JP2006077344A - 上衣 - Google Patents

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JP2006077344A
JP2006077344A JP2004260854A JP2004260854A JP2006077344A JP 2006077344 A JP2006077344 A JP 2006077344A JP 2004260854 A JP2004260854 A JP 2004260854A JP 2004260854 A JP2004260854 A JP 2004260854A JP 2006077344 A JP2006077344 A JP 2006077344A
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Yoshiaki Hori
嘉晃 堀
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Kowa Co Ltd
Kouwa Co Ltd
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Kowa Co Ltd
Kouwa Co Ltd
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Abstract

【課題】
上衣本来の外観を損なうことなく、着用時における腕の上げ下げ動作や前方に出す動作をした際に背中部分に突っ張りを生じないようにして腕の運動性を向上させる上衣を提供すること。
【解決手段】
上衣100の背裏地120の袖繰り近傍部分にプリーツ130を形成し背裏地の袖繰り付近にプリーツを形成し、上衣を着用した状態での腕を上げ下げする動作や前方に出す動作をしたときにプリーツが広げられることによって背中部分の突っ張りを緩和する。また、プリーツ130の両端に伸縮性部材140を縫着して、広げられた状態にあるプリーツ130を元の折りたたまれた状態に容易に復元できるようにするとともに、背裏地120の外観を整える。

【選択図】 図1

Description

本発明は、着用時に腕の上げ下げ動作や腕を前方に出す動作等、袖の動きを伴う動作をする際に背中部分に突っ張りを生じにくくして、腕の運動性を向上させた上衣に関するものである。
通常、上衣は、袖と身頃とが直接縫着されることによって一体化されている。このため、着用した状態で腕を上げ下げしたり前方に出したりする動作をしたときには、袖の動きに連動して背中部分に突っ張りが生じてしまい、腕の動きが上衣により規制されていた。特に、背広服、ジャケット、コート、ブレザー等の体のラインに合わせて作製されて余裕の少ない上衣では、自動車の運転やデスクに手を置いて作業をする場合など、腕を前に出す動作を伴うときに袖から背中部分にかけて突っ張りが生じやすかった。こうした腕の動作によって生じる背中部分の突っ張りを改善するために、後身頃の表地にタックを設けた上衣が従来より提供されているが、腕の運動量が十分に確保できるものではなく、また、タックが上衣の表面に形成されることから、上衣の種類によってはデザイン上好ましくない場合があった。
このような事情を鑑みて、着用時における腕の運動性の向上を図った上衣がいくつか提案されており、後身頃の背布の側部に伸縮性布地の帯を設けた上衣(例えば、特許文献1参照)や、後身頃の袖繰りとの間にプリーツを介在させた上衣(例えば、特許文献2参照)等がある。しかし、これらの上衣は、腕の運動性の点においては従来の上衣よりはいくらか優れるものの、腕の動きの自由度を確保するために設けられる伸縮性布地やプリーツが上衣の表面に露出してしまうため、やはり適用できる上衣の種類が制限されるとともに、上衣本来の外観が損なわれるという問題が依然として残っていた。
特開平8−260208号公報 登録実用新案第050432号公報
本発明は、上衣本来の外観を損なうことなく、着用時に腕の上げ下げ動作や前方に出す動作をした際に背中部分に突っ張りが生じないようにして腕の運動性を向上させる上衣を提供することを課題とするものである。
上記課題を解決するために、請求項1に記載の発明が採った手段は、背裏地の袖繰り近傍部分をたたみ込んでプリーツを形成するとともに、該プリーツを被覆する伸縮性部材の両端を前記プリーツに縫着したことを特徴とする上衣である。
このように背裏地の袖繰り付近にプリーツを形成することで、上衣を着用した状態で腕を上げ下げする動作や前方に出す動作をしたときに、たたみ込まれた状態にあったプリーツが広げられた状態となって背中部分の突っ張りを緩和できるようになる。また、伸縮性部材を設けたことによって、広げられた状態のプリーツを元のたたみ込まれた状態に容易に復元することができる。さらに、プリーツが背裏地に設けられて上衣の表面に露出しないので、上衣本来のデザインが損なわれることがなく、ジャンパー、ジャケット、コート、背広上着等、あらゆる種類の上衣に適用が可能となる。
また、請求項2に記載の発明が採った手段は、伸縮性部材は、背裏地の着用面側に配置されることを特徴とする請求項1に記載の上衣である。
伸縮性部材を背裏地の着用面側、すなわち、上衣を着用した際に身体と接する面側に配置することで、着用した際にプリーツの段差による違和感を無くすことができるとともに、背裏地側の縫い合わせ部を隠して上衣内側の外観をきれいに整えることができるようになる。
また、請求項3に記載の発明が採った手段は、プリーツは、袖繰りから背裏地の中心側に向かって10〜15cm幅の部分に形成されていることを特徴とする請求項1又は2に記載の上衣である。
プリーツを袖繰りから背裏地の中心に向かって10〜15cmの幅で形成することで、腕の動作に必要なプリーツの運動量が十分に確保される。
また、請求項4に記載の発明が採った手段は、伸縮性部材は、通気性を有することを特徴とする請求項1から3のいずれかに記載の上衣である。
伸縮性部材に通気性を有するものを採用することにより、袖繰り近傍部分のムレを防止することができるので、夏場でも快適に着用できる上衣を提供することが可能となる。
請求項1に記載した上衣によれば、背裏地の袖繰り近傍部分をたたみ込んでプリーツを形成したことにより、上衣を着用した状態での腕の上げ下げ動作や腕を前方に出す動作の際にプリーツが広げられて、背中部分に突っ張りを生じにくくすることができる。これにより、着用した状態で腕を動作しやすくなるので、腕の運動量を十分に確保した上衣を提供することができる。また、プリーツが上衣の表地側に露出しないので、上衣の種類やデザインを問わず、あらゆる上衣に適用することできる。さらに、伸縮性部材をプリーツの両端に縫着したことにより、伸縮性部材の伸縮作用によって、プリーツを広げられた状態から元のたたみ込まれた状態に容易に復元することができる。
請求項2に記載した上衣によれば、請求項1に記載した上衣の効果に加えて、伸縮性部材を背裏地の着用面側に配置したことにより、着用した際に、プリーツのたたみ込みによって生じる段差による違和感を無くすことができるとともに、背裏地側の縫い合わせ部を隠して背裏地の外観をきれいに整えることができるようになるので、上衣内側の美観をも整えることができる。
請求項3に記載した上衣によれば、請求項1又は2に記載した上衣の効果に加えて、プリーツを袖繰りから背裏地の中心に向かって10〜15cmの幅で形成しているので、着用したときに必要にして十分な腕の運動量を確保することができる。
請求項4に記載した上衣によれば、請求項1から3のいずれかに記載した上衣の効果に加えて、伸縮性部材に通気性を有するものを採用したことによって、袖繰り近傍部分の通気性を向上させることができるので、ムレを防止してさらに快適な着用感を備えた上衣を提供することができる。
本発明は、上衣の背裏地における袖繰り近傍部分を折りたたんでプリーツを形成するとともに、このプリーツの両端に縫着されてプリーツを被覆する伸縮性部材を備える上衣である。
上衣の背裏地の袖繰り近傍部分に形成されるプリーツは、背裏地の袖繰りから背中中心に至る部分に形成される。プリーツの形態としては、例えば、サイドプリーツ、シングルプリーツ、ダブルプリーツ、アコーディオンプリーツ、ボックスプリーツ、インバーテッドプリーツ、マジョリカ、クリスタル、ハリケーン、コンビネーション等が挙げられるが、上衣を着用して腕を動作した際の袖の引っ張りに対応できる程度の広がり幅を確保できる形態であれば特に限定されるものではない。
また、プリーツは、背裏地における袖繰りから背中中心に至る方向に10〜15cmの幅で形成することが好ましい。プリーツの幅が10cmよりも少ないと十分な伸縮量を確保することができず、また、15cmを超える幅ではプリーツの段差が大きくなってしまい着用感に影響を与えるからである。
伸縮性部材としては、縦横方向に適度に伸縮性のある生地であれば良く、例えば、ポリエステル糸やポリウレタン糸等の伸縮性を有する糸を少なくとも一部に使用しているものが挙げられる。また、伸縮性部材は通気性を有する布地であることが好ましく、例えば、ニット、トリコットの他、メッシュ状に織成した布地や、パンチング処理をした布地を用いるとよい。
尚、本発明における上衣とは、例えば、背広服の上着、ジャケット、コート、ブレザー、ブルゾン等であって背裏地を有するものであり、その背裏地の形態は、総裏地であってもよいし背抜き裏地であってもよい。
以下に本発明の実施例を図に基づいて説明する。
図1には、実施例1に係る上衣100を示しており、図2は実施例1に係る上衣100の背裏地120を着用面側から見た状態を示している。
図1に示すように、本実施例に係る上衣100は背広服であって、その後身頃は表地110と背裏地120とからなっている。そして、図2に示すように、背裏地120はいわゆる総裏地であって、袖繰りから背中中心側に至るおよそ15cmの幅の部分が一重にたたみ込まれてなるシングルタイプのプリーツ130が形成されている。そして、プリーツ130の着用面側の両端には、伸縮性部材としてメッシュ布地140が縫着されている。すなわち、背裏地120の袖繰り近傍部分をたたみ込んでプリーツ130を作製した後、そのプリーツ130の上にメッシュ布地140を重ね合わせ、メッシュ布地140の両端をそれぞれ背裏地120の袖繰りと袖繰りからおよそ15cmの部分に縫着することにより作製される。
図3は、実施例1に係る上衣100の背裏地120におけるプリーツ130を示している。上衣100を着用して腕を下げた状態にあるときには、プリーツ130は図3(a)に示すようにたたみ込まれた状態となっている。一方、上衣100の腕を上げたり前に出して袖が引っ張られたときには、プリーツ130はたたみ込まれた状態から図3(b)に示すように広げられた状態となり、このプリーツの広がりに伴ってメッシュ布地140も横方向に伸長した状態となる。このように、プリーツ130が広げられるとともにメッシュ布地140とが伸長することによって、腕を動作した際の袖の引っ張りよって背中部分に生じる突っ張り感が緩和される。
逆に、袖を上げた状態や前方に出した状態から袖を下げた状態に戻したときには、袖繰り側からの引っ張りが解消されるのでメッシュ布地140が収縮するとともに、このメッシュ布地140の収縮に伴ってプリーツ130が広げられた状態から元の折りたたまれた状態に復元されることとなる。
図4は、実施例2に係る上衣100の背裏地120を着用面側から見た状態を示しており、図5は実施例2に係る上衣100の背裏地120におけるプリーツ130を示している。実施例2に係る上衣100も実施例1と同様に背広服であるが、背裏地120が背抜き裏地となっていること及びプリーツ130がボックスタイプとなっている点において実施例1と相違している。
実施例2におけるプリーツ130についても実施例1と同様、上衣100を着用して腕を下げた状態では図5(a)に示すようにプリーツ130はたたみ込まれた状態にある。一方、腕を上げたり前に出したりして袖が引っ張られたときには、図5(b)に示すようにプリーツ130は広げられた状態となり、これに伴ってメッシュ布地140も横方向に伸長した状態となる。そして、腕を上げた状態から腕を下ろしたときには、メッシュ布地140は収縮し、これに伴ってプリーツ130が広げられた状態から元の折りたたまれた状態へと復元される。
上記実施例1及び実施例2に係る上衣100によれば、背裏地120の袖繰り近傍部分をたたみ込んでプリーツ130を形成しているので、上衣100を着用して腕を動作する際にプリーツ130が広げられて、背中部分に突っ張りを生じにくくすることができる。また、プリーツ130を背裏地120に設けたので、プリーツ130が上衣100の表地側に露出することがなく、上衣100のデザインを損なうことがない。また、プリーツ130の両端にメッシュ布地140を縫着しているので、メッシュ布地140の伸縮作用によってプリーツが伸長した状態から元のたたみ込まれた状態に容易に復元することができるとともに、袖繰り近傍部分の通気性も確保することができる。さらに、メッシュ布地140を着用面側に配置したことにより、着用時においてプリーツ130の段差による違和感を無くすことができるとともに、上衣内側の外観が整えられる。
実施例1に係る上衣の背面図である。 実施例1に係る上衣の背裏地の着用面側を示す図である。 実施例1に係る上衣の背裏地におけるプリーツの伸縮状態を説明する図である。 実施例2に係る上衣の背裏地の着用面側を示す図である。 実施例2に係る上衣の背裏地におけるプリーツの伸縮状態を説明する図である。
符号の説明
100 上衣
110 表地
120 背裏地
130 プリーツ
140 メッシュ布地(伸縮性部材)

Claims (4)

  1. 背裏地の袖繰り近傍部分をたたみ込んでプリーツを形成するとともに、該プリーツを被覆する伸縮性部材の両端を前記プリーツに縫着したことを特徴とする上衣。
  2. 伸縮性部材は、背裏地の着用面側に配置されることを特徴とする請求項1に記載の上衣。
  3. プリーツは、袖繰りから背裏地の中心側に向かって10〜15cm幅の部分に形成されていることを特徴とする請求項1又は2に記載の上衣。
  4. 伸縮性部材は、通気性を有することを特徴とする請求項1から3のいずれかに記載の上衣。
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Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100982248B1 (ko) * 2010-02-12 2010-09-14 캠브리지코오롱 주식회사 슈트 상의
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KR101394555B1 (ko) 2013-03-07 2014-05-14 이상오 통기성 작업용 우의
JP2020169425A (ja) * 2019-04-05 2020-10-15 クロダルマ株式会社 送風路付被服
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JP2021031795A (ja) * 2019-08-22 2021-03-01 株式会社チクマ ノーフォークジャケット

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