JPH07316904A - 作業着 - Google Patents

作業着

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JPH07316904A
JPH07316904A JP6131307A JP13130794A JPH07316904A JP H07316904 A JPH07316904 A JP H07316904A JP 6131307 A JP6131307 A JP 6131307A JP 13130794 A JP13130794 A JP 13130794A JP H07316904 A JPH07316904 A JP H07316904A
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上 一 生 川
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 用足しの際の必要箇所の開放性を改良する
とともに、開放部の美観性を全体に調和させた新規な構
成の作業衣を提供する。 【構成】 襟元部11から股部15に至る胴部12、
ウエスト部13および腰周り部14各前面中央に直線状
の上下引きジッパー21を配して開閉自在の着脱衣用開
口部2を形成する一方、股部より約10センチメートル
前後上方の腰周り部14の水平面内全周に折返し襞部4
を形成すると共に、該折返し襞部4に沿ってその内側に
隠れる位置であって、腰周り部14における前記着脱衣
用開口部2から夫々左右方向に確保された適宜巾のツナ
ギ布部部分を除く腰周り部水平面内に直線状の横引きジ
ッパー31を配することにより用足し用開口部3を形成
してなる作業衣。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の目的】この発明は、胴部、ウエスト部、腰周り
部、および脚筒部からなる作業着に関するものであり、
用足しの際の必要箇所の開放性とそのために生じる開放
部の美観性とが改良、調和されるようにした新規な構成
からなる作業着を提供しようとするものである。
【0002】
【従来技術】従来、各職場においては、その職場環境に
応じて、より快適かつ機能的に作業ができるように、そ
の職場環境に応じた素材や機能を有する多種多様な作業
服が開発、実用化されている。建設工事や農作業、自動
車修理等のように激しい動きを伴う職場においても例外
ではなく、より快適に作業をすることができるように数
多くの作業服が開発されており、中でも最も一般的に愛
用されているのが、上半身に着衣する部分と下半身に着
衣する部分を一体化してその前面の中央部に縦長に開閉
自在とする一条の脱着部が形成された特異な形状を有す
る通常「ツナギ服」と称されている作業服である。
【0003】このツナギ服によると、その特異な形状に
より、上半身を屈めた場合やどのように激しく動いた場
合でも、決して腰部が開いてしまうことがなくなり、衣
服の着併せに気をとられることなく作業することができ
るため非常に好都合なものとなっている。しかし、この
ツナギ服も、男性のように立ったまま小用をたす場合に
は、着衣部が広く形成されているために特に支障はない
ものの、女性のように屈んで用便をたさなければならな
いような場合には、下半身部分だけを脱衣することがで
きないため、一旦、上半身に着衣している部分を脱がな
ければならず、非常に不便なものとなっていた。最近で
は、各種作業現場において作業機械が盛んに導入され、
重労働が少なくなってきていることから女性就労者が年
々増加してきており、したがって、女性が上述のツナギ
服を作業服として用いる機会が増えてきていることを考
慮すると、上記した欠点は、作業衣として極めて不都合
なこととなる。
【0004】そこで、昭和57年実用新案登録願第35
493号公開公報に掲載の考案に代表されるような改良
されたツナギ作業服が提案されている。この考案のツナ
ギ作業服は、従来市販されているツナギ服の基本的な構
造を確保しつつ、新たに尻部相当箇所に上向き凸弧状で
開閉自在の開口曲線を形成することにより、従来の腰部
を露出しにくいと言う機能に加え、ツナギ服を着衣した
まま、開口曲線部を開いて尻部を露出させて用便を足す
ことができるようにしたものである。
【0005】しかし、その構造上、通常の作業服に、無
理やり上向き凸弧状の開口曲線を、尻部相当箇所に形成
したため、その開口曲線に取り付けられ、開閉状態を実
現するファスナー開閉具は、後ろ手に凸弧状の開口曲線
の湾曲に沿わせて操作しなければならないため、非常に
操作しずらいものとなっているおり、また、尻部に形成
される開口曲線が、不自然な形状となっているため、そ
の完成品たるツナギ作業服の全体のデザインを著しく害
すると共に、縫製加工上おいても効率的なものではなか
った。
【0006】以上のような状況に鑑み、屈んで用便を済
ませる際の尻部を露出させる構造として有効で、且つど
のような動きにおいても決して腰部を露出させることの
ない機能的な作業衣の開発、研究に取り組んできた結
果、遂に以下において詳述するとおりの新規な作業衣の
実現化に成功したものである。
【0007】
【発明の構成】図面に示す代表的な実施例からも理解さ
れるように、この発明の作業着は、基本的に次のような
構成からなるものである。即ち、襟元部を含む胴部、そ
の下のウエスト部、その下に繋がる腰周り部、および股
部から左右に別れる脚筒部からなる作業着において、襟
元部から股部に至る胴部、ウエスト部および腰周り部各
前面中央に直線状の上下引きジッパーを配して開閉自在
の着脱衣用開口部を形成する一方、股部より約10セン
チメートル前後上方であって、腰掛けた状態の臀部後端
直近に相当する位置を含む腰周り部の水平面内全周に亙
って折返し襞部を形成すると共に、該折返し襞部に沿っ
てその内側に隠れる位置であって、腰周り部における前
記着脱衣用開口部から夫々左右方向に確保された適宜巾
のツナギ布部部分を除く腰周り部水平面内に直線状の横
引きジッパーを配することにより用足し用開口部を形成
してなる作業着とするものである。
【0008】襟元部を含む胴部、その下のウエスト部、
その下に繋がる腰周り部、および股部から左右に別れる
脚筒部は、例えば、麻、木綿、絹等の天然素材若くは、
ポリエステル、ナイロン等の化学繊維、又はそれらを適
宜組み合わせた合成繊維等これまでに採用されてきてい
る公知のあらゆる素材を採用して、胴部の袖を半袖若く
は長袖又は脚筒部を半ズボン若くは長ズボンとする等、
職場環境に応じて形成されるものである。
【0009】脱着衣開口部は、作業着を着衣もしくは脱
衣するためのものであり、胴部、ウエスト部、腰周り部
の各前面中央に襟元部から脚筒部の基部まで上下方向に
直線状に裁断した切り口辺に、その開閉を規制するため
に噛合している状態においてスライド金具部が上方とな
るように上下引きジッパーを縫合して形成されるもので
ある。
【0010】また、胴部、ウエスト部、腰周り部の各前
面中央に配される上下引きジッパーは、左右対称に一列
に並んだ歯が、その中央に位置するスライド金具部を摺
動することにより噛合し、反対側の方向に摺動すること
によってはずれる仕掛けのものであり、基本的に、スラ
イド金具部は襟元部部又は股上部のどちらか一方の端部
に取り付けられたものであるが、その他にも、ジッパー
が噛合している状態において、襟元部および股上部の2
箇所にスライド金具部を有するものを採用することも可
能であり、この構成による場合には、脱着部は上方およ
び下方のいずれの方向からも開口することができるた
め、男子が小便をする際に一々上方から脱着部を開口す
る必要がないため、使用に際して非常に好都合な作業服
が実現することとなる。
【0011】折返し襞部は、後述する横引きジッパーを
被い隠して、作業服の装飾効果を高めるためのものであ
り、股上約10センチメートル前後で、腰掛けた場合に
臀部後端直近に相当する位置を含む腰周り部の水平面内
全周を亙って直線状に折り返して、ステッチ糸で縫合せ
た飾り縫いによりタックを形成したものであり、そのタ
ック内に、横引きジッパーの下方縫合部が隠れてしま
い、着衣時に外部から該横引きジッパーが露出状となら
ないように形成されるものである。
【0012】用足し用開口部は、屈んで用便をたす場合
に臀部を露出するためのものあり、上記折返し襞部に沿
ってその内側に隠れる位置の、腰周り部における前記着
脱衣用開口部から夫々左右方向に確保された適宜巾のツ
ナギ布部部分を除く腰周り部水平面内を亙って直線状に
切断するとともに、その切り口辺には、左右方向にスラ
イド金具部を摺動することにより上下対称に並んだ歯が
噛合い又は外れる横引きジッパーを縫合して形成された
ものであり、その際に用いられる横引きジッパーは、少
なくとも噛合状態が容易に外れてしまわない程度の連結
強度を有するものであり、噛合している状態においてス
ライド金具部が、左右どちらか一方、又は両方向に取り
付けられたもののいずれも採用することができるもので
ある。また、横引きジッパーを縫合する際に、スライド
金具部を引くためにその中央部に取り付けられるスライ
ド金具部は、スライド金具部の摺動の操作を容易にする
ために外側に向けて作業服に取り付けられるものであ
る。以下、この発明の代表的な実施例について詳述す
る。
【0013】
【実施例1】この実施例に示す作業衣は、図1の正面
図、図2の背面図、図3の用足し用開口部3を開いた状
態における側面図、図4の要部側面拡大断面図からも容
易に理解できるように、襟元部11を含む胴部12、そ
の下のウエスト部13、その下に繋がる腰周り部14、
および股部15から左右に別れる脚筒部16からなる作
業着において、襟元部11から股部15に至る胴部1
2、ウエスト部13および腰周り部14各前面中央に直
線状の上下引きジッパー21を配して開閉自在の着脱衣
用開口部2を形成する一方、前面中央部より左右夫々3
〜20センチメートル程度を除くウエスト部13全周に
は、所定幅のゴム網状の伸縮性繊維材51を縫合して緩
衝ベルト部5が形成されると共に、股部15より約10
センチメートル前後上方であって、腰掛けた状態の臀部
後端直近に相当する位置を含む腰周り部14の水平面内
全周には折返し襞部4が形成され、更に、該折返し襞部
4に沿ってその内側に隠れる位置であって、腰周り部1
4における前記着脱衣用開口部2から夫々左右方向に確
保された適宜巾のツナギ布部部分を除く腰周り部14水
平面内に直線状の横引きジッパー31を配することによ
り用足し用開口部3が形成された作業衣である。
【0014】この実施例に示す作業衣は、平均的な体型
を基にして、折り返し襞部や用足し用開口部3、更に緩
衝ベルト部5を形成する位置を予め特定した上、その胴
部12の袖は長袖で、脚筒部16は長ズボンに形成され
ているものである。前面中央部より左右夫々5〜6セン
チメートル程度を除くウエスト部13全周に形成される
緩衝ベルト部5は、背筋を丸めた際に当該繊維が伸びる
ことにより、用足し用開口部3に縫合される横引きジッ
パー31にかかる負担を弱める機能を有するものであ
り、前面中央部より左右夫々5〜6センチメートル程度
を除くウエスト部13全周を適宜幅欠落させた後、その
欠落した部分に、少なくとも上下方向に伸縮自在とする
伸縮繊維材(例えばニットファーブリック、ジャージー
又はゴムテープ等)を縫合して形成されたものであり、
欠落させるウエスト部13の上下幅は、縫合する繊維素
材の伸縮率にあわせて、背筋を丸めた場合に必要となる
長さを確保可能な程度伸びることのできる幅に規制され
ているものであり、伸縮繊維素材としてニットファーブ
リックを採用した場合には、その上下幅は10〜20セ
ンチ程度とするものである。
【0015】更に、この実施例において、伸縮性繊維材
51として上下方向のみならず左右方向にも伸縮できる
ものを採用した場合には、作業着を着用した場合におい
て、緩衝ベルト部5は、ウエスト部13の弛みを極力減
らすこととなり、恰もベルトのように機能することとな
るため、より好都合な作業衣となる。
【0016】
【実施例2】この実施例に示す作業衣は、図1の正面
図、図2の背面図、図3の用足し用開口部3を開いた状
態における側面図、図4の要部側面拡大断面図からも容
易に理解できるように、襟元部11を含む胴部12、そ
の下のウエスト部13、その下に繋がる腰周り部14、
および股部15から左右に別れる脚筒部16からなる作
業着において、襟元部11から股部15に至る胴部1
2、ウエスト部13および腰周り部14各前面中央に、
襟元部11部および股上部の2箇所にスライド金具部2
1aを有し、これら各スライド金具部21aからスライ
ド金具部21bを夫々係合させて上下引きさせる構造の
直線状の上下引きジッパー21を配して、その上方側あ
るいは下方側の何れか一方、あるいはまた双方同時の開
閉が選択的になし得る着脱衣用開口部2を形成し、前面
中央部より左右夫々6〜7センチメートル程度を除くウ
エスト部13全周には、所定幅の帯状の伸縮性繊維材5
1を縫合して緩衝ベルト部5が形成されると共に、股部
より約10センチメートル前後上方であって、腰掛けた
状態の臀部後端直近に相当する位置を含む腰周り部14
の水平面内全周には折返し襞部4が形成され、更に、該
折返し襞部4に沿ってその内側に隠れる位置であって、
腰周り部14における前記着脱衣用開口部2から夫々左
右方向に確保された適宜巾のツナギ布部部分を除く腰周
り部14水平面内に直線状の横引きジッパー31を配す
ることにより用足し用開口部3が形成された作業衣であ
る。
【0017】折り返し襞部は、股部より約10センチメ
ートル前後上方であって、腰掛けた状態の臀部後端直近
に相当する位置を含む腰周り部14の水平面内全周に亙
って直線状に2センチメートル程度のタックを形成した
ものであり、その内側に隠れるように用足し用開口部3
が、腰周り部14における着脱衣用開口部2から夫々左
右方向に10センチメートル程度のツナギ布部部分を除
いた腰周り部14水平面内全周を切断して、その切り口
辺に左右どちらか一方にスライド金具部21aを有する
直線状の横引きジッパー31を縫合して形成されている
ものである。着脱衣用開口部2に縫合される上下引きジ
ッパー21の、襟元部11部および股上部の2箇所のス
ライド金具部21aのうち、襟元部11部方向のスライ
ド金具部21aは、作業衣を着衣又は脱衣するためのも
のであり、股上部方向のスライド金具部21aは、男子
が足ったまま用便を足すときに要部のみを開口すること
ができるようにするためのものである。
【0018】
【作用効果】上述の構成から成るこの発明の作業衣は、
襟元部から股部に至る胴部、ウエスト部および腰周り部
各前面中央に形成される着脱衣用開口部により、着衣又
は脱衣されるものであり、通常の場合は、用足し用開口
部の横引きジッパーを閉じた状態として着衣することに
より、胴部、ウエスト部および着脱衣用開口部より上方
の腰周り部と着脱衣用開口部より下方が一体となり、そ
の結果いかに激しく動いたとしても決して腰部を露出し
てしまうことがなくなるものであり、屈んで用便を足す
場合には、用足し用開口部の横引きジッパーを開いた状
態として、そこから臀部を露出させることにより、一々
上半身に着衣する部分までも脱衣しなければならないと
いう煩わしさを解消するものである。
【0019】ここで、この発明において、用足し用開口
部は、股部より約10センチメートル前後上方であっ
て、腰掛けた状態の臀部後端直近に相当する位置を含む
腰周り部の水平面内全周に規制して形成されているた
め、当該開口部を開いた場合の横引きジッパーの下端は
極力下まで開くことができる上、作業服を着衣したまま
座った場合にも、横引きジッパーが臀部の下とならない
ことにより、作業者が用足し用開口部の凹凸による違和
感を感じることなく座っていることができるものであ
る。
【0020】更に用足し用開口部の形状は、水平直線状
に形成されているため、横引きジッパーの噛合または、
その取り外しを行う際にスライド金具部を湾曲させるこ
となく直線上に摺動することができるため、容易に当該
開口部の開閉動作を行うことができ、使用上非常に有利
な作業服となる他、当該用足し用開口部は、それよりも
纔に上方に形成されている折返し襞部で覆い隠されてい
るため、その形状は、恰も腰紐もしくはベルト孔の如き
形状となり、決して作業衣全体の美観性を損なわず、外
観上は当該開口部が用便を足すためのものであることを
想起し得ないものとして形成される。
【0021】また、用足し用開口部は、着脱衣用開口部
から夫々左右方向に適宜巾のツナギ布部部分を確保した
上で形成しているため、より確実に胴部、ウエスト部お
よび着脱衣用開口部より上方の腰周り部と着脱衣用開口
部より下方の部分を一体とすることが出来ることとな
り、用足し用開口部を開いた状態とした場合にも、それ
らが離れ離れとなる心配がなくなるため安心して屈んで
用便をたすことができることとなる。殊に、実施例1に
示すように平均的な体型を基にして、作業衣全体のサイ
ズや、用足し用開口部33の等の形成位置等を特定して
形成した場合には、この発明の作業衣を大量生産するこ
とができ、より安価な作業衣を実現することができるこ
となる。
【0022】また、腰部の背面部を含む所定範囲には、
伸縮性繊維を用いて緩衝ベルト部5を形成しているた
め、背筋を屈めて作業する場合にも、当該繊維が上下方
向に伸びることにより、用足し用開口部3が閉じた状態
を保持している横引きジッパー31にかかる負担を弱め
て、より確実に閉じた状態を維持することが可能とな
り、知らないうちに用足し用開口部3が開いてしまうと
いった事態を極力避けることができる。その結果、作業
衣の背面部が縦方向に伸縮することとなるため、従来市
販されている作業衣のように、屈んで作業をする場合に
襟元部11が引っぱられて息苦しさを感じるといった事
態をも防止することができることとなり、いかなる体勢
でもより快適に作業をすることができる理想的な作業衣
が実現される。
【0023】更に、実施例2に示す作業衣のように、着
脱衣用開口部2に襟元部11部および股上部の2箇所に
スライド金具部21aを有する上下引きジッパー21を
採用した場合には、着脱衣用開口部2は、上方側と下方
側の双方から開くことができることとなり、男子が立っ
たまま用便をたすような場合にも、着脱衣用開口部2を
下まで全開とせずに、下方側のみを開くことができるた
め、男子が着用した場合にも非常に便利な作業衣とな
る。
【0024】叙上の如く、この発明は、非常に簡潔な構
成により、所期の目的を確実に達成すると共に、衣服と
しての装飾美を損なわず、しかも縫製し易く、安価に提
供可能な作業衣が実現される上、特にその構成上から女
性向けの作業衣として高く評価されることが予想される
ことから、作業衣の分野に新たな需要を喚起し得るもの
となる。
【0025】
【図面の簡単な説明】
図面は、この発明の技術的思想を具体化してなる代表的
な実施例に基づくものである。
【図 1】実施例1に記載の作業衣の全体正面図であ
る。
【図 2】実施例1に記載の作業衣の全体背面図であ
る。
【図 3】用足し用開口部を開いた状態を示す全体側面
図である。
【図 4】用足し用開口部の連結状態を示す要部拡大断
面図である。
【符号の説明】
1 作業衣 11 同襟元部 12 同胴部 13 同ウエスト部 14 同腰周り部 15 同股部 16 同脚筒部 2 着脱衣用開口部 21 同上下引きジッパー 21a スライド金具部 21b スライド金具部 3 用足し用開口部 31 同横引きジッパー 4 折返し襞部 5 緩衝ベルト部 51 同伸縮性繊維材

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 襟元部を含む胴部、その下のウエスト
    部、その下に繋がる腰周り部、および股部から左右に別
    れる脚筒部からなる作業着において、襟元部から股部に
    至る胴部、ウエスト部および腰周り部各前面中央に直線
    状の上下引きジッパーを配して開閉自在の着脱衣用開口
    部を形成する一方、股部より約10センチメートル前後
    上方であって、腰掛けた状態の臀部後端直近に相当する
    位置を含む腰周り部の水平面内全周に亙って折返し襞部
    を形成すると共に、該折返し襞部に沿ってその内側に隠
    れる位置であって、腰周り部における前記着脱衣用開口
    部から夫々左右方向に確保された適宜巾のツナギ布部部
    分を除く腰周り部水平面内に直線状の横引きジッパーを
    配することにより用足し用開口部を形成してなる作業
    着。
  2. 【請求項2】 襟元部を含む胴部、その下のウエスト
    部、その下に繋がる腰周り部、および股部から左右に別
    れる脚筒部からなる作業着において、襟元部から股部に
    至る胴部、ウエスト部および腰周り部各前面中央に直線
    状の上下引きジッパーを配して開閉自在の着脱衣用開口
    部を形成する一方、少なくとも背面部を含むウエスト部
    には、所定幅の帯状の縦方向または縦横方向伸縮自在の
    緩衝ベルト部が形成されると共に、股部より約10セン
    チメートル前後上方であって、腰掛けた状態の臀部後端
    直近に相当する位置を含む腰周り部の水平面内全周には
    折返し襞部が形成され、更に、該折返し襞部に沿ってそ
    の内側に隠れる位置であって、腰周り部における前記着
    脱衣用開口部から夫々左右方向に確保された適宜巾のツ
    ナギ布部部分を除く腰周り部水平面内に直線状の横引き
    ジッパーを配することにより用足し用開口部が形成され
    た作業着。
  3. 【請求項3】 着脱衣用開口部におけるジッパーが、
    襟元部側および股部側の2箇所にスライド金具部を係合
    させて独立した上下引き可能な構造のものに形成され、
    着脱衣用開口部の上方側あるいは下方側の何れか一方、
    あるいはまた双方同時の開閉が選択的になし得る如くし
    たことを特徴とする請求項1または2に記載の作業着。
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