JP2006057137A - 1価銅電解採取プロセスにおける電解液の浄液方法 - Google Patents
1価銅電解採取プロセスにおける電解液の浄液方法 Download PDFInfo
- Publication number
- JP2006057137A JP2006057137A JP2004240053A JP2004240053A JP2006057137A JP 2006057137 A JP2006057137 A JP 2006057137A JP 2004240053 A JP2004240053 A JP 2004240053A JP 2004240053 A JP2004240053 A JP 2004240053A JP 2006057137 A JP2006057137 A JP 2006057137A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- ions
- copper
- aqueous solution
- solution containing
- metal ions
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
Images
Classifications
-
- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02P—CLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN THE PRODUCTION OR PROCESSING OF GOODS
- Y02P10/00—Technologies related to metal processing
- Y02P10/20—Recycling
Landscapes
- Physical Water Treatments (AREA)
- Removal Of Specific Substances (AREA)
- Treatment Of Water By Oxidation Or Reduction (AREA)
- Extraction Or Liquid Replacement (AREA)
- Manufacture And Refinement Of Metals (AREA)
- Electrolytic Production Of Metals (AREA)
Abstract
【解決手段】 銅(I)イオン及び貴金属イオン及び銅(I)イオン以外の金属イオンを含む水溶液を処理して銅(I)イオンを含有する水溶液を取り出す方法において、銅(I)イオン及び貴金属イオン及び銅(I)イオン以外の金属イオンを含む水溶液を金属銅と接触させて、貴金属を析出させて分離除去した後、有機溶剤と接触させて銅(I)イオン以外の金属イオンを選択的に有機溶剤中に移動させ、銅(I)イオンを含有する水溶液を水相の状態とし、水相を有機溶剤から分離した後、銅(I)イオンを含有する水溶液とし、銅(I)イオン以外の金属イオンを含有する有機溶剤を水により洗浄し、必要に応じて有機溶剤中の金属イオンを還元した後、有機溶剤を酸溶液と接触させて、銅(I)イオン以外の金属イオンを逆抽出し、有機溶剤を再生し、循環使用する。
【選択図】図1
Description
1価銅を含有する溶液の精製方法に関するものである。
この方法は、1価銅イオンを含むアンモニアアルカリ性溶液から電気分解によって金属銅を回収するものであり、従来の硫酸酸性の状態で電解採取する方法に比べ著しく消費電力量を低下させることが可能となる。また、この電解採取を、アンモニアアルカリ性溶液を用いる浸出法と組み合わせることによって、含銅金属廃棄物からの金属銅の回収において電力消費量を著しく低減することが可能であるという顕著な効果を有する。また、このときにアノードにおいて生成する2価銅イオンを浸出槽に循環利用することが可能であるため、酸化剤生成に必要な薬剤の物質収支が保たれ、閉回路操業が可能であるという顕著な効果を有するものである。
この方法で使用される溶液は、主に1価銅イオンを含む溶液とすることが有効であり、溶液中で、銅に、2価の銅イオン及び硫酸アンモニウム及びアンモニアを反応させることにより、前記1価銅イオン錯体が形成される。
ここで、1価銅イオンを含む溶液中の1価銅イオンは、配位子を有する錯イオンの状態として使用されている。配位子には、NH3、Cl、Br、I、アセトニトリル、シアン、ホスフイン(PRH2、PR2H、PR3:Rはメチル、エチル、プロピル基などのアルキル基、フエニル、トリル、ナフチル基などのアリール基を表す。)、アルシン(AsH3、As2H4、AsR3、As2R4:Rはメチル、エチル、プロピル基などのアルキル基、フエニル、トリル、ナフチル基などのアリール基を表す。)などが用いられている。浸出はアルカリ性溶液によって行われるため、酸性溶液による浸出に比べ不純物の溶解が少ないが、それでも、銅を回収する処理対象溶液には、銀、パラジウム、白金その他の貴金属の他、アルミニウム、マンガン、鉄、コバルト、ニッケル、亜鉛、鉛などの金属の各イオンが含まれている。前記電解操作を行うために、前記貴金属及び金属イオンを回収することが必要とされている。
このようなことから前記銅回収のための処理対象溶液から前記貴金属及び金属イオンを除去する系統的な精製方法を確立することが望まれている。
酸性領域における銅浸出液の浄液方法を概説する文献がある(非特許文献2)。本文献には、多段階の浄液方法が開発されており、不純物は、pH調節による沈殿操作、金属銅による銀の置換採取、イオン交換法による多価イオンの分離によって除去される。
オキシン系抽出剤を用いた、アルカリ性溶液からの亜鉛の回収に関する文献がある(特許文献3)。亜鉛は、8-ヒドロキシキノリン基を含む抽出剤によって分離され、酸により逆抽出され、電解採取または炭酸亜鉛として回収される。
オキシン系抽出剤(Kelex 100)を、アンモニア溶液からのCu(II)、Co、Ni、Feの抽出に用いることを記載している文献も見られる(非特許文献3)。この方法では、pH 8.5〜9.0の範囲では、抽出されやすさはCu(II) > Zn > Co > Niの順で減少する。Coの逆抽出は、金属を負荷した有機相が長く空気に曝されると、2価から3価へ酸化されるため、難しくなる。
アンモニア硫酸塩溶液からのニッケルの抽出に関し各種の抽出剤の組み合わせについて記載した文献もある(非特許文献4)。ニッケルの抽出率は、LIX64N/Kelex100の組み合わせにより53%、Kelex100/DNNSAの組み合わせにより87%に達した。一方、これら抽出剤単独では43%を越えなかった。
コバルトおよびその他の金属を含むアンモニア浸出液からコバルトの抽出および逆抽出のプロセスを提案する特許もある(特許文献3)。金属を負荷した有機相からコバルト以外の金属を除いた後、有機相中のコバルトは希酸による逆抽出の前に2価に還元される。
いずれにしても、従来技術として、1価銅を含有する溶液から電解操作により金属銅を回収する方法に使用する1価銅を含有する溶液の精製方法を示唆する文献は存在しない。
銅(I)イオン及び貴金属イオン及び銅(I)イオン以外の金属イオンを含む水溶液を処理して銅(I)イオンを含有する水溶液を取り出す方法において、(a)銅(I)イオン及び貴金属イオン及び銅(I)イオン以外の金属イオンを含む水溶液を金属銅と接触させて、貴金属を析出させて分離除去した後、(b)有機溶剤と接触させて銅(I)イオン以外の金属イオンを選択的に有機溶剤中に移動させ、銅(I)イオンを含有する水溶液を水相の状態として、(c)水相を有機溶剤から分離した後、銅(I)イオンを含有する水溶液として取り出し、(d)銅(I)イオン以外の金属イオンを含有する有機溶剤を水により洗浄し、(e)銅(I)イオン以外の金属イオンを含有する有機溶剤について、必要に応じて金属イオンを還元した後、酸溶液と接触させて、銅(I)イオン以外の金属イオンを逆抽出するとともに有機溶剤を再生し、(f)再生された有機溶剤を前記(b)工程に循環使用することを特徴する銅(I)イオン及び貴金属イオン及び銅(I)イオン以外の金属イオンを含む水溶液を処理して銅(I)イオンを含有する水溶液を取り出すことにより、溶液中に含まれる貴金属である銀、パラジウム、白金、ロジウムなど、金属であるコバルト、ニッケル、亜鉛、鉛、アルミニウム、マンガン、鉄などの各イオンを選択的に除去するための系統的な方法が可能となる。
(1)銅(I)イオン及び貴金属イオン及び銅(I)イオン以外の金属イオンを含む水溶液を処理して銅(I)イオンを含有する水溶液を取り出す方法において、(a)銅(I)イオン及び貴金属イオン及び銅(I)イオン以外の金属イオンを含む水溶液を金属銅と接触させて、貴金属を析出させて分離除去した後、(b)有機溶剤と接触させて銅(I)イオン以外の金属イオンを選択的に有機溶剤中に移動させ、銅(I)イオンを含有する水溶液を水相の状態として、(c)水相を有機溶剤から分離した後、銅(I)イオンを含有する水溶液として取り出し、(d)銅(I)イオン以外の金属イオンを含有する有機溶剤を水により洗浄し、(e)銅(I)イオン以外の金属イオンを含有する有機溶剤について、酸溶液と接触させて、銅(I)イオン以外の金属イオンを逆抽出するとともに有機溶剤を再生し、(f)再生された有機溶剤を前記(b)工程に循環使用することを特徴する銅(I)イオン及び貴金属イオン及び銅(I)イオン以外の金属イオンを含む水溶液を処理して銅(I)イオンを含有する水溶液を取り出す方法。
を特徴とする(1)記載の銅(I)イオン及び貴金属イオン及び銅(I)イオン以外の金属イオンを含む水溶液を処理して銅(I)イオンを含有する水溶液を取り出す方法。
ここで使用する抽出剤は、一価銅イオンを抽出しないので、この精製工程における銅の損失は非常に少ない。この方法と1価銅を含有する溶液から電解操作により金属銅を回収する方法を組み合わせることにより、金属銅をより少ないエネルギーで生産することができ、銅生産におけるコスト抑制ならびに温室効果ガスの排出抑制につながる。
2価銅イオン溶液中で、銅金属廃棄物と錯化合物の存在下に溶解処理する銅金属廃棄物溶解方法により製造される。銅金属廃棄物を供給するに当たっては、固体状の銅金属を含有する廃棄物であってもよい。固体状で供給される場合には、溶解処理の前に、粉砕して溶液処理をしやすいようにしておくことが必要である。粉砕物の大きさは溶解処理装置の処理量などにより相違する。比較的小規模なテストによれば、平均3から4mm程度のものとすれば十分である。粉砕には、工業的規模で行う場合であれば、各種の粉砕機を用いて行うことができる。溶液状で廃棄物が供給される場合には1価の銅イオンであることが必要である。溶解反応は2価の銅イオン溶液の存在下に行われる。
銅(I)イオン及び貴金属イオン及び銅(I)イオン以外の金属イオンを含む水溶液を処理して銅(I)イオンを含有する水溶液を取り出す方法において、(a)銅(I)イオン及び貴金属イオン及び銅(I)イオン以外の金属イオンを含む水溶液を金属銅と接触させて、貴金属を析出させて分離除去した後、(b)有機溶剤と接触させて銅(I)イオン以外の金属イオンを選択的に有機溶剤中に移動させ、銅(I)イオンを含有する水溶液を水相の状態として、(c)水相を有機溶剤から分離した後、銅(I)イオンを含有する水溶液として取り出し、(d)銅(I)イオン以外の金属イオンを含有する有機溶剤を水により洗浄し、(e)銅(I)イオン以外の金属イオンを含有する有機溶剤について、必要に応じて金属イオンを還元した後、酸溶液と接触させて、銅(I)イオン以外の金属イオンを逆抽出するとともに有機溶剤を再生し、(f)再生された有機溶剤を前記(b)工程に循環使用する。
以下に、この工程の説明を行なう。
この工程で用いられる金属銅は粉粒状である。粒径は処理工程を考慮すると、細かいものであることが望ましい。粒径は適宜決定し、水溶液中に添加する。実施例では、平均粒径30 μmのものを使用した。添加量は水溶液に含まれる除去しようとする貴金属の含有量に応じて適宜定める。不必要に多く添加することは好ましくない。処理温度は室温でよい。処理に際しては酸素が存在しない状態で行う事が重要である。酸素が存在すると銅(I)イオンが酸化されるので好ましくない。
これにより貴金属である銀、パラジウム、白金、ロジウムなどが析出除去される。
析出した貴金属は、ろ過操作により除去される。
前記(a)工程で貴金属である銀、パラジウム、白金、ロジウムなどを析出させて除去した後、コバルト、ニッケル、亜鉛、鉛、アルミニウム、マンガン、鉄などの各イオンを含有する銅(I)イオンを含む水溶液中から銅(I)イオン以外の金属イオンを除去する工程であり、前記水溶液と有機溶剤からなる有機相と液液接触させて、有機相中に金属イオンを取り込んで、水溶液中から金属イオンを除去する。液液接触の際の割合は適宜決定する。
有機溶剤には、前記金属イオンを除去することができるものであれば、公知の溶媒を適宜作用することができる。一般的には、オキシン抽出剤が用いられる。具体的には、有機溶剤が、8-ヒドロキシキノリン、アルキル基またはアルキレン基により置換されている8-ヒドロキシキノリンである。
これらオキシン抽出剤に、キレート抽出剤である、LIX63やLIX64N、酸性抽出剤であるVA10などを混ぜ合わせて用いる事ができる。この抽出剤には、改質剤を適宜用いる事ができる。改質剤には、アルコール溶液が用いられる。実施例では、5 vol%の1-デカノールを用いた場合を示した。
有機溶媒と水相を分離する。有機溶媒は、銅(I)イオン以外の金属イオンを含む有機相として分離される。この結果、水相には貴金属及び金属各イオンを含んでいない状態となり、この水相は、貴金属及び金属イオンを除去した銅(I)イオンを含む水溶液として電解操作により金属銅を回収する方法に用いることができる。
分離には静置分離などが採用される。
必要に応じて、銅(I)イオン以外の金属イオンを含有する有機溶剤中の金属イオン還元処理を行う。還元剤に銅粉が用いられ、アンモニア水の存在下に処理する。有機溶剤を酸溶液と接触させて、銅(I)イオン以外の金属イオンを逆抽出する。酸溶液には、硫酸が用いられる。前記銅(I)イオン以外の金属イオンは金属となり、硫酸で処理される結果、硫酸塩を形成して有機溶剤から分離される。具体的には、Al2(SO4)3、MnSO4、FeSO4、CuSO4、ZnSO4、PbSO4などとして除去される。硫酸の濃度は適宜決定される。
再生された有機溶剤は、銅(I)イオン及び貴金属イオン及び銅(I)イオン以外の金属イオンを含んでいないので、前記(b)の有機溶媒として循環使用することができる。
銅粉を使用した置換法による銀の除去方法
銀(I)イオンを含む5M NH3 + 1M (NH4)2SO4溶液、および平均粒径30 μmの銅粉を用いて銀の除去実験を行った。
すべての反応操作はグローブボックスを用い、窒素雰囲気のもとで行った。窒素ガス中の微量の酸素は、塩基性ピロガロール溶液(15 wt%ピロガロールと30 wt%KOHの混合溶液)によってあらかじめ除去した。溶液50 mlと銅粉を、所定の温度にて、所定の時間混合した。ろ過後、ろ液中の金属濃度をICP発光分光法により測定し、その結果を表1に示した。これより、銀の置換反応は、添加した銅粉量が増えると進み、供給時のモル比(溶液1リットルに対する金属銅のモル数)/(銀のモル濃度、mole/l)が6を越えると、30分、25℃にてほぼ完全に銀を除去できることがわかる。
実施例1と同様の操作を、コバルト(II)、ニッケル(II)、亜鉛(II)、銅(I)の各イオンが共存する条件で行った。置換反応は25℃で45分間行った。銅(II)の濃度は、可視光(波長630 nm)の吸光度により求め、全銅濃度から銅(II)濃度を差し引くことにより銅(I)濃度を求めた。その結果を表2に示した。また、溶液中の各銅イオンの濃度と存在割合を表3に示した。
これらより、複数の金属イオンを含んだアンモニア溶液から、銀を完全にかつ選択的に除去できること、又、銅は、反応後も銅(I)として存在することがわかる。
実験は、これまでの実施例と同様に窒素雰囲気下で行った。分析方法も同様である。水相は、鉄(II)、コバルト(II)、ニッケル、亜鉛および銅(I)を含む5M NH3 + 1M (NH4)2SO4溶液を用いた。有機相には、シェルゾールD70に溶解した種々の濃度のLIX26溶液を用いた。ただし改質剤として5 vol%の1-デカノールを添加した(以後有機相中の抽出剤、改質剤の濃度はすべてvol%を意味する)。協同効果試薬も適宜添加した。有機相と水相の体積比は1とし、接触時間10分、室温(25℃)にて行った。
鉄(II)についての結果は表4に示したとおりであり、鉄はいずれの有機相を用いても完全に除去されることがわかる。
コバルト(II)についての結果は表5に示したとおりであり、コバルトはいずれの有機相を用いても、完全に除去されることがわかる。
ニッケルについての結果は表6に示したとおりであり、ニッケルの抽出は、協同効果によって大きく促進され、カルボン酸(VA10)の添加が最も効果が大きいことがわかる。
亜鉛についての結果は表7に示したとおりであり、LIX 26-LIX 64N(体積比5:1)の組み合わせが最も亜鉛除去率が高く、VA10には協同効果は見られないことがわかる。
銅の抽出挙動を調べその結果を表8に、また水相中の銅イオンの存在形態を調べその結果を表9に示した。これより銅損失は、協同抽出系では5〜9%と、LIX26単独使用のとき(3.7%)よりもやや増えるものの低い値であることがわかる。また銅のうち抽出されるのは、供給液中に存在する微量の銅(II)イオンであり、銅(I)イオンは抽出されないことがわかる。
グローブボックス中で窒素雰囲気下にて、等体積(各50 ml)の水相と有機相を混合し、所定時間毎に水相および有機相を合わせて10 mlを採取した。相分離の後、水相中の金属濃度をICP発光分光法により測定した。用いた水相は、銀、コバルト(II)、ニッケル、亜鉛および銅(I)を含む5M NH3 + 1M (NH4)2SO4溶液であり、有機相は15%LIX26と5%1-デカノールのシェルゾールD70溶液であり、必要に応じて各種抽出剤も加えた。
表10は銀についての結果であり、銀の除去は完全に行われることがわかる。
表11はコバルトについての結果であり、コバルトの除去は完全に行われることがわかる。
表12はニッケルについての結果であり、ニッケルの除去も完全に行われるが、LIX 26単独使用の場合、その速度はやや小さいことがわかる。
表13は亜鉛についての結果であり、LIX 26にLIX 84Iを加え、15分振とうしたときに76%と最大の抽出率が得られた。亜鉛の抽出率は、時間とともに若干減少していく傾向が見られた。
表14は銅についての結果であり、銅の10%程度が抽出操作によって有機相に移動することがわかる。
26を用いた溶媒抽出法によって、銅(I)イオンを多量に含む浸出液から除去することができる。
表15はアルミニウムについての結果であり、アルミニウムは完全に除去可能であることがわかる。
表16はマンガンについての結果であり、マンガンは完全に除去可能であることがわかる。
表17は鉄についての結果であり、データにばらつきはあるが鉄は高い効率で除去可能であることがわかる。
表18はコバルトについての結果であり、コバルトは高い効率で除去可能であることがわかる。
表19はニッケルについての結果であり、25%LIX 26単独系において、60分の混合を行うことにより90%以上の効率で除去でき、またLIX26に酸性抽出剤を添加した場合には15分の混合で90%以上の効率で除去できることがわかる。
表20は銅についての結果であり、表21は表20における実験No.3で生成した水相中の銅イオンの存在形態を調べたものである。表20より10%強の銅が有機相に移動していることがわかるが、この傾向はすでに述べた硫酸塩系での傾向と同じである。また表21より、銅イオンは、ほとんどが銅(I)として留まっていることがわかる。
表22は亜鉛についての結果である。亜鉛の除去率は低く、最も高かったのが、25%LIX
26を用いて10〜15分の抽出を行ったときであり、66%の値であった。他の抽出試薬の添加はこの系では効果がない。
表23は鉛についての結果であり、鉛はほぼ完全に除去可能であることがわかる。
不純物をLIX 26を用いて有機相に抽出し、生成した有機相を水により洗浄し、共抽出されたアンモニアを除去した。洗浄後の有機相を、種々の濃度の硫酸と混合し、逆抽出を行った。逆抽出に先立ち、洗浄後の有機相を、金属銅を含むアンモニア溶液と接触させ、金属イオンを還元することも試みた。
抽出操作において用いた水相は、アルミニウム、マンガン、鉄、コバルト、ニッケル、亜鉛および鉛を含む5M NH3と4M NH4Clの混合溶液であった。有機相は、25%のLIX 26と10%の1-デカノールをシェルゾールD70に溶解したものを用いた。抽出は、室温にて体積比1で30分間行った。
表24は各金属の抽出率を調べた結果であり、不純物はほぼ完全に除去可能であること、銅の損失は10%程度であることがわかる。
上記の実験で生成した有機相と、イオン交換水を、体積比1にて室温で20分間混合し洗浄操作を行った。
表25はその結果を示している。洗浄操作によっては、金属イオンはほとんど水相に移動しないことがわかる。
オキシン系抽出剤やヒドロキシオキシム系抽出剤によってコバルト(II)を抽出した場合、いったん抽出されたコバルトが3価に酸化されると、逆抽出が非常に難しくなることが知られている。酸化されてしまった場合は、銅粉を含む水溶液と接触させるとコバルト(II)に還元できることが知られている。そこで、この還元操作によって、有機相に抽出された金属が逆抽出されないかを調べた。実験では、洗浄後の有機相50 mlと、20 g/lの銅粉(平均粒径30 μm)を含む142 g/lのアンモニア溶液を、20分間、室温にて接触させた。
表26はその結果を示しており、還元操作によって金属イオンはほとんど水相に移動しないことがわかる。
4.1 還元処理後の有機相からの金属の逆抽出
還元処理を行った金属含有有機相と、逆抽出用水相として270
g/l硫酸を体積比1にて、15分間、分液ロート内で混合した。分相後水相を分液ロートから抜き出し、新たに270 g/l硫酸を入れ、同様に混合した。この混合操作を計4回行った。
表27はその結果であり、鉛以外のすべての金属は1段目で完全に逆抽出されている。2段目以降も水相中に各金属イオンが検出されているが、これは分液ロート内壁に残留していた微量の水相の影響と思われる(以下同じ)。鉛は4段の逆抽出で73%が逆抽出された。
4.1と同じ条件で、洗浄後の有機相を、還元操作を行わないで逆抽出実験に供した。その結果を表28に示す。
表28はその結果であり、鉛以外のすべての金属は1段目で完全に逆抽出されている。鉛は4段の逆抽出で43%が逆抽出された。
混合抽出剤を使用して溶媒抽出を行い、不純物金属を抽出し、生成した有機相をすぐに硫酸による逆抽出操作に供した。
抽出操作では、置換処理後の水相を、25%LIX 26、3%VA10、10 %1-デカノールを含むシェルゾールD70溶液と、室温にて、体積比1で30分混合することにより行った。
表30はその結果であり、不純物は一段の抽出で、70%以上の効率で除去されている。銅の損失は10%である。
表31はその結果であり、鉛以外の不純物は一段の逆抽出で95%以上の効率で逆抽出されている。2段の逆抽出後での鉛の総括逆抽出率は31%であった。
Claims (12)
- 銅(I)イオン及び貴金属イオン及び銅(I)イオン以外の金属イオンを含む水溶液を処理して銅(I)イオンを含有する水溶液を取り出す方法において、(a)銅(I)イオン及び貴金属イオン及び銅(I)イオン以外の金属イオンを含む水溶液を金属銅と接触させて、貴金属を析出させて分離除去した後、(b)有機溶剤と接触させて銅(I)イオン以外の金属イオンを選択的に有機溶剤中に移動させ、銅(I)イオンを含有する水溶液を水相の状態として、(c)水相を有機溶剤から分離した後、銅(I)イオンを含有する水溶液として取り出し、(d)銅(I)イオン以外の金属イオンを含有する有機溶剤を水により洗浄し、(e)銅(I)イオン以外の金属イオンを含有する有機溶剤について、銅(I)イオン以外の金属イオンを逆抽出するとともに有機溶剤を再生し、(f)再生された有機溶剤を前記(b)工程に循環使用することを特徴する銅(I)イオン及び貴金属イオン及び銅(I)イオン以外の金属イオンを含む水溶液を処理して銅(I)イオンを含有する水溶液を取り出す方法。
- 前記(e)銅(I)イオン以外の金属イオンを含有する有機溶剤について、金属イオンを還元した後、酸溶液と接触させて、銅(I)イオン以外の金属イオンを逆抽出するとともに有機溶剤を再生することを特徴とする請求項1記載の銅(I)イオン及び貴金属イオン及び銅(I)イオン以外の金属イオンを含む水溶液を処理して銅(I)イオンを含有する水溶液を取り出す方法。
- 前記銅(I)イオン及び貴金属イオン及び銅(I)イオン以外の金属イオンを含む水溶液が、プリント配線基板、シュレッダーダストなど銅を含有する廃棄物または銅鉱石を浸出して得られた溶液であることを特徴とする請求項1記載の銅(I)イオン及び貴金属イオン及び銅(I)イオン以外の金属イオンを含む水溶液を処理して銅(I)イオンを含有する水溶液を取り出す方法。
- 前記浸出して得られた溶液が、浸出剤として、アンモニア性アルカリ溶液であり、アンモニウム塩として、硫酸アンモニウムまたは塩化アンモニウムを含むものにより処理されたものであることを特徴とする請求項3記載の銅(I)イオン及び貴金属イオン及び銅(I)イオン以外の金属イオンを含む水溶液を処理して銅(I)イオンを含有する水溶液を取り出す方法。
- 前記貴金属イオンは、銀、パラジウム、白金から選ばれた貴金属イオンであることを特徴とする請求項1記載の銅(I)イオン及び貴金属イオン及び銅(I)イオン以外の金属イオンを含む水溶液を処理して銅(I)イオンを含有する水溶液を取り出す方法。
- 前記銅(I)イオン以外の金属イオンは、コバルト、ニッケル、亜鉛、鉛、アルミニウム、マンガン、鉄から選ばれた金属イオンであることを特徴とする請求項1記載の銅(I)イオン及び貴金属イオン及び銅(I)イオン以外の金属イオンを含む水溶液を処理して銅(I)イオンを含有する水溶液を取り出す方法。
- 前記(b)有機溶剤が、8-ヒドロキシキノリン、アルキル基またはアルキレン基により置換されている8-ヒドロキシキノリンであることを特徴とする請求項1記載の銅(I)イオン及び貴金属イオン及び銅(I)イオン以外の金属イオンを含む水溶液を処理して銅(I)イオンを含有する水溶液を取り出す方法。
- 前記有機溶剤中には、改質剤を含有することを特徴とする請求項7記載の銅(I)イオン及び貴金属イオン及び銅(I)イオン以外の金属イオンを含む水溶液を処理して銅(I)イオンを含有する水溶液を取り出す方法。
- 前記銅(I)イオン及び貴金属イオン及び銅(I)イオン以外の金属イオンを含む水溶液を処理して銅(I)イオンを含有する水溶液を取り出す方法において、銅(I)イオンを含有する水溶液を取り出す水溶液には、銅は大部分が銅(I)イオンの形で存在していることを特徴とする請求項1記載の銅(I)イオン及び貴金属イオン及び銅(I)イオン以外の金属イオンを含む水溶液を処理して銅(I)イオンを含有する水溶液を取り出す方法。
- 前記(e)銅(I)イオン以外の金属イオンを含有する有機溶剤を水により洗浄する操作が、水または希薄な酸性水溶液によって行い、共抽出されたアンモニアを取り除くためのものであることを特徴とする請求項1記載の銅(I)イオン及び貴金属イオン及び銅(I)イオン以外の金属イオンを含む水溶液を処理して銅(I)イオンを含有する水溶液を取り出す方法。
- 前記(e)銅(I)イオン以外の金属イオンを含有する有機溶剤中の金属イオンを還元した還元操作がアンモニア溶液中の金属銅により行なわれることを特徴とする請求項1記載の銅(I)イオン及び貴金属イオン及び銅(I)イオン以外の金属イオンを含む水溶液を処理して銅(I)イオンを含有する水溶液を取り出す方法。
- 前記(e)銅(I)イオン以外の金属イオンを含有する有機溶剤中の金属イオンを還元した後、有機溶剤を酸溶液と接触させる操作が、硫酸などの鉱酸であることを特徴とする請求項1記載の銅(I)イオン及び貴金属イオン及び銅(I)イオン以外の金属イオンを含む水溶液を処理して銅(I)イオンを含有する水溶液を取り出す方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2004240053A JP4406688B2 (ja) | 2004-08-19 | 2004-08-19 | 1価銅電解採取プロセスにおける電解液の浄液方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2004240053A JP4406688B2 (ja) | 2004-08-19 | 2004-08-19 | 1価銅電解採取プロセスにおける電解液の浄液方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2006057137A true JP2006057137A (ja) | 2006-03-02 |
JP4406688B2 JP4406688B2 (ja) | 2010-02-03 |
Family
ID=36104861
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2004240053A Expired - Fee Related JP4406688B2 (ja) | 2004-08-19 | 2004-08-19 | 1価銅電解採取プロセスにおける電解液の浄液方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP4406688B2 (ja) |
Cited By (14)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2008248376A (ja) * | 2007-03-06 | 2008-10-16 | National Institute Of Advanced Industrial & Technology | 銅含有廃棄物からの高純度銅の回収方法及びそれに用いる溶解液又は電解液 |
JP2009035800A (ja) * | 2007-08-03 | 2009-02-19 | Dowa Metals & Mining Co Ltd | 貴金属の回収方法及び銅の製造方法 |
JP2009035798A (ja) * | 2007-08-03 | 2009-02-19 | Dowa Metals & Mining Co Ltd | 銅溶解液の製造方法及び銅の製造方法 |
JP2009035801A (ja) * | 2007-08-03 | 2009-02-19 | Dowa Metals & Mining Co Ltd | 銅の製造方法 |
JP2009035799A (ja) * | 2007-08-03 | 2009-02-19 | Dowa Metals & Mining Co Ltd | 銅電解液原料の製造方法及びこれを用いた銅の製造方法 |
JP2009035797A (ja) * | 2007-08-03 | 2009-02-19 | Dowa Metals & Mining Co Ltd | 銅溶解液の浄液方法及び銅の製造方法 |
JP2013001992A (ja) * | 2011-06-21 | 2013-01-07 | Akita Univ | 金属の浸出方法 |
CN103374727A (zh) * | 2013-07-05 | 2013-10-30 | 浙江科菲冶金科技股份有限公司 | 一种硫酸体系钴浸出液中铜和铁的选择性分离方法 |
CN103628090A (zh) * | 2013-12-13 | 2014-03-12 | 中国环境科学研究院 | 一种干法清除阴极板硫酸铵结晶并循环利用的装置 |
CN105695745A (zh) * | 2016-02-02 | 2016-06-22 | 广州中科正川环保科技有限公司 | 一种低品位冰铜渣金属资源综合回收工艺 |
CN106521169A (zh) * | 2016-11-05 | 2017-03-22 | 北京工业大学 | 一种含银铅渣综合回收的方法 |
CN107058747A (zh) * | 2017-05-03 | 2017-08-18 | 中南大学 | 富氧顶吹铜熔炼搭配处理废印刷电路板的方法 |
WO2020149628A1 (ko) * | 2019-01-18 | 2020-07-23 | 전북대학교 산학협력단 | 폐인쇄회로기판으로부터 금과 구리의 침출 및 선택적 분리가 동시에 가능한 마이크로웨이브 보조식 침출 방법 |
CN111501065A (zh) * | 2020-04-27 | 2020-08-07 | 阳谷祥光铜业有限公司 | 一种铜电解液的净化方法 |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN102994771B (zh) * | 2011-09-13 | 2014-03-26 | 郴州市金贵银业股份有限公司 | 一种从银电解阳极泥分金液中提取海绵钯的方法 |
-
2004
- 2004-08-19 JP JP2004240053A patent/JP4406688B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (18)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2008248376A (ja) * | 2007-03-06 | 2008-10-16 | National Institute Of Advanced Industrial & Technology | 銅含有廃棄物からの高純度銅の回収方法及びそれに用いる溶解液又は電解液 |
JP2009035800A (ja) * | 2007-08-03 | 2009-02-19 | Dowa Metals & Mining Co Ltd | 貴金属の回収方法及び銅の製造方法 |
JP2009035798A (ja) * | 2007-08-03 | 2009-02-19 | Dowa Metals & Mining Co Ltd | 銅溶解液の製造方法及び銅の製造方法 |
JP2009035801A (ja) * | 2007-08-03 | 2009-02-19 | Dowa Metals & Mining Co Ltd | 銅の製造方法 |
JP2009035799A (ja) * | 2007-08-03 | 2009-02-19 | Dowa Metals & Mining Co Ltd | 銅電解液原料の製造方法及びこれを用いた銅の製造方法 |
JP2009035797A (ja) * | 2007-08-03 | 2009-02-19 | Dowa Metals & Mining Co Ltd | 銅溶解液の浄液方法及び銅の製造方法 |
JP2013001992A (ja) * | 2011-06-21 | 2013-01-07 | Akita Univ | 金属の浸出方法 |
CN103374727A (zh) * | 2013-07-05 | 2013-10-30 | 浙江科菲冶金科技股份有限公司 | 一种硫酸体系钴浸出液中铜和铁的选择性分离方法 |
CN103628090A (zh) * | 2013-12-13 | 2014-03-12 | 中国环境科学研究院 | 一种干法清除阴极板硫酸铵结晶并循环利用的装置 |
CN105695745A (zh) * | 2016-02-02 | 2016-06-22 | 广州中科正川环保科技有限公司 | 一种低品位冰铜渣金属资源综合回收工艺 |
CN105695745B (zh) * | 2016-02-02 | 2017-12-22 | 广州中科正川环保科技有限公司 | 一种低品位冰铜渣金属资源综合回收工艺 |
CN106521169A (zh) * | 2016-11-05 | 2017-03-22 | 北京工业大学 | 一种含银铅渣综合回收的方法 |
WO2018082516A1 (zh) * | 2016-11-05 | 2018-05-11 | 北京工业大学 | 一种含银铅渣综合回收的方法 |
CN107058747A (zh) * | 2017-05-03 | 2017-08-18 | 中南大学 | 富氧顶吹铜熔炼搭配处理废印刷电路板的方法 |
WO2020149628A1 (ko) * | 2019-01-18 | 2020-07-23 | 전북대학교 산학협력단 | 폐인쇄회로기판으로부터 금과 구리의 침출 및 선택적 분리가 동시에 가능한 마이크로웨이브 보조식 침출 방법 |
KR20200090278A (ko) * | 2019-01-18 | 2020-07-29 | 전북대학교산학협력단 | 폐인쇄회로기판으로부터 금과 구리의 침출 및 선택적 분리가 동시에 가능한 마이크로웨이브 보조식 침출 방법 |
KR102185807B1 (ko) | 2019-01-18 | 2020-12-03 | 전북대학교산학협력단 | 폐인쇄회로기판으로부터 금과 구리의 침출 및 선택적 분리가 동시에 가능한 마이크로웨이브 보조식 침출 방법 |
CN111501065A (zh) * | 2020-04-27 | 2020-08-07 | 阳谷祥光铜业有限公司 | 一种铜电解液的净化方法 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP4406688B2 (ja) | 2010-02-03 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP4406688B2 (ja) | 1価銅電解採取プロセスにおける電解液の浄液方法 | |
Xiao et al. | An environmentally friendly process to selectively recover silver from copper anode slime | |
Jeon et al. | Interference of coexisting copper and aluminum on the ammonium thiosulfate leaching of gold from printed circuit boards of waste mobile phones | |
JP4448937B2 (ja) | パラジウムの抽出剤及びパラジウムの分離回収方法 | |
CN102952947B (zh) | 一种废旧电路板中稀贵金属的综合回收方法 | |
EP0049169A2 (en) | Hydrometallurgical processing of precious metal-containing materials | |
JPH11506167A (ja) | 塩化物で補助される硫化物鉱石からのニッケル及びコバルトの湿式冶金的抽出方法 | |
Alam et al. | Electrolyte purification in energy-saving monovalent copper electrowinning processes | |
CN101285119A (zh) | 一种锌电解溶液中除氯的方法 | |
JP5439997B2 (ja) | 含銅鉄物からの銅回収方法 | |
Xu et al. | Eco-friendly and efficient extraction of valuable elements from copper anode mud using an integrated pyro-hydrometallurgical process | |
US10062933B2 (en) | Hydrometallurgical electrowinning of lead from spent lead-acid batteries | |
JP2008266774A (ja) | 亜鉛の回収方法 | |
Xanthopoulos et al. | Recovery of copper, zinc and lead from photovoltaic panel residue | |
Hao et al. | Study of gold leaching from pre-treated waste printed circuit boards by thiosulfate‑cobalt-glycine system and separation by solvent extraction | |
Zhang et al. | Two-stage leaching of manganese and silver from manganese–silver ores by reduction with calcium sulfide and oxidation with copper (II) | |
JP2008115429A (ja) | 湿式銅製錬法における銀の回収方法 | |
JP2007016259A (ja) | ヨウ素イオンを循環使用する金剥離液による金の回収方法システム | |
US3996046A (en) | Extraction and purification of silver from sulfates | |
JP5502178B2 (ja) | 銀の回収方法 | |
JP2020105587A (ja) | 貴金属、セレン及びテルルを含む酸性液の処理方法 | |
JP5777150B2 (ja) | 白金及びパラジウムの回収方法 | |
Wen et al. | Options to recover high-purity MnO2 from leach liquors of manganese dust containing Mn3O4 and iron and zinc oxide as minor impurities | |
Topçu et al. | Simple and selective copper recovery from valuable industrial waste by imidazolium based ionic liquids with BF4-anions | |
WO2014158842A1 (en) | Systems and methods for improved metal recovery using ammonia leaching |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20070129 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20090223 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20090303 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20090430 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20090929 |
|
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20090929 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 4406688 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121120 Year of fee payment: 3 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121120 Year of fee payment: 3 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121120 Year of fee payment: 3 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121120 Year of fee payment: 3 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20131120 Year of fee payment: 4 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20131120 Year of fee payment: 4 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20131120 Year of fee payment: 4 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20131120 Year of fee payment: 4 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
S533 | Written request for registration of change of name |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313533 |
|
R350 | Written notification of registration of transfer |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |