JPH11232800A - 情報処理装置 - Google Patents

情報処理装置

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JPH11232800A
JPH11232800A JP4864198A JP4864198A JPH11232800A JP H11232800 A JPH11232800 A JP H11232800A JP 4864198 A JP4864198 A JP 4864198A JP 4864198 A JP4864198 A JP 4864198A JP H11232800 A JPH11232800 A JP H11232800A
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JP
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defect
recording
zone
medium
Prior art date
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Application number
JP4864198A
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English (en)
Inventor
Masato Fuma
正人 夫馬
Saneyuki Okamoto
実幸 岡本
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Sanyo Electric Co Ltd
Original Assignee
Sanyo Electric Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 実時間性が要求されるデータに対してディフ
ェクトマネージメントを行うことができ、使用経過に伴
う欠陥の発生にも対処することができる記録再生装置を
提供するとともに、ユーザが欠陥状態を容易に知ること
ができる記録再生装置を提供する。 【解決手段】 ディスク内の欠陥セクタのアドレスを格
納したPDLの情報を読み出した後で、欠陥状態につい
ての表示関連処理を行う(S12)。例えば、欠陥セク
タの数の割合を%で表示したり、あるしきい値との比較
を行って、しきい値を越えていた場合に、警告表示を行
う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、記録媒体に情報を
記録するとともに、該記録媒体から情報を再生する情報
記録再生装置と、記録媒体に情報を記録し、再生する方
法に関するものであり、また、記録媒体におけるディフ
ェクトマネージメントを行う装置と方法に関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】従来におけるAV用記録メディアにおい
て、アナログの記録メディアとしては、ビデオテープ等
が存在する。このビデオテープにおいて記録面が劣化し
た場合等には、表示される画像が不鮮明になることか
ら、ユーザーはそのような表示画像により記録面の劣化
の程度を判断することができた。一方、従来より光磁気
ディスク等の記録媒体を提供する際に、欠陥情報を訂正
してデータの信頼性を確保する必要性がある。そのため
にいわゆるディフェクトマネージメントが行われてい
る。このディフェクトマネージメントとは、欠陥がある
セクタを別の正常なセクタに置き換えるものである。
【0003】このディフェクトマネージメントの方法と
しては、大別すると以下の方法が挙げられる。1つは、
スリッピングリプレースメントと呼ばれるもので、記録
再生の単位としてのセクタに欠陥が検出された場合に、
記録再生を行う物理アドレスをスリップさせて、すなわ
ち、飛び越して次の欠陥の検出されないセクタに次の論
理アドレスを与えるものである。
【0004】すなわち、図20、図21に示すように、
あるデータの1つのゾーンには、ユーザーエリアとスペ
アエリアとが設けられ、物理アドレスとしての1番目の
セクタ(最初は0番目とする)と4番目のセクタに欠陥
がある場合には、それぞれ次のセクタに論理アドレスを
与える。すなわち、2番目のセクタに1番目の論理アド
レスを与え、さらに、5番目のセクタに3番目の論理ア
ドレスを与える。そして、スペアエリアの最初のセクタ
に(nー1)番目の論理アドレスを与え、さらに、次の
セクタにn番目の論理アドレスを与える。
【0005】他の1つは、リニアリプレースメントと呼
ばれるもので、セクタに欠陥が検出された場合に、論理
アドレスを与えるセクタを上記スリッピングリプレース
メントのようにシフトさせることなく、欠陥のあるセク
タの代替のセクタの論理アドレスはスペアエリアに与え
るようにする。すなわち、図22に示すように、物理ア
ドレスとしての1番目のセクタ(最初は0番目とする)
と4番目のセクタに欠陥がある場合には、それらの欠陥
のあるセクタの代替となるセクタの論理アドレスは、ス
ペアエリアに置くようにする。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかし、デジタル用の
記録メディアにおいては、ユーザーはメディアの欠陥状
態を容易に判断することができない。つまり、欠陥セク
タが増加しても、その状態を知ることができず、そのた
め、欠陥セクタが多い記録メディアであるにも拘わら
ず、ユーザーにとって重要なコンテンツを録画してしま
い、鮮明な画質で記録できない問題が生ずる。一方、鮮
明な画質で録画するために、常に新しいメディアを用意
するのは、媒体の繰り返し記録できる機能を生かすこと
にならず、また、経済的にも好ましくない。
【0007】また、AV(audio-vidual)機器に使用す
る記録媒体に記録されるデータのように、実時間性を要
求されるデジタルAVデータに対するディフェクトマネ
ージメントが要望されていた。また、記録再生が可能な
記録媒体において、該記録媒体に対して記録や再生を行
う際に、何らかの要因であるセクタに欠陥が生じる場合
がある。そのような場合にデータの正確さを保証できる
ことが望まれる。特に、コストの点等の理由により記録
媒体の記録再生品質が出荷時には保証されないことが考
えられ、その場合には、ユーザー側でディフェクトマネ
ージメントを行う必要がある。
【0008】そこで、本発明は、媒体の欠陥状態を容易
に知ることができる情報処理装置を提供するとともに、
実時間性を要求されるデータに対してディフェクトマネ
ージメントを行うことができ、使用経過に伴う欠陥の発
生にも対処することができる情報処理装置を提供するこ
とを目的とするものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は上記問題点を解
決するために創作されたものであって、第1には、書き
換え可能な媒体を動的に走査して情報の記録及び/又は
再生を行う情報処理装置であって、上記媒体の欠陥状態
を表示する欠陥表示手段を有することを特徴とする。こ
の第1の構成の情報処理装置においては、上記欠陥表示
手段が媒体の欠陥状態を表示するので、ユーザーは媒体
の欠陥状態を知ることができ、欠陥状態に応じて媒体を
交換する等の対策を取ることができる。
【0010】また、第2には、上記第1の構成におい
て、上記情報処理装置が、さらに、上記媒体に記録され
た欠陥位置の情報を読み出す読出し手段と、上記欠陥位
置の情報から欠陥量を計測する計測手段と、を有するこ
とを特徴とする。この第2の構成の情報処理装置におい
ては、上記読出し手段が、上記媒体に記録された欠陥位
置の情報を読み出す。そして、上記計測手段が、上記欠
陥位置の情報から欠陥量を計測する。この計測された欠
陥量に基づき種々の表示を行う。
【0011】また、第3には、書き換え可能な媒体を動
的に連続走査して情報の記録再生を行う情報処理装置で
あって、連続再生モードにおいて、媒体上の欠陥位置を
検出する欠陥位置検出手段と、連続記録モードにおい
て、媒体上の記録位置が欠陥位置に達するとこの欠陥位
置をスキップする欠陥位置スキップ手段と、上記欠陥位
置スキップ手段によりスキップされた欠陥位置に対応す
るフラグ情報を変更するフラグ情報変更手段と、上記連
続再生モードにおいて上記欠陥位置検出手段により検出
された欠陥位置についての位置情報を所定のフラグ情報
とともに順次記憶するとともに、上記連続記録モードに
おいて、欠陥位置スキップ手段によりスキップされた欠
陥位置に対応するフラグ情報を変更して記憶するメモリ
手段と、連続再生モードの終了又は該媒体における所定
の範囲の再生終了、又は、連続記録モードの終了又は該
媒体における所定の範囲の記録終了に応答して、上記メ
モリ手段に記憶された欠陥位置についての位置情報をフ
ラグ情報とともに媒体上のテーブル領域に記録するテー
ブル記録手段と、上記媒体のテーブル領域から位置情報
をフラグ情報とともに読み出すテーブル読出し手段と、
上記テーブル読出し手段により読み出された位置情報の
うちフラグ情報が変更された位置情報をカウントする計
測手段と、該計測手段の計測結果に応じて所定の表示を
行う欠陥表示手段とを有することを特徴とする。この第
3の構成の情報処理装置においては、まず、上記欠陥位
置検出手段が、連続再生モードにおいて媒体上の欠陥位
置を検出する。すると、検出された欠陥位置についての
位置情報は上記メモリ手段に記憶され、連続再生モード
の終了又は該媒体における所定の範囲の再生終了に応答
して、テーブル記録手段により、該メモリ手段に記憶さ
れた欠陥位置についての位置情報をフラグ情報とともに
媒体上のテーブル領域に記録する。次に、読出し手段に
より、媒体のテーブル領域から欠陥位置についての位置
情報をフラグ情報とともに読み出す。そして、連続記録
モードにおいては、媒体上の記録位置が欠陥位置に達す
ると、欠陥位置隙手段が、この欠陥位置をスキップす
る。それと同時に、該スキップされた欠陥位置に対応す
るフラグ情報が変更されてメモリ手段に記憶される。そ
して、連続記録モードの終了又は該媒体における所定の
範囲の記録終了に応答して、メモリ手段に記憶された欠
陥位置についての位置情報が変更されたフラグ情報とと
もに媒体上のテーブル領域に記録される。そして、次
に、記録又は再生を行う場合には、再度上記読出し手段
により、媒体上のテーブル領域に記録された位置情報が
フラグ情報とともに読み出されるが、上記計測手段は上
記テーブル読出し手段により読み出された位置情報のう
ちフラグ情報が変更された位置情報をカウントする。そ
して、上記欠陥表示手段は、該計測手段の計測結果に基
づき所定の表示を行う。よって、ユーザーは、この欠陥
表示手段の表示により媒体の欠陥状態を知ることがで
き、欠陥状態に応じて媒体を交換する等の対策を取るこ
とができる。また、再生しながら欠陥位置を検出して、
その欠陥位置の位置情報をメモリに記憶し、再生が終了
したら欠陥位置についての位置情報を媒体上に記録する
ので、この位置情報を記録時に利用して、ディフェクト
マネージメントを行うことができる。
【0012】また、第4には、上記第3の構成におい
て、上記情報処理装置が、さらに、連続再生モードにお
いて、フラグ情報が変更された位置情報については再生
をスキップし、フラグ情報が変更されていない位置情報
については再生を実行することを特徴とする。つまり、
フラグ情報が変更された欠陥位置については欠陥位置と
しての認識が完了しているので、再生をスキップし、一
方、フラグ情報が変更されていない欠陥位置については
欠陥位置としての認識が完了していないので、そのまま
再生を実行するのである。また、第5には、上記第3又
は第4の構成において、上記情報処理装置が、連続再生
モードにおいて、フラグ情報が変更された位置情報につ
いて、当該位置情報についてのセクタに欠陥が検出され
ない場合には、メモリ手段上の欠陥位置についての位置
情報を消去することを特徴とする。すなわち、当初欠陥
位置として記録されていたものであっても、欠陥が検出
されない場合には、欠陥位置を記録しておく必要がない
ので、位置情報の消去を行う。これにより、媒体におけ
る領域を有効に利用することができる。
【0013】また、第6には、書き換え可能な媒体を動
的に連続走査して情報の記録再生を行う情報処理装置で
あって、連続再生モードにおいて、媒体上の欠陥位置を
検出する欠陥位置検出手段と、連続記録モードにおい
て、媒体上の記録位置が欠陥位置に達するとこの欠陥位
置をスキップする欠陥位置スキップ手段と、上記連続再
生モードにおいて上記欠陥位置検出手段により検出され
た欠陥位置についての位置情報を順次記憶するメモリ手
段と、連続再生モードの終了又は該媒体における所定の
範囲の再生終了、又は、連続記録モードの終了又は該媒
体における所定の範囲の記録終了に応答して、上記メモ
リ手段に記憶された欠陥位置についての位置情報を媒体
上のテーブル領域に記録するテーブル記録手段と、上記
媒体のテーブル領域から位置情報を読み出すテーブル読
出し手段と、上記テーブル読出し手段により読み出され
た位置情報をカウントする計測手段と、該計測手段の計
測結果に応じて所定の表示を行う欠陥表示手段とを有す
ることを特徴とする。この第6の構成の情報処理装置に
おいては、まず、上記欠陥位置検出手段が、連続再生モ
ードにおいて媒体上の欠陥位置を検出する。すると、検
出された欠陥位置についての位置情報は上記メモリ手段
に記憶され、連続再生モードの終了又は該媒体における
所定の範囲の再生終了に応答して、テーブル記録手段に
より、該メモリ手段に記憶された欠陥位置についての位
置情報を媒体上のテーブル領域に記録する。次に、読出
し手段により、媒体のテーブル領域から欠陥位置につい
ての位置情報を読み出す。そして、連続記録モードにお
いては、媒体上の記録位置が欠陥位置に達すると、欠陥
位置スキップ手段が、この欠陥位置をスキップする。そ
して、連続記録モードの終了又は該媒体における所定の
範囲の記録終了に応答して、メモリ手段に記憶された欠
陥位置についての位置情報が媒体上のテーブル領域に記
録される。そして、次に、記録又は再生を行う場合に
は、再度上記読出し手段により、媒体上のテーブル領域
に記録された位置情報が読み出され、上記計測手段は上
記テーブル読出し手段により読み出された位置情報をカ
ウントする。そして、上記欠陥表示手段は、該計測手段
の計測結果に基づき所定の表示を行う。よって、ユーザ
ーは、この欠陥表示手段の表示により媒体の欠陥状態を
知ることができ、欠陥状態に応じて媒体を交換する等の
対策を取ることができる。また、再生しながら欠陥位置
を検出して、その欠陥位置の位置情報をメモリに記憶
し、再生が終了したら欠陥位置についての位置情報を媒
体上に記録するので、この位置情報を記録時に利用し
て、ディフェクトマネージメントを行うことができる。
【0014】また、第7には、上記第3から第6までの
いずれかの構成において、上記テーブル記録手段は、連
続再生モードにおいて検出された欠陥位置の位置情報
を、媒体上のテーブル領域に、該連続再生モードにおい
て検出された欠陥位置情報以外の欠陥位置情報とは区別
して記録することを特徴とする。よって、当該連続再生
モードの終了又は該媒体における所定の範囲の再生終了
に応答して、前記メモリに記憶された欠陥位置情報であ
って、該連続再生モードにおいて検出された欠陥位置情
報を、媒体上のテーブル領域に、該連続再生モードにお
いて検出された欠陥位置情報以外の欠陥位置情報とは区
別して記録し、他の状況で検出された欠陥情報、例え
ば、メーカー出荷時に登録された欠陥情報やPCによる
フォーマット時に検出された欠陥情報とは区別して格納
するので、レベルごとに使い分けが可能となる。また、
メーカー側が登録した欠陥情報とユーザー側で検出した
欠陥情報とが混在することがないため、メーカー側が登
録した欠陥情報の価値を低下させることがない。また、
第8には、上記第7の構成において、テーブル読出し手
段は、上記連続再生モードにおいて検出された欠陥位置
情報以外の欠陥位置情報である非検出位置情報をも読み
出し、上記計測手段は、該非検出位置情報も含めてカウ
ントを行うことを特徴とする。これにより、連続再生時
に検出された欠陥位置のみならず、それ以外で検出され
た欠陥位置をも考慮して欠陥状態を表示することができ
る。
【0015】また、第9には、上記第2から第7までの
いずれかの構成において、上記欠陥表示手段が、上記計
測手段により計測された欠陥量の割合を表示することを
特徴とする。よって、ユーザーは欠陥量の割合により欠
陥状態を知ることができる。また、第10には、上記第
9の構成において、上記媒体には、主記録エリアと、該
主記録エリアに欠陥があった場合に該欠陥を補償するた
めのスペアエリアとを有するゾーンが複数設けられ、各
ゾーンごとに欠陥量の割合を表示することを特徴とす
る。よって、ユーザーはゾーンごとの欠陥量の割合によ
り欠陥状態を知ることができる。
【0016】また、第11には、上記第2から第10ま
でのいずれかの構成において、上記情報処理装置が、さ
らに、上記計測手段により計測された欠陥量と、予め設
定されたしきい値とを比較する比較手段を有し、上記欠
陥表示手段が、上記比較手段の比較結果に基づき所定の
表示を行うことを特徴とする。よって、しきい値を越え
ている場合に、欠陥を有する媒体であることをユーザー
に知らせることができる。また、第12には、上記第1
1の構成において、上記しきい値が複数設けられ、しき
い値ごとに異なる表示が行われることを特徴とする。よ
って、しきい値を複数設けることにより、欠陥状態の段
階ごとの検出が可能となる。
【0017】また、第13には、上記第11の構成にお
いて、上記媒体には、主記録エリアと、該主記録エリア
に欠陥があった場合に該欠陥を補償するためのスペアエ
リアとを備え、上記しきい値は該スペアエリアの容量に
基づいて設定されていることを特徴とする。また、第1
4には、上記第12の構成において、上記媒体には、上
記主記録エリアと上記スペアエリアとを有するゾーンが
複数設けられ、上記比較手段は、該ゾーンごとに比較処
理を行うことを特徴とする。よって、ゾーンごとに欠陥
状態の検出が可能となり、ユーザーは欠陥状態をゾーン
ごとに知ることができる。
【0018】また、第15には、上記第14の構成にお
いて、あるゾーンについて欠陥量が所定のしきい値以上
である場合に、所定の条件の下に、そのゾーンを記録及
び/又は再生時のアクセス対象から除外するアクセス対
象除外処理を行うことを特徴とする。これにより、欠陥
量が多いゾーンについてはアクセス対象から外して、適
切な欠陥補償を行うことができる。また、第16には、
上記第15の構成において、あるゾーンについてアクセ
ス対象除外処理を行う場合には、ユーザーが該アクセス
対象除外処理を承諾する旨の操作があることを条件とす
ることを特徴とする。
【0019】また、第17には、上記第15又は第16
の構成において、あるゾーンについてアクセス対象除外
処理を行う場合には、そのゾーンをアクセス対象から除
外することにより影響を受けるコンテンツを表示するこ
とを特徴とする。よって、ユーザーにとってアクセス対
象除外処理を承諾してよいか否かの判断の参考にするこ
とができる。また、第18には、上記第15又は第16
の構成において、上記比較処理に際して、情報が記録さ
れていないゾーンのみを対象とすることを特徴とする。
よって、未記録ゾーンのみをアクセス除外対象とするこ
とにより、既に記録されたコンテンツを保護しながら、
適切な欠陥補償を行うことができる。
【0020】また、第19には、上記第15から第18
までのいずれかの構成において、上記アクセス対象除外
処理を行う際に、アクセス対象除外処理を行うゾーンに
おける上記主記録エリアと上記スペアエリアの両方につ
いてアクセス対象から除外することを特徴とする。ま
た、第20には、上記第15から第18までのいずれか
の構成において、上記アクセス対象除外処理を行う際
に、アクセス対象除外処理を行うゾーンにおける上記主
記録エリアのみについてアクセス対象から除外すること
を特徴とする。よって、ゾーンを越えた代替アドレスを
他のゾーンに移動させる等の処理が不要となる。
【0021】また、第21には、上記第15から第19
までのいずれかの構成において、あるゾーンについてア
クセス対象除外処理を行う場合で、該アクセス対象除外
処理対象のゾーンに該ゾーン以外のゾーンの代替情報が
ある場合には、他のゾーンに該代替情報を移動すること
を特徴とする。これにより、アクセス対象除外処理対象
のゾーンに該ゾーン以外のゾーンの代替情報がある場合
に、あるゾーンをアクセス除外対象とすることによる不
都合を防止することができる。また、第22には、上記
第21の構成において、代替情報の移動を行う場合に、
代替位置を示すリンク情報を書き換えることを特徴とす
る。
【0022】また、第23には、上記第15から第22
までのいずれかの構成において、上記アクセス対象除外
処理が行われた場合には、記録可能容量についての情報
を表示することを特徴とする。よって、アクセス対象除
外処理を行うことにより、少なくなった記録可能容量を
知ることができる。また、第24には、上記第14の構
成において、あるゾーンについて欠陥量が所定のしきい
値以上である場合に、所定の条件の下に、欠陥を補償す
るための代替位置を他のゾーンのスペアエリアに設ける
ことを特徴とする。これにより、欠陥位置についての代
替情報を確保することができる。
【0023】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態としての実施
例を図面を利用して説明する。本発明に基づく情報処理
装置としての記録再生装置Aは、図1に示されるように
構成され、入力回路10と、磁気ヘッド駆動回路12
と、磁気ヘッド14と、光学ヘッド16と、再生信号増
幅回路18と、ローパス回路20と、復号器22と、E
CC・EDC処理回路24と、記憶部28と、記憶部2
9と、コントローラ30と、サーボ回路32と、スピン
ドルモータ34と、クロック発生回路36と、表示コン
トローラ40と、ディスプレイ42と、AVデコーダ4
4と、OSD(On Screen Display )生成回路46、ミ
キシング回路46とを有している。また、上記記録再生
装置Aは、図1、図2に示すように、モニタBに接続さ
れる。
【0024】この記録再生装置Aは、光磁気ディスク
(以下単に「ディスク」とする)5に対して記録・再生
を行うものであるが、このディスク5には、内周側と外
周側にそれぞれ2つのDMAが設けられている。このD
MA(Defect Management Area)には、図4に示すよう
に、DDS(Disc Definition Structure)とPDL(P
rimary Defect List)とSDL(Secondary Defect Lis
t)とZDL(Zone defect List)の4つの領域が設け
られている。ここで、上記DDSには、ディスク全般の
諸情報が格納される。また、上記PDLには、スリッピ
ングリプレースメントに関するデータが格納され、特
に、欠陥のあるセクタのアドレスがフラグ情報とともに
格納される。また、上記SDLには、リニアリプレース
メントに関するデータが格納される。また、上記ZDL
は、ゾーンの欠陥を管理するために設けられたもので、
アクセス対象から除外されたゾーンの先頭アドレスの情
報が格納される。ゾーンについてのアクセス対象から除
外処理については、後述する。
【0025】なお、上記PDLには、後述するように、
複数にレベル分けされた個別PDLが格納されることに
なる。例えば、図4に示すように、PDLは、レベル0
の個別PDL、レベル1の個別PDL、レベル2の個別
PDLを有する。つまり、このPDLには、各個別PD
Lの領域が形成される。各個別PDLは、IDを付する
ことにより区別される。例えば、上記のように3つのレ
ベルに区画した場合には、レベル0の個別PDLの領域
にはID=0を付し、レベル1の個別PDLの領域には
ID=1を付し、レベル2の個別PDLの領域にはID
=2を付す。各個別PDLには、物理アドレスとしての
アドレス情報(31ビット)とフラグ情報(1ビット)
で構成される情報が格納される。また、上記PDLにお
ける各個別PDL及びSDLのスタートアドレスは、上
記DDSに格納されている。
【0026】また、図14に示すように、ディスク5の
記録領域は、複数のゾーンで構成され、各ゾーンは、ユ
ーザーエリアとスペアエリアに分かれて構成されてい
る。各エリアとも、それぞれ所定数のセクタで構成され
る。上記スペアエリアはスリッピングリプレースメント
を行うためのエリアである。
【0027】ここで、上記入力回路10は、映像音声信
号を受信するとともに、この映像音声信号をデジタルデ
ータに符号化する。また、この入力回路10は、可変長
符号化の際のビットレートの制御も行う。また、磁気ヘ
ッド駆動回路12は、入力回路10から入力される信号
に応じて磁気ヘッドを駆動する。磁気ヘッド14は、デ
ータを記録する際に用いられ、ディスク5の記録膜を磁
化する。また、上記光学ヘッド16は、データの再生に
用いられ、ディスク5に照射されたレーザ光の反射光を
受光する。なお、磁気ヘッド14と光学ヘッド16とで
ヘッド17を構成する。
【0028】また、上記再生信号増幅回路18は、光学
ヘッド16からの信号を増幅する。また、ローパス回路
20は、再生信号増幅回路18で増幅された信号を積分
する。また、復号器22は、上記クロック発生回路36
から送られるクロックに同期して記録時に変調された信
号を復調したり、スクランブル解除の処理を行ったりす
る。また、ECC・EDC処理回路24は、復号器22
でに復号された信号に対して誤り訂正を行う。つまり、
ECC(Error Correcting Code )処理やEDC(Erro
r Detecting Code)処理を行う。
【0029】また、記憶部28は、情報を記憶するもの
であり、特に、図3に示すようなディフェクトリストが
設けられている。このディフェクトリストには、図3に
示すように、欠陥位置データ、すなわち、欠陥のあるセ
クタの物理アドレス(31ビット)についてのアドレス
情報がフラグ情報(1ビット)とともに格納されてい
る。少なくとも記憶部28は、メモリ手段として機能す
る。また、記憶部29も同様に情報を記憶するものであ
るが、この記憶部29は再生された映像音声情報を記憶
するためのものである。この記憶部28、29は、実際
にはメモリにより構成される。
【0030】また、上記コントローラ30は、記録再生
装置Aの各部の動作を制御する。特に、図5〜図10の
フローチャートに示すような動作を行うように制御を行
う。このコントローラ30はCPUにより構成される。
また、上記コントローラ30は、上記欠陥位置としての
欠陥セクタを検出する機能も有する。この欠陥セクタと
は、正常に記録再生を行うことができないセクタをい
う。つまり、ECC・EDC処理により訂正ができたか
どうかを判定する。また、ディスク5への所定数のセク
タの記録終了時に、記憶部28に記憶されたディフェク
トリストに格納された欠陥位置データに従いディスク5
のDMAにおけるPDLを書き換える処理を行う。ただ
し、その際に書き換えを行うのは、PDLの中でも、リ
アルタイム再生において検出された欠陥情報を格納する
ための個別PDL(後述のレベル2の個別PDL)のみ
である。このレベル2の個別PDLは、「媒体上のテー
ブル領域に設けられた領域であって、連続再生モードに
おいて検出された欠陥位置についての位置情報を格納す
る領域」に相当する。また、ディスク5における所定数
のセクタの再生終了時にも、記憶部28に記憶されたデ
ィフェクトリストに格納された欠陥位置データに従いデ
ィスク5のDMAにおけるPDLを書き換える処理を行
う。ただし、この場合も書き換えを行うのは、PDLの
中でも、リアルタイム再生において検出された欠陥情報
を格納するための個別PDL(後述のレベル2の個別P
DL)のみである。ここでいう欠陥情報とは、アドレス
情報とフラグ情報とから構成される。このコントローラ
30は、上記欠陥位置検出手段、欠陥セクタ検出手段と
して機能する。
【0031】また、上記サーボ回路32は、再生信号増
幅回路18から送られる信号とクロックとに従いスピン
ドルモータ34を所定の回転数で回転させるとともに、
上記光学ヘッド16中の対物レンズを制御し、トラッキ
ングサーボ、フォーカスサーボを行う。また、上記表示
コントローラ40は、ディスプレイ42の表示を制御す
るものである。また、上記ディスプレイ42は、図2に
示すように、記録再生装置A筐体の前面部に設けられ、
欠陥状態の表示等に使用される。つまり、ディスプレイ
42や、さらに、表示コントローラ40、コントローラ
30は欠陥表示手段として機能する。
【0032】また、上記AVデコーダ44は、記憶部2
9に格納された映像音声信号を復号するものである。ま
た、上記OSD生成回路46は、コントローラ30の制
御によりモニタBに表示すべきデータを生成する。ここ
で、表示すべきデータとしては、ディスク5の欠陥状態
に関する情報が含まれる。また、上記ミキシング回路4
8は、AVデコーダ44からの映像音声信号とOSD生
成回路46からの表示データとをミキシングするもので
ある。なお、ミキシング回路48からの出力を、AVデ
コーダ44からの出力とOSD生成回路46からの出力
とを重ね合わせたものとするか、そのいずれかとするか
の選択はコントローラ30により制御される。さらに、
上記モニタBは、ミキシング回路48から送信される映
像音声信号に基づき、映像を表示するとともに、音声を
出力する。
【0033】上記構成の記録再生装置Aの動作、すなわ
ち、上記記録再生装置Aによる記録再生方法について説
明する。まず、ディスク5に映像音声情報等の情報を記
録する場合について説明する。なお、当初ディスク5に
は、メディアメーカーが出荷時に欠陥情報の登録を行
い、その結果として欠陥セクタのアドレス情報が欠陥情
報としてレベル0の個別PDLに格納され、さらに、ユ
ーザーが該ディスク5をパーソナルコンピュータによっ
て物理フォーマットを行った際に検出されたアドレス情
報が欠陥情報としてレベル1の個別PDLに格納されて
いるものとする。つまり、パーソナルコンピュータは、
物理フォーマットを行った際に、専用の領域としてレベ
ル1の個別PDLを作成する。このレベル0の個別PD
Lとレベル1の個別PDLには、欠陥位置を示すアドレ
ス情報が格納され、各アドレス情報には、0のフラグ情
報が付加されている。なお、ディスク5には記録再生装
置Aにより記録再生が行われておらず、この段階では、
後述するレベル2の個別PDLは存在しないものとす
る。
【0034】記録時には、図5又は図6に示すフローチ
ャートが適用されるので、まず、図5のフローチャート
に従い説明する。まず、記録再生装置Aが起動されたも
のとする。つまり、記録再生装置Aに電源が入れられた
ものとする。すると、ディスク5が記録再生装置Aにセ
ットされているかが判定される(S10)。この判定
は、所定周期ごとに行う。そして、ディスク5がセット
されている場合には、PDLに格納されている情報を読
み出す(S11)。つまり、PDLには、欠陥セクタの
アドレスが格納されているので、このアドレス情報が読
み出される。なお、レベル0〜レベル2の全ての個別P
DLの情報が読み出されるが、この場合には、レベル2
の個別PDLは存在しないので、レベル0の個別PDL
とレベル1の個別PDLに格納された欠陥情報が読み出
される。読み出された欠陥情報は、記憶部28のディフ
ェクトリスト(図3参照)に格納される。
【0035】PDLに格納されている情報の読出しが完
了したら、表示関連処理を行う(S12)。この表示関
連処理においては、ディスク5の欠陥状態の表示を行
う。この欠陥状態の表示について以下例示する。
【0036】まず、第1の方法として、欠陥セクタの割
合を表示する方法を図8等を使用して説明する。なお、
図8に示すフローチャートは、図5におけるステップS
12とステップS24、図6におけるステップS12と
ステップS18a、図7におけるステップS12のサブ
ルーチンを示すものである。つまり、図8に示すよう
に、欠陥アドレスの割合を表示する(S50)。表示は
ディスプレイ42に行う。つまり、ディスク5における
全ゾーンのスペアエリアのセクタ数に対する欠陥セクタ
の数を算出して表示する。欠陥セクタの数は、上記ステ
ップS11の読出しにおいて、欠陥セクタのアドレスが
ディフェクトリストに格納されるので(図3参照)、こ
のディフェクトリストに格納されたアドレスの数をカウ
ントすればよい。ただし、このステップS12において
は、フラグ情報が0になっているもののみをカウントす
る。つまり、後述するように、フラグ情報が0になって
いるものが欠陥セクタとしての認識が確定しているもの
であるので、このフラグ情報が0になっているもののみ
をカウントするのである。カウントは、コントローラ3
0が行う。つまり、コントローラ30は、上記計測手段
として機能する。よって、ゾーンの数をmとしてスペア
エリアにおけるセクタ数が各ゾーンにおいて5つである
とした場合に、欠陥セクタのカウント数がpであったと
すると、p/5×mの値が欠陥セクタの割合となる。表
示の仕方としては、例えば「欠陥セクタの割合は、○○
%です」というように表示する。この割合の算出は、コ
ントローラ30が行い、算出された割合の情報は表示コ
ントローラ40に送られ、表示コントローラ40は該割
合の情報をディスプレイ42に表示する。以上のように
して、欠陥量の割合を表示する。
【0037】なお、上記の説明では、欠陥セクタの割合
を計算するものとして説明したが、これには限られず、
予め上記カウント数pと割合との関係をROMに記憶し
ておき、欠陥セクタの数がpの時の割合の値を該ROM
から読み出す方法も考えられる。また、上記の説明で
は、全体のスペアエリアに対する欠陥セクタの割合を表
示するものとして説明したが、各ゾーンごとにスペアエ
リアに対する欠陥セクタの割合を表示するようにしても
よい。つまり、各ゾーンのスペアエリアの数を5とし、
あるゾーンの欠陥セクタの数をpとした場合には、p/
5の値を各ゾーンごとに表示するのである。
【0038】以上のように、欠陥量の割合を表示するこ
とにより、ユーザーは欠陥状態を知ることができ、他の
ディスクに交換する等の対策を取ることができる。特
に、ディスクが使用不可になる前に欠陥状態を前もって
知ることができる。
【0039】次に、第2の方法として、しきい値を設定
して警告表示を行う方法を図9等を使用して説明する。
なお、図9に示すフローチャートは、図5におけるステ
ップS12とステップS24、図6におけるステップS
12とステップS18a、図7におけるステップS12
のサブルーチンを示すものである。つまり、図9に示す
ように、欠陥セクタの数があるしきい値を越えているか
否かを判定する(S60)。すなわち、欠陥セクタの数
についてのしきい値を予め設定しておき、検出された欠
陥セクタのカウント数と比較して、該カウント数がしき
い値を越えているか否かを判定する。この判定はコント
ローラ30が行う。つまり、コントローラ30は、比較
手段として機能する。このしきい値は、すべてのゾーン
のスペアエリアのセクタ数に対する割合として設定され
る。つまり、しきい値は該スペアエリアの容量に基づい
て設定される。また、しきい値は、50%、70%等の
100%未満の値に設定するのが好ましい。例えば、ゾ
ーンが20個あり、スペアエリアのセクタ数が5であっ
たとすると、スペアエリアの全セクタ数は100とな
り、その50%の値をしきい値とすると、しきい値は5
0となる。なお、上記第1の方法と同様に、欠陥セクタ
の数は、上記ステップS11の読出しにおいて、欠陥セ
クタのアドレスがディフェクトリストに格納されるので
(図3参照)、このディフェクトリストに格納されたア
ドレスの数をカウントすればよい。ただし、このステッ
プS12においては、フラグ情報が0になっているもの
のみをカウントする。
【0040】そして、しきい値を越えている場合には、
警告表示を行う(S61)。この警告表示の方法として
は、次のようなものが挙げられる。つまり、ディスプレ
イ42に、図11(a)に示すように、青色(グリーン
色)の表示部42aと赤色(レッド色)の表示部42b
とを設けておき、しきい値を越えている場合には、赤色
の表示部を点灯させ、一方、しきい値を越えていない場
合には、青色の表示部を点灯させる。また、青色の表示
部42aと赤色の表示部42b黄色の表示部42cとを
設けるとともに、しきい値を2つ設けることにより、検
出された欠陥セクタ数が、低い方の第1のしきい値より
も高く、高い方の第2のしきい値よりも低い場合には、
黄色の表示部42cを点灯させ、上記第2のしきい値よ
りも高い場合には、赤色の表示部42bを点灯させるよ
うにしてもよい。これらの表示も、コントローラ30の
上記判定結果に基づき上記表示コントローラ40が行
う。以上のように、しきい値判断により、ユーザーは欠
陥状態を知ることができ、他のディスクに交換する等の
対策を取ることができる。特に、ディスクが使用不可に
なる前に欠陥状態を前もって知ることができる。特に、
しきい値を複数設ける場合には、複数に段階分けされた
欠陥状態を知ることができる。
【0041】なお、この第2の方法においては、ディス
ク全体の欠陥セクタの数をカウントしてしきい値との比
較を行うが、ゾーンごとにしきい値の判定を行って、ゾ
ーンごとに警告表示を行うようにしてもよい。つまり、
図12に示すように、青色の表示部42aと赤色の表示
部42b黄色の表示部42cとからなる表示部をゾーン
の数だけ用意し、ゾーンごとに3つの表示部のうちのい
ずれかを表示させる。このようにすることにより、ディ
スクごとの欠陥状態を知ることができる。これにより、
ユーザーは欠陥セクタの数に基づく欠陥状態を知ること
ができ、他のディスクに交換する等の対策を取ることが
できる。
【0042】次に、第3の方法として、ゾーンごとにし
きい値を設定して警告表示を行う方法について図10等
を使用して説明する。なお、図10に示すフローチャー
トは、図5におけるステップS12とステップS24、
図6におけるステップS12とステップS18a、図7
におけるステップS12のサブルーチンを示すものであ
る。つまり、図10に示すように、まず、最初のゾーン
について、欠陥セクタの数があるしきい値を越えている
か否かを判定する(S70)。すなわち、欠陥セクタの
数についてのしきい値を予め設定しておき、検出された
欠陥セクタのカウント数と比較して、該カウント数がし
きい値を越えているか否かを判定する。この判定はコン
トローラ30が行う。つまり、コントローラ30は、比
較手段として機能する。なお、上記第1の方法と同様
に、欠陥セクタの数は、上記ステップS11の読出しに
おいて、欠陥セクタのアドレスがディフェクトリストに
格納されるので(図3参照)、このディフェクトリスト
に格納されたアドレスの数をカウントすればよい。ただ
し、このステップS12においては、フラグ情報が0に
なっているもののみをカウントする。具体的には、ある
1つのゾーンのスペアエリアには、5つのセクタが設け
られるので、しきい値を4とする。つまり、その場合に
は、スペアエリアにおける全てのセクタが欠陥セクタで
あるか否かが判定される。
【0043】そして、しきい値を越えている場合には、
ゾーン除外確認表示を行う(S71)。つまり、そのゾ
ーンを記録再生時におけるアクセス対象から除外してよ
いか否かを問い合わせる表示を行う。この表示はディス
プレイ42に行う。なお、この表示を行う際に、そのゾ
ーンと関連するAVファイルやプログラムを検索し、こ
のゾーンをアクセス対象から除外するとそのAVファイ
ル等に影響を与える旨をユーザーに告知することが好ま
しい。具体的には、「このゾーンアクセス対象から除外
すると以下のAVファイルに影響を与えます」と表示し
た上で、各AVファイル等のファイル名、日付、記録時
間等を表示することが考えられる。
【0044】なお、ゾーンとこのゾーンに関連するAV
ファイルとの関係は、ユーザーエリアに記録されている
ファイル構造情報とAVファイル構造情報のデータから
検索可能である。つまり、ディスク5に記録されている
データは全体としては、図13に示す構成となってお
り、ファイル構造情報は、ファイルエントリー(ファイ
ル構造)を示すファイルであり、このファイル構造情報
には、AVファイルのポインタが格納されている。よっ
て、このファイル構造情報を参照すれば、ゾーンとその
ゾーンに関連するAVファイルのポインタとが分かる。
さらに、AVファイル構造情報には、当該ポインタが示
すファイルのファイル名、日付や記録時間等が格納され
ているので、これらから、あるゾーンをアクセス対象外
とすることにより影響を受けるAVファイルのファイル
名、日付、記録時間を検索することができるのである。
【0045】一方、しきい値を越えていない場合には、
ステップS75に移行する。そして、その確認表示に対
して、ユーザーが承諾したか否かが判定され(S7
2)、承諾した場合には、そのゾーンをアクセス対象か
ら除外する処理、すなわち、アクセス対象除外処理を行
う(S73)。具体的には、上記ZDLに、そのゾーン
の先頭アドレスの情報を格納する。つまり、スペアエリ
アではなく、ユーザーエリアの先頭アドレスの情報が格
納されることになる。これにより、記録再生時には、こ
のゾーンの先頭アドレスの情報がZDLに格納されてい
るので、該ゾーンにはアクセスされないことになる。な
お、このゾーンをアクセス対象から除外するに際して
は、スペアエリアに他のゾーンのセクタの代替セクタが
存在する場合があるので、ユーザーエリアの領域のみを
アクセス対象から除外するようにするのが好ましい。な
お、アクセス対象から除外するゾーンのユーザーエリア
におけるある欠陥セクタの代替セクタがリニアリプレー
スメント手法によりそのゾーンのスペアエリアにある場
合には、その代替セクタには上書き記録が可能となる。
その際には、SDL中の当該セクタとそのセクタの代替
セクタの情報は削除しておくことが好ましい。また、上
記ファイル構造情報にも、そのゾーンが使用されないと
いう情報が書き込まれることになる。これにより、スリ
ッピングリプレースメントにおける代替セクタを他のゾ
ーンから選択することにより不都合を避けることができ
る。ステップS73からは、ステップS75に移行す
る。
【0046】なお、上記のように、あるゾーンをアクセ
ス対象から除外する場合には、そのディスクについて記
録できる残り時間を表示するのが好ましい。つまり、記
録できる残り容量を時間の形で表示する。該残り時間の
表示に際しては、あるゾーンをアクセス対象外とするこ
とにより、減少した全記録可能時間と、既に記録されて
いる既記録時間と、記録されていない未記録時間とを表
示する。
【0047】上記各時間の算出は以下のようにして行
う。すなわち、1つのゾーンに記録できる時間は固定で
あり、かつ、ディスクにおいて全体のゾーン数も固定で
あるので、ゾーンの欠落がないとすれば、記録可能な時
間は、1ゾーン記録時間×全体のゾーン数により求ま
る。そして、アクセス対象から除外されたゾーンがある
場合には、ディスク全体として記録可能な時間Tは、1
ゾーン記録時間×(全体のゾーン数−除外されたゾーン
数)で求まる。この時間Tが、上記全記録可能時間とな
る。
【0048】また、上記既記録時間については、あるフ
ァイルの先頭部分(ヘッダ)には、ゾーンごとに記録し
た時間の情報が格納されているので、その時間を合計す
れば、そのファイルの合計記録時間が求まる。ファイル
ごとの記録時間を合計すれば、全体の既記録時間が求ま
る。この場合、記録に際しての圧縮率は固定とするのが
前提となる。また、上記未記録時間については、全記録
可能時間(=T)−既記録時間を計算することにより残
り時間を算出することができる。
【0049】一方、承諾しない場合には、ゾーンを越え
たスリッピングリプレースメントを行うモードに設定す
る(S74)。すなわち、スリッピングリプレースメン
トを行う際の代替セクタを、他のなるべく近いゾーンの
スペアエリアから選ぶ。つまり、欠陥を補償するための
代替位置を他のゾーンのスペアエリアに設ける。ステッ
プS74からは、ステップS75に移行する。そして、
ステップS75では、すべてのゾーンの処理が終了した
か否かが判定されて、終了していない場合には、次のゾ
ーンに検出対象ゾーンを移動する(S76)。以上のよ
うに上記第3の方法によれば、ゾーンごとに欠陥セクタ
の数をカウントした上でそのゾーンをアクセス対象外と
する等の処置を取ることができる。
【0050】なお、各AVファイルごとに欠陥状態を表
示するようにしてもよい。つまり、上記第1の方法に応
用するとすれば、あるファイル又はプログラムについて
の欠陥セクタ数をカウントし、そのファイルのエリアに
おけるスペアエリアに対する欠陥セクタ数の割合を算出
して表示し、上記第2の方法に応用するとすれば、ある
ファイル又はプログラムについての欠陥セクタ数をカウ
ントして、予め設定されたしきい値と比較し、警告表示
を行う。その場合には、例えば、あるファイルについて
は、青色表示部が点灯し、他のあるファイルについて
は、黄色表示部が点灯するというようになる。
【0051】また、上記の欠陥状態の表示はディスプレ
イ42に表示するものとして説明したが、OSD生成回
路46からのデータに基づきモニタBに表示するように
してもよい。また、上記の説明においては、欠陥状態を
ディスプレイ42やモニタBへの表示により示すとして
説明したが、警告音等の音声により出力してもよい。
【0052】次に、ディスク5が記録再生装置Aから取
り出されていないかどうかを判定して(S13)、取り
出されていなければステップS14に進む。なお、ディ
スク5が取り出されている場合には、処理を終了する。
ステップS14では、再生操作又は記録操作が行われた
かどうかが判定され、再生操作が行われた場合には、図
7のS30に移行する。一方、記録操作が行われた場合
には、ステップS15に移行する。記録操作があった場
合であるので、ステップS15以下について説明する。
【0053】記録すべき映像音声情報は、入力回路10
において受信され、符号化されて磁気ヘッド駆動回路1
2に送られる。そして、所定のセクタから順番に書込み
を行って行くが、そのためにまず、ヘッド17を記録開
始ゾーンへ移動させる(S14)。そして、PDLに対
象セクタのアドレスが登録されているかどうかを判定す
る(S15)。ここでは、いずれかのレベルの個別PD
Lに登録されているかどうかを判定する。なお、この時
点では、レベル2の個別PDLは存在しないので、レベ
ル0とレベル1の個別PDLに対象セクタのアドレスが
存在するかどうかが判定されることになる。この判定
は、コントローラ30が記憶部28のディフェクトリス
トに格納されたデータを読み出して判定を行う。
【0054】そして、対象セクタが登録されている場合
には、ステップS17に移行してフラグ情報が1か0か
を判定する。そして、1である場合には、フラグ情報を
0にする(S18)。つまり、記憶部28のディフェク
トリストの当該セクタのアドレスにおけるフラグ情報を
0にする。その後、飛び越し処理を行う(S19)。つ
まり、該対象セクタに記録は行わない。ステップS18
の後にはステップS21に移行する。一方、フラグ情報
が0の場合にも、飛び越し処理を行い(S19)、その
後、ステップS21に移行する。このステップS19が
上記欠陥位置スキップステップに相当する。ただし、こ
の段階では、レベル0の個別PDLとレベル1の個別P
DLに格納されているアドレス情報に付加されたフラグ
情報はすべて0であるので、ステップS18のフラグ情
報を0にする処理は行われない。
【0055】一方、ステップS16において、対象セク
タが登録されていない場合には、通常の記録を行う(S
20)。つまり、その対象セクタに映像音声情報の記録
を行う。記録が行われたら、ステップS21に移行す
る。すると、ステップS21においては、所定数のセク
タの処理が完了したか否かが判定される。つまり、ディ
スク5における各ゾーンにおいては、一定数のセクタに
記録が行われることが保証されなければならないので、
その一定数をカウントするのである。つまり、ゾーン内
において、所定データ量の情報の記録を行う。このゾー
ンは、上記区画領域に相当する。このようにして、その
ゾーンについてのスリッピングリプレースメントが完了
する。なお、所定数のセクタの処理が完了していない場
合には、セクタの送りを待つ(S22)。
【0056】そして、所定数のセクタの処理が完了した
場合には、ディスク5のPDLを書き換える処理を行う
(S23)。つまり、レベル2の個別PDLに格納され
ていたアドレス情報をフラグ情報とともに一括して上書
きする。実際には、記録時にはフラグ情報が1から0に
されるのみであるので、フラグ情報が0になったアドレ
スについてのみ書き換えられることになる。当然、アド
レス情報については、上書きの前後でその内容は同じで
ある。すなわち、コントローラ30、磁気ヘッド駆動回
路12、ヘッド17により、ディスク5のDMAにおけ
るPDLのレベル2の個別PDLにおけるアドレス情報
が変更される。このステップS22の処理は、あるゾー
ンの処理が完了する度に行われることになる。上記ヘッ
ド17等がテーブル記録手段として機能する。なお、デ
ィスク5にレベル2の個別PDLが存在しない段階で
は、当然このステップS23の処理は行われない。
【0057】そして、表示関連処理を行う(S24)。
このステップS24の処理は、上記ステップS12の処
理と同様である。すなわち、上記第1の方法のように、
欠陥セクタの割合を表示する方法や、上記第2の方法の
ように、しきい値を設定して警告表示を行う方法や、上
記第3の方法のように、ゾーンごとにしきい値を設定し
て警告表示を行う方法が考えられる。ただし、上記ステ
ップS18において、フラグ情報が1であったものが、
0になるので、その分欠陥セクタのカウント数が多くな
る。
【0058】次に、指定された全てのデータの記録が終
了したか否かが判定され(S25)、終了した場合に
は、全体の処理を終了し、終了していない場合には、次
のゾーンへの記録位置の送りを行った後に(S26)ス
テップS16に戻る。以上のように、対象セクタがディ
フェクトリストに存在する場合には、書き飛ばしを行
い、存在しない場合には記録を行うのである。
【0059】なお、ディスクへの書込みはあるゾーンの
処理を終了した時点で行うものとして説明したが(S2
1、S23)、これには限られず、全てのデータの記録
処理が完了してから行うようにしてもよい。つまり、図
5に示すフローチャートでは、ステップS23の処理を
ステップS25の後に設けるようにしてもよい。
【0060】なお、記録時の動作について図5のフロー
チャートを例にとって説明したが、図6に示すフローチ
ャートのように動作させてもよい。この図6に示すフロ
ーチャートは、図5のステップS24の処理がステップ
S18の次にある点が図5のフローチャートとは異な
る。つまり、ステップS18においてフラグ情報を0に
した時点で欠陥セクタのカウント数が増加するので、こ
の時点で欠陥状態についての表示を行うのである(ステ
ップS18a)。
【0061】次に、上記のようにして記録されたディス
ク5の再生時の動作について、図7を利用して説明す
る。なお、ディスク5には、メディアメーカーが出荷時
に欠陥情報の登録を行い、その結果として欠陥セクタの
アドレス情報が欠陥情報としてレベル0の個別PDLに
格納され、また、ユーザーが該ディスク5をパーソナル
コンピュータによって物理フォーマットを行った際に検
出されたアドレス情報が欠陥情報としてレベル1の個別
PDLに格納されているものとする。なお、この段階で
は、映像音声情報の記録を行ったのみであるので、レベ
ル2の個別PDLは作成されていない。
【0062】上記のようにして映像音声情報が記録され
たディスク5を上記記録再生装置Aが起動している状態
でセットして、再生操作を行ったものとする。ディスク
5に対する再生時には、図7に示すフローチャートが適
用されるので、この図7のフローチャートに従い説明を
行う。なお、この場合には、記録再生装置Aにより映像
音声情報が記録され、その記録された映像音声情報を再
生するものとする。
【0063】図7におけるステップS10〜S14の動
作は上記図5、図6において説明した場合と同様であ
る。このステップS11においては、上記と同様に、デ
ィスク5に格納されたDMA内のPDLの情報が読み出
され、その情報が上記記憶部28に格納される。この場
合もレベル0の個別PDLとレベル1の個別PDLに格
納された欠陥情報が読み出される。つまり、上記光学ヘ
ッド16等はテーブル読み出し手段として機能する。
【0064】また、ステップS11においてPDLの情
報の読出しが完了したら、上記図5、図6におけるステ
ップS12の場合と同様に、表示関連処理を行う(S1
2)。この段階では、レベル2の個別PDLは存在しな
いので、レベル0の個別PDLとレベル1の個別PDL
に格納された欠陥情報が読み出されて、欠陥セクタの数
がカウントされ、所定の表示が行われることになる。
【0065】まず、記録された映像音声情報の再生に際
しては、各ゾーンにおける各セクタについて所定の順番
で読出しを行うが、まず、再生開始ゾーンへ読出し位置
の送りを行う(S30)。つまり、ヘッド17を所定位
置に移動させる。そして、ある対象セクタに記録された
映像音声情報に対してECC・EDC処理を行って、訂
正ができたか否かを判定する(S31)。このECCと
EDCに際しては、予め再生信号増幅回路18、ローパ
ス回路20、復号器22による処理を行っておく。この
ステップS31が、欠陥位置検出ステップ、欠陥セクタ
検出ステップに相当する。
【0066】そして、訂正ができた場合には、PDLに
対象セクタのアドレスが登録されているかどうかを判定
する(S32)。ここでは、いずれかのレベルの個別P
DLに登録されているかどうかを判定する。なお、この
時点では、レベル2の個別PDLは存在しないので、レ
ベル0とレベル1の個別PDLに対象セクタのアドレス
が存在するかどうかが判定されることになる。この判定
は、コントローラ30が記憶部28のディフェクトリス
トに格納されている情報に従い行う。そして、登録され
ている場合には、フラグ情報が1か0かを判定する(S
33)。この判定もコントローラ30がディフェクトリ
ストに格納されている情報に従い行う。ここで、フラグ
情報が1の場合とは、再生時に欠陥セクタが発見された
場合に、そのセクタのアドレスをフラグ情報を1として
ディフェクトリストに格納するので(S41)、そのよ
うな場合が挙げられる。また、フラグ情報が0の場合と
は、上記記録時の動作を示す図5、図6のフローチャー
トに示すように、ステップS18においてフラグ情報を
0にする処理があることから、そのようにしてフラグ情
報が0になった場合が挙げられる。
【0067】そして、フラグ情報が1の場合には、上記
ディフェクトリストから該セクタについてアドレス情報
とフラグ情報とを削除する(S34)。つまり、該対象
セクタについては、一旦欠陥セクタとしてディフェクト
リストに書き込まれていたが、その後の誤り訂正処理に
より欠陥でないことが検出されたことになるので、該対
象セクタをディフェクトリストから削除するのである。
そして、該対象セクタについて再生を行う(S35)。
なお、再生に際しては、再生された映像音声情報は、E
CC・EDC処理回路24によるECC・EDC処理が
行われると、記憶部29に一旦記憶された後にAVデコ
ーダ44、ミキシング回路48を経てモニタBにおいて
出力される。このステップS35からはステップS43
に移行する。
【0068】一方、ステップS33においてフラグ情報
が0の場合には、読み飛ばしを行う(S36)。つま
り、ある対象セクタについてフラグ情報が0になってい
るということは、そのセクタについて欠陥セクタである
ことの認識が完了しているので、読み飛ばしを行うので
ある。実際には、その対象セクタについては、再生信号
増幅回路18からの一連の再生処理を省略する。上記ス
テップS36からはステップS43に移行する。また、
上記ステップS32において、対象セクタのアドレスが
登録されていない場合には、当該セクタは欠陥セクタで
はないので、そのまま再生を行う(S35)。このステ
ップS35からはステップS43に移行する。
【0069】一方、ステップS31において、ECC・
EDC処理により訂正ができなかった場合には、まず、
PDLやSDLに対象セクタのアドレスが登録されてい
るかどうかを判定する(S37)。ここでは、いずれか
のレベルの個別PDLに登録されているかどうかを判定
する。なお、この時点では、レベル2の個別PDLは存
在しないので、レベル0とレベル1の個別PDLに対象
セクタのアドレスが存在するかどうかが判定されること
になる。つまり、コントローラ30が記憶部28のディ
フェクトリストに格納されている情報に従い判定を行
う。そして、登録されている場合には、フラグ情報が1
か0かを判定する(S38)。この判定もコントローラ
30がディフェクトリストに格納されている情報に従い
行う。フラグ情報が1の場合には、通常の再生を行う
(S39)。つまり、該セクタは欠陥セクタであるが、
まだ、スリッピングリプレースメントが完了していない
ためこの時点では再生を行う。このようにフラグ情報が
変更されていないセクタについては、そのまま再生を行
う。一方、フラグ情報が0の場合には、読み飛ばしを行
う(S40)。つまり、ある対象セクタについてフラグ
情報が0になっているということは、そのセクタについ
て欠陥セクタであることの認識が完了しているので、読
み飛ばしを行うのである。上記ステップS39、S40
からはステップS43に移行する。
【0070】また、上記ステップS37において、対象
セクタのアドレスが登録されていない場合には、該対象
アドレスについてのアドレス情報を記憶部28のディフ
ェクトリストに登録する。その際、フラグ情報は1とす
る(S41)。この対象セクタのアドレスが、欠陥位置
についての位置情報に相当する。そして、対象セクタに
ついて再生処理を行う。再生処理の方法は、S35と同
様である。このステップS41が欠陥位置記憶ステッ
プ、欠陥位置記憶ステップ、追加ステップに相当する。
上記ステップS42からはステップS43に移行する。
【0071】次に、ステップS43では、そのゾーン内
のセクタの再生を終了したか否かが判定される。そし
て、再生を終了したらステップS45に移行する。一
方、まだ再生が終了していない場合には、次のセクタに
読出し位置を移行させて(S44)、ステップS31に
戻る。
【0072】そして、ステップS45では、指定された
全てのセクタの再生が完了したか否かが判定され、再生
が完了した場合には、ディスクに欠陥位置データを格納
する(S47)。すなわち、上記記憶部28のディフェ
クトリストに格納されている欠陥位置データがディスク
5のPDLにおけるレベル2の個別PDLに書き込まれ
る。具体的には、レベル2の個別PDLに格納されてい
たアドレス情報に、ステップS41で新たに検出された
アドレス情報が付加され、さらに、ステップS34でア
ドレス情報が削除された形でレベル2の個別PDLに上
書きされる。当然、該アドレス情報はフラグ情報ととも
に書き込まれる。このステップS47の操作は、再生の
停止ボタンを操作した場合等に行われる。
【0073】ただし、今回の場合は、再生前にはまだレ
ベル2の個別PDLは作成されていないので、ステップ
S34のアドレス情報とフラグ情報の削除は行われず、
今回の再生処理で欠陥が検出されたら、ステップS47
で初めてレベル2の個別PDLの領域がディスク5のP
DL内に作成されることになる。このレベル2の個別P
DLは、IDを付けて識別可能となるようにする。な
お、レベル2の個別PDLの領域を形成しなくても、当
該アドレスがレベル2であることが分かるように個別に
識別IDを付加してもよい。このPDLに書き込む処理
が、上記テーブル記録ステップに相当し、上記PDLが
上記テーブル領域に相当することになる。つまり、連続
再生モードの終了に応答して書込みを行うのである。ま
た、再生が完了していない場合には、次のゾーンへ読出
し位置を移行させる(S46)。
【0074】欠陥検出の具体的な方法について説明する
と、例えば、図21に示すように、あるゾーンについ
て、1番目のセクタと4番目のセクタ(最初は0番目と
する)について欠陥が検出された場合には、ディフェク
トリストには、該1番目のセクタと4番目のセクタのア
ドレス情報をフラグ情報を1にして格納する(S4
1)。なお、直前に再生を行ったディスク5をさらに再
生する場合にも、図7のフローチャートに従い再生を行
う。
【0075】なお、上記の説明では、ディスクへの欠陥
位置データの書込みを全てのセクタの再生が完了した後
に行う(S47)ものとして説明したが、ゾーンごとの
再生が終了した際に行ってもよい。つまり、ステップS
47の処理をステップS43とステップS45の間に来
るようにしてもよい。つまり、媒体としてのディスクに
おける所定の範囲の再生終了に応答して書込みを行うの
である。
【0076】なお、図5、図6に示すフローチャートに
従い記録を行ったディスク5について、ディスク5を取
り出すことなくそのまま再生を行う場合には、記憶部2
8のディフェクトリストにアドレス情報にフラグ情報が
付加された形で格納されているので、その情報を基にス
テップS30以下の処理が行われることになる。
【0077】次に上記のようにして再生処理が行われた
ディスク5に対して再度記録を行う場合について説明す
る。この場合にも、図5又は図6に示すフローチャート
が適用され、上記のようにステップS10〜S13に示
す処理が行われる。この場合にも、ステップS11にお
いては、レベル0〜レベル2の全ての個別PDLの情報
が読み出されるが、再生処理が行われた後であるので、
再生時に検出された欠陥情報も読み出される情報に含ま
れることになる。読み出された情報は、上記と同様に記
憶部28のディフェクトリストに格納される。
【0078】この場合に、読み出された欠陥情報には、
レベル2の個別PDLの欠陥情報も含まれるが、この段
階では、フラグ情報は1となっている。例えば、直前の
再生時において、図21に示すように、あるゾーンにつ
いて、1番目のセクタと4番目のセクタ(最初は0番目
とする)について欠陥が検出された場合には、ディフェ
クトリストには、該1番目のセクタと4番目のセクタの
アドレス情報も含まれている。なお、当該アドレスのフ
ラグ情報は1である(図7 S41参照)。よって、ス
テップS12の表示関連処理において、レベル0及びレ
ベル1の個別PDLにおける欠陥セクタはカウントされ
るが、レベル2の個別PDLの欠陥セクタはカウントさ
れない。
【0079】そして、上記の場合と同様にステップS1
4以下の処理を行うが、記録すべきゾーンが図21に示
すような構成である場合を例として説明すると、まず、
0番目のセクタを対象セクタとした場合には、該0番目
のセクタはディフェクトリストには存在しないので、該
0番目のセクタに記録を行う(図5及び図6のS2
0)。次に、1番目のセクタの場合には、該セクタがデ
ィフェクトリストに存在するので、ステップS16から
ステップS17に移行し、さらに、フラグ情報が1であ
るので、フラグ情報を0にする(S18)。つまり、フ
ラグ情報を変更して、記憶部28に記憶させる。この処
理が上記フラグ情報記憶ステップに相当する。そして、
この第1アドレスのセクタについては、代替処理をする
(S19)。つまり、映像音声情報の記録を行わない。
このような制御はコントローラ30により行われるの
で、このコントローラ30は上記欠陥位置スキップ手
段、フラグ情報変更手段として機能する。ここで、フラ
グ情報を0にするのは、スリッピングリプレースメント
を行うために、この1番目のセクタは欠陥位置であるこ
との認識を行っておくためである。なお、図6の場合に
は、上記代替処理の前に表示関連処理を行うことになる
(S18a)。
【0080】次に、2番目、3番目のセクタについて
は、上記0番目のセクタと同様の処理を行う。この2番
目のセクタには、当然上記0番目のセクタに記録したデ
ータの次に記録すべき映像音声情報が記録されることに
なる。次に、4番目のセクタについては、上記1番目の
セクタと同様に、フラグ情報を0にする処理を行い、該
4番目のセクタには記録を行わない。次に、5番目以降
のセクタについては、上記0番目のセクタと同様に、記
録していく。そして、n個のセクタの処理が終了するま
で同様の処理が行われる(S21、S22)。つまり、
この図15の例では、1番目と4番目のセクタに記録を
していないので、図21に示すゾーンにおけるn−1番
目の映像音声情報は、物理アドレスとしてはn+1番目
のセクタに記録され、n番目の映像音声情報は、物理ア
ドレスとしてはn+2番目のセクタに記録される。つま
り、このn−1番目の映像音声情報と、n番目の映像音
声情報は、スペアエリアに記録されることになる。これ
によりそのゾーンにおいて、n個分のデータの存在が保
証されて、スリッピングリプレースメントが行われるこ
とになる。
【0081】あるゾーンの処理が終了したら、レベル2
の個別PDLの情報を書き換える(S23)。つまり、
レベル2の個別PDLに格納されていた情報で今回更新
された情報を上書きする処理を行う。実質的には、レベ
ル2の個別PDLにおけるフラグ情報のみが変更される
ことになる。その後、表示関連処理を行い、欠陥状態を
表示する(S24)。そして、指定された全ての映像音
声情報の記録が完了するまで上記S15〜S22までの
処理を繰り返す。上記のような再度記録が行われたディ
スク5を再び再生する場合にも、図7のフローチャート
に従って処理が行われることになる。
【0082】なお、フラグ情報を1としてディフェクト
リストに存在するセクタで、上記の再度記録に際して、
対象セクタとなったセクタについては、フラグ情報は0
にされているので、今回の再生に際しては、読み飛ばし
が行われることになる(図7、S36、S40参照)。
一方、記録時にフラグ情報を1としてディフェクトリス
トに存在するセクタで、対象セクタとなっていないセク
タ(つまり、記録時にそのセクタは記録の対象となって
いない)については、依然としてフラグ情報は1のまま
であるので、今回の再生においても、再生が行われるこ
とになる(図7、S35、S39参照)。
【0083】以上のように本実施例の記録再生装置Aに
よれば、AV機器に使用する記録媒体に記録されるデー
タのように、実時間性を要求されるデジタルAVデータ
に対するディフェクトマネージメントを行うことができ
る。特に、記録再生が可能な記録媒体において、該記録
媒体に対して記録や再生を行う際に、何らかの要因であ
るセクタに欠陥が生じた場合に、データの正確さを保証
できることができる。また、特に、コストの点等の理由
により記録媒体の記録再生品質が出荷時には保証されな
い場合でも、ユーザー側でディフェクトマネージメント
を行うことができる。
【0084】また、特に、本実施例においては、欠陥セ
クタの数をカウントして欠陥状態を表示するので、ユー
ザーはディスク5の欠陥状態を容易に知ることができ、
新たなディスクに交換する等の処置を取る等記録するA
Vファイルの重要度に応じた対応が可能となる。
【0085】また、特に、本実施例においては、リアル
タイム再生により検出された欠陥情報をメーカー出荷時
に登録された欠陥情報(レベル0の個別PDLに格納さ
れた欠陥情報)、PCによるフォーマット時に検出され
た欠陥情報(レベル1の個別PDLに格納された欠陥情
報)とは区別して、専用の個別PDLに格納するので、
レベルごとに使い分けが可能となる。例えば、ある再生
においては、レベル2の個別PDLを無視する等の方法
が考えられる。また、メーカー側が登録したPDL内の
欠陥情報とユーザー側で検出した欠陥情報とが混在する
ことがないため、メーカー側が登録したPDLの価値を
低下させることがなく、また、PCによりフォーマット
の際に得た欠陥情報もレベル1の個別PDLとして別に
管理するので、メーカー側が登録したPDLを消してし
まうことがない。
【0086】なお、上記構成においては、ディスクに格
納されたPDL内の欠陥位置データを読み出して保持す
る記憶部と、再生時にセクタの欠陥が検出された場合に
欠陥位置データを登録する記憶部とを同一の記憶部28
で構成したが、別個の記憶部で構成して記録終了時や再
生終了時に両記憶部に記憶されている欠陥位置データを
足し合わせてディスクに書き込むようにしてもよい。
【0087】また、上記の説明においては、図7のS4
1において、フラグ情報を1とし、図5、図6のS17
でそのフラグ情報を0とするものとして説明したが、こ
れには限られず、図7のS41では欠陥セクタのアドレ
ス情報のみを格納し、その後、図5、図6のステップS
17において、フラグ情報を記憶部28に記憶させるよ
うにしてもよい。つまり、フラグ情報がある場合が上記
のフラグ情報が0の場合に相当し、フラグ情報がない場
合が上記のフラグ情報が1の場合に相当する。この場合
に、フラグ情報を記憶させる処理がフラグ情報記憶ステ
ップに相当する。
【0088】なお、上記の説明では、記録時及び再生時
の動作としては上記に限られず、以下のように動作する
ようにしてもよい。すなわち、この場合には、図3に示
されるディフェクトリストとは別に図17に示されるよ
うなゾーン別ディフェクトリストを記憶部28に設け、
図14〜図16に示すフローチャートに従い動作させ
る。この図17に示されるゾーン別ディフェクトリスト
は、ゾーンごとの欠陥セクタ数と、映像音声情報を記録
済みであるか否かを示したもので、欠陥セクタの数はデ
ィフェクト数に示され、記録済みであるか否かはフラグ
により示される。フラグが1の場合には、記録済みであ
ることを示し、フラグが0の場合には、記録がされてい
ない空きエリアであることを示している。例えば、図1
7におけるアドレスaについては、欠陥セクタの数が2
であり、このゾーンは記録済みであることを示してい
る。なお、このゾーン別ディフェクトリストにおけるデ
ィフェクト数は、フラグ情報が0のもののみならず、フ
ラグ情報が1のものも含まれる。これは、本実施例にお
いては、未記録ゾーンの中で欠陥セクタの数が多いゾー
ンについてアクセス対象から除外するか否かの表示を行
うものであり、いわば、記録を行う際に必要な欠陥状態
を表示することを目的とする。そして、記録時において
は、フラグ情報が1のものも必ず0になることから(図
14 S18参照)フラグ情報が1のものもカウントす
るのである。
【0089】まず、記録時の動作について説明する。記
録時には、図14に示すフローチャートが適用される。
この図14に示されるフローチャートは、上記図5、図
6のフローチャートと略同様であるが、ディフェクト状
態の表示の仕方が異なる。まず、記録再生装置Aが起動
されると、ディスク5が記録再生装置Aにセットされて
いるかが判定される(S10)。この判定は、所定周期
ごとに行う。そして、ディスク5がセットされている場
合には、PDLに格納されている情報を読み出す(S1
1)。つまり、PDLには、欠陥セクタのアドレスが格
納されているので、このアドレス情報が読み出される。
なお、レベル0〜レベル2の全ての個別PDLの情報が
読み出される。読み出された欠陥情報は、記憶部28の
ディフェクトリスト(図3参照)とゾーン別ディフェク
トリスト(図17参照)に格納される。
【0090】PDLに格納されている情報の読出しが完
了したら、表示関連処理を行う(S12)。この表示関
連処理においては、ディスク5の欠陥状態の表示を行
う。すなわち、ステップS12のサブルーチンである図
16のフローチャートにより説明すると、空きエリアで
しきい値を越えているゾーンがあるか否かが判定される
(S80)。つまり、未記録ゾーンの中でディフェクト
数、つまり、欠陥セクタの数が予め設けられたしきい値
を越えているか否かが判定される。例えば、図17に示
すゾーン別ディフェクトリストにおいては、未記録ゾー
ンとしてはアドレスdのゾーンと、アドレスeのゾーン
と、アドレスfのゾーンの3つがあり、しきい値を4と
した場合には、しきい値を越えているゾーンはアドレス
eとアドレスfのゾーンとなる。
【0091】そして、しきい値を越えているゾーンがあ
る場合には、「記録するのに危険なエリアがあります。
使用危険エリアを削除しますか。」という表示を行う
(S81)。例えば、図17に示すゾーン別ディフェク
トリストの場合でしきい値を4とした場合には、アドレ
スeとアドレスfのゾーンがしきい値を越えているの
で、上記のような表示を行うことになる。そして、ユー
ザーが承諾したか否かの判定を行い(S92)、ユーザ
ーが承諾した場合には、ステップS83に進む。一方、
承諾しない場合には、そのまま処理を終了する。つま
り、現状維持としてしきい値を越えているゾーンもその
まま記録対象とする。
【0092】そして、ステップS83においては、アク
セス対象から除外するゾーンの中に他のゾーンの代替セ
クタがあるか否かを判定する。そして、他のゾーンの代
替セクタがある場合には、削除対象ゾーン以外のスペア
エリアに情報を移動して、リンク情報を変更する(S8
4)。つまり、図18に示すように、あるゾーン(これ
を例えば「ゾーンX」とする)において、欠陥セクタの
数がスペアエリアにおけるセクタ数を上回ると他のゾー
ン(これを例えば「ゾーンY」とする)のスペアエリア
に欠陥を補償するための代替セクタを設けて、ゾーンX
内の欠陥セクタと該ゾーンY内の代替セクタとの間のリ
ンク情報を設けておく。具体的には、該欠陥セクタのア
ドレス情報と代替スペアエリアのリンク情報(つまり、
代替セクタのアドレス情報)とを上記SDLに格納して
おく。ここでは、リニアリプレースメントの処理になる
ので、SDLに上記各情報を格納しておくことになる。
このリンク情報により、該ゾーンXにおいてセクタ番号
がn−1のセクタを処理したら、次には、ゾーンYのn
+1番目のセクタ(スペアエリアの1番目のセクタ)を
処理することになる。そして、この代替エリアがアクセ
ス対象から除外しようとするゾーン内にある場合に、つ
まり、上記ゾーンYがアクセス除外対象となった場合
に、そのゾーンYをアクセス対象から除外すると、上記
ゾーンXにも影響を与えることになる。そこで、上記代
替セクタをゾーンY以外のゾーンに移動して、リンク情
報も書き換えるようにする。リンク情報の書換えにおい
ては、SDLに記録された上記欠陥セクタのアドレス情
報と代替スペアエリアにおける代替セクタのアドレス情
報のうち、該代替セクタのアドレス情報を移動後の代替
セクタのアドレスに書き換えることになる。つまり、図
17において、しきい値を越えるゾーンがアドレスe、
fのゾーンの場合に、アドレスe、fのいずれかのゾー
ンにゾーンYのような代替セクタを有するものがあれ
ば、上記のような処理を行う。
【0093】一方、ステップS83においてアクセス対
象から除外するゾーンの中に他のゾーンの代替セクタが
ない場合には、全ての対象ゾーンをアクセス対象から除
外する(S85)。具体的には、そのゾーンのアドレス
をZDLに記入する。つまり、図17の場合に、アドレ
スe、fのゾーンをアクセス対象から除外する場合に
は、これらのアドレスをZDLに書き込む。具体的に
は、各ゾーンの先頭のアドレスの情報が書き込まれる。
これにより、記録再生処理を行う場合には、そのゾーン
はアクセス対象から除外されることになる。この場合に
は、ユーザーエリアのみならずスペアエリアについても
アクセス対象から除外する。
【0094】次に、ステップS12aにおいては、タイ
トルの消去操作があった否かが判定される。つまり、ユ
ーザーがあるファイルのデータを消去する操作を行った
か否かが判定される。そして、消去操作があった場合に
は、ステップS12bに移行して、ゾーン別ディフェク
トリストを書き換える処理を行う。つまり、あるファイ
ルのデータを消去すると、そのファイルに対応するゾー
ンが記録可能になるため、記憶部29内のゾーン別ディ
フェクトリスト(図17参照)の所定のゾーンのフラグ
が1から0となる。例えば、図17の場合に、あるファ
イルを消去することにより、アドレスa、bのゾーン内
のデータが消去されることとなる場合には、アドレス
a、bのフラグが0になる。その後、表示関連処理を行
う(S12)。つまり、上記図16に示すフローチャー
トが示す処理を行う。上記のように、アドレスa、bの
ゾーンのフラグが0になった場合には、ステップS80
の処理においてこれらを含めた処理が行われる。一方、
ステップS12aにおいて、消去処理が行われなかった
場合には、ステップS13に進む。
【0095】なお、ステップS13以降の処理は、上記
図5の場合と同様であるので、その説明を省略する。た
だし、ステップS23、ステップS24に示すように、
ステップS23の処理が行われたら、表示関連処理は行
わずに、ステップS24に移行する点が異なる。また、
一連の映像音声信号の記録が完了したら、ゾーン別ディ
フェクトリスト(図17参照)の記憶部28内の書換え
を行う。つまり、いくつかのゾーンについては、ゾーン
別ディフェクトリストのフラグが0であったものが1と
なるので、このような書換えを行うのである。
【0096】次に、再生時の動作について説明する。再
生時には、図15に示すフローチャートが適用される。
この図15に示されるフローチャートは、上記図7のフ
ローチャートと略同様であるが、ディフェクト状態の表
示の仕方が異なる。つまり、ステップS10〜S14ま
での処理は、記録時の場合と同様である。つまり、ステ
ップS12の表示関連処理においては、図15に示す一
連の処理を行う。ステップS30以下の処理は図7に示
す場合と同様である。以上のように、この実施例におい
ては、未記録ゾーンのみをアクセス除外対象とすること
により、既に記録されたコンテンツを保護しながら、適
切な欠陥補償を行うことができる。
【0097】なお、上記の説明では、ステップS81に
おいて「記録するのに危険なエリアがあります。使用危
険エリアを削除しますか。」という表示を行うものとし
て説明したが、ゾーンごとに表示を行ってそのゾーンを
削除するか否かを問い合わせるようにしてもよい。例え
ば、「以下のように記録するのに危険なゾーンが存在し
ます」と表示した上でしきい値を越えたゾーンを個々に
表示し、個々にアクセス対象から除外するか否かを問い
合わせる。図17に示すゾーン別ディフェクトリスト
で、アドレスeとアドレスfについてしきい値を越えて
いる場合には、「アドレスeのゾーンを削除します
か」、「アドレスfのゾーンを削除しますか」と表示
し、ユーザーが削除すべき操作をしたゾーンについてア
クセス対象から除外する。なお、このようにゾーンごと
に削除するか否かの問い合わせを行う場合には、一括削
除の処理もできるようにするのが好ましい。つまり、ユ
ーザーがすぐに記録処理を行いたい場合があるので、ユ
ーザーが一括削除の操作を行ったら未記録ゾーンで、し
きい値を越えているゾーンはすべてアクセス対象から除
外する。
【0098】なお、上記の説明では、図14、図15の
ステップS12において、図16に示すフローチャート
をサブルーチンとして動作するものと説明したが、これ
には限られず、例えば、図19に示すフローチャートに
より動作するものとしてもよい。
【0099】この図19に示すフローチャートにおいて
は、ステップS90〜S92までのも処理は図16のス
テップS80〜S82に示す処理と同様である。つま
り、PDLに格納されている情報の読出しが完了した
ら、表示関連処理を行う(図15、図16 S12)
が、この表示関連処理においては、ディスク5の欠陥状
態の表示を行う。すなわち、空きエリアでしきい値を越
えているゾーンがあるか否かが判定される(S90)。
そして、しきい値を越えているゾーンがある場合には、
「記録するのに危険なエリアがあります。使用危険エリ
アを削除しますか。」という表示を行う(S91)。そ
して、ユーザーが承諾した場合には、ステップS93に
進む。一方、承諾しない場合には、そのまま処理を終了
する。つまり、現状維持としてしきい値を越えているゾ
ーンもそのまま記録対象とする。
【0100】そして、ステップS93においては、全て
の対象ゾーンをアクセス対象から除外してZDLにその
アドレスを記入する。例えば、未記録ゾーンでしきい値
を越えているゾーンがアドレスeのゾーンとアドレスf
のゾーンである場合には、これらのアドレスをZDLに
書き込む。具体的には、各ゾーンの先頭のアドレスの情
報が書き込まれる。これにより、記録再生処理を行う場
合には、そのゾーンはアクセス対象から除外されること
になる。なお、このゾーンをアクセス対象から除外する
に際しては、スペアエリアに他のゾーンのセクタの代替
セクタが存在する場合があるので、ユーザーエリアの領
域のみをアクセス対象から除外するようにする。なお、
アクセス対象から除外するゾーンのユーザーエリアにお
けるある欠陥セクタの代替セクタがリニアリプレースメ
ント手法によりそのゾーンのスペアエリアにある場合に
は、その代替セクタには上書き記録が可能となる。その
際には、SDL中の当該セクタとそのセクタの代替セク
タの情報は削除しておくことが好ましい。
【0101】以上のように、この実施例においては、未
記録ゾーンのみをアクセス除外対象とすることにより、
既に記録されたコンテンツを保護しながら、適切な欠陥
補償を行うことができる。なお、図16の場合のように
ゾーンを越えたディフェクトがあるか否かの判定をしな
いので、処理が容易となる。
【0102】なお、上記の説明においては、スリッピン
グリプレースメントによりディフェクトマネージメント
を行うものとして説明したが、これには限られず、リニ
アリプレースメントにより処理を行うようにしてもよ
い。なお、その場合には、ある欠陥セクタ位置に本来記
録する画像データ又は音声データをスペアエリアのセク
タに記録するのであるから、該画像データ又は音声デー
タを記憶しておくバッファが別途必要になる。
【0103】また、上記の説明では、記録媒体、媒体と
してディスクを例にとって説明したが、これには限られ
ず、記録再生を繰り返し行うことができる媒体であれば
よい。また、上記の説明では、記録再生すべき情報とし
て映像音声情報として説明したが、これには限られず、
例えば、映像情報又は音声情報であってもよい。
【0104】
【発明の効果】本発明に基づく情報処理装置によれば、
媒体の欠陥状態を表示することにより、媒体の欠陥状態
を知ることができ、欠陥状態に応じて媒体を交換する等
の対策を取ることができる。また、実時間性を要求され
るデータに対してディフェクトマネージメントを行うこ
とができ、使用経過に伴う欠陥の発生にも対処すること
ができる。特に、記録媒体の記録再生品質が出荷時には
保証されない場合でも、ユーザー側でディフェクトマネ
ージメントを行うことができる。また、特に、上記情報
処理装置によれば、連続再生時に検出された欠陥情報は
それ専用の領域に格納し、他の状況で検出された欠陥情
報、例えば、メーカー出荷時に登録された欠陥情報やP
Cによるフォーマット時に検出された欠陥情報とは区別
して格納するので、レベルごとに使い分けが可能とな
る。また、メーカー側が登録した欠陥情報とユーザー側
で検出した欠陥情報とが混在することがないため、メー
カー側が登録した欠陥情報の価値を低下させることがな
い。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例に基づく記録再生装置の構成を
示すブロック図である。
【図2】本発明の実施例に基づく記録再生装置の構成を
示す斜視図である。
【図3】ディフェクトリストの概要を示す説明図であ
る。
【図4】DMAの構成を示す説明図である。
【図5】記録時の動作を示すフローチャートである。
【図6】記録時の他の動作を示すフローチャートであ
る。
【図7】再生時の動作を示すフローチャートである。
【図8】サブルーチンとしての表示関連処理の態様を示
すフローチャートである。
【図9】サブルーチンとしての表示関連処理の他の態様
を示すフローチャートである。
【図10】サブルーチンとしての表示関連処理の他の態
様を示すフローチャートである。
【図11】表示の具体例を示す説明図である。
【図12】表示の他の具体例を示す説明図である。
【図13】ディスクに記録されるデータの構造を示す説
明図である。
【図14】記録時の動作の他の例を示すフローチャート
である。
【図15】再生時の動作の他の例を示すフローチャート
である。
【図16】サブルーチンとしての表示関連処理の他の態
様を示すフローチャートである。
【図17】ゾーン別ディフェクトリストの構成を示す説
明図である。
【図18】ゾーンを越えた代替処理を説明する説明図で
ある。
【図19】サブルーチンとしての表示関連処理の他の態
様を示すフローチャートである。
【図20】ディスクにおける記録再生領域の構成を示す
説明図である。
【図21】スリッピングリプレースメントを説明する説
明図である。
【図22】リニアリプレースメントを説明する説明図で
ある。
【符号の説明】
A 記録再生装置 B モニタ 10 入力回路 12 磁気ヘッド駆動回路 14 磁気ヘッド 16 光学ヘッド 18 再生信号増幅回路 20 ローパス回路 22 復号器 24 ECC・EDC処理回路 28、29 記憶部 30 コントローラ 32 サーボ回路 40 表示コントローラ 42 ディスプレイ 44 AVデコーダ 46 OSD生成回路 48 ミキシング回路
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI G11B 20/12 G11B 20/12

Claims (24)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 書き換え可能な媒体を動的に走査して情
    報の記録及び/又は再生を行う情報処理装置であって、 上記媒体の欠陥状態を表示する欠陥表示手段を有するこ
    とを特徴とする情報処理装置。
  2. 【請求項2】 上記情報処理装置が、さらに、 上記媒体に記録された欠陥位置の情報を読み出す読出し
    手段と、 上記欠陥位置の情報から欠陥量を計測する計測手段と、
    を有することを特徴とする請求項1に記載の情報処理装
    置。
  3. 【請求項3】 書き換え可能な媒体を動的に連続走査し
    て情報の記録再生を行う情報処理装置であって、 連続再生モードにおいて、媒体上の欠陥位置を検出する
    欠陥位置検出手段と、 連続記録モードにおいて、媒体上の記録位置が欠陥位置
    に達するとこの欠陥位置をスキップする欠陥位置スキッ
    プ手段と、 上記欠陥位置スキップ手段によりスキップされた欠陥位
    置に対応するフラグ情報を変更するフラグ情報変更手段
    と、 上記連続再生モードにおいて上記欠陥位置検出手段によ
    り検出された欠陥位置についての位置情報を所定のフラ
    グ情報とともに順次記憶するとともに、上記連続記録モ
    ードにおいて、欠陥位置スキップ手段によりスキップさ
    れた欠陥位置に対応するフラグ情報を変更して記憶する
    メモリ手段と、 連続再生モードの終了又は該媒体における所定の範囲の
    再生終了、又は、連続記録モードの終了又は該媒体にお
    ける所定の範囲の記録終了に応答して、上記メモリ手段
    に記憶された欠陥位置についての位置情報をフラグ情報
    とともに媒体上のテーブル領域に記録するテーブル記録
    手段と、 上記媒体のテーブル領域から位置情報をフラグ情報とと
    もに読み出すテーブル読出し手段と、 上記テーブル読出し手段により読み出された位置情報の
    うちフラグ情報が変更された位置情報をカウントする計
    測手段と、 該計測手段の計測結果に応じて所定の表示を行う欠陥表
    示手段とを有することを特徴とする情報処理装置。
  4. 【請求項4】 上記情報処理装置が、さらに、連続再生
    モードにおいて、フラグ情報が変更された位置情報につ
    いては再生をスキップし、フラグ情報が変更されていな
    い位置情報については再生を実行することを特徴とする
    請求項3に記載の情報処理装置。
  5. 【請求項5】 上記情報処理装置が、連続再生モードに
    おいて、フラグ情報が変更された位置情報について、当
    該位置情報についてのセクタに欠陥が検出されない場合
    には、メモリ手段上の欠陥位置についての位置情報を消
    去することを特徴とする請求項3又は4に記載の情報処
    理装置。
  6. 【請求項6】 書き換え可能な媒体を動的に連続走査し
    て情報の記録再生を行う情報処理装置であって、 連続再生モードにおいて、媒体上の欠陥位置を検出する
    欠陥位置検出手段と、 連続記録モードにおいて、媒体上の記録位置が欠陥位置
    に達するとこの欠陥位置をスキップする欠陥位置スキッ
    プ手段と、 上記連続再生モードにおいて上記欠陥位置検出手段によ
    り検出された欠陥位置についての位置情報を順次記憶す
    るメモリ手段と、 連続再生モードの終了又は該媒体における所定の範囲の
    再生終了、又は、連続記録モードの終了又は該媒体にお
    ける所定の範囲の記録終了に応答して、上記メモリ手段
    に記憶された欠陥位置についての位置情報を媒体上のテ
    ーブル領域に記録するテーブル記録手段と、 上記媒体のテーブル領域から位置情報を読み出すテーブ
    ル読出し手段と、 上記テーブル読出し手段により読み出された位置情報を
    カウントする計測手段と、 該計測手段の計測結果に応じて所定の表示を行う欠陥表
    示手段とを有することを特徴とする情報処理装置。
  7. 【請求項7】 上記テーブル記録手段は、連続再生モー
    ドにおいて検出された欠陥位置の位置情報を、媒体上の
    テーブル領域に、該連続再生モードにおいて検出された
    欠陥位置情報以外の欠陥位置情報とは区別して記録する
    ことを特徴とする請求項3又は4又は5又は6に記載の
    情報処理装置。
  8. 【請求項8】 テーブル読出し手段は、上記連続再生モ
    ードにおいて検出された欠陥位置情報以外の欠陥位置情
    報である非検出位置情報をも読み出し、上記計測手段
    は、該非検出位置情報も含めてカウントを行うことを特
    徴とする請求項7に記載の情報処理装置。
  9. 【請求項9】 上記欠陥表示手段が、上記計測手段によ
    り計測された欠陥量の割合を表示することを特徴とする
    請求項2又は3又は4又は5又は6又は7又は8に記載
    の情報処理装置。
  10. 【請求項10】 上記媒体には、主記録エリアと、該主
    記録エリアに欠陥があった場合に該欠陥を補償するため
    のスペアエリアとを有するゾーンが複数設けられ、各ゾ
    ーンごとに欠陥量の割合を表示することを特徴とする請
    求項9に記載の情報処理装置。
  11. 【請求項11】 上記情報処理装置が、さらに、上記計
    測手段により計測された欠陥量と、予め設定されたしき
    い値とを比較する比較手段を有し、 上記欠陥表示手段が、上記比較手段の比較結果に基づき
    所定の表示を行うことを特徴とする請求項2又は3又は
    4又は5又は6又は7又は8又は9又は10に記載の情
    報処理装置。
  12. 【請求項12】 上記しきい値が複数設けられ、しきい
    値ごとに異なる表示が行われることを特徴とする請求項
    11に記載の情報処理装置。
  13. 【請求項13】 上記媒体には、主記録エリアと、該主
    記録エリアに欠陥があった場合に該欠陥を補償するため
    のスペアエリアとを備え、上記しきい値は該スペアエリ
    アの容量に基づいて設定されていることを特徴とする請
    求項11又は12に記載の情報処理装置。
  14. 【請求項14】 上記媒体には、上記主記録エリアと上
    記スペアエリアとを有するゾーンが複数設けられ、上記
    比較手段は、該ゾーンごとに比較処理を行うことを特徴
    とする請求項13に記載の情報処理装置。
  15. 【請求項15】 あるゾーンについて欠陥量が所定のし
    きい値以上である場合に、所定の条件の下に、そのゾー
    ンを記録及び/又は再生時のアクセス対象から除外する
    アクセス対象除外処理を行うことを特徴とする請求項1
    4に記載の情報処理装置。
  16. 【請求項16】 あるゾーンについてアクセス対象除外
    処理を行う場合には、ユーザーが該アクセス対象除外処
    理を承諾する旨の操作があることを条件とすることを特
    徴とする請求項15に記載の情報処理装置。
  17. 【請求項17】 あるゾーンについてアクセス対象除外
    処理を行う場合には、そのゾーンをアクセス対象から除
    外することにより影響を受けるコンテンツを表示するこ
    とを特徴とする請求項15又は16に記載の情報処理装
    置。
  18. 【請求項18】 上記比較処理に際して、情報が記録さ
    れていないゾーンのみを対象とすることを特徴とする請
    求項15又は16に記載の情報処理装置。
  19. 【請求項19】 上記アクセス対象除外処理を行う際
    に、アクセス対象除外処理を行うゾーンにおける上記主
    記録エリアと上記スペアエリアの両方についてアクセス
    対象から除外することを特徴とする請求項15又は16
    又は17又は18に記載の情報処理装置。
  20. 【請求項20】 上記アクセス対象除外処理を行う際
    に、アクセス対象除外処理を行うゾーンにおける上記主
    記録エリアのみについてアクセス対象から除外すること
    を特徴とする請求項15又は16又は17又は18に記
    載の情報処理装置。
  21. 【請求項21】 あるゾーンについてアクセス対象除外
    処理を行う場合で、該アクセス対象除外処理対象のゾー
    ンに該ゾーン以外のゾーンの代替情報がある場合には、
    他のゾーンに該代替情報を移動することを特徴とする請
    求項15又は16又は17又は18又は19に記載の情
    報処理装置。
  22. 【請求項22】 代替情報の移動を行う場合に、代替位
    置を示すリンク情報を書き換えることを特徴とする請求
    項21に記載の情報処理装置。
  23. 【請求項23】 上記アクセス対象除外処理が行われた
    場合には、記録可能容量についての情報を表示すること
    を特徴とする請求項15又は16又は17又は18又は
    19又は20又は21又は22に記載の情報処理装置。
  24. 【請求項24】 あるゾーンについて欠陥量が所定のし
    きい値以上である場合に、所定の条件の下に、欠陥を補
    償するための代替位置を他のゾーンのスペアエリアに設
    けることを特徴とする請求項14に記載の情報処理装
    置。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2001099108A1 (fr) * 2000-06-22 2001-12-27 Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. Unite de disque optique

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