JP2002122714A - 光拡散性粘着層、光拡散性粘着シートおよびそれを用いた液晶表示装置 - Google Patents

光拡散性粘着層、光拡散性粘着シートおよびそれを用いた液晶表示装置

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JP2002122714A
JP2002122714A JP2000312552A JP2000312552A JP2002122714A JP 2002122714 A JP2002122714 A JP 2002122714A JP 2000312552 A JP2000312552 A JP 2000312552A JP 2000312552 A JP2000312552 A JP 2000312552A JP 2002122714 A JP2002122714 A JP 2002122714A
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Kensaku Azuma
健策 東
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ペーパーホワイトの地肌、十分な画像コント
ラストおよび視認性を有する反射型液晶表示装置を実現
させるための光拡散性粘着層、光拡散性粘着シートおよ
びこれを使用した液晶表示装置を提供する。 【解決手段】 アクリル系粘着剤とシリコーン樹脂微粒
子とを含有し、ヘイズ値が60以上である光拡散性粘着
層;該光拡散性粘着層の少なくとも片面に離型シートが
設けられている光拡散性粘着シート;液晶セル100、
偏光板11、光反射材14および前記光拡散性粘着層1
3を具備し、光拡散性粘着層13が、液晶セル100と
光反射材14との間に、光反射材14に接するように設
けられた液晶表示装置10。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、反射型液晶表示装
置等に好適に用いられ、画像コントラストおよび視認性
を向上させることができる光拡散性粘着層、光拡散性粘
着シート、およびそれを用いた液晶表示装置に関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】反射型液晶表示装置とは、ディスプレイ
表面側から入射する光を反射板で反射させることによっ
て画像表示を得る液晶表示装置のことである。反射板と
しては、通常、アルミニウム板の表面にヘアラインを設
けたもの、マット加工(表面の粗面化処理)を施したフ
ィルムのマット面にアルミニウムを蒸着したもの等が用
いられている。
【0003】ところで、上記のような液晶表示装置で
は、画像の背景にアルミニウムの地色が出るため、液晶
パネルに表示される暗色の画像に対するコントラストが
悪く、視認性に劣るという欠点があった。そこで、反射
板と液晶セルとの間に光拡散板を介装することにより、
背景色をできるだけペーパーホワイトに近づけ、コント
ラストを向上させる試みが、種々提案されている。この
ような光拡散板としては、透明フィルムの表面に凹凸を
設けたもの、樹脂フィルムや塗工層中にそれを構成する
樹脂とは屈折率の異なる微粒子を分散させたもの等が挙
げられる。
【0004】しかしながら、これらの光拡散板は、確か
に光拡散機能は有しているものの、これら光拡散板を設
けた液晶表示装置は、ペーパーホワイトの背景色を得る
には至らず、十分な画像コントラストおよび視認性を有
するものではなかった。またこれらの光拡散板は、光反
射板、偏光板等と重ね合わせて使用されるが、これらの
間に存在する空隙のため、光の透過率が低下し、液晶表
示装置の画面が暗くなるという問題も有していた。
【0005】そこで、粘着層中に、その粘着層とは異な
る屈折率を有する微粒子が分散された光拡散性粘着層が
設けられた液晶表示装置が、特表平11−508622
号公報、特開平11−223712号公報等に提案され
ている。これら光拡散性粘着層は、光拡散と粘着の2つ
の機能を1つの層で果たし、上述の光拡散板と他の部材
を重ね合わせた際の空隙をなくし、透過率を向上させる
ことができるものである。しかしながら、これら光拡散
性粘着層を設けた反射型液晶表示装置は、未だペーパー
ホワイトの地肌、十分な画像コントラストおよび視認性
を有するものではなく、さらなる改良が求められてい
た。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】よって、本発明の目的
は、ペーパーホワイトの地肌、十分な画像コントラスト
および視認性を有する反射型液晶表示装置を実現させる
ための光拡散性粘着層、光拡散性粘着シートおよびこれ
を使用した液晶表示装置を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明者は、光拡散性粘
着層を構成する材料として、粘着剤と、それに含有させ
る粘着剤とは異なる屈折率を有する微粒子との組合せに
ついて実験を重ねると共に、光反射板を使用する反射型
液晶表示装置(LCD)の構造についても検討を行い、
本発明に至ったものである。
【0008】すなわち、本発明の光拡散性粘着層は、透
過する光を拡散させる機能を有する粘着層であって、ア
クリル系粘着剤とシリコーン樹脂微粒子とを含有し、ヘ
イズ値が60以上であることを特徴とする。また、本発
明の光拡散性粘着シートは、本発明の光拡散性粘着層の
少なくとも片面に、離型シートが設けられていることを
特徴とする。また、離型シートは、光拡散性粘着層の両
側に設けられていることが望ましい。
【0009】また、本発明の液晶表示装置は、液晶セ
ル、偏光板、光反射材および光拡散性粘着層を具備し、
光拡散性粘着層が、液晶セルと光反射材との間に、光反
射材に接するように設けられ、かつ光拡散性粘着層が、
本発明の光拡散性粘着層であることを特徴とする。ま
た、前記光反射材は、反射偏光子であることが望まし
い。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、本発明を詳細に説明する。
本発明の光拡散性粘着層を構成する粘着剤としては、ア
クリル系粘着剤が使用される。粘着剤としては、従来よ
り、ポリエステル系樹脂、エポキシ系樹脂、ポリウレタ
ン系樹脂、シリコーン系樹脂等も知られているが、光学
的透明性が高いこと、偏光板の保護フィルムであるTA
Cフィルムと近い屈折率を持つこと、偏光板用の粘着剤
として信頼性が高く実績が多いこと、比較的安価なこと
等から、アクリル系樹脂からなる粘着剤が、本発明では
好適に用いられる。
【0011】アクリル系粘着剤としては、アクリル酸お
よびそのエステル、メタクリル酸およびそのエステル、
アクリルアミド、アクリロニトリル等のアクリルモノマ
ーの単独重合体もしくはこれらの共重合体;さらに、前
記アクリルモノマーの少なくとも1種と、酢酸ビニル、
無水マレイン酸、スチレン等のビニルモノマーとの共重
合体などが挙げられる。特に、粘着性を発現するエチル
アクリレート、ブチルアクリレート、2−エチルへキシ
ルアクリレート等の主モノマー;凝集力成分となる酢酸
ビニル、アクリルアミド、アクリロニトリル、スチレ
ン、メタクリレート等のモノマー;さらに接着力を向上
させたり、架橋化起点を付与するアクリル酸、メタクリ
ル酸、イタコン酸、無水マレイン酸、ヒドロキシルエチ
ルメタクリレート、ヒドロキシルプロピルメタクリレー
ト、ジメチルアミノエチルメタクリレート、メチロール
アクリルアミド、グリシジルメタクリレート等の官能基
含有モノマーや、必要に応じて屈折率を調整するための
含フッ素アクリレートなどからなる共重合体で、Tg
(ガラス転移点)が−60〜−15℃の範囲にあり、重
量平均分子量が10万〜200万の範囲にあるものが好
ましい。
【0012】また、アクリル系粘着剤としては、末端や
側鎖にアクリル基を有するオリゴマーおよびアクリル系
モノマーに、光重合開始剤等を配合した光重合性塗料が
挙げられる。このような光重合性塗料は、基材に塗工さ
れた後、紫外線照射されることにより、塗工層が粘着剤
化するので、アクリル系粘着剤として使用することがで
きる。前記アクリル系粘着剤には、必要に応じて、金属
キレート系、イソシアネート系、エポキシ系等の架橋剤
を1種あるいは2種以上混合して用いることができる。
【0013】このようなアクリル系粘着剤は、後述する
微粒子を含有した状態で、粘着力が100〜2000g
/25mmの範囲になるよう配合されることが実用上好
ましい。接着力が100g/25mm未満では、耐環境
性が悪く、特に高温高湿時に剥離が生じる恐れがあり、
逆に2000g/25mmを超えると貼り直しができな
かったり、出来ても剥離部分に粘着剤が残るという問題
がある。また、アクリル系粘着剤の屈折率(JIS K
−7142によるB法)は、後述するシリコーン樹脂微
粒子よりも高い屈折率のものが使用されることから、
1.40〜1.70の範囲、特に1.45〜1.55の
範囲が好ましい。
【0014】本発明においては、上記アクリル系粘着剤
中に混合・分散される微粒子として、シリコーン樹脂微
粒子が使用される。光拡散機能を発揮するために使用さ
れる微粒子としては、従来は、粘着剤とは異なる屈折率
を有するシリカ、炭酸カルシウム、水酸化アルミニウ
ム、水酸化マグネシウム、クレー、タルク、二酸化チタ
ン等の無機系白色顔料;粘着剤とは異なる屈折率を有す
るアクリル樹脂、ポリスチレン樹脂、スチレン−アクリ
ル共重合体樹脂、ポリエチレン樹脂、エポキシ樹脂等の
樹脂微粒子が使用されていた。しかしながら、無機系白
色顔料を使用した場合は、顔料自体の透明性が低いた
め、光拡散性粘着層の光透過率が低下し、これを使用し
た液晶表示装置では十分な明るさが得られなかった。ま
た、上記樹脂微粒子でも、アクリル樹脂のようにアクリ
ル系粘着剤と屈折率が極めて近い場合は、光拡散性能が
不十分であった。また、ポリスチレン樹脂(屈折率1.
59)にようにアクリル系粘着剤よりもかなり大きな屈
折率を有するものでは、光拡散性能は充分だが、後方散
乱や偏光解消が大きく、やはり十分なコントラストが得
られないという問題があった。
【0015】本発明において使用されるシリコーン樹脂
微粒子は、アクリル系粘着剤よりもやや低い屈折率1.
40〜1.45を有しており、このために上述の他の材
料と比べて光透過率が高く、後方散乱や偏光解消も少な
く、反射型LCDに適用するのに優れている。シリコー
ン樹脂微粒子の平均粒子径は、好ましくは0.1〜20
μm、より好ましくは1〜10μmである。平均粒子径
が0.1μm未満では、光拡散性能が低く、光反射板の
金属光沢が見えてくるためペーパーホワイト性が得られ
なくなる。一方、平均粒子径が20μmを超えると、粒
子が粗すぎて画面の背景に梨地模様やギラつきが見え、
コントラストが低下することになる。ここでいう平均粒
子径は、コールターカウンター法により測定されるもの
である。
【0016】このようなシリコーン樹脂微粒子は、シロ
キサン結合で3次元の網目構造をしており、ケイ素原子
には1〜2個のメチル基や一部エポキシ基等の官能基が
結合しているものである。具体的には、東芝シリコーン
(株)からシリコーン樹脂微粒子として「トスパー
ル」、東レ・ダウコーニング・シリコーン(株)からシ
リコーン高機能性パウダーとして「トレフィル」の名称
で市販されているもの等が本発明において使用可能であ
る。
【0017】本発明におけるシリコーン樹脂微粒子の形
状は、アクリル系粘着剤中への分散の容易さから、球状
であることが好ましく、さらに光拡散性粘着層の光学特
性の均一性から、粒子径も揃っている方が一般には好ま
しい。なお、拡散特性を微妙に調整するために、粒径の
異なる2種類以上のシリコーン樹脂微粒子を一定の割合
で混合して、粘着剤中に分散・使用することも可能であ
る。
【0018】本発明における光拡散性粘着層中のシリコ
ーン樹脂微粒子の含有量は、好ましくは10.0〜5
0.0重量%、より好ましくは20〜45重量%であ
る。含有量が10.0重量%未満では、光拡散性が低下
し、また50.0重量%を超えると、光拡散性粘着層の
粘着力が低下して剥離を生じ易くなる。
【0019】本発明においては、ヘイズをより向上させ
るため、もしくは材料費のコストダウンのために、シリ
コーン樹脂微粒子と共に、前述の他の微粒子を添加する
こともできる。この場合、シリコーン樹脂微粒子以外の
微粒子を光拡散性粘着層中へ含有させることのできる量
は、0.1〜10重量%であり、シリコーン樹脂微粒子
に対してその25.0重量%を超えてはならない。もし
これを超える量を使用した場合は、光透過率が高く、後
方散乱や偏光解消が少ないという本発明の効果を損なう
ことになる。
【0020】シリコーン樹脂微粒子等の微粒子のアクリ
ル系粘着剤中への分散性を向上するために、予め微粒子
表面に油脂類、界面活性剤、シランカップリング剤等を
作用させて表面改質を行ってもよい。また、かかる分散
性向上剤は、光拡散性粘着層を形成するための塗料に添
加することもできる。さらに、光拡散性粘着層を形成す
るための塗料には、必要に応じて着色染料、蛍光染料、
増粘剤、界面活性剤、レベリング剤等を添加することも
できる。
【0021】本発明においては、光拡散性粘着層のヘイ
ズ値が60以上であることを特徴としている。これは、
ヘイズ値が60未満であれば、後述する反射型液晶表示
装置にペーパーホワイトの地肌を与え得ることができな
いためである。光拡散性粘着層のヘイズ値は、好ましく
は70以上、さらに好ましくは80以上である。ここ
で、ヘイズ値(Hz、%)は、JIS K7105に準
拠し、拡散透過率(%)および全光線透過率(%)を測
定し、次式にて算出された値である。Hz(%)=拡散
透過率/全光線透過率×100
【0022】また、本発明においては、光拡散性粘着層
の全光線透過率が、80%以上であることが好ましい。
全光線透過率が80%未満では、後述する反射型液晶表
示装置の画面が暗く、また、画像コントラストが低下す
るおそれがある。光拡散性粘着層の全光線透過率は、よ
り好ましくは85%以上、さらに好ましくは90%以上
である。
【0023】上述のような光拡散性粘着層は、粘着性を
有するが故に、単独では取り扱いにくいため、光拡散性
粘着層の少なくとも片面、好ましくは両面に離型シート
を設けて光拡散性粘着シートとすることが好ましい。よ
って、本発明の光拡散性粘着層は、通常、光拡散性粘着
シートの状態で、切断、搬送および保管される。そし
て、光拡散性粘着層の両面に離型シートを設けた場合、
本発明の光拡散性粘着シートは、一方の離型シートを剥
がして、光反射材や偏光板、液晶パネル、プリズムシー
ト等に貼り合わされ、さらにもう一方の離型シートを剥
がして、別の部材に貼り合わせられる。本発明におい
て、光拡散性粘着層の少なくとも一方の表面は、より優
れた地肌のペーパーホワイト性や高いコントラストを得
るために、光反射材と貼り合わせられる。
【0024】光拡散性粘着シートにおける、光拡散性粘
着層と離型シートとの剥離力は、離型シートを300m
m/分の速さで、180°の角度で引き剥がすのに要す
る力(剥離力:JIS Z0237)が、1〜30g/
25mmであり、両界面における離型シートの剥離力の
差は、1g/25mm以上、好ましくは5g/25mm
以上に調整することが好ましい。剥離力が1g/25m
m未満の場合は、ロール状に巻き取った際等に、離型シ
ートと光拡散性粘着層との間に剥離が起こり(トンネリ
ング)、光反射材等の被着体に貼り合わせた場合、その
部分が跡となって残り外観上の問題を生じる。一方、剥
離力が30g/25mmを超える場合は、被着体への貼
り合わせ作業の効率が落ちたり、貼り合わせた被着体に
ストレスを与え、カールや破損を生じる恐れがある。ま
た、光拡散性粘着層と離型シートの両界面の剥離力の差
が1g/25mm未満の場合は、一方の離型シートを剥
離する過程で、光拡散性粘着層が凝集破壊されてしまう
ので好ましくない。
【0025】本発明の光拡散性粘着層および光拡散性粘
着シートは、例えば、以下のようにして作製される。ま
ず、アクリル系粘着剤中にシリコーン樹脂微粒子を分散
して調製した塗料を、離型シート上に塗工・乾燥して、
光拡散性粘着層を形成させる。さらに、光拡散性粘着層
上に別の離型シートをラミネートすることにより、光拡
散性粘着シートが作製される。一般に、アクリル系粘着
剤は、酢酸エチル、アセトン、メチルエチルケトン、ト
ルエン等の溶剤を含んだ形で市販されているが、本発明
における塗料の調製においては、濡れ性、レベリング
性、乾燥性等の塗工適性を向上させるために、上記溶剤
の他に酢酸ブチル、メチルイソブチルケトン、シクロヘ
キサノン等の溶剤を添加することができる。
【0026】シリコーン樹脂微粒子のアクリル系粘着剤
への分散は、デイスパー、アジター、ボールミル、アト
ライター等の各種混合・攪拌装置、分散装置を使用して
行われる。また、塗料は塗工前に脱泡することが好まし
い。光拡散性粘着層用の塗料の塗工は、リバースコータ
ー、ダムコーター、コンマコーター、ダイコーター、ド
クターバーコーター、グラビアコーター、マイクログラ
ビアコーター、ロールコーター等のコーターを使用し行
われる。さらに、粘着剤成分の硬化または安定化のため
に、光拡散性粘着シートを巻き取った状態もしくはシー
トの状態で、光拡散性粘着シートを、室温または30〜
60℃程度の温度環境下に1日から2週間程度おき、キ
ュアーを行ってもよい。
【0027】本発明の光拡散性粘着層のような高いヘイ
ズ値を得るためには、光拡散性粘着層中のシリコーン樹
脂微粒子の含有量を高くする方法と、光拡散性粘着層の
膜厚を厚くする方法とがある。前者の方法では、粘着力
低下の制約から既に述べたように50.0重量%が限度
である。後者の方法において、乾燥能力の制約から一度
に得られる膜厚が薄く目的のヘイズが得られない場合
は、光拡散性粘着膜同士を複数層ラミネートしてヘイズ
を向上させることもできる。なお、この場合、拡散能力
の異なる複数の光拡散性粘着層同士や、光拡散性粘着層
と拡散機能を有しない粘着層とのラミネートを行うこと
も可能である。本発明において光拡散性粘着層の膜厚
は、目的の光学特性が得られるように、シリコーン樹脂
微粒子の粒径や添加量との関係で適宜決められるもの
で、特に限定されるものではないが、3〜100μmが
好ましく、特に15〜50μmが好適である。
【0028】本発明の液晶表示装置は、液晶セルと偏光
板と光反射材とを必須構成要素とし、本発明の光拡散性
粘着層を、この液晶セルと光反射材の間にかつ光反射材
に貼り合わせて設けたものである。このような液晶表示
装置によれば、表示のペーパーホワイト性が向上し、コ
ントラストおよび視認性が向上する。以下、図面を参照
しながら反射型液晶表示装置の好適な実施の形態につい
て説明する。
【0029】図1は、本発明の光拡散性粘着層により、
画像コントラストおよび視認性が改善された反射型液晶
表示装置の構成を示す断面図である。この液晶表示装置
10は、液晶102を2枚のガラス101、103に挟
んだ液晶セル100(透明電極は図示せず)の上側に、
透明粘着層12を介して偏光板11を積層し、液晶セル
100の下側に、反射偏光子14を光拡散性粘着層13
を介して貼り合わせ、さらに、反射偏光子14の下側に
光吸収層15を設けたものである。
【0030】ここで、光吸収層15とは、反射偏光子1
4を通過してきた光を実質的に吸収してほとんど反射を
示さない層であり、一般には、カーボン等の黒色顔料を
含む塗料を塗工することにより得られるものである。本
発明では、この反射偏光子14を、光反射材一方向の偏
光成分を高率で反射することから、光反射材として扱っ
ている。ここで反射偏光子とは、通常の偏光板が一方向
の偏光成分を透過し、これと直交する方向の偏光成分を
吸収するのに対し、一方向の偏光成分を透過し、これと
直交する方向の偏光成分を反射する特徴を持つものであ
る。
【0031】この反射偏光子14としては、延伸した際
に延伸方向の屈折率が異なる2種類のポリエステル樹脂
(ポリエチレンナフタレート[PEN]およびPEN共
重合体)を、押し出し成形の技術により数百層交互に積
層し、これを延伸した構成のものが3Mから、DBEF
の名称で製造・販売されている。また、日東電工からは
ニポックスなる名称の反射偏光子が商品化されている。
これは、コレステリック液晶ポリマー層と1/4波長板
とを積層したもので、コレステリック液晶ポリマー層側
から入射した光を互いに逆向きの2つの円偏光に分離
し、一方を透過、他方を反射し、透過する円偏光を1/
4波長板により直線偏光に変換させるものである。さら
にまた、同様の原理に基づき、メルク社でも、トランス
マックスなる名称の反射偏光子を製造・販売している。
これらはいずれも本発明における反射偏光子として使用
可能である。
【0032】液晶セル100としては、例えば、ツイス
トテッドネマチック(TN)液晶セル、スーパーツイス
トテッドネマチック(STN)液晶セル等が使用可能で
ある。以下、このタイプの液晶セルを例に挙げて説明す
る。TN液晶セルは、所望のパターンからなる透明電極
(図示略)が設けられた2枚のガラス基板101、10
3の該透明電極上に、ポリイミドの溶液を塗布して配向
膜を形成し、これをラビング操作により配向させ、配向
膜面を向き合わせて所定のギャップを保ってガラス基板
周辺をエポキシ樹脂等で貼り合わせ、このギャップにネ
マチック液晶を注入した後、紫外線硬化型樹脂で注入部
分を封止して形成さたものである。
【0033】このネマチック液晶は、配向方向の異なる
配向膜を有する上下のガラス基板間に挟まれるため、9
0°捩じれて配向される。一方、液晶セル100の上側
に積層される偏光板11は、ガラス基板101に接する
液晶102の配向方向と一致させてあり、液晶セル10
0の下側の反射偏光子14の透過の偏光方向もこれと一
致させてある。ただし、反射偏光子14により反射する
光の偏光方向はこれと直交している。したがって、透明
電極に電圧を印加しない場合、この液晶表示装置10に
入射した外光は、上側の偏光板11で直線偏光となり、
液晶セル100を通過することにより偏光方向は90°
捩じれて出射するが、この方向に偏光した光は反射偏光
子14により反射され、さらに本発明の光拡散性粘着層
13の光散乱機能により白色として視認される。
【0034】一方、液晶セル100の透明電極に電圧を
印加した場合、液晶分子はその向きを変え電界方向と平
行になるため、液晶セル100を通過した光は上側の偏
光板11と同じ偏光方向を示すことになる。その結果、
この光は反射偏光子14を透過し、その下に配置された
光吸収層15により吸収されて、表示装置の外側へ光が
出射することがなく、視覚情報としては黒色となる。こ
のように、電圧印加の有無により白黒の表示が得られる
のである。したがって、光拡散性粘着層13は、白表示
では高い光拡散性能を、また黒表示では高い光透過率を
要求され、さらにはいずれの場合でも偏光解消と後方散
乱が少ないことが求められるものである。なお、以上説
明した反射偏光子14の偏光方向を90°回転させて透
過と反射を逆にし、電圧をかけない場合を黒表示、電圧
印加時を白表示とすることも可能である。
【0035】本発明の光拡散性粘着層を使った他の液晶
表示装置の例を図2に示す。この液晶表示装置20は液
晶セル100の下側に透明粘着層26を介して偏光板2
7を貼り合わせ、さらにその偏光板27の反対面に光反
射材24を光拡散性粘着層13を介して貼り合わせたも
のである。ここで、上述した図1と同じようにTN液晶
セルを使用する場合、上側の偏光板11と上側ガラス基
板101に接する液晶102の配向方向とを一致させ、
液晶セル100の下側の偏光板27の透過の偏光方向は
これと直交するように配置する。
【0036】透明電極に電圧を印加しない時は、この液
晶表示装置20に入射した外光は、上側の偏光板11、
液晶セル100、下側の偏光板27の順に通過し、光拡
散性粘着層13を経て光反射材24に到達して、ここで
反射され、逆の道筋で液晶表示装置20から出射する。
ここで、本発明の光拡散性粘着層13は、光反射材24
の金属光沢やヘアーラインを有効に解消してペーパーホ
ワイト性を持たせる働きを有している。
【0037】一方、液晶セル100の透明電極に電圧を
印加した場合、入射光は液晶セル100を通過した後
に、上側の偏光板11と同じ偏光方向を示すため、これ
とは偏光方向が90°異なる下側の偏光板27でそのほ
とんどの光が吸収されることになる。従って、電圧印加
なしの場合は、光拡散性粘着層13の光拡散性能により
ペーパーホワイトの地肌を、電圧を印加した場合は、2
枚の偏光板の直交による光吸収の結果、黒色の画像を与
えることができる。ここで、画像コントラストを向上さ
せるためには、白表示(電圧印加なし)の際に光拡散性
粘着層13が単に光を拡散するだけでなく、光の透過率
が大きく、後方散乱、偏光解消が少ないことが重要とな
る。
【0038】さらに、本発明においては、液晶表示装置
の例として、透過光と反射光の両方を利用できる図3に
示すものも挙げることができる。ここで液晶表示装置3
0は、液晶表示装置20で説明した光反射板24の代わ
りに、半透過反射板34を使用し、さらに、光源(図示
略)からの光を、導光板39、拡散フィルムおよび/ま
たはプリズムシート38等のバックライトの構成材料を
通して半透過反射板34から液晶セル100側に出射し
ている。画像を得る原理はこれまでの説明と同じであ
る。
【0039】なお、図1〜図3には示していないが、上
側の偏光板11の表面には、視認性をさらに向上させる
ために、防眩や反射防止の機能性皮膜を設けることも可
能である。さらに、カラー表示を得るために、液晶セル
中にカラーフィルターを設けることもできる。
【0040】
【実施例】以下、実施例に基づいて本発明をさらに詳細
に説明する。 [実施例1〜6、比較例1〜5]屈折率1.47のアク
リル系粘着剤(商品名:SKダインTM206、全固形
分濃度18.8%、溶剤:酢酸エチル、メチルエチルケ
トン、綜研化学社製)100重量部に対して、イソシア
ネート系硬化剤(商品名:L−45、綜研化学社製)
0.5部と、エポキシ系硬化剤(商品名:E−5XM、
綜研化学社製)0.02部を添加したベース塗料に、表
1に記載の各種微粒子を添加し、アジターで30分間撹
拌して微粒子を分散させ、10種類の光拡散性粘着層塗
料を作製した。作製した各塗料を38μmの離型ポリエ
チレンテレフタレート(PET)フィルム(38PF、
リンテック社製)にコンマコーターを用いて、乾燥後の
膜厚が25μmになるように塗工し、これを乾燥して光
拡散性粘着層を形成した後、該粘着層上に38μmの離
型PETフィルム(3801、リンテック社製)をラミ
ネートし、光拡散性粘着シートを得た。各シートの光拡
散性粘着層中に含まれる微粒子の種類、屈折率、粒子
径、含有量、および全光線透過率、ヘイズ値を表1に示
した。ここで、表中の全光線透過率Tt(%)とヘイズ
値Hz(%)は、日本電色工業社製のヘーズメーターN
DH2000を用いて測定した。
【0041】
【表1】
【0042】[実施例7]実施例2の光拡散性粘着膜
を、離型力の異なる2種類の離型PETフィルム(38
PF、3801、共にリンテック社製)上に設け、これ
を粘着膜同士を貼り合わせて合計50μmの光拡散性粘
着シートを得た。この光学特性は、全光線透過率89.
8、ヘイズ90.3であった。
【0043】[液晶表示装置での評価]上記実施例1〜
7、および比較例1〜5の光拡散性粘着シートを、図1
の液晶表示装置10に装着して画像の背景(白表示)の
状態を目視で観察した。背景が完全なペーパーホワイト
の場合を○、ペーパーホワイトに近い場合を△、金属光
沢が強い場合を×とした。
【0044】また、図4に示すように、電源および駆動
装置40に接続された液晶表示装置10上に設置したリ
ングライト41(PLG−R55−750、日本ピー・
アイ社製)から光を照射し、正面方向からの反射率を輝
度計42(LS−100、ミノルタ社製)を用い、白表
示と黒表示の場合で測定した。ここで、リングライト4
1からの光が正面反射光に対して30°の角度から入射
するように、リングライト41と液晶表示装置10との
位置関係を調整した。また、白表示の反射率を黒表示の
反射率で除した値をコントラストと定義した。実施例お
よび比較例の光拡散性粘着層についての評価結果を表2
に示す。
【0045】
【表2】
【0046】表2から明らかなように、アクリル系粘着
剤とシリコーン微粒子を用いた実施例の光拡散性粘着層
は、反射型液晶表示装置に装着した際に、優れた画像コ
ントラストを示し、また良好なペーパーホワイトの背景
を見ることができた。特に、高いヘイズを示す実施例7
では、コントラストが極めて高いものであった。
【0047】一方、比較例1のように、材料系は同じで
も、微粒子の含有量が少なくヘイズが60未満のもので
は、ペーパーホワイトが得られなかった。また、比較例
2は、ヘイズ値では実施例2に近く、また背景もペーパ
ーホワイト性を示したが、黒表示での反射率が高くなっ
たため、結果的に低いコントラストしか得られなかっ
た。比較例3は、微粒子の屈折率が粘着剤と近いため、
ヘイズが低く有意の光拡散性を示さなかった。比較例4
と5は共に、微粒子の屈折率が高く、また粒子径が大き
いため画像にギラつきが認められ、コントラストも低い
ものであった。
【0048】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の光拡散性
粘着層は、透過する光を拡散させる機能を有する粘着層
であって、アクリル系粘着剤とシリコーン樹脂微粒子と
を含有し、ヘイズ値が60以上であるので、光を効果的
に拡散することができ、ペーパーホワイトの地肌、十分
な画像コントラストおよび視認性を有する反射型液晶表
示装置を実現することができる。
【0049】また、本発明の光拡散性粘着シートは、本
発明の光拡散性粘着層の少なくとも片面に、離型シート
が設けられているものであるので、上述のような光拡散
性粘着層の取扱い性がよくなる。また、離型シートが、
光拡散性粘着層の両側に設けられていれば、光拡散性粘
着層の取扱い性がさらによくなる。
【0050】また、本発明の液晶表示装置は、液晶セ
ル、偏光板、光反射材および光拡散性粘着層を具備し、
光拡散性粘着層が、液晶セルと光反射材との間に、光反
射材に接するように設けられ、かつ光拡散性粘着層が、
本発明の光拡散性粘着層であるので、ペーパーホワイト
の地肌、十分な画像コントラストおよび視認性を有する
反射型液晶表示装置となる。また、前記光反射材が、反
射偏光子であれば、下側偏光板と反射板の2つの部材を
1つにすることができるという利点がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の液晶表示装置の一例を示す断面図で
ある。
【図2】 本発明の液晶表示装置の他の例を示す断面図
である。
【図3】 本発明の液晶表示装置の他の例を示す断面図
である。
【図4】 液晶表示装置の反射率の測定方法を説明する
概略図である。
【符号の説明】
10…液晶表示装置、11…偏光板、13…光拡散性粘
着層、14…反射偏光子(光反射材)、24…光反射
材、27…偏光板、34…半透過反射板(光反射材)、
100…液晶セル

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 透過する光を拡散させる機能を有する粘
    着層であって、アクリル系粘着剤とシリコーン樹脂微粒
    子とを含有し、ヘイズ値が60以上であることを特徴と
    する光拡散性粘着層。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の光拡散性粘着層の少なく
    とも片面に、離型シートが設けられていることを特徴と
    する光拡散性粘着シート。
  3. 【請求項3】 離型シートが、光拡散性粘着層の両側に
    設けられていることを特徴とする請求項2記載の光拡散
    性粘着シート。
  4. 【請求項4】 液晶セル、偏光板、光反射材および光拡
    散性粘着層を具備し、 前記光拡散性粘着層が、液晶セルと光反射材との間に、
    光反射材に接するように設けられ、かつ該光拡散性粘着
    層が、請求項1記載の光拡散性粘着層であることを特徴
    とする液晶表示装置。
  5. 【請求項5】 前記光反射材が、反射偏光子であること
    を特徴とする請求項4記載の液晶表示装置。
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