JP2006074652A - 撮像装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】手振れ補正機構を有する撮像装置において手振れ補正性能と静音性能とのバランスを適切にとる。
【解決手段】デジタルカメラでは、CCDを移動させることによって手振れ補正を行う手振れ補正機構を備えている。手振れ補正機構のアクチュエータへの駆動電流値は、環境音の音量が比較的大きいときは高電流値に設定され(ステップST13)、環境音の音量が比較的小さいときは低電流値に設定される(ステップST14)。これにより、環境音の音量が比較的大きいときは手振れ補正性能を向上でき、一方、環境音の音量が比較的小さいときは静音性能を向上して、駆動音による弊害を防止できる。
【選択図】図7
【解決手段】デジタルカメラでは、CCDを移動させることによって手振れ補正を行う手振れ補正機構を備えている。手振れ補正機構のアクチュエータへの駆動電流値は、環境音の音量が比較的大きいときは高電流値に設定され(ステップST13)、環境音の音量が比較的小さいときは低電流値に設定される(ステップST14)。これにより、環境音の音量が比較的大きいときは手振れ補正性能を向上でき、一方、環境音の音量が比較的小さいときは静音性能を向上して、駆動音による弊害を防止できる。
【選択図】図7
Description
本発明は、画像中の被写体像のぶれを抑制する手振れ補正手段を有する撮像装置に関する。
一般に、人間の手のみによって撮像装置を保持して被写体の撮影を行う場合、微小な撮像装置の振動が生じ、被写体に対して相対的に撮影レンズの光軸が移動することから、取得される画像中において「手振れ(カメラぶれ)」と呼ばれる被写体像のぶれが生じる。
従来より、このような手振れを補正するための手振れ補正機構を有するデジタルカメラなどの撮像装置が知られている。このような手振れ補正機構は、撮像装置の振動を複数の角速度センサ等により検出し、検出された振動に応じて撮影レンズ内の補正レンズあるいは撮像素子等を移動させることにより、撮影レンズによって結像される光像(イメージサークル)と撮像素子により取得される領域との相対位置を変更して、手振れを補正するようになっている(例えば、特許文献1参照。)。
その他、この出願に関連する先行技術文献情報として特許文献2がある。
ところで、上記のような手振れ補正機構は、補正レンズや撮像素子を移動させるものであるため、手振れ補正動作にあたって駆動音が生じることになる。しかしながら、このような駆動音が発生すると、種々の弊害を生じる。
例えば、博物館や展覧会場等の静粛さが要求される場所においては、手振れ補正機構の駆動音は周囲の迷惑となる可能性がある。また、撮像素子にて得られる動画像とマイクによって得られる環境音(音声)とを同時に記録することが可能な撮像装置では、記録される音声に手振れ補正機構の駆動音がノイズとして含まれてしまう可能性がある。
このようなことから手振れ補正機構の駆動音量は、できるだけ低減することが好ましい。この駆動音量の低減の一の手法としては、手振れ補正機構を駆動する駆動電流値を低下させることが考えられる。しかしながら、単に一律に駆動電流値を低下させると、駆動音量だけでなく手振れ補正性能までも低下してしまう。つまり、駆動音量の低下させる静音性能を優先すると手振れ補正性能が悪化し、逆に、手振れ補正性能を優先すると静音性能が悪化するというように、「静音性能」と「手振れ補正性能」とが相反して競合することになる。
本発明は、上記課題に鑑みてなされたものであり、静音性能と手振れ補正性能とのバランスを適切にとることができる撮像装置を提供することを目的とする。
上記課題を解決するため、請求項1の発明は、撮像装置であって、撮影レンズを介して結像される光像の一部領域を画像として取得する撮像手段と、前記撮像装置の振動に応じて前記一部領域と前記光像との相対的な位置を変更することにより、前記画像中の被写体像のぶれを抑制する手振れ補正手段と、前記撮像装置が配置されている環境状態を検出する状態検出手段と、前記手振れ補正手段の駆動音量に影響する前記手振れ補正手段の制御値を、前記環境状態に応じて変更する変更手段と、を備えている。
また、請求項2の発明は、請求項1に記載の撮像装置において、前記状態検出手段は、環境音を検出する音声検出手段、を含み、前記変更手段は、前記環境音の音量に応じて前記制御値を変更する。
また、請求項3の発明は、請求項2に記載の撮像装置において、前記撮像手段で取得された画像に基づいて動画像を生成する生成手段と、前記環境音を付加した前記動画像を動画ファイルとして記録する記録手段と、をさらに備えている。
また、請求項4の発明は、請求項2または3に記載の撮像装置において、前記変更手段は、前記環境音の音量がしきい値よりも大きいときは、前記駆動音量が比較的大きくなる第1値に前記制御値を設定し、前記環境音の音量が前記しきい値よりも小さいときは、前記駆動音量が比較的小さくなる第2値に前記制御値を設定する。
また、請求項5の発明は、請求項1ないし4のいずれかに記載の撮像装置において、前記変更手段を能動化するか否かの能動設定をユーザから受け付ける第1受付手段、をさらに備え、前記変更手段は、前記能動設定に従って能動化/非能動化される。
また、請求項6の発明は、請求項5に記載の撮像装置において、前記変更手段を非能動化するときに前記制御値に設定すべきユーザ設定値をユーザから受け付ける第2受付手段、をさらに備え、前記変更手段を非能動化するとき、前記制御値は前記ユーザ設定値に設定される。
また、請求項7の発明は、請求項4に記載の撮像装置において、前記制御値が前記第1値のときは、前記しきい値を比較的小さく設定し、前記制御値が前記第2値のときは、前記しきい値を比較的大きく設定するしきい値設定手段、をさらに備えている。
また、請求項8の発明は、請求項1ないし4のいずれかに記載の撮像装置において、前記変更手段は、前記変更手段が前記制御値を変更してから所定時間が経過するまでの間、非能動化される。
請求項1ないし8の発明によれば、環境状態に応じて手振れ補正手段の制御値を変更するため、静音性能と手振れ補正性能とのバランスを適切にとることができる。
また、特に請求項2の発明によれば、環境音の音量に応じて駆動音による弊害の程度は変化することから、環境音の音量に応じて制御値を変更することで、静音性能と手振れ補正性能とのバランスをさらに適切にとることができる。
また、特に請求項3の発明によれば、記録される動画ファイル中に含まれる環境音に対する、手振れ補正手段の駆動音のノイズとしての影響を抑制することができる。
また、特に請求項4の発明によれば、環境音の音量が小さいときは静音性能を向上させて、手振れ補正手段の駆動音による弊害を効果的に防止できる一方、環境音の音量が大きいときは駆動音量が多少大きくとも弊害は少ないため、手振れ補正性能を向上できる。
また、特に請求項5の発明によれば、ユーザが所望のときには、静音性能が変更されないように設定することができる。
また、特に請求項6の発明によれば、静音性能の程度をユーザが所望に設定することができる。
また、特に請求項7の発明によれば、一旦制御値が変更されると制御値がすぐには変更されないため、駆動音量が頻繁に変更されることを防止できる。
また、特に請求項8の発明によれば、一旦制御値が変更されると制御値がすぐには変更されないため、駆動音量が頻繁に変更されることを防止できる。
以下、図面を参照しつつ本発明の実施の形態について説明する。
<1.第1の実施の形態>
<1−1.デジタルカメラの構成>
図1は、本発明の実施の形態に係る撮像装置であるデジタルカメラ1の主たる構成を示す断面図である。このデジタルカメラ1は、手振れによる画像中の被写体像のぶれを補正(抑制)する手振れ補正機能を有している。図に示すようにデジタルカメラ1は、主としてカメラ本体部2と、カメラ本体部2のハウジング2aに固設される撮影レンズ3とから構成される。
<1−1.デジタルカメラの構成>
図1は、本発明の実施の形態に係る撮像装置であるデジタルカメラ1の主たる構成を示す断面図である。このデジタルカメラ1は、手振れによる画像中の被写体像のぶれを補正(抑制)する手振れ補正機能を有している。図に示すようにデジタルカメラ1は、主としてカメラ本体部2と、カメラ本体部2のハウジング2aに固設される撮影レンズ3とから構成される。
なお、以下の説明においては、図に示すXYZ3次元直交座標系を適宜用いて、方向及び向きを示すこととする。ここで、Z軸方向は撮影レンズ3の光軸Lに沿った方向であり、Z軸+側は入射光の入射先となる向き(図において右向き)である。また、Y軸方向は鉛直方向であり、Y軸+側は鉛直上向き(図において上向き)である。さらに、X軸方向は図面(紙面)に対しての垂直方向であり、X軸+側は図面(紙面)に対する垂直下向きである。これらXYZ軸は、カメラ本体部2のハウジング2aに対して相対的に固定される。
撮影レンズ3は主として、鏡胴31、並びに、鏡胴31の内部に設けられる複数のレンズ群32及び絞り33から構成される。レンズ群32には、焦点距離(撮影倍率)を変更するためのズーム用レンズや、焦点位置(被写体像の合焦状態)を変更するためのフォーカス用レンズ等が含まれている。撮影レンズ3を介して形成される光像は、結像されるXY平面(以下、「結像平面」という。)上において光軸の位置を中心とした略円形状となり「イメージサークル」と呼ばれる。
撮影レンズ3の光軸Lの後方(Z軸+側)には、カメラ本体部2のハウジング2aに収容されたCCD5が配置されている。CCD5は、カラーフィルタがそれぞれ付された微細な画素群で構成される撮像素子であり、撮影レンズ3によって結像された光像を、例えばRGBの色成分を有する画像信号に光電変換する。上述した結像平面はCCD5の受光面に一致するように調整されるため、イメージサークル中の一部の領域が画像として取得される。
CCD5はCCD移動部50内に固定されて配置される。CCD5は、このCCD移動部50によりZ軸に直交するXY平面内にて移動することが可能とされている。図2は、CCD5を含めたCCD移動部50の分解斜視図である。
図2に示すように、CCD移動部50は主として、ハウジング2aに固設されるベース板51と、ベース板51に対してX軸方向に移動する第1スライダ52と、第1スライダ52に対してY軸方向に移動する第2スライダ53との3つの部材から構成される。
ベース板51は、撮影レンズ3からの入射光を通過可能に中央部が開口しており、X軸方向に延設される第1アクチュエータ511と、スプリング55を掛けるための第1スプリング掛け512とを備えている。第2スライダ53は、CCD5を固設するための開口部533がその中央部に形成されるとともに、Y軸方向に延設される第2アクチュエータ531と、剛球54をZ軸+側及び−側の両面に遊嵌する剛球受け532とを備えている。また、第1スライダ52は中央部が開口しており、第1アクチュエータ511に対向する第1摩擦結合部521と、第2アクチュエータ531に対向する第2摩擦結合部522とがそれぞれ設けられる。さらに、第1スライダ52には、第1スプリング掛け512と対向するように、スプリング55を掛けるための第2スプリング掛け523が設けられる。
第1アクチュエータ511及び第2アクチュエータ531の双方は、その延在方向に駆動自在な駆動ロッドを備えている。駆動ロッドは、アクチュエータ511,531に与えられる駆動信号に基づいて、その駆動信号が示す量及び向きに移動するようになっている。
CCD移動部50が組み上げられるときには、CCD5が第2スライダ53の開口部533に嵌合して固設されるとともに、第1アクチュエータ511の駆動ロッドと第1摩擦結合部521とが摩擦結合され、第2アクチュエータ531の駆動ロッドと第2摩擦結合部522とが摩擦結合される。また、ベース板51と第1スライダ52とは、スプリング55によって相互に接近する向きに付勢される。このとき、第2スライダ53は、ベース板51と第1スライダ52とに剛球54を介して挟み込まれた状態とされる。これにより、Z軸−側から+側に向かって、ベース板51、第2スライダ53、第1スライダ52の順に重なって、これら部材51,53,52が配置されることとなる。
このようなCCD移動部50が組み上げられた状態で、第1アクチュエータ511の駆動ロッドが移動すると、これに摩擦結合する第1摩擦結合部521の移動により第1スライダ52がベース板51に対してX軸方向に移動する。このとき、第1スライダ52の移動にあわせて第2スライダ53もベース板51に対してX軸方向に移動する。また、第2アクチュエータ531の駆動ロッドが移動すると、これに摩擦結合する第2摩擦結合部522の移動により第2スライダ53が第1スライダ52に対してY軸方向に移動する。このとき、第1スライダ52のベース板51に対する移動はなされないため、第2スライダ53は単独でベース板51に対してY軸方向に移動することとなる。
前述したように、ベース板51はハウジング2aに固設され、CCD5は第2スライダ53に固設されることから、CCD5はハウジング2aに対してXY平面(結像平面)内にて相対的に移動することとなる。また、撮影レンズ3はハウジング2aに固設されることから、撮影レンズ3により形成されるイメージサークルの位置は、ハウジング2aに相対的に固定される。したがって、上記のようなCCD移動部50の構成により、撮影レンズ3により形成されるイメージサークル(光像)とCCD5の受光面との相対的な位置が変更可能とされる。すなわち、イメージサークルの全体に対する、画像として取得されるその一部領域の位置が相対的に変更可能とされるわけである。
図1に戻り、CCD5のZ軸+側には、移動するCCD5の位置を検出するためのCCD位置センサ58が配置されている。CCD位置センサ58は、発光ダイオード等で構成される2つの投光部56a,56bと、フォトダイオード等で構成される2つの受光部57a,57bとを備えている。投光部56a,56bはCCD5の裏面側(Z軸+側)に固設される一方、受光部57a,57bは投光部56a,56bにそれぞれ対向するようにカメラ本体部2のハウジング2aに固設される。投光部56a,56bから投光された光は受光部57a,57bにて受光可能となっており、この受光部57a,57bにて受光する光の位置の変化から、CCD5の位置がXY座標位置として求められる。具体的には、第1投光部56a及び第1受光部57aにてCCD5のX軸方向の位置を検出し、第2投光部56b及び第2受光部57bにてCCD5のY軸方向の位置を検出するようになっている。なお、このようなCCD位置センサ58は、磁気発生体(代表的には、電磁石や永久磁石)と磁気センサとで構成してもよい。
また、カメラ本体部2のハウジング2aの内部には、デジタルカメラ1の手振れによる振動を検出する振動センサ40が設けられている。振動センサ40は、2つの角速度センサ(第1角速度センサ41及び第2角速度センサ42)を備えており、第1角速度センサ41にてX軸を中心とした回転振動(ピッチング)Piの角速度が検出され、第2角速度センサ42にてY軸を中心とした回転振動(ヨーイング)Yaの角速度が検出される。この振動センサ40により検出される2つの角速度に基づいて、CCD移動部50によってX軸及びY軸の双方向にCCD5が移動されることにより、画像中の被写体像のぶれの補正、すなわち、手振れ補正がなされることとなる。したがって、デジタルカメラ1においてCCD移動部50は、手振れ補正機能における駆動機構(手振れ補正機構)としての主要素となる。
カメラ本体部2の上面側にはシャッタボタン61が設けられる。シャッタボタン61は、撮像(露光開始)などの指示をユーザから受け付けるボタンである。また、カメラ本体部2の前面側には、デジタルカメラ1が配置されている場所周辺の環境音を検出するマイク24が設けられている。
また一方、カメラ本体部2の背面側には、各種のユーザ操作を受け付ける操作部材62と、設定用の画面(設定メニュー)や画像を表示する表示部63とが設けられる。操作部材62には、電源のオンオフを切り替える電源スイッチと、方向の指示を受け付ける十字キーと、決定の指示を受け付ける決定ボタンと、デジタルカメラ1の動作モードの切替指示を受け付けるモード切替スイッチとが含まれている。
本実施の形態のデジタルカメラ1の動作モードには、被写体を撮影して静止画像を記録する「静止画撮影モード」と、被写体を撮影して動画像を記録する「動画撮影モード」と、記録された画像を再生表示する「再生モード」とが含まれている。
表示部63は、カラー表示が可能な液晶ディスプレイなどで構成される。「静止画撮影モード」や「動画撮影モード」の撮影待機状態においては、表示部63に、被写体の状態を示す画像がライブに(リアルタイムに)表示されるライブビュー表示がなされる。ユーザは、このような表示部63のライブビュー表示により被写体のその時点の状態を確認でき、表示部63をファインダ替わりに利用できる。また、「再生モード」においては、記録された静止画像や動画像が表示部63に再生表示される。
カメラ本体部2の内部には、各種データを記録するメモリカード91(図3参照。)を挿入して装着することが可能とされる。メモリカード91には、CCD5にて取得された画像に基づく静止画像及び動画像が、所定形式のファイルとして記録される。
手振れ補正機能を含むデジタルカメラ1の各種の機能は、カメラ本体部2のハウジング2a内に設けられる全体制御部の制御に基づいて行われる。図3は、この全体制御部7を含めたデジタルカメラ1の主たる機能構成を機能ブロックとして示す図である。
図3に示すように、デジタルカメラ1の内部には、装置全体を制御する全体制御部7が設けられている。前述したCCD5、CCD移動部50、CCD位置センサ58、振動センサ40、マイク24、シャッタボタン61、操作部材62及び表示部63等のデジタルカメラ1の各部はこの全体制御部7に電気的に接続され、全体制御部7の制御下にて動作する。これとともに、CCD位置センサ58にて検出されるCCD5の位置、振動センサ40にて検出される角速度、マイク24によって検出される環境音、シャッタボタン61や操作部材62の操作内容等は、それぞれ信号として全体制御部7に入力される。
レンズ駆動部25は、撮影レンズ3に設けられる複数のレンズ群32及び絞り33を駆動し、撮影レンズ3における焦点距離、焦点位置及び絞り33の開口径を調整する。レンズ駆動部25も電気的に全体制御部7に接続され、全体制御部7の制御下にて動作する。
アクチュエータ駆動部26は、CCD移動部50の第1アクチュエータ511及び第2アクチュエータ531を駆動する。具体的には、アクチュエータ駆動部26は、全体制御部7からの信号に基づいて、必要な量及び向きにCCD5を移動させるような駆動信号をアクチュエータ511,531に送信する。
アクチュエータ駆動部26はまた、全体制御部7からの信号に基づいてアクチュエータ511,531を駆動する駆動電流値を調整する。この駆動電流値が変化されると、これに応じてアクチュエータ511,531の駆動速度が変化する。したがって、この駆動電流値は、手振れ補正性能を規定する手振れ補正機能の制御値となる。すなわち、駆動電流値を比較的高くするとCCD移動部50の反応が速くなって手振れ補正性能が向上し、逆に、駆動電流値を比較的低くするとCCD移動部50の反応が遅くなって手振れ補正性能が低下する。また一方で、この駆動電流値は、静音性能を規定する制御値でもあり、CCD移動部50が発生する駆動音の音量(以下、単に「駆動音量」という。)に影響する。すなわち、駆動電流値を比較的高くするとCCD移動部50で発生する駆動音量が比較的大きくなって静音性能が低下し、逆に、駆動電流値を比較的低くするとCCD移動部50で発生する駆動音量も比較的小さくなって静音性能が向上することになる。
また、図3において、A/D変換部21、画像メモリ22及び画像処理部23は、CCD5にて取得された画像を取り扱う処理部を示している。すなわち、CCD5にて取得されたアナログ信号の画像は、A/D変換部21にてデジタル信号に変換されて、画像メモリ22に格納される。画像メモリ22に格納された画像は、画像処理部23にて所定の画像処理が施され、所定形式のファイルとされてメモリカード91へ記録される。「静止画撮影モード」においては、CCD5によって得られた画像は例えばExif形式の画像ファイルとされて記録される。一方、「動画撮影モード」においては、CCD5によって得られた複数の画像に基づいて動画像が生成され、この動画像にマイク24にて得られる環境音が動画用の音声として付加されて動画ファイルとされ、この動画ファイルが記録される。このような画像に対する画像処理部23等による各種の画像処理も全体制御部7の制御に基づいて行われる。
全体制御部7は、マイクロコンピュータを備えて構成される。すなわち、全体制御部7は、各種演算処理を行うCPU70と、演算を行うための作業領域となるRAM71と、制御プログラム等が記憶されるROM72と、計時回路としてのタイマ79とを備え、上述したようなデジタルカメラ1の各部の動作を統括的に制御する。
全体制御部7の各種の機能は、ROM72に記憶される制御プログラムに従ってCPU70が演算処理を行うことにより実現される。このような制御プログラムは、予めROM72内に記憶されているものであるが、メモリカード91から読み出すなどにより、新たな制御プログラムをROM72に格納することも可能とされている。
このような制御プログラムに従ったCPU70の演算によって実現される全体制御部7の機能には、デジタルカメラ1の上述した各部の動作制御機能の他、絞り値(絞り33の開口径に相当)や露光時間(シャッタスピードに相当)を調整して画像の明るさを適正にする露出制御機能や、被写体像が合焦するように焦点位置を調整するオートフォーカス機能等、種々の機能が含まれている。図3に示す手振れ制御部73及び電流値制御部74は、このような全体制御部7の機能の一部を模式的に示している。
手振れ制御部73は、手振れ補正機能に係る制御を行う。つまり、手振れ制御部73は、デジタルカメラ1の振動、すなわち、振動センサ40から入力される2つの角速度に基づいて、アクチュエータ駆動部26に信号を出力してCCD5を適宜移動させ、これにより手振れを適正に補正するように制御する。
電流値制御部74は、アクチュエータ駆動部26に信号を出力して、アクチュエータ511,531を駆動する駆動電流値を変更するように制御する。前述したように、この駆動電流値は、デジタルカメラ1の手振れ補正性能及び静音性能を規定する制御値である。電流値制御部74は、このような駆動電流値を、マイク24で得られた環境音の音量に基づいて調整する。
<1−2.動作概要>
デジタルカメラ1の手振れ補正機能は、「静止画撮影モード」及び「動画撮影モード」において能動化される。以下では、「静止画撮影モード」及び「動画撮影モード」それぞれにおけるデジタルカメラ1の基本的な動作について説明した後に、手振れ補正機能に係る動作を説明する。
デジタルカメラ1の手振れ補正機能は、「静止画撮影モード」及び「動画撮影モード」において能動化される。以下では、「静止画撮影モード」及び「動画撮影モード」それぞれにおけるデジタルカメラ1の基本的な動作について説明した後に、手振れ補正機能に係る動作を説明する。
まず、「静止画撮影モード」の動作について説明する。図4は、デジタルカメラ1の「静止画撮影モード」における動作の概略を示す図である。「静止画撮影モード」においては、デジタルカメラ1はまず、シャッタボタン61の操作を待機する撮影待機状態となる。この撮影待機状態では、シャッタボタン61が押下されるまでの間(ステップS12にてNoの間)、表示部63にてライブビュー表示が行われる。すなわち、所定時間ごとにCCD5により取得された画像が画像処理部23等にて所定の処理がなされた後、表示部63に順次表示される(ステップS11)。
シャッタボタン61が押下されると(ステップS12にてYes)、全体制御部7により、まず、露出制御(AE)及びフォーカス制御(AF)などの撮影準備処理がなされる。そして、手振れ制御部73の制御により、CCD5を移動させて被写体像のぶれを抑制する手振れ補正処理が開始される(ステップS13)。
続いて、CCD5にて露光が行われて画像が取得され(ステップS14)、CCD5における露光が終了すると、手振れ補正処理が終了される(ステップS15)。その後、取得された画像に対して画像処理部23にて所定の処理がなされて画像ファイルが生成され(ステップS16)、生成された画像ファイルが全体制御部7の制御によりメモリカード91に記録されることになる(ステップS17)。画像ファイルが記録されると、デジタルカメラ1は再び撮影待機状態に戻ることになる。
次に、「動画撮影モード」の動作について説明する。図5は、デジタルカメラ1の「動画撮影モード」における動作の概略を示す図である。「動画撮影モード」においても、デジタルカメラ1はまず、シャッタボタン61の操作を待機する撮影待機状態となる。そして、「静止画撮影モード」の同様に、シャッタボタン61が押下されるまでの間(ステップS22にてNoの間)、表示部63にてライブビュー表示が行われる(ステップS21)。
シャッタボタン61が押下されると(ステップS22にてYes)、AE及びAFなどの撮影準備処理がなされるとともに、手振れ制御部73の制御により、CCD5を移動させて被写体像のぶれを抑制する手振れ補正処理が開始される(ステップS23)。さらに、動画像に付与する環境音(音声)を録音するために、マイク24による環境音の取得が開始される(ステップS24)。
続いて、CCD5にて露光が行われて画像が取得される(ステップS25)。このようなCCD5による画像の取得は、動画撮影の終了指示となるシャッタボタン61の再押下がなされるまで(ステップS27にてNoの間)繰り返される。また、このような画像の取得が繰り返されている間においては、これと平行して、取得された画像を順次に結合することにより動画像を生成する処理が、画像処理部23によりなされる(ステップS26)。
このような状態でシャッタボタン61が再押下されると(ステップS27にてYes)、動画撮影(画像の取得及び動画像の生成の繰り返し)が終了されるとともに、手振れ補正処理及び環境音の取得も終了される(ステップS28,S29)。続いて、生成された動画像に、マイク24によって取得された環境音が、画像処理部23により付加されて動画ファイルが生成される(ステップS30)。生成された動画ファイルは、全体制御部7の制御によりメモリカード91に記録される(ステップS31)。動画ファイルが記録されると、デジタルカメラ1は再び撮影待機状態に戻ることになる。
<1−3.手振れ補正処理>
このように、手振れ補正処理は「静止画撮影モード」ではCCD5の露光中(図4:ステップS13〜S15)において、「動画撮影モード」では動画撮影中(図5:ステップS23〜S28)において、それぞれ手振れ制御部73の制御によりなされるようになっている。以下、このような手振れ補正処理の流れについて説明する。
このように、手振れ補正処理は「静止画撮影モード」ではCCD5の露光中(図4:ステップS13〜S15)において、「動画撮影モード」では動画撮影中(図5:ステップS23〜S28)において、それぞれ手振れ制御部73の制御によりなされるようになっている。以下、このような手振れ補正処理の流れについて説明する。
図6は、手振れ補正処理の動作の流れを示す図である。まず、電流値制御部74によって、アクチュエータ511,531の駆動電流値を設定する電流値設定処理(詳細後述)がなされる(ステップS41)。続いて、電流値制御部74からアクチュエータ駆動部26に信号が出力されて、アクチュエータ511,531への通電が開始される。このとき、駆動電流値は電流値設定処理にて設定された値とされる(ステップS42)。
そして、以降、手振れ制御部73の制御により、手振れ(被写体像のぶれ)を抑制するためのCCD5の移動動作(ステップS43〜S45)が繰り返されることとなる。すなわち、振動センサ40により2つの角速度が検出され(ステップS43)、この2つの角速度に基づいてイメージサークル全体における相対的な被写体像の移動位置が導出される(ステップS44)。次に、導出された被写体像の移動位置に応じて、移動すべきCCD5の向き及び量が導出され、導出された向き及び量だけCCD5が移動するように、アクチュエータ駆動部26からアクチュエータ511,531に駆動信号が送信される。これにより、イメージサークル中の被写体像とCCD5の受光面とが相対移動しないようにCCD5が移動される(ステップS45)。
このようなCCD5の移動動作(ステップS43〜S45)は、「静止画撮影モード」ではCCD5の露光が完了するまで、「動画撮影モード」では動画撮影が完了するまで繰り返される(ステップS47)。また、このようなCCD5の移動動作が繰り返されている間においては、電流値制御部74による電流値設定処理も繰り返し行われる(ステップS46)。
そして、CCD5の移動動作を終了すべき際には(ステップS47にてYes)、アクチュエータ511,531への通電が停止されて(ステップS48)、手振れ補正処理が終了することになる。
<1−4.電流値設定処理>
上述のように手振れ補正処理においては、CCD5の移動動作(ステップS43〜S45)を行う前(ステップS41)と、それを繰り返している最中(ステップS46)とにおいて、電流値制御部74により電流値設定処理がなされる。この電流値設定処理において、アクチュエータ511,531の駆動電流値が適宜変更されることにより、手振れ補正処理における手振れ補正性能と静音性能とが調整されることになる。
上述のように手振れ補正処理においては、CCD5の移動動作(ステップS43〜S45)を行う前(ステップS41)と、それを繰り返している最中(ステップS46)とにおいて、電流値制御部74により電流値設定処理がなされる。この電流値設定処理において、アクチュエータ511,531の駆動電流値が適宜変更されることにより、手振れ補正処理における手振れ補正性能と静音性能とが調整されることになる。
図7は、この電流値設定処理の流れを示す図である。電流値設定処理においては、まず、マイク24において取得される環境音に基づいて、環境音の音量(以下、「環境音量」という。)が検出される。「動画撮影モード」では、動画像に付与する音声のために環境音が取得されているため、この環境音を使用すればよい(ステップST11)。
次に、環境音量が所定のしきい値と比較され(ステップST12)、その比較結果に基づいて駆動電流値が設定される。環境音量がしきい値より大きいときは、駆動電流値が比較的高い高電流値(基準的な基準電流値よりも高い電流値)に設定される(ステップST13)。一方、環境音量がしきい値より小さいときは、駆動電流値が比較的低い低電流値(基準的な基準電流値よりも低い電流値)に設定される(ステップST14)。なお、このようなしきい値、高電流値及び低電流値は、それぞれROM72などに予め記憶される。
このように、環境音量が比較的大きいときは駆動電流値が比較的高く設定され、手振れ補正性能が向上される。ただし、駆動音量が大きくなり静音性能が低下する。一方、環境音量が比較的小さいときは駆動電流値が比較的低く設定され、これにより駆動音量が小さくなり静音性能は向上する。ただし、手振れ補正性能は低下される。換言すれば、「手振れ補正性能の向上」という要請と「静音性能の向上」という要請との関係において、環境音量が比較的大きいときは「手振れ補正性能」が優先され、環境音量が比較的小さいときは「静音性能」が優先されるわけである。
一般に、CCD移動部50の駆動音を不快なものと人間が感じる程度(駆動音による弊害の程度)は、環境音量に応じて変化する。環境音量が比較的大きいときは駆動音は相対的に小さいために、その弊害の程度も小さくなる。つまり、このときには駆動音は、周囲の迷惑とならず、また、動画像ファイルの音声に駆動音が混入した場合もノイズとして大きな影響を及ぼすこともない。このようなことから、環境音量が比較的大きいときは、駆動電流値を比較的高く設定して、弊害の少ない静音性能を犠牲にしつつ「手振れ補正性能」を優先するわけである。
一方、環境音量が比較的小さいときは駆動音は相対的に大きいために、その弊害の程度も大きくなる。つまり、このときには駆動音は、博物館や展覧会場等の静粛さが要求される場所においては迷惑となる可能性があり、また、動画像ファイルの音声に駆動音が混入した場合にノイズとして大きな影響を及ぼすことになる。このようなことから、環境音量が比較的小さいときは、駆動電流値を比較的低く設定し、手振れ補正性能を多少犠牲にしつつも「静音性能」を優先するわけである。
<1−5.まとめ>
以上説明したように、本実施の形態のデジタルカメラ1では、環境音を検出し、その音量に応じて駆動電流値を設定するため、「手振れ補正性能」と「静音性能」とのバランスを適切にとることができることになる。より具体的には、環境音量が比較的小さいときは駆動電流値を小さくするため、静音性能が向上して駆動音による各種の弊害を効果的に防止できる。一方、環境音量が大きいときは、駆動電流値を大きくするため手振れ補正性能を向上することができることになる。
以上説明したように、本実施の形態のデジタルカメラ1では、環境音を検出し、その音量に応じて駆動電流値を設定するため、「手振れ補正性能」と「静音性能」とのバランスを適切にとることができることになる。より具体的には、環境音量が比較的小さいときは駆動電流値を小さくするため、静音性能が向上して駆動音による各種の弊害を効果的に防止できる。一方、環境音量が大きいときは、駆動電流値を大きくするため手振れ補正性能を向上することができることになる。
<2.第2の実施の形態>
次に、本発明の第2の実施の形態について説明する。本実施の形態のデジタルカメラ1の構成及び処理は第1の実施の形態とほぼ同様であるため、以下、相違点を中心に説明する。第1の実施の形態の手振れ補正処理においては、電流値制御部74による駆動電流値を変更する機能(以下、「電流値変更機能」という。)が常に能動化され、「手振れ補正性能」及び「静音性能」が適宜変更されるようになっていた。しかしながら、ユーザによっては「手振れ補正性能」あるいは「静音性能」のいずれかを常に最大限に発揮させたいと希望することもあり得る。このため、本実施の形態のデジタルカメラ1においては、「手振れ補正性能」及び「静音性能」を変更するか固定するかをユーザが設定できるようになっている。
次に、本発明の第2の実施の形態について説明する。本実施の形態のデジタルカメラ1の構成及び処理は第1の実施の形態とほぼ同様であるため、以下、相違点を中心に説明する。第1の実施の形態の手振れ補正処理においては、電流値制御部74による駆動電流値を変更する機能(以下、「電流値変更機能」という。)が常に能動化され、「手振れ補正性能」及び「静音性能」が適宜変更されるようになっていた。しかしながら、ユーザによっては「手振れ補正性能」あるいは「静音性能」のいずれかを常に最大限に発揮させたいと希望することもあり得る。このため、本実施の形態のデジタルカメラ1においては、「手振れ補正性能」及び「静音性能」を変更するか固定するかをユーザが設定できるようになっている。
図8は、「手振れ補正性能」及び「静音性能」を変更するか固定するかの設定(以下、「性能変更設定」という。)をユーザから受け付ける設定メニューを示す図である。このような設定メニューは、「静止画撮影モード」あるいは「動画撮影モード」の撮影待機状態において操作部材62を介して所定の操作を行うことで表示部63に表示される。
図8に示すように、この画面においては「性能変更設定」のための設定項目として「変更」及び「固定」が選択可能に表示される。ここで「変更」とは、電流値変更機能を能動化して「手振れ補正性能」及び「静音性能」を適宜変更することを示しており、「固定」とは電流値変更機能を非能動化して「手振れ補正性能」及び「静音性能」を固定することを示している。したがって、このように「性能変更設定」をユーザから受け付けることは、電流値変更機能を能動化するか否かの能動設定をユーザから受け付けることに実質的に相当する。
このような画面においてユーザは、十字キーを操作してカーソルCを所望の設定項目まで移動させ、決定ボタンを押下することにより、カーソルCにより選択された設定項目を設定内容として確定することができる。このようにして確定された「性能変更設定」の設定内容は、全体制御部7に受け付けられてRAM71に記憶される。
また、「性能変更設定」に「固定」が設定された場合(電流値変更機能を非能動化する設定の場合)は、さらに、「手振れ補正性能」及び「静音性能」を固定するに際して、いずれの性能を優先させるかの設定(以下、「優先性能設定」という。)を受け付けるための設定メニューが図9に示すように表示部63に表示される。
この画面においては、「優先性能設定」のための設定項目として「手振れ補正性能」及び「静音性能」が選択可能に表示される。ここで、「手振れ補正性能」とは、手振れ補正性能を優先させるために、駆動電流値を高電流値に固定することを示している。一方、「静音性能」とは、静音性能を優先させるために、駆動電流値を低電流値に固定することを示している。したがって、このように「優先性能設定」をユーザから受け付けることは、駆動電流値に設定すべきユーザ設定値(「高電流値」又は「低電流値」)をユーザから受け付けることに実質的に相当する。
この画面においてもユーザは、十字キー及び決定ボタンを操作することにより所望の設定項目を設定内容として確定することができる。このようにして確定された「優先性能設定」の設定内容も、全体制御部7に受け付けられてRAM71に記憶される。
本実施の形態のデジタルカメラ1では、このようにして設定された「性能変更設定」及び「優先性能設定」に従って、電流値設定処理がなされることになる。図10は、本実施の形態の電流値設定処理の流れを示す図である。この電流値設定処理は、第1の実施の形態と同じく、手振れ補正処理においてCCD5の移動動作を行う前(図6:ステップS41)と、それを繰り返している最中(図6:ステップS46)とにおいてなされるものである。以下、この図を参照して本実施の形態の電流値設定処理について説明する。
まず、「性能変更設定」が「変更」と「固定」とのいずれに設定されているが判断される(ステップST21)。「性能変更設定」が「変更」に設定されているときは、電流値変更機能が能動化されて、以降、ステップST22〜ST25においては、第1の実施の形態の処理(図7:ステップST11〜ST14)と同じ処理がなされる。すなわち、環境音量に応じて駆動電流値が設定され、「手振れ補正性能」及び「静音性能」が変更される。
一方、「性能変更設定」が「固定」に設定されているときは、電流値変更機能が非能動化されて、以降、環境音量に応じての駆動電流値の変更はなされなくなる。そして、「優先性能設定」が参照されて(ステップST26)、「優先性能設定」が「手振れ補正性能」のときは駆動電流値がユーザ設定値としての高電流値に設定され(ステップST27)、「優先性能設定」が「静音性能」のときは駆動電流値がユーザ設定値としての低電流値に設定されることになる(ステップST28)。このステップST26〜ST28の処理は、手振れ補正処理における最初の電流値設定処理のときにのみ1回だけ行われ、以降、駆動電流値は固定されることになる。
以上のように、本実施の形態のデジタルカメラ1では、電流値変更機能を能動化するか否かの能動設定をユーザから受け付けることが可能であり、設定された能動設定に従って電流値変更機能が能動化/非能動化される。このため、ユーザが所望する場合は、「手振れ補正性能」及び「静音性能」が変更されないようにすることができる。
また、電流値変更機能を非能動化するときに駆動電流値に設定すべきユーザ設定値をユーザから受け付け、このユーザ設定値に駆動電流値が固定されるため、「手振れ補正性能」と「静音性能」とのいずれを優先させるかをユーザが所望により選択することができる。
<3.第3の実施の形態>
次に、本発明の第3の実施の形態について説明する。本実施の形態のデジタルカメラ1の構成及び処理も第1の実施の形態とほぼ同様であるため、以下、相違点を中心に説明する。第1の実施の形態においては、環境音量と比較するしきい値は固定されていた。しかしながら、しきい値を固定すると、環境音量が当該しきい値の近傍でしきい値を跨ぐように変動した場合にあっては、環境音量がしきい値を跨ぐごとに「手振れ補正性能」及び「静音性能」が変更されることになる。これにより、駆動音量が頻繁に変更されると、例えば、この駆動音量の変動現象そのものがノイズとなってしまうなどの弊害が生じる可能性がある。このような現象を防止するため、本実施の形態の電流値設定処理においては、しきい値が適宜変更されるようになっている。
次に、本発明の第3の実施の形態について説明する。本実施の形態のデジタルカメラ1の構成及び処理も第1の実施の形態とほぼ同様であるため、以下、相違点を中心に説明する。第1の実施の形態においては、環境音量と比較するしきい値は固定されていた。しかしながら、しきい値を固定すると、環境音量が当該しきい値の近傍でしきい値を跨ぐように変動した場合にあっては、環境音量がしきい値を跨ぐごとに「手振れ補正性能」及び「静音性能」が変更されることになる。これにより、駆動音量が頻繁に変更されると、例えば、この駆動音量の変動現象そのものがノイズとなってしまうなどの弊害が生じる可能性がある。このような現象を防止するため、本実施の形態の電流値設定処理においては、しきい値が適宜変更されるようになっている。
図11は、本実施の形態の電流値設定処理の流れを示す図である。この電流値設定処理は、第1の実施の形態と同じく、手振れ補正処理においてCCD5の移動動作を行う前(図6:ステップS41)と、それを繰り返している最中(図6:ステップS46)とにおいてなされるものである。以下、この図を参照して本実施の形態の電流値設定処理について説明する。
まず、その時点において設定されている駆動電流値が参照され、高電流値と低電流値とのいずれに設定されているかが判断される(ステップST31)。駆動電流値が高電流値に設定されている場合は、しきい値が比較的小さな「低しきい値」(基準的な基準しきい値よりも小さなしきい値)に設定される(ステップST32)。一方、駆動電流値が低電流値に設定されている場合は、しきい値が比較的大きな「高しきい値」(基準的な基準しきい値より大きなしきい値)に設定される(ステップST33)。
そして以降は、第1の実施の形態の処理(図7:ステップST11〜ST14)と同様の処理がなされる。すなわち、環境音量が検出され(ステップST34)、この環境音量と設定されたしきい値とが比較される(ステップST35)。そして、環境音量がしきい値より大きいときは駆動電流値が高電流値に設定され(ステップST36)、環境音量がしきい値より小さいときは駆動電流値が低電流値に設定されることになる(ステップST37)。
例えば、ある時点(以下、「第1時点」という。)において、環境音量がしきい値よりも大きくなり、駆動電流値が低電流値から高電流値に変更された場合を想定する。第1時点においては駆動電流値は低電流値であるため、しきい値としては「高しきい値」が設定される。そして、第1時点より後では、駆動電流値は高電流値とされるため、しきい値としては「低しきい値」が設定される。つまり、環境音量が一旦「高しきい値」よりも大きくなると、以降は、環境音量が「低しきい値(<高しきい値)」よりも小さくならない限りは、駆動電流値は変更されないことになる。
また逆に、ある時点(以下、「第2時点」という。)において、環境音量がしきい値よりも小さくなり、駆動電流値が高電流値から低電流値に変更された場合を想定する。第2時点において、駆動電流値は高電流値であるため、しきい値としては「低しきい値」が設定される。そして、第2時点より後では、駆動電流値は低電流値とされるため、しきい値としては「高しきい値」が設定される。つまり、環境音量が一旦「低しきい値」よりも小さくなると、以降は、環境音量が「高しきい値(>低しきい値)」よりも大きくならない限りは、駆動電流値は変更されないことになる。
このように、本実施の形態のデジタルカメラ1では、一旦駆動電流値が変更されると、駆動電流値がすぐには変更されないようにしきい値が調整されることになる。このため、駆動音量が頻繁に変更されることを防止することができる。
<4.第4の実施の形態>
次に、本発明の第4の実施の形態について説明する。本実施の形態のデジタルカメラ1の構成及び処理も第1の実施の形態とほぼ同様であるため、以下、相違点を中心に説明する。第3の実施の形態においては、しきい値を調整することで駆動音量の頻繁な変更を防止していたが、本実施の形態では、一旦駆動電流値を変更したときは、その変更の時点から所定時間が経過するまでは駆動電流値を変更しないことで、駆動音量の頻繁な変更を防止している。
次に、本発明の第4の実施の形態について説明する。本実施の形態のデジタルカメラ1の構成及び処理も第1の実施の形態とほぼ同様であるため、以下、相違点を中心に説明する。第3の実施の形態においては、しきい値を調整することで駆動音量の頻繁な変更を防止していたが、本実施の形態では、一旦駆動電流値を変更したときは、その変更の時点から所定時間が経過するまでは駆動電流値を変更しないことで、駆動音量の頻繁な変更を防止している。
図12は、本実施の形態の電流値設定処理の流れを示す図である。この電流値設定処理は、第1の実施の形態と同じく、手振れ補正処理においてCCD5の移動動作を行う前(図6:ステップS41)と、それを繰り返している最中(図6:ステップS46)とにおいてなされるものである。以下、この図を参照して本実施の形態の電流値設定処理について説明する。
まず、全体制御部7のタイマ79が計時中か否かが判定される(ステップST41)。詳細は後述するが、このタイマ79は、駆動電流値が変更された時点で計時が開始されるものである(ステップST48,ST49)。タイマ79が計時中でなければ、処理はそのままステップST44に進む。
ステップST44〜ST47においては、第1の実施の形態の処理(図7:ステップST11〜ST14)と同じ処理がなされる。すなわち、環境音量が検出され(ステップST44)、この環境音量と設定されたしきい値とが比較される(ステップST45)。そして、環境音量がしきい値より大きいときは駆動電流値が高電流値に設定され(ステップST46)、環境音量がしきい値より小さいときは駆動電流値が低電流値に設定されることになる(ステップST47)。
駆動電流値が設定されると、この設定において駆動電流値が変更されたか否かが判定され(ステップST48)、駆動電流値が変更されたときはタイマ79の計時が開始される(ステップST49)。したがって、このタイマ79による計時時間は、駆動電流値の直近の変更の時点からの経過時間を示すことになる。
ステップST41にて、このタイマ79が計時中であったときは(ステップST41にてYes)、計時時間が所定時間(例えば、5秒〜10秒程度)を経過したか否かが判定される(ステップST42)。そして、計時時間が所定時間を経過していない場合は(ステップST42にてNo)、そのまま電流値設定処理が終了される。つまり、環境音量に応じて駆動電流値を変更する処理(ステップST44〜ST47)がなされないことになる。換言すれば、駆動電流値の変更の時点から所定時間が経過するまで、電流値制御部74による駆動電流値を変更する機能(電流値変更機能)が非能動化されるわけである。
なお、計時時間が所定時間を経過した以降においては(ステップST42にてYes)、タイマ79の計時が停止され(ステップST43)、環境音量に応じて駆動電流値を変更する処理(ステップST44〜ST47)がなされる。つまり、電流値変更機能が能動化されるわけである。
このように、本実施の形態のデジタルカメラ1では、駆動電流値を変更してから所定時間が経過するまでの間は、電流値変更機能が非能動化される。このため、一旦駆動電流値が変更されると制御値がすぐには変更されないため、駆動音量が頻繁に変更されることを防止することができる。
<5.変形例>
以上、本発明の実施の形態について説明してきたが、この発明は上記実施の形態に限定されるものではなく様々な変形が可能である。
以上、本発明の実施の形態について説明してきたが、この発明は上記実施の形態に限定されるものではなく様々な変形が可能である。
上記実施の形態では、手振れ補正方式は撮像素子を移動させる方式であったがこれに限定されず、撮影レンズを介して結像される光像(イメージサークル)と、画像として取得されるその一部領域との相対的な位置を変更するものであれば、他の方式であってもよい。例えば、撮影レンズのうちの一部の補正レンズをXY平面にて移動させる方式などを採用することができる。
また、上記実施の形態では、駆動音量に影響する手振れ補正機能の制御値として駆動電流値を変更していたが、例えば、駆動電圧値、駆動周波数あるいは駆動デューティなどの他の制御値を変更するものであってもよい。ここで、駆動電圧値とはアクチュエータに印加する電圧値であり、駆動周波数とはCCD5の移動動作を行う駆動周期(時間間隔)の逆数であり、駆動デューティとは駆動周期において電圧を印加する時間割合である。いずれの制御値を変更した場合も、これに応じてアクチュエータ511,531の駆動速度が変化し、上記と同様に、手振れ補正性能及び静音性能が変更されることになる。また、駆動電流値、駆動電圧値、駆動周波数及び駆動デューティなどのうちの複数の制御値を変更するものであってもよい。
また、上記実施の形態では、制御値を2段階で変更するものであったが、3以上の段階で変更するものであってもよい。また、環境音量を変数とする所定の関数に、実際の環境音量を代入して制御値を導出するようにしてもよい。
また、上記実施の形態では、環境音量に基づいて制御値を変更していたが、例えば、環境光や環境温度などの他の環境状態に基づいて制御値を変更するものであってもよい。たとえば、環境光のRGB分布を検出することによりその環境光が太陽光であるかそれとも人工光であるかを判断する。太陽光の場合(特に強い太陽光の場合)には屋外での撮影を行っていると推定されるが、室内と比較して屋外では手振れ補正手段の駆動音量が比較的大きくてもかまわない場合が多い。このため、太陽光下での撮影の場合には手振れ補正手段の駆動電流値を減少させないという制御も可能である。さらに、環境音量の状態と、これらの他の環境状態とを組み合わせに基づいて制御値を変更することも可能であり、環境音量だけでなく環境音の他の特性量(たとえば環境音の周波数の高低など)を考慮した制御も可能である。
上記実施の形態にて説明した撮像装置としてのデジタルカメラは、静止画像及び動画像の双方を取得可能なものであったが、静止画像及び動画像のいずれかのみを取得可能な撮像装置であっても、本発明にかかる技術を適用することが可能である。また、デジタルカメラに限定されず、フィルムを用いた銀塩カメラでも本発明にかかる技術を適用可能である。
1 デジタルカメラ
24 マイク
26 アクチュエータ駆動部
40 振動センサ
50 CCD移動部
63 表示部
7 全体制御部
74 電流値制御部
24 マイク
26 アクチュエータ駆動部
40 振動センサ
50 CCD移動部
63 表示部
7 全体制御部
74 電流値制御部
Claims (8)
- 撮像装置であって、
撮影レンズを介して結像される光像の一部領域を画像として取得する撮像手段と、
前記撮像装置の振動に応じて前記一部領域と前記光像との相対的な位置を変更することにより、前記画像中の被写体像のぶれを抑制する手振れ補正手段と、
前記撮像装置が配置されている環境状態を検出する状態検出手段と、
前記手振れ補正手段の駆動音量に影響する前記手振れ補正手段の制御値を、前記環境状態に応じて変更する変更手段と、
を備えることを特徴とする撮像装置。 - 請求項1に記載の撮像装置において、
前記状態検出手段は、環境音を検出する音声検出手段、
を含み、
前記変更手段は、前記環境音の音量に応じて前記制御値を変更することを特徴とする撮像装置。 - 請求項2に記載の撮像装置において、
前記撮像手段で取得された画像に基づいて動画像を生成する生成手段と、
前記環境音を付加した前記動画像を動画ファイルとして記録する記録手段と、
をさらに備えることを特徴とする撮像装置。 - 請求項2または3に記載の撮像装置において、
前記変更手段は、
前記環境音の音量がしきい値よりも大きいときは、前記駆動音量が比較的大きくなる第1値に前記制御値を設定し、
前記環境音の音量が前記しきい値よりも小さいときは、前記駆動音量が比較的小さくなる第2値に前記制御値を設定することを特徴とする撮像装置。 - 請求項1ないし4のいずれかに記載の撮像装置において、
前記変更手段を能動化するか否かの能動設定をユーザから受け付ける第1受付手段、
をさらに備え、
前記変更手段は、前記能動設定に従って能動化/非能動化されることを特徴とする撮像装置。 - 請求項5に記載の撮像装置において、
前記変更手段を非能動化するときに前記制御値に設定すべきユーザ設定値をユーザから受け付ける第2受付手段、
をさらに備え、
前記変更手段を非能動化するとき、前記制御値は前記ユーザ設定値に設定されることを特徴とする撮像装置。 - 請求項4に記載の撮像装置において、
前記制御値が前記第1値のときは、前記しきい値を比較的小さく設定し、
前記制御値が前記第2値のときは、前記しきい値を比較的大きく設定するしきい値設定手段、
をさらに備えることを特徴とする撮像装置。 - 請求項1ないし4のいずれかに記載の撮像装置において、
前記変更手段は、前記変更手段が前記制御値を変更してから所定時間が経過するまでの間、非能動化されることを特徴とする撮像装置。
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