JP2006075505A - ミシン - Google Patents

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Abstract

【課題】刺繍模様パターンを設定するための刺繍模様設定点の指定を迅速に、且つ、簡便に行う。
【解決手段】 縫製データに基づいて、布を保持する保持枠12と縫い針13とをXY方向に相対的に移動させて縫い針13により布に刺繍模様を縫製するミシン100である。布上の刺繍模様の配置と対応付けて当該刺繍模様に係る刺繍模様パターンを表示するための表示手段31を備える。表示手段31の表示画面に対する接触位置を検出する検出手段32を備える。検出手段32により検出された接触位置に基づいて、当該接触位置を当該刺繍模様パターンを設定するための刺繍模様設定点として指定する指定手段(例えば、CPU51)を備える。指定手段により指定された刺繍模様設定点に基づいて、縫製データを作成する縫製データ作成手段(例えば、CPU51)を備える。
【選択図】図1

Description

本発明は、刺繍模様を縫製するミシンに関する。
従来より、縫い針を上下動させるとともに当該縫い針に対して布を保持する保持枠をXY方向に移動させて、布に所定の刺繍模様を縫製するミシンが知られている。
上記のようなミシンにおいて、刺繍模様を新規設定したり既に設定されている刺繍模様を編集する場合には、当該刺繍模様を様々な形状に対応させることができるように、表面にタッチセンサを設けた入力表示装置が用いられるようになっている(例えば、特許文献1参照。)。即ち、刺繍模様の新規設定や編集にあっては、例えば、当該刺繍模様の形状に係る形状点や、刺繍模様を作成する上で針落ちされる針落ち点等の刺繍模様を設定するための刺繍模様設定点が入力表示装置を用いて指定されるようになっている。
特開2003−117273号公報
ところで、従来の入力表示装置にあっては、例えば、その表示画面内に表示される8方向を指示するための方向入力ボタンを用いて、カーソルを所定方向に移動させて刺繍模様設定点を指定するようになっている。このため、所定の刺繍模様設定点までカーソルを移動させる場合に、刺繍模様設定点の場所によっては、複数の方向入力ボタンを何度も押下操作して所定方向にカーソルを移動させる必要が生じ、刺繍模様設定点の指定作業に時間がかかって当該作業を簡便に行うことができないといった問題がある。
本発明の課題は、刺繍模様パターンを設定するための刺繍模様設定点の指定を迅速に、且つ、簡便に行うことができるミシンを提供することである。
そこで、上記課題を解決するため、請求項1に記載の発明は、
刺繍模様の縫製に係る縫製データを作成する縫製データ作成手段を備え、前記縫製データ作成手段により作成された前記縫製データに基づいて、布を保持する保持枠と縫い針とをXY方向に相対的に移動させて前記縫い針により前記布に刺繍模様を縫製するミシンであって、
前記布上の前記刺繍模様の配置と対応付けて当該刺繍模様に係る刺繍模様パターンを表示するための表示手段と、
前記表示手段の表示画面に対する接触位置を検出する検出手段と、
前記検出手段により検出された前記接触位置に基づいて、当該接触位置を当該刺繍模様パターンを設定するための刺繍模様設定点として指定する指定手段と、を備え、
前記縫製データ作成手段は、前記指定手段により指定された前記刺繍模様設定点に基づいて、前記縫製データを作成することを特徴としている。
請求項1に記載の発明によれば、縫製データを作成する場合に、布上の刺繍模様の配置と対応付けて当該刺繍模様に係る刺繍模様パターンを表示するための表示手段の表示画面の所定位置がオペレータの指等により接触指示されると、検出手段によりその接触位置が検出される。そして、検出された接触位置に基づいて、当該接触位置を指定手段により刺繍模様パターンを設定するための刺繍模様設定点として指定することができる。即ち、表示画面の所定位置を接触さえすれば刺繍模様設定点の指定を行うことができ、例えば方向キーの操作に基づいて行う構成のものに比べて、刺繍模様設定点の指定を迅速に、且つ、簡便に行うことができる。
請求項2に記載の発明は、刺繍模様の縫製に係る縫製データを作成する縫製データ作成手段を備え、前記縫製データ作成手段により作成された前記縫製データに基づいて、布を保持する保持枠と縫い針とをXY方向に相対的に移動させて前記縫い針により前記布に前記刺繍模様を縫製するミシンであって、
前記布上の前記刺繍模様の配置と対応付けて当該刺繍模様に係る刺繍模様パターンを表示する表示手段と、
前記表示手段の表示画面に対する接触位置を検出する検出手段と、
前記検出手段により検出された前記接触位置に基づいて、前記表示画面に表示された前記刺繍模様パターンを設定するための刺繍模様設定点のうち、当該表示画面の設定点候補検索範囲内に含まれる候補刺繍模様設定点を検索する検索手段と、
前記検索手段により検索された前記候補刺繍模様設定点に基づいて、前記刺繍模様設定点を指定する指定手段と、
を備えることを特徴としている。
請求項2に記載の発明によれば、布上の刺繍模様の配置と対応付けて当該刺繍模様に係る刺繍模様パターンを表示手段に表示して、その表示画面の所定位置がオペレータの指等により接触指示されると、検出手段によりその接触位置が検出される。そして、検出された接触位置に基づいて、表示画面に表示された刺繍模様パターンを設定するための刺繍模様設定点のうち、当該表示画面の設定点候補検索範囲内に含まれる候補刺繍模様設定点を検索して、検索された候補刺繍模様設定点に基づいて、刺繍模様設定点を指定手段により指定することができる。即ち、縫製データを編集する場合等で、表示画面の所定位置を接触することにより刺繍模様設定点の指定を行うことができることとなって、例えば方向キーの操作に基づいて行う構成のものに比べて、刺繍模様設定点の指定を迅速に、且つ、簡便に行うことができる。
請求項3に記載の発明は、請求項1又は2に記載のミシンにおいて、
前記保持枠を前記縫い針に対してXY方向に移動させるXY移動手段と、
前記指定手段により指定された前記刺繍模様設定点に基づいて、当該刺繍模様設定点に対応する前記布の設定点対応位置を前記縫い針に対向させるまで前記XY移動手段の駆動を制御して前記保持枠を略直線的に移動させる直線移動制御手段と、を備えることを特徴としている。
請求項3に記載の発明によれば、請求項1又は2に記載の発明と同様の効果が得られるのは無論のこと、特に、指定された刺繍模様設定点に基づいて、当該刺繍模様設定点に対応する布の設定点対応位置を縫い針に対向させるまで保持枠を略直線的に移動させることができる。即ち、所定の刺繍模様設定点まで保持枠を迅速に移動させることができることとなって、例えば、実際に布に縫製される刺繍模様の形状やミシンの縫製に係る動作等を確認する作業を効率良く行うことができる。
請求項4に記載の発明は、請求項3に記載のミシンにおいて、
前記直線移動制御手段による前記保持枠の直線移動に係る機能を有効又は無効に切り替える切替手段と、
前記切替手段により直線移動制御手段による前記保持枠の直線移動に係る機能が無効にされた場合に、前記指定手段により指定された前記刺繍模様設定点毎に、当該刺繍模様設定点に対応する前記布の設定点対応位置を前記縫い針に対向させるように前記XY移動手段の駆動を制御して前記保持枠を移動させる設定点移動制御手段と、を備えることを特徴としている。
請求項4に記載の発明によれば、請求項3に記載の発明と同様の効果が得られるのは無論のこと、特に、切替手段により、保持枠の直線移動に係る機能を有効又は無効に適宜切り替えることができ、保持枠の直線移動に係る機能が無効にされた場合に、指定された刺繍模様設定点毎に、当該刺繍模様設定点に対応する布の設定点対応位置を縫い針に対向させるように設定点移動制御手段により保持枠を移動させることができる。従って、保持枠の移動方向に障害物等が存して、当該保持枠の直線移動を適正に行うことができない場合には、保持枠の直線移動に係る機能を無効に切り替えることにより、刺繍模様設定点毎に、当該刺繍模様設定点に対応する布の設定点対応位置を縫い針に対向させるように保持枠を障害物等が邪魔になることなく適正に移動させることができる。
請求項1に記載の発明によれば、縫製データを作成する場合に、表示画面の所定位置を接触さえすれば刺繍模様設定点の指定を行うことができ、例えば方向キーの操作に基づいて行う構成のものに比べて、刺繍模様設定点の指定を迅速に、且つ、簡便に行うことができる。
請求項2に記載の発明によれば、表示画面の所定位置を接触することにより刺繍模様設定点の指定を行うことができることとなって、例えば方向キーの操作に基づいて行う構成のものに比べて、刺繍模様設定点の指定を迅速に、且つ、簡便に行うことができる。
請求項3に記載の発明によれば、所定の刺繍模様設定点まで保持枠を迅速に移動させることができることとなって、例えば、実際に布に縫製される刺繍模様の形状やミシンの縫製に係る動作等を確認する作業を効率良く行うことができる。
請求項4に記載の発明によれば、保持枠の移動方向に障害物等が存して、当該保持枠の直線移動を適正に行うことができない場合には、保持枠の直線移動に係る機能を無効に切り替えることにより、刺繍模様設定点毎に、当該刺繍模様設定点に対応する布の設定点対応位置を縫い針に対向させるように保持枠を障害物等が邪魔になることなく適正に移動させることができる。
以下に、本発明について、図面を用いて具体的な態様を説明する。ただし、発明の範囲は、図示例に限定されない。
ここで、図1は、本発明を適用した好適な一実施形態として例示するミシンの全体構成を示す図である。
図1に示すように、ミシン100は、針板11上において縫製を行う布を保持する保持枠12を有し、その保持枠12が縫い針13に対し相対的に移動することにより、保持枠12に保持される布に縫い目を形成し、全体として所定の刺繍模様を形成する、いわゆる電子サイクルミシンである。
ここで、後述する縫い針13が上下動を行う方向をZ軸方向(上下方向)とし、これと直交する一の方向をX軸方向(左右方向)とし、Z軸方向とX軸方向の両方に直交する方向をY軸方向(前後方向)と定義する。上述した保持枠12はこれらX軸方向とY軸方向について移動が行われる。
ミシン100は、針板11を備えるベッド部14と、ベッド部14の一端から立設されてさらにX軸方向に延設されたアーム部15と、ベッド部14を載置するテーブル16と、縫い針13の上下動を行う上下動機構と、保持枠12をX−Y平面に沿って任意に位置決めするX−Y機構と、テーブル16の下部に備えられ、上下動機構の起動を行う操作ペダル17と、ミシン100の縫製に関する各種の操作を行う操作パネル30と、上記各構成の動作制御を行う動作制御手段50とを備えている。
なお、前述した入力表示装置は後述する操作パネル30と動作制御手段50から構成される。
上下動機構は、アーム部15の先端部において縫い針13を支持する針棒(図示略)と、針棒の上下動駆動源となるミシンモータ18と、ミシンモータ18の回転駆動力を上下動駆動力に変換するクランク機構(図示略)とを備えている。
X−Y機構は、保持枠12をX、Y軸方向に移動可能に支持する支持アーム(図示略)と、支持アームを介して保持枠12にX軸方向の移動力を付与するパルスモータであるX軸モータ19と、支持アームを介して保持枠12にY軸方向の移動力を付与するパルスモータであるY軸モータ20とを備えている。
上述の保持枠12が針板11上面において被縫製物である布を保持した状態で、ミシンモータ18と同期して一針毎にX軸モータ19及びY軸モータ20が駆動され、保持枠12がX軸方向とY軸方向について予め設定された針落ち点に縫い針13が位置決めされることで布に所定の縫い目が形成される。
ペダル17は、ミシンモータ19を駆動したり、保持枠12を上下動させるための図示しない押え上げアクチュエータを作動させたりするための操作入力を行うためのものである。ペダル17にはその踏量に応じた駆動信号が出力され、当該駆動信号に応じて動作制御手段50はミシンモータ18の回転数を決定する制御を行う。
操作パネル30は、動作制御手段50と図示しない有線又は無線の回線により接続されている。
かかる操作パネル30は、ミシンの縫製に関する各種の情報を示す画像や設定入力用の入力ボタンを表示する液晶パネルからなる表示手段31と、当該表示手段31の表示画面上に設けられ、当該表示画面への接触状態及びその接触位置を検出する検出手段32とを備えている。
表示手段31は、その表示画面に、縫製データに基づいて、布上における刺繍模様の配置と対応付けて刺繍模様に係る刺繍模様パターンを表示するものである。
検出手段32は表示画面上に設けられた無数の透明電極を有し、表示画面上のいずれかの位置で接触により押圧されると、接触位置における二つの透明電極が接触し、接触位置座標を示す信号出力が行われるようになっている。
つまり、この操作パネル30は、表示手段31により、オペレータから各種の設定入力を受けるための設定画面、例えば、新規設定点指定画面G1(図5参照;後述)や編集設定点指定画面G2(図9参照;後述)等の表示を行う。これら設定画面には、新規設定若しくは編集される刺繍模様パターン等の所定情報を表示するパターン表示領域Sや、処理の決定「実行」やキャンセル「×」並びに刺繍模様設定点の候補選択「候補」を入力するボタンの表示領域Bが含まれている。そして、オペレータの指先による表示画面に対する接触入力が行われると、検出手段32で接触位置が検出され、動作制御手段50の処理により、いずれの入力ボタンに対する入力であるかが判定され、判定により特定された入力ボタンに予め割り当てられた処理が実行される。これにより、操作パネル30の表示される各種の入力ボタンについて電気的な接点を備える物理的な入力ボタンと同様に機能させることができるようになっている。
次に、ミシンの制御系について図2を参照して説明する。ここで、図2は、ミシンの制御系を示すブロック図である。
図2に示すように、ミシン100の制御系の中心となる動作制御手段50は、ミシンモータ18、X軸モータ19、Y軸モータ20、操作パネル30及びその他の図示しないアクチュエータについて所定の制御プログラムに従って各種の処理及び制御を実行するCPU51と、各種の処理及び制御を実行するためのプログラムや各種の処理及び制御に要するデータが格納されたROM52と、各種のデータを格納して各種の処理の作業領域となるRAM53と、着脱可能な記録手段である外部記憶装置54と、CPU51と各種の機器との接続を図るインターフェース(図示略)と、各モータ用のパルスモータドライバ(図示略)とを備え、バスを介してCPU51、ROM52、RAM53、外部記憶装置54及びインターフェースが接続されている。
CPU51は、X軸モータ19に併設されたX軸原点センサ(図示略)やY軸モータ20に併設されたY軸原点センサ(図示略)、ペダル17から入力される駆動信号、操作パネル30から入力される各種設定データや、外部記憶装置54に記憶された各種データを、ROM52に格納されている電子サイクルミシン用の各種制御プログラムの実行に基づいて処理し、ミシンモータ18、X軸モータ19、Y軸モータ20、操作パネル30又はその他アクチュエータ等の制御を実行する。
より具体的には、刺繍模様の縫製処理において、CPU51は、所定の制御プログラムを実行することにより、ROM52又は外部記憶装置54に記憶された縫製データを読み取り、ミシンモータ18の駆動開始と共に縫製データに規定された針落ち点となるようにX軸モータ19及びY軸モータ20を駆動し、保持枠12を位置決めする制御を実行する。そして、CPU51は、ミシンモータ18の回転に同期させながら、縫製データに設定された複数の針落ち点について順番に保持枠12を位置決めする制御を縫製完了まで継続するようになっている。
また、刺繍模様の縫製処理前に、指定された刺繍模様設定点(後述)に基づいて保持枠12の動きを確認する動作確認処理を行うことができるようになっており、この動作確認処理において、CPU51は、所定の制御プログラムを実行することにより、縫製データに規定された針落ち点となるように一針毎にX軸モータ19及びY軸モータ20を駆動し、保持枠12を位置決めする制御を実行する。
RAM53には、種々のワークメモリやカウンタなどが設けられており、縫製動作中のワークエリアとして使用される。
ROM52には、各種の制御プログラムや固定的な制御データ、または各種縫製データが記憶されている。具体的には、ROM52は、新規設定点指定プログラム、縫製データ作成プログラム、検索プログラム、編集設定点指定プログラム、直線移動制御プログラム、切替プログラム、設定点移動制御プログラム等を記憶している。
新規設定点指定プログラムは、CPU51に、指定手段として、操作パネルの検出手段32により検出された接触位置に基づいて、当該接触位置を刺繍模様パターンを設定するための刺繍模様設定点として指定させる処理に係る機能を実現させるためのプログラムである。より具体的には、縫製データを新規に作成する縫製データ作成処理において、CPU51による新規設定点指定プログラムの実行に基づいて、操作パネル30の表示画面に対するオペレータの指先による接触入力が行われると、その接触位置が検出手段32により検出され、検出された接触位置を新規に設定される刺繍模様パターンの刺繍模様設定点として指定するようになっている。
ここで、刺繍模様設定点とは、布に縫製される刺繍模様を設定するための点のことであり、具体的には、刺繍模様が布に縫製される際に針落ちされる針落ち点や刺繍模様の平面形状を特定するための形状点等のことである。形状点としては、より具体的には、例えば、ジグザグ形状の刺繍模様にあっては各角部があげられ、また、刺繍模様として略円形の形状が指定される場合には、形状点としての少なくとも所定の3点を通過する軌跡により円が規定されるようになっている。
縫製データ作成プログラムは、CPU51に、縫製データ作成手段として、指定された刺繍模様設定点に基づいて、刺繍模様の縫製に係る縫製データを作成させる処理に係る機能を実現させるためのプログラムである。
ここで、縫製データには、具体的には、刺繍模様を縫製するために必要な、X軸モータ19及びY軸モータ20の駆動量に係る動作量データ、縫い針13の上下動に係るタイミングや動作量のデータ等が含まれている。
検索プログラムは、CPU51に、検索手段として、操作パネル30の検出手段32により検出された接触位置に基づいて、表示画面に表示された刺繍模様パターンを設定するための刺繍模様設定点のうち、当該表示画面の設定点候補検索範囲A(図9参照)内に含まれる候補刺繍模様設定点を検索させる処理に係る機能を実現させるためのプログラムである。より具体的には、縫製データを編集する縫製データ編集処理において、CPU51による検索プログラムの実行に基づいて、刺繍模様パターンが表示された操作パネル30の表示画面に対するオペレータの指先による接触入力が行われると、その接触位置が検出手段32により検出され、検出された接触位置を中心として表示画面の設定点候補検索範囲A内に含まれる候補刺繍模様設定点を検索するようになっている。
編集設定点指定プログラムは、CPU51に、指定手段として、検索された候補刺繍模様設定点に基づいて、縫製データを編集するための刺繍模様設定点を指定させる処理に係る機能を実現させるためのプログラムである。より具体的には、縫製データ編集処理において、CPU51による編集設定点指定プログラムの実行に基づいて、検索された所定数の候補刺繍模様設定点と候補番号とを対応付けて候補一覧テーブル(例えば、針落ち点候補一覧テーブルT1(図10(a))、形状点候補一覧テーブルT2(図10(b)))を作成して、当該候補一覧テーブルからオペレータによる表示パネルの所定操作に従って選択された候補刺繍模様設定点を縫製データを編集するための刺繍模様設定点として指定するようになっている。
なお、縫製データの編集とは、例えば、刺繍模様設定点の位置を移動させたり、所定の刺繍模様設定点のみを削除する処理のことである。
直線移動制御プログラムは、CPU51に、直線移動制御手段として、指定された刺繍模様設定点に基づいて、当該刺繍模様設定点に対応する布の設定点対応位置を縫い針13に対向させるまでX軸モータ19及びY軸モータ20(XY移動手段)の駆動を制御して、布を保持する保持枠12を略直線的に移動させる処理に係る機能を実現させるためのプログラムである。より具体的には、保持枠12の動作確認処理において、保持枠12を一針毎に位置決めさせる代わりに、CPU51により直線移動制御プログラムの実行に基づいて、縫製データ作成処理や縫製データ編集処理において指定された所定の刺繍模様設定点に対応する布の設定点対応位置が縫い針13に対向するまで保持枠12を略直線的に最短距離で移動させるようになっている。
ここで、CPU51による直線移動制御プログラムの実行に係る保持枠12の直線移動に係る機能は、例えば、オペレータによる操作パネル30の所定操作に基づいて、CPU51が切替プログラムを実行することにより、有効又は無効に切り替えられるようになっている。このとき、CPU51は、保持枠12の直線移動に係る機能を有効又は無効に切り替える切替手段を構成する。
また、設定点移動制御プログラムは、CPU51の制御下における保持枠12の直線移動に係る機能が無効にされた場合に、CPU51に、設定点移動制御手段として、指定された刺繍模様設定点毎に、当該刺繍模様設定点に対応する布の設定点対応位置を縫い針13に対向させるようにX軸モータ19及びY軸モータ20の駆動を制御して保持枠12を移動させる処理に係る機能を実現させるためのプログラムである。
外部記憶装置54は、不揮発性のいわゆるフラッシュメモリーであり、ROM52に記憶されている以外の縫製データやオペレータの所定操作に基づいて新規設定若しくは編集された縫製データが記憶されている。
次に、CPU51の制御下における縫製データ作成処理について、図3〜図6を参照して説明する。
ここで、図3は、縫製データ作成処理に係る動作の一例を示すフローチャートである。また、図4は、新規設定点指定処理に係る動作の一例を示すフローチャートであり、図5は、新規針落ち点指定処理における操作パネル30の具体的な表示例を示す図である。
図3に示すように、本実施形態のミシン100にあっては、縫製データ作成処理において、先ず、新規に刺繍模様設定点を設定する新規設定点指定処理として、針落ち点を指定する新規針落ち点指定処理を実行する(ステップS1)。
図4に示すように、新規針落ち点指定処理において、CPU51による所定の制御プログラムの実行に基づいて、操作パネル30の表示画面内にて、刺繍模様パターンを設定するために新規に針落ち点の指定が受け付けられた状態で、CPU51は、所定の判定プログラムを実行して、表示画面のパターン表示領域に対するオペレータの指先による接触入力が行われたか否か、即ち、パターン表示領域が押下されたか否かを判定する(ステップS11)。
ここで、パターン表示領域が押下された判定されると(ステップS11;YES)、即ち、図5に示すように、新規設定点指定画面G1において所定位置が押下されると、接触位置(図5中、「●」や「+」で図示)が検出手段32により検出され、当該検出手段32から出力された接触位置座標を示す信号がCPU51に入力されると、CPU51は、ROM52から新規設定点指定プログラムを読み出してRAM53に展開し、この新規設定点指定プログラムの実行に基づいて、当該接触位置を針落ち点として指定(設定)させる制御を行う(ステップS12)。
そして、上記のステップS11及びステップS12の操作を繰り返すことで、所定数の針落ち点が指定されることとなる。即ち、接触位置が針落ち点として指定された後、ステップS11に移行して、CPU51の制御下にて、パターン表示領域が押下されたか否かを判定するようになっており、押下された場合には新規の針落ち点の指定を行う。
一方、ステップS11にて、押下されていないと判定されると(ステップS11;NO)、CPU51は、所定の判定プログラムを実行して、指定された針落ち点を確定するための操作パネルの実行ボタン「実行」が押下されたか否かを判定する(ステップS13)。
ここで、実行ボタン「実行」が押下されたと判定されると(ステップS13;YES)、CPU51は、ステップS12にて指定された針落ち点を確定して刺繍模様パターンを設定する。これにより、新規針落ち点指定処理を終了する。
次に、図3に示すように、CPU51は、所定の制御プログラムの実行に基づいて、表示手段31を制御して、設定された刺繍模様パターンに基づいて、刺繍模様の縫製の際の保持枠12の動きを確認する動作確認処理を実行するか否かを指示するためのポップアップ表示を行う(ステップS2)。続けて、CPU51は、所定の判定プログラムの実行に基づいて、動作確認処理を実行するための実行ボタン「実行」が押下されたか否かを判定する(ステップS3)。
ステップS3にて、実行ボタン「実行」が押下されたと判定されると(ステップS3;YES)、CPU51は、所定の判定プログラムの実行に基づいて、保持枠12の動作を一針毎に針落ち点に対応する布の設定点対応位置を縫い針13に対向させるようにトレースして移動させるトレース移動が指示されているか、若しくは、指定された所定の針落ち点に対応する設定点対応位置を縫い糸に対向させるように最短距離での直線移動が指示されているかを判定する(ステップS4)。
ここで、最短距離での直線移動が指示されると、ステップS5に移行して、CPU51は、ROM52から直線移動制御プログラムを読み出してRAM53に展開し、この直線移動制御プログラムの実行に基づいて、X軸モータ19及びY軸モータ20の駆動を制御して、所定の針落ち点に対応する設定点対応位置を縫い糸に対向させるように最短距離で保持枠12を直線移動させて位置決めする制御を行う。
一方、トレース移動が指示されると、ステップS6に移行して、CPU51は、所定の制御プログラムの実行に基づいて、X軸モータ19及びY軸モータ20の駆動を制御して、刺繍模様パターンに規定された針落ち点となるように一針毎に保持枠12を位置決めする制御を実行する。
このようにして、保持枠12の動作確認処理を実行されると、CPU51は ROM52から縫製データ作成プログラムを読み出してRAM53に展開し、この縫製データ作成プログラムに従って、指定された針落ち点に基づいて、刺繍模様の縫製に係る縫製データの作成を完了する。なお、作成された縫製データは、外部記憶装置54の所定の記憶領域に記憶されるようになっている。
また、ステップS3にて、動作確認処理の実行に係る実行ボタン「実行」が押下されていないと判定されると(ステップS3;NO)、ステップS4に移行して、CPU51の制御下にて、キャンセルボタン「×」が押下されたか否かを判定する(ステップS7)。
ステップS7にて、キャンセルボタン「×」が押下されたと判定された場合には(ステップS7;YES)、CPU51は、所定の判定プログラムの実行に基づいて、新規針落ち点指定処理の実行が再度指示されているか否かを判定する(ステップS8)。
ここで、新規針落ち点指定処理の実行が指示されていると判定された場合には(ステップS8;YES)、ステップS1に移行して、CPU51は、新規針落ち点指定処理の実行を制御する一方で、新規針落ち点指定処理の実行が指示されていないと判定された場合には(ステップS8;NO)、縫製データ作成処理を終了する。
なお、上記の縫製データ作成処理にあっては、図6に示すように、新規針落ち点指定処理(ステップS1;図3参照)の代わりに、形状点を指定する新規形状点指定処理を実行しても良い(ステップ21)。即ち、新規形状点指定処理として、図4のステップS11〜S13と略同等の処理を行うことにより、刺繍模様の平面形状を特定するための形状点を指定し、指定された形状点に基づいて刺繍模様パターンが設定されるようになっている。従って、新規形状点指定処理を行うことにより、新規に刺繍模様パターンを設定する上では、一針毎の針落ち点を指定する新規針落ち点指定処理に比べて刺繍模様パターンの形状の概略を簡便に設定することができる。
次に、CPU51の制御下における縫製データ編集処理について、図7〜図12を参照して説明する。
ここで、図7は、縫製データ編集処理に係る動作の一例を示すフローチャートである。図8は、編集針落ち点指定処理に係る動作の一例を示すフローチャートであり、図9は、編集針落ち点指定処理における操作パネル30の具体的な表示例を示す図である。また、図10(a)は、針落ち点候補一覧テーブルを示す図であり、図10(b)は、形状点候補一覧テーブルを示す図である。
図7に示すように、本実施形態のミシン100にあっては、縫製データ編集処理において、先ず、縫製データの編集に係る刺繍模様設定点を指定する編集設定点指定処理として、針落ち点を指定する編集針落ち点指定処理を実行する(ステップS31)。
図8に示すように、編集針落ち点指定処理において、CPU51による所定の制御プログラムの実行に基づいて、操作パネル30の表示画面内に刺繍模様パターンが表示され、編集される針落ち点の指定が受け付けられた状態で、CPU51は、所定の判定プログラムを実行して、表示画面のパターン表示領域に対するオペレータの指先による接触入力が行われたか否か、即ち、パターン表示領域が押下されたか否かを判定する(ステップS311)。
ここで、パターン表示領域が押下されたと判定されると(ステップS311;YES)、即ち、図9に示すように、編集設定点指定画面G2において所定位置が押下されると、接触位置(図9中、「+」で図示)が検出手段32により検出され、当該検出手段32から出力された接触位置座標を示す信号がCPU51に入力されると(ステップS312)、CPU51は、ROM52から検索プログラムを読み出してRAM53に展開し、この検索プログラムに従って、検出された接触位置に基づいて、刺繍模様パターンを設定するための針落ち点のうち、当該表示画面の設定点候補検索範囲A(図9参照)内に含まれる針落ち点を検索する処理を実行する。即ち、CPU51は、検出された接触位置に基づいて、例えば当該接触位置を中心として設定点候補検索範囲Aを設定し(ステップS313)、設定点候補検索範囲A内に含まれる候補針落ち点を全て検索する(ステップS314)。
続けて、CPU51は、ROM52から編集設定点指定プログラムを読み出してRAM53に展開し、この編集設定点指定プログラムに従って、検索された候補針落ち点に基づいて、縫製データを編集するための針落ち点を指定する処理を実行する。即ち、CPU51は、設定点候補検索範囲A内にて検索された所定数の候補針落ち点と候補番号とを対応付けて針落ち点候補一覧テーブルT1(図10(a))を作成して(ステップS314)、当該針落ち点候補一覧テーブルT1の候補番号に基づいて、候補番号1の針落ち点を編集される候補針落ち点として設定する(ステップS315)。
その後、ステップS311に移行して、CPU51の制御下にて、パターン表示領域が押下されたか否かを判定するようになっており、ここで、押下されていないと判定されると(ステップS311;NO)、CPU51は、所定の判定プログラムを実行して、設定された候補針落ち点を変更するための候補ボタン「候補」が押下されたか否かを判定する(ステップS316)。
ここで、候補ボタン「候補」が押下されたと判定されると(ステップS316;YES)、CPU51は、所定の制御プログラムを実行して、針落ち点候補一覧テーブルT1の候補番号に基づいて、次の候補番号の針落ち点を編集される候補針落ち点として設定する(ステップS317)。その後、ステップS311に移行して、CPU51は、それ以降の処理の実行を制御する。
また、ステップS316にて、候補ボタン「候補」が押下されていないと判定されると(ステップS316;NO)、CPU51は、所定の判定プログラムを実行して、候補とされた針落ち点を確定するための実行ボタン「実行」が押下されたか否かを判定する(ステップS318)。
ステップS318にて、実行ボタン「実行」が押されていないと判定されると(ステップS318;NO)、ステップS311に移行して、CPU51の制御下にて、編集される針落ち点の新たな検索を行う上で、パターン表示領域が押下されたか否かを判定する。
一方、実行ボタン「実行」が押されたと判定されると(ステップS318;YES)、CPU51は、候補針落ち点を縫製データを編集するための針落ち点として指定した後、編集針落ち点指定処理を終了する。
次に、図7に示すように、CPU51は、所定の制御プログラムの実行に基づいて、表示手段31を制御して、指定された針落ち点に基づいて、保持枠12の動作確認処理を実行するか否かを指示するためのポップアップ表示を行う(ステップS32)。続けて、CPU51は、所定の判定プログラムの実行に基づいて、動作確認処理を実行するための実行ボタン「実行」が押下されたか否かを判定する(ステップS33)。
ステップS33にて、実行ボタン「実行」が押下されていないと判定されると(ステップS33;NO)、CPU51は、所定の判定プログラムを実行して、キャンセルボタン「×」が押下されたか否かを判定する(ステップS35)。
ステップS35にて、キャンセルボタン「×」が押下されたと判定された場合には(ステップS35;YES)、CPU51は、所定の判定プログラムの実行に基づいて、刺繍模様パターンの編集のやり直しの実行が指示されているか否かを判定する(ステップS36)。
ここで、刺繍模様パターンの編集のやり直しの実行が指示されていると判定された場合には(ステップS35;YES)、ステップS31に移行して、CPU51は、編集針落ち点指定処理の実行を制御する一方で、刺繍模様パターンの編集のやり直しの実行が指示されていないと判定された場合には(ステップS36;NO)、縫製データ編集処理を終了する。
また、ステップS33にて、実行ボタン「実行」が押下されたと判定されると(ステップS33;YES)、CPU51は、所定の制御プログラムの実行に基づいて、X軸モータ19及びY軸モータ20の駆動を制御して、指定された所定の針落ち点に対応する設定点対応位置を縫い糸に対向させるように最短距離で保持枠12を直線移動させて位置決めする制御を行った後(ステップS34)、当該針落ち点に基づいて所定の編集作業を実行した後で、当該縫製データ編集処理を終了する。
なお、上記の縫製データ編集処理にあっては、図11に示すように、編集針落ち点指定処理(ステップS31;図7参照)の代わりに、形状点を指定する編集形状点指定処理を実行しても良い(ステップ41)。即ち、編集形状点指定処理として、図12に示すように、ステップS414にて、CPU51の制御下により設定点候補検索範囲A内に含まれる候補形状点を全て検索し、設定点候補検索範囲A内にて検索された所定数の候補形状点と候補番号とを対応付けて形状点候補一覧テーブルT2(図10(b))を作成し、ステップS415にて、形状点候補一覧テーブルT2の候補番号に基づいて、候補番号1の形状点を編集される候補形状点として設定する。また、ステップS417にて、CPU51の制御下により形状点候補一覧テーブルT2の候補番号に基づいて、次の候補番号の形状点を編集される候補形状点として設定する。なお、上記説明した以外は、図8に示したものと略同等の処理を行うようになっており、これにより、縫製データを編集するための所定の形状点が指定されることとなる。また、図11に示すように、ステップS44にて、CPU51によるX軸モータ19及びY軸モータ20の駆動制御に基づいて、指定された形状点に対応する設定点対応位置を縫い針13に対向させるように最短距離で保持枠12を直線移動させて位置決めするようになっている。
以上のように、本実施形態のミシン100によれば、縫製データを作成する場合に、布上の刺繍模様の配置と対応付けて当該刺繍模様に係る刺繍模様パターンを表示するための操作パネル30の表示画面の所定位置がオペレータの指等により接触指示されると、その接触位置が検出され、検出された接触位置に基づいて、当該接触位置を刺繍模様パターンを設定するための刺繍模様設定点として指定することができる。
また、刺繍模様パターンが表示された表示画面の所定位置がオペレータの指等により接触指示されると、その接触位置が検出され、検出された接触位置に基づいて、表示画面に表示された刺繍模様設定点のうち、設定点候補検索範囲A内に含まれる候補刺繍模様設定点を検索して、検索された候補刺繍模様設定点に基づいて、縫製データの刺繍模様設定点を指定することができる。
従って、縫製データを作成する場合や縫製データを編集する場合に、操作パネル30の表示画面の所定位置を接触することにより刺繍模様設定点の指定を行うことができることとなって、例えば方向キーの操作に基づいて行う構成のものに比べて、刺繍模様設定点の指定を迅速に、且つ、簡便に行うことができる。
また、縫製データを作成する場合や縫製データを編集する場合に、CPU51の制御下にて、指定された刺繍模様設定点に基づいて、当該刺繍模様設定点に対応する布の設定点対応位置を縫い針13に対向させるまで保持枠12を略直線的に移動させることができる。即ち、所定の刺繍模様設定点まで保持枠12を迅速に移動させることができることとなって、例えば、実際に布に縫製される刺繍模様の形状やミシン100の縫製に係る動作等を確認する作業を効率良く行うことができる。
なお、保持枠12の直線移動に係る機能は、CPU51による切替プログラムの実行に基づいて、有効又は無効に適宜切り替えることができるようになっている。即ち、保持枠12を直線移動させる際に、その移動方向に障害物等が存在して当該障害物が保持枠12の直線移動の邪魔になる場合には、保持枠12の直線移動に係る機能を無効にすることにより、保持枠12を障害物等が邪魔になることなく適正に移動させることができる。つまり、保持枠12の直線移動に係る機能が無効にされた場合には、CPU51による設定点移動制御プログラムの実行に基づいて、指定された刺繍模様設定点毎に、当該刺繍模様設定点に対応する布の設定点対応位置を縫い針13に対向させるように保持枠12を移動させることができる。
なお、本発明は、上記実施の形態に限定されることなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲において、種々の改良並びに設計の変更を行っても良い。
例えば、操作パネル30の表示画面に所定方向を指示する方向入力キーを備えて、当該方向入力キーを用いて縫製データを新規に作成する際に設定された刺繍模様設定点や編集される縫製データに係る刺繍模様設定点の微調整を行うように構成しても良い。
また、針落ち点候補一覧テーブルT1や形状点候補一覧テーブルT2の数値等は、一例を示すものであり、図10(a)及び図10(b)に示すものに限定されるものではない。
本発明を適用した好適な一実施形態として例示するミシンの全体構成を示す斜視図である。 図1のミシンの制御系を示すブロック図である。 図1のミシンによる縫製データ作成処理に係る動作の一例を示すフローチャートである。 図1のミシンによる新規針落ち点指定処理に係る動作の一例を示すフローチャートである。 図4の新規針落ち点指定処理における操作パネルの具体的な表示例を示す図である。 図1のミシンによる縫製データ作成処理に係る動作の一例を示すフローチャートである。 図1のミシンによる縫製データ編集処理に係る動作の一例を示すフローチャートである。 図1のミシンによる編集針落ち点指定処理に係る動作の一例を示すフローチャートである。 図8の編集針落ち点指定処理における操作パネルの具体的な表示例を示す図である。 候補一覧テーブルを示す図である。 図1のミシンによる縫製データ編集処理に係る動作の一例を示すフローチャートである。 図1のミシンによる編集形状点指定処理に係る動作の一例を示すフローチャートである。
符号の説明
100 ミシン
12 保持枠
13 縫い針
19 X軸モータ(XY移動手段)
20 Y軸モータ(XY移動手段)
30 操作パネル
31 表示手段
32 検出手段
50 動作制御部
51 CPU(縫製データ作成手段、指定手段、検索手段、直線移動制御手段、切替手段、設定点移動制御手段)
A 設定点候補検索範囲

Claims (4)

  1. 刺繍模様の縫製に係る縫製データを作成する縫製データ作成手段を備え、前記縫製データ作成手段により作成された前記縫製データに基づいて、布を保持する保持枠と縫い針とをXY方向に相対的に移動させて前記縫い針により前記布に刺繍模様を縫製するミシンであって、
    前記布上の前記刺繍模様の配置と対応付けて当該刺繍模様に係る刺繍模様パターンを表示するための表示手段と、
    前記表示手段の表示画面に対する接触位置を検出する検出手段と、
    前記検出手段により検出された前記接触位置に基づいて、当該接触位置を当該刺繍模様パターンを設定するための刺繍模様設定点として指定する指定手段と、を備え、
    前記縫製データ作成手段は、前記指定手段により指定された前記刺繍模様設定点に基づいて、前記縫製データを作成することを特徴とするミシン。
  2. 刺繍模様の縫製に係る縫製データを作成する縫製データ作成手段を備え、前記縫製データ作成手段により作成された前記縫製データに基づいて、布を保持する保持枠と縫い針とをXY方向に相対的に移動させて前記縫い針により前記布に前記刺繍模様を縫製するミシンであって、
    前記布上の前記刺繍模様の配置と対応付けて当該刺繍模様に係る刺繍模様パターンを表示する表示手段と、
    前記表示手段の表示画面に対する接触位置を検出する検出手段と、
    前記検出手段により検出された前記接触位置に基づいて、前記表示画面に表示された前記刺繍模様パターンを設定するための刺繍模様設定点のうち、当該表示画面の設定点候補検索範囲内に含まれる候補刺繍模様設定点を検索する検索手段と、
    前記検索手段により検索された前記候補刺繍模様設定点に基づいて、前記刺繍模様設定点を指定する指定手段と、
    を備えることを特徴とするミシン。
  3. 前記保持枠を前記縫い針に対してXY方向に移動させるXY移動手段と、
    前記指定手段により指定された前記刺繍模様設定点に基づいて、当該刺繍模様設定点に対応する前記布の設定点対応位置を前記縫い針に対向させるまで前記XY移動手段の駆動を制御して前記保持枠を略直線的に移動させる直線移動制御手段と、を備えることを特徴とする請求項1又は2に記載のミシン。
  4. 前記直線移動制御手段による前記保持枠の直線移動に係る機能を有効又は無効に切り替える切替手段と、
    前記切替手段により直線移動制御手段による前記保持枠の直線移動に係る機能が無効にされた場合に、前記指定手段により指定された前記刺繍模様設定点毎に、当該刺繍模様設定点に対応する前記布の設定点対応位置を前記縫い針に対向させるように前記XY移動手段の駆動を制御して前記保持枠を移動させる設定点移動制御手段と、を備えることを特徴とする請求項3に記載のミシン。
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