JPH0965768A

JPH0965768A - 取付式緑化壁面

Info

Publication number: JPH0965768A
Application number: JP25807795A
Authority: JP
Inventors: Hidesato Fujii; 秀慧藤井
Original assignee: Individual
Current assignee: Individual
Priority date: 1995-08-29
Filing date: 1995-08-29
Publication date: 1997-03-11

Abstract

(57)【要約】【目的】取付式緑化壁面を取り付けることによりどこ
にでも短期間で緑の壁面を現出させる。【構成】上部がツタなど蔓性の植物がはい登る支持材
となり下部にその根をを保持するプランターなどの保持
材より形成される緑化壁面用基材をつくり、その基材に
ツタなどの蔓性植物を繁茂させた運んで取り付けができ
る緑化壁面。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】この発明は緑化した壁面を短期
間に現出させることに関するものである。

【０００２】

【従来の技術】従来は、壁面の下部にツタなどの蔓性
植物を植え、それを育成して繁茂させるか、成長するに
従って下方へ垂れ下がってくる植物を壁面の上部に植え
付けるか、によりツタなどの蔓性植物が繁茂した緑化壁
面を現出させた。

【０００３】

【発明が解決しようとする課題】従来の技術には次の
ような欠点があった。（イ）ツタなど蔓性植物を植えて育成し、壁面に繁茂さ
せるには相当の年月を要するので、短期間にツタなど蔓
性植物が繁茂した壁面を現出することは不可能であっ
た。（ロ）日照条件が悪い場所ではツタなど蔓性植物が繁茂
した壁面を現出させることは不可能であった。（ハ）成長するに従って下方へ垂れ下がって来る植物で
広い面積の緑化に役立つ植物はなかった。

【０００４】

【問題を解決するための手段】あらかじめ別の場所で
ツタなど蔓性植物を繁茂させるための基材にツタなど蔓
性植物を植生し基材面に繁茂せさた取り付け式緑化壁面
を製作し、それを施設場所に持ち込んで取り付ける。本
発明は施設場所に持ち込んで取り付けるための、以上の
構成よりなる取り付け式緑化壁面である。

【０００５】

【作用】所定の場所に所要の基材を設備し、その下方
に根付きの蔓性植物を植え、基材の面全体に繁茂させ、
それを施行場所に持ち込んで取り付けて、緑化壁面を現
出させる。

【０００６】

【実施例】以下、本発明の実施例について図面を参照
しながら説明する。（イ）上部はツタがはい登るための板で作った支持材
（１）で、下部にツタの根を保持するプランター（３）
を取り付けた緑化壁面用基材を形成する。基材には設置
用の取付具（２）を設けておく。（ロ）この緑化壁面用基材（１）を農場などに仮設し、
それにツタを育成し繁茂させた緑化壁面を生成する。（ハ）このツタが繁茂した緑化壁面を根付きで土（５）
とともに希望する地点に運搬して取り付ける。なお、（ニ）緑化のための植物はツタではなく、テイカカズラ
でもツルマサキでもポトスでも蔓性の植物ならばよい。（ホ）ツタがはい登る支持材の材質は、板ではなく石膏
ボードでもコンクリートでも、ヘゴ材でもよく、形状
も、板状ではなくて、棒状や、格子状で向う側が透けて
見えるものでも、蔓性植物がはい登るものならよい。（ヘ）根を保持するものは、プランターでなくて鉢でも
いいし、また固形でなく袋状にした網でもよく、要は根
が傷まずに運搬できて、植え付けができればよい。（ト）根を保持するものは、基材の一番下ではなく、途
中に取り付けられているものでも、緑化が求められる壁
面が緑化されるならそれでよい。（チ）釘を打ち付けることなどにより所定の場所に取り
付けがなされる場合などは支持材取付具は必ずしもなく
てもよい。

【０００７】

【発明の効果】本発明による効果は次のとおりであ
る。（イ）育成したものを持ち込むので、希望する場所に短
期間で緑の壁面を現出させることができる。また日照の
すくない場所でも、屋内でも緑の壁面の現出が可能であ
る。（ロ）年月の経過や日照条件などにより緑化壁面が劣化
しても、新しい緑化壁面と取り替えることにより、速や
かに青々とした緑の壁面を再生することができる。（ハ）両面にツタを繁茂させたツイタテなどこれまでに
ない新タイプのインテリアグッズを開発できる。

【図面の簡単な説明】

【図１】上部が板でできた支持材、下部がプ
ランターより形成された緑化壁面用基材の斜視図であ
る。

【図２】

【図１】の基材に蔓性植物を繁茂させた取付式緑化壁面
の斜視図である。

【図３】

【図２】の取付式緑化壁面を施工場所に複数個を取付た
ものの斜視図である。

【図４】材質がヘゴ材よりできており、形状
が格子状となっている支持材の斜視図である。

【図５】ヘゴを材質とする支持材とプランタ
ーより形成された基材に蔓性植物を繁茂させてできたイ
ンテリア用の緑化壁面の斜視図である。

【符号の説明】

１板でできている蔓性植物支持材２支持材取付具３プランター４蔓性植物５土６蔓性植物を繁茂させた複数個の緑化壁面７ヘゴ材

Claims

【特許請求の範囲】

【請求項１】ツタなど蔓性植物を繁茂させるための
基材にツタなど根付き蔓性植物を植生し基材面に繁茂さ
せた取付式緑化壁面。