JP2006080646A - 信号処理装置及び映像表示装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 デジタル回路とアナログ回路を備えた構成において、充分なノイズ低減策を講じる。
【解決手段】 信号処理装置1は、デジタル回路を含む第一の回路部2と、アナログ信号の保持回路3aを含む第二の回路部3と、信号出力部4を備えており、各回路部が同期的に動作する。第一の回路部2のデジタル回路動作が停止した状態で、第二の回路部2でアナログ信号保持が行われ、該アナログ信号保持が行われた後で該デジタル回路の動作が開始される。第二の回路部2内でアナログ信号保持を行う場合には、デジタル回路や信号出力部の動作が行われないように構成した。
【選択図】 図1

Description

本発明は、デジタル回路部と、アナログ信号の保持回路を含むアナログ回路部とを備えた装置構成において、デジタルノイズ干渉への充分な対策を講じることによって装置の性能や信頼性を高めるための技術に関する。
プロジェクション型ディスプレイ装置等の映像表示装置には、例えば、液晶パネルやDMD(Digital Micromirror Device:テキサス・インスツルメンツ社製)等を用いた空間光変調器と、投影レンズを含む光学系を備え、二次元画像を前方のスクリーン上に映し出すようにした構成が知られている。また、近年では、一次元空間変調型の光変調素子として、米国シリコン・ライト・マシン(SLM)社開発のグレーティング・ライト・バルブ(Grating Light Valve、以下、「GLV」という。)が注目されている。GLV素子は、電圧印加によって発生するクーロン引力を用いた変調可能なリボン構造を有する回折格子型空間変調器である。
映像表示装置における映像信号処理系では、例えば、デジタルデータを処理するデジタル信号処理部と、サンプル・ホールド(以下、「S/H」と略記する。)回路等を含むアナログ信号処理部を備えた回路構成が採用され、入力インターフェース部に取り込まれるデジタル信号の変化や、内部デジタル回路動作等に伴って、デジタルノイズが発生し、該ノイズがS/H回路等に混入した場合に、表示装置の駆動信号に悪影響を及ぼす虞が生じる。
図22は、S/H時のノイズ干渉について説明するための概略的な波形図を示したものである。
図中の「SS」はサンプル信号(あるいはサンプリングパルス)を示しており、パルス後縁のタイミングでホールド(信号保持)が行われる。また、「Si」がアナログ入力信号、「So」がアナログ出力信号をそれぞれ示している(ある電圧レベルに対して、波状のノイズn、nが重畳している様子を示す。)。「CLK」は動作タイミングの基準となるクロック信号を示す。
信号SSの後縁のタイミングに従ってノイズ部分が保持された場合に(Siの波形の一部を円形枠で囲んで示す。)、Soのレベルに誤差が発生してしまう。つまり、ノイズ混入によって予期しない電圧値が保持されてしまい、「ΔE」で示す誤差がSoに生じると、入力データに対して正しくない駆動信号が画像表示用素子に供給される結果、画質低下等を齎す原因となる。
このように、S/H回路におけるホールドタイミングを与えるクロックと、デジタル回路の動作クロックとが同じ基準クロックに基づいて形成されることで互いに同期関係が確立されている構成形態において、デジタルノイズがアナログ信号に重畳された時点でS/Hが行われることに起因する弊害への対策が必要とされる。例えば、デジタル回路の動作クロックと、S/H回路等を含むアナログ回路の動作クロックを互いに同期化させて、後者の動作クロックを前者の動作クロックの変化点からずらすように設定し、デジタルノイズの発生しない期間でアナログ入力信号の保持が行われるようにした構成が知られている(例えば、特許文献1参照)。
特開平1−206726号公報
しかしながら、従来の回路構成では、瞬時的なノイズへの対策を講じたものが多いが、ある程度の長い期間に亘って発生する持続性ノイズへの配慮がなされていないか、あるいは該ノイズを除去するための充分な対策が講じられていないことが問題とされる。
例えば、デジタル回路動作に伴う大振幅ノイズ等がアナログ入力信号に重畳して、この状態が長引いた場合に、S/H出力に誤差が生じてしまうといった問題を回避することが困難である。
そこで、本発明は、デジタル回路とアナログ回路を備えた構成において、充分なノイズ低減策を講じることを課題とする。
本発明に係る信号処理装置は、上記した課題を解決するために、第一の回路部内におけるデジタル回路の動作が停止した状態において、第二の回路部内でアナログ信号の保持が行われ、該アナログ信号の保持が行われた後で該デジタル回路の動作が開始されるように構成することにより、該デジタル回路の動作中にアナログ信号の保持が行われないようにしたものである。
また、本発明に係る映像表示装置は、S/H回路によりサンプリングが行われるときに、デジタルデータ処理又はデジタルデータの転送が停止されるように構成したものである。
従って、本発明では、アナログ信号保持に際し、デジタル回路動作やデジタルデータ転送が停止状態とされるので、デジタルノイズの干渉による影響を充分に低減することができる(特に、アナログ信号の保持回路への持続性ノイズの影響を抑えるには、デジタル回路動作等を積極的に停止させた状態で信号保持動作を行うことが望ましい。)。
本発明によれば、デジタル回路動作等に伴う瞬時的なノイズはもとより、持続性ノイズへの対策を充分に講じることができるので、装置の性能や信頼性の向上に有効である。
そして、ノイズの影響が信号出力段に及ばないようにするためには、アナログ信号保持が行われるときに、信号出力部の動作を停止させるか又は該信号出力部の出力が変化しないように規制することが好ましい。
また、上記第一及び第二の回路部の動作を制御するための制御手段を有する形態において、該制御手段から第一の回路部に送出される信号によってデジタル回路の動作が開始され、該デジタル回路の動作終了がデジタル回路から制御手段に通知された場合に、制御手段からアナログ信号の保持回路に送出される信号によってアナログ信号保持が行われるように構成する。これによって、デジタル回路動作の終了後にアナログ信号保持が確実に行われる。制御手段によって、第一の回路部及び第二の回路部及び信号出力部の動作を制御する構成形態では、上記の動作制御に加えて、アナログ信号の保持回路の動作終了が第二の回路部から制御手段に通知された場合に、制御手段から信号出力部に送出される信号によって信号出力動作が行われるように構成する。これによって、デジタル回路動作、信号保持動作、信号出力動作が期間的に重複しないように動作制御が行われる(各動作間でのオーバーラップの禁止)。
上記第一の回路部及び第二の回路部についてそれらの優先度に応じた動作制御を行う制御手段を有する形態では、アナログ信号の保持動作がデジタル回路の動作よりも優先される場合に、該制御手段から第一の回路部に送出される信号によってデジタル回路の動作が中止され、かつ該制御手段から第二の回路部に送出される信号によってアナログ信号の保持回路の動作が開始されるように構成する。そして、デジタル回路の動作が保持回路によるアナログ信号の保持動作よりも優先される場合に、制御手段から第二の回路部に送出される信号によってアナログ信号の保持動作が中止され、かつ制御手段から第一の回路部に送出される信号によってデジタル回路の動作が開始されるように構成する。これにより、優先度に応じた回路部の動作制御において、デジタル回路動作と信号保持動作とが期間的に重複しないように排他的な制御が行われる。
また、この他には、予め定められたタイミング設定に従ってデジタル回路動作と信号保持動作とが期間的に重複しないようにする制御形態が挙げられる。
画像表示用素子を駆動するための信号出力回路を備えた映像表示装置への適用においては、S/H回路によりサンプリングが行われるときに、デジタルデータ処理又はデジタルデータの転送を停止させるとともに、信号出力回路の動作を停止するか又は該信号出力回路の出力が変化しないように規制することが好ましい。これによって、S/H回路や信号出力回路へのノイズ干渉を防止することができ、高画質化等に有効である。
また、デジタル信号からアナログ信号への変換回路及び該変換回路の後段に設けられるS/H回路に対して動作制御用のタイミング信号を送出するタイミング制御回路を備えた構成への適用において、デジタル−アナログ変換後のS/H回路又はデジタル−アナログ変換回路内のS/H回路へのノイズ干渉を防止できる。
図1は本発明の基本構成例を示すものであり、例えば、映像表示装置等への適用が挙げられるが、これに限らず、高精度を要求される各種装置(デジタル及びアナログ混載回路を有する装置)への適用が可能である。
信号処理装置1は、デジタル回路を含む第一の回路部2と、アナログ信号の保持回路3aを含む第二の回路部(アナログ回路部)3を備え、例えば、第一及び第二の回路部が同期的に動作するように構成されている。
図2に示すように、信号処理装置1の適用においては、下記に示す形態が挙げられる。
(I)第一の回路部2の後段に第二の回路部3が配置された構成形態(図2(A)参照)
(II)第二の回路部3の後段に第一の回路部2が配置された構成形態(図2(B)参照)
図2中の「DP」はデジタル信号処理を示し、「AP」はアナログ信号処理を示している。また、「D−input」がデジタル入力信号、「A−input」がアナログ入力信号、「D−output」がデジタル出力信号、「A−output」がアナログ出力信号である。
上記形態(I)では、デジタル信号処理の後にアナログ信号処理が行われ、上記形態(II)では逆にアナログ信号処理の後で、デジタル信号処理が行われる。
図1に示す信号出力部4は、制御対象(例えば、画像表示デバイス等)に信号を出力してその駆動を行うために設けられており、第一の回路部2又は第二の回路部3の後段に配置される。尚、信号出力部4については、これを第一の回路部2又は第二の回路部3に含めた構成形態も勿論可能である。
制御手段5は、第一の回路部2及び第二の回路部3、さらには信号出力部4の動作をそれぞれ制御するために設けられている。
信号処理装置1では、第二の回路部3にてアナログ信号の保持が行われるときには、第一の回路部2内のデジタル回路の全部又は一部の動作が一時的に停止される(デジタル回路の動作中にアナログ信号保持が行われない。)。また、第二の回路部3でのアナログ信号の保持が行われるときには、信号出力部4の動作が停止されるか又は該信号出力部4の出力が変化しないように規制される。
例えば、第一の回路部2と第二の回路部3に関して同期的な動作制御を行う場合に、両者が同時に動作すると、上記したように、デジタルノイズの影響がアナログ信号処理に及んでしまうことへの対策が必要となる。その場合、デジタル回路とアナログ回路を動作させた状態で、デジタル回路動作とアナログ信号の保持動作のタイミングを時間的にずらす方法だけでは、例えば、デジタル回路動作に伴うノイズの持続時間が長いために、ノイズ後縁がアナログ信号の保持動作期間に及んだ場合の影響等を排除することができない。
そこで、アナログ信号の保持動作中には、デジタル回路動作を停止させることによって、両動作を排他的に制御することが好ましく、これによって、アナログ信号の保持動作に対するノイズの影響を排除し、S/N比(信号対ノイズ比)を向上させることができる。デジタル回路を停止させる場合には、クロックを停止させる方法、デジタル回路を起動する信号を抑制する方法がある。そして、さらには、アナログ信号の保持動作中に、信号出力部4の動作や出力変化を停止させることによって、信号出力段で発生するノイズによってアナログ信号の保持電圧に影響が及ばないようにすることが好ましい。
図3は、第二の回路部がS/H回路を備えた構成例を示したものである。
信号処理装置1Aは、上記第一の回路部2に相当するデジタル回路6と、上記第二の回路部3に相当するアナログ回路7と、上記信号出力部4に相当する信号出力回路8を備えている。
例えば、DAC(デジタル−アナログ変換)機能を有する構成への適用においては、図に実線の矢印で示すように、デジタル回路6からのデジタルデータがアナログ回路7に送られてデジタル−アナログ変換及びS/Hが行われた後(つまり、前段部がデジタル回路部、後段部がアナログ回路部とされる。)、アナログ出力が信号出力回路8に送出される。
また、ADC(アナログ−デジタル変換)機能を有する構成への適用においては、図に一点鎖線で示すように、アナログ回路7においてアナログデータのS/H動作が行われた後、アナログ−デジタル変換されたデータが信号出力回路8(デジタルインターフェース回路等)に送出される(この場合には、前段部がアナログ回路部で、後段部がデジタル回路部とされる。)。
一般に、S/H回路9を含むアナログ回路7はノイズに敏感であり、場合によってはノイズがシステムを破綻させる状況が生じ得る。
そこで、デジタル回路6、S/H回路9を含むアナログ回路7、信号出力回路8の各回路部を含む構成形態において、回路部の動作制御を行うための制御回路10Aを設ける。つまり、制御回路10Aからデジタル回路6に送出される信号(デジタルデータ出力制御信号)によってデジタル回路動作が制御され、制御回路10Aからアナログ回路7に送出される信号(S/H制御信号)によってアナログ信号の保持動作が制御されるように構成し、さらには、制御回路10Aから信号出力回路8に送出される信号(出力制御信号)によって信号出力動作又は出力変化の有無が制御されるように構成する。
制御回路10Aから各回路部への制御信号に従って動作制御を行うことにより、回路部間に亘るノイズの影響を排除することができる。即ち、S/H回路9によりサンプリングを行うときには、デジタル回路6及び信号出力回路8の動作を止めることにより、ノイズのホールドを回避する(ノイズを減らすのではなく、ノイズ発生時には、サンプリングを行わないようにする。)。
尚、本発明の適用においては、信号処理装置1Aに示す構成に限らず、例えば、下記のような形態が挙げられる。
(A)制御手段と各回路部との間で、動作開始信号及び動作終了信号を通知し合う構成形態
(B)制御手段により各回路部に係る動作の優先度に応じた動作制御を行う構成形態。
この他には、予め定められたタイミング設定に従って各回路部の動作制御を行う構成形態が挙げられる。
先ず、上記(A)について図4乃至図8を用いて説明する。
図4に示す信号処理装置1Bでは、上記制御手段5に相当する制御回路10Bから各回路部に対して動作開始信号が送出され、各回路部の動作が終了した場合において動作終了信号が制御回路10Bに送出される。
つまり、制御回路10Bからデジタル回路6に対してその動作開始を指示する信号(デジタル回路動作開始信号)が送出された場合に該デジタル回路動作が開始され、その後、デジタル回路動作が終了した場合にその旨を示す信号(デジタル回路動作終了信号)が制御回路10Bに送出される。
また、制御回路10Bからアナログ回路7に対してアナログ信号保持の開始を指示する信号(S/H制御開始信号)が送出された場合にS/H回路9の動作が開始され、その後、S/H回路9の動作が終了した場合にその旨を示す信号(S/H制御終了信号)が制御回路10Bに送出される。
そして、制御回路10Bから信号出力回路8に対して出力開始を指示する信号(出力開始信号)が送出された場合に信号出力が開始され、その後、信号出力が終了した場合にその旨を示す信号(出力終了信号)が制御回路10Bに送出される。
図5は、デジタル回路動作、S/H制御、信号出力制御の関係を例示したタイミングチャート図である。本例ではこの3者が同時期に行われないように排他的に制御が行われる。
先ず、図の最上段に示すデジタル回路動作開始信号によってデジタル回路動作(又は処理)が開始された後、該動作が終了すると、デジタル回路動作終了信号がデジタル回路6から制御回路10Bに対して出力される。該信号が出力されると、アナログ回路7にS/H制御開始信号が出力されてサンプリングが行われる。S/H動作が終了すると、S/H制御終了信号が制御回路10Bに出力される。そして、該信号が出力された後に、制御回路10Bから信号出力回路8に出力開始信号が出力される。その後、信号出力回路8の動作が終了すると、制御回路10Bに出力終了信号が送られ、該信号を受けた制御回路10Bがデジタル回路6に対してデジタル回路動作開始信号を出力するといったサイクルが繰り返される。
図6は3動作に関する状態遷移図を示しており、図中に示す各記号の意味は以下の通りである。
・「DP」=デジタル回路動作
・「S/H」=サンプル・ホールド
・「OUT」=信号出力
尚、図中の「(s)」が動作開始を示し、「(e)」が動作終了を意味する。
動作制御をまとめると下記のようになる。
(1)「DP」(制御回路10Bからデジタル回路6(上記第一の回路に相当する。)に対して送出される信号によってデジタル回路6の動作が開始される。)
(2)「DP」→「S/H」(デジタル回路6の動作が終了したことが制御回路10Bに通知される。)
(3)「S/H」(制御回路10BからS/H回路に送出される信号によってアナログ信号保持が行われる。)
(4)「S/H」→「OUT」(S/H動作の終了がアナログ回路7(上記第二の回路部に相当する。)から制御回路10Bに通知される。)
(5)「OUT」(制御回路10Bから信号出力回路8(上記信号出力部に相当する。)に送出される信号によって信号出力動作が行われる。)
(6)「OUT」→「DP」(信号出力の終了が信号出力回路8から制御回路10Bに通知されて、上記(1)に戻る。)
このように、本例においては、各回路部(デジタル回路、アナログ回路、信号出力回路)の処理時間が、処理内容や実行タイミングに応じて動的に変化した場合でも、S/H動作と、デジタル回路動作及び信号出力動作とが同時に実行されることはない。
尚、上記の例に限らず、図7のタイミングチャート図に示すように、デジタル回路動作と信号出力動作とが同時期に行われることを許容し、この2つの動作とS/H動作とが排他的に行われるようにした形態でも構わない。
図8は、3動作に関する状態遷移図を示しており、図中に示す各記号の意味は上記した通りであり、また、図中の「&&」は論理積を意味する。
本例の動作制御をまとめると下記のようになる。
(1)「DP」(制御回路10Bからデジタル回路6(上記第一の回路に相当する。)に対して送出される信号によってデジタル回路6の動作が開始される。)
(2)「DP」、「OUT」→「S/H」(デジタル回路6及び信号出力回路8の動作が終了したことが制御回路10Bに通知される。)
(3)「S/H」(制御回路10BからS/H回路に送出される信号によってアナログ信号保持が行われる。)
(4)「S/H」→「OUT」、「DP」(S/H動作の終了がアナログ回路7から制御回路10Bに通知される。)
(5)「OUT」、「DP」(制御回路10Bから信号出力回路8、デジタル回路6に送出される信号によって各回路の動作が行われる。そして、上記(2)に戻る。)
次に、前記形態(B)について、図9及び図10を用いて説明する。
本形態は、デジタル回路動作及び信号出力動作が終了せずともS/H回路を動作させることができる場合、あるいはS/H回路の動作を中断させることができる場合等を想定しており、各回路部についての優先度(プライオリティ)に応じた動作制御が可能であり、誤動作防止や動作安全性の保証等に有効である。
図9に示す信号処理装置1Cでは、上記制御手段5に相当する制御回路10Cから各回路部に対して動作開始信号及び中止信号が送出され、各回路部の動作が終了した場合において動作終了信号が制御回路10Cに送出される。つまり、図4に示した構成との相違点は下記の通りである。
・制御回路10Cからデジタル回路6に対してその動作中止を指示する信号(デジタル回路動作中止信号)が送出された場合にデジタル回路動作が中止されること。
・制御回路10Cからアナログ回路7に対してS/Hの中止を指示する信号(S/H制御中止信号)が送出された場合にS/Hが中止されること。
・制御回路10Cから信号出力回路8に対してその信号出力中止を指示する信号(出力中止信号)が送出された場合に信号出力が中止されること。
図10はデジタル回路動作、S/H制御、信号出力制御の関係を例示したタイミングチャート図であり、各回路部に係る優先度が動的に変化している場合を例示したものである。
図示のように、S/H動作の優先度がデジタル回路動作の優先度よりも高くなると、制御回路10Cからデジタル回路6に対してデジタル回路動作中止信号が出力されるとともに、制御回路10Cからアナログ回路7に対してS/H制御開始信号が出力される。
その後、デジタル回路動作の優先度がS/H動作の優先度よりも高くなると、制御回路10Cからアナログ回路7に対してS/H制御中止信号が出力されるとともに、制御回路10Cからデジタル回路6に対してデジタル回路動作開始信号が出力される。そして、制御回路10Cに対してデジタル回路動作終了信号が出力されると、制御回路10Cから信号出力回路8に対して出力開始信号が出力されて信号出力動作が行われる(該動作は制御回路10Cからの出力中止信号によって中止される。)。
このように、動作状況の時々で最も優先度の高い処理が実行される場合においても、本例のようにS/H動作と、デジタル回路動作や信号出力動作(信号出力回路動作)の両方又はその一方とが、時間的に重複して実行されることがなく、よって、S/H回路へのノイズ干渉の影響を抑えることができる。即ち、アナログ信号の保持動作がデジタル回路の動作よりも優先される場合には、該デジタル回路の動作が中止されるとともに、S/H回路の動作が開始される。
次に、本発明を映像表示装置に適用する場合の構成例について説明する。
映像信号処理系では、デジタルデータ処理又はデジタルデータの転送を行うための回路部(上記第一の回路部に相当する。)と、S/H回路を含むアナログ回路部(上記第二の回路部に相当する。)を備えており、各回路部が同期的に動作するように構成される。
図11は本発明に係る映像表示装置の構成例を示すブロック図であり、本例では前段でデジタル信号処理を行い、後段でS/Hを含むアナログ信号処理が行われた後、信号出力が制御対象(画像表示部や画像表示用デバイス等)に送られる。
映像表示装置11は、データ処理回路12、メモリ13、ディスプレイドライバ回路14、ディスプレイパネル15を用いて構成されている。
映像データの処理においては、例えば、外部からのデジタルビデオ信号がデータ処理回路12に入力されて処理され、該データ処理回路12の出力信号が後段のディスプレイドライバ回路14に送られる。尚、メモリ13は、データ処理における一時的なデータの保存等に使用される。
ディスプレイドライバ回路14は、データ処理回路12からの入力データに係る信号を受けた場合に、順次にアナログ信号に変換する(D/A=デジタル−アナログ変換)。そして、D/A変換によって得られたアナログ信号は、順次に保持(S/H)され、その出力がディスプレイパネル15への駆動信号として送出される。
ディスプレイパネル15は、画像表示用素子(例えば、液晶表示素子やGLV素子、発光ダイオード、有機EL素子等。)を用いて構成され、該素子にはディスプレイドライバ回路14からの駆動信号が供給され、これにより画像表示が行われる。例えば、ディスプレイパネル15を光変調手段として、光源(レーザ光源等)からの光を変調するとともに、変調後の描画光をスクリーンに投影(前面投影又は背面投影)して映像を表示する構成形態等が挙げられる。
図12は、ディスプレイドライバ回路14の構成例を示したものであり、各回路要素が同一基板上に配置されている。
データ処理回路12から送られてくるデータがデジタルデータ入力回路14aに入力された後で、後段の電流DAC(デジタル−アナログ変換器)14bに送出される。
電流DAC14bは複数のS/H回路14c、14c、…とともにアナログデマルチプレクサ回路を構成している。
電流DAC14bの出力信号は、その後段において並列に設けられたS/H回路14c、14c、…へと送られる。各S/H回路やデジタルデータ入力回路14aにはタイミング制御回路14dからの信号が供給されるようになっており、該信号に応じた動作制御に従って保持されるホールド電圧が信号出力部16、16、…を経てディスプレイドライバ回路14の出力となって、ディスプレイパネル15を駆動する。
図13は、S/H回路の一例を示したものであり、入力、出力ともに電圧信号とされる。
入力信号は、FET等の半導体スイッチング素子「sw」(図には、単にスイッチ記号で示す。)を介して保持容量(コンデンサ「CH」)に加わり、バッファアンプ(電圧バッファ「Buff」)を経て出力される。つまり、タイミング制御回路14dからの信号によってswがオン状態となったときに、入力信号が保持容量CHに印加される。また、swをオフ状態にすることで、入力信号が保持容量CHに保持される。
尚、本発明の適用に関しては、上記の構成に限らず、例えば、複数のS/H回路を縦列接続した構成や、S/H回路に係る既知の構成形態を用いることが可能である。
図14は、ディスプレイドライバ回路14の信号出力部16についてその要部を例示したものである。
抵抗17は、その一端が電源電圧「HVDD」の電源ライン18に接続され、該抵抗17の他端が、第一のスイッチ手段(これを「SW1」と記す。)及び第二のスイッチ手段(これを「SW2」と記す。)に接続されている。尚、これらのスイッチ手段については、FET等の半導体スイッチング素子を用いて構成されるが、図には開閉スイッチの記号で簡略化して示している。
第一のスイッチ手段SW1は、容量性負荷「C」(あるいは負荷容量。本例では、画像表示用素子とされる。)に対して直列に接続されている。つまり、SW1は、容量性負荷Cに供給電流を流す閉状態と該容量性負荷Cへの供給電流を遮断する開状態との間で切り換えられる。
第二のスイッチ手段SW2は、抵抗17に対して直列に接続され、抵抗17と電流制御部19との間に設けられている。SW2は、電流制御部19により制御される電流を抵抗17に流す閉状態と、該電流を遮断する開状態との間で切り換えられる。尚、本例のように抵抗17がSW2を介して電流制御部19に接続されるようにし、SW2とその下位側(電位の低い側)の回路部を低耐圧の素子で構成する形態が好ましい(SW2等に高耐圧のFETを使用する必要がなく、ノイズ低減等に有利である。)。
電流制御部19は、SW2の閉状態において抵抗17に流れる電流(これを「I」と記す。)を制御するものである。図に可変電流源の記号を用いた等価回路で示すように、制御信号(「SS」と記す。)に応じて電流「I」の値を制御し、SW1を介して容量性負荷Cに任意の電流を流す。例えば、図12のようにDACとS/H回路を有する場合に、DAC数を増やすことなく出力チャンネル数の増加に対処することができ、チップ面積(占有面積)の増加防止等に有効である。尚、電流制御部19については、既知の回路構成を用いることができる。
SW1やSW2の開閉状態は後述する制御回路からの信号によって制御される。
図15は、図11の構成において、デジタルデータ出力とS/H回路動作の制御回路20を有する例を示している。
制御回路20は、データ処理回路12とメモリ13を含むデジタル回路部に対してデジタル信号出力制御信号を送出することによってその動作制御を行うとともに、ディスプレイドライバ回路14に対してS/H制御信号を送出することによってS/H回路におけるホールド動作のタイミングを制御する。つまり、S/H回路によるサンプリング動作が行われるときには、デジタル回路部内でのデジタルデータ処理又はデジタル回路部からアナログ回路部へのデジタルデータの転送が停止される。
図16は、S/H回路におけるサンプリングのタイミングにおいて、デジタル回路動作を停止させた様子を示す概略的な波形図である。尚、図中に示す信号「SS」、「Si」、「So」、「CLK」の意味については図22で説明した通りである。
信号SSの後縁のタイミングにおいて、Siの波形にはノイズが重畳しない(円形枠参照。)ので、S/H後の出力信号への影響が排除される。これは、アナログ入力信号Siのサンプリングを行うタイミングにおいて、デジタル信号出力が行われないように制御していることに依る。
尚、図には信号SSの前縁のタイミングにおいてSiにノイズが重畳している様子を示しており、該ノイズについては2段サンプリング構成等で除去可能とされるが、このようなノイズが仮に発生したとしてもS/Hでのホールド出力には影響しない(S/H回路によるサンプリング時点でSiにノイズが重畳しなければ問題はないため。)。
図17は、図15の構成をさらに発展させた構成形態を示したものである。
映像表示装置11Aでは上記の動作制御に加えて、制御回路20Aからデバイスドライバ回路14に送出される信号(ディスプレイパネル駆動信号の出力制御信号)によって出力制御を行えるようにした例を示す。
制御回路20Aからデバイスドライバ回路14の信号出力部(図14参照。)のSW1、SW2に送出される制御信号により、SW1が、容量性負荷Cに供給電流を流す閉状態と容量性負荷Cへの供給電流を遮断する開状態との間で切り換えられる。また、制御回路20AからSW2に送出される制御信号により、SW2が、電流制御部19により制御される電流を抵抗17に流す閉状態と該電流を遮断する開状態との間で切り換えられる。
図18は出力制御例を示した波形図であり、図中に示す記号の意味は下記の通りである。
・「SIGO1」=抵抗17とSW1との接続点の電位
・「SIGO2」=出力電位(容量性負荷Cの端子電位)
SW1とSW2の開閉動作はほぼ同期しており、両者がオン状態のときに出力が変化し、両者がオフ状態のときには出力は変化しない。
SW1のオン期間を「T1」と記し、SW2のオン期間を「T2」と記すとき、「T2>T1」とされている(T2はT1に相当する期間長を含んでそれよりもやや長い。)。
図14の構成において、SW2がオン状態になると抵抗17には、電流制御部19による制御される電流「I」が流れる。つまり、抵抗17の抵抗値を「R」と記すとき、SIGO1として、「HVDD−R×I」が得られる。次に、SW1がオン状態になると、容量性負荷Cに電流が供給される(負荷の駆動)。例えば、SW1がオフ状態となるまでの間、SIGO2は所定電圧から次第に上昇していく(抵抗値Rや容量性負荷Cの静電容量等による時定数回路が形成される。)。
その後、SW1がオフ状態となった後でSW2がオフ状態となる。尚、SW2、SW1がオフ状態である期間中、抵抗17には電流が流れず、前段でのS/H動作がこの期間(出力停止中)に行われる。
図19は、図17の構成に関するタイミングチャートを例示したものであり、各記号の意味は下記の通りである。
・「CMD_DATALD」=データ転送指令信号
・「CMD_SMPSTT」=サンプリング開始信号
・「CMD_OUTPSTT」=出力開始信号
・「CMD_OUTPEND」=出力終了信号
・「DATA」=デジタルデータ
・「S_DATA」=データ転送状況を示す信号(Hレベル区間で転送、Lレベル区間で転送禁止を表す。)
・「DA_OUT」=DA(デジタル−アナログ変換)の出力変化のタイミングを示す信号
・「SMP1〜n」=サンプル信号(サンプリングパルス)
尚、出力フェーズに示すSW1、SW2への信号については、図18において説明した通りである。また、「VSYNC周期」はサンプリングフェーズ及び出力フェーズを含む一連の動作についての周期(CMD_DATALDの周期)を示す。
SMP1〜nの後縁部で行われる信号保持のタイミングは、常にS_DATAのLレベル区間(データ転送禁止区間)内とされる。そして、S/H動作によって保持された信号は、出力フェーズを経てディプレイパネル15に供給されるが、ディスプレイドライバ回路14の出力を、サンプリングのタイミングで変化しないように制御し、S/H回路でノイズがホールドされないように防ぐことができる。
図20は、本発明に係る映像表示装置の別例を示したものであり、LVDS(Low Voltage Differential Signaling)によるデータ転送IF(インターフェース)を用いた構成形態を例示している。
映像表示装置11Bにおいて、データ処理回路12は、信号処理回路12a、パラレル−シリアル変換部12b(図には「P/S」と略記する。)、LVDS IF トランシーバー回路12c(送信部)を備えている。
外部からのデジタルビデオ信号は信号処理回路12aを経てパラレル−シリアル変換部12bでシリアルデータに変換されてから、LVDS IF トランシーバー回路12cに送出される。そして、LVDS IF トランシーバー回路12cからディスプレイドライバ回路14のLVDS IF レシーバー回路14r(受信部)へとデータが転送される。
ディスプレイドライバ回路14は、LVDS IF レシーバー回路14r、シリアル−パラレル変換部14s(図には「S/P」と略記する。)、FIFO(First IN First Out)バッファ14t、デジタルデータ入力回路14a、電流DAC14b、S/H回路14cを備えており、LVDS IF トランシーバー回路12cから転送されるデータはLVDS IF レシーバー回路14rからシリアル−パラレル変換部14sに送られてパラレルデータに変換されてからFIFOバッファ14tを経てデジタルデータ入力回路14aに送られる。そして、デジタル−アナログ変換後のサンプル・ホールド電圧信号は、信号出力部16からディスプレイパネル15に対して駆動用アナログ信号として送出される(尚、図には、簡略化を考慮してS/H回路14c、信号出力部16を単数で示しているが、図12に示したように、複数のS/H回路14cに対して信号出力部16がそれぞれに設けられている。)。
このように、データ処理回路12から、ディスプレイドライバ回路14へのデータ転送をLVDS IFで実現することにより、通常のCMOS IFとの比べた場合に、少ない信号本数で大容量のデータを転送することが可能となる。従って、両者の比較においてデータ容量が一定の場合に、本例の方がより短い時間でデータの転送を行うことができる。
図21は、回路動作を説明するためのタイミングチャート図であり、図中に示す各記号の意味は、既述の通りである。
本例では、データの転送を、信号出力部16の動作中のみ行っているので、図19に示した例との比較において、サンプリング時点でノイズ干渉の影響を被るリスクがより小さくなる(尚、SMP1〜nに従って行われるサンプリングについては、それ以前に転送されたデータに関して行われる。図示のように、サンプリングフェーズに続く出力フェーズにおいてデータ転送が行われ、サンプリング動作とデータ転送とが明確に区分された期間において実現される。)。
尚、上記した映像表示装置への適用において、前記(A)や(B)に従う構成での実施が可能であることは勿論であり、また、上記の例ではデジタルデータの入力インターフェース部の次段をDAC構成としたが、これに限らず、ADC構成の次段に出力インターフェース部を設けた形態等への適用が可能である。
以上に説明した構成によれば、下記に示す利点が得られる。
・デジタル処理やデジタルデータ転送等に伴うノイズが、S/H回路でサンプリングされないこと。
・信号出力段のノイズが、S/H回路でサンプリングされないこと(例えば、高電圧化への対応においてノイズ低減が要請される。)。
・S/H動作と、デジタル回路動作又は信号出力回路動作との間で同時実行が行われないように調停を図ることにより、処理内容や実行時間、実行タイミングの変化に対応できること。
・各回路部に係る優先度に応じて動作制御を行う場合でも、S/H動作と、デジタル回路動作若しくは信号出力回路動作又はデジタル回路動作及び信号出力回路動作との間で同時実行が行われないように回避して、S/H回路へのノイズ干渉を抑制できること。
・映像表示装置への適用において充分なノイズ低減効果が得られること(S/N比増加の結果として、画質が向上する。)。
本発明に係る信号処理装置の基本構成例を示す図である。 本発明に係る信号処理装置の適用形態の説明図である。 第二の回路部がS/H回路を備えた構成例を示す図である。 図5乃至図8とともに、制御手段と各回路部との間で動作開始信号及び動作終了信号を通知し合う構成形態について説明するためのものであり、本図は構成例を示す図である。 デジタル回路動作、S/H制御、出力制御の関係を例示したタイミングチャート図である。 図5の制御に関する状態遷移図を示す。 デジタル回路動作、S/H制御、出力制御の関係について別例を示したタイミングチャート図である。 図7の制御に係る状態遷移図を示す。 図10とともに、各回路部に係る動作の優先度に応じた動作制御を行う構成形態について説明するためのものであり、本図は構成例を示す図である。 デジタル回路動作、S/H制御、出力制御の関係を例示したタイミングチャート図である。 本発明に係る映像表示装置の構成について一例を示すブロック図である。 ディスプレイドライバ回路の構成例を示した図である。 S/H回路の一例を示した図である。 ディスプレイドライバ回路の出力部の要部を示した図である。 デジタルデータ出力とS/H回路動作の制御について説明するための図でる。 S/H回路でのサンプリング時に、デジタル回路動作を停止させた様子を示す概略的な波形図である。 回路部の動作制御に関して別の構成形態を例示した図である。 出力制御例を示した波形図である。 図17の構成に関する制御例を示すタイミングチャート図である。 本発明に係る映像表示装置の別例を示すブロック図である。 図20の構成に関する制御例を示すタイミングチャート図である。 従来の問題点を説明するための概略波形図である。
符号の説明
1、1A、1B、1C…信号処理装置、2…第一の回路部、3…第二の回路部、3a…保持回路、4…信号出力部、5…制御手段、6…デジタル回路、8…信号出力回路、9…サンプル・ホールド回路、10A、10B、10C…制御回路、11、11A、11B…映像表示装置、20、20A…制御回路

Claims (11)

  1. デジタル回路を含む第一の回路部と、アナログ信号の保持回路を含む第二の回路部を備えた信号処理装置において、
    上記第一の回路部内のデジタル回路の動作が停止した状態で、上記第二の回路部でアナログ信号の保持が行われ、該アナログ信号の保持が行われた後で該デジタル回路の動作が開始される
    ことを特徴とする信号処理装置。
  2. 請求項1に記載した信号処理装置において、
    上記第一の回路部又は上記第二の回路部の後段に信号出力部を設けるとともに、上記第二の回路部でアナログ信号の保持が行われるときには、該信号出力部の動作が停止され又は該信号出力部の出力が変化しないように規制される
    ことを特徴とする信号処理装置。
  3. 請求項1に記載した信号処理装置において、
    上記第一の回路部及び上記第二の回路部の動作を制御するための制御手段を有し、該制御手段から上記第一の回路部に送出される信号によって上記デジタル回路の動作が開始され、該デジタル回路の動作が終了したことが上記デジタル回路から上記制御手段に通知された場合に、上記制御手段から上記保持回路に送出される信号によってアナログ信号の保持が行われる
    ことを特徴とする信号処理装置。
  4. 請求項2に記載した信号処理装置において、
    上記第一の回路部及び上記第二の回路部及び上記信号出力部の動作を制御するための制御手段を有し、該制御手段から上記第一の回路部に送出される信号によって上記デジタル回路の動作が開始され、該デジタル回路の動作終了が上記第一の回路部から上記制御手段に通知された場合に、上記制御手段から上記第二の回路部に送出される信号によってアナログ信号の保持が行われること、
    そして、上記保持回路の動作終了が上記第二の回路部から上記制御手段に通知された場合に、上記制御手段から上記信号出力部に送出される信号によって信号出力動作が行われる
    ことを特徴とする信号処理装置。
  5. 請求項1に記載した信号処理装置において、
    上記第一の回路部及び上記第二の回路部についてそれらの優先度に応じた動作制御を行う制御手段を有し、上記保持回路によるアナログ信号の保持が上記デジタル回路の動作よりも優先される場合に、該制御手段から上記第一の回路部に送出される信号によって上記デジタル回路の動作が中止され、かつ該制御手段から上記第二の回路部に送出される信号によって上記保持回路の動作が開始される
    ことを特徴とする信号処理装置。
  6. 請求項1に記載した信号処理装置において、
    上記第一の回路部及び上記第二の回路部についてそれらの優先度に応じた動作制御を行う制御手段を有し、上記デジタル回路の動作が上記保持回路によるアナログ信号の保持動作よりも優先される場合に、該制御手段から上記第二の回路部に送出される信号によって上記保持回路の動作が中止され、かつ該制御手段から上記第一の回路部に送出される信号によって上記デジタル回路の動作が開始される
    ことを特徴とする信号処理装置。
  7. デジタルデータ処理又はデジタルデータの転送を行う第一の回路部と、サンプル・ホールド回路を含む第二の回路部とを備えた映像表示装置において、
    上記サンプル・ホールド回路によりサンプリングが行われるときには、上記第一の回路部内のデジタルデータ処理又はデジタルデータの転送が停止される
    ことを特徴とする映像表示装置。
  8. 請求項7に記載した映像表示装置において、
    画像表示用素子を駆動するための信号出力回路を有し、
    上記サンプル・ホールド回路によりサンプルリングが行われるときには、上記信号出力回路の動作が停止され又は該信号出力回路の出力が変化しないように規制される
    ことを特徴とする映像表示装置。
  9. 請求項7に記載した映像表示装置において、
    上記第二の回路部がデジタル信号からアナログ信号への変換回路及び該変換回路の後段に設けられたサンプル・ホールド回路と、該サンプル・ホールド回路に対してその動作に係るタイミング信号を送出するタイミング制御回路を備えている
    ことを特徴とする映像表示装置。
  10. 請求項7に記載した映像表示装置において、
    上記第一の回路部及び上記第二の回路部の動作を制御するための制御回路を有し、該制御回路から上記第一の回路部に送出される信号によって上記デジタル処理又はデジタルデータの転送が開始され、該デジタル処理又はデジタルデータの転送の終了が上記第一の回路部から上記制御回路に通知された場合に、上記制御回路から上記サンプル・ホールド回路に送出される信号によってサンプリングが行われる
    ことを特徴とする映像表示装置。
  11. 請求項8に記載した映像表示装置において、
    上記第一の回路部及び上記第二の回路部及び上記信号出力回路の動作を制御するための制御回路を有し、該制御回路から上記第一の回路部に送出される信号によって上記デジタル処理又はデジタルデータの転送が開始され、該デジタル処理又はデジタルデータの転送が終了したことが第一の回路部から上記制御回路に通知された場合に、上記制御回路から上記サンプル・ホールド回路に送出される信号によってサンプリングが行われること、
    そして、上記サンプル・ホールド回路によるサンプリングの終了が上記第二の回路部から上記制御回路に通知された場合に、上記制御回路から上記信号出力回路に送出される信号によって信号出力動作が行われる
    ことを特徴とする映像表示装置。
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