JPH09317897A - オイルシール - Google Patents

オイルシール

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JPH09317897A
JPH09317897A JP8154749A JP15474996A JPH09317897A JP H09317897 A JPH09317897 A JP H09317897A JP 8154749 A JP8154749 A JP 8154749A JP 15474996 A JP15474996 A JP 15474996A JP H09317897 A JPH09317897 A JP H09317897A
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JP
Japan
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oil seal
peripheral portion
oil
housing
shank
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JP8154749A
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English (en)
Inventor
Hiroyuki Uchida
裕之 内田
Yuichi Endo
裕一 遠藤
Isao Kariya
功 仮屋
Hiroshi Konoue
弘 鴻上
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Fanuc Corp
Original Assignee
Fanuc Corp
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Publication date
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    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16JPISTONS; CYLINDERS; SEALINGS
    • F16J15/00Sealings
    • F16J15/16Sealings between relatively-moving surfaces
    • F16J15/32Sealings between relatively-moving surfaces with elastic sealings, e.g. O-rings
    • F16J15/3268Mounting of sealing rings

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Sealing With Elastic Sealing Lips (AREA)
  • Sealing Material Composition (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 ハウジングおよび回転軸の損傷事故を招くこ
となく、簡単な作業で取り外すことのできるオイルシー
ルを提供する。 【解決手段】 オイルシール10のシャンク12と一体
に2つのオイルシール取り外し用突起13を設ける。オ
イルシール取り外し用突起13の取り外し治具係合部1
3aにギァプーラ14の締メ金18の爪を引っ掛けて、
ギァプーラ14の送りネジ15の先端突起を回転軸7の
センタ穴に当て、ハンドル19の回転により送りネジ1
5を突出させて、締メ金18でオイルシール10を引き
寄せるようにしてハウジング8および回転軸7から引き
抜く。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、オイルシールの改
良に関する。
【0002】
【従来の技術】ゴムを素材として構成されるオイルシー
ルとしては、外周部の素材の相違やバネおよびチリヨケ
の有無等により、AJ型,AK型,BJ型,BK型,P
J型,PK型等のものがJIS規格により規定されてい
る。また、各メーカにより更に多くの形式のものが細分
化されており、ゴムで形成された本体の中に金属性のシ
ャンクをインサートして強度や密閉性を向上させたもの
も公知である。
【0003】一般的なオイルシールの構成例について図
7に示す。なお、このオイルシール1は、回転軸7に摺
接する内周部2にバネ3を入れ、かつ、外周部4がゴム
で形成されたものであって、JISの分類上ではAJ型
に属し、その内部には金属性のシャンク5がインサート
されている。
【0004】周知の通り、バネ3は内周部2のリップ6
を回転軸7に圧着させるためのものである。ハウジング
8の内径よりも僅かに大きく形成された外周部4は、ハ
ウジング8に強制的に圧入され、内部のシャンク5によ
ってハウジング8に対し強力に圧着されている。図7に
示す通り、シャンク5は、穴明き円板の外周部の一側に
周壁を形成した金属環によって構成され、この金属環は
プレス加工等により容易に製造することができる。
【0005】オイルシール1はリップ6に磨耗が生じた
場合に取り替えの必要が生じる消耗品であり、定期的な
取り替え作業が要求されるが、これまで、このオイルシ
ール1をハウジング8から取り外すための格別の手段と
いうものは用意されておらず、実際の取り外し作業に際
しては、ユーザが独自の技術を開発するか、または、プ
ライヤー等の既存の工具を使用して試行錯誤を繰り返し
ながら強制的に取り外す以外に方法がなく、特に、不適
当な既存工具を使用した場合には、ハウジング8の内周
面や回転軸7の外周面に思わぬ傷を付けるといった事故
も起こり兼ねない。
【0006】そこで、このような問題を解消するための
一手段として、図8に示すようなオイルシールの取り付
け構造が提案されている。要するに、オイルシール1の
脱着が比較的容易なオイルシール取り付け部品9を準備
し、この部品9にオイルシール1を内嵌しておき、オイ
ルシール1をオイルシール取り付け部品9と一体化した
ままハウジング8に対して脱着作業を行うものである
が、オイルシール取り付け部品9とハウジング8の端面
との間にガスケット等を介装してオイルの洩れを防止す
る必要性が新たに生じ、部品点数が増大するといった欠
点がある。
【0007】また、オイルシール取り付け部品9をハウ
ジング8の端面に固定するためのボルト等も必要とな
り、更に、ハウジング8の端面にボルト径に見合った雌
ネジを刻設するといった必要も生じるので加工作業の工
程も複雑化する。
【0008】このような構成では、最終的に、オイルシ
ール取り付け部品9から消耗したオイルシール1を取り
外して新しいオイルシール1を装着する必要があるが、
オイルシール取り付け部品9を取り外した状態では、オ
イルシール1の内周部2から回転軸7が取り除かれてい
るので、この穴の部分を利用することにより、比較的容
易にオイルシール1を取り外すことができる。
【0009】例えば、内周部2の一部を刃物等で破断さ
せてL字型のロッド材、例えば、六角レンチ等の先端部
を突き刺し、シャンク5とオイルシール取り付け部品9
の内側端面との間で六角レンチ等の先端部をテコのよう
に作用させ、部品9からオイルシール1を引き剥がすこ
とが可能である(図4中の一点鎖線で取り外し方法を示
す)。
【0010】この構成はハウジング8の内周面や回転軸
7に傷を付ける心配がないという点では評価できるが、
いずれにせよ、部品点数の増大や加工工程の複雑化とい
ったコスト上の問題は残り、オイルシール1の最終的な
取り外し作業も実際には相当に面倒であって、更に、ハ
ウシング8とオイルシール取り付け部品9との間のオイ
ル洩れに対処するためのガスケット等といった新たな消
耗部品の追加により、メンテナンスの複雑化や密閉構造
の信頼性の低下といった別の問題も派生することにな
る。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、製造
コストおよび部品点数の増加やハウジングおよび回転軸
の損傷事故を招くことなく、しかも、簡単な作業で取り
外すことのできるオイルシールを提供することにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明は、ハウジングの
内周に密着してオイルの洩れを防止する外周部と前記ハ
ウジングから突出する回転軸の外周に密着してオイルの
洩れを防止する内周部とを有するオイルシールにおい
て、前記外周部と内周部との連絡部分にオイルシール取
り外し用突起を設けたことを特徴とする構成により前記
目的を達成した。
【0013】オイルシールを取り外すための手掛かりが
オイルシール自体に設けられているので、容易にオイル
シールを取り外すことができ、また、他の部品の付加も
必要としないので、部品点数の増加や加工工数の増大お
よび信頼性の低下も防げる。
【0014】オイルシールの外周部をハウジングの内周
に強力に圧着するシャンクをインサートしたオイルシー
ルの場合は、オイルシール取り外し用突起をシャンクと
一体に設けることでオイルシール取り外し用突起の破損
を防止し、オイルシール取り外し用突起を強力な力で引
っ張れるようにする。
【0015】更に、内周部の直径方向に複数のオイルシ
ール取り外し用突起を等間隔で配備し、オイルシール取
り外し用突起の各々の先端に、直径方向に向けて屈曲す
る取り外し治具係合部を設けることにより、ギァプーラ
等を利用して僅かな力でオイルシールを取り外せるよう
にする。
【0016】また、オイルシールにインサートされたシ
ャンクに孔を明けておくようにしてもよい。無論、この
部分は使用時に外装であるゴムによって塞がれている
が、取り外し時には六角レンチ等の治具を突き刺し、そ
の先端をシャンクに引き掛けて取り外すことができる。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施形態を説明する。図1は本発明の構成を適用した一実
施形態のオイルシール10とこれを取り付けたハウジン
グ8を示す斜視図、また、図2はオイルシール10とハ
ウジング8をその中心軸を含む断面で切断して示す断面
図である。いずれの図面においても、オイルシール10
の内周部2,バネ3,外周部4,リップ6、および、回
転軸7やハウジング8の構成に関しては図7および図8
の従来例で示したオイルシール1と全く同様である。
【0018】外周部4と内周部2、および、外周部4と
内周部2とを連絡する連絡部分11は、ゴムを素材とし
て一体に形成され、連絡部分11と外周部4の内部に
は、金属性のシャンク12がインサートされている。こ
のシャンク12は、従来と同様、オイルシール10の型
崩れを防止し、同時に、外周部4をハウジング8の内周
面に強力に圧着するためのものである。
【0019】この実施形態のシャンク12も穴明き円板
の外周部の一側に周壁を形成した金属環によって構成さ
れているが、従来のシャンク5の構成に加えて、更に、
オイルシール取り外し用突起13を備えている。このオ
イルシール取り外し用突起13は図2に示すようにシャ
ンク12の本体と一体に設けられ、例えば、プレス加工
による部分打ち抜きと曲げ加工等により、シャンク12
の本体の一部を利用して容易に製造することができる。
【0020】図1および図2に示す例では、内周部2の
直径方向に1組(2個)のオイルシール取り外し用突起
13を等間隔で配備しているが、2個1組のオイルシー
ル取り外し用突起13を2組配備するなどしてもよい。
なお、ここでいう等間隔とは、内周部2から一方のオイ
ルシール取り外し用突起13までの距離と内周部2から
もう一方のオイルシール取り外し用突起13までの距離
との関係であり、要するに、1組(2個)のオイルシー
ル取り外し用突起13が内周部2の同心円に沿って内周
部2の直径の延長線上に位置すればよいことになる。
【0021】オイルシール取り外し用突起13の先端
は、図1および図2に示す通り、外周部4の方向、要す
るに、直径方向の外側に向けて略直角に屈曲され、取り
外し治具係合部13aとされている。この係合部13a
はオイルシール取り外し用突起13の一部であって、既
に述べた通り、プレス加工による部分打ち抜きと曲げ加
工等により容易に成形することができる。
【0022】無論、製造コストの点さえ考慮しなけれ
ば、シャンク12の本体を切削加工によって削り出し、
更に、別の生産ラインでパーツとして製造されたオイル
シール取り外し用突起13を溶接等の手段で固着すると
いったことも可能である。本実施形態ではプレス加工に
よりシャンク12の本体とオイルシール取り外し用突起
13の部分とを同時に成形し、更に、インサート成形に
よる加工作業でシャンク12の本体部分、要するに穴明
き円板と周壁の部分にゴム素材を被覆するようにしてい
る。
【0023】次に、図2を参照してオイルシール10の
最も確実な取り外し方法について説明する。
【0024】図2に示すギァプーラ14は、一般に市販
されている歯車取り外し用の専用治具で、シャフトに圧
入された歯車やプーリ等をシャフトから引き抜く際に利
用されるものである。
【0025】ギァプーラ14は、先端に突起を設けた送
りネジ15と、これに螺合する雌ネジ部を刻設した本体
16、および、本体16からネジ部の軸心に直交して両
側に突き出す締メ金支持具17、ならびに、先端に爪を
備えた2本の締メ金18と、送りネジ15を回転させる
ためのハンドル19により構成される。
【0026】締メ金18の基部には締メ金支持具17に
遊嵌する貫通孔が設けられており、締メ金18の各々
は、締メ金支持具17の軸方向に沿って自由にその位置
を変えることができ、歯車やプーリ等の外径に応じ、常
に2本の締メ金18の平行を維持できるようになってい
る。
【0027】ギァプーラ14を用いて歯車なりプーリな
りをシャフトから引き抜く際には、送りネジ15の先端
突起をシャフト端面のセンタ穴に当て、2つの締メ金1
8で歯車やプーリを直径方向から挟むようにして、その
先端の爪を歯車やプーリの外周部裏面に引っ掛け、ハン
ドル19を回転させて送りネジ15を突出させ、歯車や
プーリをネジ15の側に引き寄せるようにしてシャフト
から引き抜くようにする。
【0028】一般に、高精度のシャフトは旋盤によるヘ
ール仕上げ等が施されているので、その端面にテールス
トック用のセンタ穴が残されているのが普通である。ま
た、送りネジ15は相当に硬度の高い金属で形成されて
いるので、その先端突起自体にポンチとしての機能があ
り、仮に、シャフトにセンタ穴がないとしても、歯車や
プーリの取り外し作業中にギァプーラ14の本体に不用
意な横滑りを生じるといった心配はない。
【0029】そこで、この実施形態においては、このギ
ァプーラ14を利用してオイルシール10の取り外しを
実施する。ギァプーラ14の使用方法に関しては歯車や
プーリの場合と全く同様であるが、オイルシール10を
取り外す場合は、締メ金18で2つのオイルシール取り
外し用突起13の治具係合部13aを径方向外側から挟
むようにして、その爪を治具係合部13aの裏面に引っ
掛けるようにする。
【0030】以上のことから明らかなように、シャンク
12上におけるオイルシール取り外し用突起13の配設
位置は、回転軸7を挟んで直径方向に一直線上に並ぶ位
置であればどこでもよい。無論、取り外し時に作用する
力のバランスから見て、2本の締メ金支持具17のモー
メント(ネジ15の軸心から各締メ金18までの距離)
が一致するように、オイルシール取り外し用突起13が
回転軸7の軸心から等距離(同心円上)に並ぶように配
置することが望ましいが、当然、多少の位置のずれは許
容され得る。
【0031】また、ギァプーラ14の締メ金18は表裏
を逆にして締メ金支持具17に差し込むことが可能であ
るので、図1および図2に示した例とは全く逆に、2つ
のオイルシール取り外し用突起13の係合部13aの両
方を直径方向の内側に向けて配備するようにしても全く
問題はなく、また、一方を直径方向の外側、他方を直径
方向の内側に向けて配備することも可能である。
【0032】ネジジャッキの原理を利用したギァプーラ
14によってオイルシール10の取り外し作業を行うよ
うにしているので、ハウジング8に対する外周部4の喰
い付きが如何に激しかろうとも僅かな力でオイルシール
10を取り外すことができ、また、オイルシール取り外
し用突起13は、オイルシール10にインサートされた
金属製のシャンク12と一体に形成されているので、突
起13はオイルシール10の取り外し時に作用する強力
な力に対して十分に耐えることができ、その折り曲げ加
工部が引き伸ばされて係合部13aが傾斜するなどして
締メ金18の爪が外れるといったこともない。
【0033】オイルシール取り外し用突起13の配設位
置等に関する上述の制限事項は、ギァプーラ14を利用
してオイルシール10を取り外す場合に必要となるもの
であるから、その他の治具をしてオイルシール10を取
り外す場合、または、プライヤー等の既存工具でオイル
シール取り外し用突起13を摘んで引き出すといったよ
うな場合には、これらの制限事項は当てはまらない。
【0034】シャンク12と一体に形成されたオイルシ
ール取り外し用突起13をオイルシール10の一端面か
ら突出させ、これをプライヤー等の既存工具で摘んで引
き出せるようにするだけでも、全く手掛かりのないオイ
ルシール1を既存工具を利用して無理やり引き抜いてい
た従来の技術に比べれば、ハウジング8の内周面や回転
軸7の外周面の保護および取り出しの容易さの点で、図
7等に示す従来の技術に例に比べて十分なメリットがあ
る。
【0035】以下、本発明の構成を適用したオイルシー
ルの他の実施形態の幾つかについて列挙する。
【0036】まず、図3(a)に示すものはオイルシー
ル10aのシャンク12に設けたオイルシール取り外し
用突起13の形状が最初に説明した実施形態のものと相
違し、シャンク12の一部を屈曲し山状となした取り外
し治具係合部13aがオイルシール取り外し用突起13
と同じ部位に形成されている。最初に説明した実施形態
のものと同様、オイルシール取り外し用突起13および
取り外し治具係合部13aはプレス加工により簡単に形
成できる(図3(b)参照)。
【0037】図4(a)に示すオイルシール10bも図
3(a)のものとほぼ同じ構成である。ただし、プレス
加工の段階においては取り外し治具係合部13aとなる
孔を先にパンチしてからオイルシール取り外し用突起1
3の曲げ加工を行なって形成したものである(図4
(b)参照)。
【0038】また、図5に示すオイルシール10cでは
外周部4の端面から内側に向けてオイルシール取り外し
用突起13を設けている。取り外し治具係合部13aと
なる孔に適当な工具やロッド材を引っ掛けて取り外すよ
うにしてもよいし、最初に説明した実施形体と同様、ギ
ァプーラ14で取り外し作業を行なってもよい。
【0039】更に、図6に示すオイルシール10dでは
シャンク12に孔を設けることにより取り外し治具係合
部13aを形成している。無論、製造完了時および使用
段階では孔の部分はアウトサートされたゴムで埋まって
いるが、取り外し時には、この部分にケガキ針等の尖鋭
工具で穴を開け、六角レンチ等の治具を差し込んで引き
抜くようにする。従って、穴の開いている部分を明示す
るため、成形時に使用する金型に彫刻をいれる等の手法
により、穴の開いた部分を被覆するゴムの表面にマーキ
ングを入れておくことが望ましい。無論、従来のオイル
シール1の場合でもドリルで穴を明けて治具を差し込む
ことで取り外し作業を行なうことは可能だが、下手をす
ると回転部分にドリルの切削による切粉が侵入するとい
った危険があるので、これを防ぐため、製造段階からシ
ャンク12に孔を明けておく必要がある。
【0040】
【発明の効果】本発明によれば、オイルシール取り付け
部品やガスケットおよびこれらを固定するためのボルト
や雌ネジ等といった別部材を使用しなくても、ハウジン
グや回転軸を痛めずに簡単にオイルシールの取り外し作
業を行なうことができる。この結果、回転機構部のメン
テナンスやオイルシールの交換に関する作業効率が向上
し、しかも、不適当な作業によるハウジングや回転軸の
傷の発生も防止されるので、部品の寿命も延命される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の構成を適用した一実施形態のオイルシ
ールを示す斜視図である。
【図2】同実施形態のオイルシールをその中心軸を含む
断面で切断して示す断面図である。
【図3】別の実施形態のオイルシールを示す斜視図であ
る(詳細断面図を含む)。
【図4】別の実施形態のオイルシールを示す斜視図であ
る(詳細断面図を含む)。
【図5】別の実施形態のオイルシールを示す斜視図であ
る。
【図6】別の実施形態のオイルシールを示す斜視図
(a)および断面図(b)である。
【図7】一般的なオイルシールの構成例について示す断
面図である(従来例)。
【図8】オイルシールの取り外し作業の容易化を図った
オイルシール取り付け構造の一例を示す断面図である
(従来例)。
【符号の説明】
1 オイルシール(従来例) 2 内周部 3 バネ 4 外周部 5 シャンク 6 リップ 7 回転軸 8 ハウジング 9 オイルシール取り付け部品 10,10a,10b,10c,10d オイルシール 11 連絡部分 12 シャンク 13 オイルシール取り外し用突起 13a 取り外し治具係合部 14 ギァプーラ 15 送りネジ 16 本体 17 締メ金支持具 18 締メ金 19 ハンドル
フロントページの続き (72)発明者 仮屋 功 山梨県南都留郡忍野村忍草字古馬場3580番 地 ファナック株式会社内 (72)発明者 鴻上 弘 山梨県南都留郡忍野村忍草字古馬場3580番 地 ファナック株式会社内

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ハウジングの内周に密着してオイルの洩
    れを防止する外周部と前記ハウジングから突出する回転
    軸の外周に密着してオイルの洩れを防止する内周部とを
    有するオイルシールにおいて、前記外周部若しくは該外
    周部と内周部との連絡部分にオイルシール取り外し用突
    起を設けたことを特徴とするオイルシール。
  2. 【請求項2】 前記連絡部分にインサートされた金属性
    のシャンクと一体にオイルシール取り外し用突起を設け
    たことを特徴とする請求項1記載のオイルシール。
  3. 【請求項3】 前記内周部の直径方向に複数のオイルシ
    ール取り外し用突起を等間隔で配備し、オイルシール取
    り外し用突起の各々の先端に、前記直径方向に向けて屈
    曲する取り外し治具係合部を設けたことを特徴とする請
    求項2記載のオイルシール。
  4. 【請求項4】 ハウジングの内周に密着してオイルの洩
    れを防止する外周部と前記ハウジングから突出する回転
    軸の外周に密着してオイルの洩れを防止する内周部とを
    有するオイルシールにおいて、前記連絡部分にインサー
    トされた金属性のシャンクにオイルシール取り外し用の
    孔を設けたことを特徴とするオイルシール。
JP8154749A 1996-05-28 1996-05-28 オイルシール Pending JPH09317897A (ja)

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