JP2006075419A - ミシンの入力表示装置 - Google Patents

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正美 岡村
綾子 ▲真▼鍋
Ayako Manabe
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耕一 近藤
Toshiaki Kasuga
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Abstract

【課題】 ミシンの表示入力装置の操作性の向上を図る。
【解決手段】ミシンの縫製に関する各種の設定や指令を入力する入力ボタンを表示する表示手段31と、当該表示手段の表示画面への接触位置を検出する検出手段32と、入力ボタンについて設定された配置及びサイズと検出手段により検出された接触位置とから入力ボタンの入力を判定する判定手段51と、外部からの入力操作に応じて、入力ボタンの割り付けの変更を行う割り付け変更手段51を備えている。
【選択図】図7

Description

本発明は、ミシンの縫製に関して各種の設定や指令を入力する入力表示装置に関する。
近年のミシンは制御装置が、縫いに係る縫製データに基づいてミシンの各機構を制御し、当該各機構が縫製データに従った動作を行い、縫い目が布に形成される。このようなミシンでは、様々な形状の縫い目が形成されるように、縫製データとなる各種のパラメータを表面にタッチセンサを設けた入力表示装置を用いて入力することができるようになっている。かかる入力表示装置の表示面に、各種設定数値入力やカーソル移動入力を行う入力ボタンと、入力データに関する設定内容を画像表示する画像エリアとが表示され、オペレータは、その表示内容を観察しながら入力ボタンをタッチ操作して所定の入力を行っていた。
そして、従来のミシンにあっては、オペレータの利き腕を考慮して、画像エリアの右側に入力ボタンを配置する右利き用表示と画像エリアの左側に入力ボタンを配置する左利き用表示とを選択して切り替えることが可能となっていた(例えば、特許文献1参照)。
特開2003−117273号公報
しかしながら、ミシンの表示入力装置は、ミシン機枠に固定装備されているものからミシンから取り外されてリモコン操作が可能なものまで各種のものがあり、またミシン機枠に固定装備されている場合でも、その設置位置はまちまちであった。
従って、入力ボタンが画像エリアの左右の各位置に切り替えられたとしても、オペレータの操作性の向上に寄与するには不十分であった。
また、操作ボタンの大きさが固定であるため、オペレータの指の太さによっては操作が難しく、操作性の低下を回避できないという問題があった。
本発明は、ミシンの表示入力装置の操作性の向上を図ることをその目的とする。
請求項1記載の発明は、ミシンの縫製に関する各種の設定や指令を入力する入力ボタンを表示する表示手段と、当該表示手段の表示画面への接触位置を検出する検出手段と、入力ボタンについて設定された配置及びサイズと検出手段により検出された接触位置とから入力ボタンの入力を判定する判定手段と、外部からの入力操作に応じて、入力ボタンの割り付けの変更を行う割り付け変更手段を備える、という構成を採っている。
上記構成では、ミシンの縫製に関する各種の設定や指令を入力する入力ボタンが表示手段の表示画面に表示され、ミシンのオペレータが所定の設定や指令を入力するために入力ボタンの表示位置に指で或いは入力ペン等のような入力器具を用いて接触する。
検出手段は、当該表示手段の表示画面への接触位置を検出し、判定手段は入力ボタンの配置及びサイズが示す入力ボタンの範囲内に接触があったかを判定する。
一方、外部から所定の入力操作が行われると、割り付け変更手段は、入力ボタンの割り付けを変更し、新たな配置或いはサイズの設定を行う。
請求項2記載の発明は、請求項1記載の発明と同様の構成を備えると共に、割り付け変更手段は、入力ボタンの表示範囲内での配置の変更を入力するための配置入力手段を有する、という構成を採っている。
上記構成では、入力ボタンの割り付けの変更時において、配置入力手段により入力ボタンの配置変更が行われる。
請求項3記載の発明は、請求項1又は2記載の発明と同様の構成を備えると共に、割り付け変更手段は、入力ボタンの表示範囲内でのサイズの変更を入力するためのサイズ入力手段を有する、という構成を採っている。
上記構成では、入力ボタンの割り付けの変更時において、サイズ入力手段により入力ボタンのサイズ変更が行われる。
請求項4記載の発明は、請求項1,2又は3記載の発明と同様の構成を備えると共に、表示手段は、ミシンの縫製に関する各種の情報を、その表示範囲よりも小さく区間された画像エリアにより表示すると共に、割り付け変更手段は、外部からの入力により、画像エリアの割り付けの変更をも行う、という構成を採っている。
上記構成では、外部から所定の入力操作が行われると、割り付け変更手段は、入力ボタンの割り付けを変更し、新たな配置或いはサイズの設定を行う。
請求項5記載の発明は、請求項1,2,3又は4記載の発明と同様の構成を備えると共に、前記割り付け変更手段により行われる割り付けの変更データを記録する着脱可能な記憶手段を備える、という構成を採っている。
上記構成では、入力ボタン又は画像エリアの割り付け変更後のデータが着脱可能な記憶手段に記録される。そして、この記憶手段を他のミシンの入力表示装置に接続し、変更した割り付けデータを読み込ませ、当該他のミシンの入力表示装置でも、割り付け変更が行われた入力ボタンや画像エリアでの入力操作が行われる。
請求項1記載の発明は、入力ボタンの割り付け変更手段を備えることから、入力ボタンについて表示画面内における任意の割り付けを行うことが可能となる。従って、ミシンのオペレータは自分の入力操作が容易となる割り付けを行うことができ、操作性の向上を図ることが可能となる。
請求項2記載の発明は、入力ボタンの配置入力手段を備えることから、入力ボタンを表示画面内において任意の配置とすることが可能となる。従って、ミシンのオペレータは自分の入力操作が容易となるボタン配置に変更することができ、操作性の向上を図ることが可能となる。
請求項3記載の発明は、入力ボタンのサイズ入力手段を備えることから、入力ボタンを表示画面内において任意のサイズとすることが可能となる。従って、ミシンのオペレータは自分の入力操作が容易となるボタンサイズ、例えば自分の手や指の大きさに適したサイズ等に変更することができ、操作性の向上を図ることが可能となる。
請求項4記載の発明は、割り付け変更手段により画像エリアについて表示画面内における任意の割り付けを行うことが可能となる。従って、ミシンのオペレータは自分の入力操作の際に画像確認が容易となる割り付けを行うことができ、操作性の向上を図ることが可能となる。
さらに、画像エリアの割り付け変更により入力ボタンの割り付け変更の許容性が拡大し、さらなる操作性の向上を図ることが可能となる。
請求項5記載の発明は、入力ボタン又は画像エリアの割り付け変更後のデータを着脱可能な記憶手段に記録することができるので、この記憶手段を用いて他のミシンの入力表示装置に変更した割り付けデータを読み込ませることで、当該他のミシンの入力表示装置でも、割り付け変更が行われた入力ボタンや画像エリアでの入力操作を行うことが可能となる。
本発明の実施形態について図1乃至図7に基づいて説明する。図1は本実施形態たる入力表示装置を備えるミシン100の全体構成を示す斜視図である。
ミシン100は、針板11上において縫製を行う布を保持する保持枠12を有し、その保持枠12が縫い針13に対し相対的に移動することにより、保持枠12に保持される布に所定の縫製パターンに基づく縫い目を形成する、いわゆる電子サイクルミシンである。
ここで、後述する縫い針13が上下動を行う方向をZ軸方向(上下方向)とし、これと直交する一の方向をX軸方向(左右方向)とし、Z軸方向とX軸方向の両方に直交する方向をY軸方向(前後方向)と定義する。上述した保持枠12はこれらX軸方向とY軸方向について移動が行われる。
ミシン100は、針板11を備えるベッド部14と、ベッド部14の一端から立設されてさらにY軸方向に延設されたアーム部15と、ベッド部14を載置するテーブル16と、縫い針13の上下動を行う上下動機構と、保持枠12をX−Y平面に沿って任意に位置決めするX−Y機構と、テーブル16の下部に備えられ、上下動機構の起動を行う操作ペダル17と、ミシン100の縫製に関する各種の操作を行う操作パネル30と、上記各構成の動作制御を行う動作制御手段50とを備えている。
なお、前述した入力表示装置は後述する操作パネル30と動作制御手段50から構成される。
上記上下動機構は、アーム部15の先端部において縫い針13を支持する針棒と、針棒の上下動駆動源となるミシンモータ18と、ミシンモータ18の回転駆動力を上下動駆動力に変換するクランク機構とを備えている。
X−Y機構は、保持枠12をX、Y軸方向に移動可能に支持する支持アームと、支持アームを介して保持枠12にX軸方向の移動力を付与するパルスモータであるX軸モータ19と、支持アームを介して保持枠12にY軸方向の移動力を付与するパルスモータであるY軸モータ20とを備えている。
上述の保持枠12が針板11上面において被縫製物である布を保持した状態で、ミシンモータ18と同期して一針毎にX軸モータ19及びY軸モータ20が駆動され、保持枠12がX軸方向とY軸方向について予め設定された針落ち位置に縫い針が位置決めされることで布に所定の縫製パターンに基づく縫い目が形成される。
ペダル17は、ミシンモータ19を駆動したり、保持枠11を上下動させるための図示しない押え上げアクチュエータを作動させたりするための操作入力を行うためのものである。ペダル17にはその踏量に応じた駆動信号が出力され、当該駆動信号に応じて動作制御手段50はミシンモータ18の回転数を決定する制御を行う。
操作パネル30は、動作制御手段50と図示しない有線又は無線の回線により接続されている。
かかる操作パネル30は、ミシンの縫製に関する各種の情報を示す画像や設定入力用の入力ボタンを表示する液晶パネルからなる表示手段31と、当該表示手段31の表示画面上に設けられ、当該表示画面への接触状態及びその接触位置を検出する検出手段32とを備えている。
上記検出手段32は表示画面上に設けられた無数の透明電極を有し、表示画面上のいずれかの位置で接触により押圧されると、接触位置における二つの透明電極が接触し、接触位置座標を示す信号出力が行われるようになっている。
つまり、この操作パネル30は、表示手段31により、オペレータから各種の設定入力を受けるための設定画面の表示を行う(図4,5参照)。かかる設定画面には、設定を行うための所定の情報を表示する画像エリアSや、設定を行うための数値や矢印を示す入力ボタンBの表示が含まれている。そして、オペレータの指先による表示画面に対する接触入力が行われると、検出手段32で接触位置が検出され、動作制御手段50の処理により、いずれの入力ボタンBに対する入力であるかが判定され、判定により特定された入力ボタンに予め割り当てられた処理が実行される。これにより、操作パネル30の表示される各種の入力ボタンBについて電気的な接点を備える物理的な入力ボタンと同様に機能させることができるようになっている。
(ミシンの制御系)
図2はミシン100の制御系を示すブロック図である。図2に示すように、ミシン100の制御系の中心となる動作制御手段50は、ミシンモータ18,X軸モータ19,Y軸モータ20,操作パネル30及びその他の図示しないアクチュエータについて所定の制御プログラムに従って各種の処理及び制御を実行するCPU51と、各種の処理及び制御を実行するためのプログラムや各種の処理及び制御に要するデータが格納されたROM52と、各種のデータを格納して各種の処理の作業領域となるRAM53と、着脱可能な記録手段である外部記憶装置54と、CPU51と各種の機器との接続を図るインターフェース(図示略)と、各モータ用のパルスモータドライバ(図示略)とを備え、バスを介してCPU51,ROM52,RAM53,外部記憶装置54及びインターフェース55が接続されている。
外部記憶装置54は、不揮発性のいわゆるフラッシュメモリーであり、ROM51に記憶されている以外の縫製データやオペレータが設定した縫製データが記憶されている。
また、この外部記憶装置54には、前述した操作パネル30の各種の表示画面に関する画面情報が記憶されている。図3は外部記憶装置54に記憶されている画面情報の内容を示す概念図である。図示のように、外部記憶装置54には、各種の設定入力画面や縫製中に表示される縫製画面等の複数の画面情報が記憶されている。そして、各画面情報には、画面のIDや画像エリア及び入力ボタンの個体数等の画面の総合的なデータを含むヘッダ情報と、画像エリアや入力ボタンのバックグラウンドとなる背景画像のデータを有するウィンドウ情報と、各画像エリア及び入力ボタンごとに所定のパラメータが設定されたボタン情報が含まれている。
画像エリアも入力ボタンも、同じパラメータについて設定され、これらはいずれもボタン情報として、CPU51で処理される。これら各ボタン情報は以下に示す各種のパラメータについて設定されたデータを含んでいる。
(1)画像エリア又は入力ボタンに割り当てられたボタンID
(2) 表示画面上の画像エリア又は入力ボタンの横方向幅を示すX方向ボタンサイズ
(3) 表示画面上の画像エリア又は入力ボタンの縦方向幅を示すY方向ボタンサイズ
(4)表示画面の位置座標系における画像エリア又は入力ボタンの基準位置(例えば画像エリアやボタンの表示範囲の左下角の点)の横方向成分(X方向成分)の座標値を示すボタン配置位置X座標
(5)表示画面の位置座標系における画像エリア又は入力ボタンの基準位置の縦方向成分(Y方向成分)の座標値を示すボタン配置位置Y座標
(6)早押しと長押しとで二つの内容を切り替えて入力することが可能な入力ボタンについて早押しか長押しかを区別するための押下時間の境界値を示す連続押下時間
(7)態様が変化する場合(たとえば入力ボタンで押下時と非押下時とでその色彩が変化する場合等)であってその変化の態様の数を示すボタン表示状態数
(8)画像エリア又は入力ボタンの変化する複数の態様を全て含んだひとまとまりの画像の中から初期表示の態様を示す部分を特定するボタン初期表示状態
(9) 画像エリア又は入力ボタンの変化する複数の態様を全て含んだひとまとまりの画像のイメージデータのファイル名を示すボタンイメージファイル名
なお、画像エリアは押下されることを想定していないので、上記各パラメータの内、(5)のパラメータである連続押下時間については、未設定又は数値の0が設定される。
ROM52には、各種の制御プログラムや固定的な制御データ、または各種縫製データが記憶されている。
RAM53には、種々のワークメモリやカウンタなどが設けられており、縫製動作中のワークエリアとして使用される。
CPU51は、X軸モータ19に併設されたX軸原点センサ(図示略)やY軸モータ20に併設されたY軸原点センサ(図示略)、ペダル17から入力される駆動信号、操作パネル30から入力される各種設定データや、外部記憶装置54に記憶された各種データを、ROM52に格納されている電子サイクルミシン用の各種制御プログラムにより処理し、各モータ18,19,20,操作パネル30又はその他アクチュエータの制御を実行する。
CPU51による処理及び制御についてさらに説明する。
縫製の実行時においては、CPU51は所定の制御プログラムを実行することにより、ROM52又は外部記憶装置54に記憶された縫製データを読み取り、ミシンモータ18の駆動開始と共に縫製データが示す針落ち位置となるようにX軸モータ19及びY軸モータ20を駆動し、保持枠12を位置決めする制御を実行する。そして、CPU51は、ミシンモータ18の回転に同期させながら、縫製データに設定された複数の針落ち位置について順番に保持枠12を位置決めする制御を縫製完了まで継続する。
一方、縫製データの設定入力時においては、CPU51は外部記憶装置54から前述した入力設定画面に関する画面情報を読み出し、これに基づいて操作パネル30の表示手段31に入力設定画面を表示させる制御を行う。図4は縫製データの入力設定画面G1である。かかる入力設定画面G1では、画面上部と下部とそれぞれ配置された19個の入力ボタンBと、画面の中間位置に配置された一つの画像エリアSとが表示される。CPU51は、各入力ボタンB及び画像エリアSについて、それぞれ前述した画面情報に含まれるボタン情報の各パラメータを参照してそれらのイメージ、配置、サイズを取得し、表示手段31に対してこれらに基づいた入力設定画面を表示させる制御を行う。
上記入力設定画面G1の表示状態において、CPU51は、表示手段31に対して、画像エリアSの範囲内にカーソルを表示させると共に、方向入力用の入力ボタンB(図4における矢印ボタン)の押下を受けると(正確には検出した押下位置と入力ボタンBの範囲とが一致すると)、それに従ってカーソルが移動するように表示させる制御を行う。また、CPU51は、決定の入力ボタンBの押下を受けると、そのときのカーソル位置を針落ち位置として順次RAM53に記憶し、複数の針落ち位置が入力されて最終確定を示す入力ボタンBの押下を受けると、一連の針落ち位置が特定された縫製データとして外部記憶装置に記憶する。かかる縫製データについては、名称やコードと共に記憶し、縫製時には当該名称等により外部記憶装置から読み出しを行う。
また、操作パネル30で表示を行う各種の表示画面については、その入力ボタンB及び画像エリアSの割り付けを変更することが可能となっている。各表示画面には割り付けの変更を入力するための画面変更モードへの切り替え入力ボタンが表示され、当該入力ボタンの押下を受けると、CPU51は、入力ボタンB及び画像エリアSの割り付け入力を受け付ける状態となる。
即ち、画面変更モードにおいて、各入力ボタンB及び画像エリアSは、図5に示すように、そのボタン情報が示すX方向ボタンサイズ及びY方向ボタンサイズに基づく長方形状のボタン又はエリア範囲が四隅の直角二等辺三角形のエリアA1と残る中央のエリアA2とに区画され、四隅のいずれかのエリアA1に対する押下を受けると、CPU51は、入力ボタンB又は画像エリアSについてのサイズ変更入力状態となり、押下を継続しつつその位置が移動すると、押下を受けた角部のエリアA1を移動に追従するようにボタン形状を変化させる表示制御を行うと共に、そのX、Y方向の移動量に応じて外部記憶装置54に記憶されたボタン情報におけるX方向ボタンサイズ及びY方向ボタンサイズを更新する処理を行う。つまり、かかる処理により、入力ボタンB又は画像エリアSは、押下を受けた角部のエリアA1から内側に押下位置が移動すれば入力ボタンB又は画像エリアSがサイズが縮小され、外側に移動すればサイズが拡大することとなる。
また、いずれかの入力ボタンB又は画像エリアSについてサイズ変更入力が行われている場合において、CPUは、当該入力ボタンB又は画像エリアSがサイズ変化により他の入力ボタンB又は画像エリアSと干渉するか否かを判定し、干渉する場合にはサイズ変更をリセットする処理を行う。
また、画面変更モードにおいて、いずれかの入力ボタンB又は画像エリアSの中央のエリアA2に対する押下を受けると、CPU51は、入力ボタンB又は画像エリアSについての配置変更入力状態となり、押下を継続しつつその位置が移動すると、当該移動に追従するように入力ボタンB又は画像エリアSの全体が移動する表示制御を行うと共に、そのX、Y方向の移動量に応じて外部記憶装置54に記憶されたボタン情報におけるボタン配置位置X座標及びボタン配置位置Y座標を更新する処理を行う。
また、いずれかの入力ボタンB又は画像エリアSについて配置変更入力が行われている場合において、CPUは、当該入力ボタンB又は画像エリアSが配置変化により他の入力ボタンB又は画像エリアSと干渉するか否かを判定し、干渉する場合には配置変更をリセットする処理を行う。
図6は前述した入力設定画面G1の割り付け変更例を示している。この割り付け変更後の入力設定画面G1では、画像エリアSの下側に位置する方向入力用の入力ボタンBについて、左側に移動変化を生じるものについては入力設定画面G1の左端に寄せ、右側に移動変化を生じるものについては入力設定画面G1の右端に寄せるように配置変更入力が行われ、操作入力の容易化が図られている。
(表示画面の入力ボタンの割り付け変更処理の流れ)
図7はミシン100の動作制御手段50において、CPU51が所定の処理プログラムに基づいて行う表示画面の入力ボタンの割り付け変更処理のフローチャートである。
まず、入力ボタンB又は画像エリアSについて割り付けの変更を行う表示画面において、画面変更モードへの切り替え入力ボタンが押下されたか否かが判定され、押下されていない場合には終了となり、通常の画面表示状態が維持される(ステップS1:NO)。
また、切り替え入力ボタンの押下が検出されると(ステップS1:YES)、いずれかの入力ボタンB又は画像エリアSの押下がされたか判定される。押下されていない場合には、ステップS15に移行し、確定ボタンが押下されたか否かが判定され、押された場合には終了となり、通常の画面表示状態が維持される(ステップS15:YES)。また、確定ボタンが押されていない場合には再びステップS2に戻る(ステップS15:NO)。
また、ステップS2において、いずれかの入力ボタンB又は画像エリアSの押下がされたことが検出されると、その接触位置が入力ボタンB又は画像エリアSの中央のエリアA2であるかが判定され、押下が中央のエリアA2に対して行われた場合には入力ボタンB又は画像エリアSの位置変更を入力可能状態となり(ステップS3:YES)、ステップS4に移行する。また、押下が四隅のエリアA1に行われた場合には入力ボタンB又は画像エリアSのサイズ変更を入力可能状態となり(ステップS3:NO)、ステップS8に移行する。
ステップS4では、表示手段31の表示画面の押下が継続しているかが判定され、継続している場合には(ステップS4:YES)、検出手段32により、その押下位置の位置座標が取得される(ステップS5)。
さらに、取得した押下位置座標から押下継続中の位置変化量を求め、入力ボタンB又は画像エリアSにも同様の位置変化を加え(ステップS6)、表示画面に表示されている入力ボタンB又は画像エリアSの画像に同様の位置変化を加えて再描画する(ステップS7)。そして、再びステップS4の処理に戻る。
一方、ステップS4で、表示手段31の表示画面の押下が離れたと判定された場合には、位置変更入力が行われていた入力ボタンB又は画像エリアSが他の入力ボタンB又は画像エリアSと重複していないかが判定され、重複していない場合には(ステップS13:YES)、当該入力ボタンB又は画像エリアSの外部記憶装置54に記憶されているボタン情報のボタン配置位置X座標及びボタン配置位置Y座標が書き換えられる(ステップS14)。そして、ステップS15に移行して、確定ボタンが押されれば、画面変更モードの処理が終了となり、押されなければステップS2に戻り、新たな入力ボタンB又は画像エリアSの押下判定が行われる。
一方、ステップS13において、位置変更入力が行われていた入力ボタンB又は画像エリアSが他の入力ボタンB又は画像エリアSと重複していていると判定された場合には(ステップS13:NO)、外部記憶装置54のボタン情報のボタン配置位置X座標及びボタン配置位置Y座標が書き換えられることなくステップS15に移行し、また、入力ボタンB又は画像エリアSの表示が押下前の状態に戻される。そして、確定ボタンが押されれば、画面変更モードの処理が終了となり、押されなければステップS2に戻り、新たな入力ボタンB又は画像エリアSの押下判定が行われる。
また、ステップS3の判定で入力ボタンB又は画像エリアSのサイズ変更の入力状態であるステップS8に移行した場合には、四隅のいずれのエリアA1が押下されているか特定される。そして、ステップS9に移行する。
ステップS9では、表示手段31の表示画面の押下が継続しているかが判定され、継続している場合には(ステップS9:YES)、検出手段32により、その押下位置の位置座標が取得される(ステップS10)。
さらに、取得した押下位置座標から押下継続中の位置変化量を求め、押下されているエリアA1の頂点位置にも同様の位置変化を加え、かかる頂点位置変化による縦方向及び横方向のサイズ変化を算出する(ステップS11)。そして、表示画面に表示されている入力ボタンB又は画像エリアSの画像に同様のサイズ変化を加えて再描画する(ステップS12)。そして、再びステップS9の処理に戻る。
一方、ステップS9で、表示手段31の表示画面の押下が離れたと判定された場合には、サイズ変更入力が行われていた入力ボタンB又は画像エリアSが他の入力ボタンB又は画像エリアSと重複していないかが判定され、重複していない場合には(ステップS13:YES)、当該入力ボタンB又は画像エリアSの外部記憶装置54に記憶されているボタン情報のX方向ボタンサイズ及びY方向ボタンサイズが書き換えられる(ステップS14)。そして、ステップS15に移行して、確定ボタンが押されれば、サイズ変更モードの処理が終了となり、押されなければステップS2に戻り、新たな入力ボタンB又は画像エリアSの押下判定が行われる。
一方、ステップS13において、サイズ変更入力が行われていた入力ボタンB又は画像エリアSが他の入力ボタンB又は画像エリアSと重複していていると判定された場合には(ステップS13:NO)、外部記憶装置54のボタン情報のX方向ボタンサイズ及びY方向ボタンサイズが書き換えられることなくステップS15に移行し、また、入力ボタンB又は画像エリアSの表示が押下前の状態に戻される。そして、確定ボタンが押されれば、画面変更モードの処理が終了となり、押されなければステップS2に戻り、新たな入力ボタンB又は画像エリアSの押下判定が行われる。
(実施形態の効果)
以上のように、ミシン100では、動作制御手段50のCPU51が所定のプログラムを実行することにより、入力ボタンB及び画像エリアSの配置入力手段(ステップS4〜S7)及びサイズ入力手段(ステップS9〜S12)として機能することから、入力ボタンB及び画像エリアSについて、表示画面内における配置及びサイズの任意の割り付けを行うことが可能となる。
従って、ミシン100のオペレータは自分の入力操作が容易となる割り付けを行うことができ、操作性の向上を図ることが可能となる。
特に、サイズ変更を行う場合には、例えば自分の手や指の大きさに適したサイズに入力ボタンB又は画像エリアSを変更することができ、操作性の向上を図ることが可能となる。
また、入力ボタンB又は画像エリアAの割り付け変更後のデータを着脱可能な外部記憶装置54に記録することができるので、この記憶手段54を用いて他のミシンの入力表示装置に変更した割り付けデータを読み込ませることで、当該他のミシンの入力表示装置でも、割り付け変更が行われた入力ボタンや画像エリアでの入力操作を行うことが可能となる。
(その他)
なお、上述した操作パネル30に対する制御は、上記ミシン100に限らず、操作パネルを備えるあらゆる種類のミシンに適用しても良い。
また、着脱可能な記憶手段として、フラッシュメモリーを例示したが、着脱可能な不揮発性の他の半導体メモリであっても良いし、記録媒体のみを取り出せるフロッピー(登録商標)ディスクや光学ディスクを用いても良い。
発明の実施形態たる入力表示装置を備えるミシンの全体構成を示す斜視図である。 ミシンの制御系を示すブロック図である。 外部記憶装置に記憶されている画面情報の内容を示す概念図である。 入力設定画面の表示例を示す。 画面変更モードにおける入力ボタン等のサイズ変更入力を受け付けるエリアと配置変更を受け付けるエリアの区分を示す説明図である。 入力設定画面の入力ボタン等の割り付け変更後の表示例を示す。 ミシンの動作制御手段による表示画面の入力ボタンの割り付け変更処理のフローチャートである。
符号の説明
31 表示手段
32 検出手段
50 動作制御手段
51 CPU(判定手段、割り付け変更手段)
54 外部記憶手段
100 ミシン
B 入力ボタン

Claims (5)

  1. ミシンの縫製に関する各種の設定や指令を入力する入力ボタンを表示する表示手段と、
    当該表示手段の表示画面への接触位置を検出する検出手段と、
    前記入力ボタンについて設定された配置及びサイズと前記検出手段により検出された接触位置とから前記入力ボタンの入力を判定する判定手段と、
    外部からの入力操作に応じて、前記入力ボタンの割り付けの変更を行う割り付け変更手段を備えることを特徴とするミシンの入力表示装置。
  2. 前記割り付け変更手段は、前記入力ボタンの表示範囲内での配置の変更を入力するための配置入力手段を有することを特徴とする請求項1記載のミシンの入力表示装置。
  3. 前記割り付け変更手段は、前記入力ボタンの表示範囲内でのサイズの変更を入力するためのサイズ入力手段を有することを特徴とする請求項1又は2記載のミシンの入力表示装置。
  4. 前記表示手段は、ミシンの縫製に関する各種の情報を、その表示範囲よりも小さく区間された画像エリアにより表示すると共に、
    前記割り付け変更手段は、外部からの入力により、前記画像エリアの割り付けの変更をも行うことを特徴とする請求項1,2又は3記載のミシンの入力表示装置。
  5. 前記割り付け変更手段により行われる割り付けの変更データを記録する着脱可能な記憶手段を備えることを特徴とする請求項1,2,3又は4記載のミシンの入力表示装置。
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