JP2006072533A - 治療方針決定支援システム - Google Patents

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克彦 藤本
Takuzo Takayama
卓三 高山
Yoshiharu Ishibashi
義治 石橋
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Abstract

【課題】本発明の目的は、治療方針決定支援システムにおいて、医師、医療チーム及び患者に対して癌の診断及び治療段階で治療指針の決定やインフォームドコンセントに有益な情報を提供することにある。
【解決手段】本発明に係る治療方針決定支援システムは、情報端末22と、情報端末22から患者を特定する情報を受信し、患者に関する疾病名及び診断結果を外部システム101,102から取得し、取得された疾病名及び診断結果に基づいて、選択可能な複数の治療パスを特定し、特定された複数の治療パスの一覧を作成し、作成された治療パスの一覧を情報端末22に送信するシステムサーバ11とを具備する。
【選択図】図1

Description

本発明は、医師、医療チーム及び患者に対して癌の診断及び治療段階で治療指針の決定やインフォームドコンセントに有益な情報を提供する治療方針決定支援システムに関する。
従来、癌の治療においては手術、放射線療法、化学療法(抗ガン剤)が3大治療法とされているが、近年、患者のQOLを考慮した新たな低侵襲治療法(MIT:Minimally Invasive Treatment)の進歩は目覚ましく、腹腔鏡下での治療や術中での熱凝固治療、更には体外からの穿刺凝固治療(RFA/MCT)など次々と新たな治療法が開発されている。放射線治療の分野でも従来のライナックによる放射線照射から、より局所制御性を考慮したIMRT(強度変調放射線照射療法)、サイバーナイフ、陽子線・重粒子線療法等の新たな放射線照射手法が確立されてきている。この様な低侵襲な治療法の進歩に伴い、癌の治療方法も日々進歩しており、また、「集学的治療」という呼び方が一般化しているように、癌は総合疾患であり、1つの治療法だけでなく複数の治療法を組み合わせて総合的に治療を行うのが一般的になってきている。
近年のインターネットの普及に伴い、癌に対する様々な治療法に関する情報を入手する仕組みや試みは出来つつあるが、まだまだ断片的な情報しか得られず、患者が治療法に対して決断を下すに足る情報を総合的に得ることは出来ない。また、専門的な癌関連情報はNCI等の機関や学会等がインターネット等を通じて提供しているが、非常に膨大で医師もそれらを全てフォローすることは困難である。
この様に、医師は診断の結果に基づいて、複数の治療パスを考慮して、その中で治療成績・患者の予後QOL等を総合的に判断する必要があり、しかも1つのパスの中でも複数の治療手技が複合されているため、非常に多くの治療法及び治療法の組み合わせによる臨床成績や問題点を把握しておく必要がある。治療、特に癌治療では、学会等でもある臨床病期(ステージ)・進展度の癌に対する治療法は種々に亘り、治療法も「集学治療」の名が示すとおり、1種類の治療法だけでなく、例えば手術療法と放射線治療、化学療法等を複数組み合わせて1つの癌の治療に当たるなど、非常に多くの治療パスが存在するし、しかも次々と新たな治療法の研究開発が進められ、治療法自体も日進月歩の感がある。このことは、医師にとっても癌という疾病の治療を、患者やその家族に対して非常に説明のしづらいものにしていると同時に、患者やその家族にとっても、その高度の専門性のために近年の医学の進歩から様々な治療の選択肢が出てきているにも関わらず、その全容を把握することは非常に困難で理解が難しいものとなっている。
かように癌治療の分野では、必要な知識は非常に多岐にわたると共に、大変膨大な量となり、それらを医師が全て把握することは非常に困難な状況となっているが、このような情報を統括して医師に提供するシステムはこれまで無かった。
このため、これまでは治療を実施する個々の医師や医療チームのこれまでの経験から画一的な選択肢を取らざるを得ず、患者に対しても複数の治療選択肢の情報を与えることなく、適切な治療法選択の手順が取られているとは言い難い状況であった。また、例え複数の治療法の提示が有ったとしても、その各治療法の治療成績等の最新のエビデンスを全て医師が把握して患者に情報を伝えることは困難で、結局は提示された複数の治療法の中で「この方法が良い」と医師より提示された手技に同意するしかなく、その判断がどの様なデータに基づいたものかは患者には十分な情報が与えられないのが通常であった。
特開2001−350840号 特開2003−050869号
本発明の目的は、治療方針決定支援システムにおいて、医師、医療チーム及び患者に対して癌の診断及び治療段階で治療指針の決定やインフォームドコンセントに有益な情報を提供することにある。
本発明に係る治療方針決定支援システムは、情報端末と、前記情報端末から患者を特定する情報を受信する手段と、前記患者に関する疾病名及び診断結果を外部システムから取得する手段と、前記取得された疾病名及び診断結果に基づいて、選択可能な複数の治療パスを特定する手段と、前記特定された複数の治療パスの一覧を作成する手段と、前記作成された治療パスの一覧を前記情報端末に送信する手段とを具備する。
本発明によれば、治療方針決定支援システムにおいて、医師、医療チーム及び患者に対して癌の診断及び治療段階で治療指針の決定やインフォームドコンセントに有益な情報を提供することができる。
以下、図面を参照して、本発明の実施形態を説明する。
図1、図2に本実施形態に係るガン治療に関する治療方針決定支援システム(OIS(Oncology Information System)とも称する)の配置及び構成を示している。治療方針決定支援システム1は、患者のカルテ情報と、患者や家族の既往歴や手術歴等の病歴情報と、アレルギーや癌マーカー検査・遺伝子診断を含む検体検査情報と、血液検査・尿検査等の生理診断情報と、患者より採取した患部組織の病理診断情報と、X線診断装置やX線コンピュータ断層撮影装置(X線CT)等の放射線画像診断機器からの画像診断情報(形態・代謝情報)を統括する放射線情報システム(RIS)/医用画像保管通信システム(PACS)との連携による診断情報(癌の病期「ステージ」分類、悪性度、進展度、癌の国際臨床病気分類を表すTNM分類(Tumor Node Metastasis classification))からの最終的な確定診断結果とに基づいて、治療方針・治療計画の立案と患者への説明を支援するための情報として、癌腫や病期(ステージ)や転移状態等の現況に対して選択可能な複数の治療パス(手術、放射線治療、化学治療(抗ガン剤)、それらの任意組み合わせ)の一覧を作成し提供するとともに、治療パス一覧画面から治療パスごとのエビデンス情報(治療パス選択に有益な5年生存率等の証拠情報)、治療パスごとのクリティカルパス(詳細な治療計画手順)およびクリティカルパス上の各処置の詳細なタイムスケジュールを提供するシステムである。
治療方針決定支援システム1は、サーバー11,12,13,14を有する。しかし、治療方針決定支援システム1は、サーバー11,12,13,14とともに、端末22,32,42,52,62,65及びその入力部23,33,43,63および表示デバイス24,34,44を含むものであってもよい。
治療方針決定支援システム1は、電子カルテシステム101及びRIS/PACS102と病院内ネットワーク(LAN)2を経由して接続される。治療方針決定支援システム1のシステムサーバー11は、異なるサイトに設置された端末22,32,42,62から治療方針決定支援要求とともに患者特定情報(患者指名、ID等)を受信したとき、患者特定情報を検索キーとして電子カルテシステム101及びRIS/PACS102から、当該患者に関する疾病名と、その疾病に関する確定された診断結果情報とを受信する。診断結果情報には、上述のように、癌の病期分類、悪性度、進展度、TNM分類等が含まれる。
システムサーバ11に接続された病理情報サーバー12は、通常癌の確定診断を行う際の病理診断レポートのデータベースとして機能するため、治療方針決定支援システム1とは別のシステムと考えることも出来るが、癌の場合、治療と診断が並行して実施されるものも多く、例えば手術の最中に術中での迅速細胞診を実施してその後の治療手技を決定・修正したり、内視鏡治療や一部の乳癌部分切除術等では治療・切除と最終的な細胞確定診断が一体となっているものも存在する。この様に、癌治療の分野では病理組織診断と治療とは切っても切り離せない関係となっているため、本実施形態では治療方針決定支援システム1に病理情報サーバー12が融合したシステムとしている。
システムサーバー11は、疾病名及びその確定診断結果に対応する治療方針(手術、放射線治療、抗ガン剤による化学治療、それらの任意組み合わせ)の選択決定を支援するための情報を送信するためのメインサーバーとして機能する。支援情報提供のために、システムサーバー11には、病理情報サーバー12とともに、治療情報サーバー13及び院内EBMデータベース14が接続される。治療情報サーバー13は、複数の疾病名及び確定診断結果に対して、単一の治療方法だけでなく、複数の治療方法の組み合わせによる集学治療手順に対応する複数の治療パス(治療手順)をそれぞれ対応付けるとともに、複数の治療パスにそれぞれ対応する複数のクリティカルパスを保管する。システムサーバー11は、治療情報サーバー13から、疾病名及び確定診断結果をキーとして、選択可能な複数の治療パス、クリティカルパスを取得することができる。院内EBMデータベース14は、当該自病院内での発生した過去の治療行為に関する臨床上のエビデンス情報を保管する。EBMは、Evidence Based Medicineの略称で、根拠(evidence)を参照して個々の患者の治療方針及び治療方法を決定することをいう。ここで、院内EBMデータベース14は各種癌治療法の基本的な情報とその病院内でのその治療法に基づく治療成績、副作用、入院期間、診療コスト等の情報を統括的に保管する。しかしながら、先にも述べたとおり癌の治療法は日進月歩であり、日々新たな試みがなされて進歩している分野であり、その情報を院内EBMデータベース14だけで全てカバーすることは困難である。そのため、本システムでは、院外の各学会や国、更には外国機関が提供するEBMデータベース15ともインターネット経由で接続され、その情報も治療手順選択の判断材料とすることを特徴の一つとしている。また、院内の治療設備や医師の得手・不得手等により、本来ある癌疾患に対して複数の治療手順が選択肢として挙げられるはずなのであるが、その病院で実施できる治療手技に縛られて、医師もしくは医療チームが得意とする治療手順のみを患者に知らせるようなことも多く起きている。しかしながら本システムでは、他院治療方針決定支援システム16との連携により、患者が受診した医療機関が得意な治療法のみではなく、他の連携病院において得意とする治療法も治療の選択肢として提示することが出来るため、患者の選択肢が広がり顧客満足度やQOL自体も向上すると共に全体として医療の質を向上させることに繋がると考えられる。
システムサーバー11は、診察室端末22、カンファレンスルーム端末32、手術室端末42、看護支援システム51と病院内ネットワーク2により接続されている。当然ネットワーク2で接続されている放射線情報システム/PACS端末(図示せず)でも治療手順を確認でき、放射線照射等の治療計画を確認することが可能となっている。診察室端末22、カンファ室端末32、手術室端末42、看護支援端末52にはそれぞれ入力部23,33,43が設けられている。これらの入力部はキーボード等の文字入力デバイス、マウス等のポインティング・選択デバイス、デジタルカメラ・CCDカメラ等の映像デバイス、マイク等の音声デバイス等が含まれ、例えば医師等によるインフォームドコンセントの説明映像・音声等を保存しておき、後で再確認する等の操作も可能となる。
これらシステムサーバー11により作成された治療パス一覧、エビデンス情報は、診察室端末22に接続されたCRT等の表示デバイス24や、カンファ室端末32に接続されたシャーカステン/CRT等の表示デバイス34、手術室端末42に接続されたシャーカステン/CRT等の表示デバイス44、または看護支援端末52や放射線情報システム/医用画像保管通信システム端末の表示デバイス(図示せず)に、各入力デバイスからの入力に基づき、表示させることが可能となる。これにより例えばカンファレンス室31での治療手技決定時の合同カンファレンス等の際に、必要な診断情報と共に、その診断結果より適切と考えられる複数の治療手順を確認でき、そのエビデンス情報と共に抜けのない治療手順を選択・治療計画を立案することが可能となる。また、インフォームドコンセントに於いても、診察室や会議室等の端末にて、例えば診察室CRT24上で複数の具体的な治療法の説明、メリット・デメリット、各治療手順の流れ、医療コスト等を抜けなく説明の上で、患者や家族の選択・合意を促すことが可能となり、患者や家族の治療に対する安心度・信頼度が向上すると考えられる。
また、癌告知と言えば従来なら死の宣告にも等しいものであり、今でこそ早期診断・早期治療により不治の病ではなくなりつつあるが、まだ患者や家族には根強く「癌=不治の病」との考えが色濃く残っている。この様な理由からも、告知や治療に対する本人や家族の癌に対する正しい認識、癌治療に対する正しい理解が必須であり、そのためには時間を掛けて正しい理解を深めるためのプラットフォームが必要となる。
本実施形態の治療方針決定支援システムでは治療方針決定支援システムサーバに患者本人及び家族等の認証登録機能を設け、自宅61内の家庭端末62にインストールされた治療方針決定支援システムクライアントソフトの起動により、本人・家族に個別に割り振られたID(個人識別番号)、パスワード(暗証番号)入力による認証にて診断結果や治療手順、医師からの説明内容を復唱することができ、理解を深められると共に、そのデータを家族で一緒に見ながらディスカッションし、治療手技の選択等を時間を掛けて行うことが可能となる。この様な機能は、特にオンコロジー(Oncology)の分野では必須のものであると考えられる。また、エビデンス等の検討についてもインフォームドコンセントの短時間の場での医師からの説明だけでは理解しきれない部分が必ず出てくるが、そのエビデンスを改めて時間を取って検討できる環境を提供することで、より患者や家族にとっての医療の質、QOLを高めることが可能となる。
上述では、セキュリティを考慮して専用の治療方針決定支援システムクライアントソフトを使用しての家庭端末での表示機能実現に関して言及したが、それに限らず、例えば128ビット暗号化を施したセキュリティ環境で通常のWebブラウザをクライアントとして使用することも可能である。また、個人携帯端末65への必要最小限のデータ転送も可能なシステムとすることで、どうしても外せない用事が生じた家族に対しても十分な情報を提供し、理解を促すことが可能となる。この携帯端末65へのデータ転送では例えばクリティカルな手術との進行状況を、諸般の理由で手術に立ち会うことが出来ない家族に対して経時的に知らせたり、院内で携帯を使用できない家族が、病院端末より知らせたい家族に対して情報を発信したりといった手段にも使用することが可能となる。
図3に表示デバイス24等に表示される治療パス一覧の表示画面を示している。表示画面はシステムサーバー11で作成され、端末22等に送信される。表示画面には多くのリンクが張られており、これらのリンクにより次のように多くの情報を効率的に閲覧することができる。
上述のように一覧される複数の治療パスは、診断された疾病の名称、腫瘍の病期、悪性度、進展度、TNM分類等の診断情報に基づいて治療情報データベース13から取得される。本画面には診断結果と治療手順に関する概略の情報が提示され、例えば[治療パス#1]と書かれたブロック203にマウスカーソル206を移動すると、その下に治療成績、副作用、平均在院日数、診療費用・・・等の簡易なエビデンス情報が表示される。あらかじめ、治療パス一覧情報とともに、各パスに対応する簡易なエビデンス情報を送信される。[疾病]ブロック202にマウスカーソル206を移動すれば、診断結果に関する概略情報が表示するように設定することも可能である。更に詳細な情報が確認したい場合には、例えば[疾病]ブロック202の下の[診断情報]ボタン204をクリックすれば、画像診断を含む詳細の診断情報とそのエビデンスを確認することが可能である。
同様に、[治療パス#○]の横の[EBM]ボタン205をクリックすると図6に例示するエビデンス表示画面221が開き、治療成績情報、副作用情報、統計・疫学情報、当院での診療費用、参考文献等の種々のエビデンス情報を閲覧することが可能となる。この国内外の臨床データの提示により、真に疾病・治療を理解の上、納得して治療を受けることが出来る。
また、[治療パス#1]と書かれたブロック203をマウスカーソル206でクリックすると、より具体的な治療パス手順を示す図4に例示するクリティカルパス表示画面211が表示される。これには患者ID、氏名等の情報212と概略の診断結果情報213と共に、治療に関わる各担当科の標準スケジュールがバーにて表示される。各バーの下のイベントをクリックすると例えば「精密検査」では実施する精密検査の内容詳細が表示されるし、インフォームドコンセントの場面ではこのスケジュールを用いて具体的に医師の説明を聞き、治療の種類と流れを的確に把握した上で、「同意」をクリックすると患者に対するインフォームドコンセントの同意画面(図示せず)が起動し、患者の同意を得ることが可能となる。また、[I/C]をクリックするとインフォームドコンセントの際の先生の説明を動画もしくは音声にて入力部23等で取得したデータが再生され、再確認のためのストリーミングツール215が起動し、先生の説明を再確認することが出来る。また、右上に設けられた[質問]ボタン216をクリックすると、質問ウィンドウ217が起動し、インフォームドコンセントの際には思いつかなかった疑問や新たな質問をメール・音声メール等で医師に対して質問することが可能である。
それらの情報に基づいて最終的に「同意」画面上で図示しない[最終同意]ボタンをクリックすれば全てのインフォームドコンセントに関わる同意情報・インフォームドコンセント時の画像・音声・文字等入力情報は後日のメール等でのQ&A情報やストリーミング閲覧履歴等とも全て統合して「インフォームドコンセント情報」として保管・ロックされ、インフォームドコンセントが完了する。
また、クリティカルパス内の処置、例えば[手術]バー218をクリックすると、その詳細のタイムスケジュール(図5)、そこでなすべきこと・実施する作業などを表示するタイムスケジュールウィンドウ219がされる。クリティカルパス表示画面211及びタイムスケジュールウィンドウ219には現在の治療の進行状況が進行状況バー220等で提示され、現在の治療が予定より進んでいるのか/遅れているのか、その理由等を確認することが可能となる。また、手術中など家族が控室に待機して状況を確認できないような場合には、I/Cと同じくストリーミングツール215により、手術の状況を動画等により控室で確認することも可能となる。また、同じく質問ウィンドウ217により手術室マネジャー等に問題点等の質問をすることも可能である。
当然、手術等の状況はその日に立ち会うことが出来なかった家族に対して、インターネット経由で携帯端末65に情報を配信することも可能である。また、本機能を応用して、治療のフォローにおいて、定期的な検査や放射線治療・化学療法が必要となるが、近年、早期癌の治療では治療後数日で退院して自宅で過ごし、フォローの際に病院に来るような状況も希ではなくなってきている。この様なフォローに対して、インターネット経由で家庭端末や携帯端末にてフォローのフロー確認や検査の時期を確認・通知できることで、フォローの手間を簡略化できると共に、検査の忘れ等をなくすことが可能となる。
本実施形態では患者へのインフォームドコンセントを中心に据えて説明を行ったが、他病院治療方針決定支援システムとの診療情報比較により、他院パスと日数、治療成績、コスト等を比較する機能を有することで、治療手順の見直しやコスト削減等の経営コンサルテーション情報として使用することも可能である。
本実施形態により医師・医療チームの治療法選択の手順をサポートできると共に、患者に対してもエビデンス情報と共に各パスの長所・短所を提示することができ、質の高い医療(QOLの高い医療)を提供することが出来る。
また、これらの治療手技情報を診察室やカンファレンス室だけでなく、インターネットを通じて他の病院と連携することで、自病院では治療経験のない治療手技に関しても患者に情報提供することが出来、治療選択の幅を広げられると共に、医師・患者の自宅など、時間と場所を選ばない情報提供環境を提供することで、医師も患者も十分な検討の上で、患者や家族が納得の上で治療手技を選択して安心して治療に移ることの出来る。
上jつの用に本実施形態によれば、患者の診療履歴及び各診断情報に基づいて決定された病期(ステージ)やTNM分類(Tumor Node Metastasis classification)に従い、EBMサーバ及びクリティカルパスサーバからのデータを元に複数の治療パスを抽出し、各パスをエビデンス情報と共に一括して表示することで、医師・医療チームの治療法選択の手順をサポートすると共に、患者に対してもエビデンス情報と共に各パスの長所・短所を提示することができ、患者にとっても納得のいく治療を受けられるためのインフォームドコンセントをサポートすることができる。
また、これらの治療手技情報を診察室やカンファレンス室だけでなく、インターネットを通じて他の病院と連携することで、自病院では治療経験のない治療手技に関しても患者に情報提供することが出来、治療選択の幅を広げられると共に、医師・患者の自宅など、時間と場所を選ばない情報提供環境を提供することで、医師も患者も十分な検討の上で、患者や家族が納得の上で治療手技を選択して安心して治療に移ることの出来、更には手術等のクリティカルな治療に立ち会えない患者の身内等にもほぼリアルタイムに情報を提供することが可能な環境を提供することを目的とする。
なお、本発明は上記実施形態そのままに限定されるものではなく、実施段階ではその要旨を逸脱しない範囲で構成要素を変形して具体化できる。また、上記実施形態に開示されている複数の構成要素の適宜な組み合わせにより、種々の発明を形成できる。例えば、実施形態に示される全構成要素から幾つかの構成要素を削除してもよい。さらに、異なる実施形態にわたる構成要素を適宜組み合わせてもよい。
本発明の実施形態による治療方針決定支援システムの配置を示す図。 本実施形態による治療方針決定支援システムの構成を示す図。 本実施形態による治療方針決定支援システムのシステムサーバから端末に提供される治療パス一覧を示す図。 本実施形態による治療方針決定支援システムのシステムサーバから端末に提供されるクリティカルパスを示す図。 本実施形態による治療方針決定支援システムのシステムサーバから端末に提供される処置(手術)のタイムスケジュールを示す図。 本実施形態による治療方針決定支援システムのシステムサーバから端末に提供されるエビデンス情報を示す図。
符号の説明
101…電子カルテシステム、102…RIS/PACS、11…システムサーバー、12…病理情報サーバー、1…治療方針決定支援システム、13…治療情報サーバー、14…院内EBMデータベース、15…EBMデータベース、16…他院治療方針決定支援システム、22…診察室端末、32…カンファレンスルーム端末、42…手術室端末、52…看護支援端末、51…看護支援システム、23,33,43…入力部、24,34,43…表示デバイス。

Claims (10)

  1. 情報端末と、
    前記情報端末から患者を特定する情報を受信する手段と、
    前記患者に関する疾病名及び診断結果を外部システムから取得する手段と、
    前記取得された疾病名及び診断結果に基づいて、選択可能な複数の治療パスを特定する手段と、
    前記特定された複数の治療パスの一覧を作成する手段と、
    前記作成された治療パスの一覧を前記情報端末に送信する手段とを具備することを特徴とする治療方針決定支援システム。
  2. 前記作成された複数の治療パスの一覧とともに、前記複数の治療パス各々に対応する治療成績、副作用、平均在院日数、治療コスト、患者負担に関する証拠情報が前記情報端末に送信されることを特徴とする請求項1記載の治療方針決定支援システム。
  3. 前記治療パス各々に対応する証拠情報を保管する手段をさらに備えることを特徴とする請求項2記載の治療方針決定支援システム。
  4. 前記複数の治療パスは、治療成績、副作用、平均在院日数、治療コスト、患者負担の少なくとも一つの情報に応じて並べ替えられることを特徴とする請求項1記載の治療方針決定支援システム。
  5. 前記情報端末で指定された治療パスに対応するクリティカルパス情報が前記情報端末に送信されることを特徴とする請求項1記載の治療方針決定支援システム。
  6. 前記治療パス各々に対応するクリティカルパス情報を保管する手段をさらに備えることを特徴とする請求項5記載の治療方針決定支援システム。
  7. 前記情報端末で指定されたクリティカルパス上の処置に対応するタイムスケジュール情報が前記情報端末に送信されることを特徴とする請求項4記載の治療方針決定支援システム。
  8. 前記処置各々に対応するタイムスケジュール情報を保管する手段をさらに備えることを特徴とする請求項7記載の治療方針決定支援システム。
  9. 前記情報端末で指定された治療パスに対応する自病院内のエビデンス情報が前記情報端末に送信されることを特徴とする請求項1記載の治療方針決定支援システム。
  10. 前記治療パス各々に対応するエビデンス情報を保管する手段をさらに備えることを特徴とする請求項9記載の治療方針決定支援システム。
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