JP2009127205A - 建築用開閉装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】建築物の出入り口部に設けられる風除室の開閉装置を、通行体が円滑、かつ、迅速に通行できるような開閉装置とする。
【解決手段】第一風除室1の屋内外に第一内、外戸体4、5を設けるとともに、第一風除室1に隣接する第二風除室2の屋内外に第二内、外戸体6、7を設けて、制御部は、第一内戸体4と第二外戸体7、第一外戸体5と第二内戸体6がそれぞれ同期する状態で、各一対の戸体4と7、5と6とが交互に、予め設定される所定時間のあいだ開放状態とする自動開閉制御に基づいて制御する構成とする。
【選択図】図1

Description

本発明は、建築物の出入り口部に設けられる風除室の屋内外の開口部等に設けられる建築用開閉装置の技術分野に属するものである。
一般に、建築物の屋内に外気が流入するのを防止するため、出入り口部に風除室を設け、該風除室の屋内外の開口部に設けた内、外戸体をインターロック制御することにより、両方の戸体が同時に開放することがないように構成したものが知られている。このようなもののなかには、屋内外の開口部、および、風除室内に通行体(通行者や車両等)を検知する検知センサを設け、これら検知センサによる通行体の検知に基づいて、対応する一方の内または外戸体を開放作動させ、該開放作動した側の戸体が閉鎖した後に、他方の戸体を開放作動するように構成したものがあるが、このものでは、通行体の出入りが集中すると一方の戸体が開放されたままになって他方の戸体が開放されなくなってしまうことがあり、このようになると、屋内外の出入りができなくなって問題がある。
この改善策として、風除室を二つに仕切って第一、第二風除室とし、これら第一、第二風除室の屋内外一方の開口部に設けられるスライド式戸体は第一、第二風除室の何れか一方を開放するとともに他方を閉鎖するよう構成する一方、第一、第二風除室の他方の開口部にはそれぞれ専用の戸体を設け、これら三枚の戸体を適宜開閉制御することにより、第一、第二風除室がそれぞれ屋内外方向に連通する状態にならない状態で、それぞれの風除室を開閉作動するように構成し、集中する通行体の出入りに対応できるようにしたものが提唱されている。
実開昭59−62103号公報
ところが、前記従来のものは、二つの風除室に分割してあるものの、一方の出入り口部の戸体は、第一、第二風除室に兼用されるものとなっている。このため、三枚の戸体を適宜開閉作動した場合に、風除室には円滑に進入することができるが、進行方向先側の戸体が開放するまでの時間、即ち、風除室内において待機する状態が長くなってしまい、集中する通行体に対応できるものではあるが、風除室から退出するまでの円滑性に劣るという問題があり、ここに本発明の解決すべき課題がある。
本発明は、上記の如き実情に鑑みこれらの課題を解決することを目的として創作されたものであって、請求項1の発明は、建築物に屋内外を仕切る風除室を設け、該風除室の屋内外の開口部に、開閉機の駆動により開口部を開閉する内、外戸体をそれぞれ設け、各開閉機を制御部により駆動制御するにあたり、制御部は、内、外戸体を、交互に、予め設定される所定時間のあいだ開放状態とする自動開閉制御をするように構成されている建築用開閉装置である。
請求項2の発明は、制御部は、一方の戸体が全閉状態となる前の予め設定される開放状態で他方の戸体を開放する集中時自動開閉制御を行なうように構成されている請求項1に記載の建築用開閉装置である。
請求項3の発明は、戸体は、予め設定される開放状態までは所定の閉鎖速度で閉鎖作動し、全閉状態に近付くと減速して全閉状態となるものとし、制御部の集中時自動開閉制御は、一方の戸体が閉鎖速度を減速することに伴い他方の戸体を開放するように設定されている請求項2に記載の建築用開閉装置である。
請求項4の発明は、風除室は、二分割されて第一、第二風除室が隣接して設けられる構成とし、これら第一風除室の屋内外の開口部に第一内、外戸体を、第二風除室の屋内外の開口部に第二内、外戸体をそれぞれ設ける構成とし、制御部は、第一内戸体と第二外戸体、第一外戸体と第二内戸体とを同期して制御するように構成されている請求項1乃至3の何れか1項に記載の建築用開閉装置である。
請求項1の発明とすることにより、通行体が円滑、かつ、迅速に風除室を通過することが可能となる。
請求項2、3の発明とすることにより、風除室としての機能を大きく損なうことがない状態で、通行体が風除室を一層円滑、かつ、迅速に通過することができる。
請求項4の発明とすることにより、通行体が集中しても、通行体が円滑、かつ、迅速に風除室を通過することが可能となる。
つぎに、本発明の第一の実施の形態について、図面に基づいて説明する。
図面において、1、2は建築物の出入り口部に左右に隣接して設けられる左右一対の第一、第二風除室であって、これら第一、第二風除室1、2は、左右方向中央部に設けられる仕切り壁3により分割されれており、該仕切り壁3と、屋内外一対の側壁1a、1b、2a、2bと、仕切り壁3に対向する左右の側壁1c、2cとによりそれぞれ囲繞される空間となっている。そして、各風除室1、2は、屋内外一対の側壁1a、1b、2a、2bにそれぞれ屋内外の出入り口部1d、1e、2d、2eがそれぞれ形成されており、これら各出入り口部1d、1e、2d、2eに、それぞれスライド移動自在の第一内、外戸体4、5と、第二内、外戸体6、7とを設けて閉鎖状態とすることにより、第一、第二風除室1、2がそれぞれ個別に閉鎖されるように構成されている。
尚、これら第一、第二内、外戸体4、5、6、7は、それぞれ図示しない開閉機に連動連結されており、対応する開閉機の駆動に基づいて屋内外側壁1a、1b、2a、2bに沿って開閉作動するように構成されている。
前記第一内、外戸体4、5および第二内、外戸体6、7の各開閉機は、図示しないコントロール室に設けられた制御部により集中制御されるように構成されており、本実施の形態では、後述するように、第一内戸体4と第二外戸体7、第一外戸体5と第二内戸体6とが同期した状態で、かつ、これらが交互に開放状態となるように制御されて、第一内、外戸体4、5が同時に開放すること、および、第二内、外戸体6、7が同時に開放することがないように構成されている。即ち、第一内戸体4と第二外戸体7とを予め設定される所定時間のあいだ開放状態として閉鎖し、続いて、第一外戸体5と第二内戸体6とを予め設定される所定時間のあいだ開放状態として閉鎖する制御を繰り返す自動開閉制御を実施するように構成されている。これによって、屋内外何れか一方から他方へ進入する場合に、第一、第二風除室1、2は、屋内外において何れか一方が開放しており、該開放している第一、または第二風除室1または2に進入した場合では、該進入した側(進行方向手前側)の戸体が閉鎖すると、すぐに、進入先側(進行方向先側)の戸体が開放して出入り口部の他方側に移動することができ、屋内外が通風状態(連通状態)になることがないものでありながら、集中する通行体を迅速、かつ、円滑に第一、第二風除室1、2を介して屋内外に出入りすることができるように構成されている。
尚、第一風除室1の屋内外の開口部にはそれぞれ第一内、外側検知センサ8、9が設けられており、第二風除室2の屋内外の開口部にはそれぞれ第二内、外側検知センサ10、11が設けられている。そして、これら各検知センサ8、9、10、11は、通行体を検知することに伴い、制御部に検知信号を出力するように設定されている。これに対し、制御部は、検知信号の入力がなされると、該検知信号を出力した検知センサ8、9、10、11に対応する戸体、例えば、第一内側検知センサ8または第二外側検知センサ11からの検知信号が入力された場合では、第一内戸体4と第二外戸体7を開放状態とする自動開放制御を開始し、第一外側検知センサ9または第二内側検知センサ10からの検知信号が入力された場合では、第一外戸体5と第二内戸体6を開放状態とする自動開放制御を開始するように構成されている。
つぎに、自動開閉制御の手順について、通行体の出入りと、各戸体4、5、6、7の開閉作動状態を図1の図面に基づいて説明する。
(A)ステップにおいて、閉鎖状態の第一、第二風除室1、2の屋内外の開口部1d、1e、2d、2eに、通行体(○印、◎印)が近付くと第一、第二内、外側検知センサ8、9、10、11による検知がなされるが、最初に通行体を検知した検知センサであって、本実施の形態では、第一風除室1の屋外側開口部1eの第一外側検知センサ9からの検知信号が最初に制御部に入力されると、(B)ステップに示すように、第一風除室1の第一外戸体5と第二風除室2の第一内戸体6とが同期した状態で開放作動して、屋内側から屋外側に移動しようとする○印の通行体は第二風除室2に進入し、屋外側から屋内側に移動しようとする◎印の通行体は第一風除室1に進入することができる。
そして、第一外戸体5と第二内戸体6とが開放作動を開始して全開状態となり、開放作動の開始から予め設定される所定時間(例えば10秒)が経過すると、(C)ステップに示すように、第一、第二風除室1、2の屋内外に通行体(△印、□印)が存在することが検知されたとしても、第一外戸体5と第二内戸体6とが強制的に閉鎖作動を開始し、(D)ステップに示すように、第一、第二風除室1、2を閉鎖状態とする。この状態となると、(E)ステップに示すように、第一内戸体4と第二外戸体7との開放作動が開始され、第一風除室1に進入している◎印の通行体は屋内側に移動し、屋内側で風除室1または2に進入しようと待機していた△印の通行体は、開放された第一内戸体4側から第一風除室1に進入することができる。また、第二風除室2に進入している○印の通行体は屋外側に移動し、屋外側で風除室1または2に進入しようと待機していた□印の通行体は、開放された第二外戸体7側から第二風除室2に進入することができる。
そして、前記第一内戸体4、第二外戸体7とが開放作動を開始して全開状態となり、開放作動の開始から予め設定される所定時間が経過すると、(F)ステップに示すように、第一、第二風除室1、2の屋内外に通行体が存在したとしても、第一内戸体4と第二外戸体7とが強制的に閉鎖作動を開始し、(G)ステップに示すように、第一、第二風除室1、2を閉鎖状態とする。この状態となると、(H)ステップに示すように、第一外戸体5と第二内戸体6との開放作動が開始され、第一風除室1に進入している△印の通行体は屋外側に移動し、第二風除室2に進入している□印の通行体は屋内側に移動することができる。
そして、制御部は、各検知センサ8、9、10、11からの入力があるあいだは、各戸体4、5、6、7を、(A)ステップ〜(F)ステップの作動手順に従って開閉作動を繰り返すように構成されており、これによって、通行体が集中したような場合であっても、第一、第二風除室1、2が閉鎖したままになって通行を妨げてしまうような不具合がなく、しかも、第一、第二風除室1、2の内外においての待機時間が少ない状態で第一、第二風除室1、2を通過することができるように構成されている。
尚、各検知センサ8、9、10、11からの検知信号の入力がなくなった場合では、制御部は、該検知センサに対応する戸体と、これに同期する戸体を開放させた後、これらの戸体に対向する戸体を開放させ、その後、全ての戸体を閉鎖状態とするように構成することで、通行体が存在するときだけ各戸体4、5、6、7を作動させることができるように設定されている。
叙述の如く構成された本形態において、建築物の出入り口部に二つに分割された第一、第二風除室1、2を設けて各戸体4、5、6、7を全閉状態とすることで、屋内外の流通が遮断された状態することができるが、この場合に、第一、第二風除室1、2の出入り口部1d、1e、2d、2eには第一内、外戸体4、5と第二内、外戸体6、7とがそれぞれ設けられ、第一内戸体4と第二外戸体7、第一外戸体5と第二内戸体6とが、それぞれ同期した状態で、これらが交互になる状態で強制的に開放、閉鎖を繰り返す作動を行うように制御する構成としたので、通行体が集中して屋内外一方の戸体が開放され、他方の戸体が閉鎖したままとなるような不具合を回避できるうえ、第一、第二風除室1、2の内外において長い時間待機することなく、円滑、かつ、迅速に第一、第二風除室1、2を通過することが可能となる。
しかも、本発明が実施されたものにあっては、第一、第二風除室1、2の屋内外の出入り口部1d、1e、2d、2eに設けた検知センサ8、9、10、11により通行体を検知することにより、対応する戸体4、5、6、7が強制的に開閉する自動開閉制御が開始されるので、遅滞なく通行することができる。
尚、本発明は前記実施の形態に限定されないことは勿論であって、図2に示す第二の実施の形態のようにすることもできる。
前記第二の実施の形態では、風除室13の屋内外に形成される出入り口部13a、13bに、一対の内、外側スライドドア14、15が、対応する開閉機の駆動に伴いそれぞれ左右方向に開閉移動するように設けられている。さらに、屋内外の出入り口部13a、13bには、通行体を検知することで検知信号を制御部に出力する内、外側検知センサ16、17がそれぞれ設けられている。そして、一方の検知センサ16または17が通行体を検知して制御部に検知信号が入力されると、制御部は、対応する側のスライドドア14または15を予め設定される所定時間のあいだ開放状態とした後閉鎖状態とし、続いて反対側のスライドドア15または14を予め設定される所定時間のあいだ開放状態とした後閉鎖状態とする制御を繰り返す自動開閉制御を実施するように構成されている。そして、この場合でも、内、外側スライドドア14、15が予め設定される時間毎に交互に強制的に開閉作動するので、一方のスライドドア14または15が開放したまま、あるいは、閉鎖したままとなるような不具合のないものとすることができる。
つぎに、自動開閉制御の手順について、通行体の出入りとスライドドア14、15の開閉作動状態を図2の図面に基づいて説明する。
(A)ステップにおいて、閉鎖状態の風除室13の屋内外の開口部13a、13bに、通行体(○印、◎印)が近付くと内、外側検知センサ16、17による検知がなされるが、最初に通行体を検知した検知センサであって、本実施の形態では、風除室13の屋外側開口部13bの外側検知センサ17からの検知信号が最初に制御部に入力されると、(B)ステップに示すように、風除室13の外側スライドドア15が開放作動し、屋外側から屋内側に移動しようとする◎印の通行体は第一風除室1に進入することができる。このとき、屋内側には、屋外側に移動しようとする○印の通行体が待機しているが、先行して風除室13に近付いた◎印の通行体が優先して風除室13に進入することができる。
そして、外側スライドドア15が開放作動を開始して全開状態となり、開放作動の開始から予め設定される所定時間(例えば10秒)が経過すると、(C)ステップに示すように、風除室13の屋外側に通行体(△印)が存在することが検知されたとしても、外側スライドドア15が強制的に閉鎖作動を開始し、(D)ステップに示すように、風除室13を閉鎖状態とし、この状態となると、(E)ステップに示すように、内側スライドドア14の開放作動が開始され、風除室13に進入している◎印の通行体は屋内側に移動し、屋内側で風除室13に進入しようと待機していた○印の通行体は、開放された内側スライドドア14から風除室13に進入することができる。
そして、内側スライドドア14が開放作動を開始して全開状態となり、開放作動の開始から予め設定される所定時間が経過すると、(F)ステップに示すように、風除室13の屋内側に通行体が存在したとしても、内側スライドドア14が強制的に閉鎖作動を開始し、(G)ステップに示すように、風除室13が閉鎖状態となり、続いて、(H)ステップに示すように、外側スライドドア15の開放作動が開始され、風除室13に進入している○印の通行体は屋外側に移動し、△印の通行体が風除室13に進入することができる。
さらに、図3に示す第三の実施の形態のようにすることもできる。
第三の実施の形態では、第二の実施の形態と同様に、風除室13、該風除室13の屋内外に形成される出入り口部13a、13bには、一対の内、外側スライドドア(本発明の戸体に相当する)14、15がそれぞれ設けられ、通行体を検知することで検知信号を制御部に出力する検知センサ16、17がそれぞれ設けられている。そして、このものでは、検知センサ16または17が通行体を検知して制御部に検知信号が入力されると、制御部は、対応する側のスライドドア14または15を予め設定される所定時間のあいだ開放状態とし、該スライドドア14または15が閉鎖作動を開始し、全閉状態となる前の予め設定される開放状態(開放姿勢)になることに伴い、反対側のスライドドア15または14が開放作動を開始し、該スライドドア15または14が予め設定される所定時間のあいだ開放状態とした後、スライドドア15または14が閉鎖作動を開始し、全閉状態となる前の予め設定される開放状態となることに伴い、再びスライドドア14または15の開放作動を開始するという制御を繰り返す集中時自動開閉制御を実施するように構成されている。
この場合では、閉鎖作動を開始したスライドドア14または15が全閉状態となる前の段階で反対側のスライドドア15または14が開放作動を始めるように構成されるため、風除室13の屋内外が開放される時間帯が形成され、屋内への外気流入防止機能は低下する。しかるに、このようにすることにより、通行体が集中しても風除室13の屋内外出入りが、前記自動開閉制御よりも一層円滑になって、風除室13内や屋内外の出入り口部13a、13bにおいて通行体が停滞するような不具合を確実に低減できるという利点がある。
ところで、スライドドア14、15は、予め設定される開閉速度により開閉作動をするように制御されるが、全開状態に近付いた状態、あるいは、全閉状態に近付いた状態では減速されるように設定されている。そこで、本実施の形態の集中時自動開閉制御では、スライドドア14、15が全閉状態に近付いて閉鎖速度が減速される状態にタイミングを合わせて、他方のスライドドア15、14が開放作動を開始するように設定され、本発明のスライドドアの予め設定される開放状態としては減速が開始される状態に設定されている。これによって、スライドドア14、15の開放面積(開放量)が少ない状態で他方のスライドドア15、14の開放作動を開始する構成とすることができ、風除室13内外の空気の流通量が低減されて、風除室13としての機能を大きく損なうことがなく、多くの通行体を円滑、かつ、迅速に出入りさせることができるように構成されている。
尚、他方のスライドドアが開放作動を開始するときの一方のスライドドアの開放状態、即ち、予め設定される開放状態としては、設置環境等に合わせて設定することができ、例えば、スライドドアが減速を開始する状態から所定時間を経過した状態等とすることができる。
つぎに、自動開閉制御の手順について、通行体の出入りとスライドドア14、15の開閉作動状態を図3の図面に基づいて説明する。
(A)ステップにおいて、閉鎖状態の風除室13の屋内外の開口部13a、13bに、通行体(○印、◎印)が近付くと内、外側検知センサ16、17による検知がなされるが、最初に通行体を検知した検知センサであって、本実施の形態では、風除室13の屋外側開口部13bの外側検知センサ17からの検知信号が最初に制御部に入力されると、(B)ステップに示すように、風除室13の外側スライドドア15が開放作動して、屋外側から屋内側に移動しようとする◎印の通行体が風除室13に進入することができる。このとき、屋内側には、屋外側に移動しようとする○印の通行体が待機しているが、先行して風除室13に近付いた◎印の通行体が優先して風除室13に進入することができる。
そして、外側スライドドア15が開放作動を開始して全開状態となり、開放作動の開始から予め設定される所定時間(例えば10秒)が経過すると、(C)ステップに示すように、風除室13の屋外側に通行体(△印)が存在することが検知されたとしても、外側スライドドア15が強制的に閉鎖作動を開始する。そして、(D)ステップに示すように、外側スライドドア15が予め設定される開放状態、即ち、外側スライドドア15の閉鎖速度が減速される状態となると、内側スライドドア14が開放作動を開始する。このように、内側スライドドア14が開放状態になると、(E)ステップに示すように、風除室13に進入している◎印の通行体は屋内側に移動し、屋内側で風除室13に進入しようと待機していた○印の通行体は、開放された内側スライドドア14から風除室13に進入することができる。これによって、前記自動開閉制御の場合よりも速く内側スライドドア14が開放作動を開始する分、屋内側の出入り口部13aにおける迅速な出入りが可能となる。
続いて、内側スライドドア14が開放作動を開始して全開状態となり、開放作動の開始から予め設定される所定時間が経過すると、(F)ステップに示すように、風除室13の屋内側に通行体が存在したとしても、内側スライドドア14が強制的に閉鎖作動を開始し、(G)ステップに示すように、内側スライドドア14が予め設定される開放状態となると外側スライドドア15が開放作動を開始し、(H)ステップに示すように、外側スライドドア15を介し、風除室13に進入している○印の通行体は屋外側に移動し、△印の通行体が風除室13に進入することができ、屋外側の出入り口部13bにおける迅速な出入りが可能となる。
このように、一方の戸体が全閉となる以前の段階で他方の戸体を開放する集中時自動開閉制御を実施することにより、通行体が集中した場合でも円滑、かつ、迅速に風除室を通過することができるが、該集中時自動開閉制御を、前記第一の実施の形態のように風除室を二つに分割するとともに、各出入り口部に戸体を設けた開閉装置に対して実施することにより、一層円滑、かつ、迅速な出入りが可能となって、通行体が集中することが想定されるような設置箇所に好適に対応することができる。
図1(A)、(B)、(C)、(D)、(E)、(F)、(G)、(H)はそれぞれ自動開閉制御の手順に基づく通行体の出入りと戸体の開閉作動状態を説明するパターン図である。 図2(A)、(B)、(C)、(D)、(E)、(F)、(G)、(H)はそれぞれ第二の実施の形態における自動開閉制御の手順に基づく通行体の出入りと戸体の開閉作動状態を説明するパターン図である。 図3(A)、(B)、(C)、(D)、(E)、(F)、(G)、(H)はそれぞれ第三の実施の形態における集中時自動開閉制御の手順に基づく通行体の出入りと戸体の開閉作動状態を説明するパターン図である。
符号の説明
1 第一風除室
2 第二風除室
3 仕切り壁
4 第一内戸体
6 第二内戸体
8 第一内側検知センサ
10 第二内側検知センサ

Claims (4)

  1. 建築物に屋内外を仕切る風除室を設け、該風除室の屋内外の開口部に、開閉機の駆動により開口部を開閉する内、外戸体をそれぞれ設け、各開閉機を制御部により駆動制御するにあたり、制御部は、内、外戸体を、交互に、予め設定される所定時間のあいだ開放状態とする自動開閉制御をするように構成されている建築用開閉装置。
  2. 制御部は、一方の戸体が全閉状態となる前の予め設定される開放状態で他方の戸体を開放する集中時自動開閉制御を行なうように構成されている請求項1に記載の建築用開閉装置。
  3. 戸体は、予め設定される開放状態までは所定の閉鎖速度で閉鎖作動し、全閉状態に近付くと減速して全閉状態となるものとし、制御部の集中時自動開閉制御は、一方の戸体が閉鎖速度を減速することに伴い他方の戸体を開放するように設定されている請求項2に記載の建築用開閉装置。
  4. 風除室は、二分割されて第一、第二風除室が隣接して設けられる構成とし、これら第一風除室の屋内外の開口部に第一内、外戸体を、第二風除室の屋内外の開口部に第二内、外戸体をそれぞれ設ける構成とし、制御部は、第一内戸体と第二外戸体、第一外戸体と第二内戸体とを同期して制御するように構成されている請求項1乃至3の何れか1項に記載の建築用開閉装置。
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