JP2006063835A - バルブタイミング調整装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】 トルク変動によりカムシャフト20が遅角側へ受ける「正トルク」がしきい値Tよりも大きなとき、各遅角油圧室または各進角油圧室への作動油の供給、および各遅角油圧室または各進角油圧室からの作動油の排出は遮断される。これにより、「正トルク」が大きいとき、トルク変動によってベーンロータ30が遅角側へ押し戻されることがなく、進角側への位相制御時におけるベーンロータ30の回転速度は向上する。したがって、位相制御の応答性を高めることができる。また、第一遅角通路22と第二遅角通路および第一進角通路23と第二進角通路との断続は、カムシャフト20の回転によって行われる。したがって、部品点数の増大を招くことがなく、構成を簡単にすることができる。
【選択図】 図1
Description
そこで、本発明の目的は、トルク変動に関わらず、進角側への位相制御の応答性が高く、部品点数の増大および構造の複雑化を招くことのないバルブタイミング調整装置を提供することにある。
(第1実施形態)
本発明の第1実施形態によるバルブタイミング調整装置を図1および図2に示す。本実施形態のバルブタイミング調整装置10は、作動流体として作動油を用いる油圧制御式であり、吸気弁のバルブタイミングを調整するものである。
エンジンを停止しているとき、ストッパピストン42はリング43に嵌合している。エンジンを始動した直後では、遅角油圧室51、52、53、進角油圧室54、55、56、油圧室45および油圧室46にポンプ61から作動油が十分に供給されない。そのため、ストッパピストン42はリング43に嵌合したままであり、カムシャフト20はクランクシャフトに対し最も遅角位置に保持されている。これにより、作動油が各油圧室に十分に供給されるまでの間、カムシャフト20が受けるトルク変動によりハウジング11とベーンロータ30とが振動して衝突することがない。
また、第1実施形態では、通路開口部を平坦面で形成する例について説明した。しかし、通路開口部は、平坦面に限らず、円弧面よりも径方向内側へ窪む形状であれば、円弧面と逆転した凹曲面であってもよく、溝状の窪みなどでもよい。
本発明の第2実施形態によるバルブタイミング調整装置を図6に示す。なお、第1実施形態と実質的に同一の構成部位には同一の符号を付し、説明を省略する。
第2実施形態によるバルブタイミング調整装置10aは、通路開閉手段としての開閉弁80を備えている。開閉弁80は、切換制御弁70と第一遅角通路22および第一進角通路23との間に設置されている。開閉弁80は、切換制御弁70と第一遅角通路22とを接続する遅角通路91、および切換制御弁70と第一進角通路23とを接続する進角通路92を開閉する。これにより、開閉弁80は、切換制御弁70と第一遅角通路22との間の遅角通路91における作動油の流れ、および切換制御弁70と第一進角通路23との間の進角通路92における作動油の流れを断続する。
Claims (6)
- 内燃機関の駆動軸から吸気弁および排気弁の少なくともいずれか一方を開閉駆動する従動軸に駆動力を伝達する駆動力伝達系に設けられ、前記吸気弁または前記排気弁の少なくともいずれか一方の開閉タイミングを調整するバルブタイミング調整装置において、
前記駆動軸または前記従動軸の一方とともに回転し、所定の角度範囲で回転方向に形成されている収容室を回転方向に複数有しているハウジングと、
前記駆動軸または前記従動軸の他方とともに回転し、前記収容室に収容されるベーンを有し、前記ベーンにより各収容室を仕切って形成された複数の遅角油圧室および進角油圧室の作動流体圧力により前記ハウジングに対し遅角側または進角側に相対回転駆動されるベーンロータとを備え、前記従動軸を遅角側へ付勢するトルクの大きさが周期的に変動するバルブタイミング調整装置であって、
前記従動軸を遅角側へ付勢するトルクが所定の値よりも大きなとき、流体供給源から前記遅角油圧室および前記進角油圧室へ作動流体を供給する流体通路を遮断し、前記流体供給源から前記遅角油圧室および前記進角油圧室への作動流体の供給を停止する通路開閉手段を備えることを特徴とするバルブタイミング調整装置。 - 前記流体通路は、前記従動軸を貫いて前記遅角油圧室および前記進角油圧室へ接続する第一通路と、前記従動軸を回転可能に支持する支持部を貫いて前記流体供給源に接続する第二通路とを有し、
前記通路開閉手段は、前記第一通路と前記第二通路とを接続または遮断することを特徴とする請求項1記載のバルブタイミング調整装置。 - 前記従動軸は、外壁に、回転方向へ所定の角度範囲で形成され前記支持部の内壁と接触可能な複数の円弧面と、前記円弧面よりも径方向内側へ窪んで形成され前記第一通路の前記遅角油圧室または前記進角油圧室とは反対側の端部が開口する通路開口部とを有し、
前記通路開閉手段は、前記支持部に開口する前記第二通路の前記流体供給源とは反対側の端部と前記通路開口部とが対向したとき前記第一通路と前記第二通路との間の作動流体の流れを許容し、前記第二通路の前記流体供給源とは反対側の端部と前記円弧面とが対向したとき前記第一通路と前記第二通路との間の作動流体の流れを制限することを特徴とする請求項2記載のバルブタイミング調整装置。 - 前記通路開閉手段は、前記流体通路を開閉する開閉弁を有することを特徴とする請求項1記載のバルブタイミング調整装置。
- 前記開閉弁は、前記従動軸の回転に同期して前記従動軸を遅角側へ付勢するトルクが所定の値よりも大きなとき、前記流体通路を遮断することを特徴とする請求項4記載のバルブタイミング調整装置。
- 前記従動軸の回転角度を検出する検出手段と、
前記検出手段で検出された前記従動軸の回転角度に応じて前記開閉弁を駆動し、前記流体通路を開閉する制御手段と、
を備えることを特徴とする請求項5記載のバルブタイミング調整装置。
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