JP2005228459A - パルス信号生成方法、シフト回路、および表示装置 - Google Patents

パルス信号生成方法、シフト回路、および表示装置 Download PDF

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Abstract

【課題】液晶表示装置を駆動するためのシフト回路において、素子数を低減して狭額縁化を図る。
【解決手段】入力パルス信号の入出力を制御するトランスファーゲート回路50、トランスファーゲート回路50を経由して入力されるパルス信号を一定期間保持するラッチ回路60、およびラッチ回路60から出力されるパルス信号を駆動クロックとして出力する出力回路70を相補性回路技術を用いて形成しておく。出力回路70を駆動するクロックパルスCK2とは位相の異なるクロックパルスCK1をトランスファーゲート回路50の入力側に入力する。出力回路70には、入力パルス信号の入出力を制御するトランスファーゲート回路をなすトランジスタp4,n4を設け、出力回路70を駆動するクロックパルスCK2を、このトランスファーゲート回路の入力側に入力する。これにより、駆動クロックのインアクティブな期間の信号を生成する。
【選択図】図4

Description

本発明は、パルス信号を生成する方法、並びにこの方法を利用したシフト回路および表示装置に関する。
液晶表示装置などの表示デバイスを駆動する場合には、デバイスの応答速度に応じた表示駆動回路が用いられる。
たとえば、液晶表示駆動回路では、時々刻々と送られてくる画像信号をそのまま各画素に与えるのではなく、1水平走査期間内に各画素に対応してサンプリングした画像信号電圧をその水平走査期間中保持し、次の水平走査期間の先頭あるいはその途中の適当な時期に各画素に一斉に出力する。そして、各画素に対する画像信号電圧の出力を開始したら、液晶の応答時間を充分に上回る時間だけその出力電圧(画像信号電圧)を保持しておく。
このためには、パルス信号を順次転送するシフト回路や、パルス信号を一定期間保持するラッチ回路や、必要に応じてパルス信号を遅延させる遅延回路などが使用される(たとえば特許文献1〜3を参照)。
特開平5−122021号公報 特開平7−13527号公報 特開2002−164771号公報
図14は、従来のシフトレジスタ回路を駆動回路に適用した液晶表示装置の一構成例を示す図である。図示するように、液晶表示装置1は、画素表示部10、垂直駆動回路(Vドライバ)20、および水平駆動回路(Hドライバ)30を備えている。
垂直駆動回路20は、レベルシフタ(L/S)22、シフトレジスタ(S/R)24、およびバッファ(Buffer)26を有している。水平駆動回路30は、シフトレジスタ(S/R)33、バッファ(Buffer)36、および水平方向制御スイッチ(Hsw)38を有している。
これから分かるように、従来の液晶表示装置1は、シフトレジスタ回路を垂直駆動回路20と水平駆動回路30の双方に使用している。ただし、水平系のシフトレジスタ33は、レベルシフト機能が付いたものを使用している。
液晶表示装置1には、外部入力パルスとして、リセットパルスrst、クロックパルスCK、およびイネーブルパルスENBが、垂直系および水平系のそれぞれについて入力されるようになっている。各信号の前に参照符号H,Vを付して示す。液晶表示装置1は、クロックパルスCKの逆相信号xCKをパネル内の回路で生成するようにしている。
図15〜図18は、従来のシフトレジスタ24を説明する図である。図15はその基本的な回路図であるが、ここでは、垂直駆動回路20を構成するシフトレジスタ24の基本シフトレジスタ42を4段分(それぞれに参照符号-1,-2,-3,-4を付して示す)示している。xCKの入力パルスは液晶表示装置(パネル)内の回路で生成する。
図15に示すように、基本シフトレジスタ42は、CKin、xCKin、ENB、IN、OUT、nextの端子を備えており、CK、ENB、STの3個の外部入力パルスを必要としている。
イネーブルパルスENBは、転送パルスのオーバーラップ分を取り除くために使用される。このオーバーラップ分を取り除くためには、NAND回路を使用する。
また、垂直駆動回路20用の基本シフトレジスタ42としては、上下反転時の外部入力パルスの関係から、vsr1,vsr2の2種類を必要とする。
第1の基本シフトレジスタ42(vsr1)の詳細構成を図16に示し、第2の基本シフトレジスタ42(vsr2)の詳細構成を図17に示す。また、第1および第2の基本シフトレジスタの動作を図18に示すタイミングチャートで表す。
何れも、シフトレジスタ回路(S/R)と、リセット回路(rst)と、出力回路と、NAND回路とを有して構成される。
ここで、図16に示すように、第1の基本シフトレジスタ42(vsr1)では、NchのMOSトランジスタを8個、PchのMOSトランジスタを9個必要としている。また、図17に示すように、第2の基本シフトレジスタ42(vsr2)では、NchのMOSトランジスタを12個、PchのMOSトランジスタを11個必要としている。
また、図から分かるように、何れも、転送パルスのオーバーラップ分を取り除くために、Nchのトランジスタn6,n7,n8およびPchのトランジスタp6,p7,p8を有してなり、イネーブルパルスENBで制御されるNAND回路が設けられている。
このように、従来の液晶表示装置の垂直駆動回路はレベルシフタ、シフトレジスタ、ゲートバッファなどから成り、また水平駆動回路は、水平方向制御スイッチ、バッファ、レベルシト機能付シフトレジスタなどから構成されるが、回路のレイアウト面積の削減には限界があり、パネルの狭額縁化の妨げになっていた。特に、転送パルスのオーバーラップ分を取り除くための構成に多くの素子を必要としていた。
本発明は、上記事情に鑑みてなされたものであり、現行回路に比べて回路に使用するトランジスタ数を削減可能な基本シフトレジスタを提案することで、狭額縁化を図ることのできる仕組みを提供することを目的とする。
本発明に係るパルス信号生成方法は、入力パルス信号に対応する駆動クロックを生成する方法であって、駆動クロックを生成するシフト回路を駆動するためのクロックパルスの一部を駆動クロックのアクティブ期間の信号として用いることとした。
また、本発明に係るシフト回路は、上記本発明に係るパルス信号生成方法を利用したシフト回路であって、シフト回路を駆動するクロックパルスの一部を駆動クロックのアクティブ期間の信号として用いることとした。
たとえば、入力パルス信号と、位相の異なる第1のクロックパルスおよび第2のクロックパルスとを利用することで、第1のクロックパルスおよび第2のクロックパルスの何れか一方の一部を駆動クロックのアクティブ期間の信号として用いる。
また、入力パルス信号の入出力を制御するトランスファーゲート回路、トランスファーゲート回路を経由して入力されるパルス信号を一定期間保持するラッチ回路、およびラッチ回路から出力されるパルス信号を駆動クロックとして出力する出力回路を相補性回路技術を用いて形成しておき、出力回路を駆動するクロックパルスとは位相の異なる第1のクロックパルスをトランスファーゲート回路の入力側に入力することで、駆動クロックのアクティブ期間の信号を生成するようにするとよい。
またこの場合、出力回路には、入力パルス信号の入出力を制御するトランスファーゲート回路を設け、出力回路を駆動する第2のクロックパルスを、トランスファーゲート回路の入力側に入力することで、駆動クロックのアクティブ期間の信号を生成するとよい。
またこの場合、出力回路の出力側を所定の電位に保持することで、駆動クロックのインアクティブな期間の信号を生成するようにするとよい。
また、このようなシフト回路を縦続接続する場合には、ラッチ回路から出力されるパルス信号を直接に、もしくはこのパルス信号を所定段数のバッファを経由して、次段の入力パルス信号として出力するようにするとよい。
また、ラッチ回路と出力回路との間に、ラッチ回路から出力されるパルス信号を所定時間だけ遅延させる遅延回路を設けることで、転送や出力の時間的マージンを後方にずらすようにするのがよい。こうすることで、水平駆動回路などの比較的高速に動作する回路用のシフト回路としての適用が容易になる。
なお、このようなシフト回路は、駆動パルス用のものに限らず、シフト回路を縦続接続することで、入力パルス信号に対応するクロック信号を順次後段へ出力する場合のみに使用されるものであってもよい。この場合、入力パルス信号の入出力を制御するトランスファーゲート回路とトランスファーゲート回路を経由して入力されるパルス信号を一定期間保持するラッチ回路とを相補性回路技術を用いて形成しておくとよい。
また、本発明に係る表示装置は、上記本発明に係るパルス信号生成方法を利用した表示装置であって、入力パルス信号に対応する駆動クロックを前記駆動回路に出力するシフト回路を備えるものとし、このシフト回路を駆動するクロックパルスの一部を駆動クロックのアクティブ期間の信号として用いるようにした。
なお、この表示装置が備えるシフト回路は、上述した本発明に係るシフト回路の多様な変形構成を同様に適用することができる。
本発明に依れば、駆動クロックを生成するシフト回路を駆動するためのクロックパルスの一部を駆動クロックのアクティブ期間の信号として用いることとした。このため、従来構成に比べて、シフト回路を構成するトランジスタ素子数の削減が可能となった。これにより、シフト回路を表示装置に適用する場合、パネル上に占める駆動回路の面積を削減することができ、結果として、狭額縁化が可能になった。
以下、図面を参照して本発明の実施形態について詳細に説明する。
<<液晶表示装置の概要>>
図1は、本発明に係るシフトレジスタ回路の一実施形態を駆動回路に適用した液晶表示装置の一実施形態の概要を示す図である。
図示するように、液晶表示装置1は、画素表示部10、垂直駆動回路(Vドライバ)20、および水平駆動回路(Hドライバ)30を備えている。
垂直駆動回路20は、レベルシフタ(L/S)22、シフトレジスタ(S/R)24、およびバッファ(Buffer)26を有している。水平駆動回路30は、レベルシフタ(L/S)32、シフトレジスタ(S/R)34、バッファ(Buffer)36、および水平方向制御スイッチ(Hsw)38を有している。全ての回路はガラス基板などの絶縁基板上に相補性回路技術を用いて、CMOS(Complementary Metal-Oxide Semiconductor )で構成されている。CMOSを構成する個々のトランジスタは、TFT(Thin Film Transistor;薄膜トランジスタ)素子構造としておく。
これから分かるように、液晶表示装置1は、本発明に係る新規なシフトレジスタ回路を垂直駆動回路20と水平駆動回路30の双方に利用することができる。この本発明に係る新規なシフトレジスタ回路の詳細については後で説明する。なお、従来の液晶表示装置1とは異なり、水平系は、レベルシフト機能が付いたシフトレジスタ33に代えて、レベルシフタ32とシフトレジスタ34とを使用している点に特徴を有する。
液晶表示装置1には、外部入力パルスとして、スタートパルスST、第1クロックパルスCK1、および第2クロックパルスCK2が、垂直系および水平系のそれぞれについて入力されるようになっている。各信号の前に参照符号H,Vを付して示す。
液晶表示装置1は、クロックパルスCK1,CK2の逆相クロックパルスxCK1,xCK2をパネル内の回路で生成するようにしている。
第1クロックパルスCK1と第2クロックパルスCK2は、ともにデューティが50%以下、たとえばハイ期間が全周期の1/3程度のパルスを使用する。また、第1クロックパルスCK1と第2クロックパルスCK2とは、一方のハイ期間が他方のロー期間に収まるように、位相がずれたものを使用する(詳細は後述する)。
<<シフトレジスタの構成例;第1実施形態>>
図2は、本発明に係るシフトレジスタ回路40(シフトレジスタ24、シフトレジスタ34)の第1実施形態を示す回路ブロック図である。図示した例では、シフトレジスタの基本要素(以下基本シフトレジスタ42ともいう)を4段分(それぞれに参照符号-1,-2,-3,-4を付して示す)示している。
図2に示すように、各基本シフトレジスタ40は、入力側に、前段からの出力信号nextを取り込むシフトパルス入力端子INと、3つのクロック入力端子CKinA,xCKinA,CKinBとを有する。初段の入力端子INにはスタートパルスSTを入力パルスi1として入力する。
シフトレジスタ回路40は、多段接続された基本シフトレジスタ42に対して、2個のクロックパルスCK1,CK2を、各基本シフトレジスタ42のクロック入力端子CKinA,CKinBに、交互に入力する。
そして、このクロックパルスCK1,CK2を交互に選択して、シフトパルスOUT(それぞれに参照符号1,2,3,4を付して示す)として出力する。たとえば、next=CK2=Highのとき、OUT1=Highになる。
図3は、図2に示したシフトレジスタ回路40の動作を説明するタイミングチャートである。参照のため、図2に示したシフトレジスタ回路40も合わせて示しておく。
図示するように、クロックパルスCK1,CK2と前段からの出力信号nextに基づき、各段の基本シフトレジスタ42の出力端子OUTにシフトパルスが適切な時間間隔で出力される様子が示されている。
クロックパルスCK2=High、next1=Highのとき、1段目の基本シフトレジスタ42-1の出力端子OUT1にはHighが、すなわち、シフトパルスが出力される。
次に、クロックパルスCK1=High、next2=Highのとき、2段目の基本シフトレジスタ42-2の出力端子OUT2にHighのシフトパルスが出力される。
以下同様にして、クロックパルスCK2=High、next3=Highのとき、3段目の基本シフトレジスタ42-3の出力端子OUT3にHighのシフトパルスが出力され、クロックパルスCK1=High、next4=Highのとき、4段目の基本シフトレジスタ42-4の出力端子OUT4にHighのシフトパルスが出力される。
<第1実施形態の基本シフトレジスタの詳細回路図;第1例>
図4は、第1実施形態のシフトレジスタ回路40に用いられる基本シフトレジスタ42の詳細を示す第1例の回路図(図4(A))と、その動作を説明するタイミングチャート(図4(B))である。
基本シフトレジスタ42は、図4(A)に示すように、トランスファーゲート回路50、ラッチ回路60、出力回路70、およびその他の周辺素子を有している。なお、後段のシフトパルス入力端子INへの出力信号next用に、出力バッファ回路80も有している。
全ての回路素子は、CMOS技術を採用して構成されている。また、素子数を減らし、回路面積の削減を目的としており、クロックパルスCK1,CK2そのものをシフトパルスとして用いることができるように、入力されるクロックパルスCK1,CK2は予め電源電圧までレベルシフトしておく。位相の異なるシフトレジスタ回路40を駆動する第1および第2の2つのクロックパルスCK1,CK2のブランキング期間を利用して、これらクロックパルスの一部を次段の転送クロックやドライブ用のパルス信号(ゲートパルス)のアクティブ期間の信号として用いるように回路制御を行なうことで、転送パルスのオーバーラップ分を取り除くためのNAND回路を削減するようにしている。以下具体的に説明する。
図4(B)に示すように、第1クロックパルスCK1と第2クロックパルスCK2としては、たとえばハイ期間が全周期の1/3程度のデューティ50%以下のパルスを使用するとともに、一方のハイ期間が他方のロー期間に収まるように位相がずれたものを使用する。このとき、クロックパルスCK2の立下りエッジ(t16)とクロックパルスCK1の立上りエッジ(t20)との間に所定分のマージン期間を設ける。
こうすることで、従来回路で、転送パルスのオーバーラップ分を取り除くために、イネーブルパルスENBに基づき動作するNAND回路を不要にしている。このような構成とすることは、基本シフトレジスタ42の素子数を低減する上で効果が高い。
図4(A)に示す基本シフトレジスタ42は、図2に示したシフトレジスタ回路40の奇数(1,3,…)段目に対応するものとして示しており、トランスファーゲート回路50のクロック入力端子CKinAにはクロックパルスCK1が入力され、クロック入力端子xCKinAにはその逆相クロックパルスxCK1が入力され、出力回路70のクロック入力端子CKinBにはクロックパルスCK2が入力される形態で示している。
図2に示したシフトレジスタ回路40の偶数(2,4,…)段目に対応させるには、トランスファーゲート回路50のクロック入力端子CKinAにはクロックパルスCK2が入力され、クロック入力端子xCKinAにはその逆相クロックパルスxCK2が入力され、出力回路70のクロック入力端子CKinBにはクロックパルスCK1が入力されるように取り扱えばよい。
トランスファーゲート回路50は、Nch(ch;チャネル)のトランジスタn1とPchのトランジスタp1とからなるCMOSスイッチで構成されている。トランジスタn1のゲート(制御入力端子)がクロック入力端子CKinAに対応し、トランジスタp1のゲートがクロック入力端子xCKinAに対応する。トランジスタn1,p1からなるCMOSスイッチの入力には、前段からの転送パルスnextが入力パルスINとして与えられる。
トランジスタn1,p1からなるCMOSスイッチは、CKinA=HighかつxCKinA=Lowのときにオンすることにより、入力パルスINの状態をラッチ回路60に取り込む。このCMOSスイッチとしては、トランジスタn1,p1のどちらか一方のみのNch型MOSトランジスタやPch型MOSトランジスタによるスイッチでもよいが、その場合、閾値電圧Vthの問題があるため、本実施形態では、n1,p1の両方を利用したCMOSスイッチを採用した。
トランスファーゲート回路50の出力端(以下ゲート出力点という)Aには、リセットスイッチとしてのNchのトランジスタn6のドレインが接続されている。このトランジスタn6のソースは基準電源VSSと接続され、ゲートにはリセットパルスrstが入力されるようになっている。リセットパルスrstは、通常駆動時にはLowとする。
ラッチ回路60は、Nchのトランジスタn2,n3とPchのトランジスタp2,p3とを有している。トランジスタp2,n2の接続構成とトランジスタp3,n3の接続構成とは対称となっている。具体的には、トランジスタp2,p3のソースは電源VDDに接続され、トランジスタn2,n3のソースは基準電源VSSに接続されている。
そして、トランジスタp2とトランジスタn2とは、ゲート同士およびドレイン同士がそれぞれ接続されることによって第1のCMOSインバータを構成し、トランジスタp3とトランジスタn3とは、ゲート同士およびドレイン同士がそれぞれ接続されることによって第2のCMOSインバータを構成している。
第1のCMOSインバータの入力端、即ちトランジスタp2,n2のゲートと、第2のCMOSインバータの出力端、即ちトランジスタp3,n3のドレインとが接続されるとともに、この接続点がトランスファーゲート回路50のゲート出力点Aと接続されている。また、第2のCMOSインバータの入力端、即ちトランジスタp3,n3のゲートと、第1のCMOSインバータの出力端、即ちトランジスタp2,n2のドレインとが接続されるとともに、この接続点がラッチ回路60の逆相の出力端(以下ラッチ逆相出力点という)Bとされている。
なお、ラッチ回路60のゲート出力点Aとの接続点は、ラッチ回路60の正相の出力端(以下ラッチ正相出力点という)Cとしても機能する。
このような構成のラッチ回路60は、正帰還が掛かるように構成されており、トランスファーゲート回路50がオンして、ラッチ回路60の入力側であるトランジスタp2,n2のゲートに入力パルスINの状態を取り込むと、トランスファーゲート回路50がオフしても、その時点における入力パルスINの状態を維持する。つまりラッチ動作をする。
また、ラッチ回路60の入力側にトランスファーゲート回路50を設けたことで、ラッチ回路60がパルス信号を保持する期間、入力側の影響をほぼ完全に遮断することができ、電圧の保持性能を改善できる。
トランスファーゲート回路50は、クロック入力端子CKinA/xCKinAがHigh/Lowのときにオンするので、クロック入力端子CKinA/xCKinAがHigh/Lowの期間に入力パルスINの状態に変化がなければ、結果としては、クロック入力端子CKinA/xCKinAの立上りエッジ/立下りエッジに同期して入力パルスINの状態が取り込まれ、入力パルスINに対して同極性の状態がラッチ正相出力点Cに、また逆極性の状態がラッチ逆相出力点Bに保持される。
出力回路70は、Nchのトランジスタn4とPchのトランジスタp4からなるCMOSスイッチ、およびNchのトランジスタn5を備えて構成されている。トランジスタn4,p4からなるCMOSスイッチは、入力側にクロックパルスCK2が入力され、出力側が、基本シフトレジスタ42の出力端子OUTとして使用されるようになっている。
トランジスタn5は、ゲートがトランジスタp4のゲートすなわちラッチ逆相出力点Bと接続され、ソースが基準電源VSSと接続され、ドレインがCMOSスイッチの出力と接続されている。このトランジスタn5は、出力回路70の出力側を所定の電位に保持することで、出力回路70から出力される駆動クロックのインアクティブな期間の信号を生成する切替回路として機能する。
トランジスタn4,p4からなるCMOSスイッチは、トランスファーゲート回路として機能する。このCMOSスイッチは、クロックパルスCK2が入力側に入力され、ラッチ回路60の出力状態の元で、クロックパルスCK2を出力端子OUTに出力する。具体的には、ゲート出力点A=Highすなわちラッチ正相出力点C=Highかつラッチ逆相出力点B=Lowのときにオンすることにより、クロックパルスCK2の状態を出力端子OUTに出力する。
つまり、ラッチ逆相出力点BがLowの期間にはオンし、クロックパルスCK2の状態)を出力端子OUTに出力し、CMOSスイッチがオフするラッチ逆相出力点BがHighの期間には、トランジスタn5をオンさせて、出力端子OUTをインアクティブな状態であるLowに固定するようにしている。
なお、CMOSスイッチとしては、トランジスタn4,p4のどちらか一方のみのNch型MOSトランジスタやPch型MOSトランジスタによるスイッチでもよいが、その場合、閾値電圧Vthの問題があるため、本実施形態では、n4,p4の両方を利用したCMOSスイッチを採用した。
出力バッファ回路80は、偶数段(図では2段)のインバータ82,84を有しており、ゲート出力点Aすなわちラッチ正相出力点Cの状態を転送パルスnextとして次段に出力するようにしている。偶数段のインバータとしたのは、ラッチ正相出力点Cの状態を次段の基本シフトレジスタ42に対しての転送パルスnextに利用するためである。
なお、出力バッファ回路80は、第1実施形態における基本シフトレジスタ42にとっての必須の構成要素ではなく、素子数低減のためには取り外して、ラッチ正相出力点Cの状態を直接に転送パルスnextとして次段に出力するようにしてもよい。
また、ラッチ逆相出力点Bの状態を次段の基本シフトレジスタ42に対しての転送パルスnextとして利用することもでき、この場合には、next端子の手前のインバータを奇数段にすればよい(後述する図6を参照)。
この第1実施形態の第1例の基本シフトレジスタ42に依れば、後述するように(図13参照)、図15に示した従来のシフトレジスタ24と比較すると、トランジスタ数を大幅に低減でき、狭額縁化が可能である。
このような第1例の構成の基本シフトレジスタ42の動作としては、図4(B)に示すように、クロックパルスCK1がHighで、前段からの入力パルスINがHighのとき、トランスファーゲート回路50のゲート出力点Aの電位はHighになり、次のクロックパルスCK1がHighで、前段からの入力パルスINがLowになると、ゲート出力点Aの電位はLowになる。
すなわち、ゲート出力点Aの電位は前段からの入力パルスINが時間的にずれた形で与えられる。ゲート出力点Aのパルスに対してラッチ回路60によりラッチを掛けると、ラッチ回路60のラッチ逆相出力点Bの電位は、ゲート出力点Aと同じタイミングの逆相のパルス波形のようになる。
ゲート出力点A,B両方のパルスを出力回路70のCMOSスイッチの対応するゲートに印加する。具体的には、ゲート出力点AはNchのトランジスタn4のゲートに、またラッチ逆相出力点BはPchのトランジスタp4のゲートにそれぞれ接続している。
よって、ゲート出力点AがLowすなわちラッチ逆相出力点BがHighのとき、出力回路70のトランジスタn5がオンするので、出力端子OUTには基準電圧Vssが出力される。また、ゲート出力点AがHighのときには、トランジスタn4,p4はオン、トランジスタn5はオフになり、出力端子OUTにはクロックパルスCK2の1個分が出力端子OUTに出力される。
上記の構成並びに動作の説明から分かるように、図4に示した基本シフトレジスタ42は、以下の特徴点を有する。すなわち先ず、CMOSのトランジスタp1,n1でスイッチとして構成されたトランスファーゲート回路50により、出力回路70のトランジスタp4,n4で構成されたCMOSスイッチのオン期間を与えるA,B電位、すなわちラッチ回路60のラッチ逆相出力点Bおよびラッチ正相出力点Cの電位を制御する。
また、ラッチ回路60は、トランスファーゲート回路50の出力をラッチして状態を保持し、A・B電位、すなわちラッチ逆相出力点Bおよびラッチ正相出力点Cの電位を確定する。そして、このラッチ回路60の出力を用いて、出力回路70のトランジスタp4,n4で構成されたCMOSスイッチを開閉して、出力端子OUTに、クロックパルスCK2を出す役割を果たしている。
A電位すなわちラッチ正相出力点Cの電位は、次段の基本シフトレジスタ42に対しての転送パルスnextにも利用される。この場合、next手前のインバータバッファを偶数段にする。
また、出力回路70のトランジスタn4,p4からなるCMOSスイッチにより、図4(B)にて、太い実線で示すように、出力信号OUTとしては、クロックパルスCK2の1つのパルスのみを選択して出力する。この選択されたパルスを、液晶表示装置1における垂直駆動回路20のバッファ26や水平駆動回路30のバッファ36に対するゲート波形として利用する。
<第1実施形態の基本シフトレジスタの詳細回路図;第2例>
図5は、第1実施形態のシフトレジスタ回路40に用いられる基本シフトレジスタ42の詳細を示す第2例の回路図(図5(A))と、その動作を説明するタイミングチャート(図5(B))である。
この第2例は、ラッチ回路60Aの構成を特徴とする。すなわち、本例に係るラッチ回路60Aにおいては、第1のCMOSインバータを構成するトランジスタp2,n2のゲート(トランスファーゲート回路50のゲート出力点A)と、第2のCMOSインバータを構成するトランジスタp3,n3のドレイン(ラッチ正相出力点C)との間に、スイッチ回路SWを接続した構成を採っている。
スイッチ回路SWは、Nchのトランジスタn7とPchのトランジスタp7とを並列接続してなるCMOSスイッチによって構成され、クロックパルスCK1をトランジスタp7のゲート入力とし、逆相クロックパルスxCK1をトランジスタn7のゲート入力としている。
なお、スイッチ回路SWとしては、トランジスタn7,p7のどちらか一方のみのNch型MOSトランジスタやPch型MOSトランジスタによるスイッチ回路でもよいが、その場合、閾値電圧Vthの問題があるため、本実施形態では、n7,p7の両方を利用したCMOSスイッチを採用した。以下、スイッチ回路SWをCMOSスイッチSWという。
CMOSスイッチSWが無い場合、即ち第1例のラッチ回路60の場合、トランスファーゲート回路50のゲート出力点Aの電位がLow→High(または、High→Low)に切り替わる動作において、トランスファーゲート回路50からの出力電圧と、第2のCMOSインバータ(p3,n3)からの出力電圧とが、ゲート出力点Aにおいて衝突することになる。
このとき、トランスファーゲート回路50の出力電圧の方が強くなるようにトランジスタサイズを調節している。しかし、閾値電圧Vthや移動度μ等のトランジスタ特性のバラツキがあると、各回路部分のバランスが崩れ、全体としての動作が不安定になることが懸念される。
このトランジスタ特性のバラツキに伴う不具合を解消するためにされたのが第2例のラッチ回路60Aである。このラッチ回路60Aでは、トランスファーゲート回路50がオンのときには、CMOSスイッチSWをオフとすることで、第1のCMOSインバータの入力端(p2,n2のゲート)と、第2のCMOSインバータの出力端(p3,n3のドレイン)との間の電気的接続が切り離される。
これにより、トランスファーゲート回路50からの出力電圧と、第2のCMOSインバータ(p3,n3)からの出力電圧とのゲート出力点Aにおける衝突を防ぐことができるため、トランスファーゲート回路50のゲート出力点Aとラッチ回路60Aのラッチ逆相出力点Bの電位をスムーズに切り替えることができる。
また、トランスファーゲート回路50がオフのときには、CMOSスイッチSWをオンとすることで、第1のCMOSインバータの入力端(p2,n2のゲート)と、第2のCMOSインバータの出力端(p3,n3のドレイン)との間が電気的に導通状態になる。これにより、本ラッチ回路60Aが動作し、電位を保持することができる。すなわち、出力電圧の衝突がなくなることで、安定した回路動作が得られる。
このように、ラッチ回路60Aにおいて、第1のCMOSインバータの入力端(p2,n2のゲート)と、第2のCMOSインバータの出力端(p3,n3のドレインとの間にCMOSスイッチSWを接続し、トランスファーゲート回路50がオンのときに当該CMOSスイッチSWをオフとすることで、トランスファーゲート回路50からの出力電圧と第2のCMOSインバータからの出力電圧とが衝突する個所をなくすことができるため、回路動作の安定性が実現できる。
また、CMOSスイッチSWにより、第1のCMOSインバータの入力端(p2,n2のゲート)と、第2のCMOSインバータの出力端(p3,n3のドレイン)との間の配線を電気的に分断することで、入力INからみた容量が減ることになり、入力パルスINに対する負荷を軽減できるため、当該容量の減少も安定動作に寄与する。
<第1実施形態の基本シフトレジスタの詳細回路図;第3例>
図6は、第1実施形態のシフトレジスタ回路40に用いられる基本シフトレジスタ42の詳細を示す第3例の回路図(図6(A))と、その動作を説明するタイミングチャート(図6(B))である。
この第3例は、ラッチ逆相出力点Bの状態を次段の基本シフトレジスタ42に対しての転送パルスnextとして利用するようにした点に特徴を有する。
この第3例の構成においても、基本シフトレジスタ42は、図6(A)に示すように、トランスファーゲート回路50、ラッチ回路60、出力回路70、およびその他の周辺素子を有している。なお、後段のシフトパルス入力端子INへの出力信号next用に、出力バッファ回路80も有しているが、next端子の手前のインバータを奇数段にしてラッチ逆相出力点Bからの信号を次段へ伝達するようにしている。
この第1実施形態の第3例の基本シフトレジスタ42においても、図15に示した従来のシフトレジスタ24と比較すると、トランジスタ数を大幅に低減でき、狭額縁化が可能である。
このような第3例の構成の基本シフトレジスタ42の動作としては、トランスファーゲート回路50、ラッチ回路60、および出力回路70は第1例と同じであるから、図6(B)に示すように、第1例と同じ動作をする。すなわち先ず、CMOSのトランジスタp1,n1でスイッチとして構成されたトランスファーゲート回路50により、出力回路70のトランジスタp4,n4で構成されたCMOSスイッチのオン期間を与えるA,B電位、すなわちラッチ回路60のラッチ逆相出力点Bおよびラッチ正相出力点Cの電位を制御する。
また、ラッチ回路60は、トランスファーゲート回路50の出力をラッチして状態を保持し、A・B電位、すなわちラッチ逆相出力点Bおよびラッチ正相出力点Cの電位を確定する。そして、このラッチ回路60の出力を用いて、出力回路70のトランジスタp4,n4で構成されたCMOSスイッチを開閉して、出力端子OUTに、クロックパルスCK2を出す役割を果たしている。
ラッチ逆相出力点Bの電位は、次段の基本シフトレジスタ42に対しての転送パルスn
extにも利用される。このようにB電位を転送に利用する場合は、図4に示した第1例
の場合とは異なり、next手前のインバータバッファを奇数段にする。
また、出力回路70のトランジスタn4,p4からなるCMOSスイッチにより、図6(B)にて、太い実線で示すように、出力信号OUTとしては、クロックパルスCK2の1つのパルスのみを選択して出力する。この選択されたパルスを、液晶表示装置1における垂直駆動回路20のバッファ26や水平駆動回路30のバッファ36に対するゲート波形として利用する。
<遅延対策>
ところで、図4、図5および図6で示した第1実施形態のシフトレジスタ回路40に用いられる基本シフトレジスタ42では、タイミングチャートで示されるように、ゲート出力点Aの電位がHighのときだけ、出力回路70の出力端子OUTにクロックパルスが出力されるが、そのクロックパルスの後方における時間的なマージンが問題となる。
図7は、この遅延マージンの問題を説明するタイミングチャートである。図7に示すタイミングチャートにおいて、次段への出力であるゲート出力点Aのパルス波形(A/next)に示すように、前側の時間マージンは長く、後側の時間マージンは短い。このため、このマージンが問題になる場合がある。
垂直駆動回路20に使用する場合は、イネーブル(enable)期間が長いので、この時間マージンが短い点はそれほど問題にならないが、水平駆動回路30に使用する場合には、出力回路70の出力端子OUTのパルス自体がたとえば130ns程度しかなく、後側のイネーブル(enable)期間が20nsと短かくなる。したがって、周波数が速く、たとえばクロック遅延や回路内のパルス遅延などがあると、後側の時間マージンはさらに厳しい方向になる。
したがって、基本シフトレジスタ42は、垂直駆動回路20および水平駆動回路30の何れにも適用可能であるが、特に水平駆動回路30のような高周波型の回路に適用する場合には、何らかの遅延対策を用いた方が良い。以下、この遅延対策について、第2実施形態として説明する。
なお、この第3例においても、第1例に係るラッチ回路60に代えて、第2例に係るラッチ回路60Aを用いることができる。
<<シフトレジスタの構成例;第2実施形態>>
図8は、本発明に係るシフトレジスタ回路40(シフトレジスタ24、シフトレジスタ34)の第2実施形態を示す回路ブロック図と、その動作を説明するタイミングチャートである。図示した例では、基本シフトレジスタ42を4段分(それぞれに参照符号-1,-2,-3,-4を付して示す)示している。
図8に示すように、各基本シフトレジスタ40やその接続関係は、図2に示した第1実施形態と同様であるが、その動作タイミングが、図3に示した第1実施形態とは異なる。具体的には、遅延を利用してnextパルスの前のマージンを短くし、後の期間を長くして、前後のマージンを等しくするようにしている点に特徴を有する。
<第2実施形態の基本シフトレジスタの詳細回路図;第1例>
図9は、第2実施形態のシフトレジスタ回路40に用いられる基本シフトレジスタ42の詳細を示す第1例の回路図(図9(A))と、その動作を説明するタイミングチャート(図9(B))である。図8で示された後側の時間マージンの問題を解決し、均等マージンを持つようにするための遅延回路90を、ラッチ回路60と出力回路70との間に設けている点に特徴を有する。
具体的には、図9(A)に示すように、前後のマージンが均等になるように、ラッチ回路60と出力回路70の間に、それぞれインバータバッファを奇数段持つ(図ではインバータバッファ92,96の各1段)を有する遅延回路90を設けている。
インバータバッファ92は、ラッチ回路60側のラッチ正相出力点Cと、トランジスタp4,n5のゲート接続点B'との間に設けられている。また、インバータバッファ96は、ラッチ回路60側のラッチ逆相出力点Bと、トランジスタn4のゲート入力点A'との間に設けられている。
ゲート入力点A'の状態は、ゲート出力点Aやラッチ正相出力点Cの状態と実質的に同じである。また、ゲート接続点B'の状態は、ラッチ逆相出力点Bの状態と実質的に同じである。ここで“実質的に同じ”と言ったのは、ゲート遅延分を無視した場合を意味している。
出力バッファ回路80は、第1実施形態と同様に偶数段(図では2段)のインバータ82,84を有しており、ゲート入力点A'の状態を転送パルスnextとして次段に出力するようにしている。偶数段のインバータとしたのは、実質的に、ラッチ正相出力点Cの状態を次段の基本シフトレジスタ42に対しての転送パルスnextに利用するためである。
なお、第1実施形態と同様に、出力バッファ回路80は、第2実施形態における基本シフトレジスタ42にとっての必須の構成要素ではなく、素子数低減のためには取り外して、ラッチ正相出力点Cの状態を直接に転送パルスnextとして次段に出力するようにしてもよい。
また、ラッチ逆相出力点Bと実質的に等しいゲート接続点B'の状態を次段の基本シフトレジスタ42に対しての転送パルスnextとして利用することもでき、この場合には、next端子の手前のインバータを奇数段にすればよい。
また、遅延回路90内のインバータバッファ92やインバータバッファ94を偶数段接続の構成としつつ、ゲート出力点Aと実質的に等しいインバータバッファの出力側の状態を次段の基本シフトレジスタ42に対しての転送パルスnextとして利用することもできる(後述する図10を参照)
この第2実施形態の第1例の基本シフトレジスタ42においても、図15に示した従来のシフトレジスタ24と比較すると、トランジスタ数を低減でき、狭額縁化が可能である。
また、この第2実施形態の第1例の基本シフトレジスタ42に依れば、出力回路70のCMOSスイッチ(p4/n4)に入る前に、遅延回路90を入れることにより、タイミングを少し遅らせることができる。
たとえば図9(B)に示すように、ゲート接続点B'の逆相パルスもゲート入力点A'と同じタイミングとなる。ゲート入力点A'およびゲート接続点B'のパルスにおいて前側の時間マージンは減るが、その分、後側の時間マージンが増え、前後でほぼ均等なマージン持たせることができる。これにより、水平駆動回路30に適用させた場合、第1実施形態とは異なり、周波数が速く、たとえばクロック遅延や回路内のパルス遅延などがある場合でも、それに対しての後側の時間マージンに余裕を持つことができる。何らの不都合なく、第2実施形態の基本シフトレジスタ42を水平駆動回路30に適用することができる。
このような第2実施形態の第1例の構成の基本シフトレジスタ42の動作としては、トランスファーゲート回路50、ラッチ回路60、および出力回路70は第1実施形態と同じであるから、図9(B)に示すように、時間マージン分を除いて、概ね第1実施形態と同じ動作をする。
すなわち先ず、CMOSのトランジスタp1,n1でスイッチとして構成されたトランスファーゲート回路50により、出力回路70のトランジスタp4,n4で構成されたCMOSスイッチのオン期間を与えるA',B'電位、すなわちラッチ回路60のラッチ逆相出力点Bおよびラッチ正相出力点Cの電位を制御する。
また、ラッチ回路60は、トランスファーゲート回路50の出力をラッチして状態を保持し、A・B電位、すなわちラッチ逆相出力点Bおよびラッチ正相出力点Cの電位を確定する。そして、このラッチ回路60の出力を用いて、出力回路70のトランジスタp4,n4で構成されたCMOSスイッチを開閉して、出力端子OUTに、クロックパルスCK2を出す役割を果たしている。
ゲート入力点A'の電位は、次段の基本シフトレジスタ42に対しての転送パルスnextにも利用される。このようにゲート入力点A'の電位を転送に利用する場合は、next手前のインバータバッファを偶数段にする。なお、ゲート接続点B'の電位を、次段の基本シフトレジスタ42に対しての転送パルスnextに利用することもできるが、この場合には、next手前のインバータバッファを奇数段にする。
また、出力回路70のトランジスタn4,p4からなるCMOSスイッチにより、図6(B)にて、太い実線で示すように、出力信号OUTとしては、クロックパルスCK2の1つのパルスのみを選択して出力する。この選択されたパルスを、液晶表示装置1における垂直駆動回路20のバッファ26や水平駆動回路30のバッファ36に対するゲート波形として利用する。
ここで、第2実施形態においては、遅延回路90を用いることにより、クロックに対するnextパルスの後側の時間マージンの拡大を図る。遅延回路90のバッファ能力によっては、next直前のバッファを外すこともできる。
<第2実施形態の基本シフトレジスタの詳細回路図;第2例>
図10は、第2実施形態のシフトレジスタ回路40に用いられる基本シフトレジスタ42の詳細を示す第2例の回路図(図10(A))と、その動作を説明するタイミングチャート(図10(B))である。
この第2例は、遅延回路90内のインバータバッファを偶数段接続の構成としつつ、ゲート出力点Aと実質的に等しいインバータバッファの出力側の状態を次段の基本シフトレジスタ42に対しての転送パルスnextとして利用するようにした点に特徴を有する。
図では、ラッチ回路60側のラッチ正相出力点Cと、トランジスタn4のゲート入力点A'との間にインバータバッファ92,94の縦続接続を設けている。また、ラッチ回路60側のラッチ逆相出力点Bと、トランジスタp4,n5のゲート接続点B'との間にインバータバッファ96,98の縦続接続を設けている。
縦続接続されたインバータバッファ92,94の出力点A'の状態は、ゲート出力点Aやラッチ正相出力点Cの状態と実質的に同じである。縦続接続されたインバータバッファ96,98の出力点B'の状態は、ラッチ逆相出力点Bの状態と実質的に同じである。ここで“実質的に同じ”と言ったのは、ゲート遅延分を無視した場合を意味している。
この第2例の構成においても、基本シフトレジスタ42は、図10(A)に示すように、トランスファーゲート回路50、ラッチ回路60、出力回路70、およびその他の周辺素子を有している。なお、後段のシフトパルス入力端子INへの出力信号next用に、出力バッファ回路80も有しているが、next端子の手前のインバータを偶数段にしてゲート入力点A'からの信号を次段へ伝達するようにしている。
この第2実施形態の第2例の基本シフトレジスタ42においても、図15に示した従来のシフトレジスタ24と比較すると、トランジスタ数を低減でき、狭額縁化が可能である。
このような第2例の構成の基本シフトレジスタ42の動作としては、上述した第1実施形態の第2例と第2実施形態の第1例の説明を組み合わせることで、容易に推測がつくことであるので、説明を割愛する。
<第2実施形態の基本シフトレジスタの詳細回路図;第3例>
図11は、第2実施形態のシフトレジスタ回路40に用いられる基本シフトレジスタ42の詳細を示す第3例の回路図(図11(A))と、その動作を説明するタイミングチャート(図11(B))である。
この第3例は、第2実施形態の第1例の基本シフトレジスタ42に対して、出力回路70から出力されるクロックパルスのロジック極性を逆にした点に特徴を有する。具体的には、ロジック極性を逆にするため、先ず、クロックパルスCK2の代わりに反転パルスxCK2を使用する。
また、トランスファーゲート回路50のゲート出力点Aには、リセットスイッチとしてのNchのトランジスタn6に代えて、リセットスイッチとしてのPchのトランジスタp6を設ける。このトランジスタp6は、ドレインがゲート出力点Aに接続され、ソースは電源VDDと接続され、ゲートにはリセットパルスrstが入力されるようになっている。リセットパルスrstは、通常駆動時にはHighとする。
出力バッファ回路80は、先にも述べたように、第2実施形態における基本シフトレジスタ42にとっての必須の構成要素ではなく、この第3例では、素子数低減のために取り外して、ゲート出力点Aやラッチ正相出力点Cと等価なゲート入力点A'の状態を直接に転送パルスnextとして次段に出力するようにしている。
出力回路70は、Nchのトランジスタn5とPchのトランジスタp5からなるCMOSスイッチ、およびPchのトランジスタp4を備えて構成されている。トランジスタn5,p5からなるCMOSスイッチは、入力側に反転クロックパルスxCK2が入力され、その出力が、基本シフトレジスタ42の出力端子OUTとして使用されるようになっている。
トランジスタp4は、ゲートがトランジスタn5のゲートすなわちラッチ逆相出力点Bと実質的に等しいゲート入力点B'と接続され、ソースが電源VDDと接続され、ドレインがCMOSスイッチの出力と接続されている。
トランジスタn5,p5からなるCMOSスイッチは、反転クロックパルスxCK2が入力され、ラッチ回路60の出力状態の元で、反転クロックパルスxCK2を出力端子OUTに出力する。具体的には、CMOSスイッチは、ゲート入力点A'=Lowかつゲート接続点B'=Highのときにオンすることにより、反転クロックパルスxCK2の状態を出力端子OUTに出力する。また、トランジスタp4を利用して、CMOSスイッチがオフするラッチ逆相出力点BがLowの期間には、トランジスタn4をオンさせて、出力端子OUTをインアクティブな状態であるHighに固定するようにしている。
なお、CMOSスイッチとしては、トランジスタn5,p5のどちらか一方のみのNch型MOSトランジスタやPch型MOSトランジスタによるスイッチでもよいが、その場合、閾値電圧Vthの問題があるため、本実施形態では、n5,p5の両方を利用したCMOSスイッチを採用した。
<第2実施形態の基本シフトレジスタの詳細回路図;第4例>
図12は、第2実施形態のシフトレジスタ回路40に用いられる基本シフトレジスタ42の詳細を示す第4例の回路図(図12(A))と、その動作を説明するタイミングチャート(図12(B))である。
この第4例は、第2実施形態の第2例の基本シフトレジスタ42に対して、出力回路70から出力されるクロックパルスのロジック極性を逆にした点に特徴を有する。遅延回路90は偶数段のインバータバッファを必要とし、ゲート入力点B'の電位はトランジスタp4,n5のゲートに、また ゲート入力点A'の電位がnextパルスとして使用されるようにしている。
このような第4例の構成の基本シフトレジスタ42の動作としては、上述した第2実施形態の第2例と第3例の説明を組み合わせることで、容易に推測がつくことであるので、説明を割愛する。
なお、第2実施携帯の第1例〜第4例においても、ラッチ回路60に代えて、第1実施形態の第2例に係るラッチ回路60Aを用いることができる。
<従来例との比較>
図13は、図4に示した第1実施形態の基本シフトレジスタ42および図9に示した第2実施形態の基本シフトレジスタ42と、図15に示した従来のシフトレジスタ24との比較を説明する図である。それぞれの表の下には、シフトレジスタの構成が示されている。
ここで、図13(A)は従来のシフトレジスタ24の構成の場合を示し、図13(B)は、図4に示した基本シフトレジスタ42および図9に示した基本シフトレジスタ44の構成の場合を示す。それぞれ各2段分のトランジスタ総数と、そのチャネル型を示している。
なお、図9における出力バッファ回路80分の素子数は割愛して示している。また、従来型シフトレジスタおよび上記実施形態で示したシフトレジスタは、何れもリセット入力端子が存在するが、シフト動作上はリセット動作は本質的なものではなく、それぞれのリセット動作にも相違点はないので、図13では省略して示している。
図13(A)に示す従来のシフトレジスタ24では、NMOS(Nch型MOSトランジスタ)、PMOS(Pch型MOSトランジスタ)が、それぞれ20個で、計40個使用されている。これに対して、図13(B)に示す第1実施形態の基本シフトレジスタ42では、NMOSが16個、PMOSは12個で、計28個と済むようになり、素子数の比較では、約30%削減されていることが分かる。
また、図9に示した遅延を利用する基本シフトレジスタ44の場合には、NMOSが16個、PMOSは12個、計28個で、同様に素子数で約30%削減される。
従来の1つのシフトレジスタは、CKin、xCKin、ENB、IN、OUT、nextの端子を備えており、CK、ENB、STの3個の外部入力パルスを必要としていた。xCKinはパネル内の回路で生成していた。
これに対し、上記実施形態によるシフトレジスタでは、第1および第2実施形態の何れも、IN、CKinA、xCKinA、CKinB、next、OUTの端子を備えており、CK1、CK2、STの3個の外部入力パルスを必要としている。xCK1、xCK2はパネル内部で生成している。
第1および第2実施形態の何れも、全ての回路はCMOSで構成されている。位相の異なるシフト回路を駆動する第1および第2の2つのクロックパルスCK1,CK2のブランキング期間を利用して、これらクロックパルスの一部を次段の転送クロックやドライブ用のパルス信号(ゲートパルス)のアクティブ期間の信号として用いるように回路制御を行なうようにしたので、転送パルスのオーバーラップ分を取り除くためにイネーブルパルスENBで制御されるNAND回路を設ける必要がなく、従来型に比べて、トランジスタ数を少なくすることができ、狭額縁化が可能である。
また、必要とする外部入力パルスの数は従来構成と同様に3個で同じであるから、本実施形態のシフトレジスタ回路40を液晶表示装置に適用する上でのハードウェア的な障害もない。
以上、本発明を実施形態を用いて説明したが、本発明の技術的範囲は上記実施形態に記載の範囲には限定されない。発明の要旨を逸脱しない範囲で上記実施形態に多様な変更または改良を加えることができ、そのような変更または改良を加えた形態も本発明の技術的範囲に含まれる。
また、上記の実施形態は、クレーム(請求項)にかかる発明を限定するものではなく、また実施形態の中で説明されている特徴の組合せの全てが発明の解決手段に必須であるとは限らない。前述した実施形態には種々の段階の発明が含まれており、開示される複数の構成要件における適宜の組合せにより種々の発明を抽出できる。実施形態に示される全構成要件から幾つかの構成要件が削除されても、効果が得られる限りにおいて、この幾つかの構成要件が削除された構成が発明として抽出され得る。
たとえば、上記実施形態で説明したシフトレジスタ回路40やその基本要素である基本シフトレジスタ42あるいはTFT素子構造は、液晶表示装置への適用に限らず、有機EL(Electro luminescence;エレクトロルミネセンス)など、その他の表示デバイスにも使用することができる。これら表示デバイスは、たとえばPDA(Personal Digital Assistant;携帯情報端末)や携帯電話、あるいはノート型のパーソナルコンピュータなどに装備される。
本発明に係るシフトレジスタ回路の一実施形態を駆動回路に適用した液晶表示装置の一実施形態の概要を示す図である。 本発明に係るシフトレジスタ回路の第1実施形態を示す回路ブロック図である。 図2に示したシフトレジスタ回路の動作を説明するタイミングチャートである。 第1実施形態のシフトレジスタ回路に用いられる基本シフトレジスタの詳細を示す第1例の回路図と、その動作を説明するタイミングチャートである。 第1実施形態のシフトレジスタ回路に用いられる基本シフトレジスタの詳細を示す第2例の回路図と、その動作を説明するタイミングチャートである。 第1実施形態のシフトレジスタ回路に用いられる基本シフトレジスタの詳細を示す第3例の回路図と、その動作を説明するタイミングチャートである。 遅延マージンの問題を説明するタイミングチャートである。 本発明に係るシフトレジスタ回路の第2実施形態を示す回路ブロック図と、その動作を説明するタイミングチャートである。 第2実施形態のシフトレジスタ回路に用いられる基本シフトレジスタの詳細を示す第1例の回路図と、その動作を説明するタイミングチャートある。 第2実施形態のシフトレジスタ回路に用いられる基本シフトレジスタの詳細を示す第2例の回路図と、その動作を説明するタイミングチャートである。 第2実施形態のシフトレジスタ回路に用いられる基本シフトレジスタの詳細を示す第3例の回路図と、その動作を説明するタイミングチャートである。 第2実施形態のシフトレジスタ回路に用いられる基本シフトレジスタの詳細を示す第4例の回路図と、その動作を説明するタイミングチャートである。 第1実施形態の基本シフトレジスタおよび第2実施形態の基本シフトレジスタと、従来のシフトレジスタとの比較を説明する図である。 従来のシフトレジスタ回路を駆動回路に適用した液晶表示装置の一構成例を示す図である。 従来のシフトレジスタを説明する基本回路図である。 従来のシフトレジスタを構成する第1の基本シフトレジスタの詳細構成を示す回路図である。 従来のシフトレジスタを構成する第2の基本シフトレジスタの詳細構成を示す回路図である。 従来のシフトレジスタを構成する第1および第2の基本シフトレジスタの動作を示すタイミングチャートである。
符号の説明
1…液晶表示装置、10…画素表示部、20…垂直駆動回路、22…レベルシフタ、24…シフトレジスタ、26…バッファ、30…水平駆動回路、32…レベルシフタ、33…シフトレジスタ、34…シフトレジスタ、36…バッファ、38…水平方向制御スイッチ、40…シフトレジスタ回路、42…基本シフトレジスタ、44…基本シフトレジスタ、50…トランスファーゲート回路、60,60A…ラッチ回路、70…出力回路、80…出力バッファ回路、82…インバータ、84…インバータ、90…遅延回路

Claims (12)

  1. 入力パルス信号に対応する駆動クロックを出力するシフト回路であって、
    当該シフト回路を駆動するクロックパルスの一部を前記駆動クロックのアクティブ期間の信号として用いる
    ことを特徴とするシフト回路。
  2. 前記入力パルス信号と、位相の異なる第1のクロックパルスおよび第2のクロックパルスとを利用することで、前記第1のクロックパルスおよび第2のクロックパルスの何れか一方の一部を前記駆動クロックのアクティブ期間の信号として用いる
    ことを特徴とする請求項1に記載のシフト回路。
  3. 相補性回路技術で形成された、前記入力パルス信号の入出力を制御するトランスファーゲート回路、前記トランスファーゲート回路を経由して入力されるパルス信号を一定期間保持するラッチ回路、および該ラッチ回路から出力されるパルス信号を前記駆動クロックとして出力する出力回路を有しており、
    前記出力回路を駆動するクロックパルスとは位相の異なる第1のクロックパルスを前記トランスファーゲート回路の入力側に入力することで、前記駆動クロックのアクティブ期間の信号を生成する
    ことを特徴とする請求項2に記載のシフト回路。
  4. 前記出力回路は、
    前記入力パルス信号の入出力を制御するトランスファーゲート回路を有し、
    前記出力回路を駆動する第2のクロックパルスを、前記トランスファーゲート回路の入力側に入力することで、前記駆動クロックのアクティブ期間の信号を生成する
    ことを特徴とする請求項3に記載のシフト回路。
  5. 前記出力回路の出力側を所定の電位に保持することで、前記駆動クロックのインアクティブな期間の信号を生成する切替回路
    を備えたことを特徴とする請求項3に記載のシフト回路。
  6. 前記ラッチ回路は、
    入力端に前記トランスファーゲート回路を経由して入力されるパルス信号が与えられる第1のインバータと、
    前記第1のインバータの入力端に出力端が、前記第1のインバータの出力端に入力端がそれぞれ接続された第2のインバータと、
    前記第1のインバータの入力端と前記第2のインバータの出力端との間に接続され、前記トランスファーゲート回路がオンのときオフとなるスイッチ回路とを有する
    ことを特徴とする請求項3に記載のシフト回路。
  7. 前記ラッチ回路から出力されるパルス信号を直接に、もしくはこのパルス信号を所定段数のバッファを経由して、次段の入力パルス信号として出力する
    ことを特徴とする請求項3に記載のシフト回路。
  8. 前記ラッチ回路と前記出力回路との間に、前記ラッチ回路から出力されるパルス信号を所定時間だけ遅延させる遅延回路を
    をさらに備えたことを特徴とする請求項3に記載のシフト回路。
  9. 入力パルス信号に対応するクロック信号を出力するシフト回路であって、
    相補性回路技術で形成された、前記入力パルス信号の入出力を制御するトランスファーゲート回路および前記トランスファーゲート回路を経由して入力されるパルス信号を一定期間保持するラッチ回路
    を備えていることを特徴とするシフト回路。
  10. 前記ラッチ回路は、
    入力端に前記トランスファーゲート回路を経由して入力されるパルス信号が与えられる第1のインバータと、
    前記第1のインバータの入力端に出力端が、前記第1のインバータの出力端に入力端がそれぞれ接続された第2のインバータと、
    前記第1のインバータの入力端と前記第2のインバータの出力端との間に接続され、前記トランスファーゲート回路がオンのときオフとなるスイッチ回路とを有する
    ことを特徴とする請求項9に記載のシフト回路。
  11. 列状に配列された画素および当該画素のそれぞれに接続された駆動回路を有する表示部を有し、前記駆動回路の制御端子に走査信号を印加して前記駆動回路を駆動制御する表示装置であって、
    入力パルス信号に対応する駆動クロックを前記駆動回路に出力するシフト回路を備え、
    前記シフト回路を駆動するクロックパルスの一部を前記駆動クロックのアクティブ期間の信号として用いる
    ことを特徴とする表示装置。
  12. 入力パルス信号に対応する駆動クロックを生成するパルス信号生成方法であって、
    前記駆動クロックを生成するシフト回路を駆動するためのクロックパルスの一部を前記駆動クロックのアクティブ期間の信号として用いる
    ことを特徴とするパルス信号生成方法。
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