェ素子の周囲を囲むように設けられ、該固定部、前記パッケージの底板及び前記放熱板の一方の面によりペルチェ素子を封止することを特徴とするものである。
この発明に係る封止型電子部品においては、固定部が、ペルチェ素子を囲むように設けられているので、パッケージの底板と放熱板とがより一体的に固定され、より強固となる。従って、ペルチェ素子の強度的な信頼性をより確実なものにすることができる。
更に、固定部、パッケージの底板及び放熱板の一方の面によりペルチェ素子を封止しているので、ペルチェ素子は周囲の大気と接することがない。従って、冷却面及び底板の結露を防止できる。よって、さらなる信頼性の向上を図ることができる。
また、本発明の封止型電子部品は、上記本発明のいずれかに記載の封止型電子部品において、前記接続端子が、前記チップ本体に基端側が電気的に接続され、少なくとも前記パッケージの対向する側面から外方に向けて突出すると共に、先端側が前記底板側に向けて折曲されたリードフレームであり、その先端が前記放熱板の他方の面と略同じ高さになるよう折曲されていることを特徴とするものである。
この発明に係る封止型電子部品においては、リードフレームにより、該封止型電子部品を、例えば、基板上等に載置することができる。この際、基板とパッケージとの間にペルチェ素子を挟んだ状態で載置可能である。特に、リードフレームの先端が、放熱板の他方の面と略同じ高さに設定されているので、放熱板の他方の面が基板上に当接した状態となる。従って、設置面積が増加し、安定した載置状態で載置を行うことができる。
また、本発明の回路基板は、上記本発明のいずれかに記載の封止型電子部品と、該封止型電子部品を表面に載置すると共に、前記接続端子を介して前記チップ本体と電気的に接続可能な回路を有する基板本体とを備えていることを特徴とするものである。
この発明に係る回路基板においては、チップ本体を確実に冷却すると共にペルチェ素子の信頼性が向上した封止型電子部品を備えているので、回路基板全体の信頼性も向上することができる。また、封止型電子部品を低コストで製造できるので、基板本体に複数の封止型電子部品を載置したとしても、低コスト化を図ることができる。
特に、ペルチェ素子を利用するので、封止型電子部品を小型化にでき、その結果、回路基板全体を小型化し易く、各種の電気機器等に採用することができる。
また、本発明の回路基板は、内部が密閉された箱状のパッケージと、該パッケージの底板上に載置されてパッケージ内に収納されたチップ本体と、該チップ本体に基端側が電気的に接続され、少なくともパッケージの対向する側面から外方に向けて突出すると共に先端側が前記底板側に向けて折曲されたリードフレームとを有する封止型電子部品と、該封止型電子部品を表面に載置すると共に、前記リードフレームを介して前記チップ本体と電気的に接続可能な回路を有する基板本体とを備える回路基板であって、前記基板本体と前記パッケージの底板との間に配され、底板に冷却面が接着されると共に基板本体の表面に放熱面が接着されたペルチェ素子と、該ペルチェ素子を少なくとも挟んで、前記パッケージの底板と前記基板本体の表面との間を固定する固定部とを備え、前記放熱面が、基板本体を介して放熱することを特徴とするものである。
この発明に係る回路基板においては、チップ本体が載置されているパッケージの底板に、ペルチェ素子の冷却面が接着されているので、底板を介してチップ本体を冷却することができる。特に、ペルチェ素子を利用するので、騒音等もなく瞬間的な冷却を行って、確実にチップ本体の温度を下げることができる。よって、チップ本体として、例えば、CCDやCMOS等を採用したとしても、従来のようにノイズ等が発生することを極力抑えることができる。一方、チップ本体から吸収した熱は、放熱面から基板本体に伝達された後、確実に大気に放熱される。
また、ペルチェ素子は、固定部より固定されたパッケージの底板と基板本体の表面との間に配されているので、基板本体の表面上に載置(実装)されているパッケージに、仮に圧縮や曲げ等の外力が加わったとしても、外力が直接的にペルチェ素子に伝達し難い。つまり、パッケージの底板、基板本体及び固定部は、ペルチェ素子の補強を担っている。従って、ペルチェ素子に曲げや割れ等を生じることを極力防止することができる。このことからも、チップ本体の冷却を確実なものにすることができ、信頼性の向上を図ることができる。
特に、チップ本体を収納するパッケージに対して、後からペルチェ素子をパッケージの底板に取り付けると共に、基板本体の表面に取り付けることができるので、製造が容易である。よって、製造時間の短縮化及び製造コストの低減化を図ることができる。
また、本発明の回路基板は、上記本発明の回路基板において、前記パッケージの底板が、金属製材料により形成されていることを特徴とするものである。
この発明に係る回路基板においては、パッケージの底板が、例えば、導電性の優れた銅等の金属製材料により形成されているので、より効率良くペルチェ素子によりチップ本体を冷却することができると共に、外部からの熱流入を防止する。よって、さらなる信頼性の向上を図ることができる。
また、本発明の回路基板は、上記本発明の回路基板において、前記固定部が、前記ペルチェ素子の周囲を囲むように設けられ、該固定部、前記パッケージの底板及び前記基板本体の表面によりペルチェ素子を封止することを特徴とするものである。
この発明に係る回路基板においては、固定部が、ペルチェ素子を囲むように設けられているので、パッケージの底板と基板本体とがより一体的に固定され、より強固となる。従って、ペルチェ素子の強度的な信頼性をより確実なものにすることができる。
更に、固定部、パッケージの底板及び基板本体の表面によりペルチェ素子を封止しているので、ペルチェ素子は周囲の大気と接することがない。従って、冷却面及び底板の結露を防止できる。よって、さらなる信頼性の向上を図ることができる。
また、本発明の回路基板は、上記本発明のいずれかに記載の回路基板において、前記固定部が、前記リードフレーム及び前記パッケージの側面を同時に固定することを特徴とするものである。
この発明に係る回路基板においては、固定部が、パッケージの底板、パッケージの側面、リードフレーム及び基板本体の表面を、全て一体的に固定するので、より安定して基板本体の表面上にパッケージを固定する。よって、外力がペルチェ素子により伝達し難くなり、さらなる信頼性の向上化が図れる。
また、本発明の回路基板は、上記本発明のいずれかに記載の回路基板において、前記基板本体が、その表面に放熱板を有し、前記放熱面が、前記放熱板に接着され、該放熱板を介して放熱することを特徴とするものである
この発明に係る回路基板においては、ペルチェ素子の放熱面が、放熱板を介して基板本体から放熱を行うので、より効率良く放熱を行うことができる。
また、本発明の回路基板は、上記本発明のいずれかに記載の回路基板において、前記基板本体の回路が、前記ペルチェ素子に電気的に接続可能とされ、該ペルチェ素子に電力供給することを特徴とするものである。
この発明に係る回路基板においては、基板本体の回路を利用してペルチェ素子に電力を供給できるので、配線数を極力減らすことができ、配線等が雑然となることを防止することができる。
また、本発明の電子機器は、上記本発明のいずれかに記載の回路基板を備えることを特徴とするものである。
この発明に係る電子機器においては、低コスト化及び小型化を図ることができると共に、チップ本体を確実に冷却して信頼性が向上した回路基板を備えているので、CCD等のチップ本体を搭載したとしても、チップ本体の温度上昇による影響を極力なくして信頼性を向上することができると共に小型化を図ることができる。
本発明に係る封止型電子部品によれば、ペルチェ素子を利用するので、騒音等もなく瞬間的な冷却を行って、確実にチップ本体の温度を下げることができ、チップ本体として、例えば、CCDやCMOS等を採用したとしても、従来のようにノイズ等が発生することを極力抑えることができる。
また、パッケージの底板、放熱板及び固定部が、ペルチェ素子の補強を担っているので、パッケージに仮に圧縮等の外力が加わったとしても、ペルチェ素子に曲げや割れ等を生じることを極力防止することができる。よって、チップ本体の冷却を確実なものにすることができ、信頼性の向上を図ることができる。
更に、チップ本体を収納するパッケージに対して、後からペルチェ素子、放熱板を固定部によりパッケージの底板に取り付けることが可能なので、製造が容易である。よって、製造時間の短縮化及び製造コストの低減化を図ることができる。
また、本発明に係る回路基板によれば、チップ本体を確実に冷却すると共にペルチェ素子の信頼性が向上した封止型電子部品を備えているので、回路基板全体の信頼性も向上することができると共に、低コスト化及び小型化を図ることができる。
また、本発明に係る電子機器によれば、チップ本体の温度上昇による影響を極力なくして信頼性を向上することできると共に小型化を図ることができる。
特に、チップ本体としてCCD等を有し、カメラ機構を備える携帯電話機等を電子機器に採用した場合には、CCDの温度上昇を効果的に抑えることができるので、温度上昇に起因したノイズの発生を極力抑え、画質の低下をなくすことができる。また、外力が加わったとしても、ペルチェ素子が補強されているので、該ペルチェ素子に外力が伝達され難く、ペルチェ素子の作動を確実にして冷却を妨げることはない。従って、上述したように、信頼性の向上を図れる。
以下、本発明に係る封止型電子部品、回路基板及び電子機器の第1実施形態を、図1及び図2を参照して説明する。
本実施形態の携帯電話機(電子機器)は、図1及び図2に示す回路基板1と、該回路基板を内部に収納する図示しない筐体と、該筐体に設けられ、後述するパッケージ10の上板10cに隣接するように配された図示しないレンズ部と、筐体内部に配されて回路基板1に電力を供給する図示しない電源部と、筐体内部に配されてこれら各構成品を総合的に制御する図示しない制御部とを備えている。
上記回路基板1は、図1及び図2に示すように、封止型電子部品2と、該封止型電子部品2を表面に載置すると共に、後述するリードフレーム12を介してCCD(チップ本体)11と電気的に接続可能な基板配線(回路)3を有する基板本体4とを備えている。
上記封止型電子部品2は、内部が密閉された箱状のパッケージ10と、該パッケージ10の底板10a上に載置されてパッケージ10内に収納されたCCD11と、該CCD11に電気的に接続されると共にパッケージ10外に露出、即ち、基端側が電気的に接続され、少なくともパッケージ10の対向する側面10bから外方に向けて突出すると共に先端側が底板10a側に向けて90度折曲されたリードフレーム(接続端子)12と、パッケージ10の底板10aに対向配置された板状の放熱板13と、該放熱板13とパッケージ10の底板10aとの間に配され、底板10aに冷却面14が接着されると共に放熱板13の一方の面13aに放熱面15が接着されたペルチェ素子16と、該ペルチェ素子16を少なくとも挟んで、パッケージ10の底板10aと放熱板13との間を固定する固定部17とを備えている。
上記パッケージ10は、上面視矩形状に形成され、また、上板10cがガラス等の透明材料により、側面10b及び底板10aの一部を除く部分がプラスチック等により形成されている。また、本実施形態においては、底板10aの一部、具体的には、CCD11が載置されている領域Wが、高熱伝導性材料である銅(金属製材料)により形成されている。
上記CCD11は、透明材料からなる上板10c及び上記レンズ部を介して撮像を行う。このCCD11は、ワイヤ20を介してリードフレーム12に電気的に接続されている。また、CCD11は、上記制御部によって作動が制御されている。
なお、上記領域Wは、CCD11が載置されている部分全体が金属で形成されていることが望ましいが、CCD11が載置されている一部であっても良く、また、プラスチックと金属との積層構造であっても、或いは、全面がプラスチックであっても構わない。
このリードフレーム12は、基端側がパッケージ10内に配され、先端側がパッケージ10内の密閉を維持した状態でパッケージ10外に突出していると共に途中で90度折曲されている。この際、先端12aが放熱板13の他方の面(基板本体4との接触面)13bと略同じ高さになるように調整されている。これにより、放熱板13及びリードフレーム12の先端12aは、共に基板本体4の表面上に当接するようになっている。また、リードフレーム12の先端12aは、基板配線3に“はんだ”21により電気的に接続されると共に固定されている。
上記ペルチェ素子16は、アルミナや窒化アルミニウム等の電気絶縁性の一対の基板25、26と、該一対の基板25、26の間に配されたp型熱電材料27及びn型熱電材料28とを有している。このp型熱電材料27とn型熱電材料28とは、図示しない電極によりPN接合され、直列に電気的接続されている。
また、一対の基板25、26のうち、一方の基板25の表面が上記冷却面14となっており、他方の基板26の表面が上記放熱面15となっている。そして、このペルチェ素子16は、配線29を介して上記電源部及び制御部に接続されており、一方の基板25側が冷却するように、制御部によってp型熱電材料27及びn型熱電材料28に流れる電子の方向が制御されている。
また、このペルチェ素子16は、シリコンジェル等の熱伝導性グリスや、銀ペーストや、接着剤等によって冷却面14及び放熱面15が、それぞれパッケージ10の底板10a及び放熱板13の一方の面13aに接着されている。これにより、冷却面14及び放熱面15は、底板10a及び放熱板13に確実に面接触した状態となる。
上記放熱板13は、ペルチェ素子16の放熱面15の表面積に比べて、大きな表面積を有するように形成されており、例えば、図2に示すように、パッケージ10と略同じ大きさの上面視矩形状に形成されている。また、放熱板13の他方の面13bは、接着剤により基板本体4の表面に接着固定されている。
上記固定部17は、エポキシやシリコン系の樹脂からなるものであり、本実施形態では、図2に示すように、放熱板13の4隅の4箇所において、該放熱板13とパッケージ10の底板10aとを固定している。
次に、このように構成された回路基板1を製造する場合について、説明する。
まず、クリーンルーム内において、パッケージ10内にCCD11を密閉状態で収納すると共に、リードフレーム12の基端側をCCD11に電気的に接続する。次に、CCD11を収納するパッケージ10の底板10aにペルチェ素子16の冷却面14を接着すると共に、ペルチェ素子16の放熱面15に放熱板13の一方の面13aを接着する。パッケージ10、ペルチェ素子16及び放熱板13の接着後、放熱板13とパッケージ10の底板10aとを、放熱板13の4隅において樹脂により固定して固定部17を形成する。これにより、パッケージ10の底板10aにペルチェ素子16が接着された封止型電子部品2を製造することができる。
次いで、放熱板13の他方の面13bに接着剤を塗布した後、基板本体4の表面の所定位置に封止型電子部品2を載置する。この際、リードフレーム12の先端12aは、放熱板13の他方の面13bと略同じ高さに形成されているので、リードフレーム12の先端12aは基板本体4の表面上に当接した状態となる。そして、このリードフレーム12の先端12aと、基板本体4の基板配線3とを“はんだ”21により電気的に接続すると共に固定する。
このようにして、回路基板1を製造することができる。
上述したように、本実施形態の封止型電子部品2においては、CCD11が載置されているパッケージ10の底板10aにペルチェ素子16の冷却面14が接着されているので、底板10aを介してCCD11の冷却を行える。特に、ペルチェ素子16を利用しているので、騒音等もなく瞬間的な冷却を行って、確実にCCD11の温度を下げることができる。よって、従来のように温度上昇により発生するCCD11のノイズを極力減らすことができる。一方、CCD11から吸収した熱は、放熱面15から放熱板13に伝達された後、確実に大気に放熱される。特に、放熱板13は、ペルチェ素子16の放熱面15よりも大きな表面積を有しているので、放熱効果が高い。また、冷却面14及び放熱面15は、接着材等によりパッケージ10の底板10a及び放熱板13に、それぞれ確実に面接触しているので、効率良く冷却及び放熱が行える。
また、ペルチェ素子16は、固定部17により固定されたパッケージ10の底板10aと放熱板13との間に配されているので、仮にパッケージ10に圧縮や曲げ等の外力が加わったとしても、外力が直接的にペルチェ素子16に伝達し難い。つまり、パッケージ10の底板10a、放熱板13及び固定部17は、ペルチェ素子16の補強を担っている。従って、ペルチェ素子16に曲げや割れ等を生じることを極力防止することができる。このことからも、CCD11の冷却をより確実なものにでき、信頼性の向上を図ることができる。
また、クリーンルーム内により、CCD11をパッケージ10内に収納した後、後からペルチェ素子16及び放熱板13を固定部17により取り付けることが可能なので、製造が容易である。よって、製造時間の短縮化及び製造コストの低減化を図ることができる。
また、パッケージ10の底板10a(一部の領域W)が、高熱伝導性材料である銅により形成されているので、CCD11の冷却効率を高めると共に、外部からの熱流入を防止できる。よって、更なる信頼性の向上を図ることができる。
また、リードフレーム12の先端12aが、放熱板13の他方の面13bと略同じ高さで形成されているので、放熱板13の他方の面13bが基板本体4の表面に当接した状態となる。よって、設置面積が増加し、安定した載置状態を確保することができる。
また、本実施形態の回路基板1によれば、CCD11を確実に冷却すると共にペルチェ素子16の信頼性が向上した封止型電子部品2を備えているので、回路基板1全体の信頼性も向上することができる。また、封止型電子部品2を低コストで製造できるので、基板本体4に複数の封止型電子部品2を載置したとしても、低コスト化を図ることができる。特に、ペルチェ素子16を利用するので、封止型電子部品2を小型化にでき、その結果、回路基板1全体を小型化し易い。
更に、本発明に係る携帯電話機によれば、ペルチェ素子16により、CCD11の温度上昇を効果的に抑えることができるので、温度上昇に起因したノイズの発生を極力抑え、画質の低下をなくすことができる。また、外力が加わったとしても、ペルチェ素子16が補強されているので、該ペルチェ素子16に外力が伝達され難く、ペルチェ素子16の作動を確実にして冷却を妨げることはない。従って、上述したように、小型化と同時に信頼性の向上を図ることができる。
なお、上記第1実施形態においては、リードフレーム12を、その先端12aが放熱板13の他方の面13bと略同じ高さになるように形成し、放熱板13を基板本体4に当接させたが、これに限ることはなく、例えば、図3に示すように、リードフレーム12の先端12aを、放熱板13の他方の面13bより長くなるように形成し、基板本体4上に載置したときに、放熱板13と基板本体4とが離間するように構成しても構わない。
また、上記第1実施形態においては、放熱板13をパッケージ10と略同じ大きさに形成したが、これに限らず、大きさは自由に設定して構わない。例えば、図4に示すように、パッケージ10を囲む大きさに形成しても構わない。こうすることで、さらに表面積が増加して放熱効果を高めることができるので、より好ましい。なお、この際、放熱板13を、基板配線3との干渉を防ぐために、基板本体4の表面から若干離間するように変形させれば良い。さらに、この際、放熱板13の周囲に複数のフィンを形成することで、表面積をさらに増加させることができる。
また、上記第1実施形態においては、固定部17を放熱板13の四隅の4箇所に設けた構成にしたが、4箇所に限られず、少なくともペルチェ素子16を挟んで設けられていれば構わない。例えば、3箇所や6箇所でも構わないし、図5に示すように、固定部17を、ペルチェ素子16の周囲を囲むように設け、該固定部17、パッケージ10の底板10a及び放熱板13の一方の面13aによりペルチェ素子16を封止するようにしても構わない。
この場合には、パッケージ10の底板10aと放熱板13とがより一体的に固定され、より強固な状態となる。従って、ペルチェ素子16の強度的な信頼性をより確実なものにすることができる。
更には、ペルチェ素子16を封止しているので、該ペルチェ素子16は、周囲の大気と接することはない。従って、冷却面14及びパッケージ10の底板10aの結露を防止できる。よって、さらなる信頼性の向上を図ることができる。
次に、本発明に係る回路基板及び電子機器の第2実施形態について、図6を参照して説明する。なお、第2実施形態において第1実施形態と同一の構成については、同一の符号を付しその説明を省略する。
第2実施形態と第1実施形態との異なる点は、第1実施形態では、固定部17が、パッケージ10の底板10aと放熱板13の一方の面13aとの間を固定していたのに対し、第2実施形態の回路基板30は、固定部32が、パッケージ10の底板10aと基板本体4の表面との間を固定する点である。
なお、本実施形態においては、パッケージ10、CCD11及びリードフレーム12で、封止型電子部品31を構成するものとする。
即ち、本実施形態の携帯電話機(電子機器)は、図6に示すように、上記封止型電子部品31と、基板本体4と、ペルチェ素子16と、固定部32とを有する上記回路基板30を備えている。
また、ペルチェ素子16は、基板本体4とパッケージ10の底板10aとの間に配され、基板本体4の表面に放熱面15が接着されるようになっており、該放熱面15は、基板本体4を介して放熱を行うようになっている。
また、固定部32は、上述したように、パッケージ10の底板10aと基板本体4の表面との間を、パッケージ10の四隅の4箇所にて固定するようになっている。
このように構成された回路基板30においては、CCD11から吸収した熱は、放熱面15から基板本体4に伝達された後、大気に放熱される。また、本実施形態においては、パッケージ10の底板10a、基板本体4及び固定部32が、ペルチェ素子16の補強を担っている。よって、第1実施形態と同様に、パッケージ10に圧縮や曲げ等の外力が加わったとしても、外力がペルチェ素子16に伝わり難く、該ペルチェ素子16に曲げや割れ等を生じることを極力防止することができる。よって、CCD11の冷却を確実に行うことができ、信頼性の向上を図ることができる。
また、本実施形態の回路基板30を製造する際も、第1実施形態と同様に、クリーンルーム内でCCD11をパッケージ10内に密閉状態で収納した後に、後からペルチェ素子16を固定部32により取り付けることができるので、製造が容易である。従って、製造時間の短縮化及び製造コストの低減化を図ることができる。
なお、上記第2実施形態においては、ペルチェ素子16の放熱面15を直接基板本体4の表面に接着したが、例えば、図7に示すように、基板本体4が、その表面に放熱板33を有し、上記放熱面15が放熱板33に接着され、該放熱板33を介して放熱を行うようにしても構わない。
この放熱板33は、放熱面15の表面積よりも大きな表面積を有するように設けられている。こうすることで、表面積が増加するので、放熱効果を高めることができ信頼性の向上に繋がる。
また、上記第2実施形態において、固定部32を、図5に示す場合と同様に、ペルチェ素子16の周囲を囲むように形成し、該固定部32、パッケージ10の底板10a及び基板本体4の表面によりペルチェ素子16を封止しても構わない。この場合の作用効果は、図5に示す場合と同様である。
更に、図7に示す回路基板30においては、固定部32が、基板本体4の表面とパッケージ10の底板10aとの間を固定したが、例えば、図8に示すように、固定部32がさらにパッケージ10の側面10b及びリードフレーム12を同時に固定するようにしても構わない。
こうすることで、固定部32が、パッケージ10の底板10a、パッケージ10の側面10b、リードフレーム12及び基板本体4の表面を、全て一体的に固定するので、より安定してパッケージ10を固定する。よって、外力がペルチェ素子16により伝達し難くなり、さらなる信頼性の向上を図ることができる。
なお、本発明の技術範囲は上記実施の形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲において種々の変更を加えることが可能である。
例えば、上記各実施形態においては、電子機器の一例として携帯電話機を採用したが、携帯電話機に限られるものではない。例えば、デジタルカメラ等の電子機器でも構わない。特に、封止されたパッケージ内に密閉状態で配されたチップ本体を有する電子機器であれば構わない。
また、上記各実施形態においては、チップ本体の一例としてCCDを採用したが、CCDに限られるものではない。例えば、CMOS、ICチップ等でも構わない。
また、パッケージ内にチップ本体(CCD)を1つ収納した場合を例にして説明したが、1つに限られず、複数収納しても構わない。この場合は、ペルチェ素子により、一度に全てのチップ本体を冷却しても構わないし、チップ本体の数に応じてペルチェ素子を設け、各チップ本体を冷却しても良い。
また、基板本体に封止型電子部品を複数載置しても構わない。
また、第1実施形態において、リードフレームを利用して封止型電子部品を基板本体上に載置したが、リードフレームに限らず、基板本体の回路と電気的に接続可能な接続端子であれば構わない。例えば、球状の接続端子でも構わない。
また、パッケージと基板本体の間にペルチェ素子が位置するように、封止型電子部品を基板本体に載置したが、これに限られず、基板本体、パッケージ、ペルチェ素子の順に並ぶように、封止型電子部品を基板本体に載置しても構わない。
更に、上記各実施形態において、ペルチェ素子を配線により直接的に携帯電話機の電源部や制御部に電気的に接続したが、例えば、図9に示すように、基板本体4の基板配線3が、ペルチェ素子16に電気的に接続可能とされ、配線29を介してペルチェ素子16に電気的に接続して電力供給するように構成しても構わない。即ち、ペルチェ素子16を、配線29及び基板配線3を介して携帯電話機の電源部及び制御部に電気的接続するように構成しても構わない。なお、配線29を利用しなくても良く、ペルチェ素子16が基板配線3に電気的に接続されれば良い。
こうすることで、配線数を極力減らすことができ、雑然とした感じをなくし、シンプルに構成することができる。
本発明に係る回路基板及び封止型電子部品の第1実施形態を示す断面図である。 図1に示す断面矢視A−A図である。 図1に示す回路基板の変形例であって、放熱板と基板本体との間が離間した回路基板の断面図である。 図1に示す回路基板の変形例であって、放熱板がパッケージを囲んで大きな表面積を有するように形成された回路基板の上面図である。 図1に示す回路基板の変形例であって、固定部がペルチェ素子の周囲を囲むように形成された回路基板の上面図である。 本発明に係る回路基板の第2実施形態を示す断面図である。 図6に示す回路基板の変形例であって、ペルチェ素子の放熱面が放熱板を介して基板本体の表面に接着されている回路基板の断面図である。 図7に示す回路基板の変形例であって、固定部が、パッケージの底板、パッケージの側面、リードフレーム及び基板本体の表面を、一体的に固定する回路基板の断面図である。 ペルチェ素子を、配線を介して基板本体の基板配線に電気的に接続した一例を示す図である。 チップ本体がパッケージ内に密閉状態で収納された従来の電子部品の一例を示す断面図である。 図10に示す電子部品のパッケージの底板に放熱板を設けた電子部品の断面図である。
符号の説明
1、30 回路基板
2、31 封止型電子部品
4 基板本体
10 パッケージ
10a パッケージの底板
11 CCD(チップ本体)
12 リードフレーム(接続端子)
13、33 放熱板
14 冷却面
15 放熱面
16 ペルチェ素子
17、32 固定部

Claims (12)

  1. 内部が密閉された箱状のパッケージと、該パッケージの底板上に載置されてパッケージ内に収納されたチップ本体と、該チップ本体に電気的に接続されると共にパッケージ外に露出した接続端子とを有する封止型電子部品であって、
    前記パッケージの底板に対向配置された板状の放熱板と、
    該放熱板と前記パッケージの底板との間に配され、底板に冷却面が接着されると共に放熱板の一方の面に放熱面が接着されたペルチェ素子と、
    該ペルチェ素子を少なくとも挟んで、前記パッケージの底板と前記放熱板との間を固定する固定部とを備えていることを特徴とする封止型電子部品。
  2. 請求項1記載の封止型電子部品において、
    前記パッケージの底板が、金属製材料により形成されていることを特徴とする封止型電子部品。
  3. 請求項1又は2記載の封止型電子部品において、
    前記固定部は、前記ペルチェ素子の周囲を囲むように設けられ、該固定部、前記パッケージの底板及び前記放熱板の一方の面によりペルチェ素子を封止することを特徴とする封止型電子部品。
  4. 請求項1から3のいずれか1項に記載の封止型電子部品において、
    前記接続端子は、前記チップ本体に基端側が電気的に接続され、少なくとも前記パッケージの対向する側面から外方に向けて突出すると共に、先端側が前記底板側に向けて折曲されたリードフレームであり、その先端が前記放熱板の他方の面と略同じ高さになるよう折曲されていることを特徴とする封止型電子部品。
  5. 請求項1から4のいずれか1項に記載の封止型電子部品と、
    該封止型電子部品を表面に載置すると共に、前記接続端子を介して前記チップ本体と電気的に接続可能な回路を有する基板本体とを備えていることを特徴とする回路基板。
  6. 内部が密閉された箱状のパッケージと、該パッケージの底板上に載置されてパッケージ内に収納されたチップ本体と、該チップ本体に基端側が電気的に接続され、少なくともパッケージの対向する側面から外方に向けて突出すると共に先端側が前記底板側に向けて折曲されたリードフレームとを有する封止型電子部品と、
    該封止型電子部品を表面に載置すると共に、前記リードフレームを介して前記チップ本体と電気的に接続可能な回路を有する基板本体とを備える回路基板であって、
    前記基板本体と前記パッケージの底板との間に配され、底板に冷却面が接着されると共に基板本体の表面に放熱面が接着されたペルチェ素子と、
    該ペルチェ素子を少なくとも挟んで、前記パッケージの底板と前記基板本体の表面との間を固定する固定部とを備え、
    前記放熱面は、基板本体を介して放熱することを特徴とする回路基板。
  7. 請求項6記載の回路基板において、
    前記パッケージの底板が、金属製材料により形成されていることを特徴とする回路基板。
  8. 請求項6又は7記載の回路基板において、
    前記固定部は、前記ペルチェ素子の周囲を囲むように設けられ、該固定部、前記パッケージの底板及び前記基板本体の表面によりペルチェ素子を封止することを特徴とする回路基板。
  9. 請求項6から8のいずれか1項に記載の回路基板において、
    前記固定部は、前記リードフレーム及び前記パッケージの側面を同時に固定することを特徴とする回路基板。
  10. 請求項6から9のいずれか1項に記載の回路基板において、
    前記基板本体は、その表面に放熱板を有し、
    前記放熱面は、前記放熱板に接着され、該放熱板を介して放熱することを特徴とする回路基板。
  11. 請求項5から10のいずれか1項に記載の回路基板において、
    前記基板本体の回路は、前記ペルチェ素子に電気的に接続可能とされ、該ペルチェ素子に電力供給することを特徴とする回路基板。
  12. 請求項5から11のいずれか1項に記載の回路基板を備えることを特徴とする電子機器。
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