JP2005124437A - ツル科植物育成装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 パネルによりツル科植物の育成用壁面を形成するための装置を提供する。
【解決手段】 貫設された多数の透孔を介してツル科植物のツルを沿わしめる育成用壁面を正面に形成したパネル体と、該パネル体の下端部に取付けられた脚体とから成る据置き壁体を構成しており、前記脚体は、床面に接地される接地座と、該接地座をパネル体の下端部に連結する連結部とを備え、該連結部は、正面の育成用壁面が上向き傾斜するようにパネル体を鉛直線に対して所定角度θを有して傾斜した姿勢で保持するように構成されており、接地座を床面に接地した状態で、脚体によりパネル体を傾斜姿勢で自己起立保持せしめると共に、パネル体の背面に下向き傾斜するプランタ取付面を形成する構成とされている。
【選択図】 図1

Description

本発明は、パネルによりツル科植物の育成用壁面を形成するための装置、即ち、ツル科植物育成装置に関する。
近年、ヒートアイランド現象等の対策から、野外、屋外における種々の場所での緑化が推奨されている。このような要望に応えるため、本発明者においては、多種多様の植樹安定装置を提供し、建造物の地上及び屋上における樹木の植樹による緑化事業のために貢献している。
ところで、昨今、緑化の要望は、樹木を植樹することが困難な場所、例えば、建造物の外壁面や、立体駐車場その他の駐車場の外部空間、ビルの屋上駐車場等にも及んでいる。そこで、このような場合、所定の壁面に沿わせてツル科植物を繁殖させることにより、緑化の目的を達することができ、しかも、これが外部空間のオブジェとしての役割を果たすことができる。
このため、本発明者は、建造物その他の構築物の壁部又は柱部から成る構造物に沿わせてツル科植物育成用のパネルを列設することにより育成用壁面を形成すれば、ツタが該パネルに容易に沿わせられるので、ツル科植物を好適に成長せしめ、比較的短期の繁殖に資することができることを知見し、特願2003−200997号、特願2003−200998号、特願2003−200999号として提案した。
尚、ツル科植物をパネルに移植ための植栽ユニットが提案されている。
特開2003−250333号公報
ツル科植物を育成用壁面に沿わせて繁殖させる育成装置を提供する場合、展開された広域面による育成用壁面を形成するために多数のパネル体を連結することは、必ずしも容易でない。このため、複数の作業者が協力しながらパネル体を保持しつつ連結しているのが現状であり、コスト高を招来するという問題がある。
また、通常、ツル科植物の苗は、床面に設置された土床に植栽され、パネル体の下から上に向けて成長せしめられるため、背の高いパネル体の全面にわたりツル科植物を繁らせるまでに長期間を要する。この点に関して、パネル体の上下方向中途部にプランタを宙吊り状態に取付け、該プランタからツル科植物を成長せしめれば、早期に全面にわたる繁殖が可能になるが、従来のパネル体は、鉛直方向に直立しているため、プランタの取付けが容易でなく、しかも、パネル体の正面にプランタが露出することは見栄えが良くない。
更に、従来のパネル体は、主として正面側にだけツル科植物の葉を繁殖させるように構成されており、設置場所が限られるという問題がある。
本発明は、上述のような課題を解決したツル科植物育成装置を提供するものであり、その第一の手段として構成したところは、貫設された多数の透孔を介してツル科植物のツルを沿わしめる育成用壁面を正面に形成したパネル体と、該パネル体の下端部に取付けられた脚体とから成る据置き壁体を構成しており、前記脚体は、床面に接地される接地座と、該接地座をパネル体の下端部に連結する連結部とを備え、該連結部は、正面の育成用壁面が上向き傾斜するようにパネル体を鉛直線に対して所定角度θを有して傾斜した姿勢で保持するように構成されており、接地座を床面に接地した状態で、脚体によりパネル体を傾斜姿勢で自己起立保持せしめると共に、パネル体の背面に下向き傾斜するプランタ取付面を形成して成る点にある。
また、本発明が第二の手段として構成したところは、前記第一の手段において構成した据置き壁体の複数と、該据置き壁体の上部に連設される延長壁体の複数とから構成されており、据置き壁体は、矩形状に形成されたパネル体の周囲を囲繞する枠フレームを備え、該枠フレームの左右側部フレームに側部連結手段を設けると共に、上部フレームに上部連結手段を設けており、延長壁体は、多数の透孔を有する矩形状のパネル体の周囲を囲繞すると共に据置き壁体と同幅寸法に形成された枠フレームを備え、該枠フレームの左右側部フレームに側部連結手段を設けると共に、下部フレームに下部連結手段を設けており、上下方向に関して、据置き壁体の上部フレームに延長壁体の下部フレームを重ねた状態で、相互にそれぞれの上部連結手段と下部連結手段を介して固着し、左右方向に関して、隣り合う一対の据置き壁体の側部フレームを重ねた状態で、相互にそれぞれの側部連結手段を介して固着すると共に、隣り合う一対の延長壁体の側部フレームを重ねた状態で、相互にそれぞれの側部連結手段を介して固着することにより、延長拡大された育成用壁面及びプランタ取付面を形成して成る点にある。
更に、本発明が第三の手段として構成したところは、前記第一の手段において構成した据置き壁体の複数と、該据置き壁体の上部に配置される頂部壁体と、該据置き壁体の側部に配置される端部壁体とから構成されており、据置き壁体は、矩形状に形成されたパネル体の周囲を囲繞する枠フレームを備え、該枠フレームの左右側部フレームに側部連結手段を設けると共に、上部フレームに上部連結手段を設けており、頂部壁体は、多数の透孔を有する矩形状のパネル体の両側縁に頂部連結手段を設けており、端部壁体は、多数の透孔を有する下向き末広がり状のパネル体の両側縁に端部連結手段を設けており、一対の据置き壁体を相互に背面を対向せしめた状態で配置し、この一対の据置き壁体の上部フレームの間に頂部壁体を架設し、頂部壁体の頂部連結手段とそれぞれの据置き壁体の上部フレームの上部連結手段を介して固着することにより、断面ほぼ台形状のプランタ用空間を形成し、プランタ用空間の両端を端部壁体により閉蓋し、端部壁体の端部連結手段とそれぞれの据置き壁体の側部フレームの側部連結手段を介して固着することにより、籠状のブロック壁を形成して成る点にある。
請求項1に記載の本発明によれば、据置き壁体は、接地座を床面に接地した状態で、脚体によりパネル体を傾斜姿勢で自己起立保持されるので、適所に対する設置を容易に行うことができ、従来のように複数作業者による協力が必要としないので、例えば、一人の作業者によっても容易に設置作業を行うことができる。
そして、自己起立保持されたパネル体の背面には、下向き傾斜するプランタ取付面が形成されているので、パネル体の上下方向中途部にプランタを宙吊り状態に取付けることにより、該プランタからツル科植物を成長せしめれば、パネル体の全面にわたる繁殖を早期に可能とすることができ、しかも、プランタがパネル体の背面に位置し、正面からは視認されないので見栄えが良い。この際、繁殖後、育成用壁面は、ほぼ全面をツル科植物の葉により被われるが、葉に付着した雨水は、鉛直方向に落下するので、滴下する雨水が傾斜角度θに応じて下方に位置するプランタにより好適に受止められる。
また、請求項2に記載の本発明によれば、据置き壁体を自己起立保持せしめた状態で、左右方向に関しては、隣り合う一対の据置き壁体の側部フレームを重ねた状態で、相互にそれぞれの側部連結手段を介して固着し、上下方向に関しては、据置き壁体の上部フレームに延長壁体の下部フレームを重ねた状態で、相互にそれぞれの上部連結手段と下部連結手段を介して固着する構成であるから、複数の据置き壁体と延長壁体を連結により展開することにより、延長拡大された育成用壁面及びプランタ取付面を容易に構築することができ、少人数の作業者により展開された広域面による育成用壁面を容易に構築できるという効果がある。
そして、この場合も、パネル体の上下方向中途部にプランタを宙吊り状態に取付けることにより、広域面による育成壁面の全面にわたり繁殖を早期に可能とすることができ、しかも、プランタが正面からは視認されないので見栄えが良い。
更に、請求項3に記載の本発明によれば、相互に背面を対向せしめた状態で配置された一対の据置き壁体に対して、該据置き壁体の上部フレームの間に頂部壁体を架設し、頂部壁体の頂部連結手段とそれぞれの据置き壁体の上部フレームの上部連結手段を介して固着することにより、断面ほぼ台形状のプランタ用空間を形成する構成であるから、プランタ用空間の内部にプランタを設置することにより、正面と背面の両面に形成された育成用壁面に対してツル科植物の葉を繁殖させることが可能になり、プランタ用空間の両端を端部壁体により閉蓋するとにより、籠状のブロック壁を形成するものであるから、それ自体を構築壁等として利用できる効果がある。
そして、この場合も、据置き壁体は、接地座を床面に接地した状態で、脚体によりパネル体を傾斜姿勢で自己起立保持されるので、少人数の作業者により籠状のブロック壁を容易に構築できるという効果がある。
以下図面に基づいて本発明の好ましい実施形態を詳述する。
(据置き壁体の構成)
図1は、据置き壁体1を示しており、据置き壁体1は、貫設された多数の透孔2aを介してツル科植物のツルを沿わしめる育成用壁面2を正面に形成したパネル体3と、該パネル体3の下端部に取付けられた脚体4とを備えている。
図例の場合、パネル体3は、格子状に配置された線材から構成されているが、シート状体に多数の孔を穿孔したものでも良く、矩形状に形成されたパネル体3の周囲を囲繞する枠フレーム5を備えている。枠フレーム5は、左右の側部フレーム5a、5bのそれぞれにボルト孔等から成る側部連結手段6を設け、上部フレーム5cにボルト孔等から成る上部連結手段7を設けており、下部フレーム5dにもボルト孔等からなる下部連結手段4aを設けている。
前記脚体4は、床面に接地される接地座8と、該接地座8をパネル体3の下部フレーム5dに連結固着するための連結部9とを備え、該連結部9の上部にボルト孔等から成る着脱連結手段4bを設けている。従って、着脱連結手段4bを前記下部フレーム5dの下部連結手段4aに合致せしめた状態で、ボルト・ナット等の連結具4cを介して脚体4が下部フレーム5dに着脱自在に固着され、接地座8を床面に設置した状態で、前記連結部9を介して、正面の育成用壁面2が上向き傾斜するようにパネル体3を鉛直線Vに対して所定角度θを有して傾斜した姿勢で保持するように構成されている。即ち、据置き壁体1は、接地座8を床面に接地した状態で、脚体4によりパネル体3を傾斜姿勢で自己起立保持せしめ、パネル体3の背面に下向き傾斜するプランタ取付面10を形成する。
脚体4の接地座8は、アンカー挿着用の固着孔8aを設けており、床面に接地せしめられた状態で、該固着孔8aを介してアンカーボルト等により固定することができる。脚体4の連結部9は、パネル体3の左右の側部フレーム5a、5bの延長線上に位置して設けられ、該延長線に対して左右対称となるように連結孔9aを設けており、後述するように育成用壁面2を展開するために接続される複数の据置き壁体1、1を該連結孔9aを介して相互に連結せしめられる。
プランタ11は、従来公知のものを使用できるが、フック片等の吊持手段12を設けており、プランタ取付面10からパネル本体3の透孔2aに係脱自在に係止される。
このように構成された据置き壁体1は、それのみで使用可能であり、正面に育成用壁面2を構成する。この際、前述のように据置き壁体1は、脚体4を介して、所定角度θを有する傾斜姿勢で自己起立保持せしめられるので、作業者は、簡単に据置き壁体1を所望の床面に設置し、接地座8の固着孔8aを介してアンカーボルト等により床面に固定せしめることができる。
そして、設置された据置き壁体1の背面には下向き傾斜するプランタ取付面10が形成されているので、ツル科植物の苗を植栽したプランタ11を該取付面10に吊持せしめることにより、ツル科植物を透孔2aを介して正面の育成用壁面2に繁殖させることができる。
図2は、育成用壁面2を延長展開せしめるため、複数の据置き壁体1、1を左右に連設する場合の連結方法を示している。図2(A)に示すように、隣り合う据置き壁体1、1は、それぞれの側部フレーム5a、5bの相互に重ね合わせられる側面に対して、脚体4の連結部9に左右対称位置となるように連結孔9aを配置している。従って、図2(B)に示すように、隣り合う据置き壁体1、1の側部フレーム5a、5bの対向面を相互に重ね合わせると、前後に重ね合わせられた一対の連結部9、9の間において連結孔9aが合致されるので、ボルト・ナット13により固着することが可能になる。
また、この際、隣り合う据置き壁体1、1の相互において左右に重ね合わせられた側部フレーム5a、5bの側部連結手段6、6を構成する孔が合致するので、ボルト・ナット14により固着することが可能になる。
このようにして据置き壁体1の複数を連結することにより同一線上に延長せしめ育成用壁面2を展開することができる。
(広域面による育成壁面)
図3は、前述の据置き壁体1の複数と、該据置き壁体1の上部に連設される延長壁体15の複数を連結することにより、上下左右に展開状に拡大された広域面による育成用壁面2eを形成した実施形態を示している。
図4に示すように、据置き壁体1は、図1に示した構成と同様である。これに対して、延長壁体15は、据置き壁体1のパネル体3と同一の構成である。即ち、据置き壁体1から脚体4、4を取り外したパネル体3が共通部品として延長壁体15を構成し使用されるものである。従って、延長壁体15の構成は、上述したパネル体3の説明がそのまま該当するが、説明の便宜上、図面に独自の符号を付して説明する。
延長壁体15は、格子状に配置された線材から成る多数の透孔を有する矩形状のパネル体16の周囲を囲繞する枠フレーム17を備え、枠フレーム17の幅寸法は、据置き壁体1の枠フレーム5の幅寸法と同一寸法に形成されている。枠フレーム17は、左右の側部フレーム17a、17bにボルト孔等から成る側部連結手段18を設けると共に、下部フレーム17dにボルト孔等から成る下部連結手段19を設けており、更に、上部フレーム5cにもボルト孔等から成る上部連結手段20を設け、複数の延長壁体15を更に上下に連設可能な構成としている。
そこで、上下方向に関して、据置き壁体1の上部フレーム5cに延長壁体16の下部フレーム17dを重ねた状態で、相互にそれぞれの上部連結手段7と下部連結手段19の孔が合致するので、ボルト・ナット等の連結具により固着することができる。そして、左右方向に関して、隣り合う一対の据置き壁体1、1は、図2に示したように連結される。また、隣り合う一対の延長壁体16、16は、側部フレーム17aと17bを重ねた状態で、相互にそれぞれの側部連結手段18の孔が合致するので、ボルト・ナット等の連結具により固着することができ、これにより延長拡大された育成用壁面2e及びプランタ取付面10eが形成される。
このような広域面による育成用壁面2e及びプランタ取付面10eは、例えば、図3に示すように既設の建築物又は構築物の壁面に沿って構築され、据置き壁体1から上部の延長壁体15に向けて傾斜角度θにより下向きとされたプランタ取付面10eを形成しているので、ツル科植物の苗を植栽したプランタ11を該取付面10eに吊持せしめることにより、ツル科植物を正面の育成用壁面2eに繁殖させることができる。尚、繁殖後、育成用壁面2eは、ほぼ全面をツル科植物の葉により被われるが、葉に付着した雨水は、鉛直方向に落下するので、滴下する雨水が傾斜角度θに応じて下方に位置するプランタ11により好適に受止められる。
(籠状のブロック壁による育成壁面)
図5は、前述の据置き壁体1の複数と、頂部壁体21と、端部壁体22により、籠状のブロック壁23の正面と背面の両面に拡大された広域面による育成用壁面2eを形成した実施形態を示している。
図6に示すように、据置き壁体1は、図1に示した構成と同様であり、一対の据置き壁体1、1を相互に背面を対向せしめた状態で配置される。これに対して、頂部壁体21は、格子状に配置された線材から成る多数の透孔を有する矩形状のパネル体24の両側縁にボルト孔等から成る頂部連結手段25を設けており、背あわせ状に配置された一対の据置き壁体1、1の上部フレーム5c、5cの間に頂部壁体21を架設すると、頂部壁体21の頂部連結手段25とそれぞれの据置き壁体1の上部フレーム5cの上部連結手段7の孔が合致されるので、ボルト・ナット等の連結具により固着することができ、これにより断面ほぼ台形状のプランタ用空間Sが形成される。
左右方向に関して、隣り合う一対の据置き壁体1、1は、図2に示したように連結されるので、それぞれの上部に頂部壁体21を架設し固着することにより、図5に示すような長い台形状の壁体が構築される。この際、図3及び図4のように、据置き壁体1の上に延長壁体16を連設することにより、壁体を背が高くなるように構成しても良い。
端部壁体22は、格子状に配置された線材から成る多数の透孔を有する下向き末広がり状のパネル体26の左右両側に側部フレーム27を設けており、該側部フレーム27にボルト孔等から成る端部連結手段28を設けている。端部壁体22は、前述のようにして構築されたプランタ用空間Sの両端を閉蓋する。端部壁体22の側部フレーム27、27を背あわせ状に配置された据置き壁体1、1の側部フレーム5a、5bに重ね合わせると、端部連結手段28と側部連結手段6を構成する孔が合致するので、ボルト・ナット等の連結具により固着することができる。
このような籠状のブロック壁23は、例えば、図3に示すようにビルの屋上等において防護壁に沿って構築され、内部のプランタ用空間Sにおいて、ツル科植物の苗を植栽したプランタ11をプランタ取付面に吊持せしめることにより、ツル科植物を育成用壁面2eに繁殖させることができる。尚、繁殖後、頂部壁体21を含む育成用壁面2eは、ほぼ全面をツル科植物の葉により被われるが、葉に付着した雨水は、鉛直方向に落下するので、滴下する雨水が傾斜角度θに応じて下方に位置するプランタ11により好適に受止められる。
本発明のツル科植物育成装置を構成する据置き壁体の1実施形態を示しており、(A)は正面側を示す斜視図、(B)はプランタと共に背面側を示す斜視図である。 据置き壁体における脚体の連結部を示しており、(A)は連結前の状態を示す正面図、(B)は連結状態を示す正面図である。 据置き壁体と延長壁体により広域面を成す育成用壁面を構築した実施形態を示す斜視図である。 据置き壁体と延長壁体の関係を示す斜視図である。 据置き壁体と頂部壁体と端部壁体により籠状のブロック壁による育成壁面を構築した実施形態を示す斜視図である。 据置き壁体と頂部壁体と端部壁体の関係を示す斜視図である。
符号の説明
1 据置き壁体
2、2e 育成用壁面
3 パネル体
4 脚体
4a 下部連結手段
4b 着脱連結手段
4c 連結具
5 枠フレーム
5a、5b 側部フレーム
5c 上部フレーム
5d 下部フレーム
6 側部連結手段
7 上部連結手段
8 接地座
9 連結部
10、10e プランタ取付面
11 プランタ
15 延長壁体
16 パネル体
17 枠フレーム
17a、17b 側部フレーム
17c 上部フレーム
17d 下部フレーム
18 側部連結手段
19 下部連結手段
20 上部連結手段
21 頂部壁体
22 端部壁体
23 籠状のブロック壁
24 パネル体
25 頂部連結手段
26 パネル体
28 端部連結手段

Claims (3)

  1. 貫設された多数の透孔を介してツル科植物のツルを沿わしめる育成用壁面を正面に形成したパネル体と、該パネル体の下端部に取付けられた脚体とから成る据置き壁体を構成しており、
    前記脚体は、床面に接地される接地座と、該接地座をパネル体の下端部に連結する連結部とを備え、該連結部は、正面の育成用壁面が上向き傾斜するようにパネル体を鉛直線に対して所定角度θを有して傾斜した姿勢で保持するように構成されており、
    接地座を床面に接地した状態で、脚体によりパネル体を傾斜姿勢で自己起立保持せしめると共に、パネル体の背面に下向き傾斜するプランタ取付面を形成して成ることを特徴とするツル科植物育成装置。
  2. 請求項1に記載の据置き壁体の複数と、該据置き壁体の上部に連設される延長壁体の複数とから構成されており、
    据置き壁体は、矩形状に形成されたパネル体の周囲を囲繞する枠フレームを備え、該枠フレームの左右側部フレームに側部連結手段を設けると共に、上部フレームに上部連結手段を設けており、
    延長壁体は、多数の透孔を有する矩形状のパネル体の周囲を囲繞すると共に据置き壁体と同幅寸法に形成された枠フレームを備え、該枠フレームの左右側部フレームに側部連結手段を設けると共に、下部フレームに下部連結手段を設けており、
    上下方向に関して、据置き壁体の上部フレームに延長壁体の下部フレームを重ねた状態で、相互にそれぞれの上部連結手段と下部連結手段を介して固着し、
    左右方向に関して、隣り合う一対の据置き壁体の側部フレームを重ねた状態で、相互にそれぞれの側部連結手段を介して固着すると共に、隣り合う一対の延長壁体の側部フレームを重ねた状態で、相互にそれぞれの側部連結手段を介して固着することにより、延長拡大された育成用壁面及びプランタ取付面を形成して成ることを特徴とするツル科植物育成装置。
  3. 請求項1に記載の据置き壁体の複数と、該据置き壁体の上部に配置される頂部壁体と、該据置き壁体の側部に配置される端部壁体とから構成されており、
    据置き壁体は、矩形状に形成されたパネル体の周囲を囲繞する枠フレームを備え、該枠フレームの左右側部フレームに側部連結手段を設けると共に、上部フレームに上部連結手段を設けており、
    頂部壁体は、多数の透孔を有する矩形状のパネル体の両側縁に頂部連結手段を設けており、
    端部壁体は、多数の透孔を有する下向き末広がり状のパネル体の両側縁に端部連結手段を設けており、
    一対の据置き壁体を相互に背面を対向せしめた状態で配置し、この一対の据置き壁体の上部フレームの間に頂部壁体を架設し、頂部壁体の頂部連結手段とそれぞれの据置き壁体の上部フレームの上部連結手段を介して固着することにより、断面ほぼ台形状のプランタ用空間を形成し、
    プランタ用空間の両端を端部壁体により閉蓋し、端部壁体の端部連結手段とそれぞれの据置き壁体の側部フレームの側部連結手段を介して固着することにより、籠状のブロック壁を形成して成ることを特徴とするツル科植物育成装置。
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