JP2006055947A - ロータリダイカッタ - Google Patents
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Abstract
【課題】 切刃(5)が突出形成されるダイ(1)と、前記ダイ(1)に並設されるアンビル(2)と、前記ダイ(1)及びアンビル(2)の両端部に突設される軸(10)(20)と、前記軸(10)(20)を回動自在に支持する軸受部(3)と、前記軸受部(3)が取り付けられる本体フレーム(8)とを具備するロータリダイカッタにおいて、前記ダイ(1)及びアンビル(2)の取り外し、取り付けを容易にすること。
【解決手段】 前記ダイ(1)及びアンビル(2)のいずれか一方又は両方の両端面(15)には、前記軸(10)(20)を取り外し可能に嵌合する凹部(12)が同心状に形成され、前記軸(10)(20)は、前記凹部(12)と凹凸嵌合し得る先端形状を有し、前記軸(10)(20)の中心軸に沿って貫通形成されている挿通穴(13)を挿通する長尺のボルト(4)により、前記軸(10)(20)を前記凹部(12)の底部(120)にネジ止めする構成としたものである。
【選択図】 図2
【解決手段】 前記ダイ(1)及びアンビル(2)のいずれか一方又は両方の両端面(15)には、前記軸(10)(20)を取り外し可能に嵌合する凹部(12)が同心状に形成され、前記軸(10)(20)は、前記凹部(12)と凹凸嵌合し得る先端形状を有し、前記軸(10)(20)の中心軸に沿って貫通形成されている挿通穴(13)を挿通する長尺のボルト(4)により、前記軸(10)(20)を前記凹部(12)の底部(120)にネジ止めする構成としたものである。
【選択図】 図2
Description
本発明は、並設される円柱状のダイ(1)とアンビル(2)とによりシート状の資材を連続的に切断加工するロータリダイカッタに関するものである。
シート状の紙やフィルムなどの被加工物を互いの中心軸が平行となるように並設されたダイ(1)とアンビル(2)との間に挿通させて切断加工するロータリダイカッタとして、図5に示されるものがある。
この例のものは、円柱状のダイ(1)及びアンビル(2)とその両端部に突設された軸(10)(20)とは切削加工により一体的に形成されており、前記軸(10)(20)は本体フレーム(8)に取り付けられた軸受部であるベアリングボックス(3)により回動自在に支持されている。また、本体フレーム(8)は、左右一対のU字状のサイドフレーム(81)と、前記サイドフレーム(81)の上端を前後方向に架橋するトップフレーム(84)、前記サイドフレーム(81)の上端部及び下端部を左右方向に架橋する背面板(85)とベースフレーム(86)とから構成されている。
この例のものは、円柱状のダイ(1)及びアンビル(2)とその両端部に突設された軸(10)(20)とは切削加工により一体的に形成されており、前記軸(10)(20)は本体フレーム(8)に取り付けられた軸受部であるベアリングボックス(3)により回動自在に支持されている。また、本体フレーム(8)は、左右一対のU字状のサイドフレーム(81)と、前記サイドフレーム(81)の上端を前後方向に架橋するトップフレーム(84)、前記サイドフレーム(81)の上端部及び下端部を左右方向に架橋する背面板(85)とベースフレーム(86)とから構成されている。
前記ベアリングボックス(3)は、前記ベアリングボックス(3)の上下に配置される複数のブロック(82)と最上位置の前記ブロック(82)を上方から押圧する支持軸(83)とにより、前記サイドフレーム(81)の所定の高さ位置にそれぞれ取り付けられている。前記支持軸(83)は、前記トップフレーム(84)を貫通する態様で取り付けられており、前記ベアリングボックス(3)を取り付ける高さ位置に応じて上下動できるようになっている。
前記ダイ(1)の周面(11)には、所定形状の切刃(5)が突出形成され、前記切刃(5)の先端が前記アンビル(2)の周面(21)に当接するように前記ダイ(1)とアンビル(2)との間隔が調整されているから、歯車(9a)(9b)を介して回転駆動された前記ダイ(1)とアンビル(2)との間に被加工物を挿通させることにより、前記切刃(5)により連続的に所定形状に切断加工することができる。
前記ダイ(1)の周面(11)には、所定形状の切刃(5)が突出形成され、前記切刃(5)の先端が前記アンビル(2)の周面(21)に当接するように前記ダイ(1)とアンビル(2)との間隔が調整されているから、歯車(9a)(9b)を介して回転駆動された前記ダイ(1)とアンビル(2)との間に被加工物を挿通させることにより、前記切刃(5)により連続的に所定形状に切断加工することができる。
このようなロータリダイカッタにおいては、運転時間の経過とともに前記切刃(5)が徐々に磨耗されるから、装置の構成などにより期間の長短こそあれ、所定の期間ごとに前記本体フレーム(8)から前記ダイ(1)を取り外して、前記切刃(5)を再研磨する必要がある。
また、前記切刃(5)の破損事故や、被加工物の変更や切断形状の変更に対応するために、ロータリダイカッタの前記ダイ(1)及びアンビル(2)の交換が必要なこともある。
特開平8−108399号公報
特開2003−94390号公報
また、前記切刃(5)の破損事故や、被加工物の変更や切断形状の変更に対応するために、ロータリダイカッタの前記ダイ(1)及びアンビル(2)の交換が必要なこともある。
上記ロータリダイカッタは、前記円柱状のダイ(1)と軸(10)とが一体的に形成されているから、前記ダイ(1)を取り外し又は交換する場合、前記ダイ(1)を支持するベアリングボックス(3)の上方に位置する前記ブロック(82)、前記トップフレーム(84)及び支持軸(83)を取り外して前記サイドフレーム(81)の上端を開放させた後、前記軸(10)に前記ベアリングボックス(3)を装着したままの状態で上方に引き上げて、前記本体フレーム(8)から取り出し、前記軸(10)から前記ベアリングボックス(3)を取り外さなければならない。そして、再研磨されたダイ(1)や交換用のダイ(1)及びアンビル(2)を取り付ける場合にも、前述の取り付け作業と同様の手順を踏む必要があり、多大な時間と労力を必要とする。
また、上記のように作業が大掛かりで複雑であるから、利用者自身が気軽に前記ダイ(1)又はアンビル(2)の取り外し、取り付けを行うことは困難であり、ロータリダイカッタの製造元又は販売元の作業員が出向いて一連の作業を行う場合がほとんどである。そのため、遠隔地や作業員の都合などにより直ぐに作業を行えない場合には、前記ダイ(1)の再研磨や前記ダイ(1)及びアンビル(2)の交換のために、製造ラインが長期間にわたって停止されることもある。
また、上記のように作業が大掛かりで複雑であるから、利用者自身が気軽に前記ダイ(1)又はアンビル(2)の取り外し、取り付けを行うことは困難であり、ロータリダイカッタの製造元又は販売元の作業員が出向いて一連の作業を行う場合がほとんどである。そのため、遠隔地や作業員の都合などにより直ぐに作業を行えない場合には、前記ダイ(1)の再研磨や前記ダイ(1)及びアンビル(2)の交換のために、製造ラインが長期間にわたって停止されることもある。
前記ダイ(1)の切刃(5)の再研磨及び交換が容易なものとして、中空の取付筒の外側に切刃(5)が突出形成された焼結合金鋼製の加工筒を取り外し可能に外嵌させた中空構造のダイ(1)を用いることにより、前記加工筒のみを取り外して前記切刃(5)を交換することができるものが開示されている。(特許文献1,図2)
しかしながら、上記発明は高価な超合金を切削加工してダイ(1)を製造する場合よりも低コストで製造できるとするものであり、所定の組成を有する焼結合金鋼を形成する必要がある点において、汎用金属から製造される一般的なダイ(1)と比べると製造時間及び製造コストが高いという問題がある。
しかしながら、上記発明は高価な超合金を切削加工してダイ(1)を製造する場合よりも低コストで製造できるとするものであり、所定の組成を有する焼結合金鋼を形成する必要がある点において、汎用金属から製造される一般的なダイ(1)と比べると製造時間及び製造コストが高いという問題がある。
本発明は、上記事情を鑑みてなされたものであり、
『周面(11)に切刃(5)が突出形成される円柱状のダイ(1)と、前記ダイ(1)に対して中心軸が平行となるように並設される円柱状のアンビル(2)と、前記ダイ(1)及びアンビル(2)の両端部に突設される軸(10)(20)と、前記軸(10)(20)を回動自在に支持する軸受部(3)と、前記軸受部(3)を取り付ける本体フレーム(8)とを具備し、前記ダイ(1)とアンビル(2)との間に被加工物を挿通させて連続的に切断加工するロータリダイカッタ』において、前記本体フレーム(8)からの前記ダイ(1)及びアンビル(2)の取り外し、前記本体フレーム(8)への取り付けを容易にすることを課題とする。
『周面(11)に切刃(5)が突出形成される円柱状のダイ(1)と、前記ダイ(1)に対して中心軸が平行となるように並設される円柱状のアンビル(2)と、前記ダイ(1)及びアンビル(2)の両端部に突設される軸(10)(20)と、前記軸(10)(20)を回動自在に支持する軸受部(3)と、前記軸受部(3)を取り付ける本体フレーム(8)とを具備し、前記ダイ(1)とアンビル(2)との間に被加工物を挿通させて連続的に切断加工するロータリダイカッタ』において、前記本体フレーム(8)からの前記ダイ(1)及びアンビル(2)の取り外し、前記本体フレーム(8)への取り付けを容易にすることを課題とする。
(1)請求項1に係る発明のロータリダイカッタは、『前記ダイ(1)及びアンビル(2)のいずれか一方又は両方の両端面(15)には、前記軸(10)(20)を取り外し可能に嵌合する凹部(12)が同心状に形成されており、
前記軸(10)(20)は、前記凹部(12)と凹凸嵌合し得る先端形状を有しており、嵌合状態において前記軸(10)(20)を前記凹部(12)の底部(120)にネジ止めする長尺のボルト(4)を中心軸に沿って挿通する挿通穴(13)が貫通形成されている』ことを特徴とするものである。
これによれば、前記ボルト(4)をネジ止め又は前記ネジ止めを解除することにより、前記ダイ(1)及びアンビル(2)と軸(10)(20)とを結合又は分離させることができる。したがって、取り付けられた高さ位置において前記ダイ(1)及びアンビル(2)と前記軸(10)(20)とを分離することで、従来例のように前記本体フレーム(8)の上端まで持ち上げることなく、前記ダイ(1)及びアンビル(2)を前記本体フレーム(8)の前後の解放部から取り出すことができる。同様に、前記解放部から前記ダイ(1)及びアンビル(2)を差し入れた後に、所定の高さ位置において前記軸(10)(20)を前記ダイ(1)及びアンビル(2)の両端面(15)にネジ止めすることで、前記ダイ(1)及びアンビル(2)を前記本体フレーム(8)に取り付けることができる。
前記軸(10)(20)は、前記凹部(12)と凹凸嵌合し得る先端形状を有しており、嵌合状態において前記軸(10)(20)を前記凹部(12)の底部(120)にネジ止めする長尺のボルト(4)を中心軸に沿って挿通する挿通穴(13)が貫通形成されている』ことを特徴とするものである。
これによれば、前記ボルト(4)をネジ止め又は前記ネジ止めを解除することにより、前記ダイ(1)及びアンビル(2)と軸(10)(20)とを結合又は分離させることができる。したがって、取り付けられた高さ位置において前記ダイ(1)及びアンビル(2)と前記軸(10)(20)とを分離することで、従来例のように前記本体フレーム(8)の上端まで持ち上げることなく、前記ダイ(1)及びアンビル(2)を前記本体フレーム(8)の前後の解放部から取り出すことができる。同様に、前記解放部から前記ダイ(1)及びアンビル(2)を差し入れた後に、所定の高さ位置において前記軸(10)(20)を前記ダイ(1)及びアンビル(2)の両端面(15)にネジ止めすることで、前記ダイ(1)及びアンビル(2)を前記本体フレーム(8)に取り付けることができる。
また、前記軸受部(3)に対して前記軸(10)(20)のみを取り付けたり、取り外したりできるから、従来の切削加工による一体形成品のように前記ダイ(1)及びアンビル(2)の両端に軸受部(3)を装着させた状態で前記本体フレーム(8)に取り付ける必要がない。
前記軸(10)(20)は、前記軸受部(3)を挿通して取り外されるものであっても、軸受部(3)ごと前記本体フレーム(8)から取り外すものであってもよい。
前記軸(10)(20)は、前記軸受部(3)を挿通して取り外されるものであっても、軸受部(3)ごと前記本体フレーム(8)から取り外すものであってもよい。
(2)請求項2に係る発明のロータリダイカッタは、『前記凹部(12)は、底部(120)から開口部に向かって側壁の径が拡大するテーパ状であり、前記底部(120)の中心部に前記ボルト(4)と螺合するネジ穴(121)が形成されている』ことを特徴とする。
これによれば、前記凹部(12)の開口部が前記軸(10)(20)の先端部の径よりも大きく開いているから、前記凹部(12)に前記軸(10)(20)を挿入させやすいと共に、挿入後は前記軸(10)(20)が前記凹部(12)のテーパ面に沿って底部(120)まで案内されるから、前記凹部(12)と前記軸(10)(20)とを正しく凹凸嵌合させることができる。これにより、前記凹部(12)への前記軸(10)(20)の挿入及び凹凸嵌合を容易に且つ確実に行うことができる。
これによれば、前記凹部(12)の開口部が前記軸(10)(20)の先端部の径よりも大きく開いているから、前記凹部(12)に前記軸(10)(20)を挿入させやすいと共に、挿入後は前記軸(10)(20)が前記凹部(12)のテーパ面に沿って底部(120)まで案内されるから、前記凹部(12)と前記軸(10)(20)とを正しく凹凸嵌合させることができる。これにより、前記凹部(12)への前記軸(10)(20)の挿入及び凹凸嵌合を容易に且つ確実に行うことができる。
(3)請求項3に係る発明のロータリダイカッタは、『前記軸(10)(20)の先端部近傍の周面には、円形断面の円周に沿って凹溝(14)が形成されており、
前記凹溝(14)には、前記軸(10)(20)の周面から半径方向に突出する態様で嵌合され、前記凹部(12)と前記軸(10)(20)の先端部とが嵌合された状態において、前記軸受部(3)の端面(33)に当接して前記軸(10)(20)が軸線方向外側に移動することを阻止する移動阻止部材(6)が着脱自在に取り付けられている』ことを特徴とする。
これによれば、前記移動阻止部材(6)が前記軸受部(3)の端面(33)に当接することにより、前記軸(10)(20)は軸線方向外側に移動することができず、前記凹部(12)と前記軸(10)(20)との凹凸嵌合が維持されるから、前記ボルト(4)のネジが緩んだり、外れるといった不具合が生じても、前記ダイ(1)及びアンビル(2)と前記軸(10)(20)とが不用意に分離することがない。
前記凹溝(14)には、前記軸(10)(20)の周面から半径方向に突出する態様で嵌合され、前記凹部(12)と前記軸(10)(20)の先端部とが嵌合された状態において、前記軸受部(3)の端面(33)に当接して前記軸(10)(20)が軸線方向外側に移動することを阻止する移動阻止部材(6)が着脱自在に取り付けられている』ことを特徴とする。
これによれば、前記移動阻止部材(6)が前記軸受部(3)の端面(33)に当接することにより、前記軸(10)(20)は軸線方向外側に移動することができず、前記凹部(12)と前記軸(10)(20)との凹凸嵌合が維持されるから、前記ボルト(4)のネジが緩んだり、外れるといった不具合が生じても、前記ダイ(1)及びアンビル(2)と前記軸(10)(20)とが不用意に分離することがない。
また、前記移動阻止部材(6)を取り外すことで前記軸(10)(20)が移動可能となり、前記ボルト(4)のネジ止めを解除することにより、前記ダイ(1)及びアンビル(2)と前記軸(10)(20)とを分離することができる。
ここで、前記移動阻止部材(6)は、前記軸(10)(20)を軸受部(3)に挿通させた後に取り付けられるものであり、具体的にはCリングやEリング等の利用が考えられる。
ここで、前記移動阻止部材(6)は、前記軸(10)(20)を軸受部(3)に挿通させた後に取り付けられるものであり、具体的にはCリングやEリング等の利用が考えられる。
(4)請求項4に係る発明のロータリダイカッタは、『挿通状態において前記軸(10)(20)の先端から突出される前記ボルト(4)の先端部の周面には、前記ボルト(4)の周面から半径方向に突出する態様で外嵌され、前記軸(10)(20)に対して前記ボルト(4)が軸線方向外側に挿通することを阻止する挿通阻止部材(7)が着脱自在に取り付けられている』ことを特徴とする。
これによれば、前記ボルト(4)のネジ止めを解除して軸線方向外側に引き抜こうとするとき、前記挿通阻部材(7)と前記軸(10)(20)の先端面(16)との当接により前記軸(10)(20)も軸線方向外側へと押圧されることとなる。これにより、前記ボルト(4)のネジ止めの解除することで、同時に、前記軸(10)(20)を前記凹部から軸線方向外側に引き離すことができる。
ここで、前記移動阻止部材(7)は、前記軸(10)(20)に前記ボルト(4)を挿通させた後であって、前記ダイ(1)及びアンビル(2)にネジ止めする前に取り付けられるものであり、具体的にはCリングやEリング等の利用が考えられる。
これによれば、前記ボルト(4)のネジ止めを解除して軸線方向外側に引き抜こうとするとき、前記挿通阻部材(7)と前記軸(10)(20)の先端面(16)との当接により前記軸(10)(20)も軸線方向外側へと押圧されることとなる。これにより、前記ボルト(4)のネジ止めの解除することで、同時に、前記軸(10)(20)を前記凹部から軸線方向外側に引き離すことができる。
ここで、前記移動阻止部材(7)は、前記軸(10)(20)に前記ボルト(4)を挿通させた後であって、前記ダイ(1)及びアンビル(2)にネジ止めする前に取り付けられるものであり、具体的にはCリングやEリング等の利用が考えられる。
以上のように、請求項1に係る発明によれば、ダイ(1)及びアンビル(2)のいずれか一方又は両方の両端面(15)に形成した凹部(12)と軸(10)(20)の先端部とが取り外し可能に凹凸嵌合する構成としたことにより、前記ダイ(1)及びアンビル(2)と前記軸(10)(20)とを分離した状態で、前記本体フレーム(8)の前後の解放部から前記ダイ(1)及びアンビル(2)を所定の高さ位置に差し入れたり、取り出すことができると共に、前記軸(10)(20)のみを軸受部(3)に取り付けたり、取り外すことができる。これにより、従来例のように、前記軸受部(3)を予め装着させた前記ダイ(1)及びアンビル(2)を宙吊り状態で上下動させる必要がないから、前記ダイ(1)及びアンビル(2)の前記本体フレーム(8)からの取り外し、前記本体フレーム(8)への取り付けが容易である。
前記ダイ(1)及びアンビル(2)の取り外し、取り付けが容易になれば、従来のように製造元又は販売元の作業員を待つことなく、利用者自身が前記ダイ(1)又はアンビル(2)を取り外し、梱包、搬送して製造元又は販売元に再研磨・修理を依頼することができると共に、利用者自身で再研磨・修理後の前記ダイ(1)及びアンビル(2)を前記本体フレーム(8)に取り付けることができる。
また、前記ダイ(1)及びアンビル(2)と前記軸(10)(20)とを分離状態で保管できるから、保管場所の省スペース化を図ることができると共に、前記軸(10)(20)に軸受部(3)を装着した状態で保管する場合に比べて軽量となるから取り扱いやすい。
さらに、前記長尺のボルト(4)は、前記軸(10)(20)の挿通穴(13)に回動自在に挿通されているから、前記軸(10)(20)の回転駆動により前記ボルト(4)のネジが緩むことがなく、前記ダイ(1)及びアンビル(2)と前記軸(10)(20)とを直に結合するものに比べて破損されにくく、耐久性が高い。
また、前記ダイ(1)及びアンビル(2)と前記軸(10)(20)とを分離状態で保管できるから、保管場所の省スペース化を図ることができると共に、前記軸(10)(20)に軸受部(3)を装着した状態で保管する場合に比べて軽量となるから取り扱いやすい。
さらに、前記長尺のボルト(4)は、前記軸(10)(20)の挿通穴(13)に回動自在に挿通されているから、前記軸(10)(20)の回転駆動により前記ボルト(4)のネジが緩むことがなく、前記ダイ(1)及びアンビル(2)と前記軸(10)(20)とを直に結合するものに比べて破損されにくく、耐久性が高い。
請求項2に係る発明によれば、底部(120)から開口部に向かって側壁の径が拡大するテーパ状の凹部(12)としたことにより、前記凹部(12)への前記軸(10)(20)の挿入及び凹凸嵌合を容易に且つ確実に行えるから、宙吊り状態のように不安定な状態に支持された前記ダイ(1)及びアンビル(2)に対しても、前記軸(10)(20)をスムーズに結合させることができる。
請求項3に係る発明によれば、軸(10)(20)の移動を阻止する移動阻止部材(6)を前記軸(10)(20)の先端部近傍の周面に着脱自在に取り付けたことにより、前記ボルト(4)の不具合により前記ダイ(1)及びアンビル(2)と前記軸(10)(20)とが不用意に分離されないから安全性が高い。
また、前記移動阻止部材(6)は、前記軸(10)(20)の周面に形成された凹溝(14)に嵌合される簡単な構成であるから、着脱が容易であると共に製造コストも低い。
請求項3に係る発明によれば、軸(10)(20)の移動を阻止する移動阻止部材(6)を前記軸(10)(20)の先端部近傍の周面に着脱自在に取り付けたことにより、前記ボルト(4)の不具合により前記ダイ(1)及びアンビル(2)と前記軸(10)(20)とが不用意に分離されないから安全性が高い。
また、前記移動阻止部材(6)は、前記軸(10)(20)の周面に形成された凹溝(14)に嵌合される簡単な構成であるから、着脱が容易であると共に製造コストも低い。
請求項4に係る発明によれば、ボルト(4)の挿通を阻止する挿通阻止部材(7)を前記ボルト(4)の先端部の周面に着脱自在に取り付けたことにより、前記ボルト(4)のネジ止めの解除と同時に前記軸(10)(20)を前記凹部(12)から引き離すことができるから、前記ボルト(4)を取り外した後、ネジ止めにより圧着状態となっている前記凹部(12)と前記軸(10)(20)とを軸線方向外側に引っ張るなどして引き離す手間が不要であり、前記ダイ(1)及びアンビル(2)と前記軸(10)(20)との分離が簡単である。
また、前記挿通阻止部材(7)は、前記ボルト(4)の周面に外嵌される簡単な構成であるから、着脱が容易であると共に製造コストも低い。
また、前記挿通阻止部材(7)は、前記ボルト(4)の周面に外嵌される簡単な構成であるから、着脱が容易であると共に製造コストも低い。
以下に、本発明実施の形態について添付図面を参照しながら説明する。
本発明実施の形態のロータリダイカッタの一例を図1に示している。
この例のものは、周面(11)に被加工物を所定形状に切断する切刃(5)が突出形成された円柱状のダイ(1)と、前記ダイ(1)に並設される円柱状のアンビル(2)と、前記ダイ(1)及びアンビル(2)の両端面(15)にボルト(4)により取り外し可能に結合される軸(10)(20)と、前記軸(10)(20)を回転自在に支持する軸受部であるベアリングボックス(3)と、前記ベアリングボックス(3)が取り付けられた本体フレーム(8)と、駆動装置から前記軸(10)(20)に回転を伝達するための歯車(9a)(9b)とから構成されている。
本発明実施の形態のロータリダイカッタの一例を図1に示している。
この例のものは、周面(11)に被加工物を所定形状に切断する切刃(5)が突出形成された円柱状のダイ(1)と、前記ダイ(1)に並設される円柱状のアンビル(2)と、前記ダイ(1)及びアンビル(2)の両端面(15)にボルト(4)により取り外し可能に結合される軸(10)(20)と、前記軸(10)(20)を回転自在に支持する軸受部であるベアリングボックス(3)と、前記ベアリングボックス(3)が取り付けられた本体フレーム(8)と、駆動装置から前記軸(10)(20)に回転を伝達するための歯車(9a)(9b)とから構成されている。
前記本体フレーム(8)は、前述の従来例と同様に、左右一対のU字状のサイドフレーム(81)と、前記サイドフレーム(81)の上端を前後方向に架橋するトップフレーム(84)、前記サイドフレーム(81)の上端部及び下端部を左右方向に架橋する背面板(85)とベースフレーム(86)とから構成されており、前記ベアリングボックス(3)は、前記サイドフレーム(81)の所定の高さにそれぞれ取り付けられている。
前記ダイ(1)の両端面(15)の中心部には、図1及び図4に示されるように、底部(120)から開口部にむかって側壁の径が拡大するテーパ状の凹部(12)が前記端面(15)と同心状に形成されており、前記底部(120)の中心には、前記ボルト(4)の先端のネジ部(40)と螺合するネジ穴(121)が形成されている。
前記ダイ(1)の両端面(15)の中心部には、図1及び図4に示されるように、底部(120)から開口部にむかって側壁の径が拡大するテーパ状の凹部(12)が前記端面(15)と同心状に形成されており、前記底部(120)の中心には、前記ボルト(4)の先端のネジ部(40)と螺合するネジ穴(121)が形成されている。
前記凹部(12)は、前記ボルト(4)の締付けによって前記ダイ(1)およびアンビル(2)と軸(10)(20)とを強固に結合できるように、前記軸(10)(20)の先端部と凹凸嵌合した際に前記底部(120)と前記軸(10)(20)の先端面(16)との間に隙間が生じるように形成されている。この例のものでは、図2に示されるように、前記軸(10)(20)に挿通された前記ボルト(4)の周面に挿通阻止部材として外嵌される略C字状のスナップリング(7)を収容し得る隙間が生じるように設定されている。
前記ダイ(1)とアンビル(2)とは、回転駆動時に前記切刃(5)が前記アンビル(2)の周面(21)に当接する間隔で並設されており、前記ダイ(1)とアンビル(2)との間に被加工物を挿通させることで、前記切刃(5)により前記被加工物を連続的に所定形状に切断加工することができるようになっている。
前記ダイ(1)とアンビル(2)とは、回転駆動時に前記切刃(5)が前記アンビル(2)の周面(21)に当接する間隔で並設されており、前記ダイ(1)とアンビル(2)との間に被加工物を挿通させることで、前記切刃(5)により前記被加工物を連続的に所定形状に切断加工することができるようになっている。
前記軸(10)(20)は、先端部が前記凹部(12)に凹凸嵌合し得るように先端側に向かって径が縮小されるテーパ面を有する柱状体であり、中心部には前記ダイ(1)及びアンビル(2)と前記軸(10)(20)とを結合する長尺のボルト(4)を挿通するための挿通穴(13)が軸線に沿って貫通形成されている。また、前記軸(10)(20)の先端近傍の周面(11)(21)には、前記軸(10)(20)と凹部(12)が凹凸嵌合された状態において、図2に示されるように、前記ベアリングボックス(3)の端面(33)に当接して前記軸(10)(20)の軸線方向外側への移動を阻止するCリング(移動阻止部材)を半径方向に突出する態様で嵌合するための凹溝(14)が、前記軸(10)(20)の断面円周に沿って周回形成されている。
前記挿通穴(13)は、前記ボルト(4)を軸線方向に挿通自在であり且つ周方向に回動自在に挿通する大きさに設定されており、その内壁面は滑面でありネジ部は一切形成されていない。前記挿通穴(13)の外側端部は、前記ボルト(4)の頭部(42)を収容するために径が大きくなっている。
前記ボルト(4)は、前記軸(10)(20)に挿通した状態において、前記凹部(12)のネジ穴(121)に螺合するネジ部(40)が形成された先端部が前記軸(10)(20)の先端から突出する長さに設定されており、前記ネジ部(40)に隣接する周面には、前記軸(10)(20)の先端面(16)に当接して前記ボルト(4)の挿通を阻止する前記スナップリング(7)を嵌合する凹溝(41)が、前記軸(10)(20)の凹溝(14)と同様に周回形成されている。
前記ボルト(4)は、前記軸(10)(20)に挿通した状態において、前記凹部(12)のネジ穴(121)に螺合するネジ部(40)が形成された先端部が前記軸(10)(20)の先端から突出する長さに設定されており、前記ネジ部(40)に隣接する周面には、前記軸(10)(20)の先端面(16)に当接して前記ボルト(4)の挿通を阻止する前記スナップリング(7)を嵌合する凹溝(41)が、前記軸(10)(20)の凹溝(14)と同様に周回形成されている。
前記ベアリングボックス(3)は、前記軸(10)(20)を回転自在に支持するベアリング(30)と、前記ベアリング(30)を挟むように配置されるカラー(34)と、前記ベアリング(30)及びカラー(34)を収容すると共に前記サイドフレーム(81)に取り付け高さを調節可能に固定される収容ケース(31)とから構成されており、前記収容ケース(31)の両端には前記ベアリング(30)へのゴミやホコリ等の侵入を防止するダストシール(32)が設けられている。
次に、前記ダイ(1)と軸(10)とを分離させて前記本体フレーム(8)から前記ダイ(1)を取り出す場合について図3及び図4を参照しながら説明する。
図3は、前記軸(10)のみを軸線方向外側に移動させる場合について示している。
この場合は、前記ダイ(1)と前記軸(10)とが結合された図2の状態から、先ず、前記軸(10)の前記凹溝(14)に嵌合されたCリング(6)を取り外してから、前記ボルト(4)のネジ止めを解除する。このとき、前記ボルト(4)の先端部には、前記スナップリング(7)が外嵌されているから、前記ネジ部(40)と前記ネジ穴(121)との螺合が解除され、前記ボルト(4)が軸線方向外側へと移動されると、前記軸(10)の先端面(16)に前記スナップリング(7)が当接されて前記軸(10)を軸線方向外側へと押圧する。これにより、圧着状態で嵌りあった前記軸(10)と前記凹部(12)とが引き離される。
図3は、前記軸(10)のみを軸線方向外側に移動させる場合について示している。
この場合は、前記ダイ(1)と前記軸(10)とが結合された図2の状態から、先ず、前記軸(10)の前記凹溝(14)に嵌合されたCリング(6)を取り外してから、前記ボルト(4)のネジ止めを解除する。このとき、前記ボルト(4)の先端部には、前記スナップリング(7)が外嵌されているから、前記ネジ部(40)と前記ネジ穴(121)との螺合が解除され、前記ボルト(4)が軸線方向外側へと移動されると、前記軸(10)の先端面(16)に前記スナップリング(7)が当接されて前記軸(10)を軸線方向外側へと押圧する。これにより、圧着状態で嵌りあった前記軸(10)と前記凹部(12)とが引き離される。
前記ダイ(1)と前記軸(10)は、上記ネジ止めの解除により前記ダイ(1)を取り出し可能な間隔まで分離されないから、図3に示されるように、前記軸(10)を軸線方向外側に強制的に移動させて、前記ダイ(1)と前記軸(10)とを十分に分離することにより、前記本体フレーム(8)の前後の開放部から前記ダイ(1)を取り出すことができる。
図4は、前記軸(10)を前記ベアリングボックス(3)が装着されたままで軸線方向外側に移動させる場合について示している。
この場合は、図2の状態から、先ず、前記ボルト(4)のネジ止めを解除してから、前記ボルト(4)の前記凹溝(41)に嵌合されたスナップリング(7)を取り外して、前記挿通穴(13)を相通させて前記ボルト(4)を取り外す。このとき、前記軸(1)に外嵌された前記Cリング(6)により前記軸(10)の軸線方向外側への移動は阻止されているから、前記ボルト(4)が取り外されても、前記軸(10)と凹部(12)とは凹凸嵌合状態に維持される。
この場合は、図2の状態から、先ず、前記ボルト(4)のネジ止めを解除してから、前記ボルト(4)の前記凹溝(41)に嵌合されたスナップリング(7)を取り外して、前記挿通穴(13)を相通させて前記ボルト(4)を取り外す。このとき、前記軸(1)に外嵌された前記Cリング(6)により前記軸(10)の軸線方向外側への移動は阻止されているから、前記ボルト(4)が取り外されても、前記軸(10)と凹部(12)とは凹凸嵌合状態に維持される。
次に、前記ベアリングボックス(3)の収容ケース(31)と前記サイドフレーム(81)との固定を解除した後に、前記軸(10)を軸線方向外側に移動させる。このとき、前記ベアリングボックス(3)の端面(33)に前記Cリング(6)が当接されて前記ベアリングボックス(3)を軸線方向外側へと押圧する。そのため、前記ベアリングボックス(3)が軸線方向外側へと移動され、図3に示されるように、前記ダイ(1)と前記軸(10)とを分離される。これにより、前記本体フレーム(8)から前記ダイ(1)を取り出すことができる。
上述のいずれの場合も、前記ダイ(1)と軸(10)を結合させて前記本体フレーム(8)に取り付けるためには、上記各手順を逆に行えばよい。
上述のいずれの場合も、前記ダイ(1)と軸(10)を結合させて前記本体フレーム(8)に取り付けるためには、上記各手順を逆に行えばよい。
上記のような構成であるから、前記ダイ(1)及びアンビル(2)と前記軸(10)(20)とを取り付けられた高さ位置において分離させて、前記本体フレーム(8)の前後の解放部から前記ダイ(1)及びアンビル(2)を取り出すことができる。また、同様にして、前記ダイ(1)及びアンビル(2)を取り付けようとする高さ位置に維持した状態で差し入れることができる。また、図4のように、前記ベアリングボックス(3)への前記軸(10)(20)の取り付け、取り外しが簡単である。
これにより、従来例のように、前記ダイ(1)及びアンビル(2)を宙吊り状態で、取り付け位置よりも高い位置まで引き上げる必要がないから、前記本体フレーム(8)への前記ダイ(1)及びアンビル(2)の取り外し、取り付けが容易である。また、作業時に前記ダイ(1)及びアンビル(2)のみを支持すればよいから、従来例のように、一体形成された前記軸(10)(20)に前記ベアリングボックス(3)装着させたものを支持する場合より軽量であるから、前記ダイ(1)及びアンビル(2)の取り付け、取り外し作業が行いやすい。
また、前記ダイ(1)及びアンビル(2)と前記軸(10)(20)とを分離して保管できるから、保管場所の省スペース化を図れると共に、前記軸(10)(20)にベアリングボックス(3)を装着させた状態で保管するものに比べて軽く取り扱いやすい。
また、前記ダイ(1)及びアンビル(2)と前記軸(10)(20)とを分離して保管できるから、保管場所の省スペース化を図れると共に、前記軸(10)(20)にベアリングボックス(3)を装着させた状態で保管するものに比べて軽く取り扱いやすい。
この例のものでは、前記ボルト(4)が前記軸(10)(20)の挿通穴(13)に回動自在に挿通されているから、前記ダイ(1)及びアンビル(2)と前記軸(10)(20)とを直接結合させるものに比べて結合部分が破損されにくく耐久性が高い。
また、前記凹部(12)及び前記軸(10)(20)の先端部がテーパ状であるから、前記軸(10)(20)の挿入及び凹凸嵌合を容易且つ確実であり、前記ダイ(1)及びアンビル(2)と軸(10)(20)とをスムーズに結合することができる。
また、前記凹部(12)及び前記軸(10)(20)の先端部がテーパ状であるから、前記軸(10)(20)の挿入及び凹凸嵌合を容易且つ確実であり、前記ダイ(1)及びアンビル(2)と軸(10)(20)とをスムーズに結合することができる。
この例のものでは、前記軸(10)(20)の移動を阻止する移動阻止部材としてCリング(6)を着脱自在に取り付けているから、前記ダイ(1)及びアンビル(2)と前記軸(10)(20)とが不用意に分離されることがなく安全である。また、ボルト(4)の挿通を阻止する挿通阻止部材としてスナップリング(7)を着脱自在に取り付けているから、前記ボルト(4)のネジ止めの解除により、圧着状態に凹凸嵌合された前記凹部(12)と前記軸(10)(20)とを引き離されるから、前記ダイ(1)及びアンビル(2)と前記軸(10)(20)との分離が簡単である。
<その他>
本発明実施の形態のロータリダイカッタは上述の実施の形態に限られるものではない。
前述の例においては、前記ダイ(1)及びアンビル(2)の両方について前記軸(10)(20)が分離可能に結合されたロータリダイカッタを例示しているが、前記ダイ(1)のみについて前記軸(10)と分離可能な構成としたものであっても、前記アンビル(2)のみに同構成を採用したものであってもよい。
前述の例においては、前記ダイ(1)及びアンビル(2)の凹部(12)と前記軸(10)(20)の先端部は、いずれもテーパ状となっているが、互いに凹凸嵌合し得るものであれば、円柱状や角柱状、角錐台、その他の形状に形成されるものであってもよい。
また、前記軸(10)(20)の先端部に移動阻止部としてCリング(6)を取り付けると共に、前記ボルト(4)の先端部に挿通阻止部材としてスナップリング(7)を取り付けた構成となっているが、前記移動阻止部材(6)や挿通阻止部材(7)の一方のみが取り付けられたものであっても、いずれも取り付けられないものであってもよい。
本発明実施の形態のロータリダイカッタは上述の実施の形態に限られるものではない。
前述の例においては、前記ダイ(1)及びアンビル(2)の両方について前記軸(10)(20)が分離可能に結合されたロータリダイカッタを例示しているが、前記ダイ(1)のみについて前記軸(10)と分離可能な構成としたものであっても、前記アンビル(2)のみに同構成を採用したものであってもよい。
前述の例においては、前記ダイ(1)及びアンビル(2)の凹部(12)と前記軸(10)(20)の先端部は、いずれもテーパ状となっているが、互いに凹凸嵌合し得るものであれば、円柱状や角柱状、角錐台、その他の形状に形成されるものであってもよい。
また、前記軸(10)(20)の先端部に移動阻止部としてCリング(6)を取り付けると共に、前記ボルト(4)の先端部に挿通阻止部材としてスナップリング(7)を取り付けた構成となっているが、前記移動阻止部材(6)や挿通阻止部材(7)の一方のみが取り付けられたものであっても、いずれも取り付けられないものであってもよい。
(1) ダイ
(2) アンビル
(10)(20) 軸
(11)(21) 周面
(12) 凹部
(13) 挿通穴
(14) 凹溝
(15) 両端面
(3) 軸受部(ベアリングボックス)
(4) ボルト
(5) 切刃
(6) 移動阻止部材(Cリング)
(7) 挿通阻止部材(スナップリング)
(8) 本体フレーム
(2) アンビル
(10)(20) 軸
(11)(21) 周面
(12) 凹部
(13) 挿通穴
(14) 凹溝
(15) 両端面
(3) 軸受部(ベアリングボックス)
(4) ボルト
(5) 切刃
(6) 移動阻止部材(Cリング)
(7) 挿通阻止部材(スナップリング)
(8) 本体フレーム
Claims (4)
- 周面(11)に切刃(5)が突出形成される円柱状のダイ(1)と、前記ダイ(1)に対して中心軸が平行となるように並設される円柱状のアンビル(2)と、前記ダイ(1)及びアンビル(2)の両端部に突設される軸(10)(20)と、前記軸(10)(20)を回動自在に支持する軸受部(3)と、前記軸受部(3)を取り付ける本体フレーム(8)とを具備し、前記ダイ(1)とアンビル(2)との間に被加工物を挿通させて連続的に切断加工するロータリダイカッタにおいて、
前記ダイ(1)及びアンビル(2)のいずれか一方又は両方の両端面(15)には、前記軸(10)(20)を取り外し可能に嵌合する凹部(12)が同心状に形成されており、
前記軸(10)(20)は、前記凹部(12)と凹凸嵌合し得る先端形状を有しており、嵌合状態において前記軸(10)(20)を前記凹部(12)の底部(120)にネジ止めする長尺のボルト(4)を中心軸に沿って挿通する挿通穴(13)が貫通形成されていることを特徴とするロータリダイカッタ。 - 請求項1に記載のロータリダイカッタにおいて、
前記凹部(12)は、底部(120)から開口部に向かって側壁の径が拡大するテーパ状であり、前記底部(120)の中心部に前記ボルト(4)と螺合するネジ穴(121)が形成されていることを特徴とするロータリダイカッタ。 - 請求項1又は2に記載のロータリダイカッタにおいて、
前記軸(10)(20)の先端部近傍の周面には、円形断面の円周に沿って凹溝(14)が形成されており、
前記凹溝(14)には、前記軸(10)(20)の周面から半径方向に突出する態様で嵌合され、前記凹部(12)と前記軸(10)(20)の先端部とが嵌合された状態において、前記軸受部(3)の端面(33)に当接して前記軸(10)(20)が軸線方向外側に移動することを阻止する移動阻止部材(6)が着脱自在に取り付けられていることを特徴とするロータリダイカッタ。 - 請求項1から3のいずれかに記載のロータリダイカッタにおいて、
挿通状態において前記軸(10)(20)の先端から突出される前記ボルト(4)の先端部の周面には、前記ボルト(4)の周面から半径方向に突出する態様で外嵌され、前記軸(10)(20)に対して前記ボルト(4)が軸線方向外側に挿通することを阻止する挿通阻止部材(7)が着脱自在に取り付けられていることを特徴とするロータリダイカッタ。
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