JP2006063720A - 扉開放防止具 - Google Patents

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Abstract

【課題】 扉開放防止という本来の目的を確実に達成できる扉開放防止具を得る。また、該の目的に加えて操作性にも優れる扉開放防止具を得る。
【解決手段】 両開き戸の一方の扉に装着される第1ホルダ1と、両開き戸の他方の扉に装着される第2ホルダ101とを備え、第1ホルダ1に設けられた第1係止手段3を第2ホルダ側に挿入して第2ホルダ101に設けられた第2係止手段103に係止することで第1ホルダ1と第2ホルダ101を連結し、これによって前記両開き戸の開放を防止する扉開放防止具であって、第1係止手段3と第2係止手段103の両方を同時に操作することで第1係止手段3を第2ホルダ101から抜き出して第1ホルダ1と第2ホルダ101の連結を放すことができるようにした。
【選択図】 図1

Description

本発明は、キャビネットや戸棚などの両開き戸の開放を防止する扉開放防止具に関する。
キャビネットや戸棚などの両開き戸は、通常、戸棚本体側に設けた磁石と、扉側に設けた鉄製の吸着材とからなる磁石錠を有し、扉を閉じると吸着材が磁石に吸着されてロックするようになっている。
しかしながら、このような磁石錠は、ある程度の外力が加わるとロックが簡単に解除されてしまうので、幼児などのいたずらにより扉が開いてしまい、キャビネットや戸棚内の物が落下したり、あるいは幼児が戸棚内のを飲食したりするなどのおそれがあり、危険である。また、冷蔵庫の場合は、幼児などが扉を開いたまま放置すると、冷却効果が低下するばかりでなく、電力の無駄使いなる。
このように幼児の悪戯などによる扉の開放を防止する必要性から、扉開放防止具の提案が従来からなされている。従来提案された扉の開放防止具として、例えば、先端部に係止爪を有するほぼU字状の係止具が前後方向にスライド可能に収容され、前面に開口部を有し下部に吸着盤が取り付けられて両開き戸の一方の扉に装着される第1のホルダと、前面に開口部を有し下部に吸着盤が取り付けられて前記両開き戸の他方の扉に前記第1のホルダと前面同志を対向させて装着される第2のホルダとを備え、前記扉を閉じたときに前記係止具を前進させてその先端部を前記第2のホルダの開口部内に挿入し、その係止爪を該第2のホルダに係止させるようにしたものがある(特許文献等1参照)。
実用新案登録第3040309号公報
確かに、特許文献1の構成であれば、扉のロック及びロック解除の際に係止具をスライドさせるだけでホルダの本体部を移動させる必要がないため、吸着盤に大きな力が加わることがなく、このため吸着力が低下するおそれがないという従来にない効果を奏することができる。
また、扉を開く際のロックの解除は、U字状の係止具の両辺を内側に向けて押さえることで第2ホルダとの係止を解除し、その状態で係止具を後方に移動させることにより、係止具を第2ホルダから抜き出すようにすればよく、操作性にも優れている。
しかしながら、係止具は第1ホルダから第2ホルダに亘って付勢されることなく設置されているので、係止が外れてしまうと係止具が第1ホルダ側に移動して第1ホルダと第2ホルダの連結が放れ、扉のロックが解除されてしまう危険性がある。
また、ロック解除操作がU字状の係止具の操作だけでよいため、幼児が係止具に悪戯をした際に偶然にロックが解除されてしまう可能性がある。
さらに、U字状の係止具は、第1ホルダと第2ホルダを連結する機能を有すると共に第2ホルダ側に係脱可能に係止するための係止部材としての機能も有している。そして、係脱可能な係止部材としての機能を発揮すること、及び操作性の観点からU字状の係止具はU字の両辺を手指で押すと容易に撓む程度の弾性力を有する形状・材質によって形成されていることを要する。
このため、例えば幼児が扉をむりやり開けようとした場合のようにU字状の係止具に何らかの力が作用したときにU字状の係止具に撓みが生じ、係止が外れてしまう可能性が高い。
以上のように、本物品は本来的には幼児の悪戯による扉開放を防止するものであるが、操作性に優れるが故に幼児の悪戯による扉開放防止という本来の目的を達成するのに若干の弱点があった。
本発明は係る課題を解決するためになされたものであり、扉開放防止という本来の目的を確実に達成できる扉開放防止具を得ることを目的としている。
また、上記の目的に加えて操作性にも優れる扉開放防止具を得ることを目的としている。
本発明に係る扉開放防止具は、両開き戸の一方の扉に装着される第1ホルダと、両開き戸の他方の扉に装着される第2ホルダとを備え、前記第1ホルダに前記第2ホルダ方向に進退可能でかつ前記第2ホルダに向けて付勢された連結手段を設け、該連結手段を第2ホルダ側に挿入して前記第1ホルダと前記第2ホルダを連結し、これによって前記両開き戸の開放を防止することを特徴とするものである。
(2)本発明に係る扉開放防止具は、両開き戸の一方の扉に装着される第1ホルダと、両開き戸の他方の扉に装着される第2ホルダとを備え、第1ホルダに設けられた第1係止手段を第2ホルダ側に挿入して第2ホルダに設けられた第2係止手段に係止することで第1ホルダと第2ホルダを連結し、これによって前記両開き戸の開放を防止するものであって、前記第1係止手段と前記第2係止手段の両方を同時に操作することで前記第1係止手段を前記第2ホルダから抜き出して前記第1ホルダと前記第2ホルダの連結を放すことができるようにしたことを特徴とするものである。
(3)また、上記(2)に記載のものにおいて、第1係止手段は先端側に第1係止部を有すると共に第2ホルダ方向に進退可能に設けられ、第2係止手段は前記第1係止部に係止する第2係止部を有すると共に該第2係止部を係止方向に常時付勢する第2付勢手段を備えてなることを特徴とするものである。
第2係止部を係止方向に常時付勢しているので、幼児が悪戯によって扉をむりやり開けようとした場合のように扉開放防止具の第1ホルダと第2ホルダが離れる方向の力が作用して係止部を外すような力が作用しても、第2係止部が係止方向に常時付勢されているので、係止が外れにくい。
また、幼児が悪戯によって第2係止部の係止を解除しようとしても、第2係止部が係止方向に常時付勢されているので解除が防止され、また、一旦解除動作がなされても幼児が手を放せば再び係止されるので、幼児の悪戯による係止解除が防止される。
(4)上記(2)又は(3)に記載のものにおいて、第1係止手段を第2ホルダ側に常時付勢する第1付勢手段を備えたことを特徴とするものである。
第1係止手段を第2ホルダ側に常時付勢することにより、仮に第1係止手段と第2係止手段の係止が外れても、第1係止手段が第2ホルダから退出するのを防止でき、第1ホルダと第2ホルダの連結を維持できるので、扉の開放を防止できる。
(5)上記(2)〜(4)に記載のものにおいて、第1係止手段を進退方向に移動操作する第1操作部が第1ホルダの両側面に突出するように設けられ、第2係止手段の係止解除操作を行う第2操作部が第2ホルダの片側側面に突出するように設けられていることを特徴とするものである。
操作部をこのような配置にすることで、操作性に優れる。
(6)上記(2)〜(5)に記載のものにおいて、第1係止手段と第2係止手段はそれぞれの係止部を対向させて両者を互いに近づく方向に移動させることで両者を係止できることを特徴とするものである。
本発明においては、第1ホルダに第2ホルダ方向に進退可能でかつ第2ホルダに向けて付勢された連結手段を設けたことより、幼児が悪戯をしたとしても連結手段が第2ホルダ側に付勢されているので第1ホルダと第2ホルダの連結が外れにくく幼児の悪戯による扉の開放を可及的に防止できる。
また、第1係止手段と第2係止手段の両方を同時に操作することで前記第1係止手段を前記第2ホルダから抜き出して前記第1ホルダと前記第2ホルダの連結を放すことができるようにしたことにより、幼児の悪戯により第1ホルダと前記第2ホルダの連結が偶然に放れる危険性が少なく扉の開放を確実に防止できる。
図1は本発明の一実施の形態に係る扉開放防止具の分解斜視図、図2は完成状態の平面図、図3は底面図、図4は正面図、図5は背面図、図6は図2の矢視A−A断面図、図7は図4の矢視B−B断面図である。以下、図1〜図7を参照にしながら、本実施の形態の構成を詳細に説明する。
本実施の形態に係る扉開放防止具は、両開き戸の一方の扉に装着される第1ホルダ1と、両開き戸の他方の扉に装着される第2ホルダ101とから構成される。なお、第2ホルダ101の構成を示す符号は100番代の数字を用い、第1ホルダ1の構成と対応する構成については1の位の数字又は10の位の数字が第1ホルダ1の構成を示す数字と同じになるようにしている。
本実施の形態に係る扉開放防止具は、第1ホルダ1に設けられた第1係止手段3を第2ホルダ101に設けられた第2係止手段103に係止することで第1ホルダ1と第2ホルダ101を連結し、これによって前記両開き戸の開放を防止するものであって、特に本実施の形態の特徴は、第1係止手段3と第2係止手段103の両方を同時に操作することで第1係止手段3を第2ホルダ101から抜き出して前記第1ホルダ1と前記第2ホルダ101の連結を放してロック解除できるようにした、逆に言えば第1係止手段3と第2係止手段103の両方を同時に操作しないと第1係止手段3と第2係止手段103の係止を解除できないようにした点にある。
以下、構成を詳細に説明する。
第1ホルダ1と第2ホルダ101は部品の共通点が多いので、まず、第1ホルダ1について説明する。
第1ホルダ1は、図1に示すように、半長円状の有底枠体からなる本体5、該本体5内に前後方向移動可能に設置された第1係止手段3、本体5に第1係止手段3を収容した状態で本体5の底部を閉塞する底板7、第1係止手段3に常時付勢力を与えるコイルバネ9、吸着部45を底板7の下方に突出させた状態で本体5に設置された吸着盤11、本体5の上面を覆うカバー13から構成されている。以下、各構成部品をさらに詳細に説明する。
本体5は全体が長円を半割にした形状をした有底枠体からなり、その両側の枠部の一部に切り欠き部を有し、この切り欠き部が、後述する第1係止手段3の操作部35がが突出するための操作窓15を構成している。
本体5の中央部には吸着盤11を取り付けるための係止孔17が設けられており、該係止孔17は円形部17aと該円形部17aに連続する矩形部17bから構成されている。また、本体5の前面(第2ホルダ101との対向面)には、第1係止手段3が延出するための開口19が設けられている(図7参照)。なお、この開口19は図1では明確には示されていなが、図1における第2ホルダ101の前面に設けられた開口119と同じものである。
本体5の上面にはカバー13を取り付けるためにカバー13と同形状の凹陥部21が形成されている。
また、本体5の内側、すなわち上面の裏面には、図7に示すように、後述の第1係止手段3のガイド穴31に挿入されるガイド棒23が設けられている。さらに、ガイド棒23の後方にはコイルバネの後端側を支持するための断面コ字状のバネ止め部25が形成されている。
第1係止手段3は、図1、図7に示されるように、所定の距離を離して配置される2つの側辺27と、該側辺27の一端側に設けられて両側辺27を連結する連結辺29からなる略コ字形状の板状部材によって形成されている。なお、本実施の形態の第1係止手段は、従来例のU字状の係止具のようにそれ自体撓む必要がないので、第1ホルダと第2ホルダを連結するための一定の剛性を有する材料・形状で形成することができる。
両側辺27の中央部には本体5に形成されたガイド棒23が挿入されるガイド穴31が設けられている。また、両側辺27の後端にはコイルバネ9が挿入されるバネ挿入部33が設けられている。さらに、両側辺27の中央には外方に突出する断面半円状の操作部35が設けられている。
連結辺29の片方の端部には略直角に屈曲する鉤形の係止部37が形成され、該係止部37における屈曲部の先端には傾斜面39が形成されている。
底板7は本体5と同様に全体が長円を半割にした形状をしており、底板7の中央には後述の吸着盤11の係止部43が挿入可能な楕円形の穴41が設けられている。
吸着盤11は、本体5に設けた係止孔17に係止可能な係止部43と、該係止部43からスカート状に形成された吸着部45とかなる。係止部43は本体5側に設けた係止孔17の円形部17aに挿入できる円形の頭部43aと、同じく本体5側に設けた係止孔17の矩形部17bに挿入可能な断面矩形の頸部43bと、該頸部43bの下方にあって頭部43aより大径の円形台部43cとから構成されている。
カバー13は、本体5と同様の長円を長辺方向で半分にした形状の板材からなる。カバー13の下面には、図1の破線で示すように、円筒状の枠体からなる吸着盤保持部13aが設けられている。吸着盤保持部13aは、図6に示すように、組み立て状態において吸着盤11の頭部43aを周囲から保持し、吸着盤11と本体5の相対移動を防止する。
次に、第2ホルダ101の構成について説明する。
第2ホルダ101は、半長円状の有底枠体からなる本体105、該本体内に設置された第2係止手段103、本体105に第2係止手段103を収容した状態で本体105の底部を閉塞する底板107、第2係止手段103に常時付勢力を与えるコイルバネ109、吸着部145を底板107の下方に突出させた状態で本体105に設置された吸着盤111、本体105の上面を覆うカバー113から構成されている。
上記構成のうち、底板107、吸着盤111、カバー113、コイルバネ109は、第1ホルダ1と同一の構成であるので、以下においては、第1ホルダ1側と違った構成を有する本体105、第2係止手段103について説明する。
本体105の基本形状は第1ホルダ1の本体5とほぼ同様であり、また吸着盤111を取り付けるための係止孔117が設けられ、本体105の前面に第1係止手段3が挿入するための開口119が設けられている点についても同様である。
ただ、本体105には本体5とは違って操作窓115は片側のみに設けられおり、また、本体105の裏面側には、図7に示すように、第2係止手段103の貫通穴131が回動自在に挿入される軸部材123と、コイルバネ133の他端側を支持するためのバネ止め部125が設けられている。
第2係止手段103は、図1、図7に示されるように、略クランク形状をしており、一端側に貫通穴131が設けられ、他端側には第1係止手段3と同様の鉤形の係止部137が設けられている。貫通穴131が設けられた辺には操作部135が外方に向けて突出して設けられ、また該辺の内側にはコイルバネ133の一端を受けるための凹陥部133が設けられている。
上記各部品によって構成される扉開放防止具の組み立て状態について主として図7に基づいて説明する。
まず、第1ホルダ1について説明する。組み立て状態においては、本体5の上面部にカバー13が設置され(図2参照)、本体5の内部に第1係止手段3が設置され(図2,図7参照)、本体5の下部には底板7が設置され(図3,図4,図5参照)、吸着盤11が底板7の下方に吸着部45を延出させて設置される(図4,図5参照)。
本体内に配置された第1係止手段3は、第1係止手段3のガイド穴31を本体5のガイド棒23に挿入する。このとき、図7に示すように、第1係止手段3の係止部37を含む前端面が開口19から延出する。第1係止手段3の後端側のバネ挿入部33にはコイルバネ9の一端が挿入され、コイルバネ9の他端が本体5のバネ止め部25に挿入される。このとき、第1係止手段3はコイルバネ9によって常時前方に付勢されている。そのため、第1係止手段3の操作部35は本体5の操作窓15から突出した状態で、操作部35の前端が操作窓15の前端に当接している。しかし、操作窓15と操作部35との間には後方側に空間があり、第1係止手段3は、操作部35を後方向に引くことで後方に動かすことができる。
次に第2ホルダ101の組み立て状態について説明する。カバー113、底板107、吸着盤111については第1ホルダ1と同様なので、ここでは第2係止手段103の設置状態について図7に基づいて説明する。第2係止手段103は、貫通穴131を本体105の軸部材123に挿入して軸部材123を回動中心軸として回動可能に取り付けられている。この状態で第2係止手段103の操作部135が本体105の操作窓115から突出している。第2係止手段103は貫通穴131の設けられた辺が長円の長軸に平行な状態(図7に示す状態)で、凹陥部133とバネ受け部125との間にコイルバネ109が設置され、第2係止手段103はこのコイルバネ109によって常時押し上げられる方向に付勢されている。したがって、図7に示す状態で操作部135を押すと第2係止手段103は軸部材123を中心に回動するが、操作部135から手を放すと図7の状態に戻る。
上記のように構成された本実施の形態に係る扉開放防止具の使用方法及び動作について説明する。
第1ホルダ1と第2ホルダ101の前端面を対向させ、第1ホルダ1の第1係止手段3の前端部を第2ホルダ101の開口119に挿入する。この時、第1係止手段3の係止部37の傾斜面39と第2係止手段103の係止部137の傾斜面139が当接する。当接状態からさらに押し込むと互いの傾斜面がガイドとなって第2係止手段103の傾斜面139に該傾斜面139に対して直交する方向の力が作用し、この力が第2係止手段103をコイルバネ109の付勢力に抗して回動させる(図7の破線参照)。第2係止手段103が回動することで第1係止手段3はさらに前進することができ、互いの鉤形の係止部37,137がお互いを乗り越えると、第2係止手段103はコイルバネ109の付勢力によって元の位置に戻る。これによって、第1係止手段3と第2係止手段103の係止部37,137は図7に示すように互いに係止状態になる。
このようにして、両ホルダ1,101を結合した状態で、図8に示すように、例えば、キャビネット50の扉51a,51bに、両ホルダの当接部を扉の合せ目53とほぼ一致させ、両吸着盤を扉51a,51bにそれぞれ吸着させる。これにより、扉の開放防止具のキャビネット等への取付けが完了し、扉の開放が防止される。
扉を開放するには、第2係止手段103の操作部135を押し込み、第2係止手段103と第1係止手段3の係止を解除し、この状態で第1係止手段3の操作部35を後方に移動させる。これによって、第1係止手段3が第2ホルダ101から引き抜かれるので、この状態で扉を開放する。
また、再び扉を閉めて開放を防止するには、扉を閉める際に第1係止手段3の操作部35を操作して第1係止手段3を後方に移動させ、第1係止手段3の先端部が第1ホルダ1の前端面より引き込むようにする。この状態で扉を閉め、その後第1係止手段3の操作部35から手を離すと、第1係止手段3はコイルバネ9の付勢力によって前方に移動して、前述したのと同様のメカニズムにより第1係止手段3の係止部37が第2係止手段103の係止部137と係止する。
このように、一旦扉開放防止具を扉に取り付けた後、扉を開放して、さらに閉める際には第1係止手段3の操作部35の後方への移動とその後操作部35から手を放すだけでよく、操作性に優れている。
次に扉開放防止具を扉に取り付けたいわゆるロック状態において、幼児が悪戯した際の作用について説明する。
幼児が第1ホルダ1の操作部35を後方に移動させようとしても第1係止手段3の先端の係止部が第2係止手段103に係止しているので移動しない。また、第1係止手段3の操作部35の操作によっては第1係止手段3の係止を解除できないので、第1係止手段3に対する悪戯によってロックが解除されることはなく扉の開放が確実に防止される。
また、幼児が悪戯によって、第2係止手段103の操作部135を押したような場合には、操作部135が押されている際は第2係止手段103と第1係止手段3の係止が解除状態になる。しかし、解除状態になったとしても、第1係止手段3の先端部が第2ホルダ101側に挿入されているかぎり扉は開放しない。しかも、第1係止手段3はコイルバネ9によって常時第2ホルダ101側に付勢されているので、第2係止手段103と第1係止手段3の係止が解除状態になったとしても第1係止手段3が第2ホルダ101から偶然に抜けることはない。第2係止手段103の操作部135を悪戯していた幼児が操作部135から手を放せば第2係止手段103はコイルバネ109の付勢力によって元の状態に戻り、再び第1係止手段3と係止する。
このように、第2係止手段103の操作部が悪戯されたとしても、第2係止手段103の操作部135の操作と同時に第1係止手段3の操作部35をコイルバネ9の付勢力に抗して行わない限りロックが解除されることはなく、これが偶然に行われる可能性は少なく安全性が高い。
またさらに、幼児が扉をむりやり開けようとした場合であっても、第1ホルダ1と第2ホルダ101を連結する第1係止手段3が一定の剛性を有する材料・形状で形成されているので、従来例のU字状の係止具のように第1係止手段3の撓みによって第1係止手段3と第2係止手段103の係止が外れることはない。
このように、本実施の形態におては、第1係止手段3を第2ホルダ101から引き抜いて扉を開放するには第2係止手段103側の操作によって第2係止手段103と第1係止手段3の係止を解除し、この解除状態を維持しつつ第1係止手段3側の操作により第1係止手段3を第2ホルダ101から引き抜くようにしなければならないので、このような操作が幼児の悪戯で偶然になされることは希であり、扉の開放を可及的に防止できるのである。
また、第1係止手段3の撓みによって第1係止手段3と第2係止手段103の係止が外れることもなく、この点でも扉の開放を可及的に防止できるのである。
上記の実施の形態においては、第1ホルダ1の本体5に設けた第1係止手段3をコイルバネ9によって第2ホルダ101側に付勢して第2ホルダ101の本体105側に挿入し、コイルバネ109によって常時係止方向に付勢された第2係止手段に係止することで第1ホルダと第2ホルダを連結するようにした例を示した。
しかし、コイルバネ9、コイルバネ109のいずれか一方あるいは両方設けなくても、上記実施の形態の他の構成を備えておれば第1ホルダ1と第2ホルダ101の連結を放すためには第2係止手段103の係止解除操作と第1係止手段3の第2ホルダ側からの引き抜き操作の両方を同時に行わなければならないので、幼児の悪戯による扉の開閉防止という効果を奏することはできる。
また、第1係止手段3と第2係止手段103の係止機能をなくし、第1係止手段3をコイルバネ9によって常時第2ホルダ側に付勢されて第1ホルダ1と第2ホルダ101を連結する連結手段として構成することもできる。
このようにしても、連結手段として構成された第1係止手段3が常時第2ホルダ101側に付勢されているので、幼児の悪戯によって第1ホルダ1と第2ホルダ101の連結が簡単に放れることはなく、幼児の悪戯による扉の開閉防止という効果を奏することができる。
なお、上記の実施の形態において示した各部品の形状は一例であり、本発明の機能を発揮する限りにおいて適宜変更可能なことは言うまでもない。
本発明の一実施の形態に係る扉開放防止具の分解斜視図である。 本発明の一実施の形態に係る扉開放防止具の平面図である。 本発明の一実施の形態に係る扉開放防止具の底面図である。 本発明の一実施の形態に係る扉開放防止具の正面図である。 本発明の一実施の形態に係る扉開放防止具の背面図である。 図2の矢視A−A断面図である。 図4の矢視B−B断面図である。 本発明の一実施の形態に係る扉開放防止具の使用状態の説明図である。
符号の説明
1 第1ホルダ
3 第1係止手段
5 第1ホルダの本体
9 第1ホルダ側のコイルバネ
35 第1ホルダの操作部
101 第2ホルダ
103 第2係止手段
105 第2ホルダの本体
109 第2ホルダ側のコイルバネ
135 第2ホルダの操作部

Claims (6)

  1. 両開き戸の一方の扉に装着される第1ホルダと、両開き戸の他方の扉に装着される第2ホルダとを備え、前記第1ホルダに前記第2ホルダ方向に進退可能でかつ前記第2ホルダに向けて付勢された連結手段を設け、該連結手段を第2ホルダ側に挿入して前記第1ホルダと前記第2ホルダを連結し、これによって前記両開き戸の開放を防止することを特徴とする扉開放防止具。
  2. 両開き戸の一方の扉に装着される第1ホルダと、両開き戸の他方の扉に装着される第2ホルダとを備え、第1ホルダに設けられた第1係止手段を第2ホルダ側に挿入して第2ホルダに設けられた第2係止手段に係止することで第1ホルダと第2ホルダを連結し、これによって前記両開き戸の開放を防止する扉開放防止具であって、
    前記第1係止手段と前記第2係止手段の両方を同時に操作することで前記第1係止手段を前記第2ホルダから抜き出して前記第1ホルダと前記第2ホルダの連結を放すことができるようにしたことを特徴とする扉開放防止具。
  3. 第1係止手段は先端部に第1係止部を有すると共に第2ホルダ方向に進退可能に設けられ、第2係止手段は前記第1係止部に係止する第2係止部を有すると共に該第2係止部を係止方向に常時付勢する第2付勢手段を備えてなることを特徴とする請求項2記載の扉開放防止具。
  4. 第1係止手段を第2ホルダ側に常時付勢する第1付勢手段を備えてなることを特徴とする請求項2又は3記載の扉開放防止具。
  5. 第1係止手段を進退方向に移動操作する第1操作部が第1ホルダの両側面に突出するように設けられ、第2係止手段の係止解除操作を行う第2操作部が第2ホルダの片側側面に突出するように設けられていることを特徴とする請求項2〜4の何れか一項に記載の扉開放防止具。
  6. 第1係止手段と第2係止手段はそれぞれの係止部を対向させて両者を互いに近づく方向に移動させることで両者を係止できることを特徴とする請求項2〜5に記載の扉開放防止具。
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