JP2006063195A5 - - Google Patents

Description

離型フィルムとして、ポリエチレンテレフタレート（ＰＥＴ）フィルム［厚さ３８μｍ、帝人デュポン社製、テトロンフィルム］を用い、一方の主面上に、シリコン樹脂の粒子（平均粒子径：６μｍ、屈折率：１．４３、ジーイー東芝シリコーン（株）社製、トスパール２０００Ｂ）を１５質量％、および、テトラアザポルフィリンの銅錯体（吸収極大波長：５８５ｎｍ）を５００（質量）ｐｐｍ（固形分中）をアクリル系粘着材（ブチルアクリレートとアクリル酸の共重合体、屈折率：１．５０）に分散させた塗料を乾燥厚さ２５μｍに塗布・乾燥して拡散性を有した粘着層を形成した。その後、ポリエチレンテレフタレートフィルム（厚さ３８μｍ、帝人デュポン社製、テトロンフィルム）を離型フィルムとして貼り合わせ、両面に離型フィルムを貼り合わせた光拡散性を有する粘着シートを得た。
得られた光拡散性を有する粘着シートを（株）日立製作所製分光光度計（Ｕ−３４００）により可視領域の光線透過率を測定したところ、波長５８５ｎｍの光の吸収が極小値を示し、その透過率は５０％であった。また、得られた光拡散性を有する粘着シートの視感平均透過率は８２％であり、かつ、得られた光拡散性を有する粘着シートのヘイズ値は５５％であった。
得られた両面に離型フィルムを貼り合わせた光拡散性を有する粘着シートの片方の離型フィルムを剥離して、レンズシートに貼り合わせた後、もう片方の離型フィルムを剥離し導光板に貼り合わせて光拡散シートを間に挟んだ、導光板−光拡散シート−レンズシートの一体型のシートを作製した。得られた導光板−光拡散シート−レンズシートの一体型のシートを備えたバックライトユニットを有する液晶表示装置を作製し、ＭＩＮＯＬＴＡＣＳ−１０００を用いて、輝度、および、赤、緑、青の発光からＲＧＢの色再現範囲を表す色度図を得た。輝度、および、ＲＧＢの３点からなる三角形の面積を評価した結果を表１に示す。