JP2006075009A - 緑化パネル - Google Patents
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Abstract
【解決手段】 登攀助材(11)の表面に、複数の波形線材(13)が、各凹部(15)において該登攀助材に接する状態で並設されかつ各凸部(16)において複数の直状線材(14)が交差するように架設されて、格子(12)が形成されている。他の形態では、登攀助材(11)の表面に、複数の波形線材(13)が、各凹部(15)において該登攀助材に接する状態でかつ各凸部(16)において相互に交差するように並設されて、格子(12)が形成されている。更に他の形態では、矩形の登攀助材(31)の表面に菱形金網(32)を配設するとともに、該登攀助材の裏面に押さえ用部材(33)を垂下させ、該登攀助材を貫通する複数の緊結用部材(34)で該菱形金網と押さえ用部材(33)を該登攀助材越しに結びつけている。
【選択図】 図1
Description
また、本発明の第二の目的は、様々な建築デザインに対する適用性に優れた緑化パネルを提供することにある。
波形線材13は、各凹部15において登攀助材11に接する状態で並設されかつ各凸部16において複数の直状線材14が交差するように架設されている。また、登攀助材11は、ヤシ殻で形成されている。
こうすると、登攀助材11全体の大きさや輪郭を緑化対象面4と同一に成形することなく、所定の同一寸法のものを並べて取り付けるだけで緑化対象面4を覆うことができる。従って、緑化対象面4の形状が複雑な場合にも採用でき、様々な建築デザインに適用することができる。
なお、登攀助材11は、製造や取り付けの便宜を考慮し約1メートル四方の正方形となっているが、製造や施工の事情等に応じその他の形状、寸法としてもよい。
こうすると、上下に隣接する緑化パネル1同士をこれら波形線材13a、13bを結び着けることにより連結できる。そのため、材質の問題等で緑化パネル1を直接取り付けることができない緑化対象面4上の位置において、隣接する緑化パネル1を利用し相互に固定できる。
なお、緑化パネル1は、緑化対象面4における適当な位置で、登攀助材11を貫き緑化対象面4に突き刺したタッピングビスで固定されている。ただし、緑化パネル1に比べて小さいため、図2においてその図示は省略されている。
こうすると、登攀間隔が上下方向に途切れることなく一連となり、巻き蔓性の樹種も利用することができる。そのため、吸着型蔓性植物と巻き蔓型蔓性植物を併用した建築デザインにも適用することが可能となる。
こうすると、緑化パネル1を折り曲げる必要がある場合に、その凹部、例えば図1の破線部で折り曲げて、図3に示すような柱5に適合する形状に自在に成形することができる。そのため、様々な建築デザインに対する適用性が向上する。
こうすると、特に好適な登攀間隔を形成することができる。
規制板23は、登攀助材11の両側縁に沿って凸部16より高く立設された側板部21と、側板部21の全長に亘って先端から登攀助材11と平行に張り出した天板部22とからなっている。
こうすると、規制板23と化粧板24で構成されるフレームで縁取られた外観とすることができる。しかも、上縁及び下縁の化粧板24は両規制板23、23に架設されており、登攀助材11に対する間隔を有しているため、蔓性植物の上方向への生長を妨げることがない。従って、蔓性植物の生長を妨げることなく、フレームを設けることが必要となる建築デザインに適用することができる。
緑化パネル10は、緑化パネル1における直状線材14を波形線材13に代えて、格子12を波形線材13のみで形成したものである。その他の点においては緑化パネル1と同様であるため、それら同様の部分には同符号を付しその説明を省略する。
この緑化パネル10によれば、緑化パネル1と同様、スペーサーや留金具を用いることなく登攀間隔を設けながら格子12を登攀助材11に容易に固定することができ、製造や取り付けに手間やコストがかからないものとなる。更に、登攀助材11と格子12の接する部分が増えるため、登攀助材11がヤシ殻などの軟質な素材で形成されている場合には、格子12を登攀助材11の支持用部材として機能させることにより、登攀助材11を起立させることができる。
こうすると、特に好適な登攀間隔を形成することができる。
4 緑化対象面
5 柱
11、31 登攀助材
11a 上縁
11b 下縁
12 格子
12a 最上縁側
12b 最下縁側
13 波形線材
14 直状線材
15 凹部
15a 底部
16 凸部
21 側板部
22 天板部
23 規制板
24 化粧板
32 菱形金網
33 押さえ用部材
34 緊結用部材
35 支持部材
36 アンカー
Claims (14)
- 登攀助材(11)の表面に、複数の波形線材(13)が、各凹部(15)において該登攀助材(11)に接する状態で並設されかつ各凸部(16)において複数の直状線材(14)が交差するように架設されて、格子(12)が形成されていることを特徴とする緑化パネル(1)。
- 該登攀助材(11)は、緑化対象面(4)を区分けした際に現れる小区域を覆う大きさとなっている請求項1に記載の緑化パネル(1)。
- 該格子(12)の最上縁側(12a)及び最下縁側(12b)で該波形線材(13)は、該登攀助材(11)の上縁(11a)及び下縁(11b)に沿って配置される請求項2に記載の緑化パネル(1)。
- 該直状線材(14)は、使用される状態において鉛直方向に配置される請求項1〜3のいずれか一つの項に記載の緑化パネル(1)。
- 該格子(12)の最上縁側(12a)及び最下縁側(12b)で該直状線材(14)は、該登攀助材(11)の上縁(11a)及び下縁(11b)に沿って配置される請求項2に記載の緑化パネル(1)。
- 登攀助材(11)の表面に、複数の波形線材(13)が、各凹部(15)において該登攀助材(11)に接する状態でかつ各凸部(16)において相互に交差するように並設されて、格子(12)が形成されていることを特徴とする緑化パネル(10)。
- 該登攀助材(11)は、緑化対象面(4)を区分けした際に現れる小区域を覆う大きさとなっている請求項6に記載の緑化パネル(10)。
- 該格子(12)の最上縁側(12a)及び最下縁側(12b)で該波形線材(13)は、該登攀助材(11)の上縁(11a)及び下縁(11b)に沿って配置される請求項7に記載の緑化パネル(10)。
- 該凹部(15)は、平坦な底部(15a)を有し、該底部(15a)がその全長にわたって該登攀助材(11)と接触している請求項1〜8のいずれか一つの項に記載の緑化パネル(1,10)。
- 該凸部(16)の該登攀助材(11)表面からの高さ(h)は、10〜80mmである請求項1〜9のいずれか一つの項に記載の緑化パネル(1,10)。
- 該登攀助材(11)は、矩形で、該登攀助材(11)の両側縁に沿って該凸部(16)より高く立設された側板部(21)と、該側板部(21)の全長に亘って先端から該登攀助材(11)と平行に張り出した天板部(22)とからなる規制板(23)を備えている請求項1〜10のいずれか一つの項に記載の緑化パネル(2)。
- 該登攀助材(11)は、上縁(11a)及び下縁(11b)に沿って該両規制板(23)に架設された化粧板(24)を備えている請求項11に記載の緑化パネル(2)。
- 矩形の登攀助材(31)の表面に菱形金網(32)を配設するとともに、該登攀助材(31)の裏面に押さえ用部材(33)を垂下させ、該登攀助材(31)を貫通する複数の緊結用部材(34)で該菱形金網(32)と押さえ用部材(33)を該登攀助材(31)越しに結びつけたことを特徴とする緑化パネル(3)。
- 該菱形金網(32)は、厚み(t)が10〜80mmのものである請求項13に記載の緑化パネル(3)。
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