JP2006056304A - パワーステアリング装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】 操舵速度が小さいときはポペット弁の軸心位置の連通孔のみを通過していた作動油の流れが、操舵速度が大きくなると、急激にバルブシートのフランジ部と段部端面との間から半径方向外側へ向かう流れとなるため、作動油の流路が大きく変化し、ノイズが発生する。
【解決手段】 段部端面27fとフランジ部30aとの間に連通路35を形成することにより、作動油の流れが少ない場合も多い場合も、いずれの場合も段部端面27fとフランジ部30aとの間のほぼ同じ流路を作動油が流れるようにし、ノイズの発生を防止する。
【選択図】 図1
【解決手段】 段部端面27fとフランジ部30aとの間に連通路35を形成することにより、作動油の流れが少ない場合も多い場合も、いずれの場合も段部端面27fとフランジ部30aとの間のほぼ同じ流路を作動油が流れるようにし、ノイズの発生を防止する。
【選択図】 図1
Description
本発明は、パワーステアリング装置に関し、パワーシリンダからコントロールパルブへ向かう作動油の流速が急に大きくなっても、ノイズが発生しないようにしたものである。
自動車には、ハンドルの操作に伴い流路切換弁を制御することによりパワーシリンダを作動させてパワーアシスト力(操舵補助力)を得るパワーステアリング装置が設けられている。
従来のパワーステアリング装置は、特許文献1に記載のようになっている。キックバック等のように操舵輪に外力が加わって、操舵輪側から本来とは逆方向の入力があった場合は、ハンドルに加わる衝撃を緩和させるために、パワーシリンダの油圧室とコントロールバルブとを接続するシリンダ通路に、ステアリングダンパを設けている。
ステアリングダンパは、非操舵時においては、有底円筒形状のポペット弁の底部がバルブシートのフランジ側の内周端に当接した状態で作動油の流路を遮断している。操舵速度が小さい場合は、パワーシリンダからコントロールバルブへ流れる作動油は、ポペット弁の内部を通り底部中央に設けられた連通孔を通過してコントロールバルブへ流入する。一方、操舵速度が大きい場合は、パワーシリンダからコントロールバルブへ流れる作動油は、一部が前記連通孔を通過しつつ、残りの大部分がバルブシートを押し上げながらバルブシートのフランジ部と段部端面との間を通ってコントロールバルブへ流入する。
特開2002−347636号公報
ところが、操舵速度が大きい場合に、最初はポペット弁の連通孔のみを通過していた作動油の流れが急激にバルブシートのフランジ部と段部端面との間から半径方向外側へ向かう流れとなるため、作動油の流れる流路が変更されることになり、ノイズが発生するという問題がある。
そこで本発明は、上記の課題を解決したパワーステアリング装置を提供することを目的とする。
請求項1に係る発明は、ピストンにより隔成された第1油圧室と第2油圧室とを有するパワーシリンダと、該パワーシリンダに作動油を供給するオイルポンプと、該オイルポンプから供給される作動油を操舵状態に応じて前記第1油圧室または前記第2油圧室に選択的に供給するコントロールバルブと、該コントロールバルブに接続されて作動油を貯留するタンクと、前記コントロールバルブと前記第1油圧室とを接続する第1油路と、前記コントロールバルブと前記第2油圧室とを接続する第2油路と、前記第1油路と前記第2油路との夫々に設けられて操舵輪側からの逆入力による衝撃を緩和する第1・第2ステアリングダンパとを設け、前記第1・第2ステアリングダンパは、前記コントロールバルブに接続される大径部と前記パワーシリンダに接続される小径部とを有すると共に両者間の前記大径部側に段部端面を有するバルブ収容孔と、前記小径部に収容されると共に有底筒形状に形成されて内部と外部とを連通させる貫通孔を有するポペット弁体と、前記大径部に収容されると共に前記段部端面に当接するフランジ部と内部流路を形成する筒部とを有し、該フランジ部内周に前記ポペット弁体の底部が当接して前記内部流路を遮断するバルブシートと、前記ポペット弁体を前記バルブシートへ向かって付勢する第1付勢手段と、該第1付勢手段よりも付勢力が大きく前記バルブシートを前記段部端面へ向かって付勢する第2付勢手段と、前記段部端面と前記フランジ部との間に形成され、前記大径部と前記小径部とを常時連通させる連通路と、により構成したことを特徴とする。
このようなパワーステアリング装置では、パワーシリンダからコントロールバルブへ流れる作動油の速度が小さい場合は、段部端面とバルブシートのフランジ部との間の連通路を通過し、速度が大きい場合は作動油がフランジ部を押し上げ、段部端面とフランジ部との間を作動油が通過する。いずれの場合も段部端面とフランジ部との間を通過するので、作動油の流路がほとんど変化せず、ノイズの発生が抑制される。
請求項2に係る発明は、請求項1に記載のパワーステアリング装置において、前記連通路は、前記フランジ部の前記段部端面側に連通溝を設けて形成したことを特徴とする。
このようなパワーステアリング装置では、バルブシートの成形時に前記フランジ部の前記段部端面側に連通溝を形成できるので、連通溝の加工が容易である。
請求項3に係る発明は、請求項2に記載のパワーステアリング装置において、前記連通溝はプレス成形により形成したことを特徴とする。
このようなパワーステアリング装置では、プレス成形により連通溝を加工するので、切削加工に比べて切り屑が発生せず、金属粉等のコンタミの原因とならない。
請求項4に係る発明は、請求項1に記載のパワーステアリング装置において、前記連通路は、前記フランジ部と前記段部端面との間に円環板状部材を介在させ、該円環板状部材に連通溝を設けて形成したことを特徴とする。
このようなパワーステアリング装置では、新たに介在させる円環板状部材に連通溝を形成するので、段部端面とフランジ部とについては加工を加えることなく従来のままで使用でき、設計変更を最小限に抑えることができる。
以下、本発明によるパワーステアリング装置の実施の形態を説明する。
(a)実施の形態1
まず、パワーステアリング装置の全体構成について説明する。図4はパワーステアリング装置の油圧回路図である。
(a)実施の形態1
まず、パワーステアリング装置の全体構成について説明する。図4はパワーステアリング装置の油圧回路図である。
パワーステアリング装置1は、ポンプPから供給通路2を介して供給される作動油を、コントロールバルブ(流路切換弁)CVを介してパワーシリンダP/Cの左右室(第1,第2油圧室)CL,CRの一方に供給すると共に他方から排出される作動油を戻り流路5を介してタンクTに還流させるように構成されている。パワーステアリング装置1とパワーシリンダP/Cとを繋ぐシリンダ通路3a,3bとシリンダ通路4a,4bとにはステアリングダンパ10が介在している。
コントロールバルブCVは、図示しないステアリングハンドルの操舵方向,操舵角度,操舵速度に応じて、いずれの室に作動油を送り込むかの切換を制御する。この切換により、ポンプPから吐出された作動油がパワーシリンダP/Cの左右室CL,CRのいずれか一方に選択的に供給され、他方からの作動油が排出されてタンクTに還流されることにより、パワーシリンダP/Cが操作され、これによりハンドルの操作力を補助するパワーアシスト力が得られる。
前記ステアリングダンパ10は一対のダンパ部10a,10bにより構成される。ダンパ部10a,10bには、チェック弁8,9と、可変絞り弁6,7と、リーク通路11,12とが設けられている。チェック弁8,9は、作動油をポンプPからコントロールバルブCVを介してパワーシリンダP/Cの左右室CL,CRへ流す一方、パワーシリンダP/CからタンクTに還流する戻り側の流れを阻止するものである。可変絞り弁6,7は、操舵輪側から逆入力されるキックバック等があったときに、パワーシリンダP/Cの左右室CL,CRからコントロールバルブCVを介してタンクTに還流される作動油の戻り側の流れに対応して開口面積が変化し流路抵抗による衝撃緩和をおこなうものであり、ダンパとしての機能を果たす。リーク通路11,12は、パワーシリンダP/Cからの流量が少なく可変絞り弁6,7が開放しないときでもコントロールバルブCVへの戻りを許容するためのものである。
このほか、パワーシリンダP/Cの左右室CL,CRとタンクTとを直接に連通させるために、シリンダ通路3b,4bは、第2チェック弁13,14を介してタンクTに接続されている。第2チェック弁13,14は、シリンダ通路3b,4bの内部が高圧のときには閉じており、負圧が発生すると開放してタンクTに連通し、負圧の発生を防ぐものである
前記コントロールバルブCV,前記ステアリングダンパ10,前記パワーシリンダP/Cの具体的な構造を図5に示す。車体の左右にのびるとともに左右へ動くことにより前輪を操舵するためのタイロッド19が、支持部材20にスライド自在に支持されている。タイロッド19にはピストン18が固定され、ピストン18は支持部材20と一体に形成されたシリンダ17の内部において左右方向へ移動自在になってパワーシリンダP/Cを構成している。パワーシリンダP/Cの左室CL,右室CRはシリンダ通路3b,4bを介してダンパ部10a,10aに接続され、ダンパ部10a,10aはコントロールバルブCVに接続されている。
前記コントロールバルブCV,前記ステアリングダンパ10,前記パワーシリンダP/Cの具体的な構造を図5に示す。車体の左右にのびるとともに左右へ動くことにより前輪を操舵するためのタイロッド19が、支持部材20にスライド自在に支持されている。タイロッド19にはピストン18が固定され、ピストン18は支持部材20と一体に形成されたシリンダ17の内部において左右方向へ移動自在になってパワーシリンダP/Cを構成している。パワーシリンダP/Cの左室CL,右室CRはシリンダ通路3b,4bを介してダンパ部10a,10aに接続され、ダンパ部10a,10aはコントロールバルブCVに接続されている。
図5のA−A矢視図,B−B矢視図は同一であり、これらを図5(b)に示し、図5(b)の拡大図を図1に示す。図1のように、バルブハウジング26の内部には前記ダンパ部10aの構成部品が収容されている。図4のチェック弁8,9と、可変絞り弁6,7と、リーク通路11,12とのうちの一方であるチェック弁8,可変絞り弁6,リーク通路11について説明する。
バルブハウジング26にはバルブ収容孔27が形成され、バルブ収容孔孔27は小径部27aと大径部27bとにより構成されている。小径部27aと連通する左側の孔34a,34bは、シリンダ通路3bを有する配管を介してパワーシリンダP/Cに接続されている。一方、大径部27bと連通する開口部27cには外周にシール部材28を巻回したプラグ29が螺合され密封されている。そして、大径部27bは、孔37を介してシリンダ通路3aに接続されている。
大径部27bには、可変絞り弁6を構成するバルブシート30が収容されている。バルブシート30は、図2のように内部流路30cを有する筒部30bと、フランジ部30aとにより構成されており、フランジ部30aが小径部27aと大径部27bとの間の段部端面27fに当接すると、可変絞り弁6が閉じた状態となる。フランジ部30aの右面とプラグ29の左面との間にコイルスプリング(第2付勢手段)31が配置され、コイルスプリング31によりバルブシート30は左方の段部端面27fへ常時押圧されている。
小径部27aには、一方向のみ作動油を通過させるチェック弁8を構成するための有底円筒形のポペット弁体32が収容され、ポペット弁体32はコイルスプリング(第1付勢手段)33によって右方へ付勢されている。ポペット弁体32には、内外を貫通する貫通孔32aが形成され、右端の底部にはテーパ面32bが形成されている。テーパ面32bが、前記フランジ部30aの内周部に当接して前記内部流路30cを閉塞する(チェック弁8が閉じる)ように、バルブシート30には前記テーパ面32bと対応するテーパ面30dが形成されている。バルブシート30を左方へ付勢するコイルスプリング31の付勢力は、ポペット弁体32を右方へ付勢するコイルスプリング33の付勢力よりも大きく、これによりフランジ部30aは段部端面27fに当接している。
本発明では、段部端面27fとフランジ部30aとの間に連通路(リーク通路)11が形成されている。この連通路11は、前記小径部27aと前記大径部27bとを常時連通させるものであり、パワーシリンダP/Cからの流量が少ないときでも流路切換弁CV側へ作動油を流すことができる。この連通路11を形成するため、本実施の形態では、図2のようにフランジ部30aの段部端面27f側に円周方向に沿って120度ごとに3つの連通溝35が形成されている。連通溝35はフランジ部30aの内周側へ貫通することなく途中位置までとなっている。本実施の形態ではポペット弁体32の底部に連通路を設けていないが、低部には連通路を設けても設けなくてもどちらでも良い。
次に、パワーステアリング装置の作用を説明する。作動油がコントロールバルブCVからパワーシリンダP/Cへ流れるときは、図3(a)に示すようにコイルスプリング33の付勢力に抗してポペット弁体32が左方へ押され、ほとんど抵抗なく作動油が流れる。一方、パワーシリンダP/CからコントロールバルブCVへ作動油が流れる場合については、作動油の速度が小さい場合は、図1の状態で作動油は連通溝35を通過して流れる。次に、作動油の速度が大きくなると、図3(b)に示すようにコイルスプリング33の付勢力と作動油の圧力がコイルスプリング31の付勢力に抗してバルブシート30を右方へ押し上げ、作動油は段部端面27fとフランジ部30aとの間を通過する。作動油の速度が小さい場合でも大きい場合でもいずれも作動油は段部端面27fとフランジ部30aとの間を通過するので、作動油の流路はほとんど変化することはなく同じ流路を流れ、従ってノイズの発生が抑制される。
なお、この実施の形態の場合は、バルブシート30のフランジ部30aに連通溝35を形成するが、図6に示すようにフランジ部30aを貫通するスリット36を形成しても良い。連通溝35とスリット36とのいずれも、バルブシートの成形時に形成されるので、連通溝またはスリットの加工が容易である。また、プレス成形により形成されるので、切削加工しなくて済み切り屑が発生せず、金属粉等のコンタミの原因とならない。
(b)実施の形態2
次に、実施の形態2について説明する。この実施の形態はフランジ部30aの段部端面27f側に連通溝35を形成するのに代えて、図7に示すように、反対面である段部端面27fに連通溝39を形成して連通路11を設けたものである。連通溝39は、連通溝35と同様に放射方向に沿う溝を円周方向に沿って120度ごとに形成したものである。
(b)実施の形態2
次に、実施の形態2について説明する。この実施の形態はフランジ部30aの段部端面27f側に連通溝35を形成するのに代えて、図7に示すように、反対面である段部端面27fに連通溝39を形成して連通路11を設けたものである。連通溝39は、連通溝35と同様に放射方向に沿う溝を円周方向に沿って120度ごとに形成したものである。
この場合は、パワーシリンダP/CからコントロールバルブCVへ作動油が流れる際に、作動油の速度が小さいと、作動油は連通溝39を通過して流れる。
その他の構成,作用は実施の形態1と同じなので説明を省略する。
(c)実施の形態3
次に、実施の形態3について説明する。この実施の形態は段部端面27fとフランジ部30aとの間に新たな部材を介在させることにより連通路11を形成したものである。
(c)実施の形態3
次に、実施の形態3について説明する。この実施の形態は段部端面27fとフランジ部30aとの間に新たな部材を介在させることにより連通路11を形成したものである。
図8に示すように、段部端面27fとフランジ部30aとの間にワッシャー(円環板状部材)38が設けられる。ワッシャー38の段部端面27f側の面には、図2の連通溝35とほぼ同じ連通溝38aが形成されている。
パワーシリンダP/CからコントロールバルブCVへの作動油の流速が小さいときは作動油は連通溝38aの内部を介して小径部27aから大径部27bへと流れる。次に、作動油の速度が大きくなると、作動油がコイルスプリング31の付勢力に抗してワッシャー38およびバルブシート30を右方へ押し上げ、作動油は段部端面27fとワッシャー38との間を通過することになる。段部端面27fとフランジ部30aとについては、加工を加えることなく従来のままで使用でき、設計変更を最小限に抑えることができる。
なお、連通溝38aに代えて、図6と同様にワッシャー38に軸方向へ貫通するスリットを形成しても良い。また、連通溝やスリットは3本としたが、1本,2本あるいは4本以上でも良い。更に、連通溝やスリットの形状も、実施例の形状に限定されず、例えば三角形状としてもよい。
前記実施の形態から把握される前記請求項に記載した発明以外の技術的思想について、以下に説明する。
(1)請求項1に記載のパワーステアリング装置において、前記段部端面に連通溝を形成したことを特徴とするパワーステアリング装置。
(2)請求項2または4に記載のパワーステアリング装置において、前記連通溝は、円周方向に1または2以上設けたことを特徴とするパワーステアリング装置。
(1)請求項1に記載のパワーステアリング装置において、前記段部端面に連通溝を形成したことを特徴とするパワーステアリング装置。
(2)請求項2または4に記載のパワーステアリング装置において、前記連通溝は、円周方向に1または2以上設けたことを特徴とするパワーステアリング装置。
この発明によれば、連通溝の数を増やすことにより、より多くの作動油を流すことができる。
(3)請求項2または4に記載のパワーステアリング装置において、前記連通溝に代えてスリットを形成したことを特徴とするパワーステアリング装置。
(3)請求項2または4に記載のパワーステアリング装置において、前記連通溝に代えてスリットを形成したことを特徴とするパワーステアリング装置。
1…パワーステアリング装置
3a,3b,4a,4b…シリンダ通路
10…ステアリングダンパ
10a…ダンパ部
11…連通路
18…ピストン
27a…小径部
27b…大径部
27f…段部端面
30…バルブシート
30a…フランジ部
30b…筒部
30c…内部流路
31…コイルスプリング(第2付勢手段)
32…ポペット弁体
32a…貫通孔
33…コイルスプリング(第1付勢手段)
35,38a,39…連通溝
38…ワッシャ
P/C…パワーシリンダ
CL…左室(第1油圧室)
CR…右室(第2油圧室)
P…ポンプ
T…タンク
3a,3b,4a,4b…シリンダ通路
10…ステアリングダンパ
10a…ダンパ部
11…連通路
18…ピストン
27a…小径部
27b…大径部
27f…段部端面
30…バルブシート
30a…フランジ部
30b…筒部
30c…内部流路
31…コイルスプリング(第2付勢手段)
32…ポペット弁体
32a…貫通孔
33…コイルスプリング(第1付勢手段)
35,38a,39…連通溝
38…ワッシャ
P/C…パワーシリンダ
CL…左室(第1油圧室)
CR…右室(第2油圧室)
P…ポンプ
T…タンク
Claims (4)
- ピストンにより隔成された第1油圧室と第2油圧室とを有するパワーシリンダと、該パワーシリンダに作動油を供給するオイルポンプと、該オイルポンプから供給される作動油を操舵状態に応じて前記第1油圧室または前記第2油圧室に選択的に供給するコントロールバルブと、該コントロールバルブに接続されて作動油を貯留するタンクと、前記コントロールバルブと前記第1油圧室とを接続する第1油路と、前記コントロールバルブと前記第2油圧室とを接続する第2油路と、前記第1油路と前記第2油路との夫々に設けられて操舵輪側からの逆入力による衝撃を緩和する第1・第2ステアリングダンパとを設け、
前記第1・第2ステアリングダンパは、
前記コントロールバルブに接続される大径部と前記パワーシリンダに接続される小径部とを有すると共に両者間の前記大径部側に段部端面を有するバルブ収容孔と、
前記小径部に収容されると共に有底筒形状に形成されて内部と外部とを連通させる貫通孔を有するポペット弁体と、
前記大径部に収容されると共に前記段部端面に当接するフランジ部と内部流路を形成する筒部とを有し、該フランジ部内周に前記ポペット弁体の底部が当接して前記内部流路を遮断するバルブシートと、
前記ポペット弁体を前記バルブシートへ向かって付勢する第1付勢手段と、
該第1付勢手段よりも付勢力が大きく前記バルブシートを前記段部端面へ向かって付勢する第2付勢手段と、
前記段部端面と前記フランジ部との間に形成され、前記大径部と前記小径部とを常時連通させる連通路と、
により構成したことを特徴とするパワーステアリング装置。 - 請求項1に記載のパワーステアリング装置において、前記連通路は、前記フランジ部の前記段部端面側に連通溝を設けて形成したことを特徴とするパワーステアリング装置。
- 請求項2に記載のパワーステアリング装置において、前記連通溝はプレス成形により形成したことを特徴とするパワーステアリング装置。
- 請求項1に記載のパワーステアリング装置において、前記連通路は、前記フランジ部と前記段部端面との間に円環板状部材を介在させ、該円環板状部材に連通溝を設けて形成したことを特徴とするパワーステアリング装置。
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JP2022085414A (ja) * | 2020-11-27 | 2022-06-08 | 井関農機株式会社 | 自走式薬剤散布機 |
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2004
- 2004-08-18 JP JP2004237908A patent/JP2006056304A/ja not_active Abandoned
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JP2022085414A (ja) * | 2020-11-27 | 2022-06-08 | 井関農機株式会社 | 自走式薬剤散布機 |
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