JP2003247375A - 回転ドア装置 - Google Patents
回転ドア装置Info
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- JP2003247375A JP2003247375A JP2002048020A JP2002048020A JP2003247375A JP 2003247375 A JP2003247375 A JP 2003247375A JP 2002048020 A JP2002048020 A JP 2002048020A JP 2002048020 A JP2002048020 A JP 2002048020A JP 2003247375 A JP2003247375 A JP 2003247375A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 回転ドア装置において、仕切り体の回転方向
先側の障害物を検知して仕切り体の駆動制御をする障害
物検知手段を、仕切り体の停止までの減速を自然な作動
にする。 【解決手段】 障害物検知手段を、仕切り体3の回転方
向先側に、第一、第二第三の検知範囲A、B、Cを設定
し、該検知範囲A、B、Cにおける障害物検知をする第
一、第二、第三の検知センサ11、12、13の検知セ
ンサを設け、制御部10は、第三検知センサ13の入力
で低速となる第一の低速制御をし、第二の検知センサ1
2の入力でさらに低速となる第二の低速制御をし、第一
検知センサ11の入力で仕切り体3の停止制御をするよ
うに構成する。
先側の障害物を検知して仕切り体の駆動制御をする障害
物検知手段を、仕切り体の停止までの減速を自然な作動
にする。 【解決手段】 障害物検知手段を、仕切り体3の回転方
向先側に、第一、第二第三の検知範囲A、B、Cを設定
し、該検知範囲A、B、Cにおける障害物検知をする第
一、第二、第三の検知センサ11、12、13の検知セ
ンサを設け、制御部10は、第三検知センサ13の入力
で低速となる第一の低速制御をし、第二の検知センサ1
2の入力でさらに低速となる第二の低速制御をし、第一
検知センサ11の入力で仕切り体3の停止制御をするよ
うに構成する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、建築物の開口部等
に設けられる回転ドア装置の技術分野に属するものであ
る。
に設けられる回転ドア装置の技術分野に属するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】一般に、この種回転ドア装置のなかに
は、円筒状の筒壁体内を例えば一枚状の仕切り体により
二区画に仕切る構成とし、前記仕切り体を、開閉機等の
駆動手段により回転させることに伴い、筒壁体内の各区
画の開口部から対向する開口部への通行ができるように
したものが知られている。このようなものにおいて、回
転ドア内にいる通行者が仕切り体に当ってしまうことを
防止するための安全対策が計られているが、このような
安全対策として、仕切り体の回転方向先側近傍の障害物
を検知する検知センサと、該検知センサの検知信号の入
力で、仕切り体の回転を停止すべく開閉機を駆動停止す
るように制御する制御手段とで構成される障害物検知手
段を設けている。そして、このものでは、一方の区画に
いる通行者が、進行方向後側の仕切り体に当りそうにな
った場合に、検知センサが作動して仕切り体の回転駆動
を停止することになるが、このとき、他方の区画に通行
者がいて、その通行者が回転方向先側の仕切り体に近付
いた状態で歩行していると、該他方区画にいる通行者
は、回転方向先側に位置する仕切り体が突然停止するこ
とになるため、仕切り体の停止作動に対して対応しきれ
なくなって、仕切り体に当ってしまう惧れがある。そこ
で、特開2000−170445号公報に示すように、
仕切り体の回転方向先側近傍の障害物を検知する第一検
知センサと、これよりも回転方向先側の検知範囲の障害
物を検知する第二検知センサとの二つのセンサを設け、
制御手段は、第二検知センサの入力で仕切り体の回転速
度を低速とし、第一検知センサの入力で回転停止をする
ように制御したものが知られている。そして、このもの
では、障害物が仕切り体に近付いて仕切り体が減速する
ことにより、仕切り体の停止までのあいだに所定時間が
生じ、これによって他区画にいる通行者が仕切り体の作
動に対応できるようにしている。
は、円筒状の筒壁体内を例えば一枚状の仕切り体により
二区画に仕切る構成とし、前記仕切り体を、開閉機等の
駆動手段により回転させることに伴い、筒壁体内の各区
画の開口部から対向する開口部への通行ができるように
したものが知られている。このようなものにおいて、回
転ドア内にいる通行者が仕切り体に当ってしまうことを
防止するための安全対策が計られているが、このような
安全対策として、仕切り体の回転方向先側近傍の障害物
を検知する検知センサと、該検知センサの検知信号の入
力で、仕切り体の回転を停止すべく開閉機を駆動停止す
るように制御する制御手段とで構成される障害物検知手
段を設けている。そして、このものでは、一方の区画に
いる通行者が、進行方向後側の仕切り体に当りそうにな
った場合に、検知センサが作動して仕切り体の回転駆動
を停止することになるが、このとき、他方の区画に通行
者がいて、その通行者が回転方向先側の仕切り体に近付
いた状態で歩行していると、該他方区画にいる通行者
は、回転方向先側に位置する仕切り体が突然停止するこ
とになるため、仕切り体の停止作動に対して対応しきれ
なくなって、仕切り体に当ってしまう惧れがある。そこ
で、特開2000−170445号公報に示すように、
仕切り体の回転方向先側近傍の障害物を検知する第一検
知センサと、これよりも回転方向先側の検知範囲の障害
物を検知する第二検知センサとの二つのセンサを設け、
制御手段は、第二検知センサの入力で仕切り体の回転速
度を低速とし、第一検知センサの入力で回転停止をする
ように制御したものが知られている。そして、このもの
では、障害物が仕切り体に近付いて仕切り体が減速する
ことにより、仕切り体の停止までのあいだに所定時間が
生じ、これによって他区画にいる通行者が仕切り体の作
動に対応できるようにしている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかるに、前記従来の
ものは、所定の回転速度を一段階の減速を行う構成とな
っている。このため、どうしても回転速度の減速率を大
きくしなければならないことから、前記他区画内に居る
通行者にとっては、いきなり回転速度が停止するような
感覚を受けてしまうという問題があるうえ、仕切り体の
円滑な作動が損なわれるという問題もあり、これらに本
発明が解決しようとする課題があった。
ものは、所定の回転速度を一段階の減速を行う構成とな
っている。このため、どうしても回転速度の減速率を大
きくしなければならないことから、前記他区画内に居る
通行者にとっては、いきなり回転速度が停止するような
感覚を受けてしまうという問題があるうえ、仕切り体の
円滑な作動が損なわれるという問題もあり、これらに本
発明が解決しようとする課題があった。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記の如き実
情に鑑み、これらの課題を解決することを目的として創
作されたものであって、径方向に対向する屋内外の開口
部が形成された筒壁体と、該筒壁体内に径方向に沿って
配され、駆動手段により回転する少なくとも一枚の仕切
り体とを備えてなる回転ドア装置において、仕切り体の
回転方向先側の障害物を検知して仕切り体の駆動制御を
する障害物検知手段を、仕切り体の回転方向先側近傍か
ら順次離間する方向に設定される複数の検知範囲の障害
物をそれぞれ検知して、対応する検知信号を出力する複
数の障害物検知センサと、前記検知信号が仕切り体に近
い検知範囲の障害物検知センサからのものであるほど、
仕切り体の回転速度を低速に制御する制御手段とを備え
て構成したものである。そして、このようにすることに
より、仕切り体の回転方向先側の検知範囲で障害物を検
知したとき、仕切り体の回転速度が段階的に低速になっ
て停止することになって、仕切り体の停止作動を自然な
作動にすることができる。このものにおいて、本発明の
障害物検知センサは、仕切り体の回転方向先側に最も近
い範囲を検知する第一検知センサと、該第一検知センサ
よりも遠い範囲を検知する第二検知センサと、該第二検
知センサよりも遠い範囲を検知する第三検知センサとで
構成され、制御手段は、第三検知センサの入力で低速と
なる第一の低速制御をし、第二の検知センサの入力でさ
らに低速となる第二の低速制御をし、第一検知センサの
入力で仕切り体の停止制御をするように構成されている
ものとすることができる。
情に鑑み、これらの課題を解決することを目的として創
作されたものであって、径方向に対向する屋内外の開口
部が形成された筒壁体と、該筒壁体内に径方向に沿って
配され、駆動手段により回転する少なくとも一枚の仕切
り体とを備えてなる回転ドア装置において、仕切り体の
回転方向先側の障害物を検知して仕切り体の駆動制御を
する障害物検知手段を、仕切り体の回転方向先側近傍か
ら順次離間する方向に設定される複数の検知範囲の障害
物をそれぞれ検知して、対応する検知信号を出力する複
数の障害物検知センサと、前記検知信号が仕切り体に近
い検知範囲の障害物検知センサからのものであるほど、
仕切り体の回転速度を低速に制御する制御手段とを備え
て構成したものである。そして、このようにすることに
より、仕切り体の回転方向先側の検知範囲で障害物を検
知したとき、仕切り体の回転速度が段階的に低速になっ
て停止することになって、仕切り体の停止作動を自然な
作動にすることができる。このものにおいて、本発明の
障害物検知センサは、仕切り体の回転方向先側に最も近
い範囲を検知する第一検知センサと、該第一検知センサ
よりも遠い範囲を検知する第二検知センサと、該第二検
知センサよりも遠い範囲を検知する第三検知センサとで
構成され、制御手段は、第三検知センサの入力で低速と
なる第一の低速制御をし、第二の検知センサの入力でさ
らに低速となる第二の低速制御をし、第一検知センサの
入力で仕切り体の停止制御をするように構成されている
ものとすることができる。
【0005】
【発明の実施の形態】次に、本発明の第一の実施の形態
を図面に基づいて説明する。図面において、1は躯体に
設けられる回転ドア装置であって、該回転ドア装置1を
構成するべく躯体に建付けられる円筒状の筒壁体2に
は、直径方向に対向し、屋内外二箇所に位置する状態で
開口部2a、2bがそれぞれ開設されており、これら開
口部2a、2bが躯体内外の出入り口部となるように設
定されている。3は筒壁体2に内装される仕切り体であ
って、該仕切り体3は、回転中心近傍、または筒壁体2
近傍に配される電動モータを備えた開閉機(電動式駆動
手段)Mの駆動に基づいて平面視で反時計回り方向に回
転し、これによって、開口部2a、2bを自動的に開閉
するように設定されている。尚、4は天井パネルであっ
て、該天井パネル4は仕切り体3に対して一体的に設け
られており、仕切り体3とともに一体回転するように設
定されている。
を図面に基づいて説明する。図面において、1は躯体に
設けられる回転ドア装置であって、該回転ドア装置1を
構成するべく躯体に建付けられる円筒状の筒壁体2に
は、直径方向に対向し、屋内外二箇所に位置する状態で
開口部2a、2bがそれぞれ開設されており、これら開
口部2a、2bが躯体内外の出入り口部となるように設
定されている。3は筒壁体2に内装される仕切り体であ
って、該仕切り体3は、回転中心近傍、または筒壁体2
近傍に配される電動モータを備えた開閉機(電動式駆動
手段)Mの駆動に基づいて平面視で反時計回り方向に回
転し、これによって、開口部2a、2bを自動的に開閉
するように設定されている。尚、4は天井パネルであっ
て、該天井パネル4は仕切り体3に対して一体的に設け
られており、仕切り体3とともに一体回転するように設
定されている。
【0006】さて、前記仕切り体4は筒壁体2の筒中心
(回転中心)を支点として回動するように構成され、回
転中心の中心側に位置して中心側仕切り部材5が設けら
れている。該中心側仕切り部材5は、前記筒中心部位で
二つに分割された左右一対の戸体5a、5bに形成され
ており、各戸体5a、5bはそれぞれ左右方向移動自在
(引き戸式)に構成され、仕切り体3を所定の停止位置
に停止させた状態で、前記各左右戸体5a、5bを互い
に外方に移動させることで、回転ドア装置1の中央部を
開放できるように構成されている。因みに、前記各左右
戸体5a、5bの開閉作動は、電動駆動装置の駆動に伴
い自動式で行うもの、操作者が手動で行うものの何れで
あってもよい。
(回転中心)を支点として回動するように構成され、回
転中心の中心側に位置して中心側仕切り部材5が設けら
れている。該中心側仕切り部材5は、前記筒中心部位で
二つに分割された左右一対の戸体5a、5bに形成され
ており、各戸体5a、5bはそれぞれ左右方向移動自在
(引き戸式)に構成され、仕切り体3を所定の停止位置
に停止させた状態で、前記各左右戸体5a、5bを互い
に外方に移動させることで、回転ドア装置1の中央部を
開放できるように構成されている。因みに、前記各左右
戸体5a、5bの開閉作動は、電動駆動装置の駆動に伴
い自動式で行うもの、操作者が手動で行うものの何れで
あってもよい。
【0007】さらに左右戸体5a、5b(中心側仕切り
部材5)のそれぞれ左右方向外端縁(左右側縁部)には
外側仕切り部材6が一体的に設けられている。前記外側
仕切り部材6は、左右戸体5aの外端縁から外径側に突
出する第一平板状体6aと、該第一平板体6aに対して
回転方向後側に位置し、所定の角度を存して傾斜状に配
される第二平板状体6bと、これら第一、第二平板状体
6a、6bの外端縁同志を筒壁体2内周面に近接対向す
る状態で連結する円弧状体6cとを備えて構成されてい
る。そして、中心側仕切り部材5と、外側仕切り部材6
とにより構成される仕切り体3は、筒壁体2内を二区画
に仕切り、図2に示すように、例えば屋内外にコンパー
トメントX、Yをそれぞれ形成するように設定されてい
る。ここで、前記円弧状体6cは、筒壁体2に形成され
た開口部2a、2bの間口幅を丁度塞ぐことができるよ
う、該間口幅より僅かに長くなるよう寸法設定されて形
成されており、これによって、仕切り体3の回転の過程
で開口部2a、2bは中心側仕切り部材5または円弧状
体6cの何れかで覆蓋され、開口部2a、2bが屋内外
方向に連通する状態で開放することがないように設定さ
れている。
部材5)のそれぞれ左右方向外端縁(左右側縁部)には
外側仕切り部材6が一体的に設けられている。前記外側
仕切り部材6は、左右戸体5aの外端縁から外径側に突
出する第一平板状体6aと、該第一平板体6aに対して
回転方向後側に位置し、所定の角度を存して傾斜状に配
される第二平板状体6bと、これら第一、第二平板状体
6a、6bの外端縁同志を筒壁体2内周面に近接対向す
る状態で連結する円弧状体6cとを備えて構成されてい
る。そして、中心側仕切り部材5と、外側仕切り部材6
とにより構成される仕切り体3は、筒壁体2内を二区画
に仕切り、図2に示すように、例えば屋内外にコンパー
トメントX、Yをそれぞれ形成するように設定されてい
る。ここで、前記円弧状体6cは、筒壁体2に形成され
た開口部2a、2bの間口幅を丁度塞ぐことができるよ
う、該間口幅より僅かに長くなるよう寸法設定されて形
成されており、これによって、仕切り体3の回転の過程
で開口部2a、2bは中心側仕切り部材5または円弧状
体6cの何れかで覆蓋され、開口部2a、2bが屋内外
方向に連通する状態で開放することがないように設定さ
れている。
【0008】さらに、7は筒壁体2の開口部2a、2b
近傍に設けられるスイッチボックスであって、該スイッ
チボックス7には、仕切り体3の回転速度を遅くするた
めのスイッチ(ハンディキャップスイッチ)8や緊急停
止スイッチ9等のスイッチ類が設けられている。一方、
10は開閉機Mの近傍に設けられ、開閉機Mを駆動制御
をするための制御部(本発明の制御手段に相当する)で
あって、該制御部10は、前記スイッチボックス7に配
されたハンディキャップスイッチ8、緊急停止スイッチ
9や他の必要なスイッチ類の他、後述する第一、第二、
第三の検知センサ11、12、13や他の必要なセンサ
類(例えば戸挟み検知センサ)等、種々の検知センサに
接続されており、これら各スイッチ8、9類の操作に基
づく指令信号や、検知センサ11、12、13類からの
検知信号が入力され、これら信号に基づいて、開閉機M
の駆動制御をするように設定されている。
近傍に設けられるスイッチボックスであって、該スイッ
チボックス7には、仕切り体3の回転速度を遅くするた
めのスイッチ(ハンディキャップスイッチ)8や緊急停
止スイッチ9等のスイッチ類が設けられている。一方、
10は開閉機Mの近傍に設けられ、開閉機Mを駆動制御
をするための制御部(本発明の制御手段に相当する)で
あって、該制御部10は、前記スイッチボックス7に配
されたハンディキャップスイッチ8、緊急停止スイッチ
9や他の必要なスイッチ類の他、後述する第一、第二、
第三の検知センサ11、12、13や他の必要なセンサ
類(例えば戸挟み検知センサ)等、種々の検知センサに
接続されており、これら各スイッチ8、9類の操作に基
づく指令信号や、検知センサ11、12、13類からの
検知信号が入力され、これら信号に基づいて、開閉機M
の駆動制御をするように設定されている。
【0009】さて、仕切り体3を構成する左右の外側仕
切り部材6の回転方向先側に相当する部位は第一平板状
体6aであるが、該第一平板状体6aのそれぞれ下端部
におけるの回転方向先側面には、前記第一検知センサ1
1がそれぞれ配されている。これら各第一検知センサ1
1は、径方向に離間して配される投光部10aと受光部
10bとにより構成される光電スイッチとなっている。
そして、第一検知センサ11は、投光部10cと受光部
10bとのあいだに障害物が位置したとき、これを障害
物検知として第一検知信号を制御部10に出力するよう
に設定されており、これによって、第一仕切り体6aの
回転方向先側の近傍部位であって、図2に示される第一
検知範囲A内における障害物検知がなされるように設定
されている。
切り部材6の回転方向先側に相当する部位は第一平板状
体6aであるが、該第一平板状体6aのそれぞれ下端部
におけるの回転方向先側面には、前記第一検知センサ1
1がそれぞれ配されている。これら各第一検知センサ1
1は、径方向に離間して配される投光部10aと受光部
10bとにより構成される光電スイッチとなっている。
そして、第一検知センサ11は、投光部10cと受光部
10bとのあいだに障害物が位置したとき、これを障害
物検知として第一検知信号を制御部10に出力するよう
に設定されており、これによって、第一仕切り体6aの
回転方向先側の近傍部位であって、図2に示される第一
検知範囲A内における障害物検知がなされるように設定
されている。
【0010】また、前記第二検知センサ12は、天井パ
ネル4の各第一仕切り体6a配設部位から回転方向先側
に離間する部位に位置してそれぞれ取付けられている。
前記各第二検知センサ12は所謂近接スイッチにより構
成され、第一仕切り体6a回転方向先側近傍の前記第一
検知範囲Aよりも回転方向先側であって、図2に示され
る第二検知範囲B内における障害物の検知をするように
設定されている。そして、第二検知センサ12は、第二
検知範囲Bにおける障害物検知をすることに伴い、制御
部10に第二検知信号を出力するように設定されてい
る。
ネル4の各第一仕切り体6a配設部位から回転方向先側
に離間する部位に位置してそれぞれ取付けられている。
前記各第二検知センサ12は所謂近接スイッチにより構
成され、第一仕切り体6a回転方向先側近傍の前記第一
検知範囲Aよりも回転方向先側であって、図2に示され
る第二検知範囲B内における障害物の検知をするように
設定されている。そして、第二検知センサ12は、第二
検知範囲Bにおける障害物検知をすることに伴い、制御
部10に第二検知信号を出力するように設定されてい
る。
【0011】また、前記第三検知センサ13は、天井パ
ネル4の前記第二検知センサ取付け部位よりもさらに回
転方向先側に離間する部位に位置してそれぞれ取付けら
れている。前記各第三検知センサ13は所謂近接スイッ
チにより構成され、第一仕切り体6a回転方向先側の前
記第二検知範囲Bよりも回転方向先側であって、図1に
示される第三検知範囲C内における障害物の検知をする
ように設定されている。そして、第三検知センサ13
は、障害物検知をすることに伴い、制御部10に第三検
知信号を出力するように設定されている。
ネル4の前記第二検知センサ取付け部位よりもさらに回
転方向先側に離間する部位に位置してそれぞれ取付けら
れている。前記各第三検知センサ13は所謂近接スイッ
チにより構成され、第一仕切り体6a回転方向先側の前
記第二検知範囲Bよりも回転方向先側であって、図1に
示される第三検知範囲C内における障害物の検知をする
ように設定されている。そして、第三検知センサ13
は、障害物検知をすることに伴い、制御部10に第三検
知信号を出力するように設定されている。
【0012】そして、例えば、仕切り体3の回転方向先
側にいる通行者が立ち止ってしまい、回転方向後側の仕
切り体3(第一平板状体6a)に近付くと、まず、第三
検知センサ13が通行者を障害物として検知して、第三
検知信号を制御部10に出力するが、この場合では、制
御部10は、開閉機Mに対して仕切り体3の回転速度を
予め設定される低速となるよう減速指令を出力して、第
一の低速制御をするように設定されている。この状態か
ら、仕切り体3がさらに回転して前記通行者に近付く
と、第二検知センサ12が障害物検知をして第二検知信
号を制御部10に出力するが、この場合では、制御部1
0は、開閉機Mに対して、仕切り体3の回転速度を予め
設定される低速(前記低速よりもさらに低速)となるよ
う減速指令を出力して、第二の低速制御をするように設
定されている。そして、仕切り体3がさらに回転を続け
て、前記通行者の近傍に達すると、第一検知センサ11
が障害物検知をして第一検知信号を制御部10に出力す
る。そしてこの場合では、制御部10は、開閉機Mに対
して、仕切り体3の回転を停止するよう停止指令を出力
して、停止制御をするようになっており、このようにす
ることにより、仕切り体3に障害物が近付いたとき、仕
切り体3の回転が段階的に低速になり、そして停止する
ように設定されている。
側にいる通行者が立ち止ってしまい、回転方向後側の仕
切り体3(第一平板状体6a)に近付くと、まず、第三
検知センサ13が通行者を障害物として検知して、第三
検知信号を制御部10に出力するが、この場合では、制
御部10は、開閉機Mに対して仕切り体3の回転速度を
予め設定される低速となるよう減速指令を出力して、第
一の低速制御をするように設定されている。この状態か
ら、仕切り体3がさらに回転して前記通行者に近付く
と、第二検知センサ12が障害物検知をして第二検知信
号を制御部10に出力するが、この場合では、制御部1
0は、開閉機Mに対して、仕切り体3の回転速度を予め
設定される低速(前記低速よりもさらに低速)となるよ
う減速指令を出力して、第二の低速制御をするように設
定されている。そして、仕切り体3がさらに回転を続け
て、前記通行者の近傍に達すると、第一検知センサ11
が障害物検知をして第一検知信号を制御部10に出力す
る。そしてこの場合では、制御部10は、開閉機Mに対
して、仕切り体3の回転を停止するよう停止指令を出力
して、停止制御をするようになっており、このようにす
ることにより、仕切り体3に障害物が近付いたとき、仕
切り体3の回転が段階的に低速になり、そして停止する
ように設定されている。
【0013】叙述の如く構成された本発明の実施の形態
において、回転ドア装置1は、駆動手段である開閉機M
の駆動に伴い仕切り体3が回転し、これによって予め開
口部2a、2bに対向していたコンパートメントX、Y
がそれぞれ反対側の開口部2b、2aに対向すること
で、各コンパートメントX、Y内の通行者が屋内外を出
入りできるようになっている。そしてこのものにおい
て、一方のコンパートメントXまたはY内の通行者が、
何らかの理由で回転方向後側から近付く仕切り体3に近
付いてしまった場合、通行者は第三検知範囲C、第二検
知範囲B、第一検知範囲A内に順次達することにより、
各検知センサ11、12、13から制御部10に対し順
次検知信号が出力され、これに伴い、制御部10は第
一、第二の低速制御を行い、これによって、仕切り体3
は、回転速度が段階的に低速となり、そして、停止す
る。このため、仕切り体3は、回転を停止するまでのあ
いだの作動がスムースとなり、従来のもののように、仕
切り体3が突然大きく減速されるようなことがなくな
る。この結果、もう一方のコンパートメントYまたはX
にも通行者がいて、該通行者が回転方向先側の仕切り体
3に近付いていたような場合であっても、通行者は自然
な動きで仕切り体3の作動に対応できる。しかも、この
ものでは、回転速度の減速を開始してから仕切り体3が
停止するまでの時間をある程度長く確保したとしても、
そのあいだにおいて段階的に減速されているので、仕切
り体3の円滑な回転作動が損なわれてしまうようなこと
がない。さらに、このものでは、前述したように段階的
な減速がなされる構成であるので、障害物検知開始から
仕切り体3の停止までの作動がスムースであるばかりで
なく、障害物検知の検知範囲を広く確保したとしても、
仕切り体3の回転作動が必要以上に遅くなって円滑性が
損なわれることがない。
において、回転ドア装置1は、駆動手段である開閉機M
の駆動に伴い仕切り体3が回転し、これによって予め開
口部2a、2bに対向していたコンパートメントX、Y
がそれぞれ反対側の開口部2b、2aに対向すること
で、各コンパートメントX、Y内の通行者が屋内外を出
入りできるようになっている。そしてこのものにおい
て、一方のコンパートメントXまたはY内の通行者が、
何らかの理由で回転方向後側から近付く仕切り体3に近
付いてしまった場合、通行者は第三検知範囲C、第二検
知範囲B、第一検知範囲A内に順次達することにより、
各検知センサ11、12、13から制御部10に対し順
次検知信号が出力され、これに伴い、制御部10は第
一、第二の低速制御を行い、これによって、仕切り体3
は、回転速度が段階的に低速となり、そして、停止す
る。このため、仕切り体3は、回転を停止するまでのあ
いだの作動がスムースとなり、従来のもののように、仕
切り体3が突然大きく減速されるようなことがなくな
る。この結果、もう一方のコンパートメントYまたはX
にも通行者がいて、該通行者が回転方向先側の仕切り体
3に近付いていたような場合であっても、通行者は自然
な動きで仕切り体3の作動に対応できる。しかも、この
ものでは、回転速度の減速を開始してから仕切り体3が
停止するまでの時間をある程度長く確保したとしても、
そのあいだにおいて段階的に減速されているので、仕切
り体3の円滑な回転作動が損なわれてしまうようなこと
がない。さらに、このものでは、前述したように段階的
な減速がなされる構成であるので、障害物検知開始から
仕切り体3の停止までの作動がスムースであるばかりで
なく、障害物検知の検知範囲を広く確保したとしても、
仕切り体3の回転作動が必要以上に遅くなって円滑性が
損なわれることがない。
【0014】尚、本発明は前記実施の形態に限定されな
いことは勿論であって、検知範囲としては、仕切り体の
回転方向先側に四つの検知範囲、五つの検知範囲等、多
数の検知範囲とし、それぞれの検知範囲における障害物
を検知センサにより検知するような構成とすることも勿
論でき、これによって、仕切り体の回転速度をより多段
階的に減速することも可能である。
いことは勿論であって、検知範囲としては、仕切り体の
回転方向先側に四つの検知範囲、五つの検知範囲等、多
数の検知範囲とし、それぞれの検知範囲における障害物
を検知センサにより検知するような構成とすることも勿
論でき、これによって、仕切り体の回転速度をより多段
階的に減速することも可能である。
【図1】回転ドア装置の全体概略図である。
【図2】回転ドア装置の平面図である。
【図3】制御部による制御状態を説明するブロック図で
ある。
ある。
1 回転ドア装置
2 筒壁体
3 仕切り体
4 天井パネル
5 中心側仕切り部材
6 外側仕切り部材
6a 第一平板状体
7 スイッチボックス
10 制御部
11 第一検知センサ
12 第二検知センサ
13 第三検知センサ
─────────────────────────────────────────────────────
フロントページの続き
(72)発明者 山崎 忠
東京都豊島区池袋2−77−5 三和タジマ
株式会社内
(72)発明者 辻 健夫
東京都豊島区池袋2−77−5 三和タジマ
株式会社内
Fターム(参考) 2E015 GA02 HA02
2E052 AA01 AA02 BA02 CA06 EA05
EB01 EC01 GA05 GA06 GB01
GB06 GC10 GD08 GD09 KA08
KA13
Claims (2)
- 【請求項1】 径方向に対向する屋内外の開口部が形成
された筒壁体と、該筒壁体内に径方向に沿って配され、
駆動手段により回転する少なくとも一枚の仕切り体とを
備えてなる回転ドア装置において、仕切り体の回転方向
先側の障害物を検知して仕切り体の駆動制御をする障害
物検知手段を、仕切り体の回転方向先側近傍から順次離
間する方向に設定される複数の検知範囲の障害物をそれ
ぞれ検知して、対応する検知信号を出力する複数の障害
物検知センサと、前記検知信号が仕切り体に近い検知範
囲の障害物検知センサからのものであるほど、仕切り体
の回転速度を低速に制御する制御手段とを備えて構成し
た回転ドア装置。 - 【請求項2】 請求項1において、障害物検知センサ
は、仕切り体の回転方向先側に最も近い範囲を検知する
第一検知センサと、該第一検知センサよりも遠い範囲を
検知する第二検知センサと、該第二検知センサよりも遠
い範囲を検知する第三検知センサとで構成され、制御手
段は、第三検知センサの入力で低速となる第一の低速制
御をし、第二の検知センサの入力でさらに低速となる第
二の低速制御をし、第一検知センサの入力で仕切り体の
停止制御をするように構成されている回転ドア装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002048020A JP2003247375A (ja) | 2002-02-25 | 2002-02-25 | 回転ドア装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002048020A JP2003247375A (ja) | 2002-02-25 | 2002-02-25 | 回転ドア装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2003247375A true JP2003247375A (ja) | 2003-09-05 |
Family
ID=28660930
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2002048020A Pending JP2003247375A (ja) | 2002-02-25 | 2002-02-25 | 回転ドア装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2003247375A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006038854A (ja) * | 2004-07-22 | 2006-02-09 | Bea Sa | 自動ドア周辺を検出するレーザ監視及び感知装置 |
-
2002
- 2002-02-25 JP JP2002048020A patent/JP2003247375A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006038854A (ja) * | 2004-07-22 | 2006-02-09 | Bea Sa | 自動ドア周辺を検出するレーザ監視及び感知装置 |
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Legal Events
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---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20040727 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20060310 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20060316 |
|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20060803 |