JP2006075503A - 手術器具 - Google Patents

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Abstract

【課題】 尿道を支持させるための支持テープを女性の下腹部に導入して腹圧性尿失禁症を治療するための手術において、筋肉等の硬い組織を貫通させ易く、かつ臓器類や筋肉等を損傷させることなく手術が行える手術器具を提供する。
【解決手段】 少なくとも一部が湾曲された棒状部材2と、この棒状部材2の基端部に取り付けられた支持テープ1とを有し、棒状部材2を用いて支持テープ1を女性の下腹部に導入して、尿道を支持テープ1に支持させることで腹圧性尿失禁症を治療するための手術器具であって、棒状部材2は、組織貫通時にその先端部の切裂機能を向上させ、体腔内通過時にその先端部の切裂機能を低下させる少なくとも2態様を有するように構成する。
【選択図】 図6

Description

本発明は、女性の腹圧性尿失禁症を治療する尿失禁手術に用いる手術器具に関する。
女性の尿失禁の多くは咳をしたときなどに、腹圧がかかったときにもれる腹圧性尿失禁症であり、これは骨盤底筋群が弱くなり、腹圧がかかったときに尿道が腹圧に絶えきれないために起きる。この腹圧性尿失禁症に対して有効で現在広く実施されているのが腹圧性尿失禁手術TVT(Tension-free Vaginal Tape:無張力膣テープ設置術)である(例えば、特許文献1〜5参照)。
図22に示したのは、従来使用されているTVTディバイス01であり、この屈曲状の太い棒状をなすTVTディバイス01の基端部には、メッシュ状の支持テープ02が取り付けられるとともに、手術の際に穿刺し易いように脱着可能なイントロデューサ03が取り付けられるようになっている。イントロデューサ03を取り付けることで、使用者(外科医)が把持する部位が長くなり、TVTディバイス01を体内に穿刺させる際に、TVTディバイス01の方向性をつけ易くなっている。また、TVTディバイス01の先端部の形状は、軽度に鈍的になっており、TVTディバイス01が体腔内を通過する際に、膀胱や太い血管や腸管などの臓器類を損傷させ難くなっている。
特表平10−506803号公報 特表平11−514266号公報 特表2003−501144号公報 特表2003−523786号公報 特表2004−511283号公報
TVTディバイス01を用いた手術は安全な手術であるが、TVTディバイス01を用いて穿刺を行う際に、体腔内にある膀胱や太い血管や腸管などの臓器類を損傷する可能性が少なからず残っている。これを防止するために、従来のTVTディバイス01の先端部の形状が軽度に鈍的になっていることで、TVTディバイス01を腹筋などの人体の硬い組織に貫通させ難くなっており、TVTディバイス01が腹筋を貫通するときに、腹筋が内側からテント状に持ち上がり、患者が手術中に疼痛を感じることがある。
本発明は、このような問題点に着目してなされたもので、尿道を支持させるための支持テープを女性の下腹部に導入して腹圧性尿失禁症を治療するための手術において、筋肉等の硬い組織を貫通させ易く、かつ臓器類や筋肉等を損傷させることなく手術が行える手術器具を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、本発明の請求項1に記載の手術器具は、少なくとも一部が湾曲された棒状部材と、該棒状部材の基端部に取り付けられた支持テープとを有し、前記棒状部材を用いて前記支持テープを女性の下腹部に導入して、尿道を前記支持テープに支持させることで腹圧性尿失禁症を治療するための手術器具であって、前記棒状部材は、組織貫通時にその先端部の切裂機能を向上させ、体腔内通過時にその先端部の切裂機能を低下させる少なくとも2態様を有することを特徴としている。
この特徴によれば、棒状部材の先端部の切裂機能が適宜変更できるようになっており、棒状部材の先端部が切裂機能を向上させることで、棒状部材を筋肉等の硬い組織に貫通させ易くなり、かつ棒状部材が体腔内を通過するときに、棒状部材の先端部が切裂機能を低下させることで、臓器類等を損傷させることなくより安全に手術を行うことができる。
本発明の請求項2に記載の手術器具は、少なくとも一部が湾曲された棒状部材と、該棒状部材の基端部に取り付けられた支持テープとを有し、前記棒状部材を用いて前記支持テープを女性の下腹部に導入して、尿道を前記支持テープに支持させることで腹圧性尿失禁症を治療するための手術器具であって、前記棒状部材は、組織貫通時にその先端部を鋭的な形状とし、体腔内通過時にその先端部を鈍的な形状に変更可能になっていることを特徴としている。
この特徴によれば、棒状部材の先端部の形状を鋭的にすることで、棒状部材を筋肉等の硬い組織に貫通させ易くなり、かつ棒状部材が体腔内を通過するときに、先端部の形状を鈍的にすることで、臓器類を損傷させることなくより安全に手術を行うことができる。
本発明の請求項3に記載の手術器具は、請求項2に記載の手術器具であって、前記棒状部材は、鋭的な先端部を有する内針と、該内針が配置される中空部が設けられた鈍的な先端部を有する外套とを有し、前記内針が前記外套の先端部から突出して前記鋭的な形状となり、かつ前記内針が前記中空部内に収納されて前記鈍的な形状となることを特徴としている。
この特徴によれば、内針を外套から突出させることで、棒状部材の先端部が鋭的となり、棒状部材を組織に貫通させ易くなるとともに、内針を外套の中空部内に収納させることで、棒状部材の先端部が鈍的となり、棒状部材が体腔内を通過するとき、簡単な機械的構造を用いて臓器類を損傷させることのない手術が可能となる。
本発明の請求項4に記載の手術器具は、請求項3に記載の手術器具であって、前記中空部を利用して、外部から流入される流体を前記棒状部材の先端部から患部に適宜流出させることを可能としたことを特徴としている。
この特徴によれば、局所麻酔薬等の流体を体内における棒状部材の導入部位に沿って注入することができ、体内深部の患部であっても手術中に効果的、かつ正確に局所麻酔薬等の流体を注入することができる。
本発明の請求項5に記載の手術器具は、請求項4に記載の手術器具であって、前記内針と前記外套との間には、前記流体が通過できる間隙が形成されていることを特徴としている。
この特徴によれば、局所麻酔薬等の流体を通過させために、内針と外套との間の間隙を用いることにより、内針を外套から抜かなくても局所麻酔薬等の流体を容易に体内に注入させることができる。
本発明の請求項6に記載の手術器具は、請求項4または5に記載の手術器具であって、前記内針の軸心には、前記流体が通過できる流体路が形成されていることを特徴としている。
この特徴によれば、内針の軸心に形成された流体路に局所麻酔薬等の流体を通過させることで、局所麻酔薬等の流体を正確かつ容易に体内に注入させることができる。
本発明の請求項7に記載の手術器具は、請求項3ないし6のいずれかに記載の手術器具であって、前記内針に対して固定された第1把持部材が、前記外套に対して固定された第2把持部材に、螺合されて連結されていることを特徴としている。
この特徴によれば、内針に対して固定された第1把持部材と、外套に対して固定された第2把持部材とが、螺合されて連結されていることにより、第1把持部材または第2把持部材を回転させることで、内針が外套に対して前進および後退するようになり、内針の先端部を外套から突出させたり、収納させたりすることができる。
本発明の請求項8に記載の手術器具は、請求項3ないし6のいずれかに記載の手術器具であって、前記内針に対して固定された第1把持部材に設けられた係止手段が、前記外套に対して固定された第2把持部材に設けられた係止部における所定の係止部位に係止され、該係止部位が第2把持部材の長手方向に沿って変化可能になっていることを特徴としている。
この特徴によれば、第1把持部材の係止手段が係止される第2把持部材の係止部における所定の係止部位を、第2把持部材の長手方向に沿って変化させることで、内針が外套に対して前進および後退するようになり、内針の先端部を外套から突出させたり、収納させたりすることができる。
本発明の請求項9に記載の手術器具は、請求項3ないし8のいずれかに記載の手術器具であって、前記内針の先端部は鋭角な傾斜面を有しており、該傾斜面が、湾曲された前記棒状部材における曲率中心側の反対側を向くように、前記外套の先端部から前記内針が突出されるようになっていることを特徴としている。
この特徴によれば、手術の際に、傾斜した内針の先端部が、棒状部材の湾曲方向と同じ方向に向って導入されることとなり、内針を体内に導入し易くなる。
本発明の請求項10に記載の手術器具は、請求項3ないし9のいずれかに記載の手術器具であって、前記外套の先端部は傾斜面を有しており、該傾斜面が、湾曲された前記棒状部材における曲率中心側の反対側を向くようになっていることを特徴としている。
この特徴によれば、手術の際に、傾斜した外套の先端部が、棒状部材の湾曲方向と同じ方向に向って導入されることとなり、外套を体内に導入し易くなる。
本発明の請求項11に記載の手術器具は、請求項4ないし10のいずれかに記載の手術器具であって、前記中空部内の流体が、前記棒状部材の先端部以外の部位から流出されることを防ぐシール部材が設けられていることを特徴としている。
この特徴によれば、シール部材が設けられていることで、中空部内の流体が棒状部材の先端部以外の部位から流出されることを防ぐことができ、かつ流体に圧力をかけて中空部内に流入させても、すみやかに流体が棒状部材の先端部から流出されるようになる。
本発明の実施例を以下に説明する。
本発明の実施例を図面に基づいて説明すると、先ず図1は、実施例1におけるTVTディバイスと支持テープを示す図である。図1の符号1は、支持テープ1であり、この支持テープ1は、ポリプロピレン等の材質で形成された表面が細かいカギ状をなすメッシュテープとなっている。この1本の支持テープ1の両端部は、本実施例における棒状部材及び外套としての湾曲されたTVTディバイス2に取り付けられるとともに、支持テープ1の周りは、支持テープ1の略中央部で分割された平滑なプラスティックカバー3で覆われている。
次に、TVTディバイス2を用いてTVT手術を行う際に使用するイントロデューサ4とコネクタ5について図2を参照して説明すると、図2は、実施例1におけるTVTディバイス2とイントロデューサ4とコネクタ5を示す縦断面図である。以下、図2中における下方側をTVTディバイス2とイントロデューサ4とコネクタ5の先端側とし、図2中における上方側をTVTディバイス2とイントロデューサ4とコネクタ5の基端側(後端側)として説明する。
また、図2に示すように、TVTディバイス2の基端部には、支持テープ1が取り付けられるとともに、手術の際に使用者(外科医)が把持するためのイントロデューサ4が取り付けられる。このイントロデューサ4はアウターシャフト6と、このアウターシャフト6の内部に配置されるインナーシャフト7で構成されており、アウターシャフト6とインナーシャフト7の各々の基端部には、使用者が操作し易いようにつまみ8、9が形成されている。アウターシャフト6の先端部は、TVTディバイス2の基端部に係合されるとともに、インナーシャフト7の先端部には雄ネジ部10が形成されており、この雄ネジ部10は、TVTディバイス2の基端部に設けられた雌ネジ部11に螺合される。
イントロデューサ4をTVTディバイス2に取り付けるときには、イントロデューサ4におけるアウターシャフト6の先端部をTVTディバイス2の基端部に係合し、インナーシャフト7のつまみ9を回転させると、インナーシャフト7の雄ネジ部10がTVTディバイス2の雌ネジ部11に螺合される。イントロデューサ4をTVTディバイス2から取り外すときには、イントロデューサ4におけるアウターシャフト6のつまみ8を固定しながらインナーシャフト7のつまみ9を回転させることで、インナーシャフト7の雄ネジ部10がTVTディバイス2の雌ネジ部11から外れるようになっている。そのためTVTディバイス2が固定された状態でイントロデューサ4を取り外すことができ、TVTディバイス2が人体に穿刺された状態でも容易にイントロデューサ4が取り外せるようになっている。
更に、図2に示すように、TVTディバイス2の先端部から基端部にかけて中空部12が形成されているとともに、イントロデューサ4におけるインナーシャフト7の先端部から基端部にかけても中空部13が形成されている。この中空部12、13には、細長い針状をなす弾力性を有する金属等の材質で構成された本実施例における棒状部材としての内針14が挿入されるようになっており、内針14の基端部には、内針14をイントロデューサ4に取り付けるためのコネクタ5が設けられている。イントロデューサ4におけるインナーシャフト7の基端部には、コネクタ5が接続される雄ネジが形成された接続部15が形成されている。
次に、コネクタ5について図3から図9を参照して説明すると、図3は、実施例1におけるコネクタ5を示す分解斜視図であり、図4は、実施例1におけるコネクタ5を示す斜視図であり、図5(a)は、図4におけるコネクタ5のA−A縦断面図であり、図5(b)は、内針14を収納したときのコネクタ5を示す縦断面図であり、図6は、実施例1におけるTVTディバイス2とイントロデューサ4とコネクタ5を連結した状態を示す縦断面図であり、図7(a)は、内針14が突出された状態を示す縦断面図であり、図7(b)は、内針14が収納された状態を示す縦断面図であり、図8は、図5におけるコネクタのB−B横断面図であり、図9(a)は、穿刺するときのTVTディバイスの導入方向を示す図であり、図9(b)は、内針の先端部の導入方向を示す図である。
図3に示すように、コネクタ5は、内針14が固着される内針固着部材16と、この内針固着部材16が挿嵌される固定体17と、内針固着部材16と固定体17との連結部位に配置される操作体18と、固定体17をイントロデューサ4におけるインナーシャフト7の接続部15に接続させるための接続体19とで構成されている。
内針固着部材16と固定体17と操作体18は、合成樹脂等の材質で形成されており、それぞれ手術の際に使用者が操作し易いように、つまみ20、21、22が設けられている。尚、内針固着部材16と操作体18によって本実施例における第1把持部材が構成され、固定体17と接続体19とイントロデューサ4によって本実施例における第2把持部材が構成されている。
また、図3に示すように、内針14の先端部は斜めにカットされて傾斜面が形成されており、その先端が鋭く尖っている。図5(a)に示すように、内針14は内針固着部材16に接着剤等を用いて固着されており、内針固着部材16の基端部側には、本実施例における流体としての局所麻酔薬等の薬液が入った注射器に繋がった延長チューブ(図示略)を接続できる注入口23が形成されるとともに、内針14の軸心には、内針固着部材16の注入口23から注入された局所麻酔薬等の薬液を通過させることができる流体路24が形成されている。
更に、図3及び図5に示すように、内針固着部材16の略中央部の外周には、操作体18と係合される係合部25が形成されている。内針固着部材16の先端側は、固定体17に形成された嵌合穴26に嵌合できる嵌合部27が形成されており、内針固着部材16の嵌合部27の外周面には、長手方向に沿って延びる凹条28が形成されるとともに、固定体17の嵌合穴26の内周面には、長手方向に沿って延びる凸条29が形成されている。図8に示すように、内針固着部材16の嵌合部27が固定体17の嵌合穴26に挿嵌されると、内針固着部材16の嵌合部27の凹条28が、固定体17の嵌合穴26の凸条29に嵌合される。
また、図5(a)に示すように、内針固着部材16の嵌合部27を、固定体17の嵌合穴26に挿嵌させると、内針14が固定体17の先端側から突出される。固定体17の基端側には、操作体18の内面に形成された雌ネジに螺合される雄ネジ部30が形成されている。更に固定体17の先端部の外周には、接続体19と係合される係合部31が形成されており、固定体17の先端部には、接続体19がインナーシャフト7の接続部15に連結されたときに、インナーシャフト7の中空部13を液密に保つための本実施例におけるシール部材としてのゴムパッキン32が配置されている。
図3に示すように、操作体18は左右方向に分割できるようになっており、各々の分割された操作体18は、互いに設けられた係合爪33が、互いに形成された係合穴(図示略)に係合されることで、互いに連結されるようになっている。コネクタ5を組み立てる際には、内針固着部材16の嵌合部27を固定体の嵌合穴26に挿嵌した後、内針固着部材16の略中央部に形成された係合部25と操作体18の基端部に形成された雄ネジ部30に、左右方向から操作体18を挟み込むように連結させる。接続体19も操作体18と同様に、左右方向に分割できるようになっており、各々の分割された接続体19は、互いに設けられた係合爪34が、互いに形成された係合穴(図示略)に係合されることで、互いに連結されるようになっている。コネクタ5を組み立てる際には、接続体19を固定体17の先端部の係合部31に左右方向から挟み込むようにして連結させる。すると、図4に示すように、操作体18は内針固着部材16及び固定体17に対して回動可能に配置されるとともに、コネクタ5の先端側からは内針14が突出される。
コネクタ5をイントロデューサ4に取り付けるときには、図6に示すように、内針14をインナーシャフト7の基端部から挿入し、コネクタ5の接続体19をインナーシャフト7の接続部15に螺合させる。そして、TVTディバイス2の基端部とイントロデューサ4の先端部を連結させると、内針14はTVTディバイス2及びインナーシャフト7の中空部12、13に沿って配置され、湾曲したTVTディバイス2の中空部12の形状に合わせて内針14も湾曲されるようになっている。
図9(a)及び図9(b)に示すように、内針14は、その先端部の傾斜面が、湾曲されたTVTディバイス2の曲率中心側と反対側を向くように配置されている。このように斜めに傾斜された内針14の先端部は、内針14を真っ直ぐ穿刺しても穿刺方向が傾斜面に平行な方向に沿って変化するようになっている。従ってTVTディバイス2を人体に穿刺した際に、TVTディバイス2は、その湾曲方向に沿って人体に導入されるようになっているが、内針14の先端部の傾斜面に平行な方向を、TVTディバイス2の湾曲方向の向きと合わせるように配置することによって、内針14の先端部がTVTディバイス2の湾曲方向と同じ方向に向って導入されることとなり、TVTディバイス2を体内に導入し易くなっている。
コネクタ5の操作体18の操作と、内針14の突出状態について説明すると、図5(a)に示すように、コネクタ5における操作体18が固定体17に対して最もネジ締めされた状態のときに、内針固着部材16は固定体17に対して先端側に移動されており、この状態では、TVTディバイス2及びインナーシャフト7に挿設された内針14の先端部は、図7(a)に示すように、TVTディバイス2の先端部から若干突出されている。
また、図5(b)に示すように、コネクタ5における操作体18の固定体17に対するネジ締めを緩めると(図5(b)中の矢印の方向に操作体18を回転させると)、操作体18が基端側に移動されるとともに、内針固着部材16は固定体17に対して基端側に移動され、この状態では、内針14の先端部は、図7(b)に示すように、TVTディバイス2の中空部12内に収納されるようになっている。
更に、図8に示すように、内針固着部材16の嵌合部27の凹条28が、固定体17の嵌合穴26の凸条29に嵌合されていることで、コネクタ5の操作体18を回転させたときに、操作体18の回転に伴って内針固着部材16が回転されることを防ぐことができ、内針14の先端部の傾斜をTVTディバイス2の湾曲方向の向きと合わせた状態で、内針14の先端部を、TVTディバイス2の先端部から突出させたり、TVTディバイス2の中空部12内に収納させたりすることができる。
尚、本実施例では、内針14の回転防止のために、内針固着部材16の嵌合部27の外周面に凹条28が形成され、この凹条28に係合される凸条29が固定体17の嵌合穴26の内周面に形成されていたが、これに限ることなく、内針固着部材16の嵌合部27の外周面に凸条を形成し、この凸条に係合される凹条を固定体17の嵌合穴26の内周面に形成してもよい。また、嵌合穴26と嵌合部27の横断面形状は、嵌合部27が嵌合穴26に対して回転しなければ、楕円形状や多角形状であってもよい。
図7(a)に示すように、斜めにカットされた内針14の先端部は、注射針と類似の形状をなし、内針14の軸心に形成された流体路24が貫通され、流体路24を通過した薬液を内針14の先端部から流出させることができる。TVTディバイス2の先端部は適度な丸みをもたせて形成されている。尚、例をあげれば、内針14の外径eは約0.7mm、TVTディバイス2の先端部の外径fは約1.2mm程度で、直径約0.2mmの丸みを有している。
つまり、図7(a)に示すように、内針14の先端部がTVTディバイス2の先端部から突出された状態では、TVTディバイス2は鋭的な先端部を有する態様となり、その切裂機能を向上させることができるとともに、図7(b)に示すように、内針14の先端部がTVTディバイス2の中空部12に収納された状態では、TVTディバイス2は鈍的な先端部を有する態様となり、その切裂機能を低下させることができるようになっている。
次に、本発明のTVTディバイス2を用いたTVT手術について説明すると、図10は、(a)は、TVTディバイスを女性の下腹部に導入した状態を示す図であり、図10(b)は、支持テープを下腹部内に留置した状態を示す図であり、図11は、TVTディバイスの穿刺ルートを示す模式図である。
図10(a)に示すように、女性の下腹部の膀胱Bから伸びる尿道Uの周囲には、恥骨Pや子宮H、子宮Hから伸びる膣Vが配置されている。図11に示すように、TVT手術において、TVTディバイス2は、膣粘膜V’から尿生殖隔膜Dを貫通し、恥骨Pや神経Nや血管Aや膀胱Bや腸管Iなどが配置された体腔C内を通過してから腹筋Mや皮膚Sを貫通して体外に至るようになっている。このTVTディバイス2の穿刺ルート上にある尿生殖隔膜Dと腹筋Mは、TVTディバイス2を貫通させ難い硬い組織となっている。また、体腔C内における恥骨Pや神経Nや血管Aや膀胱Bや腸管Iなど臓器類の間隙は疎な結合組織となっており、TVTディバイス2が通過し易くなっている。
図10(a)に示すように、先ず手術の際には、支持テープ1の一方の端部に取り付けられたTVTディバイス2に、イントロデューサ4を連結し、この連結されたTVTディバイス2とイントロデューサ4の中空部13に内針14を挿入して、内針14の基端部に配置されているコネクタ5をイントロデューサ4に接続する。このとき内針14の先端部は、図7(a)に示すように、TVTディバイス2の先端部から突出された鋭的な状態にしておく。
次に、患者に局所麻酔を施してから膣粘膜V’をメスを用いて切開し、TVTディバイス2の先端部を切開された膣粘膜V’から尿生殖隔膜Dに穿刺して体内に導入させる。内針14の先端部がTVTディバイス2の先端部から突出された状態であるため、容易に尿生殖隔膜Dに貫通させることができるようになっている。
そして、TVTディバイス2の先端部を体腔C内に導入した際に、コネクタ5の操作体18を緩めて、図7(b)に示すように、内針14の先端部をTVTディバイス2の中空部12内に全て収納し、TVTディバイス2の先端部を鈍的な状態にしてから体腔C内を通過させる。TVTディバイス2の先端部が鈍的な状態であるため、TVTディバイス2の先端部が、体腔C内に配置される神経Nや血管Aや膀胱Bや腸管Iなどの臓器類に刺さるようなことがなくなり、TVTディバイス2の穿刺による臓器類の損傷が防止され、安全にTVTディバイス2を体腔C内に通過させることができるようになっている。
また、TVTディバイス2が体腔C内を通過するときに、コネクタ5における内針固着部材16の基端側に設けられた注入口23から2〜3倍に希釈した局所麻酔薬を圧力をかけて注入し、この局所麻酔薬を中空部12、13を利用して配置された内針14における流体路24を通過させることで、局所麻酔薬をTVTディバイス2の先端部から体内に注入させることもできる。すると、TVTディバイス2の穿刺ルート(導入部位)に沿って局所麻酔薬を注入させることができるとともに、注入された局所麻酔薬の流体圧によって神経Nや血管Aや膀胱Bや腸管Iなどの体腔C内の臓器類をTVTディバイス2の先端部から引き離すことができ、TVTディバイス2が臓器類に刺さることなく、安全にTVTディバイス2が体腔C内を通過できるようになっている。
尚、内針14の先端部から流出された局所麻酔薬が流体圧によって、TVTディバイス2及びイントロデューサ4の中空部12、13の内面と、内針14の外面との間隙を通過してイントロデューサ4の基端部まで逆流する場合があるが、前述した図5(a)に示すように、コネクタ5における固定体17の先端部に設けられたゴムパッキン32によって、イントロデューサ4の基端部から外部に流出されることを防ぐことができるようになっている。
また、従来のTVT手術において局所麻酔を患者に施す際には、長い針をつけた注射器を人体の深部にまで穿刺して局所麻酔薬を注入しており、TVTディバイス2の穿刺ルートに沿って正確に局所麻酔薬を注入することが困難であった。本実施例のTVT手術では、TVTディバイス2の先端部から局所麻酔薬を体内に注入できるので、体内深部であってもTVTディバイス2の穿刺ルートに沿って正確に局所麻酔薬を注入することができるようになっており、患者の苦痛を軽減させることができる。
尚、本実施例では、希釈した局所麻酔薬に圧力をかけて体内に注入して、TVTディバイス2の穿刺ルートにある臓器類を引き離していたが、これに限ることなく、麻酔を施す際には、内針固着部材16の注入口23から局所麻酔薬を注入し、臓器類をTVTディバイス2の先端部から引き離す際には、内針固着部材16の注入口23から圧力をかけた生理食塩水を内針14の先端部から体内に注入させることで、臓器類をTVTディバイス2の先端部から引き離すようにしてもよく、局所麻酔薬と圧力をかけた生理食塩水を切り換えて使用してもよい。
図10(a)に示すように、TVTディバイス2を尿道Uの一方の側面を通過させ、TVTディバイス2の先端部が腹筋Mの直前まで導入されたときに、コネクタ5における操作体18を締め付けて、内針14の先端部がTVTディバイス2の先端部から突出された鋭的な状態に切り替え、TVTディバイス2を腹筋Mに貫通させる。腹部の皮膚Sはメスで切開しておき、TVTディバイス2の先端部が腹部から体外に貫通したときに、イントロデューサ4をTVTディバイス2基端部から取り外して、TVTディバイス2を腹部側から体外に取り出す。
腹部から取り出されたTVTディバイス2を引っ張ると、支持テープ1が膣粘膜V’からTVTディバイス2の穿刺ルートに沿って導入されるようになる。前述したように、支持テープ1がプラスティックカバー3で覆われていることで、支持テープ1を体内に抵抗なく導入させることができるようになっている。
そして、支持テープ1の他方の端部に取り付けられたTVTディバイス2に、イントロデューサ4とコネクタ5を装着し、尿道Uの他方の側面側にも上記と同様な手術方法でTVTディバイス2を用いて支持テープ1を体内に導入させ、支持テープ1を尿道Uの断面に対して略U字状に留置させる(図10(b)参照)。
また、腹部から延出する支持テープ1は、皮膚Sの表面近傍で切断され、TVTディバイス2が切り外される。そして、支持テープ1の周りのプラスティックカバー3を腹部側から引き抜くと、支持テープ1が体内の適切な位置に留置されるようになっている。支持テープ1がメッシュ状に形成されていることにより、支持テープ1の摩擦抵抗が高くなっているので、支持テープ1は体内でずれることなく尿道Uを支持できるようになっている。その後、支持テープ1を体内に留置した状態で、膣粘膜V’と皮膚Sに形成された開口は縫合される。
図10(b)に示すように、支持テープ1が尿道Uの断面に対して略U字形状に留置されることにより、患者が咳やくしゃみなどをして膀胱Bに腹圧がかかったときに、膀胱Bが下方に変位しないようなるとともに、尿道Uが支持テープ1の位置で折れ曲がることにより、尿失禁を防ぐことができるようになっている。
次に、実施例2に係るコネクタ35につき、図12を参照して説明する。尚、上記実施例と同一構成で重複する構成を省略する。図12は、実施例2におけるコネクタ35を示す縦断面図である。
図12に示すように、実施例2におけるコネクタ35は、本実施例における棒状部材としての内針36が固着される内針固着部材37と、この内針固着部材37が取り付けられる固定体38と、固定体38をイントロデューサ4の接続部15に接続させるための接続体39とで構成されている。
内針固着部材37には、本実施例における係止手段としてのクリップ40が固定されており、この内針固着部材37のクリップ40に挟持される本実施例における係止部としての固定板41が固定体38に設けられている。尚、内針固着部材37によって本実施例における第1把持部材が構成され、固定体38と接続体39とイントロデューサ4によって本実施例における第2把持部材が構成されている。
内針固着部材37の基端部側には、本実施例における流体としての局所麻酔薬等の薬液が入った注射器に繋がった延長チューブ(図示略)を接続できる注入口42が形成されるとともに、内針36の軸心には、内針固着部材37の注入口42から注入された局所麻酔薬等の薬液を通過させることができる流体路43が形成されている。固定体38の先端部には、コネクタ35の接続体39がイントロデューサ4の接続部15に連結されたときに、イントロデューサ4の中空部13を液密に保つための本実施例におけるシール部材としてのゴムパッキン44が配置されている。
この実施例2における内針36は、前述した実施例1の内針14と同様に、その先端部が斜めにカットされており、この内針36の先端部の傾斜面が、棒状部材及び外套としての湾曲されたTVTディバイス2の曲率中心側と反対側を向くように配置されている。そのため内針36の先端部は、内針36を真っ直ぐ穿刺しても穿刺方向が傾斜面に平行な方向に沿って変化するようになっている。
また、内針固着部材37のクリップ40をつまんで、固定体38の固定板41におけるクリップ40が挟持される挟持位置(係止部位)を縦方向(長手方向)に変化させると、内針36も縦方向に沿って移動されるので、内針36の先端部を、TVTディバイス2の先端部から突出させたり、TVTディバイス2の中空部12内に収納させたりすることができるようになっている。
内針固着部材37はクリップ40によって固定板41に係止されていることで、内針固着部材37及び内針36を回転させることなく縦方向に移動させることができ、そのため前述した実施例1のように、内針14の回転防止のために、コネクタ5で用いられていた内針固着部材16の嵌合部27の外周面に形成された凹条28や、固定体38の嵌合穴26の内周面に形成されが凸条29を設ける必要がなくなっている。
尚、図12に示すように、固定板41には目盛りが付けられており、この目盛りを参照しながらクリップ40の固定板41に対する挟持位置を変化させることで、内針36の突出状態や収納状態を随時確認でき、使用者がTVTディバイス2の先端部から所定の突出長で内針36を突出させたり、TVTディバイス2の先端部が体腔C内に導入されたときに、内針36が確実に収納されているか否かの確認ができるようになっている。
次に、実施例3に係るコネクタ45と内針46につき、図13及び図14を参照して説明する。尚、上記実施例と同一構成で重複する構成を省略する。図13は、実施例3におけるコネクタ45を示す縦断面図であり、図14は、実施例3におけるTVTディバイス47と内針46の先端部を示す縦断面図である。
図13に示すように、実施例3におけるコネクタ45は、本実施例における棒状部材としての内針46が固着される内針固着部材48と、この内針固着部材48が取り付けられる固定体49と、固定体49をイントロデューサ4の接続部15に接続させるための接続体50とで構成されている。内針固着部材48には、固定体49の基端側に形成された雌ネジに螺合される雄ネジが形成されており、内針固着部材48は固定体49に螺合されて連結されている。
内針固着部材48と固定体49には、それぞれ手術の際に使用者が操作し易いように、つまみ51、52が設けられている。尚、内針固着部材48によって本実施例における第1把持部材が構成され、固定体49と接続体50とイントロデューサ4によって本実施例における第2把持部材が構成されている。
内針固着部材48の基端部側には、本実施例における流体としての局所麻酔薬等の薬液が入った注射器に繋がった延長チューブ(図示略)を接続できる注入口53が形成されるとともに、内針46の軸心には、内針固着部材48の注入口53から注入された局所麻酔薬等の薬液を通過させることができる流体路54が形成されている。固定体49の先端部には、コネクタ45の接続体50がイントロデューサ4の接続部15に連結されたときに、イントロデューサ4の中空部13を液密に保つための本実施例におけるシール部材としてのゴムパッキン55が配置されている。
図14に示すように、実施例3における内針46の先端部は、略円錐形状に形成されており、内針46に形成された流体路54が内針46の軸心を貫通している。内針46を本実施例における棒状部材及び外套としてのTVTディバイス47の先端部から突出させたり、TVTディバイス47の中空部56内に収納させたりする際に、内針固着部材48を回転させると内針46も一緒に回転されるようになっているが、実施例1における傾斜された内針14の先端部とは異なり、内針46の先端部が略円錐形状に形成されていることによって、内針46の回転よる穿刺方向の変化がなくなり、内針46の回転を考慮せずにコネクタ45を形成できるので、コネクタ45の構造を簡素化できるようになっている。
次に、実施例4に係る内針57につき、図15を参照して説明する。尚、上記実施例と同一構成で重複する構成を省略する。図15は、実施例4におけるTVTディバイス58と内針57の先端部を示す縦断面図である。
図15に示すように、実施例4における棒状部材としての内針57は、本実施例における棒状部材及び外套としてのTVTディバイス58の中空部60に配置されており、内針57の先端部は、円錐形状に形成されており、内針57に形成された流体路59が内針57の先端部の側方から外部に貫通されている。この内針57の基端部には、前述した実施例3と同様のコネクタ45が設けられており、内針固着部材48の注入口53から注入された本実施例における流体としての局所麻酔薬等の薬液が流体路59を通過して内針57の先端部から体内に注入されるようになっている。
内針57の先端部が円錐形状に形成されていることによって、内針57の回転よる穿刺方向の変化がなくなり、内針57の回転を考慮せずにコネクタ45を形成できるとともに、流体路59が内針57の先端部の側方から外部に貫通されていることで、円錐形状の内針57の先端部がより鋭的になり、穿刺の際の抵抗を減らすことができるようになっている。
次に、実施例5に係るコネクタ61とTVTディバイス62と内針63につき、図16から図18を参照して説明する。尚、上記実施例と同一構成で重複する構成を省略する。図16は、実施例5におけるコネクタ61を示す縦断面図であり、図17(a)は、実施例5における内針63が突出された状態を示す縦断面図であり、図17(b)は、実施例5における内針63が収納された状態を示す縦断面図であり、図18(a)は、図17におけるTVTディバイス62と内針63のC−C横断面図であり、図18(b)は、図17におけるTVTディバイス62と内針63のD−D横断面図である。
図16に示すように、実施例5におけるコネクタ61は、本実施例における棒状部材としての内針63が固着される内針固着部材64と、この内針固着部材64が取り付けられる固定体65と、固定体65をイントロデューサ4の接続部15に接続させるための接続体66とで構成されている。
内針固着部材64には、固定体65の基端側に形成された雌ネジに螺合される雄ネジが形成されており、内針固着部材64は固定体65に螺合されて連結されている。尚、内針固着部材64によって本実施例における第1把持部材が構成され、固定体65と接続体66とイントロデューサ4によって本実施例における第2把持部材が構成されている。
固定体65の側部には、本実施例における流体としての局所麻酔薬等の薬液が入った注射器に繋がった延長チューブ(図示略)を接続できる注入口67が側方に延設されているとともに、固定体65の軸心には内針63が挿設される中空部68が形成されており、この中空部68の内面と内針63の外面との間を通して注入口67から注入された薬液をイントロデューサ4の中空部13に送り込むことができる。
固定体65の先端部には、コネクタ61の接続体66がイントロデューサ4の接続部15に連結されたときに、イントロデューサ4の中空部13を液密に保つための本実施例におけるシール部材としてのゴムパッキン69が配置されているとともに、固定体65の中空部68の基端側には、注入口67から注入された薬液が、内針固着部材64の方に流出されることを防止する本実施例におけるシール部材としてのゴムパッキン70が配置されている。
図17(a)及び図17(b)に示すように、実施例5における内針63の先端部は、円錐形状に形成されている。そして、実施例5における棒状部材及び外套としてのTVTディバイス62の中空部71は先端部に行くに従って細くなるように形成されており、その先端部の開口は内針63の外径と同じ大きさの内径となっている。
図18(a)に示すように、TVTディバイス62の先端部近傍では、TVTディバイス62と内針63との間に間隙が形成されないようになっており、そのため図17(a)に示すように、内針63がTVTディバイス62から突出された状態では、内針63の先端が、がたつかないようになっている。
図18(b)に示すように、TVTディバイス62の先端部近傍以外に形成された中空部71の形状は、横断面視で楕円形状をなし、TVTディバイス62の中空部71の内面と、内針63の外面との間に流体が通過可能な所定幅の間隙が形成されている。尚、前述したイントロデューサ4の中空部13及び固定体65の中空部68も断面視で楕円形状をなしており、中空部13、68の内面と、内針63の外面との間にも間隙が形成されている。
つまり、図17(a)に示すように、内針63をTVTディバイス62の先端部から突出させた状態では、中空部71内の薬液の流出を防ぎ、図17(b)に示すように内針63をTVTディバイス62の中空部71内に収納した状態では、中空部71内の薬液がTVTディバイス62の先端部から流出される。そのため内針固着部材64を回転させることで、患者に投与される薬液の量を適宜調節できるようになっている。
尚、本実施例においてTVTディバイス62の先端部近傍以外に形成された中空部71と、イントロデューサ4の中空部13と、固定体65の中空部68の形状が、横断面視で楕円形状をなしていたが、本発明はこれに限定されるものではなく、中空部13、68、71の内面と、内針63の外面との間に流体が通過可能な所定幅の間隙が形成されるものであれば、中空部13、68、71の形状を、横断面視で円形状にしてもよいし、多角形状にしてもよい。
次に、実施例6に係TVTディバイス72と内針73につき、図19及び図20を参照して説明する。尚、上記実施例と同一構成で重複する構成を省略する。図19は、実施例6におけるTVTディバイス72と内針73を示す縦断面図であり、図20は、図19におけるTVTディバイス72と内針73のE−E横断面図である。
図19及び図20に示すように、実施例6における棒状部材としての内針73の先端部は、円錐形状に形成されており、内針73の外径は、本実施例における棒状部材及び外套としてのTVTディバイス72に形成された中空部76の内径とほぼ同じになるように形成されている。そのため内針73の先端が、がたつかないようになっている。
また、内針73の外面には、先端部から基端部にかけて長手方向に沿う凹状74が形成されているとともに、TVTディバイス72における中空部76の内面にも先端部から基端部にかけて長手方向に沿う凹状75が形成されている。
実施例6における内針73の基端部には、前述した実施例5と同様のコネクタ61が設けられているとともに、TVTディバイス72の基端部には、イントロデューサ4が取り付けられており、コネクタ61がイントロデューサ4の基端部に取り付けられて、内針73がイントロデューサ4とコネクタ61の中空部13、68に挿設されている。
コネクタ61における内針固着部材64の注入口67から注入された本実施例における流体としての局所麻酔薬等の薬液は、コネクタ61の中空部68及びイントロデューサ4の中空部13に形成された流体が通過可能な間隙を通過した後、TVTディバイス72の中空部76の内面に形成された凹状75と、内針73の外面に形成された凹状74を通過してTVTディバイス72及び内針73の先端部から体内に注入されるようになっている。
また、凹状74、75が、内針73と中空部76の先端部から基端部にかけて形成されていることで、実施例5のように、内針63をTVTディバイス62の中空部71内に収納しなくても薬液をTVTディバイス72及び内針73の先端部から流出させることができるようになっている。
尚、凹状74、75は、中空部76の内面若しくは内針73の外面のいずれか一方に形成されていればよく、内針73に形成される凹状74が1条のみならず複数条形成されてもよいし、中空部76に形成される凹状75も1条のみならず複数条形成されてもよい。
次に、実施例7に係るTVTディバイス77と内針78につき、図21を参照して説明する。尚、上記実施例と同一構成で重複する構成を省略する。図21(a)は、実施例7におけるTVTディバイス77と内針78の先端部を示す縦断面図であり、図21(b)は、内針78をTVTディバイス77から引き抜いた状態を示す縦断面図である。
図21(a)に示すように、実施例7における棒状部材としての内針78の先端部は、円錐形状に形成されており、内針78の外径は、本実施例における棒状部材及び外套としてのTVTディバイス77に形成された中空部79の内径とほぼ同じになるように形成されている。そのためTVTディバイス77の中空部79を利用して本実施例における流体としての局所麻酔薬等の薬液を体内に注入するときには、イントロデューサ4の接続部15からコネクタ(図示略)を取り外し、図21(b)に示すように、TVTディバイス77の中空部79から内針78を全て引き抜いてから、別途、局所麻酔薬等の薬液が入った注射器に繋がった延長チューブ(図示略)をイントロデューサ4の接続部15に接続し、イントロデューサ4の中空部13及びTVTディバイス77の中空部79に薬液を注入することで、TVTディバイス77の先端部から薬液を体内に注入する。
また、図21(a)に示すように、TVTディバイス77の先端部には、斜めに傾斜された傾斜面が形成されており、この先端部の形状は、傾斜面が湾曲されたTVTディバイス77の曲率中心側と反対側を向くように形成されている。このように斜めに傾斜されたTVTディバイス77の先端部は、穿刺方向が傾斜方向に沿って変化するようになっている。
前述した実施例1で説明したように、TVTディバイス2を人体に穿刺した際に、TVTディバイス2は、その湾曲方向に沿って人体に導入されるようになっている。従って実施例7におけるTVTディバイス77の先端部の形状を、TVTディバイス77の湾曲方向の向きと合わせて傾斜させることによって、その先端部がTVTディバイス77の湾曲方向と同じ方向に向って導入されることとなり、TVTディバイス77を体内に導入し易くなっている。更に、TVTディバイス77の先端部を傾斜させることにより、TVTディバイス77を穿刺したときの穿刺抵抗を軽減させることができるようになっている。
以上、本発明の実施例を図面により説明してきたが、具体的な構成はこれら実施例に限られるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲における変更や追加があっても本発明に含まれる。
例えば、上記実施例では、内針をイントロデューサの基端部から中空部内に挿入して配置できるようにしていたが、本発明はこれに限定されるものではなく、イントロデューサの側面にコネクタを接続できるようにしておき、内針をイントロデューサの側面から斜め方向に中空部内に挿入して配置できるようにしてもよい。
また、上記実施例では、内針がTVTディバイスの中空部に収納されることで、TVTディバイスの切裂機能を低下させていたが、本発明はこれに限定されるものではなく、TVTディバイスが鋭的な先端部を有し、このTVTディバイスの先端部が屈曲されたり、またはバルーン等がTVTディバイスの先端部から膨出されることで、TVTディバイスの切裂機能を低下させるようにしてもよい。
更に、上記実施例では、TVTディバイスの先端部から内針が突出されるようになっていたが、本発明はこれに限定されるものではなく、内針の替わりにドリルやメスがTVTディバイスの先端部から突出されるようにしてもよい。
尚、上記実施例では、鋭的な先端部を有する内針と、この内針が配置される中空部が形成された鈍的な先端部を有する外套としてのTVTディバイスが用いられ、内針がTVTディバイスの先端部から突出することでTVTディバイスの切裂機能が向上し、内針がTVTディバイスの中空部に収納されることでTVTディバイスの切裂機能を低下されるようになっていたが、本発明はこれに限定されるものではなく、電気メスやレーザーメスやウォータージェットメスなどの切裂機能を向上させる装置類をTVTディバイスに装着し、これらの切裂機能を向上させる装置類を作動させたり、停止させたりすることによって、TVTディバイスの切裂機能が向上したり、切裂機能が低下したりするという2つの態様を構成できるようにしてもよい。
尚、上記実施例では、TVTディバイスの切裂機能の向上と低下という2つの態様を用いてTVT手術を行うようにしていたが、本発明はこれに限定されるものではなく、TVTディバイスの切裂機能の向上と低下という2つの態様以外に、その中間の切裂機能を有する態様や、その他の態様を有するようにしてもよく、例えば、切裂機能をより向上させることで筋肉よりも硬い骨等の組織を加工できるようにしてもよいし、TVTディバイスの先端部が鋏のような態様に変化して人体組織を切裂くようにしてもよい。
尚、上記実施例では、TVTディバイスの中空部を利用して局所麻酔薬や生理食塩水を体内に注入するようにしていたが、本発明はこれに限定されるものではなく、TVTディバイスの中空部を利用して、TVTディバイスの先端部から消毒薬や抗生物質等の薬剤を注入させるようにしてもよいし、TVTディバイスの先端部から止血剤若しくは接着剤を流出させて患部の出血を止めたり、支持テープを接着剤によって人体組織に固着させるようにしてもよい。
尚、上記実施例では、TVTディバイスの中空部を利用して圧力をかけた局所麻酔薬や生理食塩水等の液体を体内に注入することで、TVTディバイスの先端部から臓器類を引き離すようにしていたが、本発明はこれに限定されるものではなく、TVTディバイスの中空部を利用して圧力をかけた空気等の気体を体内に注入することで、TVTディバイスの先端部から臓器類を引き離すようにしてもよい。
尚、上記実施例では、TVTディバイスの中空部を利用して局所麻酔薬や生理食塩水等を体内に注入できるようにしていたが、本発明はこれに限定されるものではなく、TVTディバイスの中空部を利用して体内に注入された局所麻酔薬や生理食塩水等の流体を体外に吸い出すようにしてもよいし、TVTディバイスの中空部を利用して体内に注入された流体のみならず、TVTディバイスの中空部を利用して体内の血液やその他の体液を抽出するようにしてもよい。
実施例1におけるTVTディバイスと支持テープを示す図である。 実施例1におけるTVTディバイスとイントロデューサとコネクタを示す縦断面図である。 実施例1におけるコネクタを示す分解斜視図である。 実施例1におけるコネクタを示す斜視図である。 (a)は、図4におけるコネクタのA−A縦断面図であり、(b)は、内針を収納したときのコネクタを示す縦断面図である。 実施例1におけるTVTディバイスとイントロデューサとコネクタを連結した状態を示す縦断面図である。 (a)は、内針が突出された状態を示す縦断面図であり、(b)は、内針が収納された状態を示す縦断面図である。 図5におけるコネクタのB−B横断面図である。 (a)は、穿刺するときのTVTディバイスの導入方向を示す図であり、(b)は、内針の先端部の導入方向を示す図である。 (a)は、TVTディバイスを女性の下腹部に導入した状態を示す図であり、(b)は、支持テープを下腹部内に留置した状態を示す図である。 TVTディバイスの穿刺ルートを示す模式図である。 実施例2におけるコネクタを示す縦断面図である。 実施例3におけるコネクタを示す縦断面図である。 実施例3におけるTVTディバイスと内針の先端部を示す縦断面図である。 実施例4におけるTVTディバイスと内針の先端部を示す縦断面図である。 実施例5におけるコネクタを示す縦断面図である。 (a)は、実施例5における内針が突出された状態を示す縦断面図であり、(b)は、実施例5における内針が収納された状態を示す縦断面図である。 (a)は、図17におけるTVTディバイスと内針のC−C横断面図であり、(b)は、図17におけるTVTディバイスと内針のD−D横断面図である。 実施例6におけるTVTディバイスと内針を示す縦断面図である。 図19におけるTVTディバイスと内針のE−E横断面図である。 (a)は、実施例7におけるTVTディバイスと内針の先端部を示す縦断面図であり、(b)は、内針をTVTディバイスから引き抜いた状態を示す縦断面図である。 従来のTVTディバイスとイントロデューサを示す縦断面図である。
符号の説明
1 支持テープ
2 TVTディバイス(棒状部材、外套)
4 イントロデューサ(第2把持部材)
5 コネクタ
12、13 中空部
14 内針(棒状部材)
16 内針固着部材(第1把持部材)
17 固定体(第2把持部材)
18 操作体(第1把持部材)
19 接続体(第2把持部材)
24 流体路
32 ゴムパッキン(シール部材)
35 コネクタ
36 内針(棒状部材)
37 内針固着部材(第1把持部材)
38 固定体(第2把持部材)
39 接続体(第2把持部材)
40 クリップ(係止手段)
41 固定板(係止部)
43 流体路
44 ゴムパッキン(シール部材)
45 コネクタ
46 内針(棒状部材)
47 TVTディバイス(棒状部材、外套)
48 内針固着部材(第1把持部材)
49 固定体(第2把持部材)
50 接続体(第2把持部材)
54 流体路
55 ゴムパッキン(シール部材)
56 中空部
57 内針(棒状部材)
58 TVTディバイス(棒状部材、外套)
59 流体路
60 中空部
61 コネクタ
62 TVTディバイス(棒状部材、外套)
63 内針(棒状部材)
64 内針固着部材(第1把持部材)
65 固定体(第2把持部材)
66 接続体(第2把持部材)
67 注入口
68 中空部
69、70 ゴムパッキン(シール部材)
71 中空部
72 TVTディバイス(棒状部材、外套)
73 内針(棒状部材)
74、75 凹状
76 中空部
77 TVTディバイス(棒状部材、外套)
78 内針(棒状部材)
79 中空部

Claims (11)

  1. 少なくとも一部が湾曲された棒状部材と、該棒状部材の基端部に取り付けられた支持テープとを有し、前記棒状部材を用いて前記支持テープを女性の下腹部に導入して、尿道を前記支持テープに支持させることで腹圧性尿失禁症を治療するための手術器具であって、前記棒状部材は、組織貫通時にその先端部の切裂機能を向上させ、体腔内通過時にその先端部の切裂機能を低下させる少なくとも2態様を有することを特徴とする手術器具。
  2. 少なくとも一部が湾曲された棒状部材と、該棒状部材の基端部に取り付けられた支持テープとを有し、前記棒状部材を用いて前記支持テープを女性の下腹部に導入して、尿道を前記支持テープに支持させることで腹圧性尿失禁症を治療するための手術器具であって、前記棒状部材は、組織貫通時にその先端部を鋭的な形状とし、体腔内通過時にその先端部を鈍的な形状に変更可能になっていることを特徴とする手術器具。
  3. 前記棒状部材は、鋭的な先端部を有する内針と、該内針が配置される中空部が設けられた鈍的な先端部を有する外套とを有し、前記内針が前記外套の先端部から突出して前記鋭的な形状となり、かつ前記内針が前記中空部内に収納されて前記鈍的な形状となることを特徴とする請求項2に記載の手術器具。
  4. 前記中空部を利用して、外部から流入される流体を前記棒状部材の先端部から患部に適宜流出させることを可能としたことを特徴とする請求項3に記載の手術器具。
  5. 前記内針と前記外套との間には、前記流体が通過できる間隙が形成されていることを特徴とする請求項4に記載の手術器具。
  6. 前記内針の軸心には、前記流体が通過できる流体路が形成されていることを特徴とする請求項4または5に記載の手術器具。
  7. 前記内針に対して固定された第1把持部材が、前記外套に対して固定された第2把持部材に、螺合されて連結されていることを特徴とする請求項3ないし6のいずれかに記載の手術器具。
  8. 前記内針に対して固定された第1把持部材に設けられた係止手段が、前記外套に対して固定された第2把持部材に設けられた係止部における所定の係止部位に係止され、該係止部位が第2把持部材の長手方向に沿って変化可能になっていることを特徴とする請求項3ないし6のいずれかに記載の手術器具。
  9. 前記内針の先端部は鋭角な傾斜面を有しており、該傾斜面が、湾曲された前記棒状部材における曲率中心側の反対側を向くように、前記外套の先端部から前記内針が突出されるようになっていることを特徴とする請求項3ないし8のいずれかに記載の手術器具。
  10. 前記外套の先端部は傾斜面を有しており、該傾斜面が、湾曲された前記棒状部材における曲率中心側の反対側を向くようになっていることを特徴とする請求項3ないし9のいずれかに記載の手術器具。
  11. 前記中空部内の流体が、前記棒状部材の先端部以外の部位から流出されることを防ぐシール部材が設けられていることを特徴とする請求項4ないし10のいずれかに記載の手術器具。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101007458B1 (ko) 2008-04-16 2011-01-12 (주)프레스티지 메디케어 요실금 치료 기구
WO2013190666A1 (ja) * 2012-06-20 2013-12-27 テルモ株式会社 穿刺器具
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