JP7054284B1 - つなぎ服 - Google Patents

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Abstract

【課題】着衣及び脱衣がし易く且つ、女性にも使いやすく、耐久性、安全性、審美性を確保したつなぎ服を提供する。【解決手段】つなぎ服1は、前開部6により前側の開閉が自在である。ヨーク7a、7bは、ベルト部4から垂れ下げられている。ジッパー8は、2つのスライダーの内側の務歯が結合し、外側の務歯8cが開放する。ジッパーテープがヨーク7a、7bに縫合されて、上着部2とズボン部3が分離可能である。袋ポケット部5は、ズボン部3の左右前側に縫合されている。ズボン部3の前身頃3a、3bは、脇線sから前開部6に向けて立ち上がりヨーク7a、7bの一部の上を飛び越えてベルト部4へ接続するように裁断されており、ベルト部4へ接続する前身頃3a、3bの後側に袋ポケット部5の端部が配置される。袋ポケット部5の端部の位置にジッパーテープを閉塞する閉塞部が設けられている。【選択図】図1

Description

特許法第30条第2項適用 2021年3月1日 ハミューレ株式会社(北海道札幌市東区北34条東14丁目1-23)に販売
本発明は、用足し時の不便さを解決したつなぎ服に関するものである。
つなぎ服は上着部とズボン部とがつながった作業着である。整備・修理工場等で多く用いられるが、背中や腹部が出ずに汚れが服の内部に入りにくいため、中腰やしゃがむ姿勢での作業が多い農業や畜産、園芸などの分野で女性にも愛用者が多い。
ところで、つなぎ服は、用足しのためには脱がなければならないという問題がある。特に着用者が女性である場合には深刻である。このような問題に対応するため、ヒップオープンつなぎと称するつなぎ服が市場に流通している。このつなぎ服は、ヒップ部分で上着部とズボン部が分離することにより、用足しの便に供するものである。
また、ヒップ部分で上着部とズボン部が分離するつなぎ服については、特許文献1-5に記載されている。特許文献1のワンピース衣服は、服のシート領域(臀部の部分と推測される)が着用者の臀部を超えるように分離される。また、特許文献2のつなぎ服は、後身頃のウエスト部を上下に切り離し、さらにズボンの両端を切り離す。特許文献3のつなぎ服は、後身頃から前身頃にかけて分離帯を設け、さらに股間にかけてT字状に開放するが。また、特許文献4の衣服は、腰部分に右前腹部から腰部を回って左前腹部までを分離可能にする。さらに、特許文献5のつなぎ服は、臍部分に右前腹部から腰部を回って左臍部で上下が分離する。
特許第5525040号公報 実登第3176370号公報 実開昭63-78015号公報 特開2003-342810号公報 実登第3106964号公報
ヒップ部分で上着部とズボン部が分離するつなぎ服は、男女兼用のつなぎ服として上市されているが、比較的小さいサイズが女性用、大きなサイズが男性用として、基本的には同じ型のものである。近年、農業分野等へ進出する女性の増加により、つなぎ服にも女性らしい機能を備えたつなぎ服の多様化が望まれている。
そこで、本発明は、着衣及び脱衣がし易く且つ、女性にも使いやすく、耐久性、安全性、審美性を確保したつなぎ服を提供することを目的とする。
この目的を達成するための手段として、本発明は、上着部とズボン部とに跨がって設けられた前開部により前側の開閉自在で有り、ウエスト周りにベルト部が設けられたつなぎ服であって、前記ベルト部からウエスト周りに垂れ下げられたヨークと、2つのスライダーの内側の務歯が結合し、外側の務歯が開放するジッパーであって、一対のジッパーテープの一方が前記ヨークに縫合され、前記上着部とズボン部とを背中側で分離可能なジッパーと、前記ズボン部の左右前側に夫々縫合された一対の袋ポケット部とを具備し、前記ズボン部の前身頃は、脇線から前記前開部に向けて立ち上がり前記ヨークの一部を飛び越えて前記ベルト部へ接続するように裁断されており、前記ベルト部へ接続する前身頃の後側に、前記一対の袋ポケット部の前記前開部側の夫々の端部が配置され、後ポケット布には前記ジッパーテープの他の一方のジッパーテープが縫合されており、前記ジッパーの端部は、前記袋ポケット部の前開部側の端部の位置に前記一対のジッパーテープの開放端を閉塞する閉塞部が設けられていることを特徴とする。
本発明のつなぎ服によれば、ジッパーを閉じた状態で、2つのスライダーが離れた位置に存在し、前身頃の後側において1つずつ隠すことにより、安全性はもとより審美性を確保することができる。また、ジッパーを閉じた状態において、スライダーは前開部の位置では無く、ポケットの中に存在しており、直ぐに手が届く位置にあるため、操作性が良いという効果がある
実施例のつなぎ服を示し、図1Aは正面図、図1Bは背面図である。 ポケットの拡大図を示し、図2Aは前身頃側の正面図、図2Bは前身頃側を裏側から見た図、図2CはX-X断面図である。 ジッパーの閉塞部の構造を説明する図であり、図3A-3Eは作成手順を示す図である。 ジッパーを開いた状態を示し、図4Aは正面図、図4Bは背面図である。 実施例の半袖のつなぎ服を示し、図5Aは正面図、図5Bは背面図である。
本発明のつなぎ服では、上着部とズボン部とを背中側で分離し用足しの便をよくする。従来のつなぎ服でもヒップ部分で上着部とズボン部が分離する(ヒップセパレート)との宣伝がされているが、実際にはウエスト周りが分離するのである。各特許文献においても、おおよそウエスト周りで分離するつなぎ服が開示されている。本発明においては、文字通りヒップ部分で背中側を分割する形態とした。女性は一般にヒップ部分が張り出した体型であるため、ウエスト周りではなく、それよりも下の腰骨の位置で上下が分離する様にした。また、分離箇所が目立たないようにし、ウエスト周りのベルト部は、普通のつなぎ服と同様に、上着部とズボン部の境であることを示すデザインとしている。このようなデザインとするため、本発明のつなぎ服の構造の概要を説明する。
まず、ウエスト周りのベルト部の位置と実際に分離する位置との間に、ヨークを設けた。一般的に、ヨークはヒップ部分の3次元形状を形成するために、ズボンの後身頃の腰に設けられることが通常であるが、本発明のつなぎ服では、後身頃のみならず、ウエスト周りのベルト部と前身頃との間にヨーク(但し、前身頃とヨークは直接縫合されていない)を設けている。ベルト部からウエスト周りに垂らしたヨークに、一対のジッパーテープの上側一方を縫合することにより、ヨークに沿って、上着部とズボン部を分離するジッパーを設けた。ウエスト周りではなく、それよりも低い位置にジッパーを配置したため、ジッパーの務歯による凹凸が身体に当たりやすく、ジッパー全長の背後においてヨークから後フラップを垂れ下げて、身体にジッパーが直接当たらないようにした。また、下げたことにより、ジッパーの予期せぬ開放により下着が見えることも防止した。
特許文献1、3-5においては、ウエスト周りのジッパーは左右両開きになっており、両側のスライダーの間が開閉するようになっている。このような形態の場合、上着部とズボン部が接合した状態では、2つのスライダーが向き合う。スライダーが露出するのは作業服としてのつなぎ服としては、良いことでは無い。また、2つのスライダーが向き合った箇所は、塞ぐことのできない大きな孔が生じる。特許文献3では、面ファスナーで2つのスライダーを纏めて隠すような対応をしているが、見栄えが悪く無骨である。本発明のつなぎ服では、左右両開きではあるが、両側のスライダーの間は、務歯同士が噛み合ったままで、両方の端部側で務歯同士が開閉するようにした。上着部とズボン部が接合した状態では、2つのスライダーが離れた位置に存在するようにして、1つずつ隠す処理をすることにしている
ズボン部の脇線からベルト部にかけて斜めの開口としたポケットが配置されている。ポケットは、前身頃の後側の位置に袋ポケット部を設けたものである。ズボン部の前身頃は、脇線の途中の位置から登り状に立ち上がり、ヨークを飛び越してベルト部に到る形状に裁断されている。ポケットの中央側の端部がベルト部へ接続する前身頃の後側に配置される。前身頃にヨークの一部を飛び越させたことにより、この飛び越えた前身頃の後側に、ジッパーの端部およびスライダーを隠すようにした。
両方の端部側が開閉するジッパーでは、開かれる一対のジッパーテープの開放端を閉塞してつなぎ止める閉塞部を設けなくてはならない。上着部とズボン部が接合する際に、勢い余ってスライダーを閉塞部に押し当てると、この閉塞を引き裂く力が発生する。このため、閉塞部には、厚く重ねられた布に縫い付けて、強度を確保しておく必要がある。上着部とズボン部が連続し、布が重なりあうズボン部の前開き部の位置は、強度が強くなっており閉塞部の位置としては適当である。しかしながら、今回本発明においては、ヨークを前開き部まで伸ばさずに、袋ポケット部の端部位置で終端させることにした。このため、閉塞部の強度を高める必要が生じた。
一般的に、袋ポケット部は、後側の後ポケット布と前側の前ポケット布を、開口になる上側を除き、周辺部をぐるりと縫合したものである。本発明においては、前身頃の後側の袋ポケット部は、後ポケット布の上辺に、一対のジッパーテープの下側一方を縫合した。一対のジッパーテープの端部においては、一対のジッパーテープに跨がって垂れ下がっている後フラップを折りかえしてジッパーの端部の前後を覆う状態にして、一対のジッパーテープの開放端に後フラップを縫合した。この結果、ジッパーテープの端部に、折りかえして二重化された後フラップの布により、強固な閉塞部を作成し耐久性を高めた。
次に、本発明の実施例に係るつなぎ服を、添付図面を参照しながら説明する。図1はつなぎ服1を示し、図1Aは正面図、図1Bは背面図である。つなぎ服1は、上着部2とズボン部3とが上下に一体化されて構成されている。上着部2は長袖2d、2eと襟2fとが取り付けられている。前開部6は上着部2とズボン部3との前側に跨がって設けられており、ジッパー6bにより開閉自在である。前開部6の開閉手段はジッパー6bに限らず、スナップ等の留め金や、ボタンやホック等でも良い。前開部6にはジッパー6bを閉じた時にジッパー6bが露出しないように前フラップ6aが設けられている。
つなぎ服1の上着部2は、左右に分割された前身頃2a、2bと後身頃2cとを具備している。ズボン部3は、左右に分割された前身頃3a、3bと後身頃3c、3dとから構成される。上着部2の後身頃2cの下端部にはベルト部4が縫着されている。ベルト部4からヨーク7a、7bが垂れ下がり、ヨーク7a、7bとズボン部3の後身頃3c、3dの上端部との間には、ジッパー8(図では隠れて見えない)が縫合されている。なお、ヨーク7a、7bとズボン部3の後身頃3c、3dは、互いに付き合わされてシームレス状に間隔が狭められ、ジッパー8を目隠しするようになっている。また、上着部2の後身頃2cとヨーク7a、7bとの間のベルト部4は、この位置がウエストであることを示している。ジッパー8が見えず、逆にベルト部4の存在を強調することにより、女性向けの配慮としてヨーク7a、7bの下で分離することが他者に気付かれにくくした。
ベルト部4は、上着部2の前身頃2a、2b側にも回り込んでおり、ベルト部4から垂らしたヨーク7a、7bに、ジッパー8が縫合されている。左の前身頃3a側と左の後身頃3c側のヨーク7a、及び右の前身頃3b側と右の後身頃3d側のヨーク7bは、実施例においては、連続した1枚の布であるが、別布としても良い。上着部2の前身頃2a、2bとヨーク7a、7bを直接縫合し、また、上着部2の後身頃2cの下端部とズボン部3の後身頃3c、3dを直接縫合し、その上をベルト部4で覆っても良い。ベルト部4に、ゴムを配置することにより腰絞り部としても良い。
ズボン部3の前身頃3a、3b側には、左右一対のポケット9が設けられている。各ポケット9は、前身頃3a、3bの後側の位置に袋ポケット部5を設けたものである。図1Aにおいて、左側の袋ポケット部5のみを薄墨により示した。ポケット9のポケット口9aは、脇線sの途中の位置から登り状に立ち上がり、ヨーク7a、7bを飛び越してベルト部4に到る形状であり、この形状に沿って前身頃3a、3bが夫々裁断されている。ベルト部4へ接続する前身頃3a、3bの後側に、左右一対の袋ポケット部5の前開部6側の端部が配置されている。前身頃3a、3bにヨーク7a、7bの一部を飛び越させたことにより、この飛び越えた前身頃3a、3bの後側に、ジッパー8の端部およびスライダー8f(例えば、図2A)が隠される。図1Aにおいて、袋ポケット部5の後ポケット布5aとヨーク7a、7bがポケット9のポケット口9aの上に見えている。後ポケット布5aとヨーク7a、7bは、互いに付き合わされてシームレス状に間隔が狭められ、ジッパー8を目隠しするようになっている。
図2はポケット9の拡大図を示し、図2Aは前身頃3a側の正面図、図2Bは前身頃3a側を裏側から見た図、図2CはX-X断面図である。ポケット9は左右対称なので、左側についてのみ説明する。図2Aにおいて、袋ポケット部5の前ポケット布5bの位置を薄墨で示している。また、前身頃3aに隠れて見えないジッパー8のスライダー8fを点線により示している。図2Bにおいて、後フラップがジッパーを覆っている様子が示されている。後フラップ10はジッパー8全長において、一対のジッパーテープ8d、8eのうち上側のジッパーテープ8dに縫合されている。下側のジッパーテープ8eは、後ポケット布5aに縫合されている。後ポケット布5aは、前身頃3aと同じ生地の箇所5a-1と、下側の別生地の箇所5a-2を縫合して構成されている。図2Cにおいて、前ポケット布5bは、前身頃3aとポケット9のポケット口9aの箇所で縫合されている。後ポケット布5aは、上辺において、下側のジッパーテープ8eに縫合されている。上側のジッパーテープ8dは、ヨーク7aに縫合されている、そして、ヨーク7aには、ジッパー8の背後を覆うように後フラップ10が縫合されている。後フラップ10は、下側のジッパーテープ8eに到る迄の長さでヨーク7aから垂れ下がっている。ヨーク7aはベルト部4部及び上着部2の前身頃2aに縫合されている。
図3にジッパー8の閉塞部CPの構造を説明する図であり、図3A-3Eに作成手順を示す。左右のポケット9において構造は同じであり左側のみ説明する。図3Aにおいて、一対のジッパーテープ8d、8eの端には開放された開放端OPが存在する。まず、ヨーク7aを上側のジッパーテープ8dに、後ポケット布5aを下側のジッパーテープ8eに縫合する。この際、図3Bに示すように、ヨーク7aと後ポケット布5aは、互いに付き合わされてシームレス状に間隔が狭められて、後のジッパー8を隠している。図3Cにおいて、全体が裏返しにされる。後フラップ10は、ジッパー8の全長と同じか若しくは僅かに長く、前身頃3aと同じ生地を折りかえして2枚重ねとしたものである。後フラップ10は、ヨーク7aの後から全長にわたって縫合される。図3Dにおいて、元の表側に戻し、前ポケット布5bを後から当てる。前ポケット布5bは、一般に生地のごわつきによる不快感を抑制するために、前身頃3aより柔らかい生地が使用される。
ヨーク7a、一対のジッパーテープ8d、8e及び後ポケット布5aにかけて、前ポケット布5bに対して一点鎖線DL1で示す端の箇所を縫う。縫い目(一点鎖線DL1)を中心として、前ポケット布5bを前側に折りかえす。さらに、図3Eにおいて、前ポケット布5bの上から、ヨーク7a、一対のジッパーテープ8d、8e及び後ポケット布5aにかけて一点鎖線DL2で示す折り返した端の箇所をさらに縫う。この結果、一対のジッパーテープ8d、8eの開放端OPを閉塞する閉塞部CPとして、少なくとも、後フラップ10が一対のジッパーテープ8d、8eの前後を挟むことにより、厚く重ねられた状態になっており、これに縫い付けられるため、強度が確保される。さらに、前ポケット布5bが加わることにより、強度はさらに強化される。その後、ポケット9のポケット口9aの位置で、前ポケット布5bを前身頃3aの後側に縫合する(図示せず)。
図4において、ジッパー8を開いた状態を示している。ジッパー8を開いた状態では、つなぎ服1は、上着部の前身頃2a、2bと、前開部6と、前開部6の左右のズボン部3の前身頃3a、3bの一部で、連結したままの状態になっている。
図において、左右2つのスライダー8fが、右側に集まった状態が示されている。そのうち図面右側のスライダー8fに着目すると、前開部6からスライダー8fがズレて、少し開いた状態になっているが、後フラップ10により内側が覗けることを防止している。特に、つなぎ服1は、ヨーク7a、7bを用いてジッパーのベルト部4の位置よりも下げているため、下着が覗くのを防止する効果がある。また、前身頃2a、2b側からジッパー8が開くので、後身頃側から開く特許文献1、3-5のように着用者が気付かぬまま臀部が露出するようなことも防げる。
また、つなぎ服1のジッパー8は、左右両開きではあるが、両側のスライダー8fの間は務歯8c同士が噛み合ったままで、両方の端部側において務歯8c同士が開閉するようにされているため、上着部2とズボン部3が接合した状態では、2つのスライダー8fは前身頃3a、3bの後側において1つずつ隠されている。上着部2とズボン部3とを連結するジッパー8のスライダー8fは、しっかりとした大きなものであるが、左右夫々1つずつにして、前身頃3a、3bの後に隠すことにより、安全性はもとより審美性を確保することができる。また、ジッパー8を閉じた状態において、スライダー8fは前開部6の位置では無く、ポケット9の中に存在しており、直ぐに手が届く位置にあるため、操作性が良いという効果がある。
図5は、半袖2gが取り付けられた上着部2とズボン部3とを有するつなぎ服11である。図1の実施例と同じ部位には、同一の引用符号を付して説明を省略する。半袖2gのつなぎ服11においても、ジッパー8を閉じた状態で、2つのスライダー8f(図では前身頃3a、3bの後に隠れている。)が離れた位置に存在し、前身頃3a、3bの後側において1つずつ隠すことにより、安全性はもとより審美性を確保することができる。また、ジッパー8を閉じた状態において、スライダー8fは前開部の位置では無く、ポケット9の中に存在しており、直ぐに手が届く位置にあるため、操作性が良いという効果がある。
1、11 つなぎ服
2 上着部
2a、2b 前身頃
2d、2e 長袖
2f 襟
2g 半袖
3 ズボン部
3a、3b 前身頃
3c、3d 後身頃
4 ベルト部
5 袋ポケット部
5a 後ポケット布
5b 前ポケット布
6 前開部
6a 前フラップ
6b ジッパー
7a、7b ヨーク
8 ジッパー
8c 務歯
8d、8e ジッパーテープ
8f スライダー
9 ポケット
9a ポケット口
10 後フラップ
CP 閉塞部
DL1 一点鎖線
DL2 一点鎖線
OP 開放端
s 脇線


Claims (4)

  1. 上着部とズボン部とに跨がって設けられた前開部により前側の開閉自在で有り、ウエスト周りにベルト部が設けられたつなぎ服であって、
    前記ベルト部からウエスト周りに垂れ下げられたヨークと、
    2つのスライダーの内側の務歯が結合し、外側の務歯が開放するジッパーであって、一対のジッパーテープの一方が前記ヨークに縫合され、前記上着部とズボン部とを背中側で分離可能なジッパーと、
    前記ズボン部の左右前側に夫々縫合された一対の袋ポケット部とを具備し、
    前記ズボン部の前身頃は、脇線から前記前開部に向けて立ち上がり、前記ヨークの一部を飛び越えて前記ベルト部へ接続するように裁断されており、
    前記ベルト部へ接続する前身頃の後側に、前記一対の袋ポケット部の前記前開部側の夫々の端部が配置され、後ポケット布には前記ジッパーテープの他の一方のジッパーテープが縫合されており、
    前記ジッパーの端部は、前記袋ポケット部の前開部側の端部の位置に前記一対のジッパーテープの開放端を閉塞する閉塞部が設けられていることを特徴とするつなぎ服。
  2. 請求項1のつなぎ服において、
    前記ヨークから前記一対のジッパーテープに跨がって、後側から垂れ下げられた後フラップが前記ジッパーに沿って設けられていることを特徴とするつなぎ服。
  3. 請求項2のつなぎ服において、
    前記閉塞部は、前記後フラップを折りかえしてジッパーの端部の前後を覆う状態にして、一対のジッパーテープの開放端に当該前後を覆った後フラップを縫合して形成されていることを特徴とするつなぎ服。
  4. 上着部とズボン部とに跨がって設けられた前開部により前側の開閉自在で有り、ウエスト周りにベルト部が設けられたつなぎ服であって、
    前記ベルト部からウエスト周りに垂れ下げられたヨークと、
    2つのスライダーの内側の務歯が結合し、外側の務歯が開放するジッパーであって、一対のジッパーテープの一方が前記ヨークに縫合され、前記上着部とズボン部とを背中側で分離可能なジッパーと、
    前記ズボン部の左右前側に夫々縫合された一対の袋ポケット部と、
    前記ヨークから前記一対のジッパーテープに跨がり、かつ前記ジッパーに沿って後側から垂れ下げられた後フラップとを具備し、
    前記ズボン部の前身頃は、脇線から前記前開部に向けて立ち上がり前記ヨークの一部を飛び越えて前記ベルト部へ接続するように裁断されており、
    前記袋ポケット部の後ポケット布には前記ジッパーテープの他の一方のジッパーテープが縫合されており、
    前記一対の袋ポケット部の前記前開部側の夫々の端部の位置に前記一対のジッパーテープの開放端を閉塞する閉塞部が設けられており、
    前記閉塞部は、前記後フラップを折りかえしてジッパーの端部の前後を覆う状態にして、一対のジッパーテープの開放端に当該前後を覆った後フラップを縫合して形成されていることを特徴とするつなぎ服。


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