JPH11134809A - 記録再生方法、記録再生装置及び情報記録装置 - Google Patents

記録再生方法、記録再生装置及び情報記録装置

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JPH11134809A
JPH11134809A JP9309899A JP30989997A JPH11134809A JP H11134809 A JPH11134809 A JP H11134809A JP 9309899 A JP9309899 A JP 9309899A JP 30989997 A JP30989997 A JP 30989997A JP H11134809 A JPH11134809 A JP H11134809A
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JP9309899A
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English (en)
Inventor
Kazuya Ogawa
和也 小川
Saneyuki Okamoto
実幸 岡本
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Sanyo Electric Co Ltd
Original Assignee
Sanyo Electric Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 実時間性を要求されるデータに対してディフ
ェクトマネージメントを行うことができ、使用経過に伴
う欠陥の発生にも対処することができる記録再生装置と
記録再生方法を提供するとともに、メーカー側が検出し
た欠陥情報とユーザ側が検出した欠陥情報との棲み分け
を可能とした記録再生装置、記録再生方法、情報記録装
置を提供する。 【解決手段】 記録再生装置には、欠陥セクタのアドレ
スを格納する記憶部を設けておき、再生時に欠陥セクタ
が検出された場合には、フラグ情報を1にしてアドレス
情報を該記憶部に記憶しておく(S41)。また、記録
時には、欠陥セクタには記録を行わず、フラグ情報を0
にしてスリッピングリプレースメントを行う。また、再
生時に検出された欠陥セクタのアドレス情報は記録媒体
に記録するが、その際、専用の個別PDL(レベル2)
を設け、ここに格納する(S47)。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、記録媒体に情報を
記録するとともに、該記録媒体から情報を再生する情報
記録再生装置と、記録媒体に情報を記録し、再生する方
法に関するものであり、また、記録媒体におけるディフ
ェクトマネージメントを行う装置と方法に関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】従来より光磁気ディスク等の記録媒体を
提供する際に、欠陥情報を訂正してデータの信頼性を確
保する必要性がある。そのためにいわゆるディフェクト
マネージメントが行われている。このディフェクトマネ
ージメントとは、欠陥があるセクタを別の正常なセクタ
に置き換えるものである。
【0003】このディフェクトマネージメントの方法と
しては、大別すると以下の方法が挙げられる。1つは、
スリッピングリプレースメントと呼ばれるもので、記録
再生の単位としてのセクタに欠陥が検出された場合に、
記録再生を行う物理アドレスをスリップさせて、すなわ
ち、飛び越して次の欠陥の検出されないセクタに次の論
理アドレスを与えるものである。
【0004】すなわち、図6、図7に示すように、ある
データの1つのゾーンには、ユーザーエリアとスペアエ
リアとが設けられ、物理アドレスとしての1番目のセク
タ(最初は0番目とする)と4番目のセクタに欠陥があ
る場合には、それぞれ次のセクタに論理アドレスを与え
る。すなわち、2番目のセクタに1番目の論理アドレス
を与え、さらに、5番目のセクタに3番目の論理アドレ
スを与える。そして、スペアエリアの最初のセクタに
(nー1)番目の論理アドレスを与え、さらに、次のセ
クタにn番目の論理アドレスを与える。
【0005】他の1つは、リニアリプレースメントと呼
ばれるもので、セクタに欠陥が検出された場合に、論理
アドレスを与えるセクタを上記スリッピングリプレース
メントのようにシフトさせることなく、欠陥のあるセク
タの代替のセクタの論理アドレスはスペアエリアに与え
るようにする。すなわち、図8に示すように、物理アド
レスとしての1番目のセクタ(最初は0番目とする)と
4番目のセクタに欠陥がある場合には、それらの欠陥の
あるセクタの代替となるセクタの論理アドレスは、スペ
アエリアに置くようにする。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかし、AV(audio-
vidual)機器に使用する記録媒体に記録されるデータの
ように、実時間性を要求されるデジタルAVデータに対
するディフェクトマネージメントが要望されていた。ま
た、記録再生が可能な記録媒体において、該記録媒体に
対して記録や再生を行う際に、何らかの要因であるセク
タに欠陥が生じる場合がある。そのような場合にデータ
の正確さを保証できることが望まれる。特に、コストの
点等の理由により記録媒体の記録再生品質が出荷時には
保証されないことが考えられ、その場合には、ユーザ側
でディフェクトマネージメントを行う必要がある。ま
た、ユーザ側で欠陥検出ができるようになった場合に、
メーカー側で登録された欠陥情報とユーザ側で検出した
欠陥情報とを混在させると、メーカー側が検出した欠陥
情報の重要度を低減させるおそれがある。
【0007】そこで、本発明は、実時間性を要求される
データに対してディフェクトマネージメントを行うこと
ができ、使用経過に伴う欠陥の発生にも対処することが
できる記録再生装置と記録再生方法を提供するととも
に、メーカー側が検出した欠陥情報とユーザ側が検出し
た欠陥情報との棲み分けを可能とした記録再生装置、記
録再生方法、情報記録装置を提供することを目的とする
ものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は上記問題点を解
決するために創作されたものであって、第1には、書き
換え可能な媒体を動的に走査して情報の記録再生を行う
記録再生方法であって、連続再生モードにて媒体上の欠
陥位置を順次検出すると共に、検出された欠陥位置につ
いての欠陥位置情報を順次メモリに記憶し、当該連続再
生モードの終了又は該媒体における所定の範囲の再生終
了に応答して、前記メモリに記憶された欠陥位置情報で
あって、該連続再生モードにおいて検出された欠陥位置
情報を、媒体上のテーブル領域に、該連続再生モードに
おいて検出された欠陥位置情報以外の欠陥位置情報とは
区別して記録することを特徴とする。よって、再生しな
がら欠陥位置を検出して、その欠陥位置の位置情報をメ
モリに記憶し、再生が終了したら欠陥位置についての位
置情報を媒体上に記録するので、この位置情報を記録時
に利用して、ディフェクトマネージメントを行うことが
できる。また、特に、当該連続再生モードの終了又は該
媒体における所定の範囲の再生終了に応答して、前記メ
モリに記憶された欠陥位置情報であって、該連続再生モ
ードにおいて検出された欠陥位置情報を、媒体上のテー
ブル領域に、該連続再生モードにおいて検出された欠陥
位置情報以外の欠陥位置情報とは区別して記録し、他の
状況で検出された欠陥情報、例えば、メーカー出荷時に
登録された欠陥情報やPCによるフォーマット時に検出
された欠陥情報とは区別して格納するので、レベルごと
に使い分けが可能となる。また、メーカー側が登録した
欠陥情報とユーザ側で検出した欠陥情報とが混在するこ
とがないため、メーカー側が登録した欠陥情報の価値を
低下させることがない。
【0009】また、第2には、書き換え可能な媒体を動
的に走査して情報の記録再生を行う記録再生方法であっ
て、連続再生モードにおいて、媒体上の欠陥位置を検出
する欠陥位置検出ステップと、この欠陥位置検出ステッ
プによって検出された欠陥位置についての欠陥位置情報
をメモリに順次記憶する欠陥位置記憶ステップと、連続
再生モードの終了又は該媒体における所定の範囲の再生
終了に応答して、前記メモリに記憶された欠陥位置情報
であって、該連続再生モードにおいて検出された欠陥位
置情報を、媒体上のテーブル領域に、該連続再生モード
において検出された欠陥位置情報以外の欠陥位置情報と
は区別して記録するテーブル記録ステップと、を有する
ことを特徴とする。この第2の構成の記録再生方法にお
いても、上記欠陥位置検出ステップにおいて、再生を行
いながら欠陥位置を検出して、上記欠陥位置記憶ステッ
プにおいて、その欠陥位置の位置情報をメモリに記憶
し、その後、テーブル記録ステップにおいて、再生が終
了したら欠陥位置についての位置情報を媒体上に記録す
るので、この位置情報を記録時に利用して、ディフェク
トマネージメントを行うことができる。また、特に、該
連続再生モードにおいて検出された欠陥位置情報を、該
連続再生モードにおいて検出された欠陥位置情報以外の
欠陥位置情報とは区別して記録し、例えば、メーカー出
荷時に登録された欠陥情報やPCによるフォーマット時
に検出された欠陥情報とは区別して格納するので、レベ
ルごとに使い分けが可能となる。また、メーカー側が登
録した欠陥情報とユーザ側で検出した欠陥情報とが混在
することがないため、メーカー側が登録した欠陥情報の
価値を低下させることがない。
【0010】また、第3には、セクタ単位に分割された
一連の情報を担持する媒体を動的に連続走査して情報の
記録再生を行う記録再生方法であって、連続再生モード
において、欠陥セクタを検出する欠陥セクタ検出ステッ
プと、この欠陥セクタ検出ステップにより検出された欠
陥セクタの位置情報を欠陥位置情報としてメモリに順次
記憶する欠陥位置記憶ステップと、連続再生モードの終
了又は該媒体における所定の範囲の再生終了に応答し
て、前記メモリに記憶された欠陥位置情報であって、該
連続再生モードにおいて検出された欠陥位置情報を、媒
体上のテーブル領域に、該連続再生モードにおいて検出
された欠陥位置情報以外の欠陥位置情報とは区別して記
録するテーブル記録ステップと、を有することを特徴と
する。この第3の構成の記録再生方法においても、上記
欠陥セクタ検出ステップにおいて、再生を行いながら欠
陥セクタを検出して、上記欠陥位置記憶ステップにおい
て、その欠陥セクタの位置情報をメモリに記憶し、その
後、テーブル記録ステップにおいて、再生が終了したら
欠陥セクタについての位置情報を媒体上に記録するの
で、この位置セクタの位置情報を記録時に利用して、デ
ィフェクトマネージメントを行うことができる。また、
特に、該連続再生モードにおいて検出された欠陥位置情
報を、該連続再生モードにおいて検出された欠陥位置情
報以外の欠陥位置情報とは区別して記録し、例えば、メ
ーカー出荷時に登録された欠陥情報やPCによるフォー
マット時に検出された欠陥情報とは区別して格納するの
で、レベルごとに使い分けが可能となる。また、メーカ
ー側が登録した欠陥情報とユーザ側で検出した欠陥情報
とが混在することがないため、メーカー側が登録した欠
陥情報の価値を低下させることがない。
【0011】また、第4には、上記第1から第3までの
いずれかの構成において、上記連続再生モードにおいて
検出された欠陥位置情報を、媒体上のテーブル領域に設
けられた領域であって、連続再生モードにおいて検出さ
れた欠陥位置情報を格納する領域に記録することによ
り、該連続再生モードにおいて検出された欠陥位置情報
以外の欠陥位置情報とは区別して記録することを特徴と
する。また、第5には、上記第1から第4までのいずれ
かの構成において、上記位置情報をメモリに記憶する際
に、所定のフラグ情報を該位置情報に付加して記憶し、
媒体上のテーブル領域への記録時に、該位置情報を上記
フラグ情報とともに記録することを特徴とする。よっ
て、このフラグ情報により、記録時に該位置情報につい
て欠陥位置としての認識が完了したか否かの判断を行う
ことができる。
【0012】また、第6には、上記第1から第5までの
いずれかの構成において、上記記録再生方法が、さら
に、前記媒体上のテーブル領域に記憶された位置情報を
読み出してメモリに記憶するメモリ記憶ステップと、連
続記録モード時に媒体上の記録位置が欠陥位置に達する
とこの欠陥位置をスキップする欠陥位置スキップステッ
プと、を有することを特徴とする。よって、記録時に欠
陥位置をスキップすることにより、ディフェクトマネー
ジメントを行うことができる。特に、再生時と記録時を
利用して、ディフェクトマネージメントを行うので、別
途フォーマット等を行う必要がない。また、第7には、
上記第6の構成において、連続記録モードにおいて、媒
体の記録再生領域を所定のデータ量ごとに区画した区画
領域内において、所定データ量の情報の記録を行うこと
を特徴とする。これにより、ある区画領域内に所定のデ
ータ量の記録データを確保してスリッピングリプレース
メントを行うことにより、ディフェクトマネージメント
を実行することができる。
【0013】また、第8には、上記第6又は第7の構成
において、上記記録再生方法が、さらに、連続記録モー
ドにおいて、前記スキップされた欠陥位置を表示するフ
ラグ情報をメモリに記憶するフラグ情報記憶ステップを
有することを特徴とする。よって、このフラグ情報によ
り、次の記録時に該位置情報について欠陥位置としての
認識が完了したか否かの判断を行うことができる。ま
た、第9には、上記第6又は第7の構成において、上記
メモリ記憶ステップにおいて、位置情報とともに上記フ
ラグ情報を読み出して上記メモリに記憶することを特徴
とする。よって、この位置情報により次の再生時等にス
キップを行うための情報を与えるとともに、フラグ情報
により、次の記録時に該位置情報について欠陥位置とし
ての認識が完了しているか否かの判断を行うことができ
る。
【0014】また、第10には、上記第9の構成におい
て、上記記録再生方法が、さらに、連続記録モードにて
前記スキップされた欠陥位置に対応するフラグ情報を変
更してメモリに記憶するフラグ情報記憶ステップを有す
ることを特徴とする。よって、このフラグ情報を変更し
ておくことにより、次の記録時に該位置情報について欠
陥位置としての認識が完了しているか否かの判断を行う
ことができる。また、第11には、上記第8から第10
までのいずれかの構成において、連続記録モードの終了
又は該媒体における所定の範囲の再生終了に応答して、
前記メモリに記憶された位置情報であって、該連続再生
モードにおいて検出された欠陥位置についての位置情報
をフラグ情報とともに、媒体上のテーブル領域に上書き
記録するテーブル記録ステップと、を有することを特徴
とする。これにより次の再生時等におけるスキップ処理
のための情報を与えることができる。また、第12に
は、上記第8から第10までのいずれかの構成におい
て、連続記録モードの終了又は該媒体における所定の範
囲の再生終了に応答して、前記メモリに記憶された位置
情報であって、該連続再生モードにおいて検出された欠
陥位置についての少なくともフラグ情報を、媒体上のテ
ーブル領域に記録するテーブル記録ステップと、を有す
ることを特徴とする。これにより次の再生時等における
スキップ処理のための情報を与えることができる。
【0015】また、第13には、上記第8から第10ま
でのいずれかの構成において、上記フラグ情報がメモリ
に記憶された状態で連続再生モードを実行した場合に、
前記フラグ情報を有する欠陥位置又はフラグ情報が変更
された欠陥位置の情報については再生をスキップし、一
方、前記フラグ情報を有しない欠陥位置又はフラグ情報
が変更されていない欠陥位置の情報については再生を実
行することを特徴とする。つまり、フラグ情報を有する
又はフラグ情報が変更された欠陥位置については欠陥位
置としての認識が完了しているので、再生をスキップ
し、一方、前記フラグ情報を有しない又はフラグ情報が
変更されていない欠陥位置については欠陥位置としての
認識が完了していないので、そのまま再生を実行するの
である。また、第14には、上記第8から第12までの
いずれかの構成において、上記記録再生方法が、さら
に、フラグ情報をテーブル領域に有する媒体に記録され
た情報を再生する再生ステップを有し、該再生ステップ
が、前記テーブル領域に記憶された位置情報を読み出し
てメモリに記憶するステップと、連続再生モードにおい
て、前記フラグ情報を有する欠陥位置又はフラグ情報が
変更された欠陥位置の情報については再生をスキップ
し、前記フラグ情報を有しない又はフラグ情報が変更さ
れていない欠陥位置の情報は再生を実行するステップ
と、を有することを特徴とする。この場合も、フラグ情
報を有する又はフラグ情報が変更された欠陥位置につい
ては欠陥位置としての認識が完了しているので、再生を
スキップし、一方、前記フラグ情報を有しない又はフラ
グ情報が変更されていない欠陥位置については欠陥位置
としての認識が完了していないので、そのまま再生を実
行する。
【0016】また、第15には、上記第13又は第14
の構成において、フラグ情報を有しない欠陥位置又はフ
ラグ情報が変更されていない欠陥位置の情報の再生を実
行する場合に、当該欠陥位置に欠陥が検出されない場合
には、メモリ上から該欠陥位置についての位置情報を消
去することを特徴とする。すなわち、当初欠陥位置とし
て記録されていたものであっても、欠陥が検出されない
場合には、欠陥位置を記録しておく必要がないので、位
置情報の消去を行う。これにより、媒体における領域を
有効に利用することができる。また、第16には、上記
第13から第15までのいずれかの構成において、上記
記録再生方法が、さらに、連続再生モードにおいて、前
記メモリ上にない新たな欠陥位置が検出された場合に
は、当該新たな欠陥位置についての位置情報を前記メモ
リに追加する追加ステップを有することを特徴とする。
これにより、使用経過に伴う新たな欠陥に対してもディ
フェクトマネージメントを行うことができる。また、第
17には、上記第15又は第16の構成において、連続
再生モードの終了又は該媒体における所定の範囲の再生
終了に応答して、前記メモリに記憶された位置情報であ
って、該連続再生モードにおいて更新された位置情報
を、媒体上のテーブル領域に更新記録することを特徴と
する。これにより次の記録時等におけるスキップ処理の
ための情報を与えることができる。
【0017】また、第18には、上記第6から第17ま
でのいずれかの構成において、記録媒体のテーブル領域
に記録された位置情報の読出しに際して、上記連続再生
モードで検出された欠陥位置に関する位置情報のみなら
ず、連続再生モード以外で検出された欠陥位置に関する
位置情報をも読み出すことを特徴とする。これにより、
メーカーの出荷時における登録された欠陥情報やパーソ
ナルコンピュータによるフォーマット時の欠陥情報によ
ってもディフェクトマネージメントを行うことができ
る。また、第19には、上記第1から第18までのいず
れかの構成において、記録又は再生される情報が、映像
情報及び/又は音声情報であることを特徴とする。
【0018】また、第20には、書き換え可能な媒体を
動的に走査して情報の記録再生を行う記録再生装置であ
って、連続再生モードにおいて、媒体上の欠陥位置を検
出する欠陥位置検出手段と、この欠陥位置検出手段によ
って検出された欠陥位置についての欠陥位置情報を順次
記憶するメモリ手段と、連続再生モードの終了又は該媒
体における所定の範囲の再生終了に応答して、前記メモ
リ手段に記憶された欠陥位置情報であって、該連続再生
モードにおいて検出された欠陥位置情報を、媒体上のテ
ーブル領域に、該連続再生モードにおいて検出された欠
陥位置情報以外の欠陥位置情報とは区別して記録するテ
ーブル記録手段と、を有することを特徴とする。よっ
て、上記欠陥位置検出手段により再生しながら欠陥位置
を検出し、上記メモリ手段によりその欠陥位置の位置情
報を記憶し、再生が終了したらテーブル記録手段により
欠陥位置についての位置情報を媒体上に記録するので、
この位置情報を記録時に利用して、ディフェクトマネー
ジメントを行うことができる。また、特に、他の状況で
検出された欠陥情報、例えば、メーカー出荷時に登録さ
れた欠陥情報やPCによるフォーマット時に検出された
欠陥情報とは区別して格納するので、レベルごとに使い
分けが可能となる。また、メーカー側が登録した欠陥情
報とユーザ側で検出した欠陥情報とが混在することがな
いため、メーカー側が登録した欠陥情報の価値を低下さ
せることがない。
【0019】また、第21には、セクタ単位に分割され
た一連の情報を担持する媒体を動的に連続走査して情報
の記録再生を行う記録再生装置であって、連続再生モー
ドにて欠陥セクタを検出する欠陥セクタ検出手段と、こ
の欠陥セクタ検出手段により検出された欠陥セクタの位
置情報を順次記憶するメモリ手段と、連続再生モードの
終了又は該媒体における所定の範囲の再生終了に応答し
て、前記メモリ手段に記憶された欠陥位置情報であっ
て、該連続再生モードにおいて検出された欠陥位置情報
を、媒体上のテーブル領域に、該連続再生モードにおい
て検出された欠陥位置情報以外の欠陥位置情報とは区別
して記録するテーブル記録手段と、を有することを特徴
とする。この第20の構成においても、上記欠陥セクタ
検出手段により、再生を行いながら欠陥セクタを検出し
て、上記メモリ手段により、その欠陥セクタの位置情報
を記憶し、その後、再生が終了したら、テーブル記録手
段により欠陥セクタについての位置情報を媒体上に記録
するので、この位置セクタの位置情報を記録時に利用し
て、ディフェクトマネージメントを行うことができる。
また、特に、他の状況で検出された欠陥情報、例えば、
メーカー出荷時に登録された欠陥情報やPCによるフォ
ーマット時に検出された欠陥情報とは区別して格納する
ので、レベルごとに使い分けが可能となる。また、メー
カー側が登録した欠陥情報とユーザ側で検出した欠陥情
報とが混在することがないため、メーカー側が登録した
欠陥情報の価値を低下させることがない。
【0020】また、第22には、上記第20又は第21
の構成において、上記連続再生モードにおいて検出され
た欠陥位置情報を、媒体上のテーブル領域に設けられた
領域であって、連続再生モードにおいて検出された欠陥
位置情報を格納する領域に記録することにより、該連続
再生モードにおいて検出された欠陥位置情報以外の欠陥
位置情報とは区別して記録することを特徴とする。
【0021】また、第23には、上記第20から第22
までのいずれかの構成において、上記メモリ手段が、上
記位置情報をメモリに記憶する際に、所定のフラグ情報
を該位置情報に付加して記憶し、上記テーブル記憶手段
が、該位置情報を上記フラグ情報とともに記録すること
を特徴とする。よって、このフラグ情報により、記録時
に該位置情報について欠陥位置として認識が完了したか
否かを判断することができる。
【0022】また、第24には、上記第20から第23
までのいずれかの構成において、上記記録再生装置が、
さらに、前記テーブル領域に記憶された欠陥位置情報を
読み出すテーブル読み出し手段と、読み出された欠陥位
置情報を記憶するメモリ手段と、連続記録モードにおい
て、媒体上の記録位置が欠陥位置に達するとこの欠陥位
置をスキップする欠陥位置スキップ手段と、を有するこ
とを特徴とする。よって、記録時に欠陥位置をスキップ
することにより、ディフェクトマネージメントを行うこ
とができる。特に、再生時と記録時を利用して、ディフ
ェクトマネージメントを行うので、別途フォーマット等
を行う必要がない。また、第25には、上記第24の構
成において、上記記録再生装置が、連続記録モードにお
いて、媒体の記録再生領域を所定のデータ量ごとに区画
した区画領域内において、所定データ量の情報の記録を
行うことを特徴とする。これにより、ある区画領域内に
所定のデータ量の記録データを確保してスリッピングリ
プレースメントを行うことにより、ディフェクトマネー
ジメントを実行することができる。
【0023】また、第26には、上記第24又は第25
の構成において、上記記録再生装置が、さらに、連続記
録モードにおいて、前記スキップされた欠陥位置を表示
するフラグ情報を記憶するメモリ手段を有することを特
徴とする。よって、このフラグ情報により、次の記録時
に該位置情報について欠陥位置としての認識が完了した
か否かの判断を行うことができる。また、第27には、
上記第24又は第25の構成において、上記記録再生装
置が、さらに、上記位置情報とともに、上記フラグ情報
を読み出して記憶するメモリ手段を有することを特徴と
する。よって、この位置情報により次の再生時等にスキ
ップを行うための情報を与えるとともに、フラグ情報に
より、次の記録時に該位置情報について欠陥位置として
の認識が完了しているか否かの判断を行うことができ
る。
【0024】また、第28には、上記第27の構成にお
いて、上記記録再生装置が、さらに、上記欠陥位置スキ
ップ手段によりスキップされた欠陥位置に対応するフラ
グ情報を変更してメモリに記憶するフラグ情報変更手段
を有することを特徴とする。よって、このフラグ情報を
変更しておくことにより、次の記録時に該位置情報につ
いて欠陥位置としての認識が完了しているか否かの判断
を行うことができる。また、第29には、上記第26か
ら第28までのいずれかの構成において、上記記録再生
装置が、さらに、連続記録モードの終了又は該媒体にお
ける所定の範囲の記録終了に応答して、前記メモリに記
憶された位置情報であって、該連続再生モードにおいて
検出された欠陥位置についての位置情報をフラグ情報と
ともに、媒体上のテーブル領域に上書き記録するテーブ
ル記録手段を有することを特徴とする。これにより次の
再生時等におけるスキップ処理のための情報を与えるこ
とができる。また、第30には、上記第26から第28
までのいずれかの構成において、上記記録再生装置が、
さらに、連続記録モードの終了又は該媒体における所定
の範囲の再生終了に応答して、前記メモリに記憶された
位置情報であって、該連続再生モードにおいて検出され
た欠陥位置についての少なくともフラグ情報を、媒体上
のテーブル領域に記録するテーブル記録手段を有するこ
とを特徴とする。これにより次の再生時等におけるスキ
ップ処理のための情報を与えることができる。
【0025】また、第31には、上記第26から第28
までのいずれかの構成において、上記フラグ情報がメモ
リ手段に記憶された状態で連続再生モードを実行した場
合に、前記フラグ情報を有する欠陥位置又はフラグ情報
が変更された欠陥位置の情報については再生をスキップ
し、一方、前記フラグ情報を有しない又はフラグ情報が
変更されていない欠陥位置の情報については再生を実行
することを特徴とする。また、第32には、上記第26
から第30までのいずれかの構成において、上記記録再
生装置が、さらに、前記テーブル領域に記憶された位置
情報を読み出すテーブル読み出し手段と、読み出された
位置情報を記憶するメモリ手段とを有し、連続再生モー
ドにおいて、前記フラグ情報を有する欠陥位置又はフラ
グ情報が変更された欠陥位置の情報については再生をス
キップし、前記フラグ情報を有しない又はフラグ情報が
変更されていない欠陥位置の情報は再生を実行すること
を特徴とする。上記第31及び第32の構成において
は、フラグ情報を有する又はフラグ情報が変更された欠
陥位置については欠陥位置としての認識が完了している
ので、再生をスキップし、一方、前記フラグ情報を有し
ない又はフラグ情報が変更されていない欠陥位置につい
ては欠陥位置としての認識が完了していないので、その
まま再生を実行するのである。
【0026】また、第33には、上記第31又は第32
の構成において、上記記録再生装置が、フラグ情報を有
しない欠陥位置又はフラグ情報が変更された欠陥位置の
情報の再生を実行する場合に、当該欠陥位置に欠陥が検
出されない場合には、メモリ手段上の欠陥位置について
の位置情報を消去することを特徴とする。すなわち、当
初欠陥位置として記録されていたものであっても、欠陥
が検出されない場合には、欠陥位置を記録しておく必要
がないので、位置情報の消去を行う。これにより、媒体
における領域を有効に利用することができる。また、第
34には、上記第31又は第32の構成において、上記
記録再生装置が、連続再生モードにおいて、前記メモリ
手段上にない新たな欠陥位置が検出された場合、当該新
たな欠陥位置についての位置情報を前記メモリ手段に追
加することを特徴とする。これにより、使用経過に伴う
新たな欠陥に対してもディフェクトマネージメントを行
うことができる。また、第35には、上記第33又は第
34の構成において、連続再生モードの終了又は該媒体
における所定の範囲の再生終了に応答して、前記メモリ
に記憶された位置情報であって、該連続再生モードにお
いて更新された位置情報を、媒体上のテーブル領域に更
新記録することを特徴とする。これにより次の記録時等
におけるスキップ処理のための情報を与えることができ
る。
【0027】また、第36には、上記第26から第35
までのいずれかの構成において、記録媒体のテーブル領
域に記録された位置情報の読出しに際して、上記連続再
生モードで検出された欠陥位置に関する位置情報のみな
らず、連続再生モード以外で検出された欠陥位置に関す
る位置情報をも読み出すことを特徴とする。これによ
り、メーカーの出荷時における登録された欠陥情報やパ
ーソナルコンピュータによるフォーマット時の欠陥情報
によってもディフェクトマネージメントを行うことがで
きる。また、第37には、上記第20から第36までの
いずれかの構成において、記録又は再生される情報が、
映像情報及び/又は音声情報であることを特徴とする。
【0028】また、第38には、記録媒体の欠陥位置に
ついての情報を記録媒体に記録する情報記録装置であっ
て、欠陥位置が検出される状況に応じて、他の状況で検
出された欠陥位置情報とは区別して該記録媒体に記録す
ることを特徴とする。よって、欠陥情報が区別して格納
されているので、欠陥情報を使い分けすることができ
る。
【0029】また、第39には、上記第38の構成にお
いて、上記情報記録装置が、記録媒体のテーブル領域に
おける専用の領域に格納することを特徴とする。また、
第40には、上記第38又は第39の構成において、情
報記録装置が、連続再生モードにおいて検出された欠陥
情報をテーブル領域における専用の領域に格納すること
を特徴とする。よって、例えば、メーカー出荷時に登録
された欠陥情報やPCによるフォーマット時に検出され
た欠陥情報とは区別して格納するので、レベルごとに使
い分けが可能となる。また、メーカー側が登録した欠陥
情報とユーザ側で検出した欠陥情報とが混在することが
ないため、メーカー側が登録した欠陥情報の価値を低下
させることがない。また、第41には、上記第38又は
第39の構成において、情報記録装置が、記録媒体の物
理フォーマット時に検出された欠陥情報をテーブル領域
における専用の領域に格納することを特徴とする。よっ
て、フォーマット時専用の領域に欠陥位置の情報を格納
するので、メーカー側が登録した欠陥情報を消してしま
うことがない。
【0030】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態としての実施
例を図面を利用して説明する。本発明に基づく記録再生
装置Aは、図1に示されるように構成され、入力回路1
0と、磁気ヘッド駆動回路12と、磁気ヘッド14と、
光学ヘッド16と、再生信号増幅回路18と、ローパス
回路20と、復号器22と、ECC・EDC処理回路2
4と、記憶部28と、記憶部29と、コントローラ30
と、サーボ回路32と、スピンドルモータ34と、クロ
ック発生回路36とを有している。
【0031】この記録再生装置Aは、光磁気ディスク
(以下単に「ディスク」とする)5に対して記録・再生
を行うものであるが、このディスク5には、内周側と外
周側にそれぞれ2つのDMAが設けられている。このD
MA(Defect Management Area)には、DDS(Disc D
efinition Structure)とPDL(Primary Defect Lis
t)とSDL(Secondary Defect List)の3つの領域が
設けられている。ここで、上記DDSには、ディスク全
般の諸情報が格納される。また、上記PDLには、スリ
ッピングリプレースメントに関するデータが格納され、
特に、欠陥のあるセクタのアドレスがフラグ情報ととも
に格納される。また、上記SDLには、リニアリプレー
スメントに関するデータが格納される。
【0032】なお、上記PDLには、後述するように、
複数にレベル分けされた個別PDLが格納されることに
なる。例えば、図3に示すように、PDLは、レベル0
の個別PDL、レベル1の個別PDL、レベル2の個別
PDLを有する。つまり、このPDLには、各個別PD
Lの領域が形成される。各個別PDLは、IDを付する
ことにより区別される。例えば、上記のように3つのレ
ベルに区画した場合には、レベル0の個別PDLの領域
にはID=0を付し、レベル1の個別PDLの領域には
ID=1を付し、レベル2の個別PDLの領域にはID
=2を付す。各個別PDLには、物理アドレスとしての
アドレス情報(31ビット)とフラグ情報(1ビット)
で構成される情報が格納される。
【0033】ここで、上記入力回路10は、映像音声信
号を受信するとともに、この映像音声信号をデジタルデ
ータに符号化する。また、この入力回路10は、可変長
符号化の際のビットレートの制御も行う。また、磁気ヘ
ッド駆動回路12は、入力回路10から入力される信号
に応じて磁気ヘッドを駆動する。磁気ヘッド14は、デ
ータを記録する際に用いられ、ディスク5の記録膜を磁
化する。また、上記光学ヘッド16は、データの再生に
用いられ、ディスク5に照射されたレーザ光の反射光を
受光する。なお、磁気ヘッド14と光学ヘッド16とで
ヘッド17を構成する。
【0034】また、上記再生信号増幅回路18は、光学
ヘッド16からの信号を増幅する。また、ローパス回路
20は、再生信号増幅回路18で増幅された信号を積分
する。また、復号器22は、上記クロック発生回路36
から送られるクロックに同期して記録時に変調された信
号を復号する。また、ECC・EDC処理回路24は、
復号器22でに復号された信号に対して誤り訂正を行
う。つまり、ECC(Error Correcting Code )処理や
EDC(Error Detecting Code)処理を行う。
【0035】また、記憶部28は、情報を記憶するもの
であり、特に、図2に示すようなディフェクトリストが
設けられている。このディフェクトリストには、図2に
示すように、欠陥位置データ、すなわち、欠陥のあるセ
クタの物理アドレス(31ビット)についてのアドレス
情報がフラグ情報(1ビット)とともに格納されてい
る。少なくとも記憶部28は、メモリ手段として機能す
る。
【0036】また、記憶部29も同様に情報を記憶する
ものであるが、この記憶部29は再生された映像音声情
報を記憶するためのものである。この記憶部28、29
は、実際にはメモリにより構成される。
【0037】また、上記コントローラ30は、記録再生
装置Aの各部の動作を制御する。特に、図3、図4、図
5のフローチャートに示すような動作を行うように制御
を行う。また、上記コントローラ30は、上記欠陥位置
としての欠陥セクタを検出する機能も有する。この欠陥
セクタとは、正常に記録再生を行うことができないセク
タをいう。つまり、ECC・EDC処理により訂正がで
きたかどうかを判定する。また、ディスク5への所定数
のセクタの記録終了時に、記憶部28に記憶されたディ
フェクトリストに格納された欠陥位置データに従いディ
スク5のDMAにおけるPDLを書き換える処理を行
う。ただし、その際に書き換えを行うのは、PDLの中
でも、リアルタイム再生において検出された欠陥情報を
格納するための個別PDL(後述のレベル2の個別PD
L)のみである。このレベル2の個別PDLは、「媒体
上のテーブル領域に設けられた領域であって、連続再生
モードにおいて検出された欠陥位置についての位置情報
を格納する領域」に相当する。また、ディスク5におけ
る所定数のセクタの再生終了時にも、記憶部28に記憶
されたディフェクトリストに格納された欠陥位置データ
に従いディスク5のDMAにおけるPDLを書き換える
処理を行う。ただし、この場合も書き換えを行うのは、
PDLの中でも、リアルタイム再生において検出された
欠陥情報を格納するための個別PDL(後述のレベル2
の個別PDL)のみである。ここでいう欠陥情報とは、
アドレス情報とフラグ情報とから構成される。このコン
トローラ30は、上記欠陥位置検出手段、欠陥セクタ検
出手段として機能する。
【0038】また、上記サーボ回路32は、再生信号増
幅回路18から送られる信号とクロックとに従いスピン
ドルモータ34を所定の回転数で回転させるとともに、
上記光学ヘッド16中の対物レンズを制御し、トラッキ
ングサーボ、フォーカスサーボを行う。
【0039】上記構成の記録再生装置Aの動作、すなわ
ち、上記記録再生装置Aによる記録再生方法について説
明する。まず、ディスク5に映像音声情報等の情報を記
録する場合について説明する。なお、当初ディスク5に
は、メディアメーカーが出荷時に欠陥情報の登録を行
い、その結果として欠陥セクタのアドレス情報が欠陥情
報としてレベル0の個別PDLに格納され、さらに、ユ
ーザが該ディスク5をパーソナルコンピュータによって
物理フォーマットを行った際に検出されたアドレス情報
が欠陥情報としてレベル1の個別PDLに格納されてい
るものとする。つまり、パーソナルコンピュータは、物
理フォーマットを行った際に、専用の領域としてレベル
1の個別PDLを作成する。このレベル0の個別PDL
とレベル1の個別PDLには、欠陥位置を示すアドレス
情報が格納され、各アドレス情報には、0のフラグ情報
が付加されている。なお、ディスク5には記録再生装置
Aにより記録再生が行われておらず、この段階では、後
述するレベル2の個別PDLは存在しないものとする。
【0040】記録時には、図4に示すフローチャートが
適用されるので、このフローチャートに従い説明する。
まず、記録再生装置Aが起動されたものとする。つま
り、記録再生装置Aに電源が入れられたものとする。す
ると、ディスク5が記録再生装置Aにセットされている
かが判定される(S10)。この判定は、所定周期ごと
に行う。そして、ディスク5がセットされている場合に
は、PDLに格納されている情報を読み出す(S1
1)。つまり、PDLには、欠陥セクタのアドレスが格
納されているので、このアドレス情報が読み出される。
なお、レベル0〜レベル2の全ての個別PDLの情報が
読み出されるが、この場合には、レベル2の個別PDL
は存在しないので、レベル0の個別PDLとレベル1の
個別PDLに格納された欠陥情報が読み出される。読み
出された欠陥情報は、記憶部28のディフェクトリスト
(図2参照)に格納される。
【0041】次に、ディスク5が記録再生装置Aから取
り出されていないかどうかを判定して(S12)、取り
出されていなければステップS13に進む。なお、ディ
スク5が取り出されている場合には、処理を終了する。
【0042】ステップS13では、再生操作又は記録操
作が行われたかどうかが判定され、再生操作が行われた
場合には、図5のS30に移行する。一方、記録操作が
行われた場合には、ステップS14に移行する。記録操
作があった場合であるので、ステップS14以下につい
て説明する。
【0043】記録すべき映像音声情報は、入力回路10
において受信され、符号化されて磁気ヘッド駆動回路1
2に送られる。そして、所定のセクタから順番に書込み
を行って行くが、そのためにまず、ヘッド17を記録開
始ゾーンへ移動させる(S14)。そして、PDLに対
象セクタのアドレスが登録されているかどうかを判定す
る(S15)。ここでは、いずれかのレベルの個別PD
Lに登録されているかどうかを判定する。なお、この時
点では、レベル2の個別PDLは存在しないので、レベ
ル0とレベル1の個別PDLに対象セクタのアドレスが
存在するかどうかが判定されることになる。この判定
は、コントローラ30が記憶部28のディフェクトリス
トに格納されたデータを読み出して判定を行う。
【0044】そして、対象セクタが登録されている場合
には、ステップS16に移行してフラグ情報が1か0か
を判定する。そして、1である場合には、フラグ情報を
0にする(S17)。つまり、記憶部28のディフェク
トリストの当該セクタのアドレスにおけるフラグ情報を
0にする。その後、飛び越し処理を行う(S18)。つ
まり、該対象セクタに記録は行わない。ステップS18
の後にはステップS20に移行する。一方、フラグ情報
が0の場合にも、飛び越し処理を行い(S18)、その
後、ステップS20に移行する。このステップS18が
上記欠陥位置スキップステップに相当する。
【0045】ただし、この場合には、レベル0の個別P
DLとレベル1の個別PDLに格納されているアドレス
情報に付加されたフラグ情報はすべて0であるので、ス
テップS17のフラグ情報を0にする処理は行われな
い。
【0046】一方、ステップS15において、対象セク
タが登録されていない場合には、通常の記録を行う(S
19)。つまり、その対象セクタに映像音声情報の記録
を行う。記録が行われたら、ステップS20に移行す
る。
【0047】すると、ステップS20においては、所定
数のセクタの処理が完了したか否かが判定される。つま
り、ディスク5における各ゾーンにおいては、一定数の
セクタに記録が行われることが保証されなければならな
いので、その一定数をカウントするのである。つまり、
ゾーン内において、所定データ量の情報の記録を行う。
このゾーンは、上記区画領域に相当する。このようにし
て、そのゾーンについてのスリッピングリプレースメン
トが完了する。なお、所定数のセクタの処理が完了して
いない場合には、セクタの送りを待つ(S21)。
【0048】そして、所定数のセクタの処理が完了した
場合には、ディスク5のPDLを書き換える処理を行う
(S22)。つまり、レベル2の個別PDLに格納され
ていたアドレス情報をフラグ情報とともに一括して上書
きする。実際には、記録時にはフラグ情報が1から0に
されるのみであるので、フラグ情報が0になったアドレ
スについてのみ書き換えられることになる。当然、アド
レス情報については、上書きの前後でその内容は同じで
ある。すなわち、コントローラ30、磁気ヘッド駆動回
路12、ヘッド17により、ディスク5のDMAにおけ
るPDLのレベル2の個別PDLにおけるアドレス情報
が変更される。このステップS22の処理は、あるゾー
ンの処理が完了する度に行われることになる。上記ヘッ
ド17等がテーブル記録手段として機能する。なお、デ
ィスク5にレベル2の個別PDLが存在しない段階で
は、当然このステップS23の処理は行われない。
【0049】そして、指定された全てのデータの記録が
終了したか否かが判定され(S23)、終了した場合に
は、全体の処理を終了し、終了していない場合には、次
のゾーンへの記録位置の送りを行った後に(S24)ス
テップS15に戻る。
【0050】以上のように、対象セクタがディフェクト
リストに存在する場合には、書き飛ばしを行い、存在し
ない場合には記録を行うのである。
【0051】なお、ディスクへの書込みはあるゾーンの
処理を終了した時点で行うものとして説明したが(S2
0、S22)、これには限られず、全てのデータの記録
処理が完了してから行うようにしてもよい。つまり、図
4に示すフローチャートでは、ステップS22の処理を
ステップS23の後に設けるようにしてもよい。
【0052】次に、上記のようにして記録されたディス
ク5の再生時の動作について、図5を利用して説明す
る。なお、ディスク5には、メディアメーカーが出荷時
に欠陥情報の登録を行い、その結果として欠陥セクタの
アドレス情報が欠陥情報としてレベル0の個別PDLに
格納され、また、ユーザが該ディスク5をパーソナルコ
ンピュータによって物理フォーマットを行った際に検出
されたアドレス情報が欠陥情報としてレベル1の個別P
DLに格納されているものとする。なお、この段階で
は、映像音声情報の記録を行ったのみであるので、レベ
ル2の個別PDLは作成されていない。上記のようにし
て映像音声情報が記録されたディスク5を上記記録再生
装置Aが起動している状態でセットして、再生操作を行
ったものとする。
【0053】ディスク5に対する再生時には、図5に示
すフローチャートが適用されるので、この図5のフロー
チャートに従い説明を行う。なお、この場合には、記録
再生装置Aにより映像音声情報が記録され、その記録さ
れた映像音声情報を再生するものとする。
【0054】図5におけるステップS10〜S13の動
作は上記図4において説明した場合と同様である。この
ステップS11においては、上記と同様に、ディスク5
に格納されたDMA内のPDLの情報が読み出され、そ
の情報が上記記憶部28に格納される。この場合もレベ
ル0の個別PDLとレベル1の個別PDLに格納された
欠陥情報が読み出される。つまり、上記光学ヘッド16
等はテーブル読み出し手段として機能する。
【0055】まず、記録された映像音声情報の再生に際
しては、各ゾーンにおける各セクタについて所定の順番
で読出しを行うが、まず、再生開始ゾーンへ読出し位置
の送りを行う(S30)。つまり、ヘッド17を所定位
置に移動させる。そして、ある対象セクタに記録された
映像音声情報に対してECC・EDC処理を行って、訂
正ができたか否かを判定する(S31)。このECCと
EDCに際しては、予め再生信号増幅回路18、ローパ
ス回路20、復号器22による処理を行っておく。この
ステップS31が、欠陥位置検出ステップ、欠陥セクタ
検出ステップに相当する。
【0056】そして、訂正ができた場合には、PDLに
対象セクタのアドレスが登録されているかどうかを判定
する(S32)。ここでは、いずれかのレベルの個別P
DLに登録されているかどうかを判定する。なお、この
時点では、レベル2の個別PDLは存在しないので、レ
ベル0とレベル1の個別PDLに対象セクタのアドレス
が存在するかどうかが判定されることになる。この判定
は、コントローラ30が記憶部28のディフェクトリス
トに格納されている情報に従い行う。そして、登録され
ている場合には、フラグ情報が1か0かを判定する(S
33)。この判定もコントローラ30がディフェクトリ
ストに格納されている情報に従い行う。ここで、フラグ
情報が1の場合とは、再生時に欠陥セクタが発見された
場合に、そのセクタのアドレスをフラグ情報を1として
ディフェクトリストに格納するので(S41)、そのよ
うな場合が挙げられる。また、フラグ情報が0の場合と
は、上記記録時の動作を示す図4のフローチャートに示
すように、ステップS17においてフラグ情報を0にす
る処理があることから、そのようにしてフラグ情報が0
になった場合が挙げられる。
【0057】そして、フラグ情報が1の場合には、上記
ディフェクトリストから該セクタについてアドレス情報
とフラグ情報とを削除する(S34)。つまり、該対象
セクタについては、一旦欠陥セクタとしてディフェクト
リストに書き込まれていたが、その後の誤り訂正処理に
より欠陥でないことが検出されたことになるので、該対
象セクタをディフェクトリストから削除するのである。
そして、該対象セクタについて再生を行う(S35)。
なお、再生に際しては、再生された映像音声情報は、E
CC・EDC処理回路24によるECC・EDC処理が
行われると、記憶部29に一旦記憶された後に出力され
る。このステップS35からはステップS43に移行す
る。
【0058】一方、ステップS33においてフラグ情報
が0の場合には、読み飛ばしを行う(S36)。つま
り、ある対象セクタについてフラグ情報が0になってい
るということは、そのセクタについて欠陥セクタである
ことの認識が完了しているので、読み飛ばしを行うので
ある。実際には、その対象セクタについては、再生信号
増幅回路18からの一連の再生処理を省略する。上記ス
テップS36からはステップS43に移行する。
【0059】また、上記ステップS32において、対象
セクタのアドレスが登録されていない場合には、当該セ
クタは欠陥セクタではないので、そのまま再生を行う
(S35)。このステップS35からはステップS43
に移行する。
【0060】一方、ステップS31において、ECC・
EDC処理により訂正ができなかった場合には、まず、
PDLやSDLに対象セクタのアドレスが登録されてい
るかどうかを判定する(S37)。ここでは、いずれか
のレベルの個別PDLに登録されているかどうかを判定
する。なお、この時点では、レベル2の個別PDLは存
在しないので、レベル0とレベル1の個別PDLに対象
セクタのアドレスが存在するかどうかが判定されること
になる。つまり、コントローラ30が記憶部28のディ
フェクトリストに格納されている情報に従い判定を行
う。そして、登録されている場合には、フラグ情報が1
か0かを判定する(S38)。この判定もコントローラ
30がディフェクトリストに格納されている情報に従い
行う。フラグ情報が1の場合には、通常の再生を行う
(S39)。つまり、該セクタは欠陥セクタであるが、
まだ、スリッピングリプレースメントが完了していない
ためこの時点では再生を行う。このようにフラグ情報が
変更されていないセクタについては、そのまま再生を行
う。一方、フラグ情報が0の場合には、読み飛ばしを行
う(S40)。つまり、ある対象セクタについてフラグ
情報が0になっているということは、そのセクタについ
て欠陥セクタであることの認識が完了しているので、読
み飛ばしを行うのである。上記ステップS39、S40
からはステップS43に移行する。
【0061】また、上記ステップS37において、対象
セクタのアドレスが登録されていない場合には、該対象
アドレスについてのアドレス情報を記憶部28のディフ
ェクトリストに登録する。その際、フラグ情報は1とす
る(S41)。この対象セクタのアドレスが、欠陥位置
についての位置情報に相当する。そして、対象セクタに
ついて再生処理を行う。再生処理の方法は、S35と同
様である。このステップS41が欠陥位置記憶ステッ
プ、欠陥位置記憶ステップ、追加ステップに相当する。
上記ステップS42からはステップS43に移行する。
【0062】次に、ステップS43では、そのゾーン内
のセクタの再生を終了したか否かが判定される。そし
て、再生を終了したらステップS45に移行する。一
方、まだ再生が終了していない場合には、次のセクタに
読出し位置を移行させて(S44)、ステップS31に
戻る。
【0063】そして、ステップS45では、指定された
全てのセクタの再生が完了したか否かが判定され、再生
が完了した場合には、ディスクに欠陥位置データを格納
する(S47)。すなわち、上記記憶部28のディフェ
クトリストに格納されている欠陥位置データがディスク
5のPDLにおけるレベル2の個別PDLに書き込まれ
る。具体的には、レベル2の個別PDLに格納されてい
たアドレス情報に、ステップS41で新たに検出された
アドレス情報が付加され、さらに、ステップS34でア
ドレス情報が削除された形でレベル2の個別PDLに上
書きされる。当然、該アドレス情報はフラグ情報ととも
に書き込まれる。このステップS47の操作は、再生の
停止ボタンを操作した場合等に行われる。
【0064】ただし、今回の場合は、再生前にはまだレ
ベル2の個別PDLは作成されていないので、ステップ
S34のアドレス情報とフラグ情報の削除は行われず、
今回の再生処理で欠陥が検出されたら、ステップS47
で初めてレベル2の個別PDLの領域がディスク5のP
DL内に作成されることになる。このレベル2の個別P
DLは、IDを付けて識別可能となるようにする。な
お、レベル2の個別PDLの領域を形成しなくても、当
該アドレスがレベル2であることが分かるように個別に
識別IDを付加してもよい。このPDLに書き込む処理
が、上記テーブル記録ステップに相当し、上記PDLが
上記テーブル領域に相当することになる。つまり、連続
再生モードの終了に応答して書込みを行うのである。ま
た、再生が完了していない場合には、次のゾーンへ読出
し位置を移行させる(S46)。
【0065】欠陥検出の具体的な方法について説明する
と、例えば、図7に示すように、あるゾーンについて、
1番目のセクタと4番目のセクタ(最初は0番目とす
る)について欠陥が検出された場合には、ディフェクト
リストには、該1番目のセクタと4番目のセクタのアド
レス情報をフラグ情報を1にして格納する(S41)。
なお、直前に再生を行ったディスク5をさらに再生する
場合にも、図5のフローチャートに従い再生を行う。
【0066】なお、上記の説明では、ディスクへの欠陥
位置データの書込みを全てのセクタの再生が完了した後
に行う(S47)ものとして説明したが、ゾーンごとの
再生が終了した際に行ってもよい。つまり、ステップS
47の処理をステップS43とステップS45の間に来
るようにしてもよい。つまり、媒体としてのディスクに
おける所定の範囲の再生終了に応答して書込みを行うの
である。
【0067】なお、図4に示すフローチャートに従い記
録を行ったディスク5についてそのまま再生を行う場合
には、メモリ28のディフェクトリストにアドレス情報
にフラグ情報が付加された形で格納されているので、そ
の情報を基にステップS30以下の処理が行われること
になる。
【0068】次に上記のようにして再生処理が行われた
ディスク5に対して再度記録を行う場合について説明す
る。この場合にも、図4に示すフローチャートが適用さ
れ、上記のようにステップS10〜S13に示す処理が
行われる。この場合にも、ステップS11においては、
レベル0〜レベル2の全ての個別PDLの情報が読み出
されるが、再生処理が行われた後であるので、再生時に
検出された欠陥情報も読み出される情報に含まれること
になる。読み出された情報は、上記と同様に記憶部28
のディフェクトリストに格納される。
【0069】例えば、直前の再生時において、図7に示
すように、あるゾーンについて、1番目のセクタと4番
目のセクタ(最初は0番目とする)について欠陥が検出
された場合には、ディフェクトリストには、該1番目の
セクタと4番目のセクタのアドレス情報も含まれてい
る。なお、当該アドレスのフラグ情報は1である(図5
S41参照)。
【0070】そして、上記の場合と同様にステップS1
4以下の処理を行うが、記録すべきゾーンが図7に示す
ような構成である場合を例として説明すると、まず、0
番目のセクタを対象セクタとした場合には、該0番目の
セクタはディフェクトリストには存在しないので、該0
番目のセクタに記録を行う(S19)。次に、1番目の
セクタの場合には、該セクタがディフェクトリストに存
在するので、ステップS15からステップS16に移行
し、さらに、フラグ情報が1であるので、フラグ情報を
0にする(S17)。つまり、フラグ情報を変更して、
記憶部28に記憶させる。この処理が上記フラグ情報記
憶ステップに相当する。そして、この第1アドレスのセ
クタについては、スリップ処理をする(S18)。つま
り、映像音声情報の記録を行わない。このような制御は
コントローラ30により行われるので、このコントロー
ラ30は上記欠陥位置スキップ手段、フラグ情報変更手
段として機能する。ここで、フラグ情報を0にするの
は、スリッピングリプレースメントを行うために、この
1番目のセクタは欠陥位置であることの認識を行ってお
くためである。
【0071】次に、2番目、3番目のセクタについて
は、上記0番目のセクタと同様の処理を行う。この2番
目のセクタには、当然上記0番目のセクタに記録したデ
ータの次に記録すべき映像音声情報が記録されることに
なる。次に、4番目のセクタについては、上記1番目の
セクタと同様に、フラグ情報を0にする処理を行い、該
4番目のセクタには記録を行わない。次に、5番目以降
のセクタについては、上記0番目のセクタと同様に、記
録していく。そして、n個のセクタの処理が終了するま
で同様の処理が行われる(S20、S21)。つまり、
この図7の例では、1番目と4番目のセクタに記録をし
ていないので、図7に示すゾーンにおけるn番目の映像
音声情報は物理アドレスとしてはn+2番目のセクタに
記録されることになる。これにより図6に示すゾーンに
おいて、n個分のデータの存在が保証されて、スリッピ
ングリプレースメントが行われることになる。
【0072】あるゾーンの処理が終了したら、レベル2
の個別PDLの情報を書き換える(S22)。つまり、
レベル2の個別PDLに格納されていた情報で今回更新
された情報を上書きする処理を行う。実質的には、レベ
ル2の個別PDLにおけるフラグ情報のみが変更される
ことになる。そして、指定された全ての映像音声情報の
記録が完了するまで上記S15〜S22までの処理を繰
り返す。上記のような再度記録が行われたディスク5を
再び再生する場合にも、図5のフローチャートに従って
処理が行われることになる。
【0073】なお、フラグ情報を1としてディフェクト
リストに存在するセクタで、上記の再度記録に際して、
対象セクタとなったセクタについては、フラグ情報は0
にされているので、今回の再生に際しては、読み飛ばし
が行われることになる(図5、S36、S40参照)。
一方、記録時にフラグ情報を1としてディフェクトリス
トに存在するセクタで、対象セクタとなっていないセク
タ(つまり、記録時にそのセクタは記録の対象となって
いない)については、依然としてフラグ情報は1のまま
であるので、今回の再生においても、再生が行われるこ
とになる(図5、S35、S39参照)。
【0074】以上のように本実施例の記録再生装置Aに
よれば、AV機器に使用する記録媒体に記録されるデー
タのように、実時間性を要求されるデジタルAVデータ
に対するディフェクトマネージメントを行うことができ
る。特に、記録再生が可能な記録媒体において、該記録
媒体に対して記録や再生を行う際に、何らかの要因であ
るセクタに欠陥が生じた場合に、データの正確さを保証
できることができる。また、特に、コストの点等の理由
により記録媒体の記録再生品質が出荷時には保証されな
い場合でも、ユーザ側でディフェクトマネージメントを
行うことができる。
【0075】また、特に、本実施例においては、リアル
タイム再生により検出された欠陥情報をメーカー出荷時
に登録された欠陥情報(レベル0の個別PDLに格納さ
れた欠陥情報)、PCによるフォーマット時に検出され
た欠陥情報(レベル1の個別PDLに格納された欠陥情
報)とは区別して、専用の個別PDLに格納するので、
レベルごとに使い分けが可能となる。例えば、ある再生
においては、レベル2の個別PDLを無視する等の方法
が考えられる。また、メーカー側が登録したPDL内の
欠陥情報とユーザ側で検出した欠陥情報とが混在するこ
とがないため、メーカー側が登録したPDLの価値を低
下させることがなく、また、PCによりフォーマットの
際に得た欠陥情報もレベル1の個別PDLとして別に管
理するので、メーカー側が登録したPDLを消してしま
うことがない。
【0076】なお、上記構成においては、ディスクに格
納されたPDL内の欠陥位置データを読み出して保持す
る記憶部と、再生時にセクタの欠陥が検出された場合に
欠陥位置データを登録する記憶部とを同一の記憶部28
で構成したが、別個の記憶部で構成して記録終了時や再
生終了時に両記憶部に記憶されている欠陥位置データを
足し合わせてディスクに書き込むようにしてもよい。
【0077】また、上記の説明においては、図5のS4
1において、フラグ情報を1とし、図4のS17でその
フラグ情報を0とするものとして説明したが、これには
限られず、図5のS41では欠陥セクタのアドレス情報
のみを格納し、その後、図4のステップS17におい
て、フラグ情報を記憶部28に記憶させるようにしても
よい。つまり、フラグ情報がある場合が上記のフラグ情
報が0の場合に相当し、フラグ情報がない場合が上記の
フラグ情報が1の場合に相当する。この場合に、フラグ
情報を記憶させる処理がフラグ情報記憶ステップに相当
する。
【0078】なお、上記の説明においては、スリッピン
グリプレースメントによりディフェクトマネージメント
を行うものとして説明したが、これには限られず、リニ
アリプレースメントにより処理を行うようにしてもよ
い。なお、その場合には、ある欠陥セクタ位置に本来記
録する画像データ又は音声データをスペアエリアのセク
タに記録するのであるから、該画像データ又は音声デー
タを記憶しておくバッファが別途必要になる。また、上
記の説明では、記録媒体、媒体としてディスクを例にと
って説明したが、これには限られず、記録再生を繰り返
し行うことができる媒体であればよい。また、上記の説
明では、記録再生すべき情報として映像音声情報として
説明したが、これには限られず、例えば、映像情報又は
音声情報であってもよい。
【0079】
【発明の効果】本発明に基づく記録再生方法及び記録再
生装置によれば、実時間性を要求されるデータに対して
ディフェクトマネージメントを行うことができ、使用経
過に伴う欠陥の発生にも対処することができる。特に、
記録媒体の記録再生品質が出荷時には保証されない場合
でも、ユーザ側でディフェクトマネージメントを行うこ
とができる。また、特に、上記記録再生方法、記録再生
装置や情報記録装置によれば、連続再生時に検出された
欠陥情報はそれ専用の領域に格納し、他の状況で検出さ
れた欠陥情報、例えば、メーカー出荷時に登録された欠
陥情報やPCによるフォーマット時に検出された欠陥情
報とは区別して格納するので、レベルごとに使い分けが
可能となる。また、メーカー側が登録した欠陥情報とユ
ーザ側で検出した欠陥情報とが混在することがないた
め、メーカー側が登録した欠陥情報の価値を低下させる
ことがない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例に基づく記録再生装置の構成を
示すブロック図である。
【図2】ディフェクトリストの概要を示す説明図であ
る。
【図3】DMAの構成を示す説明図である。
【図4】記録時の動作を示すフローチャートである。
【図5】再生時の動作を示すフローチャートである。
【図6】光磁気ディスクにおける記録再生領域の構成を
示す説明図である。
【図7】スリッピングリプレースメントを説明する説明
図である。
【図8】リニアリプレースメントを説明する説明図であ
る。
【符号の説明】
A 記録再生装置 10 入力回路 12 磁気ヘッド駆動回路 14 磁気ヘッド 16 光学ヘッド 18 再生信号増幅回路 20 ローパス回路 22 復号器 24 ECC・EDC処理回路 28、29 記憶部 30 コントローラ 32 サーボ回路

Claims (41)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 書き換え可能な媒体を動的に走査して情
    報の記録再生を行う記録再生方法であって、 連続再生モードにて媒体上の欠陥位置を順次検出すると
    共に、検出された欠陥位置についての欠陥位置情報を順
    次メモリに記憶し、当該連続再生モードの終了又は該媒
    体における所定の範囲の再生終了に応答して、前記メモ
    リに記憶された欠陥位置情報であって、該連続再生モー
    ドにおいて検出された欠陥位置情報を、媒体上のテーブ
    ル領域に、該連続再生モードにおいて検出された欠陥位
    置情報以外の欠陥位置情報とは区別して記録することを
    特徴とする記録再生方法。
  2. 【請求項2】 書き換え可能な媒体を動的に走査して情
    報の記録再生を行う記録再生方法であって、 連続再生モードにおいて、媒体上の欠陥位置を検出する
    欠陥位置検出ステップと、 この欠陥位置検出ステップによって検出された欠陥位置
    についての欠陥位置情報をメモリに順次記憶する欠陥位
    置記憶ステップと、 連続再生モードの終了又は該媒体における所定の範囲の
    再生終了に応答して、前記メモリに記憶された欠陥位置
    情報であって、該連続再生モードにおいて検出された欠
    陥位置情報を、媒体上のテーブル領域に、該連続再生モ
    ードにおいて検出された欠陥位置情報以外の欠陥位置情
    報とは区別して記録するテーブル記録ステップと、を有
    することを特徴とする記録再生方法。
  3. 【請求項3】 セクタ単位に分割された一連の情報を担
    持する媒体を動的に連続走査して情報の記録再生を行う
    記録再生方法であって、 連続再生モードにおいて、欠陥セクタを検出する欠陥セ
    クタ検出ステップと、 この欠陥セクタ検出ステップにより検出された欠陥セク
    タの位置情報を欠陥位置情報としてメモリに順次記憶す
    る欠陥位置記憶ステップと、 連続再生モードの終了又は該媒体における所定の範囲の
    再生終了に応答して、前記メモリに記憶された欠陥位置
    情報であって、該連続再生モードにおいて検出された欠
    陥位置情報を、媒体上のテーブル領域に、該連続再生モ
    ードにおいて検出された欠陥位置情報以外の欠陥位置情
    報とは区別して記録するテーブル記録ステップと、を有
    することを特徴とする記録再生方法。
  4. 【請求項4】 上記連続再生モードにおいて検出された
    欠陥位置情報を、媒体上のテーブル領域に設けられた領
    域であって、連続再生モードにおいて検出された欠陥位
    置情報を格納する領域に記録することにより、該連続再
    生モードにおいて検出された欠陥位置情報以外の欠陥位
    置情報とは区別して記録することを特徴とする請求項1
    又は2又は3に記載の記録再生方法。
  5. 【請求項5】 上記位置情報をメモリに記憶する際に、
    所定のフラグ情報を該位置情報に付加して記憶し、媒体
    上のテーブル領域への記録時に、該位置情報を上記フラ
    グ情報とともに記録することを特徴とする請求項1又は
    2又は3又は4の記録再生方法。
  6. 【請求項6】 上記記録再生方法が、さらに、 前記媒体上のテーブル領域に記憶された位置情報を読み
    出してメモリに記憶するメモリ記憶ステップと、 連続記録モード時に媒体上の記録位置が欠陥位置に達す
    るとこの欠陥位置をスキップする欠陥位置スキップステ
    ップと、を有することを特徴とする請求項1又は2又は
    3又は4又は5に記載の記録再生方法。
  7. 【請求項7】 連続記録モードにおいて、媒体の記録再
    生領域を所定のデータ量ごとに区画した区画領域内にお
    いて、所定データ量の情報の記録を行うことを特徴とす
    る請求項6に記載の記録再生方法。
  8. 【請求項8】 上記記録再生方法が、さらに、 連続記録モードにおいて、前記スキップされた欠陥位置
    を表示するフラグ情報をメモリに記憶するフラグ情報記
    憶ステップを有することを特徴とする請求項6又は7に
    記載の記録再生方法。
  9. 【請求項9】 上記メモリ記憶ステップにおいて、位置
    情報とともに上記フラグ情報を読み出して上記メモリに
    記憶することを特徴とする請求項6又は7に記載の記録
    再生方法。
  10. 【請求項10】 上記記録再生方法が、さらに、 連続記録モードにて前記スキップされた欠陥位置に対応
    するフラグ情報を変更してメモリに記憶するフラグ情報
    記憶ステップを有することを特徴とする請求項9に記載
    の記録再生方法。
  11. 【請求項11】 連続記録モードの終了又は該媒体にお
    ける所定の範囲の再生終了に応答して、前記メモリに記
    憶された位置情報であって、該連続再生モードにおいて
    検出された欠陥位置についての位置情報をフラグ情報と
    ともに、媒体上のテーブル領域に上書きして記録するテ
    ーブル記録ステップと、を有することを特徴とする請求
    項8又は9又は10に記載の記録再生方法。
  12. 【請求項12】 連続記録モードの終了又は該媒体にお
    ける所定の範囲の再生終了に応答して、前記メモリに記
    憶された位置情報であって、該連続再生モードにおいて
    検出された欠陥位置についての少なくともフラグ情報
    を、媒体上のテーブル領域に記録するテーブル記録ステ
    ップと、を有することを特徴とする請求項8又は9又は
    10に記載の記録再生方法。
  13. 【請求項13】 上記フラグ情報がメモリに記憶された
    状態で連続再生モードを実行した場合に、前記フラグ情
    報を有する欠陥位置又はフラグ情報が変更された欠陥位
    置の情報については再生をスキップし、一方、前記フラ
    グ情報を有しない欠陥位置又はフラグ情報が変更されて
    いない欠陥位置の情報については再生を実行することを
    特徴とする請求項8又は9又は10に記載の記録再生方
    法。
  14. 【請求項14】 上記記録再生方法が、さらに、フラグ
    情報をテーブル領域に有する媒体に記録された情報を再
    生する再生ステップを有し、 該再生ステップが、前記テーブル領域に記憶された位置
    情報を読み出してメモリに記憶するステップと、 連続再生モードにおいて、前記フラグ情報を有する欠陥
    位置又はフラグ情報が変更された欠陥位置の情報につい
    ては再生をスキップし、前記フラグ情報を有しない又は
    フラグ情報が変更されていない欠陥位置の情報は再生を
    実行するステップと、を有することを特徴とする請求項
    8又は9又は10又は11又は12に記載の記録再生方
    法。
  15. 【請求項15】 フラグ情報を有しない欠陥位置又はフ
    ラグ情報が変更されていない欠陥位置の情報の再生を実
    行する場合に、当該欠陥位置に欠陥が検出されない場合
    には、メモリ上から該欠陥位置についての位置情報を消
    去することを特徴とする請求項13又は14に記載の記
    録再生方法。
  16. 【請求項16】 上記記録再生方法が、さらに、 連続再生モードにおいて、前記メモリ上にない新たな欠
    陥位置が検出された場合には、当該新たな欠陥位置につ
    いての位置情報を前記メモリに追加する追加ステップを
    有することを特徴とする請求項13又は14又は15に
    記載の記録再生方法。
  17. 【請求項17】 連続再生モードの終了又は該媒体にお
    ける所定の範囲の再生終了に応答して、前記メモリに記
    憶された位置情報であって、該連続再生モードにおいて
    更新された位置情報を、媒体上のテーブル領域に更新記
    録することを特徴とする請求項15又は16に記載の記
    録再生方法。
  18. 【請求項18】 記録媒体のテーブル領域に記録された
    位置情報の読出しに際して、上記連続再生モードで検出
    された欠陥位置に関する位置情報のみならず、連続再生
    モード以外で検出された欠陥位置に関する位置情報をも
    読み出すことを特徴とする請求項6又は7又は8又は9
    又は10又は11又は12又は13又は14又は15又
    は16又は17に記載の記録再生方法。
  19. 【請求項19】 記録又は再生される情報が、映像情報
    及び/又は音声情報であることを特徴とする請求項1又
    は2又は3又は4又は5又は6又は7又は8又は9又は
    10又は11又は12又は13又は14又は15又は1
    6又は17又は18に記載の記録再生方法。
  20. 【請求項20】 書き換え可能な媒体を動的に走査して
    情報の記録再生を行う記録再生装置であって、 連続再生モードにおいて、媒体上の欠陥位置を検出する
    欠陥位置検出手段と、 この欠陥位置検出手段によって検出された欠陥位置につ
    いての欠陥位置情報を順次記憶するメモリ手段と、 連続再生モードの終了又は該媒体における所定の範囲の
    再生終了に応答して、前記メモリ手段に記憶された欠陥
    位置情報であって、該連続再生モードにおいて検出され
    た欠陥位置情報を、媒体上のテーブル領域に、該連続再
    生モードにおいて検出された欠陥位置情報以外の欠陥位
    置情報とは区別して記録するテーブル記録手段と、を有
    することを特徴とする記録再生装置。
  21. 【請求項21】 セクタ単位に分割された一連の情報を
    担持する媒体を動的に連続走査して情報の記録再生を行
    う記録再生装置であって、 連続再生モードにて欠陥セクタを検出する欠陥セクタ検
    出手段と、 この欠陥セクタ検出手段により検出された欠陥セクタの
    位置情報を順次記憶するメモリ手段と、 連続再生モードの終了又は該媒体における所定の範囲の
    再生終了に応答して、前記メモリ手段に記憶された欠陥
    位置情報であって、該連続再生モードにおいて検出され
    た欠陥位置情報を、媒体上のテーブル領域に、該連続再
    生モードにおいて検出された欠陥位置情報以外の欠陥位
    置情報とは区別して記録するテーブル記録手段と、を有
    することを特徴とする記録再生装置。
  22. 【請求項22】 上記連続再生モードにおいて検出され
    た欠陥位置情報を、媒体上のテーブル領域に設けられた
    領域であって、連続再生モードにおいて検出された欠陥
    位置情報を格納する領域に記録することにより、該連続
    再生モードにおいて検出された欠陥位置情報以外の欠陥
    位置情報とは区別して記録することを特徴とする請求項
    20又は21に記載の記録再生装置。
  23. 【請求項23】 上記メモリ手段が、上記位置情報をメ
    モリに記憶する際に、所定のフラグ情報を該位置情報に
    付加して記憶し、上記テーブル記憶手段が、該位置情報
    を上記フラグ情報とともに記録することを特徴とする請
    求項20又は21又は22に記載の記録再生装置。
  24. 【請求項24】 上記記録再生装置が、さらに、 前記テーブル領域に記憶された欠陥位置情報を読み出す
    テーブル読み出し手段と、 読み出された欠陥位置情報を記憶するメモリ手段と、 連続記録モードにおいて、媒体上の記録位置が欠陥位置
    に達するとこの欠陥位置をスキップする欠陥位置スキッ
    プ手段と、を有することを特徴とする請求項20又は2
    1又は22又は23に記載の記録再生装置。
  25. 【請求項25】 上記記録再生装置が、連続記録モード
    において、媒体の記録再生領域を所定のデータ量ごとに
    区画した区画領域内において、所定データ量の情報の記
    録を行うことを特徴とする請求項24に記載の記録再生
    装置。
  26. 【請求項26】 上記記録再生装置が、さらに、 連続記録モードにおいて、前記スキップされた欠陥位置
    を表示するフラグ情報を記憶するメモリ手段を有するこ
    とを特徴とする請求項24又は25に記載の記録再生装
    置。
  27. 【請求項27】 上記記録再生装置が、さらに、 上記位置情報とともに、上記フラグ情報を読み出して記
    憶するメモリ手段を有することを特徴とする請求項24
    又は25に記載の記録再生装置。
  28. 【請求項28】 上記記録再生装置が、さらに、 上記欠陥位置スキップ手段によりスキップされた欠陥位
    置に対応するフラグ情報を変更してメモリに記憶するフ
    ラグ情報変更手段を有することを特徴とする請求項27
    に記載の記録再生装置。
  29. 【請求項29】 上記記録再生装置が、さらに、 連続記録モードの終了又は該媒体における所定の範囲の
    記録終了に応答して、前記メモリに記憶された位置情報
    であって、該連続再生モードにおいて検出された欠陥位
    置についての位置情報をフラグ情報とともに、媒体上の
    テーブル領域に上書きして記録するテーブル記録手段を
    有することを特徴とする請求項26又は27又は28に
    記載の記録再生装置。
  30. 【請求項30】 上記記録再生装置が、さらに、 連続記録モードの終了又は該媒体における所定の範囲の
    再生終了に応答して、前記メモリに記憶された位置情報
    であって、該連続再生モードにおいて検出された欠陥位
    置についての少なくともフラグ情報を、媒体上のテーブ
    ル領域に記録するテーブル記録手段を有することを特徴
    とする請求項26又は27又は28に記載の記録再生装
    置。
  31. 【請求項31】 上記フラグ情報がメモリ手段に記憶さ
    れた状態で連続再生モードを実行した場合に、前記フラ
    グ情報を有する欠陥位置又はフラグ情報が変更された欠
    陥位置の情報については再生をスキップし、一方、前記
    フラグ情報を有しない又はフラグ情報が変更されていな
    い欠陥位置の情報については再生を実行することを特徴
    とする請求項26又は27又は28に記載の記録再生装
    置。
  32. 【請求項32】 上記記録再生装置が、さらに、 前記テーブル領域に記憶された位置情報を読み出すテー
    ブル読み出し手段と、読み出された位置情報を記憶する
    メモリ手段とを有し、 連続再生モードにおいて、前記フラグ情報を有する欠陥
    位置又はフラグ情報が変更された欠陥位置の情報につい
    ては再生をスキップし、前記フラグ情報を有しない又は
    フラグ情報が変更されていない欠陥位置の情報は再生を
    実行することを特徴とする請求項26又は27又は28
    又は29又は30に記載の記録再生装置。
  33. 【請求項33】 上記記録再生装置が、フラグ情報を有
    しない欠陥位置又はフラグ情報が変更された欠陥位置の
    情報の再生を実行する場合に、当該欠陥位置に欠陥が検
    出されない場合には、メモリ手段上の欠陥位置について
    の位置情報を消去することを特徴とする請求項31又は
    32に記載の記録再生装置。
  34. 【請求項34】 上記記録再生装置が、連続再生モード
    において、前記メモリ手段上にない新たな欠陥位置が検
    出された場合、当該新たな欠陥位置についての位置情報
    を前記メモリ手段に追加することを特徴とする請求項3
    1又は32又は33に記載の記録再生装置。
  35. 【請求項35】 連続再生モードの終了又は該媒体にお
    ける所定の範囲の再生終了に応答して、前記メモリに記
    憶された位置情報であって、該連続再生モードにおいて
    更新された位置情報を、媒体上のテーブル領域に更新記
    録することを特徴とする請求項33又は34に記載の記
    録再生装置。
  36. 【請求項36】 記録媒体のテーブル領域に記録された
    位置情報の読出しに際して、上記連続再生モードで検出
    された欠陥位置に関する位置情報のみならず、連続再生
    モード以外で検出された欠陥位置に関する位置情報をも
    読み出すことを特徴とする請求項26又は27又は28
    又は29又は30又は31又は32又は33又は34又
    は35に記載の記録再生装置。
  37. 【請求項37】 記録又は再生される情報が、映像情報
    及び/又は音声情報であることを特徴とする請求項20
    又は21又は22又は23又は24又は25又は26又
    は27又は28又は29又は30又は31又は32又は
    33又は34又は35又は36に記載の記録再生装置。
  38. 【請求項38】 記録媒体の欠陥位置についての情報を
    記録媒体に記録する情報記録装置であって、 欠陥位置が検出される状況に応じて、他の状況で検出さ
    れた欠陥位置情報とは区別して該記録媒体に記録するこ
    とを特徴とする情報記録装置。
  39. 【請求項39】 上記情報記録装置が、記録媒体のテー
    ブル領域における専用の領域に格納することを特徴とす
    る請求項38に記載の情報記録装置。
  40. 【請求項40】 情報記録装置が、連続再生モードにお
    いて検出された欠陥情報をテーブル領域における専用の
    領域に格納することを特徴とする請求項38又は39に
    記載の情報記録装置。
  41. 【請求項41】 情報記録装置が、記録媒体の物理フォ
    ーマット時に検出された欠陥情報をテーブル領域におけ
    る専用の領域に格納することを特徴とする請求項38又
    は39に記載の情報記録装置。
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