JP2003331504A - ディスク再生装置、及びそのファームウエア更新方法 - Google Patents

ディスク再生装置、及びそのファームウエア更新方法

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JP2003331504A
JP2003331504A JP2002131814A JP2002131814A JP2003331504A JP 2003331504 A JP2003331504 A JP 2003331504A JP 2002131814 A JP2002131814 A JP 2002131814A JP 2002131814 A JP2002131814 A JP 2002131814A JP 2003331504 A JP2003331504 A JP 2003331504A
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disc
disk
updating
update
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JP2002131814A
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Tadahiko Ichikawa
忠彦 市川
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Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 各動作の制御を行う制御ユニットを制御する
ためのプログラムであるファームウエアのすべてを書き
換えることができるディスク再生装置、及びそのファー
ムウエア更新方法を提供する。 【解決手段】 装着したディスクがデータ再生用ディス
クか、ファームウエア更新用ディスクであるかを識別す
るディスク識別手段と、ファームウエア更新用ディスク
であると識別された場合、更新用ファームウエアを読み
出して、該更新用ファームウエアに更新するファームウ
エア更新手段と、ディスクを排出するディスク排出手段
とを備え、装着された前記ファームウエア更新用ディス
クに記録されているファームウエアを読み出し、書込/
読出可能メモリに記録されているファームエアを該ファ
ームウエアにより更新し、その後、前記ファームウエア
更新用ディスクを排出する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、情報記録媒体であ
るディスクに記録された情報の再生を行うディスク再生
装置、及びそのファームウエア更新方法に関するもので
あり、特に、ディスクのデータを再生するための各動作
の制御を行う制御ユニットを備え、該制御ユニットを制
御するためのプログラムであるファームウエアの更新を
行うディスク再生装置、及びそのファームウエア更新方
法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来のディスク再生装置では、ディスク
のデータを再生するための各動作の制御を行う手段とし
て、マイクロコンピュータによって構成された制御ユニ
ットを備え、それを制御するためのプログラム(ファー
ムウエア)は、予めリードオンリーメモリ(以下、RO
Mと記す)に格納され、該ファームウエアを内蔵したR
OMが制御ユニットに付設される。そして、制御ユニッ
トによる動作制御が行われるにあたっては、ROMに格
納されたファームウエアが随時ROMから読み出されて
制御ユニットに取り込まれ、制御ユニットがファームウ
エアに従って作動する。
【0003】このファームウエアを更新するためには、
再生装置内に既に組み込まれているROMと変更したフ
ァームウエアを格納したROMとを交換する必要があっ
た。しかし、この方法では大掛かりな改修及び高額な費
用を要することとなる。
【0004】そこで、特開平5−225683号公報に
次のような方法が開示されている。ディスク・プレーヤ
が、制御ユニットに対する制御プログラムが格納された
書込/読出可能メモリを備えるものとされたもので、そ
の制御プログラムについての改変プログラムが記録され
たプログラム変更用ディスクが用意され、そのプログラ
ム変更用ディスクがディスク・プレーヤに装着されたと
き、制御ユニットにより、プログラム変更用ディスクか
ら再生された改変プログラムが、書込/読出可能メモリ
に、それに既に格納されている制御プログラムの一部分
に代えて、或いはそれに既に格納されている制御プログ
ラムに加えて書き込まれ、それにより書込/読出可能メ
モリに格納された制御プログラムについての部分的変更
或いは追加変更が行われるので、制御ユニットに対する
制御プログラムについての、例えば、制御プログラムに
含まれた欠陥の除去、制御ユニットの動作制御機能の向
上等を目的とした変更が、ディスク・プレーヤについて
の大掛かりな改修を要することなく、さらには、高額な
費用を伴うことなく、容易に行うことができることにな
る。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上述したように従来の
ディスク再生装置においては、主に書込/読出可能メモ
リに既に格納されている制御プログラムの部分的変更或
いは追加変更を対象にしたものであり、この場合はファ
ームウエアの更新後に再生装置のリセットを実行しなく
ても、通常動作を行うことが可能であると考えられる。
【0006】一方、書込/読出可能メモリに既に格納さ
れているファームウエアのすべてを書き換えた場合、リ
セットを行わなければ書き換え後に思わぬ動作をする可
能性があるため、一度リセットを行って、再生装置を初
期状態に戻す必要がある。ここで言うリセットとは、電
源をOFFからONにした時、または、ハードリセット
が実行された時のように、再生装置を完全に初期状態に
戻すことを示す。
【0007】しかし、ディスクに記録された情報を読み
取ってファームウエア更新用ディスクであると判断した
場合に、ディスクに記録されたファームウエアを読み取
って再生装置内の書込/読出可能メモリのファームウエ
アを更新した後にリセットを実行すると、初期状態に戻
るため、再度ディスクに記録された情報を読み取ってフ
ァームウエアを更新しようとするため、無限にファーム
ウエアの更新を実行し続ける可能性があり、ファームウ
エアの更新を完了できないという問題があった。
【0008】本発明はこのような問題を解決するために
なされたものであり、書込/読出可能メモリに格納され
ているファームウエアのすべてを書き換えることができ
るディスク再生装置、及びそのファームウエア更新方法
を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】以上の問題を解決するた
めに、本発明の請求項1に記載のディスク再生装置は、
ディスクのデータを再生するための各動作の制御を行う
制御ユニットを備え、該制御ユニットがファームウエア
により制御されるディスク再生装置であって、前記制御
ユニットを制御するためのプログラムであるファームウ
エアを蓄積する書込/読出可能メモリと、装着されたデ
ィスクに記録された情報を読み取って、該装着されたデ
ィスクがデータ再生用ディスクか、ファームウエア更新
用ディスクであるかを識別するディスク識別手段と、装
着されたディスクがファームウエア更新用ディスクであ
ると識別された場合、該ディスクより更新用ファームウ
エアを読み出して、前記書込/読出可能メモリ内のファ
ームウエアを該読み出した更新用ファームウエアに書き
換えるファームウエア更新手段と、前記ディスクを排出
するディスク排出手段とを備え、装着された前記ファー
ムウエア更新用ディスクに記録されている更新用ファー
ムウエアを読出し、前記書込/読出可能メモリに記録さ
れているファームウエアを前記更新用ファームウエアに
書き換えて、その後、前記ファームウエア更新用ディス
クを排出するものである。これにより、ファームウエア
更新用ディスク内の必要な情報を読み出して、書込/読
出可能メモリに記録されているファームウエアを書き換
えた後にディスクを排出するため、再度ファームウエア
更新動作に移行することはなく、無限にファームウエア
の更新が実行され続けるのを防ぐことができ、書込/読
出可能メモリに記録されているファームウエアのすべて
を書き換えることができる。
【0010】また、本発明の請求項2に記載のディスク
再生装置は、請求項1に記載のディスク再生装置におい
て、前記ディスクから読み出したデータを一時的に格納
するRAM(Random Access Memory)を備え、前記ファ
ームウエア更新用ディスクから読み出した前記更新用フ
ァームウエアを前記RAMに格納した後、前記ファーム
ウエア更新用ディスクを排出するものである。これによ
り、ファームウエア更新用ディスク内の必要な情報を読
み出して、一時的にRAMに格納した後にディスクを排
出し、書込/読出可能メモリに記録されているファーム
ウエアを、該RAMに格納した更新用ファームウエアに
書き換えた後、再度ファームウエア更新動作に移行する
ことはなく、無限にファームウエアの更新が実行され続
けるのを防ぐことができ、書込/読出可能メモリに記録
されているファームウエアのすべてを書き換えることが
できる。
【0011】また、本発明の請求項3に記載のディスク
再生装置は、請求項1または2に記載のディスク再生装
置において、前記ディスク識別手段が、装着されたディ
スクを前記ファームウエア更新用ディスクであると識別
したとき、オペレータにより、ファームウエアを更新す
るものである。これにより、オペレーターの意思によっ
てファームウエア更新を行うかどうかの選択が可能であ
り、ファームウエア更新用ディスクを装着することによ
って自動的にファームウエアの更新を実行すると不都合
がある場合に対応できる。
【0012】また、本発明の請求項4に記載のディスク
再生装置は、請求項1ないし3のいずれかに記載のディ
スク再生装置において、前記ディスク排出手段は、前記
ファームウエア更新用ディスクから前記更新用ファーム
ウエアを読み取り中、またはファームウエア更新中、デ
ィスク排出の操作が行われても前記ディスクを排出しな
いものである。これにより、ファームウエアの更新が完
了するまでにディスク取り出しボタン等を誤って操作す
ることによってファームウエア更新に失敗するなどの使
用者の誤操作を防止できる。
【0013】また、本発明の請求項5に記載のディスク
再生装置は、請求項1ないし4のいずれかに記載のディ
スク再生装置において、ファームウエアのバージョン毎
に追記可能なファームウエア更新用ディスクを読み取っ
た場合、最後に記録されたバージョンのファームウエア
を選択し、前記書込/読出可能メモリ内のファームウエ
アを該選択したバージョンのファームウエアに書き換え
るものである。これにより、例えばCD−Rディスクの
ように追記はできるが書き換えのできないディスクを使
用する場合でも、新しいファームウエアを作成する毎に
新しいCD−Rディスクを用意する必要はなく、何度も
同じディスクが使用できるため、特に多量の再生装置の
ファームウエアを更新する場合などにコストを抑えるこ
とができる。
【0014】また、本発明の請求項6に記載のディスク
再生装置は、請求項1ないし4のいずれかに記載のディ
スク再生装置において、予め各種ファームウエアを記録
したファームウエア更新用ディスクの情報を読み取った
場合、自機種に適合するファームウエアを選択し、前記
書込/読出可能メモリ内のファームウエアを該選択した
ファームウエアに書き換えるものである。これにより、
例えばエンドユーザーが使用しているディスク再生装置
のファームウエアを更新するためのディスクを配布する
際など、複数機種・複数仕様のファームウエアに対して
ディスク1枚で済むため、ディスクの作成費用を抑える
ことができるとともに、ディスクを配布する際の管理が
簡単にできる。
【0015】また、本発明の請求項7に記載のディスク
再生装置は、請求項1ないし6のいずれかに記載のディ
スク再生装置において、ファームウエアの更新状況を、
発光ダイオードの点灯、消灯、及び点滅のいずれかで報
知する、報知手段を備えたものである。これにより、通
常はホストコンピュータに接続して使用するディスク再
生装置でも、ホストコンピュータに接続せずにファーム
ウエアの更新を行う場合に、ファームウエア更新中の進
行状況を視覚的に確認することができる。
【0016】また、本発明の請求項8に記載のディスク
再生装置のファームウエア更新方法は、ディスクのデー
タを再生するための各動作の制御を行う制御ユニットを
備え、該制御ユニットがファームウエアにより制御され
るディスク再生装置であって、前記制御ユニットを制御
するためのプログラムであるファームウエアを蓄積する
書込/読出可能メモリと、装着されたディスクに記録さ
れた情報を読み取って、該装着されたディスクがデータ
再生用ディスクか、ファームウエア更新用ディスクであ
るかを識別するディスク識別手段と、装着されたディス
クがファームウエア更新用ディスクであると識別された
場合、該ディスクより更新用ファームウエアを読み出し
て、前記書込/読出可能メモリ内のファームウエアを該
読み出した更新用ファームウエアに書き換えるファーム
ウエア更新手段と、前記ディスクを排出するディスク排
出手段とを備えたディスク再生装置のファームウエア更
新方法において、装着された前記ファームウエア更新用
ディスクに記録されている更新用ファームウエアを読出
し、前記書込/読出可能メモリに記録されているファー
ムウエアを前記更新用ファームウエアに書き換え、その
後、前記ファームウエア更新用ディスクを排出するもの
である。これにより、ファームウエア更新用ディスク内
の必要な情報を読み出して、書込/読出可能メモリにあ
るファームウエアを書き換えた後にディスクを排出する
ため、再度ファームウエア更新動作に移行することはな
く、無限にファームウエアの更新が実行され続けるのを
防ぐことができ、書込/読出可能メモリに記録されてい
るファームウエアのすべてを書き換えることができる。
【0017】また、本発明の請求項9に記載のディスク
再生装置のファームウエア更新方法は、請求項8に記載
のディスク再生装置のファームウエア更新方法におい
て、前記ディスクから読み出したデータを一時的に格納
するRAM(Random Access Memory)に、前記ファーム
ウエア更新用ディスクから読み出した前記更新用ファー
ムウエアを格納した後、前記ファームウエア更新用ディ
スクを排出するものである。これにより、ファームウエ
ア更新用ディスク内の必要な情報を読み出して、一時的
にRAMに格納した後にディスクを排出するため、書込
/読出可能メモリに記録されたファームウエアを、該R
AMに格納した更新用ファームウエアに書き換えた後、
再度ファームウエア更新動作に移行することはなく、無
限にファームウエアの更新が実行され続けるのを防ぐこ
とができ、書込/読出可能メモリに格納されているファ
ームウエアのすべてを書き換えることができる。
【0018】また、本発明の請求項10に記載のディス
ク再生装置のファームウエア更新方法は、請求項8また
は9に記載のディスク再生装置のファームウエア更新方
法において、前記ディスク識別手段が、装着されたディ
スクを前記ファームウエア更新用ディスクであると識別
したとき、オペレータの操作により、ファームウエアを
更新するものである。これにより、オペレーターの意思
によってファームウエア更新を行うかどうかの選択が可
能であり、ファームウエア更新用ディスクを装着するこ
とによって自動的にファームウエアの更新を実行すると
不都合がある場合に対応できる。
【0019】また、本発明の請求項11に記載のディス
ク再生装置のファームウエア更新方法は、請求項8ない
し10のいずれかに記載のディスク再生装置のファーム
ウエア更新方法において、前記ディスク排出手段は、前
記ファームウエア更新用ディスクから前記更新用ファー
ムウエアを読み取り中、またはファームウエア更新中、
前記ディスクを排出しないものである。これにより、フ
ァームウエアの更新が完了するまでにディスク取り出し
ボタン等を誤って操作することによってファームウエア
更新に失敗するなどの使用者の誤操作を防止できる。
【0020】また、本発明の請求項12に記載のディス
ク再生装置のファームウエア更新方法は、請求項8ない
し11のいずれかに記載のディスク再生装置のファーム
ウエア更新方法において、前記ファームウエア更新用デ
ィスクをファームウエアのバージョン毎に追記可能と
し、該ファームウエア更新用ディスクを読み取った場
合、最後に記録されたバージョンのファームウエアを選
択し、該選択したバージョンのファームウエアに更新す
るものである。これにより、例えばCD−Rディスクの
ように追記はできるが書き換えのできないディスクを使
用する場合でも、新しいファームウエアを作成する毎に
新しいCD−Rディスクを用意する必要はなく、何度も
同じディスクが使用できるため、特に多量の再生装置の
ファームウエアを更新する場合などにコストを抑えるこ
とができる。
【0021】また、本発明の請求項13に記載のディス
ク再生装置のファームウエア更新方法は、請求項8ない
し11のいずれかに記載のディスク再生装置のファーム
ウエア更新方法において、予め前記ファームウエア更新
用ディスクに各種ファームウエアを記録し、該各種ファ
ームウエアが記録されたファームウエア更新用ディスク
の情報を読み取った場合、自機種に適合するファームウ
エアを選択し、該選択したファームウエアに更新するも
のである。これにより、例えばエンドユーザーが使用し
ている再生装置のファームウエアを更新するためのディ
スクを配布する際など、複数機種・複数仕様のファーム
ウエアに対してディスク1枚で済むため、ディスクの作
成費用を抑えることができるとともに、ディスクを配布
する際の管理が簡単にできる。
【0022】また、本発明の請求項14に記載のディス
ク再生装置のファームウエア更新方法は、請求項8ない
し13のいずれかに記載のディスク再生装置のファーム
ウエア更新方法において、ファームウエアの更新状況
を、発光ダイオードの点灯、消灯、及び点滅のいずれか
で報知するものである。これにより、通常はホストコン
ピュータに接続して使用する再生装置でも、ホストコン
ピュータに接続せずにファームウエアの更新を行う場合
に、ファームウエア更新中の進行状況を視覚的に確認す
ることができる。
【0023】
【発明の実施の形態】実施の形態1.図1は、本発明の
実施の形態1に係るディスク再生装置の一例である光デ
ィスク再生装置を示すブロック図である。図において、
光ディスク11に記録されているディジタル情報を光ピ
ックアップ12が読み取り、EFM復調部13にて復調
して、信号処理部14に送る。信号処理部14でCIR
C(Cross Interleaved Reed-solomon Code)に基づい
た第1のエラー訂正を行いデコーダ15に送る。デコー
ダ15においてバッファRAM15aに格納された後、
ECCに基づいた第2のエラー訂正が行われ、誤りのあ
るデータについてバッファRAM15a内のデータが訂
正される。通常動作時には、そのエラー訂正後のデータ
はインターフェースコントローラ16を通じて外部に接
続されたホストコンピュータ(図示せず)に転送され
る。
【0024】これらの制御は、書込/読出可能メモリ1
9に格納された制御プログラム(ファームウエア)に基
づいて、RAM18を使用して、中央演算処理装置(以
下、CPUと記す)17が、EFM復調部13、信号処
理部14、デコーダ15、及びインターフェースコント
ローラ16の各部に対して命令することにより実行され
る。
【0025】また、書込/読出可能メモリ19の中に
は、ファームウエアを更新するためのローダプログラム
19a、再生装置が通常動作を行うためのファームウエ
ア19bが格納されている。そして、ローダプログラム
19aに基づいてファームウエアを更新した結果、また
は、不具合が発生した場合、報知手段であるLED(発
光ダイオード)20を所定の方式で点灯又は消灯或いは
点滅させて外部に知らせる。これにより、ファームウエ
ア更新により不具合が発生したことを外部に報知し、オ
ペレーターが不具合を認識することが可能になる。
【0026】次に、本実施の形態1における光ディスク
再生装置のファームウエアの更新の動作を、図2のフロ
ーチャート、図4のディスク概念図、及び図5のディス
ク構成図を参照しながら説明する。まず、ファームウエ
ア更新モードに移行する条件について説明する。光ディ
スク再生装置の電源を投入し、光ディスク再生装置に光
ディスクを装着すると(ステップS11)、ディスク再
生装置はスピンアップ動作を行い(ステップS12)、
ステップS13に移行する。
【0027】ステップS13において、スピンアップ時
に必ず読み出す領域(例えばCD−ROMディスクであ
れば図4に示すLEAD−IN領域L11のサブコード
等)にファームウエア更新用ディスクであることを示す
識別データを記録した光ディスクが装着されている場
合、スピンアップ動作を行うときに、光ディスク再生装
置はファームウエア更新用ディスクの識別データ記録領
域を読み取り、ファームウエア更新用ディスクであるこ
とを識別して(ディスク識別手段)ステップS14に移
行する。また、前記識別データ記録領域にファームウエ
ア更新用の識別情報が記録されていない通常の光ディス
クが装着されている場合、光ディスク再生装置はステッ
プS21の通常動作モードで動作する。
【0028】なお、ファームウエア更新モードに移行す
る条件として、CD−ROMディスクのLEAD−IN
領域のサブコードに識別情報を記録するというのは一例
であり、その他の方法によりファームウエア更新用ディ
スクと識別するようにしてもよい。
【0029】このとき、上述したように光ディスク再生
装置がファームウエア更新用ディスクと識別され、なお
かつ、オペレーターの操作により、光ディスク着脱スイ
ッチ(図示せず)を5秒間押下した状態を続けた場合に
ファームウエア更新モードに移行させるという方法もあ
る。これにより、ファームウエア更新用ディスクがファ
ームウエア更新以外に使用される場合、自動的にファー
ムウエアを更新することを防ぎ、ファームウエア更新以
外の用途にも使用することが可能となる。また、この方
法において、光ディスク着脱スイッチが5秒間押下され
た状態が続いた場合だけに限らず、光ディスク着脱スイ
ッチ以外の機能スイッチによりファームウエア更新モー
ドに移行するようにしても構わないし、また、その時間
も5秒に限ったものではない。
【0030】次に、ステップS14において、ファーム
ウエア更新用ディスクの最後に記録されたファームウエ
アが記録されているアドレスを探し、そのファームウエ
アの開始アドレスを取得する。例えばCD−R/RWデ
ィスクであれば図4に示す最終セッションのLEAD−
IN領域L12に移動して、そのセッションに記録され
ているファームウエアの開始アドレスを取得する。そし
て、ステップS15で目的のファームウエアが記録され
ているアドレスにシークし、そこからファームウエアP
12のデータを読み出し、バッファRAM15aに一時
的に格納する。ステップS16でファームウエアP12
のデータを正常に読み出すことができなければ、ステッ
プS22に移行し、LEDを点滅させてファームウエア
更新が失敗したことを知らせる。そして、ファームウエ
アP12のデータを正常に読み出すことができれば、ス
テップS17に移行する。ここまでは、書込/読出可能
メモリ19内のファームウエア19bによって制御され
るが、この後ファームウエア19bの領域すべてを書き
換えるためにローダプログラム19aによる制御に切り
替える。
【0031】そして、ステップS17において、ローダ
プログラム19aによってバッファRAM15a内のフ
ァームウエアP12のデータをファームウエア領域19
bに書き換える(ファームウエア更新手段)。ステップ
S18で書き込みに失敗、または、書き込み終了後にバ
ッファRAM15aとファームウエア19bのデータ内
容を比較して一致しないデータであれば、ステップS2
2に移行してLEDを点滅させてファームウエア更新が
失敗したことを知らせる。ファームウエア領域19bへ
の書き込みが正常に行われれば、ステップS19でディ
スクを排出する(ディスク排出手段)。なお、ディスク
排出はステップS15でディスクからファームウエアP
12をバッファRAM15aに読み出した後でも構わな
い。
【0032】次に通常の再生装置としての動作をさせる
ためにステップS20でリセットを実行し、ファームウ
エア19bによる制御に切り替える。もし、このとき再
生装置内に光ディスクが装着されていればスピンアップ
動作を行い、ファームウエア更新用の識別情報が記録さ
れていれば再度ファームウエアの更新を行うということ
になる。ステップS19でディスクの排出を行う理由
は、上述のように無限にファームウエア更新を実行する
という動作を防ぐためである。
【0033】なお、ファームウエア更新用ディスクから
更新用のファームウエアを読み取り中、またはファーム
ウエアの更新中にディスク取り出しボタンが押下されて
もディスクを排出しないようにすることにより、誤操作
によるファームウエアの更新失敗を防ぐことができる。
また、ファームウエア更新用ディスクであると識別さ
れ、なおかつ、オペレーターの操作によりファームウエ
ア更新モードに移行させることにより、オペレーターの
意思によってファームウエア更新を行うか否かの選択が
可能であり、ファームウエアの更新以外の用途にも使用
することができる。
【0034】以上のような、本発明の実施の形態1に係
るディスク再生装置は、光ディスクに記録された情報を
読み取り、その情報を再生して出力する光ディスク再生
装置において、再生する光ディスク11がファームウエ
ア更新用ディスクであるか否かを識別し、該ファームウ
エア更新用ディスクであると識別した場合、そのディス
クに記録された更新用のファームウエアを読み出して、
書込/読出可能メモリ19に既に格納されているファー
ムウエアを更新し、バッファRAM15aに更新用ファ
ームウエアを読み出した後、或いは書込/読出可能メモ
リ19のファームウエア更新後に前記ファームウエア更
新用ディスクを排出するので、無限にファームウエアの
更新動作を行うことがなくなり、書込/読出可能メモリ
19に既に格納されているファームウエアのすべてを書
き換えることができる。
【0035】また、最終セッションに記録されているフ
ァームウエアを読み出して、該ファームウエアに更新す
ることにより、例えば、CD−Rディスクのように追記
はできるが書き換えのできないディスクを使用する場合
でも、新しいバージョンのファームウエアを作成する毎
に新しいCD−Rディスクを用意する必要はなく、何度
も同じディスクが使用できるため、特に多量の再生装置
のファームウエアを更新する場合などにコストを抑える
ことができる。
【0036】なお、ファームウエア更新エラーの報知手
段としてLED20を使用した例について説明したが、
例えばブザーによる音で報知する手段や、動作状態や時
間を表示するLCDなどの小さなディスプレイを有した
光ディスク再生装置では、そのLCDにエラーコードを
表示させるような手段を用いてもよい。
【0037】実施の形態2.本発明の実施の形態2に係
るディスク再生装置は、前記ファームウエア更新用ディ
スクの作成費用を抑え、また、ディスクを配布する際の
管理を簡単に行うために、予めファームウエア更新用デ
ィスクに複数機種、及び複数仕様のファームウエアを記
録しておき、該ファームウエア更新用ディスクを再生す
る場合に、前記複数機種、及び複数仕様のファームウエ
アが記録されたファームウエア更新用ディスクから自機
種に適合するファームウエアを選択し、該選択したファ
ームウエアに更新するようにしたものである。本発明の
実施の形態2に係るディスク再生装置の一例である光デ
ィスク再生装置のファームウエアの更新における動作
を、図3のフローチャート、図6のディスク概念図、及
び図7のディスク構成図を参照しながら説明する。
【0038】なお、本実施の形態2における光ディスク
再生装置は、複数機種、及び複数仕様のファームウエア
を記録し、該各ファームウエアの機種名、或いは機種コ
ードの情報がディスク内(例えば図6に示すディスクの
LEAD−IN領域L21)に記録したファームウエア
更新用ディスクを使用したものである。ステップS31
〜S33は図2のステップS11〜S13と同じ内容で
あるため省略する。
【0039】ファームウエア更新用ディスクであると判
断した(ステップS33)後、ファームウエア更新用デ
ィスクに記録されているファームウエアの機種名、或い
は機種コードの情報からファームウエア領域19bに格
納されている機種と一致するものがあるか否かを識別し
(ステップS34)、一致する機種がなければステップ
S40に移行し通常動作を行う。もし、一致する機種が
あり、例えばそれが図6に示すディスクに記録されたフ
ァームウエアP23とすれば、ファームウエアP23の
開始アドレスにシークする。
【0040】そして、ファームウエアP23に記録され
ているファームウエアのバージョンと、書込/読出可能
メモリ19内のファームウエア領域19bに格納されて
いるバージョンとを比較し(ステップS35)、ファー
ムウエア領域19bに格納されているバージョンの方が
古いものであると判断した場合に、ファームウエアの更
新を行う(ステップS36)。そうでなければステップ
S40に移行し通常動作を行う。ステップS36〜S4
1についても図2のステップS15〜S22と同じ内容
であるため省略する。
【0041】以上のような本発明の実施の形態2に係る
ディスク再生装置は、複数機種、及び複数仕様のファー
ムウエアを記録したファームウエア更新用ディスクを再
生した場合、該読み取ったディスクの情報から自機種の
ファームウエアを選択して、該選択したファームウエア
に更新するので、例えばエンドユーザーが使用している
ディスク再生装置のファームウエアを更新するためのデ
ィスクを配布する際など、複数機種、複数仕様のファー
ムウエアに対して1枚のディスクで済むため、ディスク
の作成費用を抑えることができ、ディスクを配布する際
の管理を簡単に行うことができる。
【0042】なお、本発明の実施の形態1、及び2で
は、光ディスク再生装置について説明したが、本発明
は、光ディスク記録再生装置、磁気ディスク装置、磁気
テープ装置など、各種のディスクを用いて情報の再生を
行う記録再生装置の全てに適用可能である。
【0043】
【発明の効果】以上のように本発明の請求項1に記載の
ディスク再生装置によれば、ディスクのデータを再生す
るための各動作の制御を行う制御ユニットを備え、該制
御ユニットがファームウエアにより制御されるディスク
再生装置であって、前記制御ユニットを制御するための
プログラムであるファームウエアを蓄積する書込/読出
可能メモリと、装着されたディスクに記録された情報を
読み取って、該装着されたディスクがデータ再生用ディ
スクか、ファームウエア更新用ディスクであるかを識別
するディスク識別手段と、装着されたディスクがファー
ムウエア更新用ディスクであると識別された場合、該デ
ィスクより更新用ファームウエアを読み出して、前記書
込/読出可能メモリ内のファームウエアを該読み出した
更新用ファームウエアに書き換えるファームウエア更新
手段と、前記ディスクを排出するディスク排出手段とを
備え、装着された前記ファームウエア更新用ディスクに
記録されている更新用ファームウエアを読出し、前記書
込/読出可能メモリに記録されているファームウエアを
前記更新用ファームウエアに書き換えて、その後、前記
ファームウエア更新用ディスクを排出するので、ファー
ムウエア更新用ディスク内の必要な情報を読み出して、
書込/読出可能メモリにあるファームウエアを書き換え
た後にディスクを排出するため、再度ファームウエア更
新動作に移行することはなく、無限にファームウエアの
更新が実行され続けるのを防ぐことができ、書込/読出
可能メモリにあるファームウエアのすべてを書き換える
ことができる効果がある。
【0044】また、本発明の請求項2に記載のディスク
再生装置によれば、請求項1に記載のディスク再生装置
において、前記ディスクから読み出したデータを一時的
に格納するRAM(Random Access Memory)を備え、前
記ファームウエア更新用ディスクから読み出した前記更
新用ファームウエアを前記RAMに格納した後、前記フ
ァームウエア更新用ディスクを排出するので、書込/読
出メモリに記録されたファームウエアを、該RAMに格
納した更新用ファームウエアに書き換えた後、再度ファ
ームウエア更新動作に移行することはなく、無限にファ
ームウエアの更新が実行され続けるのを防ぐことがで
き、書込/読出可能メモリにあるファームウエアのすべ
てを書き換えることができる効果がある。
【0045】また、本発明の請求項3に記載のディスク
再生装置によれば、請求項1または2に記載のディスク
再生装置において、前記ディスク識別手段が、装着され
たディスクを前記ファームウエア更新用ディスクである
と識別したとき、オペレータの操作により、ファームウ
エアを更新するので、オペレーターの意思によってファ
ームウエア更新を行うかどうかの選択が可能であり、フ
ァームウエア更新用ディスクを装着することによって自
動的にファームウエアの更新を実行すると不都合がある
場合に対応できる効果がある。
【0046】また、本発明の請求項4に記載のディスク
再生装置によれば、請求項1ないし3のいずれかに記載
のディスク再生装置において、前記ディスク排出手段
は、前記ファームウエア更新用ディスクから前記更新用
ファームウエアを読み取り中、またはファームウエア更
新中、ディスク排出の操作が行われても前記ディスクを
排出しないので、ファームウエアの更新が完了するまで
にディスク取り出しボタン等を誤って操作することによ
ってファームウエア更新に失敗するなどの使用者の誤操
作を防止できる効果がある。
【0047】また、本発明の請求項5に記載のディスク
再生装置によれば、請求項1ないし4のいずれかに記載
のディスク再生装置において、ファームウエアのバージ
ョン毎に追記可能なファームウエア更新用ディスクを読
み取った場合、最後に記録されたバージョンのファーム
ウエアを選択し、前記書込/読出可能メモリ内のファー
ムウエアを該選択したバージョンのファームウエアに書
き換えるので、例えばCD−Rディスクのように追記は
できるが書き換えのできないディスクを使用する場合で
も、新しいファームウエアを作成する毎に新しいCD−
Rディスクを用意する必要はなく、何度も同じディスク
が使用できるため、特に多量の再生装置のファームウエ
アを更新する場合などにコストを抑えることができる効
果がある。
【0048】また、本発明の請求項6に記載のディスク
再生装置によれば、請求項1ないし4のいずれかに記載
のディスク再生装置において、予め各種ファームウエア
を記録したファームウエア更新用ディスクの情報を読み
取った場合、自機種に適合するファームウエアを選択
し、前記書込/読出可能メモリ内のファームウエアを該
選択したファームウエアに書き換えるので、例えばエン
ドユーザーが使用している再生装置のファームウエアを
更新するためのディスクを配布する際など、複数機種・
複数仕様のファームウエアに対してディスク1枚で済む
ため、ディスクの作成費用を抑えることができるととも
に、ディスクを配布する際の管理が簡単にできる効果が
ある。
【0049】また、本発明の請求項7に記載のディスク
再生装置によれば、請求項1ないし6のいずれかに記載
のディスク再生装置において、ファームウエアの更新状
況を、発光ダイオードの点灯、消灯、及び点滅のいずれ
かで報知する、報知手段を備えたので、通常はホストコ
ンピュータに接続して使用する再生装置でも、ホストコ
ンピュータに接続せずにファームウエアの更新を行う場
合に、ファームウエア更新中の進行状況を視覚的に確認
することができる効果がある。
【0050】また、本発明の請求項8に記載のディスク
再生装置のファームウエア更新方法によれば、ディスク
のデータを再生するための各動作の制御を行う制御ユニ
ットを備え、該制御ユニットがファームウエアにより制
御されるディスク再生装置であって、前記制御ユニット
を制御するためのプログラムであるファームウエアを蓄
積する書込/読出可能メモリと、装着されたディスクに
記録された情報を読み取って、該装着されたディスクが
データ再生用ディスクか、ファームウエア更新用ディス
クであるかを識別するディスク識別手段と、装着された
ディスクがファームウエア更新用ディスクであると識別
された場合、該ディスクより更新用ファームウエアを読
み出して、前記書込/読出可能メモリ内のファームウエ
アを該読み出した更新用ファームウエアに書き換えるフ
ァームウエア更新手段と、前記ディスクを排出するディ
スク排出手段とを備えたディスク再生装置のファームウ
エア更新方法において、装着された前記ファームウエア
更新用ディスクに記録されている更新用ファームウエア
を読出し、前記書込/読出可能メモリに記録されている
ファームウエアを前記更新用ファームウエアに書き換
え、その後、前記ファームウエア更新用ディスクを排出
するので、再度ファームウエア更新動作に移行すること
はなく、無限にファームウエアの更新が実行され続ける
するのを防ぐことができ、書込/読出可能メモリに格納
されているファームウエアのすべてを書き換えることが
できる効果がある。
【0051】また、本発明の請求項9に記載のディスク
再生装置のファームウエア更新方法によれば、請求項8
に記載のディスク再生装置のファームウエア更新方法に
おいて、前記ディスクから読み出したデータを一時的に
格納するRAM(Random Access Memory)に、前記ファ
ームウエア更新用ディスクから読み出した前記更新用フ
ァームウエアを格納した後、前記ファームウエア更新用
ディスクを排出するので、書込/読出可能メモリに記録
されているファームウエアを、該RAMに格納した更新
用ファームウエアに書き換えた後、再度ファームウエア
更新動作に移行することはなく、無限にファームウエア
の更新が実行され続けるのを防ぐことができ、書込/読
出可能メモリに格納されているファームウエアのすべて
を書き換えることができる効果がある。
【0052】また、本発明の請求項10に記載のディス
ク再生装置のファームウエア更新方法によれば、請求項
8または9に記載のディスク再生装置のファームウエア
更新方法において、前記ディスク識別手段が、装着され
たディスクを前記ファームウエア更新用ディスクである
と識別したとき、オペレータの操作により、ファームウ
エアを更新するので、オペレーターの意思によってファ
ームウエア更新を行うかどうかの選択が可能であり、フ
ァームウエア更新用ディスクを装着することによって自
動的にファームウエアの更新を実行すると不都合がある
場合に対応できる効果がある。
【0053】また、本発明の請求項11に記載のディス
ク再生装置のファームウエア更新方法によれば、請求項
8ないし10のいずれかに記載のディスク再生装置のフ
ァームウエア更新方法において、前記ディスク排出手段
は、前記ファームウエア更新用ディスクから前記更新用
ファームウエアを読み取り中、またはファームウエア更
新中、前記ディスクを排出しないので、ファームウエア
の更新が完了するまでにディスク取り出しボタン等を誤
って操作することによってファームウエア更新に失敗す
るなどの使用者の誤操作を防止できる効果がある。
【0054】また、本発明の請求項12に記載のディス
ク再生装置のファームウエア更新方法によれば、請求項
8ないし11のいずれかに記載のディスク再生装置のフ
ァームウエア更新方法において、前記ファームウエア更
新用ディスクをファームウエアのバージョン毎に追記可
能とし、該ファームウエア更新用ディスクを読み取った
場合、最後に記録されたバージョンのファームウエアを
選択し、該選択したバージョンのファームウエアに更新
するので、例えばCD−Rディスクのように追記はでき
るが書き換えのできないディスクを使用する場合でも、
新しいファームウエアを作成する毎に新しいCD−Rデ
ィスクを用意する必要はなく、何度も同じディスクが使
用できるため、特に多量の再生装置のファームウエアを
更新する場合などにコストを抑えることができる効果が
ある。
【0055】また、本発明の請求項13に記載のディス
ク再生装置のファームウエア更新方法によれば、請求項
8ないし11のいずれかに記載のディスク再生装置のフ
ァームウエア更新方法において、予め前記ファームウエ
ア更新用ディスクに各種ファームウエアを記録し、該各
種ファームウエアが記録されたファームウエア更新用デ
ィスクの情報を読み取った場合、自機種に適合するファ
ームウエアを選択し、該選択したファームウエアに更新
するので、例えばエンドユーザーが使用している再生装
置のファームウエアを更新するためのディスクを配布す
る際など、複数機種・複数仕様のファームウエアに対し
てディスク1枚で済むため、ディスクの作成費用を抑え
ることができるとともに、ディスクを配布する際の管理
が簡単にできる効果がある。
【0056】また、本発明の請求項14に記載のディス
ク再生装置のファームウエア更新方法によれば、請求項
8ないし13のいずれかに記載のディスク再生装置のフ
ァームウエア更新方法において、ファームウエアの更新
状況を、発光ダイオードの点灯、消灯、及び点滅のいず
れかで報知するので、通常はホストコンピュータに接続
して使用する再生装置でも、ホストコンピュータに接続
せずにファームウエアの更新を行う場合に、ファームウ
エア更新中の進行状況を視覚的に確認することができる
効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態1に係るディスク再生装置
の一例を示す光ディスク装置の構成を示すブロック図。
【図2】本発明の実施の形態1に係るディスク再生装置
の動作を説明するためのフローチャート。
【図3】本発明の実施の形態2に係るディスク再生装置
の動作を説明するためのフローチャート。
【図4】本発明の実施の形態1に係るディスク再生装置
のファームウエア更新用ディスクの例を示す概念図。
【図5】本発明の実施の形態1に係るディスク再生装置
のファームウエア更新用ディスクの例を示す構成図。
【図6】本発明の実施の形態2に係るディスク再生装置
のファームウエア更新用ディスクの例を示す概念図。
【図7】本発明の実施の形態2に係るディスク再生装置
のファームウエア更新用ディスクの例を示す構成図。
【符号の説明】
11 光ディスク 12 光ピックアップ 13 EFM 復調部 14 信号処理部 15 デコーダ 15a バッファRAM 16 インターフェースコントローラ 17 中央演算処理装置(CPU) 18 ランダムアクセスメモリ(RAM) 19 書込/読出可能メモリ 19a ローダプログラム 19b ファームウエア 20 LED

Claims (14)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ディスクのデータを再生するための各動
    作の制御を行う制御ユニットを備え、該制御ユニットが
    ファームウエアにより制御されるディスク再生装置であ
    って、 前記制御ユニットを制御するためのプログラムであるフ
    ァームウエアを蓄積する書込/読出可能メモリと、 装着されたディスクに記録された情報を読み取って、該
    装着されたディスクがデータ再生用ディスクか、ファー
    ムウエア更新用ディスクであるかを識別するディスク識
    別手段と、 装着されたディスクがファームウエア更新用ディスクで
    あると識別された場合、該ディスクより更新用ファーム
    ウエアを読み出して、前記書込/読出可能メモリ内のフ
    ァームウエアを該読み出した更新用ファームウエアに書
    き換えるファームウエア更新手段と、 前記ディスクを排出するディスク排出手段とを備え、 装着された前記ファームウエア更新用ディスクに記録さ
    れている更新用ファームウエアを読出し、前記書込/読
    出可能メモリに記録されているファームウエアを前記更
    新用ファームウエアに書き換えて、その後、前記ファー
    ムウエア更新用ディスクを排出する、 ことを特徴とするディスク再生装置。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載のディスク再生装置にお
    いて、 前記ディスクから読み出したデータを一時的に格納する
    RAM(Random Access Memory)を備え、 前記ファームウエア更新用ディスクから読み出した前記
    更新用ファームウエアを前記RAMに格納した後、前記
    ファームウエア更新用ディスクを排出する、 ことを特徴とするディスク再生装置。
  3. 【請求項3】 請求項1または2に記載のディスク再生
    装置において、 前記ディスク識別手段が、装着されたディスクを前記フ
    ァームウエア更新用ディスクであると識別したとき、オ
    ペレータの操作により、ファームウエアを更新する、 ことを特徴とするディスク再生装置。
  4. 【請求項4】 請求項1ないし3のいずれかに記載のデ
    ィスク再生装置において、 前記ディスク排出手段は、前記ファームウエア更新用デ
    ィスクから前記更新用ファームウエアを読み取り中、ま
    たはファームウエア更新中、ディスク排出の操作が行わ
    れても前記ディスクを排出しない、 ことを特徴とするディスク再生装置。
  5. 【請求項5】 請求項1ないし4のいずれかに記載のデ
    ィスク再生装置において、 ファームウエアのバージョン毎に追記可能なファームウ
    エア更新用ディスクを読み取った場合、最後に記録され
    たバージョンのファームウエアを選択し、前記書込/読
    出可能メモリ内のファームウエアを該選択したバージョ
    ンのファームウエアに書き換える、 ことを特徴とするディスク再生装置。
  6. 【請求項6】 請求項1ないし4のいずれかに記載のデ
    ィスク再生装置において、 予め各種ファームウエアを記録したファームウエア更新
    用ディスクの情報を読み取った場合、自機種に適合する
    ファームウエアを選択し、前記書込/読出可能メモリ内
    のファームウエアを該選択したファームウエアに書き換
    える、 ことを特徴とするディスク再生装置。
  7. 【請求項7】 請求項1ないし6のいずれかに記載のデ
    ィスク再生装置において、 ファームウエアの更新状況を、発光ダイオードの点灯、
    消灯、及び点滅のいずれかで報知する、報知手段を備え
    た、 ことを特徴とするディスク再生装置。
  8. 【請求項8】 ディスクのデータを再生するための各動
    作の制御を行う制御ユニットを備え、該制御ユニットが
    ファームウエアにより制御されるディスク再生装置であ
    って、前記制御ユニットを制御するためのプログラムで
    あるファームウエアを蓄積する書込/読出可能メモリ
    と、装着されたディスクに記録された情報を読み取っ
    て、該装着されたディスクがデータ再生用ディスクか、
    ファームウエア更新用ディスクであるかを識別するディ
    スク識別手段と、装着されたディスクがファームウエア
    更新用ディスクであると識別された場合、該ディスクよ
    り更新用ファームウエアを読み出して、前記書込/読出
    可能メモリ内のファームウエアを該読み出した更新用フ
    ァームウエアに書き換えるファームウエア更新手段と、
    前記ディスクを排出するディスク排出手段とを備えたデ
    ィスク再生装置のファームウエア更新方法において、 装着された前記ファームウエア更新用ディスクに記録さ
    れている更新用ファームウエアを読出し、 前記書込/読出可能メモリに記録されているファームウ
    エアを前記更新用ファームウエアに書き換え、 その後、前記ファームウエア更新用ディスクを排出す
    る、 ことを特徴とするディスク再生装置のファームウエア更
    新方法。
  9. 【請求項9】 請求項8に記載のディスク再生装置のフ
    ァームウエア更新方法において、 前記ディスクから読み出したデータを一時的に格納する
    RAM(Random Access Memory)に、前記ファームウエ
    ア更新用ディスクから読み出した前記更新用ファームウ
    エアを格納した後、前記ファームウエア更新用ディスク
    を排出する、 ことを特徴とするディスク再生装置のファームウエア更
    新方法。
  10. 【請求項10】 請求項8または9に記載のディスク再
    生装置のファームウエア更新方法において、 前記ディスク識別手段が、装着されたディスクを前記フ
    ァームウエア更新用ディスクであると識別したとき、オ
    ペレータの操作により、ファームウエアを更新する、 ことを特徴とするディスク再生装置のファームウエア更
    新方法。
  11. 【請求項11】 請求項8ないし10のいずれかに記載
    のディスク再生装置のファームウエア更新方法におい
    て、 前記ディスク排出手段は、前記ファームウエア更新用デ
    ィスクから前記更新用ファームウエアを読み取り中、ま
    たはファームウエア更新中、前記ディスクを排出しな
    い、 ことを特徴とするディスク再生装置のファームウエア更
    新方法。
  12. 【請求項12】 請求項8ないし11のいずれかに記載
    のディスク再生装置のファームウエア更新方法におい
    て、 前記ファームウエア更新用ディスクをファームウエアの
    バージョン毎に追記可能とし、該ファームウエア更新用
    ディスクを読み取った場合、最後に記録されたバージョ
    ンのファームウエアを選択し、該選択したバージョンの
    ファームウエアに更新する、 ことを特徴とするディスク再生装置のファームウエア更
    新方法。
  13. 【請求項13】 請求項8ないし11のいずれかに記載
    のディスク再生装置のファームウエア更新方法におい
    て、 予め前記ファームウエア更新用ディスクに各種ファーム
    ウエアを記録し、該各種ファームウエアが記録されたフ
    ァームウエア更新用ディスクの情報を読み取った場合、
    自機種に適合するファームウエアを選択し、該選択した
    ファームウエアに更新する、 ことを特徴とするディスク再生装置のファームウエア更
    新方法。
  14. 【請求項14】 請求項8ないし13のいずれかに記載
    のディスク再生装置のファームウエア更新方法におい
    て、 ファームウエアの更新状況を、発光ダイオードの点灯、
    消灯、及び点滅のいずれかで報知する、 ことを特徴とするディスク再生装置のファームウエア更
    新方法。
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