JPH11297005A - 情報処理装置 - Google Patents

情報処理装置

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JPH11297005A
JPH11297005A JP11274598A JP11274598A JPH11297005A JP H11297005 A JPH11297005 A JP H11297005A JP 11274598 A JP11274598 A JP 11274598A JP 11274598 A JP11274598 A JP 11274598A JP H11297005 A JPH11297005 A JP H11297005A
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sector
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Pending
Application number
JP11274598A
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English (en)
Inventor
Kazuya Ogawa
和也 小川
Saneyuki Okamoto
実幸 岡本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sanyo Electric Co Ltd
Original Assignee
Sanyo Electric Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 欠陥セクタが媒体の記録可能領域の特定箇所
に集中した場合に、適切な処理を行うことができる情報
処理装置を提供する。 【解決手段】 記録可能領域が複数のゾーンに分割され
た媒体について、欠陥セクタの数をゾーンごとにカウン
トし、所定のしきい値と比較する(S70)。そして、
該しきい値を越えたゾーンについては、ユーザーの承諾
(S72)等を条件として、該欠陥セクタのアドレス情
報における第2ビット目の情報(フラグ情報)を1とし
た上で(S77)、媒体に該アドレス情報を書き込む
(S78)。その後、媒体のセット時に該欠陥セクタの
アドレス情報を該媒体から読み出したら、このフラグ情
報が1になっている欠陥セクタが属するゾーンについて
は、記録処理及び再生処理においてアクセス対象から除
外する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、記録媒体に情報を
記録するとともに、該記録媒体から情報を再生する情報
記録再生装置に関するものであり、また、記録媒体にお
けるディフェクトマネージメントを行う装置に関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】従来におけるAV用記録メディアにおい
て、アナログの記録メディアとしては、ビデオテープ等
が存在する。このビデオテープにおいて記録面が劣化し
た場合等には、表示される画像が不鮮明になることか
ら、ユーザーはそのような表示画像により記録面の劣化
の程度を判断することができた。一方、従来より光磁気
ディスク等の記録媒体を提供する際に、欠陥情報を訂正
してデータの信頼性を確保する必要性がある。そのため
にいわゆるディフェクトマネージメントが行われてい
る。このディフェクトマネージメントとは、欠陥がある
セクタを別の正常なセクタに置き換えるものである。
【0003】このディフェクトマネージメントの方法と
しては、大別すると以下の方法が挙げられる。1つは、
スリッピングリプレースメントと呼ばれるもので、記録
再生の単位としてのセクタに欠陥が検出された場合に、
記録再生を行う物理アドレスをスリップさせて、すなわ
ち、飛び越して次の欠陥の検出されないセクタに次の論
理アドレスを与えるものである。
【0004】すなわち、図20、図21に示すように、
あるデータの1つのゾーンには、ユーザーエリアとスペ
アエリアとが設けられ、物理アドレスとしての1番目の
セクタ(最初は0番目とする)と4番目のセクタに欠陥
がある場合には、それぞれ次のセクタに論理アドレスを
与える。すなわち、2番目のセクタに1番目の論理アド
レスを与え、さらに、5番目のセクタに3番目の論理ア
ドレスを与える。そして、スペアエリアの最初のセクタ
に(nー1)番目の論理アドレスを与え、さらに、次の
セクタにn番目の論理アドレスを与える。
【0005】他の1つは、リニアリプレースメントと呼
ばれるもので、セクタに欠陥が検出された場合に、論理
アドレスを与えるセクタを上記スリッピングリプレース
メントのようにシフトさせることなく、欠陥のあるセク
タの代替のセクタの論理アドレスはスペアエリアに与え
るようにする。すなわち、図22に示すように、物理ア
ドレスとしての1番目のセクタ(最初は0番目とする)
と4番目のセクタに欠陥がある場合には、それらの欠陥
のあるセクタの代替となるセクタの論理アドレスは、ス
ペアエリアに置くようにする。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかし、欠陥セクタが
一箇所に集中した場合に、上記のようなディフェクトマ
ネージメントを行うと、代替セクタが特定のスペアエリ
アに過度に多くなり、代替セクタの確保が困難となった
り、記録再生時のアクセスが困難となる等の問題が懸念
される。また、AV(audio-vidual)機器に使用する記
録媒体に記録されるデータのように、実時間性を要求さ
れるデジタルAVデータに対するディフェクトマネージ
メントが要望されていた。また、記録再生が可能な記録
媒体において、該記録媒体に対して記録や再生を行う際
に、何らかの要因であるセクタに欠陥が生じる場合があ
る。そのような場合にデータの正確さを保証できること
が望まれる。特に、コストの点等の理由により記録媒体
の記録再生品質が出荷時には保証されないことが考えら
れ、その場合には、ユーザー側でディフェクトマネージ
メントを行う必要がある。そこで、本発明は、欠陥セク
タが特定箇所に集中した場合に、適切な処理を行うこと
ができる情報処理装置を提供するとともに、実時間性を
要求されるデータに対してディフェクトマネージメント
を行うことができ、使用経過に伴う欠陥の発生にも対処
することができる情報処理装置を提供することを目的と
するものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は上記問題点を解
決するために創作されたものであって、第1には、書き
換え可能な媒体であって、記録可能領域が複数のゾーン
に分割された媒体を動的に走査して情報の記録及び/又
は再生を行う情報処理装置であって、上記媒体に記録さ
れた欠陥位置の情報を読み出す読出し手段と、各ゾーン
について該ゾーンに含まれる欠陥位置の数と予め設定さ
れたしきい値とを比較する比較処理を行なう比較手段
と、該比較手段により比較した結果、あるゾーンについ
て欠陥位置の数が該しきい値を越えている場合に、所定
の条件のもとに、該ゾーンに属する欠陥位置の位置情報
に付与されたフラグ情報であって、該欠陥位置が属する
ゾーンをアクセス対象から除外するか否かを判定するた
めのフラグ情報を変更するフラグ情報変更手段と、を有
することを特徴とする。この第1の構成の情報処理装置
においては、上記読出し手段が上記媒体に記録された欠
陥位置の情報を読み出す。そして、上記比較手段が、各
ゾーンについて該ゾーンに含まれる欠陥位置の数と予め
設定されたしきい値とを比較する。そして、該比較手段
により比較した結果、あるゾーンについて欠陥位置の数
が該しきい値を越えている場合に、上記フラグ情報変更
手段が、所定の条件のもとに、該ゾーンに属する欠陥位
置の位置情報に付与されたフラグ情報であって、該欠陥
位置が属するゾーンをアクセス対象から除外するか否か
を判定するためのフラグ情報を変更する。よって、上記
フラグ情報を元にしてそのゾーンをアクセス対象から除
外する処理を行えば、欠陥位置が一箇所に集中した場合
に、代替位置が特定の領域に過度に多くなり、代替位置
の確保が困難となったり、記録再生時のアクセスが困難
となる等の問題が生じることがない。
【0008】また、第2には、上記第1の構成におい
て、上記情報処理装置が、さらに、上記変更されたフラ
グ情報を該欠陥位置の位置情報とともに上記媒体に書き
込む書込み手段を有することを特徴とする。よって、上
記変更されたフラグ情報を書込み手段により上記媒体に
書き込んでおき、後の処理においてもそのフラグ情報を
を元にしてアクセス対象から除外する処理をすれば、一
々しきい値を越えるか否かの判断をする必要がない。ま
た、第3には、上記第1又は第2の構成において、上記
読出し手段が、上記媒体に格納された欠陥位置の位置情
報を該位置情報に付与された上記フラグ情報とともに読
み出すことを特徴とする。この第3の構成においては、
読出し手段が上記媒体に格納された上記フラグ情報を位
置情報とともに読み出すので、このフラグ情報を元にし
てアクセス対象から除外する処理をする。また、第4に
は、上記第1から第3までのいずれかの構成において、
上記情報処理装置が、さらに、上記フラグ情報が変更さ
れた欠陥位置の情報が属するゾーンについて、所定の条
件のもとに、記録及び/又は再生時のアクセス対象から
除外するアクセス対象除外手段を有することを特徴とす
る。よって、アクセス対象除外手段が、該フラグ情報で
特定されたゾーンについてアクセス対象から除外するこ
とにより、欠陥位置が一箇所に集中した場合に、代替位
置が特定の領域に過度に多くなり、代替位置の確保が困
難となったり、記録再生時のアクセスが困難となる等の
問題が生じることがない。
【0009】また、第5には、上記第1から第4までの
いずれかの構成において、上記フラグ情報を変更する場
合には、ユーザーがフラグ情報の変更を承諾する旨の操
作があることを条件とすることを特徴とする。よって、
ユーザーの意向を無視してあるゾーンをアクセス対象か
ら除外してしまうことがない。また、第6には、上記第
5の構成において、上記承諾する旨の操作の前に、所定
の表示を行うことを特徴とする。よって、あるゾーンに
ついてアクセス対象から除外する処理を行ってよいか等
の確認をユーザーに行うことができる。
【0010】また、第7には、上記第6の構成におい
て、上記表示が、所定のゾーンをアクセス対象から除外
することにより変動する時間の情報であることを特徴と
する。これにより、ユーザーはアクセス対象から除外す
る処理を行うことにより、記録時間等にどの程度の変動
があったかを知ることができる。また、第8には、上記
第6の構成において、上記表示が、所定のゾーンをアク
セス対象から除外することにより変動する記録容量の情
報であることを特徴とする。これにより、ユーザーはア
クセス対象から除外する処理を行うことにより、記録容
量等にどの程度の変動があったかを知ることができる。
【0011】また、第9には、上記第1から第8までの
いずれかの構成において、上記比較手段の比較処理に際
して、情報が記録されていないゾーンである未記録ゾー
ンのみを比較処理の対象とすることを特徴とする。よっ
て、既に記録されたコンテンツを保護しながら、適切な
欠陥補償を行うことができる。また、第10には、上記
第1から第8までのいずれかの構成において、上記比較
手段の比較処理に際して、情報が記録されていないゾー
ンである未記録ゾーンと、すでに記録がされている記録
済みゾーンの中でユーザーが上書き記録を認める操作を
行ったゾーンとを比較処理の対象とすることを特徴とす
る。よって、既に記録されたコンテンツをユーザーの意
向に基づき保護しながら、適切な欠陥補償を行うことが
できる。また、第11には、上記第1から第10までの
いずれかの構成において、上記ゾーンが、主記録エリア
と、該主記録エリアに欠陥があった場合に該欠陥を補償
するためのスペアエリアとを有することを特徴とする。
【0012】また、第12には、上記第4から第11ま
でのいずれかの構成において、上記アクセス対象除外手
段が、アクセス対象除外処理を行うゾーンにおける上記
主記録エリアと上記スペアエリアの両方についてアクセ
ス対象から除外することを特徴とする。また、第13に
は、上記第4から第11までのいずれかの構成におい
て、上記アクセス対象除外手段が、アクセス対象除外処
理を行うゾーンにおける上記スペアエリアのみについて
アクセス対象から除外することを特徴とする。
【0013】また、第14には、上記第4から第13ま
でのいずれかの構成において、あるゾーンについてアク
セス対象除外処理を行う場合で、該アクセス対象除外処
理対象のゾーンに該ゾーン以外のゾーンの代替情報があ
る場合には、他のゾーンに該代替情報を移動することを
特徴とする。これにより、アクセス対象除外処理対象の
ゾーンに該ゾーン以外のゾーンの代替情報がある場合
に、あるゾーンをアクセス除外対象とすることによる不
都合を防止することができる。また、第15には、上記
第14の構成において、代替情報の移動を行う場合に、
代替位置を示すリンク情報を書き換えることを特徴とす
る。また、第16には、上記第4から第15までのいず
れかの構成において、アクセス対象除外処理を行うゾー
ンにリニアリプレースメントについての欠陥位置が含ま
れる場合には、該欠陥位置と代替位置の情報を上記媒体
から削除することを特徴とする。よって、該欠陥位置に
対応する代替位置が他のゾーンにある場合等にその代替
位置を記録再生用に使用することができる。
【0014】また、第17には、上記第1から第16ま
でのいずれかの構成において、上記情報処理装置が、さ
らに、連続再生モードにおいて、媒体上の欠陥位置を検
出する欠陥位置検出手段と、連続記録モードにおいて、
媒体上の記録位置が欠陥位置に達するとこの欠陥位置を
スキップする欠陥位置スキップ手段と、上記欠陥位置ス
キップ手段によりスキップされた欠陥位置に対応する第
2フラグ情報を変更する第2フラグ情報変更手段と、上
記連続再生モードにおいて上記欠陥位置検出手段により
検出された欠陥位置についての位置情報を第2フラグ情
報とともに順次記憶するとともに、上記連続記録モード
において、欠陥位置スキップ手段によりスキップされた
欠陥位置に対応するフラグ情報を変更して記憶するメモ
リ手段と、を有し、上記書込み手段が、連続再生モード
の終了又は該媒体における所定の範囲の再生終了、又
は、連続記録モードの終了又は該媒体における所定の範
囲の記録終了に応答して、上記メモリ手段に記憶された
欠陥位置についての位置情報を上記第2フラグ情報とと
もに媒体上のテーブル領域に記録し、上記読出し手段
が、上記媒体から欠陥位置についての位置情報を上記第
2フラグ情報とともに読み出すことを特徴とする。
【0015】この第17の構成の情報処理装置において
は、まず、上記欠陥位置検出手段が、連続再生モードに
おいて媒体上の欠陥位置を検出する。すると、検出され
た欠陥位置についての位置情報は上記メモリ手段に記憶
され、連続再生モードの終了又は該媒体における所定の
範囲の再生終了に応答して、上記書込み手段により、該
メモリ手段に記憶された欠陥位置についての位置情報を
フラグ情報とともに媒体上のテーブル領域に記録する。
次に、上記読出し手段により、媒体から欠陥位置につい
ての位置情報をフラグ情報及び第2フラグ情報とともに
読み出す。そして、連続記録モードにおいては、媒体上
の記録位置が欠陥位置に達すると、欠陥位置隙手段が、
この欠陥位置をスキップする。それと同時に、該スキッ
プされた欠陥位置に対応する第2フラグ情報が変更され
てメモリ手段に記憶される。そして、連続記録モードの
終了又は該媒体における所定の範囲の記録終了に応答し
て、メモリ手段に記憶された欠陥位置についての位置情
報が変更された第2フラグ情報とともに媒体上のテーブ
ル領域に記録される。そして、次に、記録又は再生を行
う場合には、再度上記読出し手段により、媒体に記録さ
れた位置情報がフラグ情報及び第2フラグ情報とともに
読み出される。よって、再生しながら欠陥位置を検出し
て、その欠陥位置の位置情報をメモリに記憶し、再生が
終了したら欠陥位置についての位置情報を媒体上に記録
するので、この位置情報を記録時に利用して、ディフェ
クトマネージメントを行うことができる。
【0016】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態としての実施
例を図面を利用して説明する。本発明に基づく情報処理
装置としての記録再生装置Aは、図1に示されるように
構成され、入力回路10と、磁気ヘッド駆動回路12
と、磁気ヘッド14と、光学ヘッド16と、再生信号増
幅回路18と、ローパス回路20と、復号器22と、E
CC・EDC処理回路24と、記憶部28と、記憶部2
9と、コントローラ30と、サーボ回路32と、スピン
ドルモータ34と、クロック発生回路36と、表示コン
トローラ40と、ディスプレイ42と、AVデコーダ4
4と、OSD(On Screen Display )生成回路46、ミ
キシング回路46とを有している。また、上記記録再生
装置Aは、図1、図2に示すように、モニタBに接続さ
れる。
【0017】この記録再生装置Aは、光磁気ディスク
(以下単に「ディスク」とする)5に対して記録・再生
を行うものであるが、このディスク5には、内周側と外
周側にそれぞれ2つのDMAが設けられている。このD
MA(Defect Management Area)には、図4に示すよう
に、DDS(Disc Definition Structure)とPDL(P
rimary Defect List)とSDL(Secondary Defect Lis
t)の3つの領域が設けられている。ここで、上記DD
Sには、ディスク全般の諸情報が格納される。また、上
記PDLには、スリッピングリプレースメントに関する
データが格納され、特に、欠陥のあるセクタのアドレス
がフラグ情報とともに格納される。また、上記SDLに
は、リニアリプレースメントに関するデータが格納され
る。
【0018】なお、上記PDLには、後述するように、
複数にレベル分けされた個別PDLが格納されることに
なる。例えば、図4に示すように、PDLは、レベル0
の個別PDL、レベル1の個別PDL、レベル2の個別
PDLを有する。つまり、このPDLには、各個別PD
Lの領域が形成される。各個別PDLは、IDを付する
ことにより区別される。例えば、上記のように3つのレ
ベルに区画した場合には、レベル0の個別PDLの領域
にはID=0を付し、レベル1の個別PDLの領域には
ID=1を付し、レベル2の個別PDLの領域にはID
=2を付す。各個別PDLには、欠陥セクタのアドレス
情報が格納され、該アドレス情報は、物理アドレスとし
ての位置情報(30ビット)と、セクタ用フラグ情報
(1ビット)と、ゾーン用フラグ情報(1ビット)で構
成される。該セクタ用フラグ情報は、全32ビットのう
ち1ビット目に配置され、このセクタ用フラグ情報に
は、当該セクタが欠陥セクタであるか否かの情報が設け
られる。また、該ゾーン用フラグ情報は、全32ビット
のうち2ビット目に配置され、このゾーン用フラグ情報
には、当該セクタが属するゾーンがアクセス対象から除
外されているか否かの情報が設けられる。また、上記P
DLにおける各個別PDL及びSDLのスタートアドレ
スは、上記DDSに格納されている。
【0019】また、図19に示すように、ディスク5の
記録領域は、複数のゾーンで構成され、各ゾーンは、ユ
ーザーエリアとスペアエリアに分かれて構成されてい
る。各エリアとも、それぞれ所定数のセクタで構成され
る。上記スペアエリアはスリッピングリプレースメント
を行うためのエリアである。
【0020】ここで、上記入力回路10は、映像音声信
号を受信するとともに、この映像音声信号をデジタルデ
ータに符号化する。また、この入力回路10は、可変長
符号化の際のビットレートの制御も行う。また、磁気ヘ
ッド駆動回路12は、入力回路10から入力される信号
に応じて磁気ヘッドを駆動する。磁気ヘッド14は、デ
ータを記録する際に用いられ、ディスク5の記録膜を磁
化する。また、上記光学ヘッド16は、データの再生に
用いられ、ディスク5に照射されたレーザ光の反射光を
受光する。なお、磁気ヘッド14と光学ヘッド16とで
ヘッド17を構成する。
【0021】また、上記再生信号増幅回路18は、光学
ヘッド16からの信号を増幅する。また、ローパス回路
20は、再生信号増幅回路18で増幅された信号を積分
する。また、復号器22は、上記クロック発生回路36
から送られるクロックに同期して記録時に変調された信
号を復調したり、スクランブル解除の処理を行ったりす
る。また、ECC・EDC処理回路24は、復号器22
でに復号された信号に対して誤り訂正を行う。つまり、
ECC(Error Correcting Code )処理やEDC(Erro
r Detecting Code)処理を行う。
【0022】また、記憶部28は、情報を記憶するもの
であり、特に、図3に示すようなディフェクトリストが
設けられている。このディフェクトリストには、図3に
示すように、欠陥位置データ、すなわち、欠陥のあるセ
クタの物理アドレス(31ビット)についての位置情報
がセクタ用フラグ情報(1ビット)及びゾーン用フラグ
情報(1ビット)とともに格納されている。少なくとも
記憶部28は、メモリ手段として機能する。また、記憶
部29も同様に情報を記憶するものであるが、この記憶
部29は再生された映像音声情報を記憶するためのもの
である。この記憶部28、29は、実際にはメモリによ
り構成される。
【0023】また、上記コントローラ30は、記録再生
装置Aの各部の動作を制御する。特に、図5〜図15の
フローチャートに示すような動作を行うように制御を行
う。このコントローラ30はCPUにより構成される。
また、上記コントローラ30は、上記欠陥位置としての
欠陥セクタを検出する機能も有する。この欠陥セクタと
は、正常に記録再生を行うことができないセクタをい
う。つまり、ECC・EDC処理により訂正ができたか
どうかを判定する。また、ディスク5への所定数のセク
タの記録終了時に、記憶部28に記憶されたディフェク
トリストに格納された欠陥位置データに従いディスク5
のDMAにおけるPDLを書き換える処理を行う。ただ
し、その際に書き換えを行うのは、PDLの中でも、リ
アルタイム再生において検出された欠陥情報を格納する
ための個別PDL(後述のレベル2の個別PDL)のみ
である。また、ディスク5における所定数のセクタの再
生終了時にも、記憶部28に記憶されたディフェクトリ
ストに格納された欠陥位置データに従いディスク5のD
MAにおけるPDLを書き換える処理を行う。ただし、
この場合も書き換えを行うのは、PDLの中でも、リア
ルタイム再生において検出された欠陥情報を格納するた
めの個別PDL(後述のレベル2の個別PDL)のみで
ある。ここでいう欠陥情報とは、アドレス情報と2つの
フラグ情報とから構成される。また、このコントローラ
30は、ディフェクトリスト(図3参照)に格納されて
いる欠陥セクタのアドレスのうち、アクセス対象から除
外するゾーンに属するアドレスの所定のビットを変更す
る処理を行う。つまり、該欠陥セクタのアドレスは全部
で32ビットで構成されるが、このうち上位の第2ビッ
ト目をアクセス対象から除外するゾーンに含まれたセク
タであることを示すフラグとして使用する。このコント
ローラ30は、上記欠陥位置検出手段、欠陥セクタ検出
手段として機能する。
【0024】また、上記サーボ回路32は、再生信号増
幅回路18から送られる信号とクロックとに従いスピン
ドルモータ34を所定の回転数で回転させるとともに、
上記光学ヘッド16中の対物レンズを制御し、トラッキ
ングサーボ、フォーカスサーボを行う。また、上記表示
コントローラ40は、ディスプレイ42の表示を制御す
るものである。また、上記ディスプレイ42は、図2に
示すように、記録再生装置A筐体の前面部に設けられ、
欠陥状態の表示等に使用される。
【0025】また、上記AVデコーダ44は、記憶部2
9に格納された映像音声信号を復号するものである。ま
た、上記OSD生成回路46は、コントローラ30の制
御によりモニタBに表示すべきデータを生成する。ここ
で、表示すべきデータとしては、ディスク5の欠陥状態
に関する情報が含まれる。また、上記ミキシング回路4
8は、AVデコーダ44からの映像音声信号とOSD生
成回路46からの表示データとをミキシングするもので
ある。なお、ミキシング回路48からの出力を、AVデ
コーダ44からの出力とOSD生成回路46からの出力
とを重ね合わせたものとするか、そのいずれかとするか
の選択はコントローラ30により制御される。さらに、
上記モニタBは、ミキシング回路48から送信される映
像音声信号に基づき、映像を表示するとともに、音声を
出力する。
【0026】上記構成の記録再生装置Aの動作、すなわ
ち、上記記録再生装置Aによる記録再生方法について説
明する。まず、ディスク5に映像音声情報等の情報を記
録する場合について説明する。なお、当初ディスク5に
は、メディアメーカーが出荷時に欠陥情報の登録を行
い、その結果として欠陥セクタのアドレス情報が欠陥情
報としてレベル0の個別PDLに格納され、さらに、ユ
ーザーが該ディスク5をパーソナルコンピュータによっ
て物理フォーマットを行った際に検出されたアドレス情
報が欠陥情報としてレベル1の個別PDLに格納されて
いるものとする。つまり、パーソナルコンピュータは、
物理フォーマットを行った際に、専用の領域としてレベ
ル1の個別PDLを作成する。このレベル0の個別PD
Lとレベル1の個別PDLには、欠陥位置を示すアドレ
ス情報が格納され、各アドレス情報には、0のセクタ用
フラグ情報が付加されている。なお、ディスク5には記
録再生装置Aにより記録再生が行われておらず、この段
階では、後述するレベル2の個別PDLは存在しないも
のとする。
【0027】記録時には、図5〜図8に示すフローチャ
ートが適用されるので、まず、図5のフローチャートに
従い説明する。まず、記録再生装置Aが起動されたもの
とする。つまり、記録再生装置Aに電源が入れられたも
のとする。すると、ディスク5が記録再生装置Aにセッ
トされているかが判定される(S10)。この判定は、
所定周期ごとに行う。そして、ディスク5がセットされ
ている場合には、PDL及びSDLに格納されている情
報を読み出す(S11)。この情報の読出しは、上記読
出し手段としてのヘッド17等により行われる。つま
り、PDLやSDLには、欠陥セクタのアドレスが格納
されているので、このアドレス情報が読み出される。な
お、レベル0〜レベル2の全ての個別PDLの情報が読
み出されるが、この場合には、レベル2の個別PDLは
存在しないので、レベル0の個別PDLとレベル1の個
別PDLとSDLに格納された欠陥情報が読み出され
る。
【0028】PDLとSDLに格納されている情報の読
出しが完了したら、ディフェクトリスト(図3)を記憶
部28に作成する(S12)。それと同時に、ゾーン別
ディフェクトリストの作成を行う(S12)。このゾー
ン別ディフェクトリストは、図16に示すように構成さ
れ、ゾーン・アドレスごとにディフェクト数と、そのゾ
ーンが記録済みか否かを示す「記録/再生フラグ」と、
使用可か否かを示す「使用可/不可フラグ」とが格納さ
れている。
【0029】ここで、該ディフェクト数とは、上記読み
出されたPDLやSDLに格納されているアドレスの数
をカウントしたものである。また、上記記録済みか否か
を示す「記録/再生フラグ」については、フラグが1で
あれば未記録ゾーンであることを示し、フラグが0であ
れば記録済みゾーンであることを示す。なお、そのゾー
ンの一部のセクタに少なくとも記録データがあればこの
「記録/再生フラグ」は1となる。また、上記「使用可
/不可フラグ」については、各ゾーンごとにディフェク
ト数、すなわち、欠陥セクタの数をカウントし、所定の
しきい値を越えたゾーンについては1とし、該しきい値
を越えないゾーンについては0とする。このしきい値判
断は、ステップS70やステップS80で行う。
【0030】なお、このゾーン別ディフェクトリストに
おけるディフェクト数は、セクタ用フラグ情報が0のも
ののみならず、セクタ用フラグ情報が1のものも含まれ
る。これは、本実施例においては、未記録ゾーンの中で
欠陥セクタの数が多いゾーンについてアクセス対象から
除外するか否かの表示を行うものであり、いわば、記録
を行う際に必要な欠陥状態を表示することを目的とす
る。そして、記録時においては、セクタ用フラグ情報が
1のものも必ず0になることから(図7、図8S25参
照)該セクタ用フラグ情報が1のものもカウントするの
である。なお、セクタ用フラグ情報が0のもののみとし
てもよい。上記ステップS11で読み出されたPDLと
SDLの情報は、ディフェクトリスト(図3参照)とゾ
ーン別ディフェクトリスト(図16参照)に格納され
る。
【0031】PDLに格納されている情報の読出しが完
了したら、表示関連処理を行う(S13)。この表示関
連処理においては、ディスク5の欠陥状態の表示を行
う。すなわち、ステップS13のサブルーチンである図
10のフローチャートにより説明すると、空きエリアで
しきい値を越えているゾーンがあるか否かが判定される
(S70)。つまり、未記録ゾーンの中でディフェクト
数、つまり、欠陥セクタの数が予め設けられたしきい値
を越えているか否かが判定される。この判定は、比較手
段としてのコントローラ30等が行う。例えば、図16
に示すゾーン別ディフェクトリストにおいて、映像音声
データが記録されていない状態では、「記録/再生フラ
グ」はすべてのゾーンについて0であるので、すべての
ゾーンについてしきい値を越えているか否かが判定され
る。そして、しきい値を越えている場合には、ステップ
S71に移行する。なお、この段階で検索されるディフ
ェクト数は、レベル0の個別PDLとレベル1の個別P
DL及びSDLに格納されているアドレス情報に基づい
てカウントされることになる。
【0032】そして、ステップS71においては、アク
セス対象除外処理確認表示を行う。つまり、「データの
品質を保証できないエリアが存在します。該当エリアを
削除しますか。削除すると使用できる時間は○○になり
ます。」という表示を行う(S71)。つまり、アクセ
ス対象から除外することにより変動する時間の情報を表
示する。例えば、図17に示すゾーン別ディフェクトリ
ストの場合でしきい値を5とした場合には(この段階で
は、各ゾーンは全て未記録であり、「記録/再生フラ
グ」は全て0であるとする)、アドレスcとアドレスe
のゾーンがしきい値を越えているので、上記のような表
示を行うことになる。ここで、本実施例において各ゾー
ンにおけるスペアエリアの数は5であり、上記しきい値
はこのスペアエリアの数に対応させている。ここで、上
記該当エリアの削除とは、アクセス対象から除外するゾ
ーン中のユーザーエリアとスペアエリアともにアクセス
対象から除外することとする。
【0033】また、残り時間の算出は以下のようにして
行う。すなわち、1つのゾーンに記録できる時間は固定
であり、かつ、ディスクにおいて全体のゾーン数も固定
であるので、ゾーンの欠落がないとすれば、記録可能な
時間は、1ゾーン記録時間×全体のゾーン数により求ま
る。そして、アクセス対象から除外されたゾーンがある
場合には、ディスク全体として記録可能な時間Tは、1
ゾーン記録時間×(全体のゾーン数−除外されたゾーン
数)で求まる。この時間Tが、上記全記録可能時間とな
る。
【0034】また、上記既記録時間については、あるフ
ァイルの先頭部分(ヘッダ)には、ゾーンごとに記録し
た時間の情報が格納されているので、その時間を合計す
れば、そのファイルの合計記録時間が求まる。ファイル
ごとの記録時間を合計すれば、全体の既記録時間が求ま
る。この場合、記録に際しての圧縮率は固定とするのが
前提となる。また、上記未記録時間については、全記録
可能時間(=T)−既記録時間を計算することにより残
り時間を算出することができる。上記の表示において、
「使用できる時間」としては、全記録可能時間を表示し
てもよいし、上記残り時間を表示してもよい。上記の表
示は、ディスプレイ42に行われる。つまり、上記時間
の算出はコントローラ30により行われ、算出された時
間の情報は表示コントローラ40に送られ、表示コント
ローラ40は上記のような表示をディスプレイ42に行
う。一方、ステップS70において、しきい値を越えて
いるゾーンがない場合には、サブルーチンとしての処理
を終了する。
【0035】そして、ユーザーが承諾したか否かの判定
を行い(S72)、ユーザーが承諾した場合には、ステ
ップS73に進む。一方、承諾しない場合には、そのま
ま処理を終了する。つまり、現状維持としてしきい値を
越えているゾーンもそのまま記録対象とする。
【0036】そして、ステップS73においては、アク
セス対象から除外するゾーンの中に他のゾーンの代替セ
クタがあるか否かを判定する。そして、他のゾーンの代
替セクタがある場合には、削除対象ゾーン以外のスペア
エリアに情報を移動して(S74)、SDLの情報を変
更する(S75)。
【0037】アクセス対象から除外するゾーンの中に他
のゾーンの代替セクタがある場合としては、例えば次の
ような場合が挙げられる。つまり、図18に示すよう
に、あるゾーン(これを例えば「ゾーンX」とする)に
おいて、欠陥セクタの数がスペアエリアにおけるセクタ
数を上回ると他のゾーン(これを例えば「ゾーンY」と
する)のスペアエリアに欠陥を補償するための代替セク
タを設けて、ゾーンX内の欠陥セクタと該ゾーンY内の
代替セクタとの間のリンク情報を設けておく。具体的に
は、該欠陥セクタのアドレス情報と代替スペアエリアの
リンク情報(つまり、代替セクタのアドレス情報)とを
上記SDLに格納しておく。ここでは、リニアリプレー
スメントの処理になるので、SDLに上記各情報を格納
しておくことになる。このリンク情報により、該ゾーン
Xにおいてセクタ番号がn−1のセクタを処理したら、
次には、ゾーンYのn+1番目のセクタ(スペアエリア
の1番目のセクタ)を処理することになる。
【0038】そして、この代替エリアがアクセス対象か
ら除外しようとするゾーン内にある場合に、つまり、上
記ゾーンYがアクセス除外対象となった場合に、そのゾ
ーンYをアクセス対象から除外すると、ゾーンYのスペ
アエリアもアクセス対象から除外されるので、上記ゾー
ンXにも影響を与えることになる。そこで、上記代替セ
クタをゾーンY以外のゾーンに移動して、リンク情報も
書き換えるようにする。リンク情報の書換えにおいて
は、SDLに記録された上記欠陥セクタのアドレス情報
と代替スペアエリアにおける代替セクタのアドレス情報
のうち、該代替セクタのアドレス情報を移動後の代替セ
クタのアドレスに書き換えることになる。つまり、図1
6において、未記録ゾーンで、しきい値を越えるゾーン
がアドレスeのゾーンの場合に、アドレスeのゾーンが
ゾーンYのような代替セクタを有するものであれば、上
記のような処理を行う。
【0039】一方、ステップS73においてアクセス対
象から除外するゾーンの中に他のゾーンの代替セクタが
ない場合には、メモリとしての記憶部28に削除対象ゾ
ーンを登録する(S76)。具体的には、上記ゾーン別
ディフェクトリストにおけるそのゾーンの「使用可/不
可フラグ」を1にする。このゾーン別ディフェクトリス
トは上記保持手段として機能する。例えば、削除対象ゾ
ーンの先頭アドレスの情報を記憶部28に保持してお
く。例えば、図16の場合に、全てのゾーンが未記録
で、アドレスcとeのゾーンについてしきい値を越えて
いると判断された場合には、アドレスcとeのゾーンに
ついて「使用可/不可フラグ」を1にする。
【0040】そして、削除対象ゾーンに存在する全ての
ディフェクト情報にフラグを立てる処理を行う(S7
7)。つまり、ディフェクトリスト(図3)にあるアド
レス情報の中で、該しきい値を越えたゾーンに属するア
ドレス情報における第2ビット目を1にする。つまり、
しきい値を越えたゾーンのアドレスについては、上記ス
テップS76で保持されているので、そのゾーンに属す
るアドレス情報における第2ビット目の情報を1にす
る。この処理は、フラグ情報変更手段としてのコントロ
ーラ30等により行う。例えば、上記の例では、アドレ
スcのゾーンに属するアドレスと、アドレスeのゾーン
に属するアドレスとにおけるゾーン用フラグ情報を1に
する。そして、ディスク5のPDLのゾーン用フラグ情
報を書き換える(S78)。例えば、上記の例では、デ
ィスク5内のPDLにおいて、アドレスcとeのゾーン
に属するアドレスのゾーン用フラグ情報が1になる。
【0041】これにより、PDL中のアドレスが次の機
会に読み出された場合には、この第2ビットのフラグに
従いアクセスの制限が行われることになる。つまり、あ
るゾーンについてアクセス対象から除外する場合に、ゾ
ーン中のユーザーエリアとスペアエリアの両方をアクセ
ス対象から除外する場合には(この場合には、図10、
図11のフローチャートが適用される)、このフラグ1
が立っているアドレスが属するゾーンについては、ユー
ザーエリアとスペアエリアともにアクセス対象から除外
される。また、ユーザーエリアのみアクセス対象から除
外する場合には(この場合には、図12、図13のフロ
ーチャートが適用される)、このフラグ1が立っている
アドレスが属するゾーンについては、ユーザーエリアの
みアクセス対象から除外される。よって、後者の場合に
は、アクセス対象から除外されるゾーンであっても、ス
ペアエリアには他のゾーンの代替アドレスを設けること
ができる。
【0042】さらに、上記SDLの情報をディスク5か
ら削除する処理を行う(S79)。つまり、削除対象で
あるゾーンの所定のセクタの代替セクタが他のゾーンに
ある場合には、SDLの情報としては該所定のセクタの
アドレスと代替セクタのアドレスが一対となっており、
仮に該SDLの情報を削除しないと、上記代替アドレス
のセクタが使用できなくなるからである。
【0043】なお、上記ステップS13のサブルーチン
として、図10に示すフローチャートを用いて説明した
が、図11に示すフローチャートとしてもよい。この図
10に示すフローチャートと図11に示すフローチャー
トとは、しきい値を越えているゾーンがある場合の表示
の仕方が異なる。
【0044】つまり、図10に示すフローチャートの場
合には、ステップS71において時間を表示するのに対
して、図11のフローチャートにおいては、ステップS
70で空きエリアでしきい値を越えているゾーンがある
場合には、「データの品質を保証できないエリアが存在
します。該当エリアを削除しますか。削除するとディス
クエリアの○○%が使用できなくなります」というよう
に容量で表示を行う(S71’)。つまり、アクセス対
象から除外することにより変動する記録容量の情報を表
示する。具体的な算出の仕方は以下のようになる。つま
り、1つのゾーンに記録できる容量は固定であり、か
つ、ディスクにおいて全体のゾーン数も固定であるの
で、ゾーンの欠落がないとすれば、記録可能な容量は、
1ゾーン容量×全体のゾーン数により求まる。そして、
アクセス対象から除外されたゾーンがある場合には、ア
クセス対象から除外されるゾーンの割合は、アクセス対
象から除外されるゾーン数/全体のゾーン数で求まる。
【0045】なお、図10に示すフローチャートの処理
においては、時間が表示されるので、図10に示すフロ
ーチャートはAV用途に適しており、図11に示すフロ
ーチャートの処理においては、容量が表示されるので、
図11に示すフローチャートはコンピュータ用途に適し
ているといえる。
【0046】また、上記の図10、図11に示す処理に
おいては、アクセス対象から除外するゾーン中のユーザ
ーエリアとスペアエリアともにアクセス対象から除外す
ることから、ゾーンを越えたディフェクトがある場合
に、代替アドレスを他のスペアエリアに移動させる処理
を行うが、アクセス対象から除外するゾーン中のユーザ
ーエリアのみをアクセス対象から除外する場合には、ス
ペアエリアは使用できるので、そのような処理は必要な
くなる。よって、ユーザーエリアのみをアクセス対象か
ら除外する場合には、図10、図11に示すフローチャ
ートの代わりに、図12、図13に示すフローチャート
により処理を行えばよい。
【0047】つまり、図12のフローチャートは、図1
0のフローチャートからステップS73、S74、S7
5を除いたものであり、図13のフローチャートは、図
11のフローチャートからステップS73、S74、S
75を除いたものである。この図12のフローチャート
と図13のフローチャートの相違点は、表示の仕方であ
り、その意味では、図12のフローチャートはAV用途
に適しており、図13のフローチャートはコンピュータ
用途に適している。
【0048】次に、ステップS14においては、タイト
ルの消去操作があった否かが判定される。つまり、ユー
ザーがあるファイルのデータを消去する操作を行ったか
否かが判定される。そして、消去操作があった場合に
は、ステップS15に移行して、ゾーン別ディフェクト
リストを書き換える処理を行う。つまり、あるファイル
のデータを消去すると、そのファイルに対応するゾーン
が記録可能になるため、記憶部28内のゾーン別ディフ
ェクトリスト(図17参照)の所定のゾーンの「記録/
再生フラグ」が1から0となる。その後、表示関連処理
を行う(S13)。つまり、上記図16に示すフローチ
ャートが示す処理を行う。一方、ステップS14におい
て、消去処理が行われなかった場合には、ステップS1
6に進む。
【0049】なお、上記の表示においては、時間や容量
を表示するものとして説明したが、これには限られず、
しきい値を越えたゾーンと関連するAVファイルやプロ
グラムを検索し、このゾーンをアクセス対象から除外す
るとそのAVファイル等に影響を与える旨をユーザーに
告知することが好ましい。具体的には、「このゾーンア
クセス対象から除外すると以下のAVファイルに影響を
与えます」と表示した上で、各AVファイル等のファイ
ル名、日付、記録時間等を表示することが考えられる。
【0050】なお、ゾーンとこのゾーンに関連するAV
ファイルとの関係は、ユーザーエリアに記録されている
ファイル構造情報とAVファイル構造情報のデータから
検索可能である。つまり、ディスク5に記録されている
データは全体としては、図17に示す構成となってお
り、ファイル構造情報は、ファイルエントリー(ファイ
ル構造)を示すファイルであり、このファイル構造情報
には、AVファイルのポインタが格納されている。よっ
て、このファイル構造情報を参照すれば、ゾーンとその
ゾーンに関連するAVファイルのポインタとが分かる。
さらに、AVファイル構造情報には、当該ポインタが示
すファイルのファイル名、日付や記録時間等が格納され
ているので、これらから、あるゾーンをアクセス対象外
とすることにより影響を受けるAVファイルのファイル
名、日付、記録時間を検索することができるのである。
【0051】また、上記のアクセス除外処理確認表示は
ディスプレイ42に表示するものとして説明したが、O
SD生成回路46からのデータに基づきモニタBに表示
するようにしてもよい。また、上記の説明においては、
アクセス除外処理確認をディスプレイ42やモニタBへ
の表示により示すとして説明したが、警告音等の音声に
より出力してもよい。
【0052】次に、ディスク5が記録再生装置Aから取
り出されていないかどうかを判定して(S16)、取り
出されていなければステップS17に進む。なお、ディ
スク5が取り出されている場合には、処理を終了する。
ステップS17では、再生操作又は記録操作が行われた
かどうかが判定され、再生操作が行われた場合には、図
9のS40に移行する。一方、記録操作が行われた場合
には、図7又は図8に移行する。記録操作があった場合
であるので、この場合の処理について説明する。
【0053】記録すべき映像音声情報は、入力回路10
において受信され、符号化されて磁気ヘッド駆動回路1
2に送られる。そして、所定のセクタから順番に書込み
を行って行くが、そのためにまず、ヘッド17を記録開
始ゾーンへ移動させる(S20)。記録開始ゾーンをど
こにするかについては、未記録ゾーンの中の最初のゾー
ンの先頭アドレスにする方法が考えられる。なお、映像
音声データが記録されていない状態では、最初のゾーン
であるアドレスaのゾーンの先頭アドレスとなる。
【0054】そして、該記録開始ゾーン、すなわち、記
録対象ゾーンが、使用不能ゾーンであるか否かが判定さ
れる(S21)。この記録開始ゾーンとは、記録開始位
置が属するゾーンである。つまり、記録開始ゾーンが図
16のゾーン別ディフェクトリストにおいて、しきい値
を越えてアクセス対象から除外されたゾーンであるか否
かが判定される。つまり、ゾーン別ディフェクトリスト
の「使用可/不可フラグ」が1となっており、かつ、そ
のゾーン用フラグ情報が1になっているか否かが判定さ
れる。また、これと同時に、このステップS21では、
記録対象ゾーンが未記録あるいはユーザーから記録の許
可が得られたゾーン(以下「記録可ゾーン」とする)で
あるか否かが判定される。そして、使用不能ゾーンでは
なく、かつ、記録可ゾーンである場合には、ステップS
23に移行する。
【0055】例えば、仮に、図16の例において、記録
開始ゾーンをアドレスcのゾーンとし、このアドレスc
のゾーンがしきい値を越えてアクセス対象から除外され
ている場合には、このアドレスcのゾーンは使用不能ゾ
ーンと判定される。
【0056】そして、使用不能ゾーンと判定された、あ
るいは、記録可ゾーンではないと判定された場合には、
記録対象ゾーンを次のゾーンに移動させ(S22)、再
度ステップS21の処理を行う。これらの処理はアクセ
ス対象除外手段としてのコントローラ30等により行わ
れる。このようにしてアクセス対象除外処理が行われ
る。
【0057】次に、ステップS23では、PDL又はS
DLに対象セクタのアドレスが登録されているかどうか
を判定する(S23)。ここでは、いずれかのレベルの
個別PDL又はSDLに登録されているかどうかを判定
する。なお、この時点では、レベル2の個別PDLは存
在しないので、レベル0とレベル1の個別PDLとSD
Lに対象セクタのアドレスが存在するかどうかが判定さ
れることになる。この判定は、コントローラ30が記憶
部28のディフェクトリストに格納されたデータを読み
出して判定を行う。
【0058】そして、対象セクタが登録されている場合
には、ステップS24に移行してセクタ用フラグ情報が
1か0かを判定する。該セクタ用フラグ情報は、ディフ
ェクトリスト(図3)に格納されているアドレスの第1
ビット目の情報である。そして、1である場合には、該
セクタ用フラグ情報を0にする(S25)。つまり、記
憶部28のディフェクトリストの当該セクタのアドレス
におけるセクタ用フラグ情報を0にする。その後、飛び
越し処理を行う(S26)。つまり、該対象セクタに記
録は行わない。ステップS26の後にはステップS28
に移行する。一方、セクタ用フラグ情報が0の場合に
も、飛び越し処理を行い(S26)、その後、ステップ
S28に移行する。ただし、この段階では、レベル0の
個別PDLとレベル1の個別PDLに格納されているア
ドレス情報に付加されたセクタ用フラグ情報はすべて0
であるので、ステップS25のセクタ用フラグ情報を0
にする処理は行われない。
【0059】一方、ステップS23において、対象セク
タが登録されていない場合には、通常の記録を行う(S
27)。つまり、その対象セクタに映像音声情報の記録
を行う。記録が行われたら、ステップS28に移行す
る。
【0060】すると、ステップS28においては、所定
数のセクタの処理が完了したか否かが判定される。つま
り、ディスク5における各ゾーンにおいては、一定数の
セクタに記録が行われることが保証されなければならな
いので、その一定数をカウントするのである。つまり、
ゾーン内において、所定データ量の情報の記録を行う。
このゾーンは、上記区画領域に相当する。このようにし
て、そのゾーンについてのスリッピングリプレースメン
トが完了する。なお、所定数のセクタの処理が完了して
いない場合には、セクタの送りを待つ(S29)。
【0061】そして、所定数のセクタの処理が完了した
場合には、ディスク5のPDLを書き換える処理を行う
(S30)。つまり、レベル2の個別PDLに格納され
ていたアドレス情報をフラグ情報とともに一括して上書
きする。実際には、記録時にはセクタ用フラグ情報が1
から0にされるのみであるので、該セクタ用フラグ情報
が0になったアドレスについてのみ書き換えられること
になる。当然、アドレス情報については、上書きの前後
でその内容は同じである。第2ビットのゾーン用フラグ
情報については、ステップS78やステップS86で1
になった場合には、同じ1のフラグ情報が記録されるこ
とになる。すなわち、コントローラ30、磁気ヘッド駆
動回路12、ヘッド17により、ディスク5のDMAに
おけるPDLのレベル2の個別PDLにおけるアドレス
情報が変更される。このステップS30の処理は、ある
ゾーンの処理が完了する度に行われることになる。上記
ヘッド17等が書込み手段として機能する。なお、ディ
スク5にレベル2の個別PDLが存在しない段階では、
当然このステップS30の処理は行われない。
【0062】さらに、SDLの情報については、欠陥セ
クタの情報をPDLの情報としてディスク5に格納して
おく。つまり、SDLは欠陥セクタのアドレス情報と代
替セクタのアドレス情報とが一対になっているが、その
うち欠陥セクタのアドレス情報を上記レベル2の個別P
DLに格納する。これにより、上記ステップS78、S
86でSDLの情報を削除することによる不都合を防止
することができる。なお、ディスク5に当初からSDL
の情報しか格納されていなかった場合には、このSDL
の欠陥セクタの情報をPDLとして記録する処理のみが
行われる。
【0063】次に、指定された全てのデータの記録が終
了したか否かが判定され(S31)、終了した場合に
は、全体の処理を終了し、終了していない場合には、次
のゾーンへの記録位置の送りを行った後に(S32)、
ステップS21に戻る。全体の処理を終了したら、ステ
ップS14に戻るが、その際、ゾーン別ディフェクトリ
ストの書き換えを行っておく(S33)。つまり、記録
が行われたゾーンについては、「記録/再生フラグ」を
0から1にしておく。以上のように、対象セクタがディ
フェクトリストに存在する場合には、書き飛ばしを行
い、存在しない場合には記録を行うのである。
【0064】なお、ディスクへの書込みはあるゾーンの
処理を終了した時点で行うものとして説明したが(S2
8、S30)、これには限られず、全てのデータの記録
処理が完了してから行うようにしてもよい。つまり、図
7に示すフローチャートでは、ステップS30の処理を
ステップS31の後に設けるようにしてもよい。
【0065】なお、記録時の動作について図7のフロー
チャートを例にとって説明したが、図8に示すフローチ
ャートのように動作させてもよい。この図8に示すフロ
ーチャートは、図7のフローチャートにステップS1
8、S19の処理を加えたものである。すなわち、図8
に示すフローチャートにおいては、記録操作が行われた
ら(S17)、記録済みゾーンについて上書きを可とす
るユーザーの指示があったか否かを判定する(S1
8)。
【0066】例えば、セットされているディスクについ
て最後にアクセスしたアドレス(カレントポジション)
の情報を保持しておき、記録操作と併せてユーザーがカ
レントポジションからの記録を行う旨の操作が行われた
場合には、そのカレントポジション以降に記録済みゾー
ンがある場合には、上記上書き指示があったものとす
る。なお、カレントポジションからの記録を行う旨の操
作を行う際に、記録時間を設定できるようにしておき、
該カレントポジションから設定された記録時間の間のゾ
ーン内に記録済みゾーンがあった場合に、上記上書き指
示があったものとしてもよい。さらには、所定のAVフ
ァイルのファイル名を削除する操作をすることにより、
当該ファイル名のAVファイルに対応したゾーンに記録
済みゾーンがある場合には、上記上書きを可とする処理
があったものとしてもよい。所定のAVファイルがどの
ゾーンと対応するかは、図17に示すデータ構造におい
てAVファイル構造情報とファイル構造情報とから検索
することができる。
【0067】そして、上記ステップS18において記録
済みゾーンについて上書きを可とするユーザーの指示が
あった場合には、上書きを許可するゾーンについて「記
録/再生フラグ」を0にした上で、ゾーン削除処理を行
う(S19)。つまり、記録済みゾーンに上書き処理を
行う場合には、上書き処理を行う範囲は記録可能という
意味では未記録ゾーンと同様に扱えるので、空きエリア
が増加したとみなして「記録/再生フラグ」を0にし、
再度しきい値を越えているか否かの判定を行うのであ
る。
【0068】例えば、カレントポジション以降はすべて
記録可とする場合には、該カレントポジション以降のゾ
ーンの「記録/再生フラグ」をすべて0にする。また、
該カレントポジションから記録する時間を指定する場合
には、その時間分のゾーンについて「記録/再生フラ
グ」を0にする。なお、カレントポジションがあるゾー
ンの途中である場合には、そのゾーンの「記録/再生フ
ラグ」が1の場合には、0にはしない。つまり、そのゾ
ーンのカレントポジションよりも前の位置に記録された
データがある場合があるからである。そして、ステップ
S21の処理においては、該「記録/再生フラグ」が1
となっているが、例外的に該カレントポジション以降に
記録を行う。また、所定時間分の「記録/再生フラグ」
を0にする場合に、その時間の終了時点のポジションが
あるゾーンの途中になる場合にも、そのゾーンの「記録
/再生フラグ」が1の場合には、0にはしない。そのゾ
ーンの該ポジション以降に記録されたデータがある場合
があるからである。そして、ステップS21の処理にお
いては、該「記録/再生フラグ」が1となっているが、
例外的に該ポジションまでは記録を行うようにする。
【0069】ただし、何も記録が行われていないディス
クの場合には、記録済みゾーンは存在しないので、この
ステップS19のゾーン削除処理は行われない。このゾ
ーン削除処理は、S19のサブルーチンとしての図14
又は図15のフローチャートに従い処理を行う。図14
に示すフローチャートについて説明すると、空きエリア
でしきい値を越えているゾーンがあるか否かが判定され
る(S80)。つまり、未記録ゾーンの中でディフェク
ト数、つまり、欠陥セクタの数が予め設けられたしきい
値を越えているか否かが判定される。
【0070】そして、ステップS80においてしきい値
を越えるゾーンがある場合には、アクセス対象から除外
するゾーンの中に他のゾーンの代替セクタがあるか否か
を判定する(S81)。そして、他のゾーンの代替セク
タがある場合には、削除対象ゾーン以外のスペアエリア
に情報を移動して(S82)、SDLの情報を変更する
(S83)。つまり、図16において、しきい値を越え
るゾーンがアドレスc、eの場合に、アドレスc、eの
ゾーンがゾーンYのような代替セクタを有するものであ
れば、上記のような処理を行う。
【0071】一方、ステップS81においてアクセス対
象から除外するゾーンの中に他のゾーンの代替セクタが
ない場合には、メモリとしての記憶部28に削除対象ゾ
ーンを登録する(S84)。具体的には、ゾーン別ディ
フェクトリストのそのゾーンについての「使用可/不可
フラグ」を1にする。
【0072】そして、「使用可/不可フラグ」が1とな
っているゾーン中の全てのディフェクト情報にフラグを
立てる(S85)。つまり、ディフェクトリスト(図
3)にあるアドレス情報の中で、該「使用可/不可フラ
グ」が1となっているゾーンに属するアドレス情報にお
ける第2ビット目を1にする。そして、ディスク5のP
DLのゾーン用フラグ情報を書き換える(S86)これ
により、PDL中のアドレスが次の機会に読み出された
場合には、この第2ビット目のフラグ情報に従いアクセ
スの制限が行われることになる。
【0073】さらに、上記SDLの情報をディスク5か
ら削除する処理を行う(S87)。つまり、削除対象で
あるゾーンの所定のセクタの代替セクタが他のゾーンに
ある場合には、SDLの情報としては該所定のセクタの
アドレスと代替セクタのアドレスが一対となっており、
仮に該SDLの情報を削除しないと、上記代替アドレス
のセクタが使用できなくなるからである。以上のように
してサブルーチンとしての処理を終了する。この図14
に示すフローチャートは、図10に示すフローチャート
からステップS71、S72を省略した形といえる。
【0074】なお、上記の図14に示す処理において
は、アクセス対象から除外するゾーン中のユーザーエリ
アとスペアエリアともにアクセス対象から除外すること
から、ゾーンを越えたディフェクトがある場合に、代替
アドレスを他のスペアエリアに移動させる処理を行う
が、アクセス対象から除外するゾーン中のユーザーエリ
アのみをアクセス対象から除外する場合には、スペアエ
リアは使用できるので、そのような処理は必要なくな
る。
【0075】よって、ユーザーエリアのみをアクセス対
象から除外する場合には、図14に示すフローチャート
の代わりに、図15に示すフローチャートにより処理を
行えばよい。つまり、図15のフローチャートは、図1
4のフローチャートからステップS81、S82、S8
3を除いたものである。
【0076】以上のようにして、ゾーン削除処理を終了
したら(S19)、ヘッド17を記録開始ゾーンへ移動
させる(S20)。記録開始ゾーンをどこにするかにつ
いては、ユーザーの上記上書き許可の操作に従う。つま
り、記録操作と併せてユーザーがカレントポジションか
らの記録を行う旨の操作が行われた場合には、このカレ
ントポジションを記録開始位置として該カレントポジシ
ョンにヘッド17を移動させる。また、所定のAVファ
イルについては上書きしてもよいとの操作があった場合
には、そのAVファイルが記録されているエリアの最初
のアドレスを記録開始位置として該最初のアドレスにヘ
ッド17を移動させる。ただし、この段階では、映像音
声データは未記録であるので、最初のゾーンであるアド
レスaのゾーンの先頭アドレスが記録開始位置になる。
以降の処理は上記図7の場合と同様であるので、説明を
省略する。
【0077】なお、カレントポジションからの記録に関
しては、次のような処理としてもよい。つまり、カレン
トポジションが曲のデータの途中又はあるタイトルのデ
ータの途中である場合には、カレントポジション以降の
曲やタイトルの内容を消去する。すなわち、上書きを行
う。その際、消去対象となる曲又はタイトルは、カレン
トポジションの置かれた曲又はタイトルのみとし、その
曲又はタイトルの内容が消去されたら、次の空きエリア
にジャンプして続きから記録を開始する。また、カレン
トポジションが曲又はタイトルのデータの先頭に位置す
る場合には、その曲又はタイトルの全部が消去の対象と
なり、その曲やタイトルの内容が消去されたら、次の空
きエリアにジャンプして続きから記録を行う。
【0078】具体的には、次のような処理を行うことに
なる。つまり、カレントポジションが曲のデータの途中
やあるタイトルのデータの途中にある場合には、上記ス
テップS19において、その曲やタイトルの途中から終
わりまでに対応するゾーンのみの「記録/再生フラグ」
を0にする。そして、記録に際して、その曲やタイトル
の途中から終わりまでのセクタ数を記録し、その後にも
記録すべきデータがある場合には、次の空きゾーンにジ
ャンプするようにする。また、カレントポジションが、
曲のデータやあるタイトルのデータの先頭にある場合に
は、上記ステップS19において、その曲やタイトルの
先頭から終わりまでに対応するゾーンの「記録/再生フ
ラグ」を0にする。そして、記録に際して、その曲やタ
イトルの先頭から終わりまでのセクタ数を記録し、その
後にも記録すべきデータがある場合には、次の空きゾー
ンにジャンプするようにする。
【0079】この場合にも、カレントポジションがある
ゾーンの途中に位置する場合で、そのゾーンの「記録/
再生フラグ」が1の場合には、0にはせず、ステップS
21の処理においては、例外的に該カレントポジション
以降に記録を行う。また、ある曲やタイトルの終わりの
ポジションがあるゾーンの途中になる場合にも、そのゾ
ーンの「記録/再生フラグ」が1の場合には、0にはせ
ず、ステップS21の処理においては、例外的に該ポジ
ションまでは記録を行うようにする。
【0080】以上のようにして、カレントポジションが
曲のデータの途中やあるタイトルのデータの途中にある
場合は、その曲やタイトルにおける該カレントポジショ
ン以降のセクタを上書きし、また、カレントポジション
が曲やあるタイトルの先頭にある場合は、その曲やタイ
トルのデータに対応する全てのセクタを上書きする。
【0081】なお、図14、図15の処理においては、
PDLへの記録(S86)とSDLの削除(S87)を
行うが、図8のステップS19のゾーン削除処理は記録
処理の直前に行われるものであるので、PDLへの記録
とSDLの削除の処理は、このサブルーチン内で行うの
ではなく、一連の記録処理が完了した後に行う方が望ま
しい。つまり、それらの処理は、ステップS30におい
て同時に行う。
【0082】なお、図5のフローチャートの代わりに図
6のフローチャートに従い処理を行うようにしてもよ
い。この場合には、ステップS12でゾーン別ディフェ
クトリストの作成をしたら、ゾーン削除処理を行う(S
13’)点が異なる。このゾーン削除処理は、図8のS
19の場合と同様に、図14、図15に示すフローチャ
ートに従い行う。つまり、この場合には、所定のゾーン
についてしきい値の判定を行い、しきい値を越えている
ゾーンがある場合には、強制的にアクセス対象から除外
する処理を行うのである。なお、この場合のゾーン削除
処理は、記録処理の直前の処理ではないので、ステップ
S86、S87(図14、図15)の処理は、図14、
図15に示すようにこのサブルーチン内で行えばよい。
【0083】次に、上記のようにして記録されたディス
ク5の再生時の動作について、図9を利用して説明す
る。なお、ディスク5には、メディアメーカーが出荷時
に欠陥情報の登録を行い、その結果として欠陥セクタの
アドレス情報が欠陥情報としてレベル0の個別PDLに
格納され、また、ユーザーが該ディスク5をパーソナル
コンピュータによって物理フォーマットを行った際に検
出されたアドレス情報が欠陥情報としてレベル1の個別
PDLに格納されているものとする。なお、この段階で
は、映像音声情報の記録を行ったのみであるので、レベ
ル2の個別PDLは作成されていない。
【0084】上記のようにして映像音声情報が記録され
たディスク5を上記記録再生装置Aが起動している状態
でセットして、再生操作を行ったものとする。ディスク
5に対する再生時には、図9に示すフローチャートが適
用されるので、この図9のフローチャートに従い説明を
行う。なお、この場合には、記録再生装置Aにより映像
音声情報が記録され、その記録された映像音声情報を再
生するものとする。
【0085】この場合にも図5、図6に示すステップS
10〜S17に示す処理が行われる。ステップS10〜
S17までの各処理は上記と同様である。つまり、ステ
ップS11においては、PDLやSDLに格納されたア
ドレス情報が読み出される。つまり、欠陥セクタの位置
情報が上記セクタ用フラグ情報やゾーン用フラグ情報と
ともに読み出される。また、ステップS12において
は、いくつかのゾーンについては、既に記録がされてい
るので、ゾーン別ディフェクトリスト(図16参照)に
おいては、記録済みのゾーンについて「記録/再生フラ
グ」が1になる。また、ステップS12のゾーン別ディ
フェクトリストの作成において、ゾーン用フラグ情報が
1となっているアドレスが属するゾーンについては、
「使用可/不可フラグ」を1にする。
【0086】また、ステップS13、S13’のステッ
プS70及びS80においては、PDLに属するアドレ
ス情報で、第2ビットのゾーン用フラグ情報が1となっ
ているアドレス情報が属するゾーンについては、しきい
値を越えているか否かの判定を行う必要がない。よっ
て、既に判定済みのそれらのゾーンはステップS71、
S71’の表示に際して考慮されない。また、記録済み
のゾーンについては空きエリアではないため、しきい値
を越えているか否かの判定は行われないことになる。
【0087】例えば、前回の記録処理において、アドレ
スcとeのゾーンに属するアドレス情報のゾーン用フラ
グ情報を1として記録した場合に、これを読み出した
ら、このアドレスcとeのゾーンについては、「使用可
/不可フラグ」を1とし、ステップS70、S80にお
いて、未記録ゾーンであっても、しきい値を越えている
か否かの判定はしない。
【0088】また、前回の記録処理においてアドレス
a、b、gについて記録が行われた場合には、それらの
ゾーンの「記録/再生フラグ」は1となり、ステップS
70、S80においては、これらのゾーンは記録済みで
あるためしきい値を越えているか否かの判定はしない。
【0089】なお、ステップS14において、所定のフ
ァイルの消去操作が行った場合には、そのファイルに対
応するゾーンの「記録/再生フラグ」が1から0とな
り、その後、表示関連処理が行われる(S13)。例え
ば、図16の場合に、あるファイルを消去することによ
り、アドレスa、bのゾーン内のデータが消去されるこ
ととなる場合には、アドレスa、bのフラグが0にな
る。そして、未記録ゾーンが増えることになるので、ス
テップS13で再度表示関連処理を行う。
【0090】まず、記録された映像音声情報の再生に際
しては、各ゾーンにおける各セクタについて所定の順番
で読出しを行うが、まず、再生開始ゾーンへ読出し位置
の送りを行う(S40)。つまり、ヘッド17を所定位
置に移動させる。この再生開始位置については、上記カ
レントポジションからの再生としてもよいし、所定のA
Vファイルの再生を指定した場合には、そのAVファイ
ルの最初のアドレスとしてもよい。
【0091】そして、再生開始ゾーン、すなわち、再生
対象ゾーンが使用不能ゾーンであるか否かが判定される
(S41)。つまり、再生対象ゾーンに上記ディフェク
トリストに保持されている欠陥セクタのいずれかが含ま
れ、上記ゾーン用フラグ情報が1になっているか否かが
判定される。「使用可/不可フラグ」が1になっている
か否かで判定してもよい。また、これと同時に、このス
テップS41においては、再生対象ゾーンが記録済みゾ
ーンであるか否かも判定される。そして、使用不能ゾー
ンではなく、かつ、記録済みゾーンである場合には、ス
テップS43に移行する。一方、使用不能ゾーンと判定
された、あるいは、記録済みゾーンではないと判定され
た場合には、再生対象ゾーンを次のゾーンに移行させ
(S42)、再度ステップS41を行う。これらの処理
はアクセス対象除外手段としてのコントローラ30等に
より行われる。このようにしてアクセス対象除外処理が
行われる。
【0092】そして、ステップS43においては、ある
対象セクタに記録された映像音声情報に対してECC・
EDC処理を行って、訂正ができたか否かを判定する
(S43)。このECCとEDCに際しては、予め再生
信号増幅回路18、ローパス回路20、復号器22によ
る処理を行っておく。
【0093】そして、訂正ができた場合には、PDL又
はSDLに対象セクタのアドレスが登録されているかど
うかを判定する(S44)。ここでは、いずれかのレベ
ルの個別PDLに登録されているかどうかを判定する。
なお、この時点では、レベル2の個別PDLは存在しな
いので、レベル0とレベル1の個別PDLに対象セクタ
のアドレスが存在するかどうかが判定されることにな
る。この判定は、コントローラ30が記憶部28のディ
フェクトリストに格納されている情報に従い行う。そし
て、登録されている場合には、セクタ用フラグ情報が1
か0かを判定する(S45)。この判定もコントローラ
30がディフェクトリストに格納されている情報に従い
行う。ここで、該セクタ用フラグ情報が1の場合とは、
再生時に欠陥セクタが発見された場合に、そのセクタの
アドレスを該セクタ用フラグ情報を1としてディフェク
トリストに格納するので(S53)、そのような場合が
挙げられる。また、セクタ用フラグ情報が0の場合と
は、上記記録時の動作を示す図7、図8のフローチャー
トに示すように、ステップS25においてセクタ用フラ
グ情報を0にする処理があることから、そのようにして
フラグ情報が0になった場合が挙げられる。
【0094】そして、セクタ用フラグ情報が1の場合に
は、上記ディフェクトリストから該セクタについてアド
レス情報とフラグ情報とを削除する(S46)。つま
り、該対象セクタについては、一旦欠陥セクタとしてデ
ィフェクトリストに書き込まれていたが、その後の誤り
訂正処理により欠陥でないことが検出されたことになる
ので、該対象セクタの32ビットからなるアドレス情報
をディフェクトリストから削除するのである。そして、
該対象セクタについて再生を行う(S47)。なお、再
生に際しては、再生された映像音声情報は、ECC・E
DC処理回路24によるECC・EDC処理が行われる
と、記憶部29に一旦記憶された後にAVデコーダ4
4、ミキシング回路48を経てモニタBにおいて出力さ
れる。このステップS35からはステップS43に移行
する。
【0095】一方、ステップS45においてセクタ用フ
ラグ情報が0の場合には、読み飛ばしを行う(S4
8)。つまり、ある対象セクタについてセクタ用フラグ
情報が0になっているということは、そのセクタについ
て欠陥セクタであることの認識が完了しているので、読
み飛ばしを行うのである。実際には、その対象セクタに
ついては、再生信号増幅回路18からの一連の再生処理
を省略する。上記ステップS48からはステップS55
に移行する。
【0096】また、上記ステップS44において、対象
セクタのアドレスが登録されていない場合には、当該セ
クタは欠陥セクタではないので、そのまま再生を行う
(S47)。このステップS47からはステップS55
に移行する。
【0097】一方、ステップS43において、ECC・
EDC処理により訂正ができなかった場合には、まず、
PDLやSDLに対象セクタのアドレスが登録されてい
るかどうかを判定する(S49)。PDLについては、
ここでは、いずれかのレベルの個別PDLに登録されて
いるかどうかを判定する。なお、この時点では、レベル
2の個別PDLは存在しないので、レベル0とレベル1
の個別PDLに対象セクタのアドレスが存在するかどう
かが判定されることになる。つまり、コントローラ30
が記憶部28のディフェクトリストに格納されている情
報に従い判定を行う。そして、登録されている場合に
は、セクタ用フラグ情報が1か0かを判定する(S5
0)。この判定もコントローラ30がディフェクトリス
トに格納されている情報に従い行う。セクタ用フラグ情
報が1の場合には、通常の再生を行う(S51)。つま
り、該セクタは欠陥セクタであるが、まだ、スリッピン
グリプレースメントが完了していないためこの時点では
再生を行う。このようにセクタ用フラグ情報が変更され
ていないセクタについては、そのまま再生を行う。一
方、セクタ用フラグ情報が0の場合には、読み飛ばしを
行う(S52)。つまり、ある対象セクタについてセク
タ用フラグ情報が0になっているということは、そのセ
クタについて欠陥セクタであることの認識が完了してい
るので、読み飛ばしを行うのである。上記ステップS5
1、S52からはステップS55に移行する。
【0098】また、上記ステップS49において、対象
セクタのアドレスが登録されていない場合には、該対象
アドレスについてのアドレス情報を記憶部28のディフ
ェクトリストに登録する。その際、セクタ用フラグ情報
は1とする(S53)。この対象セクタのアドレスが、
欠陥位置の情報に相当する。そして、対象セクタについ
て再生処理を行う(S54)。再生処理の方法は、S4
7と同様である。上記ステップS54からはステップS
55に移行する。
【0099】次に、ステップS55では、そのゾーン内
のセクタの再生を終了したか否かが判定される。そし
て、再生を終了したらステップS57に移行する。一
方、まだ再生が終了していない場合には、次のセクタに
読出し位置を移行させて(S56)、ステップS41に
戻る。
【0100】そして、ステップS57では、指定された
全てのセクタの再生が完了したか否かが判定され、再生
が完了した場合には、ディスクに欠陥位置データを格納
する(S59)。すなわち、上記記憶部28のディフェ
クトリストに格納されている欠陥位置データがディスク
5のPDLにおけるレベル2の個別PDLに書き込まれ
る。具体的には、レベル2の個別PDLに格納されてい
たアドレス情報に、ステップS53で新たに検出された
アドレス情報が付加され、さらに、ステップS46でア
ドレス情報が削除された形でレベル2の個別PDLに上
書きされる。当然、該アドレス情報はフラグ情報ととも
に書き込まれる。このステップS59の操作は、再生の
停止ボタンを操作した場合等に行われる。
【0101】ただし、今回の場合は、再生前にはまだレ
ベル2の個別PDLは作成されていないので、ステップ
S46のアドレス情報とフラグ情報の削除は行われず、
今回の再生処理で欠陥が検出されたら、ステップS59
で初めてレベル2の個別PDLの領域がディスク5のP
DL内に作成されることになる。このレベル2の個別P
DLは、IDを付けて識別可能となるようにする。な
お、レベル2の個別PDLの領域を形成しなくても、当
該アドレスがレベル2であることが分かるように個別に
識別IDを付加してもよい。このPDLに書き込む処理
が、上記テーブル記録ステップに相当し、上記PDLが
上記テーブル領域に相当することになる。つまり、連続
再生モードの終了に応答して書込みを行うのである。ま
た、再生が完了していない場合には、次のゾーンへ読出
し位置を移行させる(S58)。なお、ゾーン用フラグ
情報については、ディフェクトリスト(図3)に格納さ
れているものをディスク5に記録する。
【0102】欠陥検出の具体的な方法について説明する
と、例えば、図20に示すように、あるゾーンについ
て、1番目のセクタと4番目のセクタ(最初は0番目と
する)について欠陥が検出された場合には、ディフェク
トリストには、該1番目のセクタと4番目のセクタのア
ドレス情報をセクタ用フラグ情報を1にして格納する
(S53)。
【0103】なお、記録を行ったディスク5に対して、
ディスク5をセットし直すことなくそのまま再生する場
合には、ステップS14以下の処理が行われることにな
る。この場合には、記憶部28に設けられたディフェク
トリスト(図3)内のゾーン用フラグ情報又は「使用可
/不可フラグ」に従い所定のゾーンについてアクセス対
象から除外されることになる。また、直前に再生を行っ
たディスク5をさらに再生する場合にも、図9のフロー
チャートに従い再生を行う。
【0104】なお、上記の説明では、ディスクへの欠陥
位置データの書込みを全てのセクタの再生が完了した後
に行う(S59)ものとして説明したが、ゾーンごとの
再生が終了した際に行ってもよい。つまり、ステップS
59の処理をステップS55とステップS57の間に来
るようにしてもよい。つまり、媒体としてのディスクに
おける所定の範囲の再生終了に応答して書込みを行うの
である。
【0105】次に上記のようにして再生処理が行われた
ディスク5に対して再度記録を行う場合について説明す
る。この場合にも、図7又は図8に示すフローチャート
が適用される。ここで、ディスク5を記録再生装置Aか
ら一旦取り出してセットし直す場合には、上記のように
ステップS10〜S17に示す処理が行われる。この場
合にも、ステップS11においては、レベル0〜レベル
2の全ての個別PDLの情報が読み出されるが、再生処
理が行われた後であるので、再生時に検出された欠陥情
報も読み出される情報に含まれることになる。
【0106】読み出された情報は、上記と同様に記憶部
28のディフェクトリスト(図3)及びゾーン別ディフ
ェクトリスト(図16)に格納される。この場合に、読
み出された欠陥情報には、レベル2の個別PDLの欠陥
情報も含まれるが、この段階では、セクタ用フラグ情報
は1となっている。例えば、直前の再生時において、図
20に示すように、あるゾーンについて、1番目のセク
タと4番目のセクタ(最初は0番目とする)について欠
陥が検出された場合には、ディフェクトリストには、該
1番目のセクタと4番目のセクタのアドレス情報も含ま
れている。なお、当該アドレスの第1ビットのセクタ用
フラグ情報は1である(図9 S53参照)。
【0107】なお、ステップS13、S13’のステッ
プS70及びS80においては、ゾーン用フラグ情報が
1とされているアドレス情報が属するゾーンについて
は、しきい値を越えているか否かの判定を行う必要がな
い。つまり、上記ステップS70、S80においては、
すでにゾーン用フラグ情報が1となっているアドレス情
報のゾーンについては判定を省略する。よって、ステッ
プS71、S71’の表示に際してもそれらのゾーンは
考慮されないことになる。また、記録済みのゾーンにつ
いては空きエリアではないため、しきい値を越えている
か否かの判定は行われないことになる。
【0108】例えば、アドレスcとeのゾーンに属する
セクタのアドレス情報においてゾーン用フラグ情報が1
とされ、また、アドレスa、b及びアドレスgについて
前回の記録処理により記録が行われた場合には、ステッ
プS12において作成されたゾーン別ディフェクトリス
トにおいては、「使用可/不可フラグ」については、ア
ドレスcとeが1となり、「記録/再生フラグ」につい
ては、アドレスa、b及びアドレスgについて1とな
る。また、ディフェクト数については、前回の再生にお
いてアドレスfのゾーンについて欠陥セクタが検出さ
れ、ディフェクト数が6になっているものとする。
【0109】すると、ステップS13のS70、ステッ
プS13’のS80において、未記録ゾーンでしきい値
を越えているゾーンfが新たに検出されることになる。
よって、このアドレスfのゾーンについても、「使用可
/不可フラグ」を1とし(S76(図10〜図1
3))、削除対象ゾーンに存在する全てのディフェクト
情報にフラグを立てる処理を行った上で(S77(図1
0〜図13))、PDLにゾーン用フラグ情報を記録す
ることになる(S85(図14、図15))。
【0110】そして、上記の場合と同様にステップS2
0(図8の場合はステップS18)以下の処理を行う
が、単に記録処理を行う場合には、使用可であり、か
つ、未記録ゾーンであるアドレスd、fのゾーンに記録
を行う。
【0111】また、図8に示すフローチャートの場合
に、上書きを許可する操作をした場合には、許可を行っ
たゾーンについて「記録/再生フラグ」を0にした上で
しきい値を判断して、しきい値を越えないゾーンについ
て上書きがなされる(S18、S19等)。例えば、ア
ドレスa、b、cのゾーンについて上書きを許可した場
合には、「記録/再生フラグ」を0にし、これらのゾー
ンについてもしきい値を越えているか否かが判定される
(S80 図14、図15参照)。この場合、アドレス
cのゾーンについては、そのゾーンに属する欠陥セクタ
のゾーン用フラグ情報が1になっており判定済みである
ので、上記判定は必要ない。そして、しきい値を越えて
いないアドレスa、bのゾーンについては上書き可能と
なる。上記の場合に、仮に、前回の再生時の欠陥検出に
よりアドレスaのゾーンについてディフェクト数が6と
なり、しきい値を越えた場合には、メモリに当該ゾーン
のアドレスが登録された上で(S84)、ディフェクト
リスト(図3)にあるアドレス情報における第2ビット
を1にする。そして、ディスク5のPDLのゾーン用フ
ラグ情報を書き換える(S86)。さらに、このアドレ
スaのゾーンは使用不可となるので、アドレスaのゾー
ンを飛ばして(S21、S22(図7、図8))、アド
レスbのゾーンから記録を行うことになる。
【0112】なお、ステップS21、S41における判
定に際して、ステップS11において、読み出した欠陥
セクタのアドレス情報における第2ビット目のゾーン用
フラグ情報が1となっている場合には、該欠陥セクタが
属するゾーンの先頭アドレスの情報を記憶部28に保持
しておくようにし、この保持された先頭アドレスの情報
に従い使用不能ゾーンか否かを判定するようにしてもよ
い。
【0113】また、記録を行うゾーンにおける処理につ
いて説明すると、記録すべきゾーンが図20に示すよう
な構成である場合を例として説明すると、まず、0番目
のセクタを対象セクタとした場合には、該0番目のセク
タはディフェクトリストには存在しないので、該0番目
のセクタに記録を行う(図7及び図8のS27)。次
に、1番目のセクタの場合には、該セクタがディフェク
トリストに存在するので、ステップS23からステップ
S24に移行し、さらに、セクタ用フラグ情報が1であ
るので、該セクタ用フラグ情報を0にする(S25)。
つまり、フラグ情報を変更して、記憶部28に記憶させ
る。そして、この第1アドレスのセクタについては、代
替処理をする(S26)。つまり、映像音声情報の記録
を行わない。このような制御はコントローラ30により
行われるので、このコントローラ30は上記欠陥位置ス
キップ手段、第2フラグ情報変更手段として機能する。
ここで、セクタ用フラグ情報を0にするのは、スリッピ
ングリプレースメントを行うために、この1番目のセク
タは欠陥位置であることの認識を行っておくためであ
る。
【0114】次に、2番目、3番目のセクタについて
は、上記0番目のセクタと同様の処理を行う。この2番
目のセクタには、当然上記0番目のセクタに記録したデ
ータの次に記録すべき映像音声情報が記録されることに
なる。次に、4番目のセクタについては、上記1番目の
セクタと同様に、セクタ用フラグ情報を0にする処理を
行い、該4番目のセクタには記録を行わない。次に、5
番目以降のセクタについては、上記0番目のセクタと同
様に、記録していく。そして、n個のセクタの処理が終
了するまで同様の処理が行われる(S28、S29)。
つまり、この図20の例では、1番目と4番目のセクタ
に記録をしていないので、図20に示すゾーンにおける
n−1番目の映像音声情報は、物理アドレスとしてはn
+1番目のセクタに記録され、n番目の映像音声情報
は、物理アドレスとしてはn+2番目のセクタに記録さ
れる。つまり、このn−1番目の映像音声情報と、n番
目の映像音声情報は、スペアエリアに記録されることに
なる。これによりそのゾーンにおいて、n個分のデータ
の存在が保証されて、スリッピングリプレースメントが
行われることになる。
【0115】あるゾーンの処理が終了したら、レベル2
の個別PDLの情報を書き換える(S31)。つまり、
レベル2の個別PDLに格納されていた情報で今回更新
された情報を上書きする処理を行う。実質的には、レベ
ル2の個別PDLにおけるセクタ用フラグ情報のみが変
更されることになる。そして、指定された全ての映像音
声情報の記録が完了するまで上記S20(図8の場合に
はS18)〜S29までの処理を繰り返す。
【0116】次に、上記のような再度記録が行われたデ
ィスク5を再び再生する場合について説明すると、その
場合にも、図9のフローチャートに従って処理が行われ
ることになる。
【0117】なお、セクタ用フラグ情報を1としてディ
フェクトリストに存在するセクタで、上記の再度記録に
際して、対象セクタとなったセクタについては、フラグ
情報は0にされているので、今回の再生に際しては、読
み飛ばしが行われることになる(図9、S48、S52
参照)。一方、記録時にセクタ用フラグ情報を1として
ディフェクトリストに存在するセクタで、対象セクタと
なっていないセクタ(つまり、記録時にそのセクタは記
録の対象となっていない)については、依然としてフラ
グ情報は1のままであるので、今回の再生においても、
再生が行われることになる(図9、S47、S51参
照)。
【0118】以上のように本実施例の記録再生装置Aに
よれば、AV機器に使用する記録媒体に記録されるデー
タのように、実時間性を要求されるデジタルAVデータ
に対するディフェクトマネージメントを行うことができ
る。特に、記録再生が可能な記録媒体において、該記録
媒体に対して記録や再生を行う際に、何らかの要因であ
るセクタに欠陥が生じた場合に、データの正確さを保証
できることができる。また、特に、コストの点等の理由
により記録媒体の記録再生品質が出荷時には保証されな
い場合でも、ユーザー側でディフェクトマネージメント
を行うことができる。
【0119】また、特に、本実施例においては、各ゾー
ンごとに欠陥セクタの数をカウントして欠陥セクタの割
合が多いゾーンについてはアクセス対象から除外するの
で、欠陥セクタが一箇所に集中した場合でも、代替セク
タの確保が困難となったり、記録再生時のアクセスが困
難となる等の問題が生じることがない。特に、ディスク
5に当該ゾーンをアクセス対象から除外することを示す
ためのゾーン用フラグ情報を欠陥セクタのアドレス情報
(32ビット)に設けておくので、これによりアクセス
対象から除外するゾーンを管理することができる。
【0120】また、特に、本実施例においては、リアル
タイム再生により検出された欠陥情報をメーカー出荷時
に登録された欠陥情報(レベル0の個別PDLに格納さ
れた欠陥情報)、PCによるフォーマット時に検出され
た欠陥情報(レベル1の個別PDLに格納された欠陥情
報)とは区別して、専用の個別PDLに格納するので、
レベルごとに使い分けが可能となる。例えば、ある再生
においては、レベル2の個別PDLを無視する等の方法
が考えられる。また、メーカー側が登録したPDL内の
欠陥情報とユーザー側で検出した欠陥情報とが混在する
ことがないため、メーカー側が登録したPDLの価値を
低下させることがなく、また、PCによりフォーマット
の際に得た欠陥情報もレベル1の個別PDLとして別に
管理するので、メーカー側が登録したPDLを消してし
まうことがない。
【0121】なお、上記の説明では、ゾーン用フラグ情
報のPDLへの記録を各表示関連処理やゾーン削除処理
において行うが(S78、S86)、これをPDLへの
記録時(S30、S59)に併せて行うようにしてもよ
い。
【0122】また、上記の説明では、ゾーン別ディフェ
クトリストに「使用可/不可フラグ」を設けて管理する
ものとしたが、しきい値を越えたゾーンについての情
報、例えば、そのゾーンの先頭アドレスの情報を記憶部
28に別途記憶するようにしてもよい。この場合には、
この先頭アドレスの情報に従い、ゾーン用フラグ情報を
変更する(S77)。
【0123】また、上記の説明においては、ステップS
22、S29、S32においては、次の場所に位置する
ゾーンに移行するものとして説明したが、これを記録可
ゾーンの中で次に位置するゾーンに移行するものとすれ
ば、ステップS21において、記録可ゾーンであるか否
かの判定を行う必要がない。
【0124】また、同様に、上記の説明においては、ス
テップS42、S56、S58においては、次の場所に
位置するゾーンに移行するものとして説明したが、これ
を記録済ゾーンの中で次に位置するゾーンに移行するも
のとすれば、ステップS41において、記録済みゾーン
であるか否かの判定を行う必要がない。
【0125】また、上記構成においては、ディスクに格
納されたPDL内の欠陥位置データを読み出して保持す
る記憶部と、再生時にセクタの欠陥が検出された場合に
欠陥位置データを登録する記憶部とを同一の記憶部28
で構成したが、別個の記憶部で構成して記録終了時や再
生終了時に両記憶部に記憶されている欠陥位置データを
足し合わせてディスクに書き込むようにしてもよい。
【0126】また、上記の説明においては、図9のS5
3において、セクタ用フラグ情報を1とし、図7、図8
のS25でそのフラグ情報を0とするものとして説明し
たが、これには限られず、図9のS53では欠陥セクタ
のアドレス情報のみを格納し、その後、図7、図8のス
テップS25において、フラグ情報を記憶部28に記憶
させるようにしてもよい。つまり、フラグ情報がある場
合が上記のフラグ情報が0の場合に相当し、フラグ情報
がない場合が上記のフラグ情報が1の場合に相当する。
また、上記の図9のS53において、フラグ情報を0と
し、図7、図8のS25でそのフラグ情報を1とするも
のとしてもよい。
【0127】なお、上記の説明においては、スリッピン
グリプレースメントによりディフェクトマネージメント
を行うものとして説明したが、これには限られず、リニ
アリプレースメントにより処理を行うようにしてもよ
い。なお、その場合には、ある欠陥セクタ位置に本来記
録する画像データ又は音声データをスペアエリアのセク
タに記録するのであるから、該画像データ又は音声デー
タを記憶しておくバッファが別途必要になる。
【0128】また、上記の説明では、記録媒体、媒体と
してディスクを例にとって説明したが、これには限られ
ず、記録再生を繰り返し行うことができる媒体であれば
よい。また、上記の説明では、記録再生すべき情報とし
て映像音声情報として説明したが、これには限られず、
例えば、映像情報又は音声情報であってもよい。
【0129】
【発明の効果】本発明に基づく情報処理装置によれば、
各ゾーンについて欠陥情報のカウントを行い、所定のし
きい値を越えている場合には、該ゾーンに属する欠陥位
置の位置情報に付与されたフラグ情報で、該ゾーンをア
クセス対象から除外するか否かを判定するためのフラグ
情報を変更するので、このフラグ情報により特定される
ゾーンについてアクセス対象から除外する処理を行え
ば、欠陥位置が一箇所に集中した場合でも、代替位置の
確保が困難となったり、記録再生時のアクセスが困難と
なる等の問題が生じることがない。
【0130】また、実時間性を要求されるデータに対し
てディフェクトマネージメントを行うことができ、使用
経過に伴う欠陥の発生にも対処することができる。特
に、記録媒体の記録再生品質が出荷時には保証されない
場合でも、ユーザー側でディフェクトマネージメントを
行うことができる。また、特に、上記情報処理装置によ
れば、連続再生時に検出された欠陥情報はそれ専用の領
域に格納し、他の状況で検出された欠陥情報、例えば、
メーカー出荷時に登録された欠陥情報やPCによるフォ
ーマット時に検出された欠陥情報とは区別して格納する
ので、レベルごとに使い分けが可能となる。また、メー
カー側が登録した欠陥情報とユーザー側で検出した欠陥
情報とが混在することがないため、メーカー側が登録し
た欠陥情報の価値を低下させることがない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例に基づく記録再生装置の構成を
示すブロック図である。
【図2】本発明の実施例に基づく記録再生装置の構成を
示す斜視図である。
【図3】ディフェクトリストの概要を示す説明図であ
る。
【図4】DMAの構成を示す説明図である。
【図5】記録又は再生処理に移行するまでの動作を示す
フローチャートである。
【図6】記録又は再生処理に移行するまでの他の動作を
示すフローチャートである。
【図7】記録時の動作を示すフローチャートである。
【図8】記録時の他の動作を示すフローチャートであ
る。
【図9】再生時の動作を示すフローチャートである。
【図10】サブルーチンとしての表示関連処理の態様を
示すフローチャートである。
【図11】サブルーチンとしての表示関連処理の他の態
様を示すフローチャートである。
【図12】サブルーチンとしての表示関連処理の他の態
様を示すフローチャートである。
【図13】サブルーチンとしての表示関連処理の他の態
様を示すフローチャートである。
【図14】サブルーチンとしてのゾーン削除処理の態様
を示すフローチャートである。
【図15】サブルーチンとしてのゾーン削除処理の他の
態様を示すフローチャートである。
【図16】ゾーン別ディフェクトリストの構成を示す説
明図である。
【図17】ディスクに記録されるデータの構造を示す説
明図である。
【図18】ゾーンを越えた代替処理を説明する説明図で
ある。
【図19】ディスクにおける記録再生領域の構成を示す
説明図である。
【図20】スリッピングリプレースメントを説明する説
明図である。
【図21】リニアリプレースメントを説明する説明図で
ある。
【符号の説明】
A 記録再生装置 B モニタ 10 入力回路 12 磁気ヘッド駆動回路 14 磁気ヘッド 16 光学ヘッド 18 再生信号増幅回路 20 ローパス回路 22 復号器 24 ECC・EDC処理回路 28、29 記憶部 30 コントローラ 32 サーボ回路 40 表示コントローラ 42 ディスプレイ 44 AVデコーダ 46 OSD生成回路 48 ミキシング回路
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI G11B 20/10 G11B 20/10 C 20/12 20/12

Claims (17)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 書き換え可能な媒体であって、記録可能
    領域が複数のゾーンに分割された媒体を動的に走査して
    情報の記録及び/又は再生を行う情報処理装置であっ
    て、 上記媒体に記録された欠陥位置の情報を読み出す読出し
    手段と、 各ゾーンについて該ゾーンに含まれる欠陥位置の数と予
    め設定されたしきい値とを比較する比較処理を行なう比
    較手段と、 該比較手段により比較した結果、あるゾーンについて欠
    陥位置の数が該しきい値を越えている場合に、所定の条
    件のもとに、該ゾーンに属する欠陥位置の位置情報に付
    与されたフラグ情報であって、該欠陥位置が属するゾー
    ンをアクセス対象から除外するか否かを判定するための
    フラグ情報を変更するフラグ情報変更手段と、を有する
    ことを特徴とする情報処理装置。
  2. 【請求項2】 上記情報処理装置が、さらに、上記変更
    されたフラグ情報を該欠陥位置の位置情報とともに上記
    媒体に書き込む書込み手段を有することを特徴とする請
    求項1に記載の情報処理装置。
  3. 【請求項3】 上記読出し手段が、上記媒体に格納され
    た欠陥位置の位置情報を該位置情報に付与された上記フ
    ラグ情報とともに読み出すことを特徴とする請求項1又
    は2に記載の情報処理装置。
  4. 【請求項4】 上記情報処理装置が、さらに、上記フラ
    グ情報が変更された欠陥位置の情報が属するゾーンにつ
    いて、所定の条件のもとに、記録及び/又は再生時のア
    クセス対象から除外するアクセス対象除外手段を有する
    ことを特徴とする請求項1又は2又は3に記載の情報処
    理装置。
  5. 【請求項5】 上記フラグ情報を変更する場合には、ユ
    ーザーがフラグ情報の変更を承諾する旨の操作があるこ
    とを条件とすることを特徴とする請求項1又は2又は3
    又は4に記載の情報処理装置。
  6. 【請求項6】 上記承諾する旨の操作の前に、所定の表
    示を行うことを特徴とする請求項5に記載の情報処理装
    置。
  7. 【請求項7】 上記表示が、所定のゾーンをアクセス対
    象から除外することにより変動する時間の情報であるこ
    とを特徴とする請求項6に記載の情報処理装置。
  8. 【請求項8】 上記表示が、所定のゾーンをアクセス対
    象から除外することにより変動する記録容量の情報であ
    ることを特徴とする請求項6に記載の情報処理装置。
  9. 【請求項9】 上記比較手段の比較処理に際して、情報
    が記録されていないゾーンである未記録ゾーンのみを比
    較処理の対象とすることを特徴とする請求項1又は2又
    は3又は4又は5又は6又は7又は8に記載の情報処理
    装置。
  10. 【請求項10】 上記比較手段の比較処理に際して、情
    報が記録されていないゾーンである未記録ゾーンと、す
    でに記録がされている記録済みゾーンの中でユーザーが
    上書き記録を認める操作を行ったゾーンとを比較処理の
    対象とすることを特徴とする請求項1又は2又は3又は
    4又は5又は6又は7又は8に記載の情報処理装置。
  11. 【請求項11】 上記ゾーンが、主記録エリアと、該主
    記録エリアに欠陥があった場合に該欠陥を補償するため
    のスペアエリアとを有することを特徴とする請求項1又
    は2又は3又は4又は5又は6又は7又は8又は9又は
    10に記載の情報処理装置。
  12. 【請求項12】 上記アクセス対象除外手段が、アクセ
    ス対象除外処理を行うゾーンにおける上記主記録エリア
    と上記スペアエリアの両方についてアクセス対象から除
    外することを特徴とする請求項4又は5又は6又は7又
    は8又は9又は10又は11に記載の情報処理装置。
  13. 【請求項13】 上記アクセス対象除外手段が、アクセ
    ス対象除外処理を行うゾーンにおける上記スペアエリア
    のみについてアクセス対象から除外することを特徴とす
    る請求項4又は5又は6又は7又は8又は9又は10又
    は11に記載の情報処理装置。
  14. 【請求項14】 あるゾーンについてアクセス対象除外
    処理を行う場合で、該アクセス対象除外処理対象のゾー
    ンに該ゾーン以外のゾーンの代替情報がある場合には、
    他のゾーンに該代替情報を移動することを特徴とする請
    求項4又は5又は6又は7又は8又は9又は10又は1
    1又は12又は13に記載の情報処理装置。
  15. 【請求項15】 代替情報の移動を行う場合に、代替位
    置を示すリンク情報を書き換えることを特徴とする請求
    項14に記載の情報処理装置。
  16. 【請求項16】 アクセス対象除外処理を行うゾーンに
    リニアリプレースメントについての欠陥位置が含まれる
    場合には、該欠陥位置と代替位置の情報を上記媒体から
    削除することを特徴とする4又は5又は6又は7又は8
    又は9又は10又は11又は12又は13又は14又は
    15に記載の情報処理装置。
  17. 【請求項17】 上記情報処理装置が、さらに、 連続再生モードにおいて、媒体上の欠陥位置を検出する
    欠陥位置検出手段と、 連続記録モードにおいて、媒体上の記録位置が欠陥位置
    に達するとこの欠陥位置をスキップする欠陥位置スキッ
    プ手段と、 上記欠陥位置スキップ手段によりスキップされた欠陥位
    置に対応する第2フラグ情報を変更する第2フラグ情報
    変更手段と、 上記連続再生モードにおいて上記欠陥位置検出手段によ
    り検出された欠陥位置についての位置情報を第2フラグ
    情報とともに順次記憶するとともに、上記連続記録モー
    ドにおいて、欠陥位置スキップ手段によりスキップされ
    た欠陥位置に対応するフラグ情報を変更して記憶するメ
    モリ手段と、 上記書込み手段が、連続再生モードの終了又は該媒体に
    おける所定の範囲の再生終了、又は、連続記録モードの
    終了又は該媒体における所定の範囲の記録終了に応答し
    て、上記メモリ手段に記憶された欠陥位置についての位
    置情報を上記第2フラグ情報とともに媒体上のテーブル
    領域に記録し、 上記読出し手段が、上記媒体から欠陥位置についての位
    置情報を上記第2フラグ情報とともに読み出すことを特
    徴とする請求項2又は3又は4又は5又は6又は7又は
    8又は9又は10又は11又は12又は13又は14又
    は15又は16に記載の情報処理装置。
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