JP4959989B2 - 縫製データ作成方法および縫製データ作成装置 - Google Patents

縫製データ作成方法および縫製データ作成装置 Download PDF

Info

Publication number
JP4959989B2
JP4959989B2 JP2006049898A JP2006049898A JP4959989B2 JP 4959989 B2 JP4959989 B2 JP 4959989B2 JP 2006049898 A JP2006049898 A JP 2006049898A JP 2006049898 A JP2006049898 A JP 2006049898A JP 4959989 B2 JP4959989 B2 JP 4959989B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
sewing
pattern
movement
actual
data
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2006049898A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2007222542A (ja
Inventor
俊明 春日
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Juki Corp
Original Assignee
Juki Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Juki Corp filed Critical Juki Corp
Priority to JP2006049898A priority Critical patent/JP4959989B2/ja
Publication of JP2007222542A publication Critical patent/JP2007222542A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4959989B2 publication Critical patent/JP4959989B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Sewing Machines And Sewing (AREA)

Description

本発明は、縫いパターンに基づいて自動的に縫製を行うことのできるミシンの縫製データを作成するのに好適な縫製データ作成方法および縫製データ作成装置に関する。
従来から、縫いパターンに基づいて自動的に縫製を行うことのできるサイクルミシンあるいはプログラムミシンなどと称されるミシン(電子ミシン)が知られており、このようなミシンには、縫製データを作成するための縫製データ作成装置が設けられている(例えば、特許文献1参照)。
この種のミシンにおいては、縫いパターンの縫製データを磁気テープ、磁気カード、フレキシブルディスク、メモリなどの記憶媒体に予め記憶しておき、この縫製データに基づいて、縫製対象物を挟持して保持するほぼ平板状のベース板(針板)、および、枠状に形成された外押さえ枠を備えた押さえをミシン針の軸方向に対して直交する水平面内で相互に直交する縦・横の2方向に移動させることにより、押さえ、すなわち縫製対象物の移動平面上に設定した相互に直交する縦横の2方向の直交座標であるX−Y座標に対するミシン針の位置を相対移動させて、ミシン針に対する押さえの移動可能範囲内などの所定の範囲内の任意の位置に糸を通して、洋服の釦穴の穴かがり縫いなどの所定パターンの形状に沿って縫い目を形成することができるようになっている。なお、押さえは、パルスモータなどの駆動モータの駆動力により、X−Yテーブルの如く構成された送り機構によって、X軸方向およびY軸方向に移動自在とされている。
また、このようなミシンにおいては、縫い目の形成時に、ミシン針の上下動により縫製対象物の縫い目の形成部位が浮き上がる(ばたつく)のを防止するために、縫いパターンに沿った形状の厚さ方向に貫通する抜き孔を形成したブランク板を外押さえ枠に取り付けたり、内部の形状を抜き孔の形状とした専用の外押さえ枠が用いられている。
また、ミシン針の上下動により縫製対象物の縫い目の形成部位が浮き上がるのを防止するために、ミシン針のきわにおいて縫製対象物を下方に押さえる中押さえが設けられている(例えば、特許文献2参照)。
このような中押さえは、縫製対象物が移動しても中押さえは移動しないように平面上の位置が基本的にミシン針の位置に対して固定とされている。さらに、縫製対象物の移動が中押さえにより妨げられるのを防止するために、ミシン針の上下動に同期して上下動するようにされており、ミシン針が上がって縫製対象物が移動(空送り)する際には、中押さえも上方に上がるようになっている。この場合、ブランク材の抜き孔は、中押さえが干渉しない大きさに形成されている。
また、抜き孔を有する外押さえ枠および中押さえを備えたミシンにおいては、縫製対象物をベース板と外押さえ枠との間にセットし易くするために、X−Y座標における実際の縫い動作の開始位置(縫製開始位置)である縫い始め位置、すなわち、最初の針落ち位置と同じか、あるいは、縫い始め位置とは異なる位置に設定された退避位置において外押さえ枠をベース板の上方へ上昇させるように形成されている。この時、退避位置で外押さえ枠を上昇させると、外押さえ枠と中押さえとが干渉するので、押さえが退避位置に位置した際に、外押さえ枠の中押えと対向する部位にも厚さ方向に貫通する中押さえ用の抜き孔が設けられている。
なお、このようなミシンにおいては、ミシンに対する電源の投入により、各部の初期化動作(イニシャライズ動作)が行われるようになっており、この初期化動作時に押さえが保持される位置が初期位置とされ、この初期位置がX−Y座標の原点となるように構成されている。
そして、このような抜き孔を具備する押さえおよび中押さえを有しているミシンによれば、ミシンに対する電源の投入により、各部の初期化動作(イニシャライズ動作)が行われる。この初期化動作により、送り機構は、縫いパターンに基づいて押さえを一旦初期位置(X−Y座標の原点)に移動(原点検索)させてから、初期位置と縫い始め位置との間を直線状に結ぶ仮想線上から離れた位置に設定された退避位置へ移動させて退避位置に保持するように駆動される。
ついで、押さえが退避位置に保持された状態で、ベース板と外押さえ枠との間に縫製対象物がセットされ、その後外押さえ枠を下降することにより、ベース板と外押さえ枠との間に縫製対象物が挟持され、縫製対象物が押さえに保持された状態となる。すなわち、退避位置は、縫製対象物のセットのために、初期位置と縫い始め位置との間を直線状に結ぶ仮想線上から離れた位置に設定されている。
ついで、縫製対象物が押さえに保持された状態で、縫製動作のスタートスイッチのON操作が行われると、送り機構は、押さえを退避位置から縫い始め位置まで実際の縫い動作を行わずに予め設定された経路を移動(空送り)するように駆動される。その後、縫い始め位置に到達すると、ミシン針の上下動に同期して中押えが上下動されるとともに、縫いパターンに基づいて送り機構による押さえの移動が行われることにより、予め記憶されている縫いパターンに基づいた所定パターンの形状に沿って縫い始め位置から縫い終わり位置まで縫い目の形成が行われる。
ついで、縫い目の形成が終了すると、中押えを上昇させてから押さえを縫い終わり位置から初期位置を経由せずに直接退避位置まで空送りし、その後、外押さえ枠を上昇させることで縫い目を形成した縫製対象物が取り出され、つぎの縫製対象物のセットが行われるようになっている。なお、設定によっては、縫い終わり位置から初期位置を経由させてから退避位置まで空送りすることもできる。
なお、退避位置を設定する理由としては、押さえが初期位置から縫い始め位置までの移動時に、障害物がある場合などにも設定されるようになっている。
ところで、従来の縫製データ作成装置において、縫製データの作成時には、入力手段を操作することにより、押さえを所望のパターンに沿って移動させるとともに、そのパターンを液晶表示パネルなどの表示手段の表示部(画面)に表示させ、さらに、退避位置、縫い始め位置から縫い終わり位置に至るいくつかの針落ち位置などを指定(入力操作)することで、縫いパターンを入力することができるようになっている。そして、入力された縫いパターンの縫製データは、表示部に表示された縫いパターンから、空送りパターンを空送りデータに変換し、実縫いパターンを実縫いデータ(X−Y座標における針落ち点の座標値)に変換することで作成されるようになっている。
すなわち、従来の縫製データ作成装置においては、縫いパターンを入力することで縫いパターンの縫製データを自動的に作成することができるように構成されている。また、縫製データは、X−Y座標の座標値により形成されている。
さらに、作成された縫製データは、例えば、識別のための番号により形成された付加情報とともに記憶媒体に記憶されるようになっている。
従来の縫製データ作成装置においては、予め記憶された縫いパターンに基づいて、その縫いパターンの実縫いパターンを別の箇所に移動(パターン移動)したり、複写(パターン複写)したり、線対称や点対称(パターン対称)したりすることができるようになっている。
以下、従来のパターン移動処理について図3により説明する。
図3は、従来のパターン移動を説明する説明図である。
図3(a)に示すように、移動に供する縫いパターン1(以下、原縫いパターンと記す。)は、X−Y座標における原点である初期位置HPから退避位置WPまでを直線状に結ぶ第1空送りパターン2と、退避位置WPから縫い始め位置SSまでを直線状に結ぶ第2空送りパターン3と、縫い始め位置SSから縫い終わり位置SEに至るまでの複数の針落ち位置を表すほぼ波状の実縫いパターン4との3種類のパターンを有している。また、退避位置WPは、初期位置HPと縫い始め位置SSとの間を直線状に結ぶ仮想線上から離れた位置に設定されている。
すなわち、原縫いパターン1は、初期位置HPから退避位置WPを経由して縫い始め位置SPまでを空送りする空送りパターン5(符号5は、第1空送りパターン2および第2空送りパターン3を総称する。)と、縫い始め位置SSから縫い終わり位置SEに至るまでの複数の針落ち位置を表す実縫いパターン4とを備える構成とされている。
ここで、本明細書中における空送りパターンとは、実際には縫い動作を行わずに縫製対象物を保持した状態を含む押さえの移動のみを行う部分に対応する要素であり、図3(a)の1点鎖線にて示す部分である。
また、本明細書中における実縫いパターンとは、実際の縫製動作、すなわち縫い目の形成動作を行う部分に対応する要素であり、図3(a)の実線にて示す部分である。よって、縫い始め位置SSは、縫い目の形成動作を行う際の最初の針落ち位置を示し、縫い終わり位置SEは、縫い目の形成動作を行う際の最後の針落ち位置を示している。
従来、原縫いパターン1の実縫いパターン4を、その実縫いパターン4上の着目点CPを基準とし、図3(a)の破線矢印にて示す移動ベクトル6で指定される移動先位置MPまで移動させる場合、図3(b)に示すように、原縫いパターン1の退避位置WP以降のパターンである第2空送りパターン3および実縫いパターン4の両パターンを移動するようにしている。
すなわち、図3(b)に示すように、移動パターン1Aの退避位置WPA、縫い始め位置SSAおよび縫い終わり位置SEAのそれぞれが、指定された移動ベクトル6分移動(平行移動)されることになる。よって、移動パターン1Aの退避位置WPA、縫い始め位置SSAおよび縫い終わり位置SEAのそれぞれのX−Y座標における位置(座標値)は、原縫いパターン1の退避位置WP、縫い始め位置SSおよび縫い終わり位置SEのそれぞれの座標値に移動ベクトル6(X−Y座標におけるΔX、ΔYの値)を加えた座標値で表される位置に移動されることになる。
したがって、図3(b)に示す移動パターン1Aは、初期位置HPから移動後の退避位置WPAに至る直線状の第1空送りパターン2A、および、移動後の退避位置WPAから移動後の縫い始め位置SSAに至る直線状の第2空送りパターン3A(原縫いパターン1の第2空送りパターン3と同一形状)を備える空送りパターン5A(符号5Aは、第1空送りパターン2Aおよび第2空送りパターン3Aを総称する。)と、移動後の縫い始め位置SSAから移動後の縫い終わり位置SEAに至る実縫いパターン4A(原縫いパターン1の実縫いパターン4と同一形状)とを有する構成となる。よって、移動パターン1Aの作成時には、初期位置HPから移動後の退避位置WPAに至る直線状の第1空送りパターン2Aが新たに作成されるとともに、この第1空送りパターン2Aからその縫製データが作成されている。
なお、移動ベクトル6の指定は、着目点CPに位置する現在の押さえの位置を、移動先位置MPまで実際に移動させることで行われている。
特許第3457984号明細書 特開平11−0244563号公報
しかしながら、従来の縫製データ作成方法および縫製データ作成装置において、第1空送りパターン2Aを新たに作成すると、障害物を避けるためなどの目的で設定されている原縫いパターン1の初期位置HPから退避位置WPへ至る押さえの移動経路である第1空送りパターン2を保持することができなくなるので、押さえの移動経路である空送りパターン5Aを作成しなおす必要があるという問題点があった。
そこで、図3(b)に示す移動パターン1Aの退避位置WPAを、原縫いパターン1の退避位置WPとするように、移動パターン1Aの空送りパターンである第1空送りパターン2Aおよび第2空送りパターン3Aを作成しなおして、これらの縫製データを作成している。
すなわち、移動パターン1Aの第1空送りパターン2Aを原縫いパターン1の第1空送りパターン2と同一のパターン(位置は移動ベクトル5分移動)とするとともに、原縫いパターン1の退避位置WPと移動後の縫い始め位置SSAとを直線状に結ぶ新たな第2空送りパターン3Bを作成して縫製データを新たに作成している。
具体的には、図3(c)に示すように、最終的な移動パターン1Bとして、初期位置HPから原縫いパターン1の退避位置WPを直線状に結ぶ第1空送りパターン2B(原縫いパターン1の第1空送りパターン2と同一)、および、原縫いパターン1の退避位置WPから移動後の縫い始め位置SSAに至る直線状の第2空送りパターン3B(新たに作成)からなる空送りパターン5B(符号5Bは、第1空送りパターン2Bおよび第2空送りパターン3Bを総称する。)と、移動後の縫い始め位置SSAから移動後の縫い終わり位置SEAに至る実縫いパターン4B(図3(b)に示す移動後の実縫いパターン4Aと同一)とにより形成されている。
したがって、従来の縫製データ作成方法および縫製データ作成装置においては、移動パターンの縫製データを作成する際に、労力および時間を必要とし、使い勝手が悪いという問題点があった。
そこで、縫いパターンを移動する際に、原縫いパターンの初期位置から退避位置に至る押さえの移動経路である第1空送りパターン、すなわち、原縫いパターンのうちの初期位置から退避位置までの部分を容易かつ確実に保持することのできる縫製データ作成方法および縫製データ作成装置が求められている。
本発明はこの点に鑑みてなされたものであり、縫いパターンを移動する際に、移動に供する縫いパターンのうちの初期位置から退避位置までの部分を容易かつ確実に保持することのできる縫製データ作成方法および縫製データ作成装置を提供することを目的とする。
前述した目的を達成するため、本発明に係る縫製データ作成方法の特徴は、縫いパターンに基づいて自動的に縫製を行うことのできるミシンの縫製データを作成する縫製データ作成方法において、初期位置から退避位置を経由して縫い始め位置までを空送りする空送りパターンと、縫い始め位置から縫い終わり位置に至るまでの複数の針落ち位置を表す実縫いパターンとを備えている縫いパターンにおいて、前記実縫いパターンを任意の位置に移動するように移動先位置を指定すると、前記実縫いパターンが移動するとともに、前記初期位置から前記退避位置までの第1空送りパターンを固定しつつ、前記退避位置から移動後の実縫いパターンの縫い始め位置に接続する第2空送りパターンを作成して、前記第1空送りパターンと、前記第2空送りパターンと、移動後の実縫いパターンとからなる縫いパターンのための縫製データを作成する点にある。
本発明に係る縫製データ作成装置の特徴は、縫いパターンに基づいて自動的に縫製を行うことのできるミシンの縫製データを作成する縫製データ作成装置において、初期位置から退避位置を経由して縫い始め位置までを空送りする空送りパターンと、縫い始め位置から縫い終わり位置に至るまでの複数の針落ち位置を表す実縫いパターンとを備えている縫いパターンを表示する表示手段と、前記表示手段に表示された縫いパターンに対して移動を指示する移動指示手段と、前記移動指示手段の指示にしたがって前記縫いパターンの表示位置を移動する移動制御手段と、前記表示手段に表示された縫いパターンから、前記空送りパターンを空送りデータに変換し、前記実縫いパターンを実縫いデータに変換する縫製データ作成手段とを備え、前記移動制御手段は、前記移動指示手段により任意の移動先位置を指定して、前記実縫いパターンをこの移動先位置に移動するように指示した際に、前記実縫いパターンが移動するとともに、前記初期位置から前記退避位置までの第1空送りパターンを固定しつつ、前記退避位置から移動後の実縫いパターンの縫い始め位置に接続する第2空送りパターンを作成して、前記第1空送りパターンと、前記第2空送りパターンと、移動後の実縫いパターンを演算表示する点にある。
本発明に係る縫製データ作成方法および縫製データ作成装置によれば、縫いパターンを移動する際に、移動に供する縫いパターンのうちの退避位置から縫い始め位置までの部分を変化させて移動に供する縫いパターンの実縫いパターンを移動先位置に移動することができるので、移動に供する縫いパターンのうちの初期位置から退避位置までの部分を容易かつ確実に保持することができるなどの極めて優れた効果を奏する。
また、本発明に係る縫製データ作成装置によれば、本発明に係る縫製データ作成方法を確実かつ容易に実施することができるなどの極めて優れた効果を奏する。
以下、本発明を図面に示す実施形態により説明する。
図1は、本発明に係る縫製データ作成装置の実施形態の構成をミシンの駆動系の要部とともに示すブロック図である。
本実施形態の縫製データ作成装置は、縫製データに関連する操作、すなわち、縫製データの作成や編集などを行う場合に操作者により操作されるものであり、ミシンの一構成要素としてミシン本体とともにミシンに備えられているものを例示している。また、本実施形態の縫製データ作成装置は、ミシンによる縫製対象物の縫製動作を実行する際の操作入力を行う操作パネルを兼用するように構成されているものを例示している。すなわち、本実施形態の縫製データ作成装置は、縫製データの作成編集および縫製動作を実行する場合のそれぞれにおいて操作者により操作されるものを例示している。
図1に示すように、本実施形態の縫製データ作成装置11は、タッチパネル12を有している。このタッチパネル12は、入力手段としての透明なシート状のセンサの背面に、表示手段としての表示パネルが配設されて構成されている。そして、このタッチパネル12は、操作ボックス、コントローラなどの使用目的に応じた所定形状のケース(図示せず)に配設されており、タッチパネル12は、ケース内においてタッチパネル12の背面側に配設された制御手段13と電気的に接続されている。
前記センサは、情報の入力に用いるためのものであり、従来公知の静電容量式センサあるいは感応式センサなどの座標入力が可能な平面型のものから選択することができる。なお、センサとして、入力操作体の接近あるいは接触によって信号を出力可能な複数の入力検出部としての電極を有する静電センサを用いることもできる。
前記表示パネルは、情報の表示に用いるためのものであり、本実施形態においては平面型の表示パネルが用いられている。このような表示パネルとしては、液晶表示パネル、有機ELパネルなどの従来公知の各種のものから設計コンセプトなどの必要に応じて選択使用されるようになっている。また、表示手段による表示としては、モノクロ表示、マルチカラー表示、フルカラー表示などから装置の仕様や設計コンセプトなどの必要に応じて選択されるようになっている。本実施形態においては、フルカラー表示を行うことのできる液晶表示パネルが用いられている。
前記タッチパネル12には、各種の情報の表示に用いる表示部14、および、各種の情報の入力操作に用いる操作部15が設けられている。
前記表示部14には、縫いパターン1をX−Y座標において表示するパターン表示部14aを始め、図示しない現在の押さえ31の位置をX−Y座標における座標値で表示する位置表示部、動作の状況を表示する状況表示部、縫製を実行した回数である縫製数を表示するカウンタなどの各種の情報の表示部位が設けられている。なお、初期位置HPから退避位置WPを経由して縫い始め位置SSまでを空送りする空送りパターン5と、縫い始め位置SSから縫い終わり位置SEに至るまでの複数の針落ち位置を表す実縫いパターン4とを備えている縫いパターン1(原縫いパターン、図2)を表示する表示手段は、主にパターン表示部14aからなる。
前記操作部15には、押さえ31を八方向に移動(パターン表示部14aにカーソルなどで表示される針位置も同期して八方向に移動)させるのに用いる移動ボタン15a、表示された縫いパターン1上の現在の針位置(カーソルで表示される)から終点または原点方向に針位置を移動させる送り前進ボタン15bおよび送り後退ボタン15c、パターン表示部14aに表示された縫いパターン1である原縫いパターン1に対して移動を指示、すなわち、原縫いパターン1を指定位置に移動する指示を行う際に用いるパターン移動ボタン15d、入力の終了などに用いる決定ボタン15eを始め、縫製データを新たに作成したり、縫製データを編集したり、縫製動作を実行したりするのに必要な各種の情報の入力操作を行う操作ボタンが設けられている。なお、表示手段に表示された縫いパターン1(原縫いパターン)に対して移動を指示する移動指示手段は、主にパターン移動ボタン15dから形成されている。
図示しない操作ボタンとしては、スプライン縫いのパターン形状の入力点の途中点であることを指定する途中点ボタン、折れ線縫いや点縫いや円弧縫いや円縫いなどのスプライン縫い以外のパターンの入力点の途中点であることを指定する端点ボタン、空送りパターンであることを指定する空送りボタン、実縫いパターンであることを指定する実縫いボタン、数値の入力に用いる0〜9の数値ボタン、縫い速度を設定する速度設定ボタン、縫い目の数を設定する針数設定ボタン、中押えの高さを設定する中押さえ高さ設定ボタン、後述するメモリ22のデータ記憶部22cに記憶されている複数の縫いパターン1から特定の縫いパターン1を呼び出してパターン表示部14aに表示させる際に用いるパターン呼出ボタン、縫製パターンのトレース(表示されている縫製パターン1にしたがって押さえ31を移動させる)を行う際に用いるトレースボタン、縫製対象物の縫製を行うモードと縫製データの作成編集を行うモードなどのモードを切り換えるモードボタン、縫製スタートボタン、実際の縫製を行う際の縫いパターン1を指定するパターン指定ボタン、電源ボタンなどの縫製データの作成編集および縫製動作の実行に必要な各種の情報の入力操作を行う操作ボタンを挙げることができる。勿論、設計コンセプトなどの必要に応じて、記号や文字の入力に用いるボタンなどの各種の操作ボタンを設けることができる。なお、縫製スタートボタンの替わりに、ミシンに縫製動作のスタートスイッチとなる足踏みスイッチを設け、この足踏みスイッチを制御手段13に電気的に接続する構成としてもよい。
前記各操作ボタンは、実際の突起物ではなく、タッチパネル12の予め設定された位置に絵記号などで表示されているものであり、各操作ボタンの表示部分を操作者が指などで接触あるいは押下することにより表示されている操作ボタンの機能が実行されるようになっている。また、操作ボタンの表示としては、プルダウンメニューとされており、特定の操作ボタンの操作に関連づけて、操作部15の操作ボタンの表示などの画面を切り換えることができるようになっている。これにより操作部15の操作性の向上と小型化、ひいては縫製データ作成装置11の小型化を容易に図ることができるようになっている。なお、各操作ボタンの配置は、設計コンセプトなどの必要に応じて設定すればよい。
前記制御手段13は、少なくともMPU(CPUであってもよい)21と、適宜な容量のROM、RAMなどにより形成されたメモリ22とを有しており、図示しないコントローラを介して、タッチパネル12、詳しくはセンサおよび表示パネルのそれぞれと電気的に接続されている。なお、制御手段は13、回路基板としてタッチパネル12の背面側に配設されている。また、制御手段13には、ミシン本体の押さえ31の移動に用いる送り機構32の駆動源としての駆動モータ33、詳しくは、X軸方向の移動に用いるX軸用パルスモータおよびY軸方向の移動に用いるY軸用パルスモータからなる押さえ駆動系34を始め、ミシン主軸(上軸)を駆動するミシンモータ、外押さえ枠および中押さえのそれぞれの上下動に用いる駆動源などのミシンの各部の駆動に用いる各駆動系が電気的に接続されている。
勿論、縫製データ作成装置11と、ミシンの操作に用いる制御系とを個別に設け、縫製データの作成時に、縫製データ作成装置11をミシンの操作に用いる制御系に接続して用いるように形成してもよい。
前記メモリ22には、少なくともパターン移動部22a、データ演算部22bおよびデータ記憶部22cが設けられている。
前記パターン移動部22aには、移動指示手段の指示にしたがって縫いパターンの表示位置を移動、詳しくは、移動指示手段により任意の移動先位置MPを指定して、実縫いパターン4をこの移動先位置MPに移動するように指示した際に、空送りパターン5のうちの退避位置WPから縫い始め位置SSまでの部分を変化させて、退避位置WPから、移動指示手段で指示された移動先位置MPに移動した後の実縫いパターン4Bの縫い始め位置SSAに接続するように演算してその結果(移動パターン1B、図2)をパターン表示部14aに表示する演算表示を行うプログラムが記憶されている。なお、移動制御手段は主にこのパターン移動部22aからなり、実際の演算はMPU21が担うことになる。
前記データ演算部22bには、パターン表示部14aに表示された縫いパターン(作成あるいは編集した後の縫いパターン)から、空送りパターンを空送りデータに変換し、実縫いパターンを実縫いデータに変換するプログラムが記憶されている。なお、表示手段に表示された縫いパターンから、空送りパターンを空送りデータに変換し、実縫いパターンを実縫いデータに変換する縫製データ作成手段は主にこのデータ演算部22bからなり、実際の演算はMPU21が担うことになる。
前記データ記憶部22cには、予め作成あるいは作成した縫いパターン1の縫製データが記憶されるようになっている。このデータ記憶部22cには、複数種の縫いパターン1の縫製データを記憶することができるようにすることが好ましい。この場合、操作部15に、縫いパターン1を選択するパターン選択キーを設け、数値キーによる数値の入力とパターン選択キーの入力操作とにより、数値に関連づけられた特定の縫いパターン1としてデータ記憶部22cに記憶し、また、数値に関連づけられた特定の縫いパターンをデータ記憶部22cから呼び出してパターン表示部14aに表示させるようにするとよい。
また、メモリ22には、操作キーによる情報の入力操作に基づいてタッチパネル12の表示を制御するプログラムや、縫いパターン1の縫製データを作成したり、縫いパターン1の複写パターン、対称パターンなどの各種の編集を行う際に必要なプログラムや、縫製データに基づいてミシンの各部の動作および動作順序を制御するプログラムや、電源投入時のイニシャライズ動作を行うプログラムや、現時点でのミシンの情報の表示などを実行するのに必要なデータおよびプログラムなどの各種のデータおよびプログラムなども記憶されている。なお、プログラムやデータなどをメモリカード、磁気テープ、磁気カード、フレキシブルディスクなどの着脱自在な記憶媒体に記憶するようにしてもよい。
また、前述したように、縫いパターン1は、初期位置HP、縫い始め位置SS、および、初期位置HPと縫い始め位置SSとの間を直線状に結ぶ仮想線上から離れた位置に設定された縫製対象物のセットを行うための位置である退避位置WPを備え、初期位置HPから退避位置WPを経由して縫い始め位置SSまでを空送りする空送りパターン5と、縫い始め位置SSから縫い終わり位置SEに至るまでの複数の針落ち位置を表す実縫いパターン4とを備えている(図2)。
なお、縫製データ作成装置11としては、タッチパネル12の替わりに、入力手段として複数の操作キーを用い、入力手段と表示手段とをケースの一面に上下などに分けて配置する構成としてもよい。
つぎに、前述した構成からなる本実施形態の作用について本発明の縫製データ作成方法の実施形態とともに説明する。
図2は、本発明に係る縫製データ作成方法の実施形態におけるパターン移動の処理を説明する説明図である。
本実施形態の縫製データ作成方法は、前述した図1に示す本実施形態の縫製データ作成装置11を用いて実施する。
また、本実施形態の縫製データ作成方法は、移動に供する縫いパターンである原縫いパターン1として、図2(a)に示すように、X−Y座標における原点である初期位置HPから退避位置WPまでを直線状に結ぶ第1空送りパターン2と、退避位置WPから縫い始め位置SSまでを直線状に結ぶ第2空送りパターン3と、縫い始め位置SSから縫い終わり位置SEに至るまでの複数の針落ち位置を表すほぼ波状の実縫いパターン4との3種類のパターンを有しているものを例示する(図3(a)と同一)。そして、この原縫いパターン1を、その実縫いパターン4上の着目点CPを基準とし、図2(a)の破線矢印にて示す移動ベクトル6で指定される移動先位置MPまで移動させて図2(b)に示す移動パターン1B((図3(c)と同一)を得るパターン移動を行う場合について説明する。なお、本実施形態の縫製データ作成装置11は、縫製データの作成編集(作成および編集)を行うことができるものであるが、パターン移動以外の説明については省略する。
本実施形態の縫製データ作成方法は、操作ボタンを操作してデータ記憶部22cに記憶されている原縫いパターン1をパターン表示部14aに表示する。
ついで、原縫いパターン1の着目点CPにミシン針が位置するように、送り前進ボタン15bおよび送り後退ボタン15cを操作して押さえ31を移動させる。この時、パターン表示部14aには、原縫いパターン1とともに、針位置を表す赤点(カーソルとしても機能する)が表示され、この赤点が送り前進ボタン15bおよび送り後退ボタン15cの操作にともなって原縫いパターン1上を前進あるいは後退する。
ついで、パターン表示部14aに表示されている原縫いパターン1上の赤点が実縫いパターン4上の着目点CPに到達したら決定ボタン15eを操作して位置を確定する。これらの操作により原縫いパターン1の実縫いパターン4上に着目点CPが指定(入力)される。
ついで、パターン移動ボタン15aを操作すると、メモリ22のパターン移動部22aに記憶されているプログラムが読み出され、パターン移動処理が始まる。
ついで、パターン移動処理が始まると、移動ボタン15aを操作して、針位置が移動先位置MPに一致するように押さえ31を移動させる。そして、押さえ31が移動先位置MPに移動(パターン表示部14aの赤点を移動先位置MPに移動)させたら、決定ボタン15eを操作して位置を確定する。これらの操作により、移動ベクトル6(実縫いパターン4を移動させる際のX−Y座標における移動方向および移動量を示すΔX、ΔY)が指定(入力)されることになる。
そして、移動ベクトル6が指定されると、MPU21は、空送りパターン5のうちの退避位置WPから縫い始め位置SSまでの部分を変化させて、退避位置WPから、移動指示手段で指示された移動先位置MPに移動した後の実縫いパターン4Bの縫い始め位置SSAに接続するように演算してその結果(移動パターン1B、図2)をパターン表示部14aに表示する。すなわち、図2(b)に示す移動パターン1Bを作成して、その移動パターン1Bをパターン表示部14aに表示する。
具体的には、原縫いパターン1のうちの初期位置HPから退避位置WPまでを直線状に結ぶ第1空送りパターン2を変えずに固定し、原縫いパターン1の退避位置WPから移動後の縫い始め位置SSAに至る直線状の第2空送りパターン3Bを新たに作成し、第2空送りパターン3Bの末尾に原縫いパターン1の実縫いパターン4を平行移動(原縫いパターン1の実縫いパターン4の形状および角度を変えずにその位置を移動ベクトル6にあわせて移動)してその先頭を接続することにより移動パターン1Bを形成し、この移動パターン1Bをパターン表示部14aに表示する。この演算表示は、パターン移動部22aに記憶されているプログラムに基づいてMPU21が行う。なお、移動後の実縫いパターン4Bは、図3(b)に示す移動パターン1Aの実縫いパターン4Aと同一のものであり、かつ、図3(c)に示す移動パターン1Bの実縫いパターン4Bとも同一のものである。
ついで、移動パターン1Bがパターン表示部14aに表示されると、メモリ22のデータ演算部22bに記憶されているプログラムが読み出され、パターン表示部14aに表示された移動パターン1Bから、空送りパターン5Bを空送りデータに変換し、移動後の実縫いパターン4Bを実縫いデータに変換し、移動パターン1Bの縫製データが作成される。
すなわち、移動パターン1Bの縫製データは、原縫いパターン1の第1空送りパターン2の縫製データと、新たに作成された原縫いパターン1の退避位置WPから移動後の縫い始め位置SSAに至る直線状の第2空送りパターン3Bの縫製データと、原縫いパターン1の実縫いパターン4の縫製データの各座標値に対して移動ベクトル6であるΔX、ΔYを加算した縫製データとにより形成されることになる。
そして、作成された移動パターン1Bの縫製データは、メモリ22のデータ記憶部22cに記憶されてパターン移動が終了する。
このように、本実施形態の縫製データ作成方法によれば、原縫いパターン1の空送りパターン5うちの退避位置WPから縫い始め位置SSまでの部分を変化(新たに作成)させて、退避位置WPから、移動先位置MPに移動した後の実縫いパターン4Bの縫い始め位置SSAに接続する構成とされており、原縫いパターン1の初期位置HPから退避位置WPへ至る押さえの移動経路(第1空送りパターン2)を容易かつ確実に保持することができるので、押さえ31の移動経路を作成しなおす必要がない。
その結果、本実施形態の縫製データ作成方法によれば、移動パターンの縫製データを作成する際に、従来より労力および時間を短くすることのできる使い勝手に優れたものとなる。
また、本実施形態の縫製データ作成装置11によれば、表示手段14aと、移動指示手段15dと、移動制御手段22aと、縫製データ作成手段22bとを備え、移動制御手段22aは、移動指示手段の指示にしたがって縫いパターンの表示位置を移動、詳しくは、移動指示手段により任意の移動先位置MPを指定して、実縫いパターン4をこの移動先位置MPに移動するように指示した際に、空送りパターン5のうちの退避位置WPから縫い始め位置SSまでの部分を変化(新たに作成)させて、退避位置WPから、移動指示手段で指示された移動先位置MPに移動した後の実縫いパターン4Bの縫い始め位置SSAに接続、すなわち、実縫いパターン4を移動先位置MPに移動するように演算表示するように形成されているので、本発明の縫製データ作成方法、すなわち、初期位置HPから退避位置WPを経由して縫い始め位置SSまでを空送りする空送りパターン5と、縫い始め位置SSから縫い終わり位置SEに至るまでの複数の針落ち位置を表す実縫いパターン4とを備えている縫いパターン1に対して、実縫いパターン4を任意の位置に移動するように移動先位置MPを指定すると、空送りパターン5のうちの退避位置WPから縫い始め位置SSまでの部分を変化(新たに作成)させて、退避位置WPから、移動先位置MPに移動した後の実縫いパターン4Bの縫い始め位置SSAに接続する縫製データ作成方法を簡便な構成で容易に実施することができる。
したがって、本実施形態の縫製データ作成方法および縫製データ作成装置11によれば、パターン移動時の作業性などの向上による高性能化を確実に図ることができるなどの極めて優れた効果を奏する。
なお、本発明は、前述した実施形態に限定されるものではなく、必要に応じて種々の変更が可能である。
本発明に係る縫製データ作成装置の実施形態の要部をミシンの駆動系の要部とともに示すブロック図 本発明に係る縫製データ作成方法の実施形態におけるパターン移動の処理を説明する説明図であり、(a)は移動に供する縫いパターン、(b)は移動後の縫いパターンである移動パターン 従来のパターン移動の処理を説明する説明図であり、(a)は移動に供する縫いパターン、(b)は移動後の縫いパターンである移動パターン、(c)は退避位置を通過するように作成しなおした移動パターン
符号の説明
1 縫いパターン
1A、1B 移動パターン
2、2A、2B 第1空送りパターン
3、3A、3B 第2空送りパターン
4、4A、4B 実縫いパターン
5、5A、5B 空送りパターン
6 移動ベクトル
11 縫製データ作成装置
12 タッチパネル
13 制御手段
14 表示部
14a パターン表示部(縫いパターンの表示手段)
15 操作部
15a 移動ボタン
15b 送り前進ボタン
15c 送り後退ボタン
15d パターン移動ボタン(移動指示手段)
15e 決定ボタン
21 MPU
22 メモリ
22a パターン移動部(移動制御手段)
22b データ演算部(縫製データ作成手段)
22c データ記憶部
31 押さえ
32 送り機構
33 駆動モータ
34 押さえ駆動系
HP 初期位置(X−Y座標の原点)
WP、WPA 退避位置
CP 着目点
MP 移動先位置
SS、SSA 縫い始め位置
SE、SEA 縫い終わり位置

Claims (2)

  1. 縫いパターンに基づいて自動的に縫製を行うことのできるミシンの縫製データを作成する縫製データ作成方法において、
    初期位置から退避位置を経由して縫い始め位置までを空送りする空送りパターンと、縫い始め位置から縫い終わり位置に至るまでの複数の針落ち位置を表す実縫いパターンとを備えている縫いパターンにおいて、
    前記実縫いパターンを任意の位置に移動するように移動先位置を指定すると、
    前記実縫いパターンが移動するとともに、
    前記初期位置から前記退避位置までの第1空送りパターンを固定しつつ、前記退避位置から移動後の実縫いパターンの縫い始め位置に接続する第2空送りパターンを作成して、
    前記第1空送りパターンと、前記第2空送りパターンと、移動後の実縫いパターンとからなる縫いパターンのための縫製データを作成することを特徴とする縫製データ作成方法。
  2. 縫いパターンに基づいて自動的に縫製を行うことのできるミシンの縫製データを作成する縫製データ作成装置において、
    初期位置から退避位置を経由して縫い始め位置までを空送りする空送りパターンと、縫い始め位置から縫い終わり位置に至るまでの複数の針落ち位置を表す実縫いパターンとを備えている縫いパターンを表示する表示手段と、
    前記表示手段に表示された縫いパターンに対して移動を指示する移動指示手段と、
    前記移動指示手段の指示にしたがって前記縫いパターンの表示位置を移動する移動制御手段と、
    前記表示手段に表示された縫いパターンから、前記空送りパターンを空送りデータに変換し、前記実縫いパターンを実縫いデータに変換する縫製データ作成手段とを備え、
    前記移動制御手段は、前記移動指示手段により任意の移動先位置を指定して、前記実縫いパターンをこの移動先位置に移動するように指示した際に、
    前記実縫いパターンが移動するとともに、
    前記初期位置から前記退避位置までの第1空送りパターンを固定しつつ、前記退避位置から移動後の実縫いパターンの縫い始め位置に接続する第2空送りパターンを作成して、
    前記第1空送りパターンと、前記第2空送りパターンと、移動後の実縫いパターンを演算表示することを特徴とする縫製データ作成装置。
JP2006049898A 2006-02-27 2006-02-27 縫製データ作成方法および縫製データ作成装置 Expired - Fee Related JP4959989B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006049898A JP4959989B2 (ja) 2006-02-27 2006-02-27 縫製データ作成方法および縫製データ作成装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006049898A JP4959989B2 (ja) 2006-02-27 2006-02-27 縫製データ作成方法および縫製データ作成装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2007222542A JP2007222542A (ja) 2007-09-06
JP4959989B2 true JP4959989B2 (ja) 2012-06-27

Family

ID=38544891

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2006049898A Expired - Fee Related JP4959989B2 (ja) 2006-02-27 2006-02-27 縫製データ作成方法および縫製データ作成装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4959989B2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5550242B2 (ja) * 2009-02-13 2014-07-16 ハッピー工業株式会社 ミシンの模様選択装置

Family Cites Families (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH02121691A (ja) * 1988-10-31 1990-05-09 Juki Corp 糸巻き機構における安全装置
JPH02249580A (ja) * 1989-03-24 1990-10-05 Juki Corp ミシンの入力装置
JP2710979B2 (ja) * 1989-03-24 1998-02-10 ジューキ株式会社 ミシンの入力装置
JP2770045B2 (ja) * 1989-04-21 1998-06-25 蛇の目ミシン工業株式会社 コンピュータ刺繍機
JP2532783B2 (ja) * 1991-11-14 1996-09-11 ジューキ株式会社 電子サイクルミシン
JP3368921B2 (ja) * 1992-10-15 2003-01-20 ジューキ株式会社 電子サイクルミシンにおける縫製パターンの修正装置
JP3457984B2 (ja) * 1993-12-29 2003-10-20 ジューキ株式会社 縫製データ作成装置
JPH07328257A (ja) * 1994-06-08 1995-12-19 Juki Corp サイクルミシン

Also Published As

Publication number Publication date
JP2007222542A (ja) 2007-09-06

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US11060221B2 (en) Sewing machine
JP4818784B2 (ja) 縫製データ作成方法および縫製データ作成装置
US11608577B2 (en) Sewing machine
KR20050041939A (ko) 재봉틀
JP2006271880A (ja) 加工機用データ編集装置、ミシン用縫製データ編集装置、加工機用データ編集方法、ミシン用縫製データ編集方法及び記録媒体
JP4959989B2 (ja) 縫製データ作成方法および縫製データ作成装置
JP4516886B2 (ja) ミシン
JP2007082812A (ja) ミシン
JP2008220475A (ja) ミシン
JP2007054110A (ja) 刺繍ミシン
JP4564311B2 (ja) ミシン
JP2009240384A (ja) ミシン
JP4226671B2 (ja) ミシン
US11519114B2 (en) Multi-needle sewing machine
US9631309B2 (en) Embroidery sewing machine having function of fixing interliner and material by basting
US12012684B2 (en) Processing data generation device, embroidery sewing machine, and non-transitory computer-readable storage medium
JP3878223B2 (ja) アップリケ用布片の輪郭データ作成方法
JPH07185162A (ja) 刺繍データ作成装置
JP2003079978A (ja) 刺繍ミシン
JP4829664B2 (ja) ミシンの外部機器制御装置
JP2008012048A (ja) ミシン
JP2006247259A (ja) ミシンの縫製データ作成装置
JP2000296281A (ja) 縫製模様表示装置
JP2005253612A (ja) 刺繍縫いミシン
JP2006075419A (ja) ミシンの入力表示装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20090116

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20110624

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20110628

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20110819

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20120228

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20120322

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20150330

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 4959989

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees