JP2006069125A - 画像形成装置及び画像形成装置用ファームウェアを格納した可搬型記憶媒体 - Google Patents

画像形成装置及び画像形成装置用ファームウェアを格納した可搬型記憶媒体 Download PDF

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Abstract

【課題】 画像形成装置に搭載される機能等に応じて、更新が必要とされるファームウェアを比較的簡易な操作で効率よく更新する。
【解決手段】 複数のファームウェアが格納された記憶手段と、この記憶手段に格納されたファームウェアを適宜更新する制御手段と、可搬型記憶媒体とのインタフェース手段とを備えた画像形成装置において、制御手段が、ファームウェアを更新する際に、インタフェース手段を介して接続された可搬型記憶媒体に格納された複数の更新用ファームウェアの中から適用可能な更新用ファームウェアを選択し、この選択された更新用ファームウェアの記憶手段への転送及び格納を全て完了した後に、この格納された更新用ファームウェアを有効化するための処理を実行する構成とする。
【選択図】 図1

Description

本発明は、複数のファームウェアが搭載されたファクシミリ装置やデジタル画像複合機等の画像形成装置及びその画像形成装置用ファームウェアを格納した可搬型記憶媒体に関するものである。
従来、画像形成装置のファームウェア(制御プログラム)を更新する場合に、供給元からファームウェアを取得してファームウェアの書き換え動作を実行させ、その書き換え動作が完全に終了した後に自動的に装置を再起動し、その後は、更新されたファームウェアで装置動作を実行するようにした技術が知られている。
例えば、書換え可能なファームウェアを格納した記憶手段を有し、その記憶手段に書き込まれているファームウェアを、供給元のホストコンピュータから受信した更新用のファームウェアにより書き換えることができる画像形成装置において、ホストコンピュータからファームウェア書き換え命令があった際に装置が動作中か否かを判断する判断手段と、更新用のファームウェアを一時格納する格納手段とを備え、判断手段で装置が動作中であると判断された場合に更新用のファームウェアを格納手段に一時格納するようにした画像形成装置が存在する(例えば、特許文献1参照)。これによると、判断手段で装置が動作中と判断された場合に、ファームウェアの受信動作とファームウェアの書き換え動作とを分離することができるので、装置が動作中かどうかに依存せずにホストコンピュータからファームウェアの書き換えが可能となる。
特開2003−72197号公報
しかし、上記特許文献1に開示のような技術では、更新の必要なファームウェアが発生する度に、個々のファームウェアの書き換えを実行し、その都度、装置本体を再起動して、書き換わったファームウェアを有効化する必要があった。従って、複数のファームウェアの更新が必要となった場合には、書き換え動作及び再起動を更新するファームウェアの数だけ繰り返すことになり、更新動作の効率が悪いといった問題があった。
また、オペレータは、画像形成装置のファームウェアを更新するにあたって、更新用のファームウェアを格納したホストコンピュータを準備して画像形成装置と接続する必要があり更新作業の負荷が大きいという問題もあった。
さらに、画像形成装置で利用するファームウェアには、標準機能に関するもののみならず任意に選択可能なオプション機能に関するものが含まれている場合もあり、オペレータは、装置に現に搭載された機能に応じて必要な更新用のファームウェアを適宜指定して更新作業を行う必要があった。
本発明は、このような従来技術の問題点を解消するべく案出されたものであり、搭載される機能等に応じて、更新が必要とされるファームウェアを比較的簡易な操作で効率よく更新すること可能とする画像形成装置及び画像形成装置用ファームウェアを格納した可搬型記憶媒体を提供することを主目的とする。
このような課題を解決するために、本発明による画像形成装置は、請求項1に示すとおり、複数のファームウェアが格納された記憶手段と、この記憶手段に格納されたファームウェアを適宜更新する制御手段と、可搬型記憶媒体とのインタフェース手段とを備えた画像形成装置であって、制御手段は、ファームウェアを更新する際に、インタフェース手段を介して接続された可搬型記憶媒体に格納された複数の更新用ファームウェアの中から適用可能な更新用ファームウェアを選択し、この選択された更新用ファームウェアの記憶手段への転送及び格納を全て完了した後に、この格納された更新用ファームウェアを有効化するための処理を実行する構成とする。
これによると、装置に搭載される機能等に応じて、更新が必要とされるファームウェアを比較的簡易な操作で効率よく更新すること可能となる。適用可能な更新用ファームウェアの選択は、例えば、記憶手段に既に格納されている複数のファームウェアの情報と更新用ファームウェアの情報と比較することにより行うことが可能である。
ファームウェアの更新を行うオペレータは、更新用ファームウェアを格納したホストコンピュータ等を準備して画像形成装置と接続する等の作業は不要であり、所定の更新用ファームウェアを格納した可搬型記憶媒体を準備して画像形成装置に装着すればよい。また、装置に搭載された機能に応じて必要な更新用ファームウェアを適宜指定する必要もなく、更新作業の負荷が大幅に軽減される。
上記画像形成装置においては、請求項2に示すとおり、更新用ファームウェアの適用対象となる機種の情報に基づき適用可能な更新用ファームウェアを選択する構成とすることができる。
これによると、装置の機種に応じて、更新が必要とされるファームウェアを比較的簡易な操作で効率よく更新すること可能となる。また、特定の機種を対象とする更新用ファームウェアだけでなく、複数の機種に関わる多数の更新用ファームウェアを格納した可搬型記憶媒体をファームウェアの更新に用いることができる。従って、ファームウェアの更新を行うオペレータは、一つの可搬型記憶媒体を準備することで複数の機種のファームウェアの更新に対応でき、ファームウェアの更新作業を効率よく行うことができる。
上記画像形成装置においては、請求項3に示すとおり、制御手段は、適用可能な更新用ファームウェアとして、所定のハードウェアデバイスについての機能を拡張するためのオプション機能に関するファームウェアを選択可能である構成とすることができる。
これによると、基本仕様として導入されている標準用のファームウェアだけでなく、所定のハードウェアデバイスについての機能を拡張するためのオプション用のファームウェアの更新にも対応可能となる。
上記画像形成装置においては、請求項4に示すとおり、オプション機能は、ファクシミリ通信の多回線制御機能である構成とすることができる。
上記画像形成装置においては、請求項5に示すとおり、オプション機能は、ファクシミリ通信の多回線制御機能である構成とすることができる。
また、本発明による可搬型記憶媒体は、請求項6に示すとおり、画像形成装置に設けられた所定のインタフェース手段に装着可能な可搬型記憶媒体であって、画像形成装置が備える所定のハードウェアデバイスについての機能を拡張するためのオプション機能に関するファームウェアを含めて、画像形成装置に適用可能な全ての更新用ファームウェアを格納した構成とする。
このように本発明によれば、画像形成装置のための更新用ファームウェアを複数格納した可搬型記憶媒体を用いて装置に適切な更新動作を行わせることで、搭載される機能等に応じて、更新が必要とされるファームウェアを比較的簡易な操作で効率よく更新することができる。
以下、本発明の実施の形態を、図面を参照しながら説明する。
図1は、本発明による画像形成装置の概略構成を示すブロック図である。この画像形成装置1は、FROM(Flash Read Only Memory)(記憶手段)2、拡張FROM(記憶手段)3、マスクROM4、RAM(Random Access Memory)5、ワークメモリ6、バックアップ用メモリ7、メモリカードコントローラ(インタフェース手段)8、操作パネル9、モデム10、API(Application Program Interface)11、LAN(Local Area Network)コントローラ12、USB(Universal Serial Bus)コントローラ13、CPU(Central Processing Unit)(制御手段)14、及びFAXオプション基板15から主として構成される。また、ここでは具体的な構成は省略するが、画像形成装置1は、一般的な複合機と同様にプリンタ装置やスキャナ装置等として機能するためのハードウェアデバイスをさらに備える。
FROM2は、複数のファームウェアを格納可能な装置本体の基板上に設けられたプログラム用メモリであり、主として標準用ファームウェアが格納される。拡張FROM3は、装置本体に設けられた接続端子に装着される補助的な拡張メモリであり、FROM2の容量の不足等を補うために用いられ、主としてオプション用のファームウェアが格納される。マスクROM4は、予めファームウェア等のプログラムが書き込まれた不揮発性メモリであり、FROM2等のファームウェアが正常に起動しない場合の緊急起動用の予備的メモリとして機能する。即ち、マスクROM4に古いバージョンのファームウェア格納しておくことによって、FROM2への書き込みエラーなどによる不具合の発生に対処することができる。RAM5は、FROM2及び拡張FROM3等拡張FROM3に格納されたファームウエアが動作するために展開される領域を有する一時メモリである。ワークメモリ6は、ファームウェアの更新の際に、更新用ファームウェアを一時的に格納する領域を有する。また、バックアップ用メモリ7は、ファームウェアの識別子やファームウェアの更新日時等を含む種々の登録情報を格納する不揮発性メモリである。
メモリカードコントローラ8は、所定のメモリカード(可搬型記憶媒体)21と接続するための接続端子を有するカードスロットを備えており、そのカードスロットに装着されたメモリカード21に対するファイルの読出し/書込み等の動作を制御する。なお、ここで用いるメモリカードは、特定の規格に限定されるものではなく、SD(Secure Digital)メモリカードやコンパクトフラッシュ(登録商標)等の種々の記憶媒体を適用可能である。
操作パネル9は、オペレータがファームウェア更新等の動作指示のための入力を行う操作キーと、装置の動作状態等を表示する表示パネルを備える。
モデム10は、デジタル信号及びアナログ信号を相互に変換し、公衆通信交換網を経由して他の機器との通信を可能とする。API11は、ポートコントロールのための機能を提供する。LANコントローラ12は、LANに対するネットワーク接続を制御する。また、USBコントローラ13は、PCや周辺機器と相互にデータの送受信等を行うためのUSB接続による通信を制御する。
CPU14は、画像形成装置1の上記各部の動作を統括的に制御する処理装置である。また、CPU14は、所定の更新プログラムに従ってファームウェアの更新処理を実行する。
FAXオプション基板15は、画像形成装置1がファクシミリ装置として機能するためのオプション基板であり、CPU14に対してIICバス22を介して接続されている。
上記構成の画像形成装置1においては、ファームウェアを更新することにより、画像形成装置1が備える各ハードウェアデバイスについての新たな機能の追加や不具合の修正を行うことが可能である。そのようなファームウェアの更新は、複数の更新用ファームウェアを格納したメモリカードを画像形成装置1のカードスロットに装着することにより行われる。
図2は、図1に示した画像形成装置に装着されるメモリカードに格納される更新用ファームウェアの一例を示す図である。ここでは、メモリカード21内に格納されたプリンタ装置用及びファクシミリ装置用の更新用ファームウェアについて説明する。
図に示すように、メモリカード21内にはプリンタ装置用として4つの更新用ファームウェアのファイルが格納されている。ファイル001は、標準的に使用されるプリンタ装置の標準用ファームウェアであり、ファイル002〜004は、オプション機能として使用可能なPCL(Printer Control Language)をサポートするオプション用ファームウェアのセットである。
画像形成装置1のFROM2には、基本仕様として標準用ファームウェアが格納されており、オペレータは所望により標準用ファームウェアの代替としてオプション用ファームウェアを利用することが可能である。従って、基本仕様のまま画像形成装置1を使用している場合には、標準用ファームウェア(ファイル001)が更新対象となり、一方、プリンタ装置の機能拡張を行う場合や既にオプション用ファームウェアを導入済みで機能拡張されている場合には、オプション用ファームウェア(ファイル002〜004)が更新対象となる。
ここで、画像形成装置1においては、標準用ファームウェア(ファイル001)、本体PCLオプション用ファームウェア(ファイル002)の格納先は、FROM2に設定されており、また、PCL制御に関する本体PCLオプション用ファームウェア(ファイル003)及びPCLフォントに関する本体PCLオプション用ファームウェア(ファイル004)の格納先は、拡張FROM3として設定されている。従って、標準用ファームウェア(ファイル001)及び本体PCLオプション用ファームウェア(ファイル002)は、FROM2が転送先として指定され、また、PCL制御に関する本体PCLオプション用ファームウェア(ファイル003)及びPCLフォントに関する本体PCLオプション用ファームウェア(ファイル004)は、拡張FROM3が転送先として指定される。
なお、本実施の形態では、ファームウェアを複数のメモリ(FROM2、拡張FROM)に分けて格納しているが、必ずしも複数のメモリを準備する必要はなく、より記憶容量の大きなメモリを使用して全てのファームウェアを一括して格納することも可能である。また、プリンタ装置のオプション機能としてPCLをサポートするオプション用ファームウェアについて説明したが、これに限らず種々のPDL(ページ記述言語)その他の印刷機能を搭載するための更新用ファームウェアを準備することも可能である。
また、メモリカード21内にはファクシミリ装置用として1つの更新用ファームウェアが格納されている。このFAXオプションボード用ファームウェア(ファイル010)は、ファクシミリ通信の機能を拡張するためのオプション用ファームウェアである。このオプション用ファームウェアを導入することで、多回線のファクシミリ通信に対応するための多回線制御機能を搭載することが可能となる。画像形成装置1においては、FAXオプションボード用ファームウェア(ファイル010)は、FAXオプション基板15のメモリに格納されるため、FAXオプションボード用ファームウェア(ファイル010)は、FAXオプション基板15が転送先として指定されている。
図3は、図1に示した画像形成装置に装着されるメモリカードに格納されるファイルのディレクトリ構造を示す図である。メモリカード21内には、画像形成装置の機種や搭載される機能によって制限されることなく、種々の更新用ファームウェアが格納され、それらの更新用ファームウェアは、保管場所となるディレクトリによって分類されている。本実施の形態では、更新用ファームウェアが、機種別に分類されて格納される場合を示す。
図3において、ディレクトリ31は、画像形成装置1の機種「UF−7000」に対応するものであり、このディレクトリ31内には、UF−7000に適用可能な複数の更新用ファームウェアのバイナリファイル33(「001.bin」〜「010.bin」等)が格納されている。これらのファイルには、画像形成装置1が備える所定のハードウェアデバイスについての機能を拡張するために任意選択可能なオプション機能に関するファームウェアが含まれる。
同様に、別の機種に関するディレクトリ32は、機種「UF−8000」に対応するものであり、このディレクトリ32内には、UF−8000に適用可能な複数の更新用ファームウェアのバイナリファイル34(「001.bin」〜「010.bin」等)が格納されている。
なお、ここで示したディレクトリ構造は、あくまで一例であり、複数の更新用ファームウェアを分類して保管可能なように種々の構成が可能である。また、ファームウェアの更新を行うオペレータは、汎用のファイル管理ソフトウェアを利用することで、これらの更新用ファームウェアのファイルのコピー、削除、及び移動等の操作を必要に応じて行うことができる。
図4は、図3に示した更新用ファームウェアのファイルの内部構造の概略を示す図である。更新用ファームウェアのファイルは、ヘッダ領域41及びデータ領域42から主として構成される。
ヘッダ領域41には、画像形成装置1が適用可能な更新用ファームウェアであるか否かを識別してその格納先を決定するための種々の情報を記録することができる。ここでは、(1)更新用ファームウェアの適用対象となる機種の情報(機種情報43)、(2)更新用ファームウェアが標準用またはオプション用の何れであるか(例えば、図2のファイル001またはファイル002〜004の何れであるか)を判定するための情報(標準/オプション情報44)、(3)更新用ファームウェアが制御用であるかフォント用であるかを判定するための情報(制御/フォント情報45)、(4)更新用ファームウェアのサフィックスの情報(サフィックス情報46)、及び(5)更新用ファームウェアのバージョンの情報(バージョン情報47)等がバイナリ形式のデータとして記録される。同様に、データ領域42には、画像形成装置1の動作を制御するための手順・命令やフォントデータ等が記録される。
図5は、図1に示した画像形成装置及びメモリカード間の更新用ファームウェアのデータの流れを示す概念図である。ファームウェアを更新する際には、まず、画像形成装置1に装着されたメモリカード21内に格納された更新用ファームウェアのファイルは、メモリカードコントローラ8によって読出され、ワークメモリ6に一旦格納される(ST1)。そこで、展開された更新用ファームウェアのファイルが解析され、そのヘッダ領域に記録された情報(更新用ファームウェアの適用対象機種、内容、バージョン等)が取得される。
画像形成装置1は、これらの更新用ファームウェアの情報と既に装置1に導入されているファームウェアの情報とを参照して、当該更新用ファームウェアが必要であるか否かを判定するとともに、その格納先を決定する。ここでは、装置1に導入されているファームウェアの情報として、FROM2、拡張FROM3、及びFAXオプション基板14に格納されているファームウェアの情報を参照する。
そこで、格納先がFROM2である場合には、FROM2内のデータが消去され、更新用ファームウェアのデータがFROM2に転送されて書込みが行われる(ST2)。また、格納先が拡張FROM3である場合には、拡張FROM3内の所定位置のデータが消去され、更新用ファームウェアのデータが拡張FROM3に転送されて所定位置への書込みが行われる(ST3)。さらに、格納先が拡張FAXオプション基板14である場合には、IICバス20経由で拡張FAXオプション基板14に更新用ファームウェアのデータが転送されて書込みが行われる(ST4)。
図6は、図1に示した画像形成装置におけるファームウェアの更新動作を示すフロー図である。ファームウェア(F/W)の更新モードが実行されると、まず、オペレータによって更新モードの選択が行われる(ST21)。ここでは、更新モードとして、画像形成装置1が更新可能な全ての更新用ファームウェアを自動的に選択する「自動モード」、または、画像形成装置1により選択された更新可能な全ての更新用ファームウェアの中から必要とする更新用ファームウェアのみを個別に選択する「個別選択モード」の何れかを選択可能である。即ち、自動モードが選択された場合には、メモリカード21内に格納された全ての適用可能な更新用ファームウェアが更新対象となる一方、個別選択モードが選択された場合には、オペレータが選択した更新用ファームウェアのみが更新対象となる。
次に、画像形成装置1のカードスロットにメモリカード21が装着されていることが確認されると(ST22:Yes)、メモリカード21内に格納された更新用ファームウェアの有効性が判断される(ST23)。この有効性の判断は、ファームウェアを更新する装置が該当する機種のフォルダをメモリカード21内において検索し、該当するフォルダが存在した場合には、さらにそのフォルダ内に有効な更新用ファームウェアが含まれているか否かを判定することにより行われる。ここで、画像形成装置1の機種を「UF−7000」とすると(以下、同様)、図2に示すようなファイル構造においてフォルダ31が検索され、さらに、そのフォルダ31内に含まれるファイル(001.bin等)が有効であるか否かが判定される。
更新用ファームウェアが有効であると判定された場合には(ST23:Yes)、更新対象となる一つの更新用ファームウェアのファイルが読出されてワークメモリ6に一旦格納される(ST24)。このとき、個別選択モードが選択されている場合には、オペレータが操作パネル9から入力操作をして選択した更新用ファームウェアのファイルのみが読出しの対象となる。そこで、更新用ファームウェアのファイルのヘッダ領域42に記録された機種情報に基づき、画像形成装置1が読出された更新用ファームウェアのファイルの適用対象機種に該当するか否かが判定される(ST25)。このとき、画像形成装置1の機種情報は、FROM2及びマスクROM4の所定の領域に記録しておくことができる。そこで、UF−7000が更新用ファームウェアの適用対象外であると判断された場合には、再びステップST24に戻り、次の更新用ファームウェアのファイルの読出しが実行される。これにより、準備されたメモリカード21のフォルダ31内に不適切な更新用ファイルが存在したような場合であっても、その不適切な更新用ファイルにより更新処理が行われることを防止することができる。
一方、ステップST25において、適用対象の機種であると判定された場合には、更新用ファイルの格納先がFROM2、拡張FROM3、及びFAXオプション基板15の何れに該当するかが順次判定され(ST26〜ST28)、格納先が決定された場合には、その格納先に更新用ファームウェアのデータが転送されて書込みが行われる(ST29〜ST31)。
格納先への書込みが終了した場合、或いは該当する格納先が見つからない場合(ST28:No)には、メモリカード21内の更新対象となる全ての更新用ファームウェアの読出しが完了したか否かが判定され(ST32)、全ての更新用ファームウェアの読出しが完了していない場合には、その読出しが完了するまで上記ステップST24〜ST31が繰り返し実行される。最終的に、全ての更新用ファームウェアの読出しが完了すると(ST32:Yes)、新たに書き込まれた更新用ファームウェアを有効化するために装置のリブート処理が実行され(ST33)、ファームウェアの更新動作は終了する。
本発明にかかる画像形成装置及び画像形成装置用ファームウェアを格納した可搬型記憶媒体によれば、画像形成装置のための更新用ファームウェアを複数格納した可搬型記憶媒体を用いて装置に適切な更新動作を行わせることで、搭載される機能等に応じて、更新が必要とされるファームウェアを比較的簡易な操作で効率よく更新することが可能となり、複数のファームウェアが搭載された画像形成装置及びその画像形成装置用ファームウェアを格納した可搬型記憶媒体として有用である。
本発明による画像形成装置の概略構成を示すブロック図 図1の画像形成装置に装着されるメモリカードに格納される更新用ファームウェアの一例を示す図 図1の画像形成装置に装着されるメモリカードに格納されるファイルのディレクトリ構造を示す図 図3の更新用ファームウェアのファイルの内部構造の概略を示す図 図1の画像形成装置及びメモリカード間の更新用ファームウェアのデータの流れを示す概念図 図1の画像形成装置におけるファームウェアの更新動作を示すフロー図
符号の説明
1 画像形成装置
2 FROM(記憶装置)
3 拡張FROM(記憶装置)
5 RAM
8 メモリカードコントローラ(インタフェース手段)
14 CPU(制御手段)
15 FAXオプション基板
21 メモリカード(可搬型記憶媒体)

Claims (6)

  1. 複数のファームウェアが格納された記憶手段と、この記憶手段に格納されたファームウェアを適宜更新する制御手段と、可搬型記憶媒体とのインタフェース手段とを備えた画像形成装置であって、
    前記制御手段は、前記ファームウェアを更新する際に、前記インタフェース手段を介して接続された可搬型記憶媒体に格納された複数の更新用ファームウェアの中から適用可能な更新用ファームウェアを選択し、この選択された更新用ファームウェアの前記記憶手段への転送及び格納を全て完了した後に、この格納された更新用ファームウェアを有効化するための処理を実行することを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記制御手段は、前記更新用ファームウェアの適用対象となる機種の情報に基づき適用可能な更新用ファームウェアを選択することを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 前記制御手段は、適用可能な更新用ファームウェアとして、所定のハードウェアデバイスについての機能を拡張するためのオプション機能に関するファームウェアを選択可能であることを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  4. 前記オプション機能は、ページ記述言語による印刷処理機能であることを特徴とする請求項3に記載の画像形成装置。
  5. 前記オプション機能は、ファクシミリ通信の多回線制御機能であることを特徴とする請求項3に記載の画像形成装置。
  6. 画像形成装置に設けられた所定のインタフェース手段に装着可能な可搬型記憶媒体であって、
    前記画像形成装置が備える所定のハードウェアデバイスについての機能を拡張するためのオプション機能に関するファームウェアを含めて、前記画像形成装置に適用可能な全ての更新用ファームウェアを格納したことを特徴とする可搬型記憶媒体。

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