JP2006061040A - メフン除去機魚類洗浄装置魚類洗浄方法 - Google Patents

メフン除去機魚類洗浄装置魚類洗浄方法 Download PDF

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Abstract

【課題】少量の洗浄水で魚類の腹部内を効率良く且つ確実に洗浄する。
【解決手段】魚類洗浄装置は、魚類Fの切開された腹部Fs内のメフンを吸引するメフン吸引ユニット2と、腹部内に残留したメフンを除去して腹部内を洗浄する腹部内洗浄ユニット4と、魚類の体表に付着している付着物を除去する付着物除去ユニット6とを備え、腹部内洗浄ユニット4には、魚類Fの腹部内をメフン除去機18で除去する間に同時に腹部内に向けて洗浄水を噴射する洗浄水噴射手段20が設けられている。メフン除去機は、駆動機構36により回転制御される回転軸40と、回転軸の先端に取り付けられたブラシ42と、回転軸の先端を揺動させる揺動機構とを備えている。
【選択図】 図1

Description

本発明は、例えばサケやマスなどの魚類の腹部内のメフンを除去するメフン除去機、メフン除去機が組み込まれた魚類洗浄装置及び魚類洗浄方法に関する。なお、メフンとは、例えば魚類の腹部内の内臓、腹部の中骨に接している黒い部分、内臓を除去した腹部の内壁に付着した残留物などを総称した意味である。
従来、魚類のメフンを除去するための種々の装置が知られており、かかる装置では、魚類の切開された腹部内のメフンを除去した後、ノズルから噴射される洗浄水により腹部の内壁を洗浄している。
ところで、腹部の内壁を洗浄した後の使用済み洗浄水には、メフンが大量に混在しており、このような使用済み洗浄水が排水口を通って外部に流出すると、流出先の環境を汚染(例えば、水質汚濁)する場合がある。そして、このような汚染水が自然環境下に流出した場合には、例えば自然環境の破壊や生態系にも悪影響を与えてしまう虞がある。
そこで、このような問題に対処するために例えば特許文献1のメフン除去機では、ノズルから加圧水を腹部内に向けて噴射することにより、比較的少ない洗浄水量で魚類の洗浄を行うことができるようになっている。
しかしながら、近年では更に少量の洗浄水で腹部内を効率良く且つ確実に洗浄することができる装置の実現が要望されているが、現在そのような装置は知られていない。
特公平3−79966号公報
本発明は、このような要望に応えるためになされており、その目的は、少量の洗浄水で魚類の腹部内を効率良く且つ確実に洗浄するメフン除去機及び魚類洗浄装置並びに洗浄方法を提供することにある。
このような目的を達成するために、本発明のメフン除去機は、駆動機構により回転制御される回転軸と、回転軸の先端に取り付けられたブラシと、回転軸の先端を揺動させる揺動機構とを備えており、魚類の大きさに応じて回転軸の先端を揺動させることにより、メフンを除去する際にブラシが腹部内に接触する力を調節する。そして、このようなメフン除去機が組み込まれた魚類洗浄装置には、魚類の切開された腹部内のメフンを吸引するメフン吸引ユニットと、腹部内に残留したメフンを除去して腹部内を洗浄する腹部内洗浄ユニットと、魚類の体表に付着している付着物を除去する付着物除去ユニットとが設けられている。
本発明によれば、少量の洗浄水で魚類の腹部内を効率良く且つ確実に洗浄することができる。
以下、本発明の一実施の形態に係るメフン除去機及び魚類洗浄装置について、添付図面を参照して説明する。
図1及び図2に示すように、魚類洗浄装置は、魚類Fの切開された腹部Fs内のメフンを吸引するメフン吸引ユニット2と、腹部Fs内に残留したメフンを除去して腹部Fs内を洗浄する腹部内洗浄ユニット4と、魚類の体表に付着している付着物を除去する付着物除去ユニット6とを備えている。なお、各ユニット2,4,6は、装置本体8に組み付けられており、この装置本体8はキャスタ10で移動可能となっているが、キャスタ10は必ずしも必要では無い。また、魚類Fとしては、例えばサケやマスなどを想定することができる。
メフン吸引ユニット2には、腹部内のメフンを吸引する吸引手段と、腹部Fsが切開された魚類を吸引手段に向けて案内する吸引用ガイドG1とが設けられている。
吸引手段は、鋭利な先端形状を成す中空円筒状の吸引管12を備えており、吸引管12は、吸引用ガイドG1に対して突没可能に構成されている(図3)。また、吸引管12は、吸引用配管14を介してコンプレッサ16に接続されており、コンプレッサ16を駆動することにより吸引管12内を負圧に引くことができる。
吸引用ガイドG1は、そのガイド部Gpが先細り形状を成しており(図4)、魚類Fを案内する際に、ガイド部Gpが切開された腹部Fsに入り込むことにより、当該腹部Fsを開いた状態で魚類Fを吸引手段に向けて案内することができる。
吸引用ガイドG1で腹部Fsが開かれた魚類Fが吸引手段に案内されたとき、吸引管12を吸引用ガイドG1(ガイド部Gp)を超えて突出させることにより(図3の二点鎖線)、吸引管12を魚類Fの腹部Fs内に挿入することができる(図2(a))。このときコンプレッサ16を駆動して吸引管12内を負圧に引くことにより、腹部Fs内のメフン(魚類の腹部内の内臓)を吸引することができる。なお、吸引管12に吸引されたメフンは、排出口12aを介して所定の回収領域(図示しない)に回収され、外部に流出することは無い。この結果、自然環境の破壊(例えば、水質汚濁)や生態系に悪影響を与えることも無い。
メフン吸引ユニット2で腹部Fs内のメフンが吸引された魚類Fは、続いて、ガイド部Gpを介して腹部内洗浄ユニット4に受け渡される。
腹部内洗浄ユニット4には、洗浄用ガイドG2と、メフン吸引ユニット2から受け渡された魚類Fを付着物除去ユニット6に向けて搬送する搬送手段と、搬送された魚類Fの腹部Fs内のメフンを除去するメフン除去機18と、メフン除去機18でメフンを除去する間に同時に腹部Fsに向けて洗浄水を噴射する洗浄水噴射手段20とが設けられている。
洗浄用ガイドG2は、搬送手段の搬送方向Sに沿って付着物除去ユニット6方向に延出しており、魚類Fの大きさに応じてガイド位置を調節することができる。例えば図4及び図6に示すように、洗浄用ガイドG2は、圧縮手段(例えば、圧縮バネ)22で搬送手段に近接する方向に付勢された状態に維持されている。
この場合、洗浄用ガイドG2のガイド位置は、例えば最も小さい魚類Fをガイドできる位置に設定することが好ましい。これにより、搬送される魚類Fが大きい場合、その大きさに応じて洗浄用ガイドG2が押圧されると、その押圧に応じた量だけ圧縮手段(圧縮バネ)22が圧縮されてその状態に維持される。つまり、大きな魚類Fが搬送された場合、洗浄用ガイドG2には、その大きな魚類Fにより押圧されるが、その押圧力を逃がすように圧縮手段(圧縮バネ)22が圧縮され、且つ、その圧縮された状態に維持される。これにより洗浄用ガイドG2は、魚類Fに対して最適な付勢力で接し、搬送中の魚類Fに対して洗浄用ガイドG2から無理な反力が作用しないため、魚類Fを変形させること無く搬送方向Sに沿って安定してガイドすることができる。
これに対して、洗浄用ガイドG2が固定されている場合には、魚類Fの大きさに応じてガイド位置を調節することができないため、大きな魚類Fには洗浄用ガイドG2から大きな反力が作用し、その結果、魚類Fを変形させてしまう場合がある。一方、小さな魚類Fには洗浄用ガイドG2が接触しない場合も想定され、そのような場合、魚類Fを搬送方向Sに沿って安定してガイドすることが困難になってしまう。しかしながら、本実施の形態の洗浄用ガイドG2によれば、魚類Fの大きさに応じてガイド位置を調節することができるので、魚類Fを変形させること無く搬送方向Sに沿って安定してガイドすることができる。
搬送手段は、メフン吸引ユニット2で腹部Fs内のメフンが吸引された魚類Fをそのままの姿勢で且つ横に寝かせた状態で搬送できるようになっており、具体的には、魚類Fを上下から挟んだ状態で搬送する一対の搬送ベルト(上部搬送ベルト24、下部搬送ベルト26)を備えている。上部搬送ベルト24及び下部搬送ベルト26は、それぞれ無端状を成した弾性ベルトであり、搬送方向上流側及び下流側に設けられた一対のプーリ(一端側プーリ28a、他端側プーリ28b)に走行可能に掛け渡されている。
上部搬送ベルトの一端側プーリ28aは、駆動ベルト30を介してモータ32の回転軸(回転軸に固定されたプーリ32a)に接続されており、モータ32の回転力はプーリ32aから駆動ベルト30を介して一端側プーリ28aに伝達される。これにより、上部搬送ベルト24をR1方向に走行させることができる。なお、下部搬送ベルト26は、上部搬送ベルト24と同期して走行するようになっており、この場合、例えば上部搬送ベルト24及び下部搬送ベルト26のそれぞれの他端側プーリ28b同士を連接させることで、上部搬送ベルト24の走行状態を下部搬送ベルト26に伝達することができ、これにより、上部搬送ベルト24及び下部搬送ベルト26を互いに同一速度でR1,R2方向に走行させることができる。
また、上部搬送ベルト24及び下部搬送ベルト26が対向する部分(魚類Fの搬送経路を構成する部分)には、複数対の回転体34a,34bが対向配設されており、これら複数対の回転体34a,34bにより上部搬送ベルト24及び下部搬送ベルト26の対向部分が互いに近接した状態に付勢されている。
複数対の回転体34a,34bは、それぞれ揺動自在に構成されており、上部搬送ベルト24と下部搬送ベルト26との間に挟まれて搬送される魚類Fの体表形状(例えば、厚みや大きさ)に応じて各回転体34a,34bが揺動することにより、上部搬送ベルト24と下部搬送ベルト26との間で魚類Fが押し潰されないようになっている。
例えば魚類Fが対向した一対の回転体34a,34bにさしかかると、これら回転体34a,34bは魚類Fの体表形状に沿って体表をなめるように揺動する。そして、このような回転体34a,34bの揺動に追従して上部搬送ベルト24及び下部搬送ベルト26の対向部分も弾性変形することにより、魚類Fは、無理な挟み力が作用すること無く常時一定の挟み力で上部搬送ベルト24と下部搬送ベルト26との間に挟まれて搬送される。これにより魚類Fは、潰れたり変形すること無く安定して且つ確実にメフン除去機18まで搬送される。
メフン除去機18は、魚類Fの腹部Fs内に残留しているメフンを除去することができるようになっており、図7及び図8に示すように、駆動機構36により回転制御される回転軸40と、回転軸40の先端に取り付けられたブラシ42と、回転軸40の先端を揺動させる揺動機構とを備えている。この場合、魚類Fの大きさに応じて回転軸40の先端を揺動させることにより、メフンを除去する際にブラシ42が腹部Fs内に接触する力(ブラシ42により腹部Fs内を掃き取る力)を調節することができる。
なお、回転軸40の基端は、駆動ベルト(図示しない)を介して駆動機構(例えば、モータ)36に接続されており、駆動機構(モータ)36を回転すると、その回転力が駆動ベルトを介して回転軸40に伝達され、回転軸40を所定方向に回転させる。この結果、回転軸40の先端のブラシ42を回転させることができる。この場合、回転軸40の回転方法としては、連続的に同一方向に回転させる場合と、回転方向を所定のタイミングで逆転する場合が含まれるが、いずれの回転を選択するかは、メフン除去機18の使用目的や使用環境或いは魚類Fの種類(大きさや形状)に応じて任意に設定することができる。
揺動機構は、回転軸40を回転自在に保持するホルダ44と、ホルダ44の外周を両側から支持する一対の支持体46a,46bと、一対の支持体46a,46bを固定する固定フレーム48と、少なくとも一方の支持体46a(46b)に対して回転自在に装着され且つホルダ44に接続固定された回転部材50と、回転部材50から延出した揺動体52と、揺動体52の延出端52aと固定フレーム48との間に掛け渡された引っ張り手段(例えば、引っ張りバネ)54とを備えている。なお、ホルダ44は、回転軸40の外周に沿って延出した中空円筒状を成しており、その延出方向両端には回転軸40を回転自在に支持する軸受56が介在されている。
また、ホルダ44は、一対の支持体46a,46bを中心に揺動自在に支持され、且つ引っ張り手段(引っ張りバネ)54により常時引っ張り力が作用した状態に維持されている。これにより回転軸40の先端に取り付けられたブラシ42は、魚類Fの切開された腹部Fsに接近する方向に常時付勢された状態に維持される。
一対の支持体46a,46bとして、例えばボルトを使用することが可能であり、これらボルト46a,46bを固定フレーム48に固定した状態で、その先端をホルダ44の外周に当て付けることにより、ホルダ44を一対のボルト46a,46bを中心に揺動自在に支持することができる。なお、ホルダ44の外周両側に窪み44a,44bを形成し、これらの窪み44a,44bに一対のボルト46a,46bの先端を部分的に挿入して当て付けることが好ましい。この場合、窪み44a,44bとボルト46a,46b先端とが互いに係合することにより、ホルダ44を一対のボルト46a,46bから脱落したりずれたりすること無く安定して且つ確実に、揺動自在に支持することができる。
更に、揺動機構には、回転部材50から延出した揺動体52の揺動方向両側に対向して配置された一対の隙間調節部材58a,58bが設けられており、一対の隙間調節部材58a,58bを選択的に移動させて、一対の隙間調節部材58a,58bと揺動体52との隙間を調節することにより、ホルダ44の揺動範囲を設定することができる。
一対の隙間調節部材58a,58bとしては、例えば固定フレーム48に対して移動可能に螺合された一対のネジ部材58a,58bを適用することができる。この場合、一対のネジ部材58a,58bを選択的に回してネジ部材58a,58bと揺動体52との隙間を調節すると、隙間の大きさに応じて揺動体52は、ボルト46a(46b)を中心に角度θだけ揺動する。
このときの揺動運動は、揺動体52から回転部材50に伝達され、回転部材50を揺動角度θだけ回転(回動)させる。回転部材50は、ボルト46a(46b)に対して回転自在に装着され且つホルダ44に接続固定されているため、回転部材50の回転運動はホルダ44に伝達され、ホルダ44をボルト46a,46bを中心(支点)にして揺動させる。この結果、ホルダ44に保持された回転軸40が揺動することにより、回転軸40の先端のブラシ42を角度θ1,θ2だけ揺動させることができる(図8)。
この場合、ネジ部材58a,58bと揺動体52との隙間を左右均等に設定すれば、ブラシ42(回転軸40)の揺動角度θ1,θ2を等しく(θ1=θ2)することができ、これに対して、ネジ部材58a,58bと揺動体52との隙間を左右不均等に設定すれば、ブラシ42(回転軸40)の揺動角度θ1,θ2をθ1>θ2或いはθ1<θ2にすることができる。なお、揺動角度θ1,θ2は、魚類Fの種類(例えば、大きさ、形状)に応じて任意に設定することができることは言うまでも無い。
このような揺動機構によれば、搬送手段24,26によりメフン除去機18に搬送された魚類Fは、洗浄用ガイドG2とブラシ42との間に位置付けられた状態で、その腹部Fs内にブラシ42が入り込む(図2(b))。そしてブラシ42を回転(又は回動)させることにより腹部Fs内からメフンを除去することができる。このとき、魚類Fからブラシ42に外力が作用すると、その外力は回転軸40からホルダ44に伝達され、ホルダ44を引っ張り手段(引っ張りバネ)54に抗して一対の支持体(ボルト)46a,46bを中心に揺動させる。これにより、メフンを除去する際にブラシ42が腹部Fs内に接触する力を調節(増減変更)することができる。この結果、腹部Fsに無理な力が作用するのを防止することができるため、腹部Fs内を傷付けることは無い。
ブラシ42には、回転軸40を中心に放射状に延出した複数本の細棒状ブラシ毛42a(図2(b))が設けられている。なお、ブラシ42は、例えば獣毛や合成樹脂などの細棒状部材を複数本植え込んで形成することができる。この場合、細棒状部材としては、例えば抗菌性、耐水性、撥水性に優れた材料を適用することが好ましい。また、ブラシ42の外周輪郭42Sは、先細り形状(例えば、腹部Fs内に沿った形状)となるように設定することが好ましい。このようなブラシ42によれば、魚類Fの腹部Fs内のメフンを除去する際に回転軸40を回転制御してブラシ42を回転させると、複数本の細棒状ブラシ毛42aが魚類Fの腹部Fs内に順次接触することにより、腹部Fs内のメフンを確実に且つ衛生的に除去することができる。
また、上述した魚類洗浄装置の腹部内洗浄ユニット4には、魚類Fの腹部Fs内をメフン除去機18で除去する間に同時に腹部Fs内に向けて洗浄水を噴射する洗浄水噴射手段20が設けられている。洗浄噴射手段20は、腹部Fs内に向けて洗浄水を噴射する複数本の噴射ノズル60(図2(b))と、噴射ノズル60に洗浄水を供給するポンプ62と、ポンプ62を駆動するモータ64とを備えている。
このような洗浄噴射手段20によれば、魚類Fの腹部Fs内をメフン除去機18で除去している間に、モータ64でポンプ62を駆動することにより噴射ノズル60から腹部Fs内に向けて洗浄水を噴射することができる。
本実施の形態では、メフン除去機18で魚類Fの腹部Fs内を除去する間に同時に、洗浄水噴射手段20で腹部Fs内に向けて洗浄水を噴射することにより、腹部Fs内を短時間に効率良く且つ確実に少量の洗浄水で洗浄することができる。このように少量の洗浄水で洗浄が行われるため、使用済み洗浄水が排水口を通って外部に流出しても、流出先の環境を汚染(例えば、水質汚濁)することは無い。そして、このような汚染水が自然環境下に流出した場合でも、例えば自然環境の破壊や生態系にも悪影響を与えることは無い。
メフン除去機18及び洗浄噴射手段20で腹部Fs内の洗浄処理が終了すると、洗浄済みの魚類Fは、搬送手段24,26により付着物除去ユニット6に搬送され、ここで魚類Fの体表に付着している付着物が除去される。
付着物除去ユニット6には、魚類Fの体表から付着物を除去するブラシ手段が設けられている。本実施の形態では、ブラシ手段の一例として、図1及び図2(c)並びに図5に示すように、矢印T1,T2方向に相対回転可能に対向配置された複数対の回転ブラシ66,68を適用している。
回転ブラシ66,68には、回転中心から放射状に延出した複数本のブラシ毛66a,68a(図2(c))が設けられており、各ブラシ毛66a,68aは、例えば獣毛や合成樹脂などで形成することができる。この場合、各ブラシ毛66a,68aとしては、例えば抗菌性、耐水性、撥水性に優れた材料を適用することが好ましい。なお、回転ブラシ66,68の回転方向及び回転速度の制御は、例えば装置本体8に設けられた制御基板70で行えば良い。
このような付着物除去ユニット6によれば、腹部内洗浄ユニット4から受け渡された魚類Fは、複数対の回転ブラシ66,68間を通過することにより、その体表から付着物が除去され排出される。
以上、本実施の形態によれば、少量の洗浄水で魚類Fの腹部Fs内を効率良く且つ確実に洗浄するメフン除去機18及び魚類洗浄装置並びに洗浄方法を実現することができる。また、メフン吸引ユニット2と腹部内洗浄ユニット4と付着物除去ユニット6とを1つの魚類洗浄装置に集約したことにより、魚類の洗浄処理を効率的且つ短時間に行うことができる。更に、魚類洗浄装置の占有スペースも広く取る必要も無い。
本発明の一実施の形態に係る魚類洗浄装置の全体構成を示す図。 (a)は、魚類の切開された腹部内のメフンを吸引するメフン吸引ユニットの模式図、(b)は、腹部内に残留したメフンを除去して腹部内を洗浄する腹部内洗浄ユニットの模式図、(c)は、魚類の体表に付着している付着物を除去する付着物除去ユニットの模式図。 本発明の一実施の形態に係る魚類洗浄装置の上面図。 本発明の一実施の形態に係る魚類洗浄装置をメフン吸引ユニット側から見た図。 本発明の一実施の形態に係る魚類洗浄装置を付着物除去ユニット側から見た図。 洗浄用ガイドのガイド位置を調節するための構成を示す図。 (a)は、メフン除去機の上面図、(b)は、メフン除去機の側面図。 図7(b)の矢印Z方向から見たメフン除去機の側面図。
符号の説明
2 メフン吸引ユニット
4 腹部内洗浄ユニット
6 付着物除去ユニット
8 装置本体
18 メフン除去機
20 洗浄水噴射手段
36 駆動機構
40 回転軸
42 ブラシ
F 魚類
Fs 腹部

Claims (9)

  1. 魚類の切開された腹部内のメフンを除去するメフン除去機であり、
    駆動機構により回転制御される回転軸と、
    回転軸の先端に取り付けられたブラシと、
    回転軸の先端を揺動させる揺動機構とを備えており、
    魚類の大きさに応じて回転軸の先端を揺動させることにより、メフンを除去する際にブラシが腹部内に接触する力を調節することを特徴とするメフン除去機。
  2. 揺動機構は、回転軸を回転自在に保持するホルダと、ホルダの外周を両側から支持する一対の支持体と、一対の支持体を固定する固定フレームと、支持体に対して回転自在に装着され且つホルダに接続固定された回転部材と、回転部材から延出した揺動体と、揺動体の延出端と固定フレームとの間に掛け渡された引っ張り手段とを備えていることを特徴とする請求項1に記載のメフン除去機。
  3. ホルダは、一対の支持体を中心に揺動自在に支持され且つ引っ張り手段により常時引っ張り力が作用した状態に維持され、これにより回転軸の先端に取り付けられたブラシは、魚類の切開された腹部に接近する方向に常時付勢された状態に維持されており、
    腹部からメフンを除去する際に魚類からブラシに外力が作用すると、その外力は回転軸からホルダに伝達され、ホルダを引っ張り力に抗して一対の支持体を中心に揺動させることにより、メフンを除去する際にブラシが腹部内に接触する力を調節することを特徴とする請求項2に記載のメフン除去機。
  4. 揺動機構には、固定フレームに対して移動可能に装着され且つ揺動体の両側に対向して配置された一対の隙間調節部材が設けられており、一対の隙間調節部材を選択的に移動させて、一対の隙間調節部材と揺動体との隙間を調節することにより、ホルダの揺動範囲を設定することを特徴とする請求項2又は3に記載のメフン除去機。
  5. ブラシには、回転軸を中心に放射状に延出した複数本の細棒状ブラシ毛が設けられ、魚類の腹部内のメフンを除去する際に回転軸を回転制御してブラシを回転させると、複数本の細棒状ブラシ毛が魚類の腹部内に順次接触することにより、腹部内のメフンが順次除去されることを特徴とする請求項1〜4のいずれか1に記載のメフン除去機。
  6. 複数本の細棒状ブラシ毛の延出長さは、ブラシの外周輪郭が先細り形状となるように設定されていることを特徴とする請求項1〜5のいずれか1に記載のメフン除去機。
  7. 請求項1〜6のいずれか1に記載のメフン除去機が組み込まれた魚類洗浄装置であり、
    魚類の切開された腹部内のメフンを吸引するメフン吸引ユニットと、
    腹部内に残留したメフンを除去して腹部内を洗浄する腹部内洗浄ユニットと、
    魚類の体表に付着している付着物を除去する付着物除去ユニットとを備えており、
    メフン吸引ユニットには、腹部内のメフンを吸引する吸引手段と、腹部が切開された魚類を吸引手段に向けて案内する吸引用ガイドとが設けられ、
    腹部内洗浄ユニットには、メフン吸引ユニットから受け渡された魚類を付着物除去ユニットに向けて搬送する搬送手段と、搬送された魚類の腹部内をメフン除去機で除去する間に同時に腹部内に向けて洗浄水を噴射する洗浄水噴射手段とが設けられ、
    付着物除去ユニットには、腹部内洗浄ユニットから受け渡された魚類の体表から付着物を除去するブラシ手段が設けられていることを特徴とする魚類洗浄装置。
  8. ブラシ手段には、互いに相対回転可能に対向配置された複数対の回転ブラシが設けられており、これら複数対の回転ブラシ間を魚類が通過することにより、体表から付着物が除去されることを特徴とする請求項7に記載の魚類洗浄装置。
  9. 請求項1〜6のいずれか1に記載のメフン除去機が組み込まれた魚類洗浄装置の魚類洗浄方法であり
    魚類の切開された腹部内のメフンを吸引するメフン吸引工程と、
    腹部内に残留したメフンを除去して腹部内を洗浄する腹部内洗浄工程と、
    魚類の体表に付着している付着物を除去する付着物除去工程とを有していることを特徴とする魚類洗浄方法。
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KR100797056B1 (ko) 2006-06-19 2008-01-23 강종신 어류 가공기
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