JP3078680U - 被介護者用衣服 - Google Patents

被介護者用衣服

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JP3078680U JP2000009264U JP2000009264U JP3078680U JP 3078680 U JP3078680 U JP 3078680U JP 2000009264 U JP2000009264 U JP 2000009264U JP 2000009264 U JP2000009264 U JP 2000009264U JP 3078680 U JP3078680 U JP 3078680U
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純子 和多田
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純子 和多田
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 着用状態が作務衣風で見苦しくなく、かつお
むつの交換が容易な被介護者用衣服を実現する。 【解決手段】 ズボン20の前部より上方に腹当て27
を伸延させ、腹当て上縁よりズボン20の陰部前方位置
28までスライドファスナー29を設け、陰部前方位置
28から左右に分かれて裾までの間に、内股中心線2
3、24と前部中心線32、33とのほぼ中間を通るス
ライドファスナー30、31を設け、作務衣風で右前身
頃12の腹部が欠除している上衣10の右前身頃下縁1
6と上記腹当て27の上縁とに互いに係合する布ファス
ナー34b、34aをそれぞれ設けた。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
本考案は痴呆性老人や運動機能障害者など被介護者のための衣服にかかり、特 におむつの交換が容易な衣服に関するものである。
【0002】
【考案が解決しようとする課題】
被介護者の場合、和風の寝間着では身体を動かすことによって裾が乱れるなど の問題があり、上衣とズボンとからなる二部式衣服が多く使用されている。しか し、通常のズボンの場合は、おむつの交換の際に、被介護者のズボンを脱がせた り穿かせたりするのが重労働で、そのためにおむつの交換が遅れたり、被介護者 がズボン内に手を差入れて汚物に触れたりする問題があった。
【0003】 通常のズボンは、前布と後ろ布とを内股中心線と外側中心線とで縫合して脚筒 部を作り、左右の脚筒部を前立て部分と臀部中心線とで互いに結合することによ って形成することが多かった。介護用のズボンには、上記内股中心線と前立て部 分とにスライドファスナーを用い、その操作によってズボンを左右に展開できる ようにしたものがあるが、スライドファスナーを操作するには股間に手を深く挿 入しなければならないので、その操作は必ずしも容易でなく、かつ被介護者に大 きな不快感を与えていた。
【0004】 本考案は、ズボンの展開を容易にすると共に、その際に被介護者に与える不快 感を除いて、おむつの交換を容易にするものである。更に、本考案ではズボンの 改良と併せて上衣も改良し、極めて介護作業が容易な衣服を提供するものである 。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本考案の衣服は、襦袢状の上衣とズボンとからなる。このズボンは、前部が上 端から陰部の前方位置にわたって例えばスライドファスナー、布ファスナーなど の第1の開閉具で結合され、この陰部前方位置から左右に分かれて内股中心線よ りも前方に両裾へ向かう例えばスライドファスナーのような第2及び第3の開閉 具が存在する。これらの開閉具は、何れも股間に深く手を挿入せずに操作できる ので、被介護者に不快感を与えずに容易にズボンを展開することができる。
【0006】 このズボンの前部上縁には、上方に伸びる腹当てを設けることが望ましく、こ の場合、第1の開閉具はズボンの上縁を越えて腹当ての上縁まで伸ばすことが必 要である。この腹当てを適当な結合具によって上衣に結合することより、被介護 者が無意識のうちにズボン内に手を差し入れるのを防ぐことができる。
【0007】
【考案の実施の形態】
襦袢状の上衣の右前見頃の下半部分は、腹当てが存在する場合にはこれと重な り、かつ左前見頃によって覆われるので、その下半部分を欠除させて差支えなく 、この場合は右前見頃の下縁部分と腹当ての上縁部分とに互いに結合できる結合 具を設ければ、みだりに肌が露出するのを防ぐことができる。そして上衣の右脇 縫部分と左前見頃端付近とにそれぞれ紐を取付けて、これを結び合わせれば、左 前身頃が右前身頃の欠除部分を覆うので作務衣状の外観を呈し、着用者の羞恥心 を軽減することができる。
【0008】
【実施例】
図1及び図2において、10は上衣を、20はズボンを示す。上衣10は左前 身頃11、右前身頃12、後身頃13を有し、左前身頃11の下端14は後身頃 13の下端15と同じ高さにあるが、右前身頃12の下端16は身体の胸部下端 付近で終わっている。17及び18は右脇縫部及び左身頃11の端部に取付けた 紐である。
【0009】 ズボン20は左右の脚筒部21、22がそれぞれ内股中心線23、24におい て縫合され、これら脚筒部21、22は臀部中心線25で互いに縫合され、上縁 にはゴム紐を入れた伸縮部26が設けられている。ズボン20の前部上縁からは 腹当て27が伸延し、この腹当て27の上縁は左側が高く右側は低くなっている 。
【0010】 腹当て27の上縁中央と陰部前方位置28との間は切割られていて、その間は スライドファスナー29で結合されている。また、陰部前方位置28から左右に 分かれ、ズボンの両裾に向けてスライドファスナー30、31が伸延している。 29a、29b、30a、30b、31a、31bは各スライドファスナー29 、30、31の開かれた各半部を示し、29c、30c、31cは各スライドフ ァスナーのスライドを示す。スライドファスナー30及び31の設置位置は、そ れぞれ内股中心線、23、24と脚筒部21、22の前部中心線32、33との 中央付近で、どちらかと言えばそれよりも前部中心線32、33寄りの位置が望 ましい。腹当て27の上縁外面及び右前身頃下縁内面には、互いに係合する布フ ァスナー34a及び34bがそれぞれ設けられている。
【0011】 上述の衣服は、着用状態では、ズボン20の各スライドファスナー29、30 、31は閉じられ、上衣10の右前身頃12の布ファスナー34bは腹当て27 の布ファスナー34aに結合され、上衣10の紐17及び18は互いに結び合わ され、この状態の外観は作務衣に近似している。そして、ズボン20の上縁は腹 当て27が連なっていて、腹当て27の上端からズボン内へ手を差入れるのは困 難であるため、被介護者がズボン内へ手を差入れるのを防ぐことができる。
【0012】 おむつの交換時には、上衣10の紐17、18を解き、スライドファスナー2 9を開き、スライドファスナー30、31を途中まで開き、布ファスナー34a 、34bを外すと、図3に示すように腹部から下方が広く開放されるので、容易 におむつを交換することができる。しかも、この開放操作は、股間などに深く手 を挿入せずに行いうるので極めて容易で、かつ被介護者に与える不快感が殆ど無 い。そして衣服を正規の着用状態に戻す操作も同様に極めて容易である。
【0013】 また、衣服の交換は、図2に示した展開状態で被介護者の身体の下の上衣とズ ボンとを交換し、各スライドファスナーを順次閉じ、上衣の前面を合わせること により簡単に行うことができる。
【0014】
【考案の効果】
以上のように、本考案による被介護者用衣服は、おむつ交換時の開閉操作が極 めて簡便で、被介護者に与える不快感も少なく、衣服の交換も容易であるため、 介護者の負担が大きく軽減することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案を実施した衣服の正面図である。
【図2】図1に示した衣服の展開状態を示す正面図であ
る。
【図3】図1に示した衣服のおむつ交換時の開放状態を
示す正面図である。
【符号の説明】
10 上衣 11 左身頃 12 右身頃 13 後身頃 16 右身頃下端 17、18 紐 20 ズボン 21、22 脚筒部 23、24 縫合線(内股中心線) 26 伸縮部 27 腹当て 28 陰部前方位置 29、30、31 スライドファスナー 32、33 前部中心線 34a、34b 布ファスナー

Claims (9)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 上衣とズボンとからなり、このズボンは
    上縁から陰部前方位置まで伸びる第1の開閉具と、上記
    陰部前方位置より左右に分かれて内股中心線より前方を
    両裾まで伸びる第2及び第3の開閉具とを有することを
    特徴とする被介護者用衣服。
  2. 【請求項2】 第2及び第3の開閉具は、上記ズボンの
    内股中心線と前部中心線との間のほぼ中央付近を通過し
    ていることを特徴とする請求項1記載の被介護者用衣
    服。
  3. 【請求項3】 上記ズボンの上縁前部には上腹部を覆う
    腹当てが連続し、第1の開閉具は上記腹当ての上縁に達
    していることを特徴とすする請求項1記載の被介護者用
    衣服。
  4. 【請求項4】 上記衣服は襦袢状をなし、その右前見頃
    内面と上記腹当てとの間に結合具が設けられていること
    を特徴とする請求項3記載の被介護者用衣服。
  5. 【請求項5】 上記上衣の右前見頃は腹部を欠除し、そ
    の内面の下縁に沿って上記結合具の一方の部材が設けら
    れ、上記腹当ての外面に上記結合具の他方の部材が左上
    がりに設けられていることを特徴とする請求項4記載の
    被介護者用衣服。
  6. 【請求項6】 上記上衣の右脇縫部付近と左見頃端部付
    近とに互いに結止される紐が設けられていることを特徴
    とする請求項4記載の被介護者用衣服。
  7. 【請求項7】 上記第1の開閉具はスライドファスナ
    ー、布ファスナー、またはスナップであることを特徴と
    する請求項1記載の被介護者用衣服。
  8. 【請求項8】 上記第2及び第3の開閉具はスライドフ
    ァスナーであることを特徴とする請求項1記載の被介護
    者用衣服。
  9. 【請求項9】 上記結合具は布ファスナーまたはスナッ
    プであることを特徴とする請求項4記載の被介護者用衣
    服。
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