JP6652776B2 - ドライブシャフト抜き取り治具 - Google Patents

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本発明は、車両のドライブシャフトをデファレンシャルから抜き取るドライブシャフ抜き取り治具に関する。
自動車などの車両は、デファレンシャル(差動装置)から回転駆動力を車輪に伝達するドライブシャフトを備える。フロントエンジン・フロントドライブ方式の自動車(FF車)の場合、トランスミッション(変速機)にデファレンシャルが内蔵されているのが一般的である。通常、ドライブシャフトは、デファレンシャル側及び車輪側の両端部に等速ジョイントが取り付けられ、ドライブシャフトの一端が等速ジョイントを介してデファレンシャルと連結され、他端が等速ジョイントを介して車輪と連結される。
ドライブシャフトの修理・点検時に、ドライブシャフトをデファレンシャルから抜き取る場合がある。特許文献1には、ドライブシャフトにおけるブーツ交換用治具に関する発明が開示されている。
特開2000−6047号公報
特許文献1に記載の治具では、タイヤを取り外したり、大掛かりな治具を組み付ける必要があるため、作業に手間と時間がかかる。そこで、ドライブシャフトのデファレンシャル側とデファレンシャルケースとの隙間にバールを差し込み、スライドハンマーでバールに衝撃を与えて、てこの原理で無理やりドライブシャフトを引き抜く方法もある。この方法は、狭いエンジンルーム内ではバールを動かすスペースを確保し難いなど、効果的に力を作用させることができない場合があり、作業効率が悪い。
本発明の目的の一つは、簡易な治具でドライブシャフトをデファレンシャルから容易に抜き取ることができるドライブシャフト抜き取り治具を提供することにある。
本発明の一態様に係るドライブシャフト抜き取り治具は、
車両のドライブシャフトをデファレンシャルから抜き取るドライブシャフト抜き取り治具であって、
前記ドライブシャフトのデファレンシャル側とデファレンシャルケースとの隙間に差し込まれる一対の差込片を有する差込部と、
前記差込片の基端同士を連結する基部と、
前記基部に設けられ、前記差込片の並列方向に沿う方向を回転軸として前記差込部を回転させる軸部材が取り付けられる軸取付部とを備える。
上記ドライブシャフト抜き取り治具は、ドライブシャフトのデファレンシャル側とデファレンシャルケースとの隙間に差込部を差し込み、基部に設けられた軸取付部に軸部材を取り付け、軸部材を中心にして回す(捩る)ことにより、ドライブシャフトをデファレンシャルから抜き取る。上記ドライブシャフト抜き取り治具によれば、軸取付部に取り付けた軸部材を回して、デファレンシャル側とデファレンシャルケースとの隙間に差し込まれた差込部を回転させることで、デファレンシャル側を外方向に押す力が作用し、ドライブシャフトを容易に抜き取ることができる。また、簡易な構成でエンジンルーム内に差し入れることができ、シャフト抜取作業時に軸部材を回す構成としたことにより、狭いエンジンルーム内でも効果的に力を作用させることができ、作業効率が良い。したがって、上記ドライブシャフト抜き取り治具は、簡易な治具でドライブシャフトをデファレンシャルから容易に抜き取ることができる。
実施形態に係るドライブシャフト抜き取り治具の一例を示す概略平面図である。 実施形態に係るドライブシャフト抜き取り治具の別の一例を示す概略平面図である。 実施形態に係るドライブシャフト抜き取り治具に軸部材を取り付けた状態を示す概略平面図である。 ドライブシャフトとデファレンシャル(トランスミッション)との連結部を示す概略構成図である。 実施形態に係るドライブシャフト抜き取り治具の使用方法を説明する概略図である。
本発明の実施形態に係るドライブシャフト抜き取り治具(以下、単に「抜き取り治具」と呼ぶ場合がある)の具体例を、図面を参照して説明する。図中の同一符号は同一名称物を示す。図面において、車両前方をFR、車両後方をRR、車両左方をLH、車両右方をRH、車両上方をUP、車両下方をLWとして矢印で示す。
[実施形態]
図1〜図5を参照して、実施形態に係るドライブシャフト抜き取り治具1について説明する。抜き取り治具1は、車両のドライブシャフトをデファレンシャル(以下、単に「デフ」と呼ぶ場合がある)から抜き取る際に使用するものである。図4、図5では、FF車の左前輪のドライブシャフト100を示しており、ドライブシャフト100のデフ側にはインナージョイント110が取り付けられている。また、図4、図5に示すトランスミッション200にはデフが内蔵され、トランスミッションケースにデフケース210が一体に形成されている。なお、図4はエンジンルーム内を車両後方側から見た図であり、図5はエンジンルームを車両下方側から見た図である。
実施形態に係る抜き取り治具1は、図1、図2に示すように、一対の差込片11を有する差込部10と、差込片11の基端同士を連結する基部15と、軸部材30(図3参照)が取り付けられる軸取付部20とを備える。以下、抜き取り治具1の各構成要素について、図3、図4を適宜参照しながら、図1及び図2を用いて説明する。
(差込部)
差込部10は、図4に示すドライブシャフト100のデフ側とトランスミッション200のデフケース210との隙間cに差し込まれる一対の差込片11を有する。差込部10の形状は、平板状で平面視略C字状に形成されており、一対の差込片11の先端間が開放されている。差込部10を上記隙間cに差し込んだとき、差込片11間にドライブシャフト100が入り込むようになっている。本例では、図1、図2に示すように、一対の差込片11によって形成される差込部10の内周面が略半円弧面になっている。差込部10の円弧状に形成された内縁部の直径は、上記隙間cに位置するドライブシャフト100の外径に対応した寸法である。
(基部)
基部15は、一対の差込片11の先端とは反対側の基端同士を連結する部分である。基部15には、軸取付部20が設けられる。本例では、差込部10と基部15とが、炭素鋼や工具鋼などの鋼製の板材で一体に形成されている。
(軸取付部)
軸取付部20は、一対の差込片11の並列方向に沿う方向(図1、図2の紙面左右方向)を回転軸として差込部10を回転させる軸部材30(図3参照)が取り付けられる部分である。軸取付部20は、軸部材30を取り付け可能なものであれは、特に問わない。
図1に示す軸取付部20は、断面多角形状の角棒(図1では六角棒)とした例であり、この場合、図3に示す軸部材30として、角棒に適合するソケット(例えば六角ソケット)が先端に取り付けられたソケットレンチを用いることが挙げられる。図2に示す軸取付部20は、開口形状が多角形状(図2では四角形状)の穴22が端面に形成された穴付き丸棒とした例であり、この場合、図3に示す軸部材30として、穴22の開口形状に適合する凸部が先端に形成されたレンチ(例えば四角レンチ)を用いることが挙げられる。図1及び図2では、軸取付部20(六角棒、穴付き丸棒)が鋼材で形成されおり、基部15に溶接で固定されている。
本例では、軸取付部20が基部15の上面に固定されているが、軸取付部20は基部15の下面又は側面に固定してもよい。また、本例のように、軸取付部20を別部材として基部15に接合する他、差込部10及び基部15と軸取付部20とを一体の鋳造品とし、所定の形状となるように切削加工を行って抜き取り治具1を作製することも可能である。
(軸部材)
軸部材30は、図3に示すように、軸取付部20に取り付ける棒状の部材であり、軸取付部20の一端に軸部材30の先端を取り付けることによって、軸取付部20の軸方向(長手方向)に連結される。つまり、軸取付部20と軸部材30とは一直線状に配置される。軸部材30を中心にして回すことにより、軸取付部20を回転軸として差込部10を回転させることが可能である。軸部材30は、軸取付部20に取り付け可能なものであれは、特に問わない。図3に示す抜き取り治具1は、図1に示すものである。
例えば、図1に例示したように、軸取付部20が角棒である場合は、軸部材30を上述のソケットレンチとし、先端のソケットを角棒の一端に嵌め込む。図2に例示したように、軸取付部20が穴付き丸棒である場合は、軸部材30を上述のレンチとし、先端の凸部を穴付き丸棒の一端の穴22に挿入する。
(ハンドル)
本例では、軸部材30の基端側に、軸部材30の軸方向と直交する方向に延びるハンドル35が着脱自在に取り付けられている。軸部材30を回すときは、このハンドル35を操作することにより、大きな回転力(トルク)を加えることができる。軸部材30及びハンドル35には、汎用工具を用いることができる。本例では、軸部材30の基端の端面に四角形状の穴が形成されており、ハンドル35は、その先端部にこの穴に挿入される凸部を有するラチェットレンチである。
〈抜き取り治具の使用方法〉
抜き取り治具1の使用方法の一例を、図4、図5を用いて説明する。図5に示す抜き取り治具1は、図2に示すものである。
エンジンルーム内に抜き取り治具1を差し入れ、ドライブシャフト100のデフ側とトランスミッション200のデフケース210との隙間c(図4参照)に差込部10(差込片11)を差し込むと共に、基部15に設けられた軸取付部20に軸部材30を取り付ける。その後、図5に示すように、軸部材30を中心にして捩り、軸取付部20を回転軸として差込部10を回転させる。図5中、白抜き矢印は軸部材30の捩り方向を示し、黒塗り矢印は差込部10の回転方向(差込片11の移動方向)を示す。このとき、差込片11がドライブシャフト100のインナージョイント110に押し当てられると共に、反対側に位置する軸取付部20がデフケース210に押し当てられる。これにより、てこの原理で、差込部10からドライブシャフト100のインナージョイント110を外方向(左方向)に押す力が加わり、ドライブシャフト100をトランスミッション200のデフから抜き取る。
《効果》
実施形態の抜き取り治具1は、ドライブシャフト100のデフ側とデフケース210との隙間cに差込部10を差し込むと共に、軸取付部20に軸部材30を取り付け、軸部材30を中心にして捩ることにより、ドライブシャフト100をデフから容易に抜き取ることができる。また、抜き取り治具1は、簡易な構成であり、狭いエンジンルーム内に差し入れることができ、シャフト抜取作業時に軸部材30を捩ることにより、狭いエンジンルーム内でも効果的に力を作用させることができるので、作業効率が良い。
本発明は、これらの例示に限定されず、特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。例えば、実施形態の抜き取り治具1は、後輪のドライブシャフトの抜取作業にも使用できる。
本発明の抜き取り治具は、自動車のドライブシャフトの抜取作業に利用可能である。
1 ドライブシャフト抜き取り治具
10 差込部
11 差込片
15 基部
20 軸取付部
22 穴
30 軸部材
35 ハンドル
100 ドライブシャフト
110 インナージョイント
200 トランスミッション(デファレンシャル)
210 デファレンシャルケース

Claims (1)

  1. 車両のドライブシャフトをデファレンシャルから抜き取るドライブシャフト抜き取り治具であって、
    前記ドライブシャフトのデファレンシャル側とデファレンシャルケースとの隙間に差し込まれる一対の差込片を有する差込部と、
    前記差込片の基端同士を連結する基部と、
    前記基部に設けられ、前記差込片の並列方向に沿う方向を回転軸として前記差込部を回転させる軸部材が取り付けられる軸取付部とを備え、
    前記軸取付部は、前記差込片の並列方向に沿うように、前記基部の上面又は下面に固定されているドライブシャフト抜き取り治具。
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