JP6811493B1 - 脇汗染み防止衣類 - Google Patents

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【課題】着用しても動きやすく、外部への汗の発散が促進されて、脇汗染みの発生を効果的に防止できる衣類を提供する。【解決手段】衣類本体1の生地における着用者の脇の下に沿う部分の裏面に、汗取りパッド2が縫着された脇汗染み防止衣類において、汗取りパッド2は、前側縁と後側縁に沿う部分でのみ衣類本体1の生地に縫着されて、汗取りパッド2と衣類本体1の生地との間にトンネル状の空隙部35が形成されるようにする。汗取りパッド2は、衣類本体1の身頃11に縫着される脇パッド部21と、衣類本体1の袖12に縫着される袖パッド部22とを継ぎ合わせた形状とし、空隙部35が脇裾34から袖口33まで連通するものとする。【選択図】図1

Description

この発明は、着用者の脇の下からの発汗による脇汗染みの発生を防止する機能を備えた衣類に関するものである。
着用者の脇の下からの発汗により衣類に脇汗染みが生じると、外見上、周囲の者に不快感を与えることがあるほか、着用者も羞恥心を感じることがある。
このため、衣類の衣類本体の生地における着用者の脇の下に沿う部分の裏面に、汗取りパッドが縫着された脇汗染み防止衣類が種々提案されており、例えば、下記特許文献1には、図8に示すようなものが記載されている。
この衣類は、衣類本体51が身頃52と袖53とから成るインナーのシャツであり、吸湿性を有する汗取りパッド54は、身頃52の裏面に当てられた脇パッド部55と、袖53の裏面に当てられた袖パッド部56とから構成されている。
そして、汗取りパッド54の脇パッド部55及び袖パッド部56は、それぞれ身頃52と袖53の接合部である袖付ライン57に沿って衣類本体51の生地に縫い合わされるとともに、身頃52の前身頃と後身頃の縫製ライン及び袖53の袖口の端縁において衣類本体51の生地に縫い合わされている。
特開2009−114582号公報
しかしながら、上記のような脇汗染み防止衣類では、多くの汗を吸い取るために脇パッド部55を大きくすると、腕の上げ下げ等の動きが妨げられ、いわゆる「ツッパリ感」のような違和感を感じることがある。
また、衣類本体51の内側において、脇裾から袖口まで空気が通らず、却って汗の発散が阻害され、蒸れた状態となり、発汗量が増えることがある。
そこで、この発明は、着用しても動きやすく、外部への汗の発散が促進されて、脇汗染みの発生を効果的に防止できる衣類を提供しようとするものである。
上記課題を解決するため、この発明は、衣類本体の生地における着用者の脇の下に沿う部分の裏面に、汗取りパッドが縫着された脇汗染み防止衣類において、
前記汗取りパッドは、前側縁と後側縁に沿う部分でのみ前記衣類本体の生地に縫着されて、前記汗取りパッドと前記衣類本体の生地との間にトンネル状の空隙部が形成されるものとしたのである。
また、前記汗取りパッドは、前記衣類本体の身頃に縫着される脇パッド部と、前記衣類本体の袖に縫着される袖パッド部とを継ぎ合わせた形状とされ、
前記空隙部が脇裾から袖口まで連通しているものとしたのである。
さらに、前記汗取りパッドは、肌に触れる裏生地と、汗の水分の透過を防止する防水パッドと、前記衣類本体の生地に重なる表生地とが積層された3層構造になっているものとしたのである。
この発明に係る脇汗染み防止衣類では、汗取りパッドが前側縁と後側縁に沿う部分でのみ衣類本体の生地に縫着されているので、着用者の腕の上げ下げ等の動作を妨げにくく、着用時の違和感が解消される。
また、汗取りパッドと衣類本体の生地との間に形成されたトンネル状の空隙部を介して空気が通るので、外部への汗の発散が促進されて、涼しさを感じることができ、脇汗染みの発生防止効果が向上する。
この発明に係る脇汗染み防止衣類の実施形態の要部正面図 同上の裏返した正面側からの斜視図 同上の裏返した背面側からの斜視図 同上の着用状態における脇下部分の縦断正面図 同上の構成部材のパターン図 同上の汗取りパッドの積層構造を示す斜視図 同上の構成部材の配置イメージを示す斜視図 特許文献1に記載の脇汗染み防止衣類の正面図
以下、この発明の実施形態を添付図面に基づいて説明する。
図1乃至図4に示すように、この脇汗染み防止衣類は、インナーのシャツであり、衣類本体1の生地における着用者の脇の下に沿う部分の裏面に、汗取りパッド2が縫着されたものである。
衣類本体1は、身頃11の両肩部に左右の袖12を備えており、汗取りパッド2は、身頃11の裏面に当てられた脇パッド部21と、袖12の裏面に当てられた袖パッド部22とから構成されている。
図5のパターン図に示すように、衣類本体1の身頃11は、前身頃13と後身頃14とから構成され、前身頃13は、両側部が着用者の背側に少し回り込むように、後身頃14よりも幅が広くなっている。
前身頃13及び後身頃14の周縁には、襟ぐり31及び裾32が形成され、両側にそれぞれ胴継縁13a,14a及び袖付縁13b,14bが形成されている。
袖12の周縁には、袖口33及び襟ぐり31が形成され、他の部分に筒継縁12a,12b及び袖付縁12c,12dが形成されている。
脇パッド部21の周縁には、襟ぐり31及び脇裾34が形成され、他の部分の一側に前側縁2Fが、他側に後側縁2Rがそれぞれ形成されている。また、後側縁2Rと襟ぐり31の間に継合縁21aが形成されている。
袖パッド部22の周縁には、袖口33及び襟ぐり31が形成され、他の部分の一側に前側縁2Fが、他側に後側縁2Rがそれぞれ形成されている。また、後側縁2Rと襟ぐり31の間に継合縁22aが形成されている。
袖12と脇パッド部21及び袖パッド部22とは、左右対称形状とされ、脇パッド部21及び袖パッド部22の継合縁21a,22aは、前身頃13の袖付縁13b及び袖12の袖付縁12cに対応して、U字状とされている。
上記のような衣類本体1の各部材は、例えば、吸水性及び速乾性に優れた綿55%、ポリエステル45%の混紡のニットの生地から成り、この生地は、抗菌防臭作用を有するものとされている。
汗取りパッド2の脇パッド部21及び袖パッド部22は、図6に示すように、肌に触れる裏生地2aと、中間に挟まれる防水パッド2bと、衣類本体1の生地に重なる表生地2cとが積層された3層構造になっている。
裏生地2a及び表生地2cは、衣類本体1と同じ生地から成り、防水パッド2bは、通気性を有するが汗の水分をほどんど透過させず、抗菌作用を有する生地から成るもの(例えば、小松マテーレ製:バイオガード(登録商標))とされている。
上記各部材からの衣類の縫製に際しては、図7に示す立体配置となるように、前身頃13と後身頃14の左右の胴継縁13a,14a同士が縫合されて身頃11が形成され、袖12が筒状に巻かれて筒継縁12a,12bが縫合される。
次に、図1乃至図3に示すように、前身頃13の袖付縁13bと袖12の袖付縁12cとが縫合され、後身頃14の袖付縁14bと袖12の袖付縁12dとが縫合されて、身頃11に袖12が取り付けられ、衣類本体1が形成される。
また、脇パッド部21の継合縁21aと袖パッド部22の継合縁22aとが縫合され、衣類本体1の裏面側で、脇パッド部21が前身頃13に重ねられ、袖パッド部22が袖12に重ねられる。
そして、継合縁21a,22aが袖付縁13b,12cに沿うとともに、脇パッド部21の後側縁2Rが胴継縁13a,14aに沿い、袖パッド部22の後側縁2Rが筒継縁12a,12bに沿った状態で、脇パッド部21の前側縁2F及び後側縁2Rが前身頃13に縫着され、袖パッド部22の前側縁2F及び後側縁2Rが袖12に縫着される。
このとき、脇パッド部21の継合縁21a及び脇裾34と、袖パッド部22の継合縁22a及び袖口33は、衣類本体1に縫着されることはない。
これにより、図4に示すように、汗取りパッド2の脇パッド部21及び袖パッド部22と、衣類本体1の身頃11及び袖12の生地との間には、トンネル状の空隙部35が形成され、空隙部35が脇裾34から袖口33まで連通する。
上記のような脇汗染み防止衣類では、汗取りパッド2が前側縁2Fと後側縁2Rに沿う部分でのみ衣類本体1の生地に縫着されているので、着用者の腕の上げ下げ等の動作を妨げにくく、着用時の違和感が解消される。
また、汗取りパッド2と衣類本体1の生地との間に形成されたトンネル状の空隙部35を介して空気が通るので、外部への汗の発散が促進されて、涼しさを感じることができ、脇汗染みの発生防止効果が向上する。
なお、上記実施形態では、衣類本体1として、袖12を有するものを例示したが、キャミソールやタンクトップ等の袖12がない衣類においても、汗取りパッド2が脇パッド部21のみから成るものとして、同様の構成を採用することができる。
また、インナーのシャツについて例示したが、アウターのトップスとして着用するTシャツ等の衣類にも同様の構成を採用することができる。
なお、上記実施形態では、身頃11として、前身頃13の幅が後身頃14の幅よりも広く、前身頃13の両側部が着用者の背側に少し回り込むものを例示したが、身頃11は、前身頃13の幅と後身頃14の幅が同一で、胴継縁13a,14aの縫合部が着用者の両脇の前後方向中央部に位置するものとしてもよい。また、前身頃13と後身頃14とを縫合して形成されるものではなく、一体として円筒状に編成されたものとしてもよい。
また、衣類本体1の生地として、綿とポリエステルの混紡のニット生地を例示したが、衣類本体1の生地は、特にこのようなものに限定されず、綿100%のもの等、種々のものを適用できる。また、汗取りパッド2の生地についても、例示したもののほか、種々のものを適用できる。
そのほか、汗取りパッド2が3層構造のものを例示したが、汗取りパッド2は、生地の種類によっては、2層又は4層以上の積層構造としてもよく、その積層構造が特に限定されるものではない。
1 衣類本体
2 汗取りパッド
2a 裏生地
2b 防水パッド
2c 表生地
2F 前側縁
2R 後側縁
11 身頃
12 袖
12a,12b 筒継縁
12c,12d 袖付縁
13 前身頃
13a 胴継縁
13b 袖付縁
14 後身頃
14a 胴継縁
14b 袖付縁
21 脇パッド部
21a 継合縁
22 袖パッド部
22a 継合縁
31 襟ぐり
32 裾
33 袖口
34 脇裾
35 空隙部

Claims (3)

  1. 衣類本体(1)の生地における着用者の脇の下に沿う部分の裏面に、汗取りパッド(2)が縫着された脇汗染み防止衣類において、
    前記汗取りパッド(2)は、前側縁(2F)と後側縁(2R)に沿う部分でのみ前記衣類本体(1)の生地に縫着されて、着用者の脇の下に沿う部分から前側上方へ襟ぐり(31)を形成するように延びており、
    前記汗取りパッド(2)と前記衣類本体(1)の生地との間にトンネル状の空隙部(35)が形成されていることを特徴とする脇汗染み防止衣類。
  2. 前記汗取りパッド(2)は、前記衣類本体(1)の身頃(11)に縫着される脇パッド部(21)と、前記衣類本体(1)の袖(12)に縫着される袖パッド部(22)とを継ぎ合わせた形状とされ、
    前記空隙部(35)が脇裾(34)から袖口(33)まで連通していることを特徴とする請求項1に記載の脇汗染み防止衣類。
  3. 前記汗取りパッド(2)は、肌に触れる裏生地(2a)と、汗の水分の透過を防止する防水パッド(2b)と、前記衣類本体(1)の生地に重なる表生地(2c)とが積層された3層構造になっていることを特徴とする請求項1又は2に記載の脇汗染み防止衣類。
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