JP3338351B2 - 記録再生方法、記録再生装置 - Google Patents

記録再生方法、記録再生装置

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JP3338351B2 JP30990197A JP30990197A JP3338351B2 JP 3338351 B2 JP3338351 B2 JP 3338351B2 JP 30990197 A JP30990197 A JP 30990197A JP 30990197 A JP30990197 A JP 30990197A JP 3338351 B2 JP3338351 B2 JP 3338351B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、記録媒体に情報を
記録するとともに、該記録媒体から情報を再生する情報
記録再生装置と、記録媒体に情報を記録し、再生する方
法に関するものであり、また、記録媒体におけるディフ
ェクトマネージメントを行う装置と方法に関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】従来より光磁気ディスク等の記録媒体を
提供する際に、欠陥情報を訂正してデータの信頼性を確
保する必要性がある。そのためにいわゆるディフェクト
マネージメントが行われている。このディフェクトマネ
ージメントとは、欠陥があるセクタを別の正常なセクタ
に置き換えるものである。
【0003】このディフェクトマネージメントの方法と
しては、大別すると以下の方法が挙げられる。1つは、
スリッピングリプレースメントと呼ばれるもので、記録
再生の単位としてのセクタに欠陥が検出された場合に、
記録再生を行う物理アドレスをスリップさせて、すなわ
ち、飛び越して次の欠陥の検出されないセクタに次の論
理アドレスを与えるものである。
【0004】すなわち、図6、図7に示すように、ある
データの1つのゾーンには、ユーザーエリアとスペアエ
リアとが設けられ、物理アドレスとしての1番目のセク
タ(最初は0番目とする)と4番目のセクタに欠陥があ
る場合には、それぞれ次のセクタに論理アドレスを与え
る。すなわち、2番目のセクタに1番目の論理アドレス
を与え、さらに、5番目のセクタに3番目の論理アドレ
スを与える。そして、スペアエリアの最初のセクタに
(nー1)番目の論理アドレスを与え、さらに、次のセ
クタにn番目の論理アドレスを与える。
【0005】他の1つは、リニアリプレースメントと呼
ばれるもので、セクタに欠陥が検出された場合に、論理
アドレスを与えるセクタを上記スリッピングリプレース
メントのようにシフトさせることなく、欠陥のあるセク
タの代替のセクタの論理アドレスはスペアエリアに与え
るようにする。すなわち、図8に示すように、物理アド
レスとしての1番目のセクタ(最初は0番目とする)と
4番目のセクタに欠陥がある場合には、それらの欠陥の
あるセクタの代替となるセクタの論理アドレスは、スペ
アエリアに置くようにする。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかし、AV(audio-
vidual)機器に使用する記録媒体に記録されるデータの
ように、実時間性を要求されるデジタルAVデータに対
するディフェクトマネージメントが要望されていた。ま
た、記録再生が可能な記録媒体において、該記録媒体に
対して記録や再生を行う際に、何らかの要因であるセク
タに欠陥が生じる場合がある。そのような場合にデータ
の正確さを保証できることが望まれる。特に、コストの
点等の理由により記録媒体の記録再生品質が出荷時には
保証されないことが考えられ、その場合には、ユーザ側
でディフェクトマネージメントを行う必要がある。ま
た、媒体には、上記スリッピングリプレースメント用の
欠陥情報とリニアリプレースメント用の欠陥情報が記録
されている場合に、リニアリプレースメント用の欠陥情
報はスリッピングリプレースメント用には利用できな
い。
【0007】そこで、本発明は、実時間性を要求される
データに対してディフェクトマネージメントを行うこと
ができ、使用経過に伴う欠陥の発生にも対処することが
できる記録再生装置と記録再生方法を提供するととも
に、リニアリプレースメント用の欠陥情報をスリッピン
グリプレースメントに破綻なく利用することができる記
録再生装置、記録再生方法、情報記録装置を提供するこ
とを目的とするものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
め本発明は、スリッピングリプレースメント用の欠陥位
置についての位置情報が記録された第1欠陥管理情報領
域と、リニアリプレースメント用の欠陥位置についての
位置情報が記録された第2欠陥管理情報領域とを備えた
記録媒体へ情報の記録再生を行う記録再生方法であっ
て、記録時において、記録を行う位置が、前記第2欠陥
管理情報領域にその位置情報が登録されている欠陥位置
である場合にスリッピングリプレースメント処理を行う
ステップと、前記ステップによってスリッピングリプレ
ースメント処理された欠陥位置についての位置情報を前
記第1欠陥管理情報領域に登録するステップと、前記第
2欠陥管理情報領域より前記位置情報を消去するステッ
プとを備え、再生時において、媒体上の欠陥位置を順次
検出するステップと、前記検出するステップによって検
出された欠陥位置についての位置情報をメモリに順次記
憶するステップと、前記第1欠陥管理情報領域に記録さ
れている位置情報に基づいて欠陥位置を読み飛ばしなが
ら順次再生を行うステップと、前記再生を行うステップ
による再生の終了後において、前記メモリに記憶された
欠陥位置についての位置情報を前記第2欠陥管理情報領
域に記憶するステップとを備える。また、本発明は、ス
リッピングリプレースメント用の欠陥位置についての位
置情報が記録された第1欠陥管理情報領域と、リニアリ
プレースメント用の欠陥位置についての位置情報が記録
された第2欠陥管理情報領域とを備えた記録媒体へ情報
の記録再生を行う記録再生装置であって、記録時におい
て、記録を行う位置が、前記第2欠陥管理情報領域にそ
の位置情報が登録されている欠陥位置である場合にスリ
ッピングリプレースメント処理を行う手段と、前記ステ
ップによってスリッピングリプレースメント処理された
欠陥位置についての位置情報を前記第1欠陥管理情報領
域に登録する手段と、前記第2欠陥管理情報領域より前
記位置情報を消去する手段と、再生時において、媒体上
の欠陥位置を順次検出する手段と、前記検出する手段に
よって検出された欠陥位置についての位置情報をメモリ
に順次記憶する手段と、前記第1欠陥管理情報領域に記
録されている位置情報に基づいて欠陥位置を読み飛ばし
ながら順次再生を行う手段と、前記再生を行う手段によ
る再生の終了後において、前記メモリに記憶された欠陥
位置についての位置情報を前記第2欠陥管理情報領域に
記憶する手段とを備える。
【0009】
【0010】
【0011】
【0012】
【0013】
【0014】
【0015】
【0016】
【0017】
【0018】
【0019】
【0020】
【0021】
【0022】
【0023】
【0024】
【0025】
【0026】
【0027】
【0028】
【0029】
【0030】
【0031】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態としての実施
例を図面を利用して説明する。本発明に基づく記録再生
装置Aは、図1に示されるように構成され、入力回路1
0と、磁気ヘッド駆動回路12と、磁気ヘッド14と、
光学ヘッド16と、再生信号増幅回路18と、ローパス
回路20と、復号器22と、ECC・EDC処理回路2
4と、記憶部28と、記憶部29と、コントローラ30
と、サーボ回路32と、スピンドルモータ34と、クロ
ック発生回路36とを有している。
【0032】この記録再生装置Aは、上記媒体としての
光磁気ディスク(以下単に「ディスク」とする)5に対
して記録・再生を行うものであるが、このディスク5に
は、内周側と外周側にそれぞれ2つのDMAが設けられ
ている。このDMA(DefectManagement Area)には、
DDS(Disc Definition Structure)とPDL(Prima
ry Defect List)とSDL(Secondary Defect List)
の3つの領域が設けられている。ここで、上記DDSに
は、ディスク全般の諸情報が格納される。また、上記P
DLには、スリッピングリプレースメントに関するデー
タが格納され、特に、欠陥のあるセクタのアドレスがフ
ラグ情報とともに格納される。また、上記SDLには、
リニアリプレースメントに関するデータが格納される。
【0033】なお、上記PDLには、後述するように、
複数にレベル分けされた個別PDLが格納されることに
なる。例えば、図3に示すように、PDLは、レベル0
の個別PDL、レベル1の個別PDL、レベル2の個別
PDLを有する。つまり、このPDLには、各個別PD
Lの領域が形成される。各個別PDLは、IDを付する
ことにより区別される。例えば、上記のように3つのレ
ベルに区画した場合には、レベル0の個別PDLの領域
にはID=0を付し、レベル1の個別PDLの領域には
ID=1を付し、レベル2の個別PDLの領域にはID
=2を付す。各個別PDLには、物理アドレスとしての
アドレス情報(31ビット)とフラグ情報(1ビット)
で構成される情報が格納される。
【0034】ここで、上記入力回路10は、映像音声信
号を受信するとともに、この映像音声信号をデジタルデ
ータに符号化する。また、この入力回路10は、可変長
符号化の際のビットレートの制御も行う。また、磁気ヘ
ッド駆動回路12は、入力回路10から入力される信号
に応じて磁気ヘッドを駆動する。磁気ヘッド14は、デ
ータを記録する際に用いられ、ディスク5の記録膜を磁
化する。また、上記光学ヘッド16は、データの再生に
用いられ、ディスク5に照射されたレーザ光の反射光を
受光する。なお、磁気ヘッド14と光学ヘッド16とで
ヘッド17を構成する。
【0035】また、上記再生信号増幅回路18は、光学
ヘッド16からの信号を増幅する。また、ローパス回路
20は、再生信号増幅回路18で増幅された信号を積分
する。また、復号器22は、上記クロック発生回路36
から送られるクロックに同期して記録時に変調された信
号を復号する。また、ECC・EDC処理回路24は、
復号器22でに復号された信号に対して誤り訂正を行
う。つまり、ECC(Error Correcting Code )処理や
EDC(Error Detecting Code)処理を行う。
【0036】また、記憶部28は、情報を記憶するもの
であり、特に、図2に示すようなディフェクトリストが
設けられている。このディフェクトリストには、図2に
示すように、欠陥位置データ、すなわち、欠陥のあるセ
クタの物理アドレス(31ビット)についてのアドレス
情報がフラグ情報(1ビット)とともに格納されてい
る。少なくとも記憶部28は、メモリ手段として機能す
る。
【0037】また、記憶部29も同様に情報を記憶する
ものであるが、この記憶部29は再生された映像音声情
報を記憶するためのものである。この記憶部28、29
は、実際にはメモリにより構成される。
【0038】また、上記コントローラ30は、記録再生
装置Aの各部の動作を制御する。特に、図3、図4、図
5のフローチャートに示すような動作を行うように制御
を行う。また、上記コントローラ30は、上記欠陥位置
としての欠陥セクタを検出する機能も有する。この欠陥
セクタとは、正常に記録再生を行うことができないセク
タをいう。つまり、ECC・EDC処理により訂正がで
きたかどうかを判定する。また、ディスク5への所定数
のセクタの記録終了時に、記憶部28に記憶されたディ
フェクトリストに格納された欠陥位置データに従いディ
スク5のDMAにおけるPDLを書き換える処理を行
う。ただし、その際に書き換えを行うのは、PDLの中
でも、リアルタイム再生において検出された欠陥情報を
格納するための個別PDL(後述のレベル2の個別PD
L)のみである。このレベル2の個別PDLは、「媒体
上のテーブル領域に設けられた領域であって、連続再生
モードにおいて検出された欠陥位置についての位置情報
を格納する領域」に相当する。また、ディスク5におけ
る所定数のセクタの再生終了時にも、記憶部28に記憶
されたディフェクトリストに格納された欠陥位置データ
に従いディスク5のDMAにおけるPDLを書き換える
処理を行う。ただし、この場合も書き換えを行うのは、
PDLの中でも、リアルタイム再生において検出された
欠陥情報を格納するための個別PDL(後述のレベル2
の個別PDL)のみである。ここでいう欠陥情報とは、
アドレス情報とフラグ情報とから構成される。このコン
トローラ30は、上記欠陥位置検出手段、欠陥セクタ検
出手段として機能する。
【0039】また、上記サーボ回路32は、再生信号増
幅回路18から送られる信号とクロックとに従いスピン
ドルモータ34を所定の回転数で回転させるとともに、
上記光学ヘッド16中の対物レンズを制御し、トラッキ
ングサーボ、フォーカスサーボを行う。
【0040】上記構成の記録再生装置Aの動作、すなわ
ち、上記記録再生装置Aによる記録再生方法について説
明する。まず、ディスク5に映像音声情報等の情報を記
録する場合について説明する。なお、当初ディスク5に
は、メディアメーカーが出荷時に欠陥情報の登録を行
い、その結果として欠陥セクタのアドレス情報が欠陥情
報としてレベル0の個別PDLに格納され、さらに、ユ
ーザが該ディスク5をパーソナルコンピュータによって
物理フォーマットを行った際に検出されたアドレス情報
が欠陥情報としてレベル1の個別PDLに格納されてい
るものとする。つまり、パーソナルコンピュータは、物
理フォーマットを行った際に、専用の領域としてレベル
1の個別PDLを作成する。このレベル0の個別PDL
とレベル1の個別PDLには、欠陥位置を示すアドレス
情報が格納され、各アドレス情報には、0のフラグ情報
が付加されている。なお、ディスク5には記録再生装置
Aにより記録再生が行われておらず、この段階では、後
述するレベル2の個別PDLは存在しないものとする。
【0041】また、上記SDLには、リニアリプレース
メントに関する情報が格納されているものとする。つま
り、このSDLには、欠陥セクタに関するアドレス情報
とこの欠陥セクタの代替となるアドレス情報とがペアで
格納される。この代替となるアドレス情報は、スペアエ
リア(図6参照)に設けられる。
【0042】記録時には、図4に示すフローチャートが
適用されるので、このフローチャートに従い説明する。
まず、記録再生装置Aが起動されたものとする。つま
り、記録再生装置Aに電源が入れられたものとする。す
ると、ディスク5が記録再生装置Aにセットされている
かが判定される(S10)。この判定は、所定周期ごと
に行う。そして、ディスク5がセットされている場合に
は、PDL及びSDLに格納されている情報を読み出す
(S11)。つまり、PDLやSDLには、欠陥セクタ
のアドレスが格納されているので、このアドレス情報が
読み出される。なお、PDLについては、レベル0〜レ
ベル2の全ての個別PDLの情報が読み出されるが、こ
の場合には、レベル2の個別PDLは存在しないので、
レベル0の個別PDLとレベル1の個別PDLに格納さ
れた欠陥情報が読み出される。また、SDLについて
は、一対のアドレス情報ごとの読み出される。読み出さ
れた欠陥情報は、記憶部28のディフェクトリスト(図
2参照)に格納される。この読出しは、光学ヘッド16
等により行われる。
【0043】次に、ディスク5が記録再生装置Aから取
り出されていないかどうかを判定して(S12)、取り
出されていなければステップS13に進む。なお、ディ
スク5が取り出されている場合には、処理を終了する。
【0044】ステップS13では、再生操作又は記録操
作が行われたかどうかが判定され、再生操作が行われた
場合には、図5のS30に移行する。一方、記録操作が
行われた場合には、ステップS14に移行する。記録操
作があった場合であるので、ステップS14以下につい
て説明する。
【0045】記録すべき映像音声情報は、入力回路10
において受信され、符号化されて磁気ヘッド駆動回路1
2に送られる。そして、所定のセクタから順番に書込み
を行って行くが、そのためにまず、ヘッド17を記録開
始ゾーンへ移動させる(S14)。そして、PDL又は
SDLに対象セクタのアドレスが登録されているかどう
かを判定する(S15)。ここでは、PDLについて
は、いずれかのレベルの個別PDLに登録されているか
どうかを判定する。また、SDLについては、対象セク
タがSDLから読み出された一対ごとのアドレス情報の
うち欠陥セクタのアドレスに存在するかどうかが判定さ
れる。なお、PDLについては、この時点では、レベル
2の個別PDLは存在しないので、レベル0とレベル1
の個別PDLに対象セクタのアドレスが存在するかどう
かが判定されることになる。この判定は、コントローラ
30が記憶部28のディフェクトリストに格納されたデ
ータを読み出して判定を行う。
【0046】そして、対象セクタが登録されている場合
には、そのアドレスがPDLに登録されたものであるか
どうかが判定され(S16)、PDLに登録されたアド
レスの場合には、ステップS17に移行する。一方、P
DLに登録されたものでない場合、すなわち、対象セク
タのアドレスがSDLに登録されている場合には、ステ
ップS19に移行する。
【0047】次に、ステップS17では、フラグ情報が
1か0かを判定する。そして、1である場合には、フラ
グ情報を0にする(S18)。つまり、記憶部28のデ
ィフェクトリストの当該セクタのアドレスにおけるフラ
グ情報を0にする。その後、ステップS19に移行す
る。ステップS19では、飛び越し処理を行う(S1
9)。つまり、該対象セクタに記録は行わない。ステッ
プS19の後にはステップS21に移行する。一方、フ
ラグ情報が0の場合にも、飛び越し処理を行い(S1
8)、その後、ステップS21に移行する。つまり、結
果的にPDLとSDLに対象セクタのアドレスが登録さ
れている場合には、それが欠陥セクタであることを示す
ものであるので、そのセクタには書込みを行わないので
ある。このステップS18が上記欠陥位置スキップステ
ップに相当する。
【0048】ただし、この場合には、レベル0の個別P
DLとレベル1の個別PDLに格納されているアドレス
情報に付加されたフラグ情報はすべて0であるので、ス
テップS18のフラグ情報を0にする処理は行われな
い。
【0049】一方、ステップS15において、対象セク
タが登録されていない場合には、通常の記録を行う(S
20)。つまり、その対象セクタに映像音声情報の記録
を行う。記録が行われたら、ステップS21に移行す
る。
【0050】すると、ステップS21においては、所定
数のセクタの処理が完了したか否かが判定される。つま
り、ディスク5における各ゾーンにおいては、一定数の
セクタに記録が行われることが保証されなければならな
いので、その一定数をカウントするのである。つまり、
ゾーン内において、所定データ量の情報の記録を行う。
このゾーンは、上記区画領域に相当する。このようにし
て、そのゾーンについてのスリッピングリプレースメン
トが完了する。なお、所定数のセクタの処理が完了して
いない場合には、セクタの送りを待つ(S22)。
【0051】そして、所定数のセクタの処理が完了した
場合には、ディスク5のPDLを書き換える処理を行う
(S23)。つまり、PDLについては、レベル2の個
別PDLに格納されていたアドレス情報をフラグ情報と
ともに一括して上書きする。実際には、記録時にはフラ
グ情報が1から0にされるのみであるので、フラグ情報
が0になったアドレスについてのみ書き換えられること
になる。当然、アドレス情報については、上書きの前後
でその内容は同じである。さらに、SDLについては、
SDLに登録されている欠陥セクタのアドレス情報をレ
ベル2の個別PDLに記録する。つまり、SDLには、
欠陥セクタのアドレスと代替セクタのアドレスとが格納
されているが、そのうちの欠陥セクタのアドレスをPD
Lに格納するのである。このときフラグ情報は、すでに
代替処理を行っているので、0とする。なお、具体的に
は、コントローラ30、磁気ヘッド駆動回路12、ヘッ
ド17により、ディスク5のDMAにおけるPDLのレ
ベル2の個別PDLにおけるアドレス情報が変更され
る。このステップS22の処理は、あるゾーンの処理が
完了する度に行われることになる。上記ヘッド17等が
テーブル記録手段として機能する。なお、ディスク5に
レベル2の個別PDLが存在しない段階では、当然この
ステップS23の処理は、SDLの情報をPDLに変換
してPDLに書き込む上記の処理のみ行われる。その
際、PDLには、レベル2の個別PDLの領域が形成さ
れることになる。このレベル2の個別PDLは、IDを
付けて識別可能となるようにする。このPDLに書き込
む処理が、上記テーブル記録ステップに相当し、上記P
DLが上記テーブル領域に相当することになる。つま
り、連続再生モードの終了に応答して書込みを行うので
ある。
【0052】そして、指定された全てのデータの記録が
終了したか否かが判定され(S24)、終了した場合に
は、SDLの情報を消去する(S26)。つまり、SD
Lの情報は、上記のようにPDLに変換してレベル2の
PDLに格納されるので、SDL内の情報は消去するの
である。そして、SDLの情報の消去が完了したら、全
体の処理を終了し、ステップS24において指定された
全てのデータの記録が終了していない場合には、次のゾ
ーンへの記録位置の送りを行った後に(S25)ステッ
プS15に戻る。以上のように、対象セクタがディフェ
クトリストに存在する場合には、書き飛ばしを行い、存
在しない場合には記録を行うのである。
【0053】なお、ディスクへの書込みはあるゾーンの
処理を終了した時点で行うものとして説明したが(S2
1、S23)、これには限られず、全てのデータの記録
処理が完了してから行うようにしてもよい。つまり、図
4に示すフローチャートでは、ステップS23の処理を
ステップS24とステップS26の間に設けるようにし
てもよい。
【0054】次に、上記のようにして記録されたディス
ク5の再生時の動作について、図5を利用して説明す
る。なお、ディスク5には、メディアメーカーが出荷時
に欠陥情報の登録を行い、その結果として欠陥セクタの
アドレス情報が欠陥情報としてレベル0の個別PDLに
格納され、また、ユーザが該ディスク5をパーソナルコ
ンピュータによって物理フォーマットを行った際に検出
されたアドレス情報が欠陥情報としてレベル1の個別P
DLに格納されているものとする。また、レベル2の個
別PDLには、SDLから変換されたアドレス情報が格
納されているものとする。上記のようにして映像音声情
報が記録されたディスク5を上記記録再生装置Aが起動
している状態でセットして、再生操作を行ったものとす
る。
【0055】ディスク5に対する再生時には、図5に示
すフローチャートが適用されるので、この図5のフロー
チャートに従い説明を行う。なお、この場合には、記録
再生装置Aにより映像音声情報が記録され、その記録さ
れた映像音声情報を再生するものとする。
【0056】図5におけるステップS10〜S13の動
作は上記図4において説明した場合と同様である。この
ステップS11においては、上記と同様に、ディスク5
に格納されたDMA内のPDL及びSDLの情報が読み
出され、その情報が上記記憶部28に格納される。この
場合には、PDLについては、レベル0の個別PDLと
レベル1の個別PDLとレベル2の個別PDLに格納さ
れた欠陥情報が読み出される。レベル2の個別PDL
は、SDLから変換されたアドレス情報である。SDL
内の情報も読み出されるが、この段階では、前回の記録
処理においてSDLの情報が消去され、SDLの情報は
読み出されないものとする。上記光学ヘッド16等はテ
ーブル読み出し手段として機能する。
【0057】まず、記録された映像音声情報の再生に際
しては、各ゾーンにおける各セクタについて所定の順番
で読出しを行うが、まず、再生開始ゾーンへ読出し位置
の送りを行う(S30)。つまり、ヘッド17を所定位
置に移動させる。そして、ある対象セクタに記録された
映像音声情報に対してECC・EDC処理を行って、訂
正ができたか否かを判定する(S31)。このECCと
EDCに際しては、予め再生信号増幅回路18、ローパ
ス回路20、復号器22による処理を行っておく。この
ステップS31が、欠陥位置検出ステップ、欠陥セクタ
検出ステップに相当する。
【0058】そして、訂正ができた場合には、PDLに
対象セクタのアドレスが登録されているかどうかを判定
する(S32)。ここでは、いずれかのレベルの個別P
DLに登録されているかどうかを判定する。この判定
は、コントローラ30が記憶部28のディフェクトリス
トに格納されている情報に従い行う。なお、このステッ
プS32においては、SDLは考慮されない。つまり、
この再生時には、記録時にスリッピングリプレースメン
トは完了しているので、SDLを考慮しないのである。
【0059】そして、登録されている場合には、フラグ
情報が1か0かを判定する(S33)。この判定もコン
トローラ30がディフェクトリストに格納されている情
報に従い行う。ここで、フラグ情報が1の場合とは、再
生時に欠陥セクタが発見された場合に、そのセクタのア
ドレスをフラグ情報を1としてディフェクトリストに格
納するので(S42)、そのような場合が挙げられる。
また、フラグ情報が0の場合とは、上記記録時の動作を
示す図4のフローチャートに示すように、ステップS1
8においてフラグ情報を0にする処理があることから、
そのようにしてフラグ情報が0になった場合が挙げられ
る。
【0060】そして、フラグ情報が1の場合には、上記
記憶部28のディフェクトリストから該セクタについて
アドレス情報とフラグ情報とを削除する(S34)。つ
まり、該対象セクタについては、一旦欠陥セクタとして
ディフェクトリストに書き込まれていたが、その後の誤
り訂正処理により欠陥でないことが検出されたことにな
るので、該対象セクタをディフェクトリストから削除す
るのである。そして、該対象セクタについて再生を行う
(S35)。なお、再生に際しては、再生された映像音
声情報は、ECC・EDC処理回路24によるECC・
EDC処理が行われると、記憶部29に一旦記憶された
後に出力される。このステップS35からはステップS
44に移行する。
【0061】一方、ステップS33においてフラグ情報
が0の場合には、読み飛ばしを行う(S36)。つま
り、ある対象セクタについてフラグ情報が0になってい
るということは、そのセクタについて欠陥セクタである
ことの認識が完了しているので、読み飛ばしを行うので
ある。実際には、その対象セクタについては、再生信号
増幅回路18からの一連の再生処理を省略する。上記ス
テップS36からはステップS44に移行する。
【0062】また、上記ステップS32において、対象
セクタのアドレスが登録されていない場合には、当該セ
クタは欠陥セクタではないので、そのまま再生を行う
(S35)。このステップS35からはステップS44
に移行する。
【0063】一方、ステップS31において、ECC・
EDC処理により訂正ができなかった場合には、まず、
PDLやSDLに対象セクタのアドレスが登録されてい
るかどうかを判定する(S37)。ここでは、PDLに
ついては、いずれかのレベルの個別PDLに登録されて
いるかどうかを判定する。つまり、コントローラ30が
記憶部28のディフェクトリストに格納されている情報
に従い判定を行う。そして、登録されている場合には、
そのアドレスがPDLに登録されているものであるか否
かが判定される(S38)。つまり、この場合にも、記
録時にスリッピングリプレースメントは完了しているの
で、SDLは考慮しない。
【0064】そして、PDLに登録されたものである場
合には、ステップS39に移行し、そうでない場合に
は、ステップS40に移行する。ステップS39では、
フラグ情報が1か0かを判定する(S39)。この判定
もコントローラ30がディフェクトリストに格納されて
いる情報に従い行う。フラグ情報が1の場合には、通常
の再生を行う(S40)。つまり、該セクタは欠陥セク
タであるが、まだ、スリッピングリプレースメントが完
了していないためこの時点では再生を行う。このように
フラグ情報が変更されていないセクタについては、その
まま再生を行う。
【0065】再生の具体的な方法は、上記ステップS3
5と同様に行う。一方、フラグ情報が0の場合には、読
み飛ばしを行う(S41)。つまり、ある対象セクタに
ついてフラグ情報が0になっているということは、その
セクタについて欠陥セクタであることの認識が完了して
いるので、読み飛ばしを行うのである。上記ステップS
40、S41からはステップS44に移行する。
【0066】また、上記ステップS37において、対象
セクタのアドレスが登録されていない場合には、該対象
アドレスについてのアドレス情報を記憶部28のディフ
ェクトリストに登録する。その際、フラグ情報は1とす
る(S42)。この対象セクタのアドレスが、欠陥位置
についての位置情報に相当する。そして、対象セクタに
ついて再生処理を行う。再生処理の方法は、S35、S
40と同様である。このステップS42が欠陥位置記憶
ステップ、欠陥位置記憶ステップ、追加ステップに相当
する。上記ステップS43からはステップS44に移行
する。
【0067】次に、ステップS44では、そのゾーン内
のセクタの再生を終了したか否かが判定される。そし
て、再生を終了したらステップS46に移行する。一
方、まだ再生が終了していない場合には、次のセクタに
読出し位置を移行させて(S45)、ステップS31に
戻る。
【0068】そして、ステップS46では、指定された
全てのセクタの再生が完了したか否かが判定され、再生
が完了した場合には、ディスク5に欠陥位置データを格
納する(S48)。すなわち、上記記憶部28のディフ
ェクトリストに格納されている欠陥位置データがディス
ク5のPDLにおけるレベル2の個別PDLに書き込ま
れる。具体的には、レベル2の個別PDLに格納されて
いたアドレス情報に、ステップS41で新たに検出され
たアドレス情報が付加され、さらに、ステップS34で
アドレス情報が削除された形でレベル2の個別PDLに
上書きされる。当然、該アドレス情報はフラグ情報とと
もに書き込まれる。このステップS48の操作は、再生
の停止ボタンを操作した場合等に行われる。なお、SD
L内の情報については、この再生時においては、上記の
ようなPDLへの変換処理は行わない。また、再生が完
了していない場合には、次のゾーンへ読出し位置を移行
させる(S47)。
【0069】なお、SDLからPDLに変換された欠陥
情報についてもPDLに登録されているわけであるの
で、上記ステップS31からS43までの処理において
考慮されることになる。なお、SDLに欠陥情報が登録
されたディスク5に映像音声情報の記録を行い、その
後、再生を行うこの段階では、SDLから変換されたア
ドレス情報のフラグ情報は0であるので、ステップS3
3からはステップS36に移行し、ステップS39から
はステップS41に移行することになる。
【0070】欠陥検出の具体的な方法について説明する
と、例えば、図7に示すように、あるゾーンについて、
1番目のセクタと4番目のセクタ(最初は0番目とす
る)について欠陥が検出された場合には、ディフェクト
リストには、該1番目のセクタと4番目のセクタのアド
レス情報をフラグ情報を1にして格納する(S41)。
【0071】なお、直前に再生を行ったディスク5をさ
らに再生する場合にも、図5のフローチャートに従い再
生を行う。なお、上記の説明では、ディスクへの欠陥位
置データの書込みを全てのセクタの再生が完了した後に
行う(S48)ものとして説明したが、ゾーンごとの再
生が終了した際に行ってもよい。つまり、ステップS4
8の処理をステップS44とステップS46の間に来る
ようにしてもよい。つまり、媒体としてのディスクにお
ける所定の範囲の再生終了に応答して書込みを行うので
ある。
【0072】なお、図4に示すフローチャートに従い記
録を行ったディスク5についてそのまま再生を行う場合
には、メモリ28のディフェクトリストにアドレス情報
にフラグ情報が付加された形で格納されているので、そ
の情報を基にステップS30以下の処理が行われること
になる。
【0073】次に上記のようにして再生処理が行われた
ディスク5に対して再度記録を行う場合について説明す
る。この場合にも、図4に示すフローチャートが適用さ
れ、上記のようにステップS10〜S13に示す処理が
行われる。この場合にも、ステップS11においては、
レベル0〜レベル2の全ての個別PDLの情報が読み出
されるが、再生処理が行われた後であるので、再生時に
検出された欠陥情報も読み出される情報に含まれること
になる。読み出された情報は、上記と同様に記憶部28
のディフェクトリストに格納される。また、直前にSD
Lに欠陥情報が格納された場合等SDLに欠陥情報が記
録されている場合には、SDLの情報も読み出される。
【0074】例えば、直前の再生時において、図7に示
すように、あるゾーンについて、1番目のセクタと4番
目のセクタ(最初は0番目とする)について欠陥が検出
された場合には、ディフェクトリストには、該1番目の
セクタと4番目のセクタのアドレス情報も含まれてい
る。なお、当該アドレスのフラグ情報は1である(図5
S42参照)。
【0075】そして、上記の場合と同様にステップS1
4以下の処理を行うが、記録すべきゾーンが図7に示す
ような構成である場合を例として説明すると、まず、0
番目のセクタを対象セクタとした場合には、該0番目の
セクタはディフェクトリストには存在しないので、該0
番目のセクタに記録を行う(S20)。次に、1番目の
セクタの場合には、該セクタがディフェクトリストに存
在するので、ステップS15からステップS16に移行
し、そのアドレス情報がPDLに記録されていたもので
ある場合には、ステップS17に移行し、一方、SDL
に記録されていたものである場合には、ステップS19
に移行する。PDLに登録されていたものである場合に
は、該1番目のセクタについてはフラグ情報が1である
ので、フラグ情報を0にする(S18)。つまり、フラ
グ情報を変更して、記憶部28に記憶させる。この処理
が上記フラグ情報記憶ステップに相当する。そして、こ
の第1アドレスのセクタについては、スリップ処理をす
る(S19)。つまり、映像音声情報の記録を行わな
い。このような制御はコントローラ30により行われる
ので、このコントローラ30は上記欠陥位置スキップ手
段、フラグ情報変更手段として機能する。ここで、フラ
グ情報を0にするのは、スリッピングリプレースメント
を行うために、この1番目のセクタは欠陥位置であるこ
との認識を行っておくためである。
【0076】次に、2番目、3番目のセクタについて
は、上記0番目のセクタと同様の処理を行う。この2番
目のセクタには、当然上記0番目のセクタに記録したデ
ータの次に記録すべき映像音声情報が記録されることに
なる。次に、4番目のセクタについては、上記1番目の
セクタと同様に、PDLに記録されていたアドレス情報
のフラグ情報を0にする処理を行い、該4番目のセクタ
には記録を行わない。次に、5番目以降のセクタについ
ては、上記0番目のセクタと同様に、記録していく。そ
して、n個のセクタの処理が終了するまで同様の処理が
行われる(S20、S21)。つまり、この図7の例で
は、1番目と4番目のセクタに記録をしていないので、
図7に示すゾーンにおけるn番目の映像音声情報は物理
アドレスとしてはn+2番目のセクタに記録されること
になる。これにより図6に示すゾーンにおいて、n個分
のデータの存在が保証されて、スリッピングリプレース
メントが行われることになる。
【0077】あるゾーンの処理が終了したら、レベル2
の個別PDLの情報を書き換える(S23)。つまり、
レベル2の個別PDLに格納されていた情報で今回更新
された情報を上書きする処理を行う。実質的には、レベ
ル2の個別PDLにおけるフラグ情報が変更される。な
お、今回の再生前にSDLに新たな欠陥情報が記録され
ており、該欠陥情報が読み込まれた場合には、上記と同
様にその欠陥セクタについてのアドレス情報が上記レベ
ル2の個別PDLに記録される。そして、指定された全
ての映像音声情報の記録が完了するまで上記S15〜S
23までの処理を繰り返す。上記のような再度記録が行
われたディスク5を再び再生する場合にも、図5のフロ
ーチャートに従って処理が行われることになる。
【0078】なお、フラグ情報を1としてディフェクト
リストに存在するセクタで、上記の再度記録に際して、
対象セクタとなったセクタについては、フラグ情報は0
にされているので、今回の再生に際しては、読み飛ばし
が行われることになる(図5、S36、S41参照)。
一方、記録時にフラグ情報を1としてディフェクトリス
トに存在するセクタで、対象セクタとなっていないセク
タ(つまり、記録時にそのセクタは記録の対象となって
いない )については、依然としてフラグ情報は1のま
まであるので、今回の再生においても、再生が行われる
ことになる(図5、S35、S40参照)。
【0079】以上のように本実施例の記録再生装置Aに
よれば、AV機器に使用する記録媒体に記録されるデー
タのように、実時間性を要求されるデジタルAVデータ
に対するディフェクトマネージメントを行うことができ
る。特に、記録再生が可能な記録媒体において、該記録
媒体に対して記録や再生を行う際に、何らかの要因であ
るセクタに欠陥が生じた場合に、データの正確さを保証
できることができる。また、特に、コストの点等の理由
により記録媒体の記録再生品質が出荷時には保証されな
い場合でも、ユーザ側でディフェクトマネージメントを
行うことができる。
【0080】また、特に、本実施例においては、リアル
タイム再生により検出された欠陥情報をメーカー出荷時
に登録された欠陥情報(レベル0の個別PDLに格納さ
れた欠陥情報)、PCによるフォーマット時に検出され
た欠陥情報(レベル1の個別PDLに格納された欠陥情
報)とは区別して、専用の個別PDLに格納するので、
レベルごとに使い分けが可能となる。例えば、ある再生
においては、レベル2の個別PDLを無視する等の方法
が考えられる。また、メーカー側が登録したPDL内の
欠陥情報とユーザ側で検出した欠陥情報とが混在するこ
とがないため、メーカー側が登録したPDLの価値を低
下させることがなく、また、PCによりフォーマットの
際に得た欠陥情報もレベル1の個別PDLとして別に管
理するので、メーカー側が登録したPDLを消してしま
うことがない。
【0081】また、本実施例の記録再生装置Aにおいて
は、SDLに記録されている欠陥情報を記録時には利用
してスリッピングリプレースメントを行い、また、該ス
リッピングリプレースメントにおいて利用されたSDL
に記録されていた欠陥セクタの情報をPDLに変換して
格納するので、SDLの情報を有効に活用することがで
きる。なお、再生時には、SDL内の情報を無視するの
で、再生処理におけるスリッピングリプレースメントを
破綻させてしまうことがない。さらに、SDL内の情報
がPDLに書き込まれた場合には、SDL内の情報を消
去して1つのアドレス(物理アドレス)がSDLとPD
Lに重複して登録されることがないようにして破綻が生
じないようにしている。
【0082】なお、上記構成においては、ディスクに格
納されたPDL内の欠陥位置データを読み出して保持す
る記憶部と、再生時にセクタの欠陥が検出された場合に
欠陥位置データを登録する記憶部とを同一の記憶部28
で構成したが、別個の記憶部で構成して記録終了時や再
生終了時に両記憶部に記憶されている欠陥位置データを
足し合わせてディスクに書き込むようにしてもよい。
【0083】また、上記の説明においては、図5のS4
2において、フラグ情報を1とし、図4のS18でその
フラグ情報を0とするものとして説明したが、これには
限られず、図5のS42では欠陥セクタのアドレス情報
のみを格納し、その後、図4のステップS18におい
て、フラグ情報を記憶部28に記憶させるようにしても
よい。つまり、フラグ情報がある場合が上記のフラグ情
報が0の場合に相当し、フラグ情報がない場合が上記の
フラグ情報が1の場合に相当する。この場合に、フラグ
情報を記憶させる処理がフラグ情報記憶ステップに相当
する。
【0084】なお、上記の説明においては、スリッピン
グリプレースメントによりディフェクトマネージメント
を行うものとして説明したが、これには限られず、リニ
アリプレースメントにより処理を行うようにしてもよ
い。なお、その場合には、ある欠陥セクタ位置に本来記
録する画像データ又は音声データをスペアエリアのセク
タに記録するのであるから、該画像データ又は音声デー
タを記憶しておくバッファが別途必要になる。また、上
記の説明では、記録媒体、媒体としてディスクを例にと
って説明したが、これには限られず、記録再生を繰り返
し行うことができる媒体であればよい。また、上記の説
明では、記録再生すべき情報として映像音声情報として
説明したが、これには限られず、例えば、映像情報又は
音声情報であってもよい。
【0085】
【発明の効果】本発明に基づく記録再生方法及び記録再
生装置によれば、リニアリプレースメント用の欠陥情報
を記録時には利用してスリッピングリプレースメントを
行い、また、リニアリプレースメント用の欠陥情報をス
リッピングリプレースメント用に変換して格納するの
で、リニアリプレースメント用の欠陥情報を有効に活用
することができる。なお、再生時には、リニアリプレー
スメント用の欠陥情報を無視するので、再生処理におけ
るスリッピングリプレースメントを破綻させてしまうこ
とがない。さらに、リニアリプレースメント用の欠陥情
報がスリッピングリプレースメント用に書き込まれた場
合には、リニアリプレースメント用の欠陥情報を消去す
るので、1つの欠陥情報がリニアリプレースメント用と
スリッピングリプレースメント用に重複して登録される
ことがなく、破綻が生じない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例に基づく記録再生装置の構成を
示すブロック図である。
【図2】ディフェクトリストの概要を示す説明図であ
る。
【図3】記録再生装置の動作を示す説明図である。
【図4】記録時の動作を示すフローチャートである。
【図5】再生時の動作を示すフローチャートである。
【図6】光磁気ディスクにおける記録再生領域の構成を
示す説明図である。
【図7】スリッピングリプレースメントを説明する説明
図である。
【図8】リニアリプレースメントを説明する説明図であ
る。
【符号の説明】
A 記録再生装置 10 入力回路 12 磁気ヘッド駆動回路 14 磁気ヘッド 16 光学ヘッド 18 再生信号増幅回路 20 ローパス回路 22 復号器 24 ECC・EDC処理回路 28、29 記憶部 30 コントローラ 32 サーボ回路
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G11B 20/10 - 20/16

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 スリッピングリプレースメント用の欠陥
    位置についての位置情報が記録された第1欠陥管理情報
    領域と、リニアリプレースメント用の欠陥位置について
    の位置情報が記録された第2欠陥管理情報領域とを備え
    た記録媒体へ情報の記録再生を行う記録再生方法であっ
    て、 記録時において、 記録を行う位置が、前記第2欠陥管理情報領域にその位
    置情報が登録されている欠陥位置である場合にスリッピ
    ングリプレースメント処理を行うステップと、 前記ステップによってスリッピングリプレースメント処
    理された欠陥位置についての位置情報を前記第1欠陥管
    理情報領域に登録するステップと、 前記第2欠陥管理情報領域より前記位置情報を消去する
    ステップとを備え、 再生時において、媒体上の欠陥位置を順次検出するステップと、 前記検出するステップによって検出された欠陥位置につ
    いての位置情報をメモリに順次記憶するステップと、 前記第1欠陥管理情報領域に記録されている位置情報に
    基づいて欠陥位置を読み飛ばしながら順次再生を行うス
    テップと、 前記再生を行うステップによる再生の終了後において、
    前記メモリに記憶された欠陥位置についての位置情報を
    前記第2欠陥管理情報領域に記憶するステップ とを備え
    たことを特徴とする記録再生方法。
  2. 【請求項2】 スリッピングリプレースメント用の欠陥
    位置についての位置情報が記録された第1欠陥管理情報
    領域と、リニアリプレースメント用の欠陥位置について
    の位置情報が記録された第2欠陥管理情報領域とを備え
    た記録媒体へ情報の記録再生を行う記録再生装置であっ
    て、 記録時において、 記録を行う位置が、前記第2欠陥管理情報領域にその位
    置情報が登録されている欠陥位置である場合にスリッピ
    ングリプレースメント処理を行う手段と、 前記ステップによってスリッピングリプレースメント処
    理された欠陥位置についての位置情報を前記第1欠陥管
    理情報領域に登録する手段と、 前記第2欠陥管理情報領域より前記位置情報を消去する
    手段と、 再生時において、媒体上の欠陥位置を順次検出する手段と、 前記検出する手段によって検出された欠陥位置について
    の位置情報をメモリに順次記憶する手段と、 前記第1欠陥管理情報領域に記録されている位置情報に
    基づいて欠陥位置を読み飛ばしながら順次再生を行う手
    段と、 前記再生を行う手段による再生の終了後において、前記
    メモリに記憶された欠陥位置についての位置情報を前記
    第2欠陥管理情報領域に記憶する手段 とを備えたことを
    特徴とする記録再生装置。
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