JP2006070467A - 回転ドア - Google Patents

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Abstract

【課題】 回転ドアにおいて、ドア体を構成する仕切りパネルと出入り口部の回転方向先側の側部とが近付いた状態での出入りにおいて、一層の挿み込みの防止が図れるように構成する。
【解決手段】 駆動装置Mを制御する制御部MCに、ドア体4の回転位置を検知する位置検知センサ27を接続し、該制御部MCを、起動センサ23、24が通行者検知をした時に、位置検知センサ27により、ドア体4が、縦部材8を基準として閉鎖前状態の範囲、あるいは、閉鎖前状態の範囲よりもドア体4の回転方向後方の範囲である第一、第二エリアA1、A2に位置していることを検知したときは、待機モードからドア体4が低速回転する挟み込み防止モードに切り換えて、ドア体4の回転速度を低速回転のまま維持するように構成する。
【選択図】 図5

Description

本発明は、建築物の開口部等に設けられる回転ドアの技術分野に属するものである。
一般に、この種回転ドアにおいては、径方向に対向する出入り口部が形成された筒状空間に、筒中心を基準として放射状に配設された複数の仕切りパネルを備えたドア体を回転自在に設け、ドア体の回転に伴い、一方の出入り口部から進入した通行者が、他方の出入り口部から退出するように構成されている。このような回転ドアにおいて、ドア体に駆動装置を連動連結し、該駆動装置を駆動制御することに基づいてドア体を自動的に回転する構成として、通行者が円滑に通行できるようにしたものがある。
このようなものにおいて、通行者がいない状態でドア体を回転させ続けるのはコスト的にも不利であり、そこで、駆動装置の制御部に、出入り口部に設けた通行者検知センサを接続し、駆動装置を、これら通行者検知センサが出入り口部に通行者が来たことを検知することに基づいて、予め設定された低速での駆動(待機モード)から所定の加速をして高速(一般的な歩行速度)での駆動(通行モード)に切り換える制御を行う構成としたものが提唱されている。
特開平6−173525号公報
ところで、通行者が、出入り口部から仕切りパネルで仕切られた筒状空間内に進入する場合に、任意の仕切りパネルが出入り口部におけるドア体の回転方向先側の側部に近付いた状態、即ち、前記任意の仕切りパネルが閉鎖前状態になったときに、該仕切りパネルと出入り口部の回転方向先側とのあいだに進入すると、通行者が仕切りパネルの外径側端縁部と出入り口部の前記側部とのあいだに挟み込まれてしまう惧れがある。しかるに、前記従来のものでは、出入り口部の何れの箇所に近付いたときでも、同じようにドア体の回転速度が速くなるので、通行者が急いでコンパートメント内に入ろうとしたようなときに、通行者を驚かせてしまったり、ドア体が閉鎖前状態となって出入り口部が狭くなっているのに無理矢理入ろうとした通行者を挟み込む惧れもあり、このようなことを未然に防止することが望まれており、ここに本発明の解決すべき課題がある。
本発明は、上記の如き実情に鑑みこれらの課題を解決することを目的として創作されたものであって、請求項1の発明は、径方向に対向する出入り口部が形成された筒状空間に、該筒中心を基準として筒状空間を複数に仕切る仕切りパネルを備えたドア体を回転自在に設け、ドア体を回転駆動する駆動装置の制御部に、出入り口部から筒状空間内へ進入する通行者を検知する起動センサを接続し、これら起動センサからの検知信号の入力に伴い、制御部が、ドア体を低速回転する待機モードから高速回転する通行モードに切り換わるよう構成した回転ドアにおいて、前記制御部は、ドア体の回転位置を検知する位置検知センサが接続され、起動センサが通行者検知をしたときに、位置検知センサにより仕切りパネルが出入り口部に設けた予め設定される設定範囲内に位置していることの検知により、待機モードからドア体が低速回転する挟み込み防止モードに切り換わるように構成されているものである。
そして、このようにすることにより、仕切りパネルが出入り口部の予め設定される設定範囲内に位置する場合では、通行者がドア体内に進入しようとしたとき、ドア体の回転が加速されることがなく、ドア体と出入り口部とのあいだに挟み込まれるのを未然に防止できる。
請求項2の発明は、請求項1において、制御部は、位置検知センサにより仕切りパネルが設定範囲内を脱っすることの検知に伴い、挟み込み防止モードから通行モードに切り換わるように構成されているものであり、このようにすることにより、円滑な通行状態を確保しつつ、操作性のよい回転ドアとすることができる。
請求項3の発明は、径方向に対向する出入り口部が形成された筒状空間に、該筒中心を基準として筒状空間を複数に仕切る仕切りパネルを備えたドア体を回転自在に設け、ドア体を回転駆動する駆動装置の制御部に、出入り口部から筒状空間内へ進入する通行者を検知する起動センサを接続し、これら起動センサからの検知信号の入力に伴い、制御部が、ドア体を低速回転する待機モードから高速回転する通行モードに切り換わるよう構成した回転ドアにおいて、前記制御部は、ドア体の回転位置を検知する位置検知センサが接続され、起動センサが通行者検知をしたときに、位置検知センサにより仕切りパネルが出入り口部に設けた予め設定される設定範囲内に位置していることの検知により、待機モードを維持する維持手段が設けられているものである。
そして、このようにすることにより、仕切りパネルが出入り口部の予め設定される設定範囲内に位置する場合では、通行者がドア体内に進入しようとしたとき、ドア体の回転が加速されることがなく、ドア体と出入り口部とのあいだに挟み込まれるのを未然に防止できる。
請求項4の発明は、請求項3において、制御部は、位置検知センサにより仕切りパネルが設定範囲内を脱っすることの検知に伴い、待機モードから通行モードに切り換わるように構成されているものであり、このようにすることにより、円滑な通行状態を確保しつつ、操作性のよい回転ドアとすることができる。
請求項5の発明は、請求項1乃至4の何れかにおいて、出入り口部の設定範囲は、出入り口部における回転方向先側部位から、ドア体の回転方向後側の領域であるものであり、このようにすることにより、挟み込みを未然に防止できるうえ、円滑な回転ドアとすることができる。
請求項1の発明とすることにより、通行者を驚かせることがなく、ドア体と出入り口部とのあいだに挟み込まれるのを未然に防止できる。
請求項2の発明とすることにより、円滑な通行状態を確保しつつ、操作性のよい回転ドアとすることができる。
請求項3の発明とすることにより、通行者を驚かせることがなく、ドア体と出入り口部とのあいだに挟み込まれるのを未然に防止できる。
請求項4の発明とすることにより、円滑な通行状態を確保しつつ、操作性のよい回転ドアとすることができる。
請求項5の発明とすることにより、挟み込みを未然に防止できるうえ、円滑な回転ドアとすることができる。
つぎに、本発明の実施の形態について、図面に基づいて説明する。
図面において、1は建築物に設けられた回転ドアであって、該回転ドア1を構成する筒壁体2は、床面Fと天井面3とのあいだに支持されて筒状空間を形成しており、該筒壁体2に、径方向に対向する屋内外部位を切り欠くことで屋内外の一対の出入り口部2a、2bが形成され、これら出入り口部2a、2bが、建築物の屋内外を連絡する開口となるように設定されている。
4は筒壁体2で形成される筒状空間を二つに仕切るように配設されるドア体であって、該ドア体4は、上端部に、前記筒状空間に相当する円板状の天井パネル体3aが一体的に設けられており、該天井パネル体3aの外径縁部に設けられたガイドローラ(図示せず)が、天井面3側に設けたリング状のガイドレール(図示せず)のガイドを受けて走行することにより回転作動するように設定されている。そして、ドア体4は、図3の平面図において、中心部Oを回転中心として反時計回り方向に回転するように設定されているが、天井パネル体3aのドア体4支持部の近傍(回転中心近傍)、あるいは、筒壁体2の近傍に設けられた駆動装置(電動式駆動手段)Mの駆動力に基づいて回転するように設定されていること等は、従来通りの構成となっている。
さて、前記ドア体4は、中心部O側に位置する中心側ドア5と、外径側に位置する外側ドア6とを備えた仕切りパネルで構成され、筒状空間を二つに仕切るように構成されている。前記中心側ドア5は、前記中心部Oで二つに分割された左右一対のパネル体5a、5bで形成されており、各パネル体5a、5bは、それぞれ左右方向に移動自在(引き戸式)に構成され、ドア体4を所定の停止位置に停止させた状態で、前記各左右パネル体5a、5bを互いに左右に移動させることで、回転ドア1の中央部を開放できるように構成されている。因みに、前記各左右パネル体5a、5bの開閉作動は、電動駆動装置の駆動に伴い自動式で行うもの、操作者が手動で行うもの等、何れであってもよい。
さらに、左右パネル体5a、5b(中心側ドア5)の左右の外径側端縁部(左右側縁部)には、外側ドア6が一体的に設けられている。前記外側ドア6は、左右パネル体5a、5bの外端縁部から外径側に突出する平板状の第一パネル体6aと、該第一パネル体6aに対して回転方向後側に位置し、所定の角度を存して傾斜状に配される平板状の第二パネル体6bと、これら第一、第二パネル体6a、6bの外端縁同士を筒壁体2内周面に近接対向する状態で連結する円弧状の第三パネル体6cとを備えて構成されている。さらに、第三パネル体6cは、第一、第二パネル体6a、6bとの連結部よりも回転方向先側と後側とに突出して形成されており、これら突出部が、先側突出部6dと、後側突出部6eとに構成されている。
そして、中心側ドア5と外側ドア6とにより構成されるドア体4は、筒壁体2内を二区画に仕切ってコンパートメントX、Yを形成するように構成され、これらコンパートメントX、Yは、ドア体4の回転に伴い屋内外の出入り口部2a、2bに対して交互に対向することで、通行者の出入りがなされるように設定されている。このとき、前記第三パネル体6cは、筒壁体2に形成された出入り口部2a、2bの周回り方向幅(間口幅)を丁度塞ぐことができる寸法に設定されている。これによって、ドア体4の回転作動の過程で、出入り口部2a、2bとは、中心側パネル体5または第三パネル体6cの何れかで閉鎖されることになって、出入り口部2a、2bが屋内外方向に連通する状態で開放することがないように設定されている。
さらに、ドア体4の外径側端縁部、即ち、外側ドア6の第三パネル体6cは筒壁体2に近接対向しており、ドア体4の外径側端縁部の移動軌跡(回転軌跡)Rは、図3の平面図の二点鎖線により示すように、筒壁体2の内側面に沿うように設定されている。
そして、本実施の形態の回転ドア1は、各出入り口部2a、2bを構成する左右側部(各出入り口部2a、2bに向かって左右であって、ドア体4の回転方向後側と先側と)に、左右の縦部材7、8がそれぞれ一体的に設けられており、これら縦部材7、8に、それぞれ第一、第二支持ポール9、10が一体的に設けられている。また、前記縦部材8よりも出入り口部2a、2bの内側部位で、かつ、外径側部位に位置して第三支持ポール11が設けられ、第二、第三支持ポール10、11とのあいだはパネル体12aにより覆蓋されて進入防止柵12に構成されており、これによって、通行者が出入り口部2a、2bにおける回転方向先側から進入することを防止するように配慮されている。
一方、第二支持ポール10が設けられる出入り口部2a、2bの回転方向先側縦部材8には、進入防止柵12の内径側に位置し、出入り口部2a、2bの内側方向に延出する弾性変形可能な第一緩衝体13の基端部が一体的に設けられ、ドア体4の外径側縁部と出入り口部2a、2bの回転方向先側部位とのあいだで生じる衝撃を吸収するように設定されている。さらに、該第一緩衝体13と前記進入防止柵12とのあいだには、進入防止柵12の内側に人が侵入するのを防止するとともに、衝撃吸収をする弾性変形可能で、かつ、平面視L字形をした第二緩衝体14の基端部が一体的に設けられ、第一、第二緩衝体13、14とが径方向に積層する状態で配設されている。さらに、このものでは、ドア体4の外径側縁部に、第一緩衝体13と同様のドア側緩衝体15の基端部が、回転方向先側に向けて延出する状態で一体的に設けられている。これによって、ドア体4の外径側縁部と出入り口部2a、2bの回転方向先側部位とのあいだに障害物が挟み込まれようとしたとき、第一緩衝体13とドア側緩衝体15とが先行して障害物に当接して弾性変形し、衝撃を吸収するように設定されている。
さらに、第一支持ポール9と第三支持ポール11とのあいだには、上下方向複数の第一挟み込み防止センサ16が設けられている。前記各第一挟み込み防止センサ16は、それぞれ一対の投、受光器16a、16bを備えた光センサで構成されており、これら投、受光器16a、16bを第一、第三支持ポール9、11に互いに対向して設けることにより、出入り口部2a、2bの周回り方向の全域における通行者の検知を高い検知感度で、かつ、確実に検知するように構成されている。また、出入り口部2a、2bの上方には筒壁体2に続く幕板2cが設けられており、該幕板2cの下面におけるドア体4の回転方向先側部位に、周回り方向に隣接する一対の第二挟み込み防止センサ17が設けられており、該第二挟み込み防止センサ17の配設位置から床面Fの近傍部位に至る範囲を通過する通行者を検知するように構成されている。
一方、前記第一緩衝体13とドア側緩衝体15とは、ドア体4の回転時に先行して近付くそれぞれの先端部が、互いに近接するよう折曲して基端部とは径方向に偏寄した形状に形成されており、これら偏寄した部位に、投、受光器を備えた光センサで構成される高感度の第一障害物検知センサ18とドア側障害物検知センサ19とがそれぞれ設けられている。そして、障害物が第一またはドア側緩衝体13、15に当接(接触)したとき、これら緩衝体13、15がそれぞれ弾性変形することに基づいてそれぞれ検知作動するように構成されている。さらに、第二緩衝体14の先端部には、テープスイッチで構成される低感度の第二障害物検知センサ20が設けられており、第二緩衝体14の弾性変形に基づいて検知作動するように設定されている。
ここで、第一緩衝体13とドア側緩衝体15とは、これらのあいだに障害物が挟み込まれようとした場合に、互いに近接するべく偏寄した部位に障害物が接触することにより、少なくとも一方の障害物検知センサ18、19が速やかに検知作動して、駆動装置Mの駆動停止を行うようにしている。しかも、第一緩衝体13とドア側緩衝体15との弾性変形(撓み変形)量の和は、第一、ドア側検知センサ18、19の何れかが検知作動して駆動装置Mを駆動停止してから、慣性により回転するドア体4の移動距離(実際にドア体4が回転を停止するまでの移動距離)よりも大きく設定されている。これによって、第一、ドア側検知センサ18、19の何れかが検知作動して挟み込みを検知をしたときに、これらのあいだに挟み込まれてしまう以前の段階でドア体4の回転を停止できるようにし、もって、挟み込みを未然に防止できるようにしている。
また、天井パネル体3aの第一パネル体6aの回転方向先側部位には第一追突検知センサ21が設けられており、該第一追突防止センサ21は、ドア体4の回転方向先側部位通行者や障害物が近付いたことに基づいて検知作動するように設定されている。さらに、ドア体4の先側突出部6dと中心側ドアのあいだには第二追突防止センサ22が設けられており、該第二追突防止センサ22は、各コンパートメントX、Y内にいる通行者や障害物がドア体4に近接したことに基づいて検知作動するように設定されている。
さて、前記駆動装置Mには制御部MCが接続されており、該制御部MCには、出入り口部2a、2b上方の幕板2cの周回り方向略中央部およびドア体4の回転方向後側とに設けられた各一対の起動センサ23、24が接続されており、これら起動センサ23、24は、出入り口部2a、2bからコンパートメントX、Y内に進入しようとする通行者を検知することに伴い、検知信号が制御部MCに入力されるように設定されている。ここで、起動センサ23、24は、幕板2cから出入り口部2a、2bの外径側方向を照射して、出入り口部2a、2bに近付いた通行者を検知するように設定されている。尚、起動センサとしては、通行者がコンパートメント内に入ったことを検知する構成であってもよい。
さらに、制御部MCは、前記第一、第二挟み込み防止センサ16、17、そして、第一、第二障害物検知センサ18、20、また、ドア側障害物検知センサ19が接続されており、各センサ16、17、18、20、19からの検知信号が入力されるように設定されている。
さらに、制御部MCは、第一、第二追突防止センサ21、22等のセンサ類が接続されているとともに、第三支持ポール11に設けられた非常停止スイッチ25、低速回転切り換えスイッチ26等のスイッチ類が接続されており、これらからの信号が入力されるように設定されている。
さらに、制御部MCには、ドア体4の回転位置を検知する位置検知センサ27が接続されており、筒状空間を仕切る仕切りパネルの回転位置を検知するように設定されている。本実施の形態において、位置検知センサ27は、仕切りパネルに相当する内側ドア5、外側ドア6のうち、外側ドア6の先側突出部6dの回転位置が、出入り口部2a、2bの何れの範囲に位置しているかを検知するように設定されている。つまり、本実施の形態では、出入り口部2a、2bに設けたドア体回転方向先側の縦部材8から周回り方向に80センチメートルのあいだの範囲を第一エリアA1、該第一エリアA1よりも回転方向後側の範囲であって、出入り口部2a、2bの回転方向略中央部に至るまでの範囲を第二エリアA2、該第二エリアA2の回転方向後側部位から筒壁体2の回転方向後方部位であって、後側突出部6eの先端部が出入り口部2a、2bの回転方向先側の縦部材8に対向する位置に至るまでの範囲を第三エリアA3、前記第一エリアA1の回転方向先側部位から筒壁体2の回転方向先方部位の第三エリアA3に至るまで(後側突出部6eの先端部が出入り口部2a、2bの回転方向先側の縦部材8に対向する位置に至るまで)の範囲を第四エリアA4として設定され、位置検知センサ27は、先側突出部6dが各エリアA1、A2、A3、A4の何れに位置しているかを検知して、対応する検知信号を制御部MCに出力するように設定されている。
因みに、先側突出部6dが第一エリアA1に位置する状態は、コンパートメントX、Yに出入りしたときドア体4と縦部材8とのあいだに挟み込まれる惧れがあるドア体4の閉鎖前状態であり、第二エリアA2に位置する状態は、ドア体4が出入り口部2a、2bを閉鎖しつつある状態であって、これら第一、第二エリアA1、A2とが本発明の設定範囲に相当している。ここで、本実施の形態における設定範囲は、前述したように、第一エリアA1に回転方向後側部位(第二エリアA2)を含めた範囲に設定されている。これによって、挟み込み防止モードに切り換えるための設定範囲が、出入り口部2a、2bにおけるドア体4の回転方向先側の縦部材8を基準として、ドア体4の閉鎖前状態(第一エリアA1)よりも広い範囲となるように設定されている。
尚、先側突出部6dが第三エリアA3に位置する状態は、ドア体4が開放されていて、通行者を無理なくコンパートメントX、Yから出入りさせることができる大きさに開放している状態であり、第四エリアA4に位置する状態は、出入り口部2a、2bを閉鎖状態から次第に開放する状態であり、開口の大きさが通行者の通行には充分ではない状態となっている。
そして、制御部MCは、起動センサ23、24からの検知信号がなく、通行者がいない場合には、待機モードとなっており、駆動装置Mを低速駆動してドア体4を低速回転させる待機制御を行うように設定されている。この状態において、起動センサ23、24が通行者を検知した場合、制御部MCは、位置検知センサ27によりドア体4の回転位置が何れに位置しているかを判断し、該先側突出部6dが第三、第四エリアA3に位置していると判断した場合では、通行モードに切り換えて、駆動装置Mを加速して高速駆動としてドア体4を高速回転させる通行制御を行うように設定されている。一方、制御部MCは、起動センサ23、24が通行者を検知して、かつ、位置検知センサ27により先側突出部6dが第一、第二エリアA1、A2に位置していると判断した場合では、出入り口部2a、2bが閉鎖されつつあるとして挟み込み防止モードに切り換えて、駆動装置Mの加速を行わず、待機モードにおける駆動速度を維持する状態でドア体4を低速回転させる挟み込み防止制御を実行するように設定されており、これによって、コンパートメントX、Y内に進入する通行者があわててしまうことがないように構成されている。
そして、制御部MCは、これらの各制御状態において、後述するように各センサ類やスイッチ類からの検知信号の入力に伴い、対応する駆動指令を駆動装置Mに対して出力して、ドア体4の回転制御を行うように設定されている。
尚、挟み込み防止モードに移行した場合、各センサ類やスイッチ類からの検知信号の入力がなく、位置検知センサ28により、先側突出部6dが第二、第一、エリアA2、A1から脱して第四エリアA4に達したと判断されることに伴い、制御部MCは、駆動装置Mを加速して通常の通行モードに自動的に復帰するように設定され、これによって、円滑なドア体4の回転が損なわれないようにしている。
因みに、前記各モードにおいて、制御部MCに、ドア側障害物検知センサ19、第二追突防止センサ22から検知信号の入力、あるいは、非常停止スイッチ25から信号の入力があった場合では、ドア体4を緊急停止し、第一追突防止センサ21から検知信号の入力、あるいは、低速回転切換えスイッチ26から信号の入力があった場合では、ドア体4の回転速度を低速にする駆動制御をするように設定されている。
さらに、このものにおいて、通行者が起動センサ23、24により検知される位置よりもさらにコンパートメントX、Yに近付いた状態を第一、第二挟み込み防止センサ16、17により検知された場合、あるいは、第一、第二障害物検知センサ18、20の何れかのセンサから検知信号を入力した場合、制御部MCは、前記検知信号の入力時に位置検知センサ27により先側突出部6dの位置を判断し、先側突出部6dが第一エリアA1に位置していてドア体4が閉鎖前状態であると判断されたとき、ドア体4を緊急停止する駆動制御を行うように設定されている。これによって、挟み込まれる惧れのある通行者を確実に検知することができ、誤作動が低減され、円滑な回転ドア1となるように配慮されている。
尚、28は第三支持ポール11に設けられた信号灯であって、該信号灯28は、ドア体4の回転位置に応じた指令を制御部MCから受けて色を変える状態で点灯するように設定されている。つまり、制御部MCは、位置検知センサ27により、先側突出部6dが第三エリアA3に位置している状態であると判断した場合では通常の通行状態として信号灯28を青色点灯し、先側突出部6dが第二エリアA2に位置している状態であると判断した場合では、ドア体4が閉鎖しつつあるので(閉鎖前状態に近付いているので)急いで通行することを喚起するべく信号灯28を黄色点灯し、先側突出部6dがドア体4の閉鎖前状態である第一エリアA1、そして、ドア体4が閉鎖状態から僅かに開放する第四エリアA4に位置していると判断した場合では、回転ドア1に進入することはできないとして赤色点灯するように設定されている。
ここで、信号灯28の点灯制御状態は、前記に限定されることは勿論なく、信号灯28を赤色、黄色、緑色に切り換えるタイミングは、位置検知センサ27からの検知信号に基づいて適宜決定することができる。
つぎに、制御部MCによる駆動装置Mの駆動制御手順の一例について、図5〜7のフローチャート図に基づいて説明する。
電源が投入されてスタートすると、制御部MCは、初期設定するとともに駆動装置Mに低速駆動指令を出力する待機モードに移行して、ドア体4を低速回転させる。前記待機モードにおいて、出入り口部2a、2bの近傍に通行者が来て起動センサ23、24の何れかからの検知信号が制御部MCに入力されると、制御部MCは、位置検知センサ28により先側突出部6dが第一または第二エリアA1、A2内に位置しているか否かを判断し、第一、第二エリアA1、A2内ではなく、第三、第四のエリアA3、A4に位置していると判断された場合では、通行モードに移行して後述する通行制御を行うように設定されている。尚、待機制御において、各種センサ類、スイッチ類の入力があることに伴い適宜駆動装置Mを制御するが、該駆動制御の説明は省略する。
一方、第一、第二エリアA1、A2内に位置していると判断された場合では、制御部MCは、挟み込み防止モードに移行し、ドア体4を低速回転せしめる挟み込み防止制御を行うように設定されている。
前記通行制御では、駆動装置Mに高速駆動指令を出力し、ドア体4を高速回転させるが、該ドア体4の高速回転作動の過程で、非常停止スイッチ25、第二追突防止センサ22、ドア側障害物検知センサ19の何れかからの信号の入力があった場合、制御部MCは、駆動装置Mに駆動停止指令を出力する緊急停止制御を行うように設定されている。一方、前記各スイッチおよびセンサ25、22、19からの信号入力がなく、低速回転切換えスイッチ26、第一追突防止センサ22の何れかからの信号の入力があった場合では、制御部MCは、駆動装置Mに対して低速駆動指令を出力し、ドア体4を低速回転させる低速通行制御を行うように設定されている。尚、低速通行制御においては、通行制御に準じて各センサ類やスイッチ類からの信号入力に基づいて駆動制御するように設定されている。
これに対し、前記各スイッチおよびセンサの何れのものからも信号の入力がなく、第一、第二挟み込み防止センサ16、17、第一、第二障害物検知センサ18、20の何れかからの信号の入力があった場合、制御部MCは、位置検知センサ28により第三パネル体6の先側突出部6dが第一エリアA1に位置しているか否かを判断し、第一エリアA1に位置していると判断した場合では、ドア体4の閉鎖前状態で通行者がコンパートメントX、Y内に進入して挟み込まれる惧れがあると判断して、駆動装置Mに駆動停止指令を出力する緊急停止制御を行ってドア体4の回転作動を停止するように設定されている。一方、先側突出部6dが第一エリアA1に位置していない、つまり、第二、第三、第四エリアA2、A3、A4の何れかに位置している状態で通行者がコンパートメントX、Y内に進入した場合では、ドア体4と出入り口部2a、2bとのあいだに挟み込まれる惧れはないと判断して、制御部MCはこれらの信号を無視するように設定されており、これによって、円滑な通行を確保しながら、挟み込みを未然に防止できるようにしている。そして、高速駆動指令を出力する通行制御の過程において、再度起動センサ23、24からの信号入力があると、制御部MCは通行制御を継続する一方、起動センサ23、24からの信号入力がない場合では、最後の起動センサ23、24からの信号が入力された状態から、所定の回転位置になるまで回転し、その後、ドア体4が予め設定された所定の回転量を回転したか否かを判断し、所定の回転がなされたと判断した場合に、待機モードに移行して駆動装置Mを低速駆動し、つぎに入力される起動センサ23、24からの信号入力を待機するように設定されている。
一方、前記挟み込み防止制御では、制御部MCは、低速駆動指令を駆動装置Mに出力して、ドア体4を低速回転させて通行者をあわてさせることがないようにしているが、この低速回転の過程で、非常停止スイッチ25、第二追突防止センサ22、ドア側障害物検知センサ19の何れかからの信号の入力があった場合、制御部MCは、駆動装置Mに駆動停止指令を出力する緊急停止制御を行うように設定されている。一方、前記各スイッチおよびセンサの何れのものからも信号の入力がなく、低速回転切換えスイッチ26、第二追突防止センサ22、第一、第二挟み込み防止センサ16、17、第一、第二障害物検知センサ18、20の何れかからの信号の入力があった場合、制御部MCは、位置検知センサ28により第三パネル体6の先側突出部6dが第一エリアA1に位置しているか否かを判断し、第一エリアA1に位置していると判断した場合では、ドア体4の閉鎖前状態で通行者がコンパートメントX、Y内に進入して挟み込まれる惧れがあると判断して、駆動装置Mに駆動停止指令を出力する緊急停止制御を行ってドア体4の回転作動を停止するように設定されている。一方、先側突出部6dが第一エリアA1に位置していない、つまり、第二エリアA2に位置している状態で通行者がコンパートメントX、Y内に進入した場合では、ドア体4と出入り口部2a、2bとのあいだに挟み込まれる惧れはないと判断して、制御部MCはこれらの信号を無視するように設定されており、これによって、通行者をあわてさせることなく円滑な通行を確保しながら、挟み込みの惧れがある場合ではこれを未然に防止できるようにしている。
一方、前記各センサからの信号の入力がなく、位置検知センサ28により第一エリアA1から脱していないと判断された場合では、前記挟み込み防止制御の手順に基づく制御がなされ、先側突出部6dが第一エリアA1から回転して第四エリアA4に達したと判断された場合では、通行者はコンパートメントX、Y内を通常通り通行していると判断し、ドア体4の回転速度が速くなる通行制御に自動的に復帰し、円滑性を損なわないように設定されている。
因みに、本実施の形態のドア体4は、筒状空間を二つに仕切る構成であり、しかも、第三パネル体6cの周回り方向長さが出入り口部2a、2bの周回り方向長さと略同様に形成されている。このため、第三パネル体6cの先側突出部6dが、出入り口部2a、2bの縦部材8に近付いてドア体4が閉鎖前状態になったとき、出入り口部2a、2bは、前記第三パネル体6cにより略閉鎖されていて、通行者の出入りは、先側突出部6dよりも先側の出入り口部2a、2bにおける回転方向先側に限定され、周回り方向に隣接するコンパートメントX、Yに出入りする通行者はいない。このため、ドア体4が閉鎖前状態になったときに、出入り口部2a、2bを出入りする通行者を、第一挟み込み検知センサ16により検知することにより、挟み込まれる惧れのある通行者を検知することができる。これによって、本実施の形態では、ドア体4と縦部材8とのあいだの挟み込みの一層の防止が図れるように配慮されている。
叙述の如く構成された本形態において、回転ドア1は、駆動装置Mの駆動に伴いドア体4が回転し、例えば屋外側の出入り口部2bからコンパートメントXに進入した通行者は、ドア体4の回転に合わせてコンパートメントX内において歩行し、コンパートメントXが屋内側の出入り口部2aに対向したところで屋内側へ退出することで、屋内側に入ることができる。さらに、このものでは、起動センサ23、24と位置検知センサ28が設けられており、回転ドア1を通過しようとする通行者を検知する一方で、ドア体4の回転位置が検知されている。そして、ドア体4が出入り口部2a、2bを大きく開放して、無理なく通行者が出入りできる状態(先側突出部6dが第三エリアA3、第四エリアA4に位置する状態)では、通行者がコンパートメントX、Y内に進入すると、ドア体4の回転速度が低速の制御モードから高速となる通行モードに切り換わり、速やかで、かつ、円滑な通行を実現することができる。これに対し、起動センサ23、24によりコンパートメントX、Y内に進入しようとする通行者が検知されたときに、ドア体4が閉鎖しつつある状態(先側突出部6dが第一エリアA1(ドア体4の閉鎖前状態)または第二エリアA2に位置する状態)となっていると判断された場合では、前述したように、通行者がこのままコンパートメントX、Yに進入すると、先側突出部6dと、出入り口部2a、2bの縦部材8とのあいだに挟み込まれる惧れがあるとして、挟み込み防止モードに切り換わり、ドア体4の回転速度を、待機モードでの速度と同様の低速をそのまま維持する状態で回転する。この結果、通行者が狭い開口部となった出入り口部2a、2bから急いでコンパートメントX、Y内に入ろうとした場合に、ドア体4の回転速度がそれまでの状態から変化しない低速の状態にあるので、驚かされるようなことがなく、ドア体4と縦部材8とのあいだに挟み込まれるようなことを未然に防止できる。
しかも、本発明が実施されたものにあっては、挟み込み防止モードからの復帰は、ドア体4の先側突出部6dが閉鎖前状態である第一エリアA1から脱することで自動的になされるので、ドア体4の円滑な回転を損なうことがなく、安全を確保できるものでありながら、操作性の優れた回転ドア1とすることができる。
さらに、このものでは、起動センサ23、24が通行者を検知した段階で、先側突出部6dが第一、第二エリアA1、A2に位置すると判断されると挟み込みモードに切り換わるが、このように挟み込みモードに切り換えられた状態で、先側突出部6dが第一エリアA1に達し、この状態で通行者がコンパートメントX、Yに進入しようとした場合では、第一、第二挟み込みセンサ16、17の何れかが検知作動してドア体4の回転を緊急停止する。従って、ドア体4が閉鎖前状態となるまでのあいだでは、ドア体4が低速のままとなって通行者を安全にコンパートメントX、Y内に進入させ円滑な作動を行い、ドア体4が閉鎖前状態となって挟み込みの惧れがある場合では、これを確実に検知して緊急停止するというように二段階の制御がなされるので、円滑で、しかも、誤作動のない回転ドア1とすることができる。
さらに、本実施の形態では、挟み込み防止モードに切り換えるための設定範囲を第一、第二エリアA1、A2としているが、設定範囲は、出入り口部2a、2bにおけるドア体4の回転方向先側に位置する縦部材8の配設位置を基準とし、該縦部材8から回転方向後側の範囲であれば何れの範囲としてもよく、使用状況に応じて適宜設定することができる。さらに、出入り口部2a、2bを、前記実施の形態よりもさらに多くの(三つ以上)のエリアに分割し、回転方向後側のエリアから順次回転速度を低速にする段階的な制御とすることも可能である。
尚、本発明は前記実施の形態に限定されないことは勿論であって、回転ドアを構成するドア体は、筒状空間を二つのコンパートメントに仕切るものではなく、三つ、四つ、・・・と複数に仕切る構成であってもよく、これらの場合では、通行者が進入するのを起動センサで検知し、該検知されたときのドア体の位置を位置検知センサにより検知し、該位置が予め設定される設定範囲内に位置していると判断したときに、待機モードを挟み込み防止モードに切り換える構成とすることで、挟み込みの未然の防止を図ることができる。この場合に、前記設定範囲を、仕切りパネルの外径側縁部の位置が出入り口部におけるドア体の回転方向先側部位に設定することにより、円滑性を損なうことなく、挟み込みの防止を図ることができる。
さらに、通行者の進入時に、仕切りパネルが設定範囲内に位置するとき、待機モードから挟み込み防止モードに切り換えるのではなく、待機モードを維持するように構成することも可能である。この場合では、制御部に維持手段を設け、通行者が進入するのを起動センサで検知し、該検知されたときのドア体の位置を位置検知センサにより検知し、該位置検知センサにより仕切りパネルの位置が予め設定される設定範囲の場合に、待機モードを通行モードに切り換えることなく待機モードを維持するように設定される。そして、この場合も、仕切りパネルが前記設定範囲から脱出することに基づいて通行モードに切り換えることで、円滑性を損なうことがないようにできる。
さらには、挟み込み防止モードにおけるドア体の回転速度は、前記実施の形態のように、待機モードにおける回転速度と同速度にしてもよいが、待機モードにおける回転速度よりは高速であるが、通行モードにおける回転速度よりは低速(待機モードにおける速度と通行モードにおける速度との中間の速度)に、あるいは、待機モードにおける回転速度よりもさらに低速度に等、通行モードにおける速度よりも低速度となる速度に適宜に設定することができる。
また、設定範囲を、通行者が挟み込まれる惧れのあるドア体の閉鎖前状態、即ち、前記第一の実施の形態の第一エリアA1に相当する部位にのみ設定することができ、このように設定した実施例を第二の実施の形態として説明する。尚、第二の実施の形態を説明するにあたり、回転ドア1を構成する各種部材、センサ類、スイッチ類は前記第一の実施の形態と同様であり、これらの符号をそのまま用いて説明する。
この場合、出入り口部2a、2bにおける第一エリアA1は、ドア体4の閉鎖前状態に設定されており、出入り口部2a、2bにおける第一エリアA1よりも回転方向後側の範囲が第二エリアA2に設定され、残りの範囲が第三エリアに設定されている。そして、制御部MCは、待機モードの状態で起動センサ23、24の入力があったときに、位置検知センサ27により先側突出部6dが第二、第三エリアA2、A3に位置していると判断された場合では、待機モードから通行モードに切り換わり、前記第一の実施の形態の通行制御と同様の制御を行うように設定されている。
一方、制御部MCは、待機モードの状態で起動センサ23、24の入力があったときに、位置検知センサ27により先側突出部6dが第一エリアA1に位置していると判断された場合では、待機モードから挟み込み防止モードに切り換わるように設定されている。前記挟み込み防止モードに切り換えられた場合の制御部MCにおける制御手順を図8のフローチャート図に基づいて説明する。
前記挟み込み防止モードにおいて、制御部MCは、低速駆動指令を駆動装置Mに出力して、ドア体4を低速回転させるが、この低速回転の過程で、非常停止スイッチ25、第二追突防止センサ22、ドア側障害物検知センサ19の何れかからの信号の入力が合った場合、制御部MCは、駆動装置Mに駆動停止指令を出力する緊急停止制御を行うように設定されている。一方、前記各スイッチおよびセンサの何れのものからも信号の入力がなく、低速回転切換えスイッチ26、第二追突防止センサ22、第一、第二挟み込み防止センサ16、17、第一、第二障害物検知センサ18、20の何れかからの信号の入力があった場合、制御部MCは、直ちに駆動装置Mに駆動停止指令を出力する緊急停止制御を行って、ドア体4の回転作動を停止するように設定されている。これに対し、前記各センサからの信号の入力がなく、位置検知センサ28により第一エリアA1から脱していないと判断された場合では、前記挟み込み防止制御の手順に基づく制御がなされ、先側突出部6dが第一エリアA1から回転して第三エリアA3に達したと判断された場合では、ドア体4の回転速度が早くなる通行制御に自動的に復帰し、円滑性を損なわないように設定されている。そして、このように構成した場合では、挟み込まれる惧れがあるときのみ回転速度を低速のままとすることができて、円滑性を損なうことなく安全を図ることができ、操作性の一層優れた回転ドア1とすることができる。
回転ドアの全体斜視図である。 回転ドアの全体正面図である。 回転ドアの全体平面図である。 制御部における制御状態を説明するブロック図である。 制御部における制御状態を説明するフローチャート図である。 制御部における制御状態を説明するフローチャート図である。 制御部における制御状態を説明するフローチャート図である。 第二の実施の形態の制御部における制御状態を説明するフローチャート図である。
符号の説明
1 回転ドア
2 筒壁体
4 ドア体
5 中心側ドア
6 外側ドア
6c 第三パネル体
8 縦部材
12 進入防止柵
13 第一緩衝体
14 第二緩衝体
15 ドア側緩衝体
16 第一挟み込み防止センサ
17 第二挟み込み防止センサ
18 第一障害物検知センサ
19 ドア側障害物検知センサ
20 第二障害物検知センサ
23、24 起動センサ
27 位置検知センサ

Claims (5)

  1. 径方向に対向する出入り口部が形成された筒状空間に、該筒中心を基準として筒状空間を複数に仕切る仕切りパネルを備えたドア体を回転自在に設け、ドア体を回転駆動する駆動装置の制御部に、出入り口部から筒状空間内へ進入する通行者を検知する起動センサを接続し、これら起動センサからの検知信号の入力に伴い、制御部が、ドア体を低速回転する待機モードから高速回転する通行モードに切り換わるよう構成した回転ドアにおいて、前記制御部は、ドア体の回転位置を検知する位置検知センサが接続され、起動センサが通行者検知をしたときに、位置検知センサにより仕切りパネルが出入り口部に設けた予め設定される設定範囲内に位置していることの検知により、待機モードからドア体が低速回転する挟み込み防止モードに切り換わるように構成されている回転ドア。
  2. 請求項1において、制御部は、位置検知センサにより仕切りパネルが設定範囲内を脱っすることの検知に伴い、挟み込み防止モードから通行モードに切り換わるように構成されている回転ドア。
  3. 径方向に対向する出入り口部が形成された筒状空間に、該筒中心を基準として筒状空間を複数に仕切る仕切りパネルを備えたドア体を回転自在に設け、ドア体を回転駆動する駆動装置の制御部に、出入り口部から筒状空間内へ進入する通行者を検知する起動センサを接続し、これら起動センサからの検知信号の入力に伴い、制御部が、ドア体を低速回転する待機モードから高速回転する通行モードに切り換わるよう構成した回転ドアにおいて、前記制御部は、ドア体の回転位置を検知する位置検知センサが接続され、起動センサが通行者検知をしたときに、位置検知センサにより仕切りパネルが出入り口部に設けた予め設定される設定範囲内に位置していることの検知により、待機モードを維持する維持手段が設けられている回転ドア。
  4. 請求項3において、制御部は、位置検知センサにより仕切りパネルが設定範囲内を脱っすることの検知に伴い、待機モードから通行モードに切り換わるように構成されている回転ドア。
  5. 請求項1乃至4の何れかにおいて、出入り口部の設定範囲は、出入り口部における回転方向先側部位から、ドア体の回転方向後側の領域である回転ドア。
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