JP2002347636A - ステアリングダンパ - Google Patents

ステアリングダンパ

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Abstract

(57)【要約】 【課題】急操舵時やハンドルの戻り時に、シリンダ通路
3、4に負圧が発生して、ハンドルが急に重くなる不具
合をなくす。 【解決手段】ポンプPおよびタンクTとパワーシリンダ
P/Cの左右室CL、CRとの間を舵取り操作に応じて
選択的に切換え接続する流路切換弁CVと、流路切換弁
をパワーシリンダの左右室に接続する一対のシリンダ通
路3、4を備えたパワーステアリング装置1のステアリ
ングダンパ10である。各シリンダ通路の途中に設けら
れてパワーシリンダから流路切換弁への流入を制限する
可変絞り弁6、7と、可変絞り弁と並列に接続され流路
切換弁からパワーシリンダへの流入を許容するチェック
弁8、9とを備えている。さらに、前記各チェック弁と
パワーシリンダの左右室との間に、それぞれタンクTに
連通する第2のチェック弁13、14を設けた

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明が属する技術分野】本発明は、舵取りハンドルの
舵取り操作に伴い流路切換弁を切換え制御することによ
り、パワーシリンダを作動させてパワーアシスト力(操
舵補助力)を得るパワーステアリング装置において、キ
ックバック等のように操舵輪側から逆入力があったとき
の衝撃を減衰、緩和させるために用いるステアリングダ
ンパに関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般に油圧式のパワーステアリング装置
では、舵取りハンドルの舵取り操作に伴ってポンプとタ
ンクとをパワーシリンダの左右室に選択的に接続する流
路切換弁を備えている。この流路切換弁により、舵取り
操作に応じてパワーシリンダのいずれか一方の室に圧油
を給送して、操舵輪を転舵させるためのパワーアシスト
力を付与している。
【0003】このようなパワーステアリング装置を搭載
した自動車において、パワーステアリング装置にステア
リングダンパを付設したものがすでに知られている。こ
のステアリングダンパは、自動車の走行時において、例
えば走行路面の凹凸や障害物等に起因して操舵輪側から
作用する逆入力(いわゆるキックバック)による衝撃を
減衰、緩和し、舵取りハンドルにその衝撃が伝わらない
ようにするためのものである。
【0004】従来のステアリングダンパは、一般に、パ
ワーステアリング装置における流路切換弁とパワーシリ
ンダの左右室との間の左右のシリンダ通路に、前述した
キックバック等の逆入力が作用したときに、ピストンの
動きに伴ってパワーシリンダの戻り側の室から排出され
る圧油の流れに抵抗を与えるための絞りまたは可変絞り
を設けている。しかし、このような絞りまたは可変絞り
は、舵取りハンドルの舵取り操作に伴う正入力時におい
て、ポンプからパワーシリンダの一方の室への供給側の
圧油の流れ、さらに、パワーシリンダの他方の室からタ
ンクへの戻り側の流れに対しても流路抵抗になるため、
パワーシリンダの作動にあたっての応答性を低下させて
しまうという問題がある。
【0005】このため、左右のシリンダ通路において、
前述の絞りを可変絞り弁で構成するとともに、これらの
可変絞り弁と並列にそれぞれチェック弁を設け、舵取り
操作による正入力時に、対応するシリンダ通路のチェッ
ク弁を開くことにより、流路切換弁を介してポンプから
シリンダ室への圧油の給送を充分に行えるようにしたも
のが、すでに提案されている(実公平2−49109号
公報)。
【0006】前記公報には、「ステアリングダンパ本体
(パワーシリンダ)と切換バルブとを連結する回路中
に、切換バルブ側からステアリングダンパ本体の油室側
へのみ油の流れを許容するチェック弁および、初期荷重
を有し、油室側から切換バルブ側へのみ油の流れを許容
する絞りチェック弁」を備えたステアリングダンパが記
載されている。
【0007】前記従来のパワーステアリング装置に設け
られたステアリングダンパは、パワーシリンダ側からの
小流量の流れに対しては、可変絞り弁が開かないため、
流路切換弁側へ戻すための流路がないので、舵取りハン
ドルの戻り、特に中立位置付近での戻りが悪いという問
題があった。また、パワーシリンダからの小流量の流体
を戻すための流路を設けておくと、舵取り操作に応じて
流路切換弁から給送される流体が前記チェック弁を開く
前に流出するため、プリセット力を与えることができ
ず、高速走行時の直進安定性(手応え感)が良くないと
いう問題が発生する。
【0008】そこで、本発明の出願人は、キックバック
等のような操舵輪側からの逆入力時における衝撃を減
衰、緩和することができ、しかも、舵取りハンドルの戻
り、特に中立位置付近での戻りを向上させるとともに、
高速時の直進安定性と両立させることができるパワース
テアリング装置のステアリングダンパを提供することを
目的とした発明について出願をした(特願2000−3
22955号)。
【0009】前記出願に係る発明では、パワーステアリ
ング装置の左右シリンダ通路の途中に、ステアリングダ
ンパを構成する左右一対のダンパ部を設けている。各ダ
ンパ部は、パワーシリンダから流路切換弁への流入を制
限する可変絞り弁と、この可変絞り弁と並列に接続さ
れ、流路切換弁からパワーシリンダへの流入を許容する
チェック弁とを備えている。前記ダンパ部の可変絞り弁
は、ハウジングの内面に形成された段部から成る弁座
と、この段部に当接可能な筒状の弁体と、この筒状弁体
を弁座方向に付勢するスプリングとを備え、また、前記
チェック弁は、前記可変絞り弁の筒状弁体の開口部(こ
の開口部が弁座を構成している)に当接可能な有底円筒
状の弁体と、この弁体を前記筒状弁体の開口部に向けて
付勢するスプリングとを備えている。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】前記出願に係る発明の
構成では、チェック弁の筒状弁体に、スプリングによっ
てプリセット力を与えるようにしているので、高速直進
時の安定性(手応え感)の向上とシミーの減衰には非常
に効果的である。しかしながら、チューニングによって
は、前記スプリングによるプリセット力を大きくした方
が好ましい場合がある。このようにプリセット力を大き
くした場合には、例えば急操舵をしたときに、パワーシ
リンダ内のピストンがマニュアルで移動しようとするに
もかかわらず油が供給されない状態となり、ピストンの
移動により拡大する側の油圧室側のシリンダ通路に負圧
が発生してしまうという問題があった。このような状態
になると、ハンドルが異常に重くなったり、ハンドルの
戻りが悪くなるという問題が生ずる。
【0011】本発明は、前記課題を解決するためになさ
れたもので、急操舵時やハンドルの戻り時に、シリンダ
通路での負圧の発生を防ぎ、ハンドルが急に重くなるこ
とやハンドルの戻りが悪くなることを防止できるステア
リングダンパを提供することを目的とするものである。
【0012】また、従来のパワーステアリング装置に設
けられた一般的なステアリングダンパでは、パワーシリ
ンダ側からの流れが小流量のときに可変絞り弁が開かな
いため、舵取りハンドルの戻り、特に中立位置付近での
戻りが悪いという問題が発生することを避けるため、前
記チェック弁の弁体側または弁座側に、円周方向等間隔
で複数本の細い溝から成るリーク通路を形成するように
している(特開平11−49004号公報)。
【0013】前記公報に記載された従来のリーク通路の
形状では、製作コストがかかり、しかも、複数本の細い
溝から構成しているため、周上のバランスをとることや
通路面積を精度良くコントロールすることが難しいとい
う問題があった。
【0014】従って、第2の発明は、リーク通路の形状
を精度良く加工し、しかも、製作コストの低減を図るこ
とができるステアリングダンパを提供することを目的と
するものである。
【0015】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の発明に
係るステアリングダンパは、ポンプおよびタンクとパワ
ーシリンダの左右室との間を舵取りハンドルの舵取り操
作に応じて選択的に切換え接続する流路切換弁と、この
流路切換弁を前記パワーシリンダの左右室に接続する左
右一対のシリンダ通路を備えたパワーステアリング装置
のステアリングダンパであって、前記各シリンダ通路の
途中に設けられて前記パワーシリンダから流路切換弁へ
の流入を制限する可変絞り弁と、この可変絞り弁と並列
に接続され前記流路切換弁からパワーシリンダへの流入
を許容するチェック弁とを備えた一対のダンパ部からな
るものであって、さらに、前記各チェック弁とパワーシ
リンダの左右室との間に、それぞれタンクに連通する第
2のチェック弁を設けたことを特徴とするものである。
【0016】請求項1に記載のステアリングダンパで
は、流路切換弁からパワーシリンダの左右室に至る各シ
リンダ通路に、それぞれタンクに連通する第2のチェッ
ク弁を設けているので、例えば、急操舵時にシリンダ室
の一方への圧油の給送が間に合わず、そのシリンダ通路
が負圧になりそうな場合に、この第2チェック弁が開放
してタンクに連通し、作動油が補給されるので、ハンド
ルが急に重くなることがない。
【0017】また、請求項2に記載のステアリングダン
パは、ポンプおよびタンクとパワーシリンダの左右室と
の間を舵取りハンドルの舵取り操作に応じて選択的に切
換え接続する流路切換弁と、この流路切換弁を前記パワ
ーシリンダの左右室に接続する左右一対のシリンダ通路
を備えたパワーステアリング装置のステアリングダンパ
であって、前記各シリンダ通路の途中に設けられて前記
パワーシリンダから流路切換弁への流入を制限する可変
絞り弁と、この可変絞り弁と並列に接続され前記流路切
換弁からパワーシリンダへの流入を許容するチェック弁
とを備えた一対のダンパ部からなるものであって、ハウ
ジングの内面に形成されて前記可変絞り弁の弁座を構成
する段部と、この段部に当接することにより可変絞り弁
を閉弁する筒状の弁体と、この筒状弁体を前記弁座方向
に付勢する付勢手段と、前記筒状弁体の開口部に当接し
て前記チェック弁を閉弁する有底円筒状の弁体と、この
有底円筒状弁体を、前記付勢手段の逆方向から付勢する
付勢手段とを備えており、特に、前記チェック弁の有底
円筒状弁体の底面を貫通する連通孔を形成したことを特
徴とするものである。
【0018】この請求項2に記載の発明では、リーク通
路として、チェック弁の有底円筒状弁体の底面を貫通す
る連通孔を設けたので、通路面積を精度良くコントロー
ルすることができ、しかも、製作コストを低減すること
ができる。
【0019】さらに、請求項3に記載のステアリングダ
ンパは、前記請求項2に記載のステアリングダンパにお
いて、前記各チェック弁とパワーシリンダの左右室との
間に、それぞれタンクに連通する第2のチェック弁を設
けたことを特徴とするものである。
【0020】
【発明の実施の形態】以下、図面に示す実施の形態によ
り本発明を説明する。図1は本発明に係るステアリング
ダンパを備えたパワーステアリング装置の油圧回路を説
明する図、図2は前記ステアリングダンパを備えたパワ
ーステアリング装置の一例を示す図、図3は図2のII
I−III線に沿う断面を拡大して示す図である。
【0021】先ず、図1によりパワーステアリング装置
(全体として符号1で示す)の油圧回路の概要を説明す
る。この油圧回路は、油圧源であるポンプPから供給通
路2を介して供給される圧油を、図示しない舵取りハン
ドルによる舵取り操作によって切換え制御される流路切
換弁(コントロールバルブ)CVを介して、装置アクチ
ュエータであるパワーシリンダP/Cの左右室CL、C
Rの一方に給送するとともに、他方のシリンダ室内の作
動油をタンクTに還流させるように構成されている。
【0022】図中の3、4は、流路切換弁CVからパワ
ーシリンダP/Cの左右室CL、CRへのシリンダ通
路、5は流路切換弁CVからタンクTに至る戻り通路で
ある。なお、この実施の形態では、流路切換弁CVとし
て、ロータ15およびスリーブ16からなるロータリタ
イプの流路切換弁を用いている。
【0023】前記パワーステアリング装置1では、流路
切換弁CVが、舵取りハンドル(図示せず)の舵取り操
作状態(例えば、操舵方向、操舵角度、操作速度等)に
応じてパワーシリンダP/Cの左右室CL、CRへのシ
リンダ通路3、4を切換え制御する。この切換えによ
り、ポンプPから吐出された圧油が、パワーシリンダP
/Cのいずれか一方の室CLまたはCRに給送され、他
方の室CRまたはCLがタンクTに接続されることによ
り、パワーシリンダP/Cによって操作力を補助するパ
ワーアシスト力が得られる。
【0024】前記パワーステアリング装置1の左右シリ
ンダ通路3、4の途中に、ステアリングダンパ10を構
成する左右一対のダンパ部10A、10Bを設けてい
る。これら左右一対のダンパ部10A、10Bに可変絞
り弁6、7をそれぞれ設けている。これらの可変絞り弁
6、7は、キックバック等のような操舵輪側からの逆入
力時に、パワーシリンダP/Cのいずれかの室CL、C
Rから流路切換弁CVを介してタンクTに至る戻り側の
通過流量に依存して開口面積が変化するように構成され
ている。
【0025】前記可変絞り弁6、7は、操舵輪側からの
逆入力時の衝撃によって生じるパワーシリンダP/Cの
戻り側の室CLまたはCRからの圧油の流れを通すこと
による流路抵抗によって、前記衝撃を減衰、緩和するこ
とができ、ダンパとしての機能を果たすことができる。
また、可変絞り弁6、7は、シリンダ室CL、CRから
流路切換弁CVに至る戻り側の流れを許容するととも
に、その通過流量に依存し、シリンダ室CL、CRから
の流量が大きいと絞り開口が大きく、流量が小さいと絞
り開口が小さくなるようになっている。
【0026】パワーステアリング装置1の左右シリンダ
通路3、4には、前記パワーシリンダP/Cの各室C
L、CRから前記流路切換弁CVを介してタンクTに接
続される戻り側の流れを阻止するチェック弁8、9が、
前記可変絞り弁6、7と並列に接続されている。また、
パワーシリンダP/Cからの流量が少なく、前記可変絞
り弁6、7が開放しないときでも、流路切換弁CV側へ
の戻りを許容するリーク通路11、12が設けられてい
る。
【0027】さらに、この実施の形態では、従来のステ
アリングダンパの構成と異なる特徴として、前記各シリ
ンダ通路3、4をタンクTに連通可能な第2のチェック
弁13、14がそれぞれ設けられている。これら第2の
チェック弁13、14はシリンダ通路3、4内が高圧の
ときには閉じており、シリンダ通路3、4に負圧が発生
しようとすると開放してタンクTに連通し、負圧の発生
を防ぐようになっている。
【0028】図2および図3は、前記ステアリングダン
パ10をパワーステアリング装置1に適用した場合の具
体的構造の一例を示すもので、パワーステアリング装置
1の全体の構成については、従来から広く知られたもの
と同様であるから簡単に説明する。
【0029】この実施の形態に係るステアリングダンパ
10が適用されるパワーステアリング装置1は、ラック
ピニオン式パワーステアリング装置であって、図示しな
い車両の舵取りハンドルに連動する入力軸(スタブ軸)
20が、同一軸線上に配置された出力軸(ピニオン軸)
22とトーションバー24を介して連結されて、バルブ
ハウジング26内に回転可能に収容されている。前記出
力軸22の先端に形成されたピニオン22aがラック軸
28に形成されたラック28aに噛み合っている。な
お、このバルブハウジング26は、ラック軸28を摺動
自在に支持するステアリングボディ30と一体に構成さ
れている。
【0030】前記出力軸22の入力軸20側(図2の右
側)に設けられた大径筒状部22bにバルブスリーブ1
6が形成され、一方、この大径筒状部22b内に嵌合さ
れた入力軸20の外面にバルブロータ15が形成されて
おり、これらバルブスリーブ16とバルブロータ15と
によりロータリタイプの流路切換弁CVが構成されてい
る。
【0031】バルブロータ15の外面には、円周方向等
間隔で複数本(例えば6本)の軸方向溝が形成され、こ
れら軸方向溝は交互にポンプPおよびタンクTに接続さ
れている。また、バルブスリーブ16の内面には、円周
方向等間隔で前記バルブロータ32の軸方向溝と同数の
軸方向溝が形成されており、これら軸方向溝は、交互に
パワーシリンダP/Cの左右室CL、CRに接続されて
いる(図1の流路切換弁CV参照)。
【0032】このパワーステアリング装置1では、舵取
りハンドルの操作によって入力軸20が回転して、入力
軸20と出力軸22、すなわちバルブロータ15とバル
ブスリーブ16とが相対回転すると、ポンプPから吐出
された圧油がパワーシリンダP/Cの一方の室CLまた
はCRに供給され、他方の室CRまたはCLの作動油が
タンクTに還流する。
【0033】前記バルブハウジング26内に、前記各ダ
ンパ部10A、10Bを構成する可変絞り弁6、7、チ
ェック弁8、9およびシリンダ通路3、4をタンクTに
連通する第2のチェック弁13、14が設けられてい
る。なお、前記流路切換弁CVとパワーシリンダP/C
の左右室CL、CRとの間の各シリンダ通路3、4にそ
れぞれ設けた両ダンパ部10A、10Bは、同一の構成
を有しているので、その一方10Aについてだけ説明す
る。
【0034】バルブハウジング26には、前記入出力軸
20、22の軸線と直交する方向を向けて段付きのバル
ブ孔34が設けられている。このバルブ孔34は、その
内部に小径部34aおよび大径部34bが形成されてお
り、この大径部34b側の開口部(図3の右端)34c
に、外周にシール部材36が嵌着されたプラグ38が挿
入され、バルブ孔34の内面に螺合、固定されて、この
バルブ孔34内を密封している。
【0035】バルブ孔34の大径部34b内には、前記
可変絞り弁6の筒状弁体40(以下第1の弁体と呼ぶ)
が収容されている。この第1の弁体40は、先端(図3
の左端)にフランジ40aが形成されており、このフラ
ンジ40aがバルブ孔34の大径部34bと小径部34
aとの間の段部に形成された弁座34dに当接すること
により、可変絞り弁6が閉弁する。この第1弁体40の
フランジ40aの背面と前記プラグ38の前面との間
に、付勢手段としてのコイルスプリング42が配置さ
れ、前記第1弁体40を前記弁座34d方向に常時付勢
している。
【0036】また、前記バルブ孔34の小径部34a内
には、チェック弁8の有底円筒状弁体44(以下第2の
弁体と呼ぶ)が収容されている。この第2の弁体44
は、コイルスプリング(付勢手段)46によって、前記
第1の弁体40方向に付勢されている。第2の弁体44
の先端面44aはテーパ状になっており、この先端面4
4aが前記第1の弁体40のフランジ40a側開口部の
内周面に形成された弁座40bにシートしてチェック弁
8が閉じられる。なお、このチェック弁8の弁体(第2
弁体44)を付勢するスプリング46の付勢力は、前記
可変絞り弁6の弁体(第1弁体40)を付勢するスプリ
ング42の付勢力よりも小さいことはいうまでもない。
【0037】有底円筒状をしている第2の弁体(チェッ
ク弁8の弁体)44の先端部44bは肉厚になってお
り、この先端肉厚部44bの軸芯を貫通する連通孔11
が形成されている。この連通孔11が、パワーシリンダ
P/C側からの流量が少ないときでも、流路切換弁CV
側へ流すリーク通路を構成している。
【0038】前記バルブ孔34の小径部34a側の開口
部34e(図3の左端)には、パワーシリンダP/Cへ
の接続配管50(前記シリンダ通路3の下流部を構成し
ている)が挿入され、フレア継ぎ手52を介して固定さ
れている。
【0039】前記バルブ孔34の大径部34b内には、
流路切換弁CVに接続される通路孔54(シリンダ通路
3の上流部を構成している)が開口している。この通路
孔54は、前記バルブスリーブ16に形成された径方向
孔32aおよび環状溝32b(図2参照)を介して、バ
ルブスリーブ16の内面に形成された軸方向溝に連通し
ている。また、前記バルブ孔34の大径部34b内に収
容されている可変絞り弁6の第1弁体40には、内外を
貫通する通路穴40cが形成され、チェック弁8の第2
弁体にも、内外を貫通する通路穴44cが形成されてい
る。
【0040】前記ダンパ部10Aのチェック弁8とパワ
ーシリンダP/Cのシリンダ室CLとの間に、タンクT
側に連通する第2のチェック弁13が設けられている。
このチェック弁13は、前記バルブ孔34と直交する弁
孔56内に収容されたボール弁58と、前記弁孔56の
内部側の小径孔60との間の段部に設けられた弁座56
aとによって構成されている。このボール弁58は、そ
の背後に嵌着された脱落防止用リング62によって抜け
止めが行われている。前記弁孔56の内部側の小径孔6
0は、バルブハウジング26内に収容されたバルブスリ
ーブ16(出力軸22の大径筒状部22b)の外周面に
形成された環状溝22cを介してタンクポート66に連
通している。なお、弁孔56の開口部(図3の上方)
は、盲栓用ボール64が圧入されて封止されている。
【0041】以上の構成に係るステアリングダンパ10
の作動について、図1ないし図3により説明する。舵取
りハンドル(図示せず)の舵取り操作に伴う正入力時に
は、ポンプPから供給通路2を介して給送される圧油
が、流路切換弁CVから一方の供給通路3(バルブハウ
ジング26の通路孔54)または4を通って、バルブ孔
34の大径部34b内に入り、さらに、第1の弁体40
の通路穴40cから第1の弁体40内部に入って、チェ
ックバルブ8,9の弁体(第2の弁体44)に作用す
る。この流路切換弁CVからの流れがチェック弁8また
は9を押し開くと、圧油は第2弁体44の通路穴44c
から第2弁体44の内部に入り、供給通路3(接続配管
50)または4を通ってパワーシリンダP/Cの一方の
シリンダ室CLまたはCRに送られる。
【0042】前記正入力時には、パワーシリンダP/C
の一方の室CL、CRに、流路切換弁CVからの圧油が
チェックバルブ8,9を開いて供給されるが、他方のシ
リンダ室CL、CRからの戻り油は、開放した前記可変
絞り弁6,7および第2弁体44の先端部に形成されて
いる連通孔11、12を通過して流路切換弁CVからタ
ンクTに還流する。このようにパワーシリンダP/Cの
左右室CL、CRの一方にポンプPからの高圧油が導入
されるとともに、他方の室がタンクTに連通することに
より、パワーシリンダP/Cが作動して操舵補助力を発
生させる。
【0043】また、前記舵取りハンドルの操作が急激に
行われた場合には、パワーシリンダP/C内のピストン
がマニュアルで動こうとするが、油が充分に供給されな
いため、シリンダ通路3、4内に負圧が発生しようとす
る。このようにシリンダ通路3、4に負圧が発生しそう
になると、第2のチェック弁13または14が開放して
タンクTから油が補給される。従って、シリンダ通路
3、4内が負圧になることがなく、ハンドルが急に重く
なる等の不具合を防止することができる。また、ハンド
ルの戻り時にも、同様にシリンダ通路3、4内に負圧が
発生することを防いで、ハンドルの戻りが悪くなること
を防止することができる。
【0044】一方、自動車の走行中に、例えば路面の凹
凸や障害物等に起因して、操舵輪側からのキックバック
等の逆入力が作用したときには、パワーシリンダP/C
の一方の室CLまたはCRからの油の流れが一方のシリ
ンダ通路3または4(図3中ではパワーシリンダ側接続
配管50)からチェック弁8、9の第2弁体44内に入
り、この第2弁体44の先端厚肉部44bに形成された
連通孔11を通って第1弁体40内に流出する。このよ
うに第2弁体44に連通孔11、12が形成されている
ので、パワーシリンダP/C側からの流量が少なく可変
絞り弁6、7が開放しないときでも、流路切換弁CVを
介してタンクTに還流させることができる。従って、舵
取りハンドルの戻り、特に中立位置付近でのハンドルの
戻りが向上する。また、この実施の形態では、リーク通
路を、第2弁体44の底部44bを貫通する小径の連通
孔11から構成したので、その通路面積を容易にコント
ロールすることができ、所望のステアリング特性を得る
ことができる。しかも、一本の貫通穴11であるから低
コストで製作することができる。
【0045】前記キックバック等の逆入力が大きく、パ
ワーシリンダP/Cからの流量が大きい場合には、連通
孔11、12を通過する流量によりその上流側の圧力が
上昇する。この連通孔11、12の前後の圧力差が大き
くなると、可変絞り弁6、7の第1弁体40が図3の右
方に移動して可変絞り弁6、7が開放する。パワーシリ
ンダP/Cからの戻り方向の流れは、連通孔11、12
の前後の圧力差に応じて可変絞り弁6、7を所定の開度
で開放し、流路切換弁CVを介してタンクTに還流す
る。このときの流路抵抗によって衝撃が減衰、緩和され
ることによるダンパ効果で、逆入力の舵取りハンドルへ
の伝達を阻止することができる。
【0046】前記第1の実施の形態では、本発明に係る
ステアリングダンパ10をラックピニオン式パワーステ
アリング装置1に適用した場合について説明したが、ラ
ックピニオン式に限るものではなく、他のタイプのパワ
ーステアリング装置にも適用することができる。図4
は、第2の実施の形態を示すもので、本発明に係るステ
アリングダンパ10をインテグラル型パワーステアリン
グ装置100に適用した場合を示すものである。なお、
ダンパ部10A、10Bの構成は前記第1の実施の形態
と同様であるので、同一の部分には同一の符号を付して
その説明を省略する。
【0047】このインテグラル型パワーステアリング装
置100は、入力軸(スタブ軸)120と出力軸(ウオ
ーム軸)122とが同一軸線上に配置され、トーション
バー124を介して連結されて、所定角度の相対回転が
できるようになっている。出力軸122の大径筒状部1
22aにバルブスリーブ16が形成され、一方、入力軸
120の外周には、バルブロータ15が嵌合されピン1
25によって連結されており、これらバルブスリーブ1
6とバルブロータ15とによりロータリタイプの流路切
換弁CVが形成されている。
【0048】バルブロータ15の外周面には円周方向等
間隔で複数本(例えば6本)の軸方向溝が形成され、こ
れら軸方向溝は交互に、ポンプPおよびタンクTに連通
している。一方、バルブスリーブ16の内周面にも同数
の軸方向溝が等間隔で形成されて、パワーシリンダP/
Cの左右室CL、CRに交互に連通しており、この流路
切換弁CVの中立位置では、バルブロータ15の軸方向
溝とバルブスリーブ16の軸方向溝とが交互に位置する
ようになっている。舵取りハンドルの操作によって入力
軸120が回転し、バルブロータ15とバルブスリーブ
16とが相対的に回転すると、パワーシリンダP/Cの
左右室CL、CRの一方が、ポンプPに接続されるとと
もに、他方の室がタンクTに連通して、このパワーシリ
ンダP/Cが作動する。
【0049】前記流路切換弁CVからパワーシリンダP
/Cの左右室CL、CRに至る各シリンダ通路3、4
に、それぞれ前記第1の実施の形態と同様のダンパ部1
0A、10Bが設けられている。これらダンパ部10
A、10Bは、それぞれ可変絞り弁6、7、チェック弁
8、9およびリーク通路としての連通孔11、12等を
備えている。なお、この実施の形態でも、両ダンパ部1
0A、10Bは同一の構成なので、一方のダンパ部10
Aだけを図示している。
【0050】前記各ダンパ部10A、10Bのチェック
弁8、9とパワーシリンダP/Cの左右室CL、CRと
の間に、シリンダ通路3、4が負圧になりそうなときに
この通路3、4をタンクT側に連通する第2のチェック
弁13、14を設けている。これらのチェック弁13、
14は、シリンダ通路3、4が高圧のときには閉じてお
り、負圧が発生しそうになると開放して、バルブハウジ
ング126内の通路126aおよび環状溝126b等を
介してタンクTに連通し、負圧の発生を防止する。この
実施の形態でも、前記実施の形態と同様に、急操舵時や
ハンドルの戻り時に、シリンダ通路3、4内での負圧の
発生を防ぎ、ハンドルが急に重くなることや、ハンドル
の戻りが悪くなることを防止できる。また、チェック弁
8の第2弁体44の先端には、連通孔(リーク通路)1
1が形成されている。この連通孔11も前記第1の実施
の形態と同様に第2弁体44の軸芯を貫通する単一の孔
なので、前記実施の形態と同様の効果を奏することがで
きる。
【0051】図5は他の実施の形態に係るステアリング
ダンパ10の一方のダンパ部10Aを示すもので、この
実施の形態ではバルブハウジング226に形成されたバ
ルブ孔234の大径部234b内に筒状の弁体(第1弁
体)240が収容され、開口部に螺合されたプラグ23
8との間に配置されたスプリング242によって、バル
ブ孔234の大径部234bと小径部234aとの間の
段部に設けられた弁座234dに向けて付勢されてお
り、これら第1弁体240とバルブハウジング226の
内面の弁座234dとにより可変絞り弁6が構成されて
いる。
【0052】また、バルブ孔234の小径部234a内
には、チェック弁8の有底円筒状の弁体(第2弁体)2
44が収容され、背後のスプリング246によって前記
第1弁体240の方向に付勢されて、その先端のテーパ
面244aが、前記第1弁体240に形成された弁座2
40bに着座するようになっている。これら第2弁体2
44と第1弁体240に設けられた弁座240bとによ
りチェック弁8が構成されている。さらに、前記第2弁
体244の先端部244bは肉厚になっており、この肉
厚部244bに、軸芯を貫通する小径の連通孔(リーク
通路)11が形成されている。
【0053】この実施の形態でも、リーク通路としての
連通孔11が一本の貫通穴なので、従来のリーク通路の
ように周上に等間隔で複数本形成した細い溝から成るも
のに比較して、通路面積が大きいので精度をコントロー
ルしやすく、所望のステアリング特性を容易に得ること
ができる。しかも、加工が簡単で低コストである。
【0054】図6は、さらに他の実施の形態に係るステ
アリングダンパ10の一方のダンパ部を示すもので、前
記図5に示す実施の形態とは、可変絞り弁6の筒状弁体
(第1の弁体)340と、チェック弁8の有底円筒状弁
体(第2の弁体)の構成だけが異なっており、その他の
構成は、図5に示す実施の形態と同一なので、同一の部
分には同一の符号を付してその説明を省略する。
【0055】この実施の形態では、第2の弁体344が
プレス加工により形成されている。この第2弁体344
の先端部には小径の連通孔(リーク通路)11が設けら
れている。また、第1の弁体340は、大幅に長さが短
縮されている。例えば、ステアリングダンパを配管の途
中に挿入した場合(特願2000−322955号の図
1等参照)には、この可変絞り弁の第1弁体を付勢する
スプリングが圧縮されて密着すると、流体の通路が確保
できないので、第1弁体の長さを延ばしてストッパ機能
を持たせ、さらにこの第1弁体の壁面を貫通する通路を
形成して弁体内部に流路を確保する必要があったが、こ
の実施の形態では、バルブ孔234の側壁に流路切換弁
CVに接続される通路孔54を形成してあるので、第1
弁体340の筒状の壁面を貫通する通路もストッパ機能
も必要ないため、前記のように第1弁体340の長さを
短縮することが可能になった。この実施の形態の構成で
も、前記図5の実施の形態と同様の作動を行い同様の効
果を奏することができる。さらに、この実施の形態で
は、第2弁体344をプレスにより成形し、また、第1
弁体340の長さを短縮してあるので、コストダウンを
図ることができ、しかも加工工程が簡略化される。
【0056】
【発明の効果】以上説明したように本発明のステアリン
グダンパは、流路切換弁とパワーシリンダの左右室との
間を接続するシリンダ通路の途中に設けられ、前記パワ
ーシリンダから流路切換弁への流入を制限する可変絞り
弁と、この可変絞り弁と並列に接続され前記流路切換弁
からパワーシリンダへの流入を許容するチェック弁とを
備えた一対のダンパ部から成っており、さらに、前記各
チェック弁とパワーシリンダの左右室との間に、それぞ
れタンクに連通する第2のチェック弁を設けているの
で、急操舵時や舵取りハンドルの戻り時に、シリンダ通
路内での負圧の発生を防ぎ、ハンドルが急に重くなるこ
とや、ハンドルの戻りが悪くなることを防止できる。
【0057】また、請求項2に記載の発明に係るステア
リングダンパは、ハウジングの内面に形成されて前記可
変絞り弁の弁座を構成する段部と、この段部に当接する
ことにより可変絞り弁を閉弁する筒状の弁体と、この筒
状弁体を前記弁座方向に付勢する付勢手段と、前記筒状
弁体の開口部に当接して前記チェック弁を閉弁する有底
円筒状の弁体と、この有底円筒状弁体を、前記付勢手段
の逆方向から付勢する付勢手段とを備え、さらに、前記
チェック弁の有底円筒状弁体の底面を貫通する連通孔を
形成したことにより、従来のリーク通路のように周上に
等間隔で複数本形成した細い溝から成るものに比較し
て、通路面積が大きいので精度をコントロールしやす
く、所望のステアリング特性を容易に得ることができ、
しかも、加工が簡単で低コストである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態に係るステアリングダン
パを備えたパワーステアリング装置の油圧回路図であ
る。
【図2】本発明の一実施の形態に係るステアリングダン
パを備えたラックアンドピニオン式パワーステアリング
装置の入出力軸の軸線を通る断面図である。
【図3】図2のIII−III線に沿う断面図であり、
前記ステアリングダンパの一方のダンパ部を示す。
【図4】前記ステアリングダンパをインテグラル型パワ
ーステアリング装置に適用した例を示す要部の縦断面図
である。
【図5】他の実施の形態に係るステアリングダンパの一
方のダンパ部を示す縦断面図である。
【図6】さらに他の実施の形態に係るステアリングダン
パの一方のダンパ部を示す縦断面図である。
【符号の説明】
P ポンプ T タンク CV 流路切換弁 P/C パワーシリンダ CL パワーシリンダの左室 CR パワーシリンダの右室 1 パワーステアリング装置 3、4 シリンダ通路 6、7 可変絞り弁 8、9 チェック弁 10 ステアリングダンパ 10A、10B ダンパ部 11、12 連通孔 13、14 第2のチェック弁
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 原田 達也 埼玉県比企郡滑川町都25番地10 ボッシュ ブレーキ システム株式会社内 Fターム(参考) 3D033 EB08 3J048 AA06 AC04 BE03 EA21

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ポンプおよびタンクとパワーシリンダの
    左右室との間を舵取りハンドルの舵取り操作に応じて選
    択的に切換え接続する流路切換弁と、この流路切換弁を
    前記パワーシリンダの左右室に接続する左右一対のシリ
    ンダ通路を備えたパワーステアリング装置のステアリン
    グダンパであって、前記各シリンダ通路の途中に設けら
    れて前記パワーシリンダから流路切換弁への流入を制限
    する可変絞り弁と、この可変絞り弁と並列に接続され前
    記流路切換弁からパワーシリンダへの流入を許容するチ
    ェック弁とを備えた一対のダンパ部からなるステアリン
    グダンパにおいて、 前記各チェック弁とパワーシリンダの左右室との間に、
    それぞれタンクに連通する第2のチェック弁を設けたこ
    とを特徴とするステアリングダンパ。
  2. 【請求項2】 ポンプおよびタンクとパワーシリンダの
    左右室との間を舵取りハンドルの舵取り操作に応じて選
    択的に切換え接続する流路切換弁と、この流路切換弁を
    前記パワーシリンダの左右室に接続する左右一対のシリ
    ンダ通路を備えたパワーステアリング装置のステアリン
    グダンパであって、前記各シリンダ通路の途中に設けら
    れて前記パワーシリンダから流路切換弁への流入を制限
    する可変絞り弁と、この可変絞り弁と並列に接続され前
    記流路切換弁からパワーシリンダへの流入を許容するチ
    ェック弁とを備えた一対のダンパ部からなるステアリン
    グダンパにおいて、 ハウジングの内面に形成されて前記可変絞り弁の弁座を
    構成する段部と、この段部に当接することにより可変絞
    り弁を閉弁する筒状の弁体と、この筒状弁体を前記弁座
    方向に付勢する付勢手段と、前記筒状弁体の開口部に当
    接して前記チェック弁を閉弁する有底円筒状の弁体と、
    この有底円筒状弁体を、前記付勢手段の逆方向から付勢
    する付勢手段とを備え、 前記チェック弁の有底円筒状弁体の底面を貫通する連通
    孔を形成したことを特徴とするステアリングダンパ。
  3. 【請求項3】 請求項2に記載のステアリングダンパに
    おいて、 前記各チェック弁とパワーシリンダの左右室との間に、
    それぞれタンクに連通する第2のチェック弁を設けたこ
    とを特徴とするステアリングダンパ。
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