JP2014178007A - オイルシール取外し治具 - Google Patents

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Abstract

【課題】ころ軸受にセットされたオイルシールを簡単に取り外すことができるようにした取外し治具を提供することである。
【解決手段】2枚の係合爪1と、その係合爪1の対向する円弧状の内周面間に差し込まれて係合爪1の外周部がころ軸受30の内輪32とオイルシール40間に形成された環状空間33内に挿入された状態を保持する保持リング11と、その保持リング11の端面上に載置されるプレスプレート21からなる。2枚の係合爪1を環状空間33内に挿入し、保持リング11を2枚の係合爪1の対向する内周面間に差し込んで係合爪1をセット状態に保持し、その係合爪1および保持リング11の上側にプレスプレート21を載置し、押し棒55によりプレスプレート21を押し下げてオイルシール40を取り外す。
【選択図】図6

Description

この発明は、軸受の外輪開口部に装着されたオイルシールの取外し治具に関する。
大きなラジアル荷重や大きなスラスト荷重が負荷される回転軸の支持には、普通、図9に示すような複列外向き円すいころ軸受30が多く用いられる。このような複列外向き円すいころ軸受30(以後、単に「ころ軸受30」という)においては、外輪31の開口端部にオイルシール40を取付けて軸受内部に油や異物の侵入するのを防止する状態で使用することが多くある。
ここで、図9に示すオイルシール40においては、金属からなる外環41の一端部に外向きフランジ42を設け、その外向きフランジ42の外周に大径筒部43を連設し、上記外環41の他端部に内向きフランジ44を設け、その内向きフランジ44の内周にゴムからなるシール本体45を固着した構成とされている。
上記オイルシール40は、外輪31の開口端部内に大径筒部43を圧入する取付けとされ、シール本体45の外周に装着されたガータばね46の締め付けによってシール本体45の内周に形成されたシールリップ47を図示省略した回転軸の外径面に圧接させてシール性を保持している。
オイルシール40はシールリップ47に摩耗が生じるとシール性が損なわれるため、ころ軸受30から取り外して新しいオイルシール40と取り換える必要が生じる。また、軸受30のメンテナンスを行なう場合もオイルシール40を分解する必要が生じる。
ここで、特許文献1にはギヤプーラを用いてオイルシールを引抜くようにした点が開示されているが、ギヤプーラを用いるオイルシールの引抜きには、オイルシールに対向一対の連結部を設けておく必要があり、図9に示すようなオイルシール40の場合は、ギヤプーラを用いて引抜くことはできない。
そこで、図9に示すオイルシール40の取り外しに際しては、同図に示される取外し治具Aを用いて油圧プレスによりオイルシール40を取り外すことが従来から一般的に行われている。
ここで、図9に示す取外し治具Aは、ころ軸受30の内輪32内に挿入可能な円板状の爪ホルダ50に径方向に長く延びる一対の長孔51をホルダ中心を通る一つの直線を対称線として対称位置に設け、それぞれの長孔51に挿入されたボルト52をスライド爪53の端部に形成されたねじ孔54にねじ係合して、爪ホルダ50の下面側に一対のスライド爪53を設けている。
上記のような取外し治具Aの採用によるオイルシール40の取り外しに際しては、先ず、テーブル上に縦向きに置かれた支持リング60の上端部内ころ軸受30における外輪31の一端部を挿入し、その外輪31の下端面を支持リング60の内周に形成された段部61で支持してころ軸受30を縦向きに支持する。
上記のようなころ軸受30の支持後、オイルシール40の外環41内に予め組み込まれた取外し治具Aの一対のスライド爪53を長孔51に沿って径方向外方にスライドさせ、外径側の先端部をオイルシール40のシール本体45と内輪32の対向端部に形成された環状空間33内に挿入させた後、ボルト52を締め付けてスライド爪53を固定する。
上記のような取外し治具Aのセット完了後、ころ軸受30内に押し棒55を挿入し、その押し棒55の下端を爪ホルダ50の上面中央部に押し付けた状態で押し棒55にプレス荷重を負荷してオイルシール40を押し出すようにしている。
特開平9−317897号公報
ところで、図9に示すオイルシール40の取外し治具Aにおいては、スライド爪53を径方向外方に向けてスライドさせて先端部を環状空間33内に挿入させる操作や、ボルト52の締付けによりスライド爪53を固定する操作をころ軸受30の内輪32内の狭い空間内で行う必要があるため、作業性が極めて悪く、オイルシール40の取り外しに非常に手間がかかるという不都合があった。
この発明の課題は、ころ軸受にセットされたオイルシールを簡単に取り外すことができるようにした取外し治具を提供することである。
上記の課題を解決するため、この発明においては、軸受の外輪端部内に圧入される大径筒部を一端部に有し、他端部に内向きのフランジが設けられた外環と、その外環の内向きフランジの内周に固着されたゴムからなるシール本体を有してなるオイルシールを前記外輪から取り外すオイルシール取外し治具において、前記軸受における内輪の端面と前記シール本体の対向部間に形成された環状空間の内径側からその環状空間内に外周部が挿入される少なくとも2枚の係合爪と、その係合爪の対向する円弧状の内周面間に差し込まれて係合爪の外周部が環状空間内に挿入されたセット状態を保持する保持リングと、その保持リングの端面上に載置され、押し棒により押し下げられるプレスプレートとからなり、前記係合爪が、前記環状空間内に外周部が挿入され、内径が前記内輪の内径より小径とされて前記内輪の開口端から内部に挿入可能な大きさとされた弧状板部と、その弧状板部における内周面の端部に前記保持リングの端面を支持する肩部とを有してなる構成を採用したのである。
上記の構成からなるオイルシール取外し治具において、軸受の外輪端部に装着されたオイルシールの取り外しに際しては、支持リングによって軸受が縦向きに支持される状態において、軸受の上側から内輪内に係合爪を挿入し、その係合爪を内輪の端面とシール本体の対向部間に形成された環状空間と対向位置まで挿入した後、径方向外方に移動させて外周部を環状空間内に挿入する。
上記のような係合爪の挿入作業を繰り返し行って少なくとも2枚の係合爪のそれぞれを環状空間内に挿入し、それぞれの係合爪が軸受の軸心を中心とする円周上にほぼ等間隔に配置されるよう位置を調整した後、係合爪の対向する円弧状の内周面間に保持リングを差し込んで係合爪の内方向への移動を阻止し、係合爪をセット状態に保持する。
保持リングによる係合爪の保持後、その係合爪の内周部上側面および保持リングの上側端面上にプレスプレートを載置し、そのプレスプレートの中心部上に押し棒の下端面が支持されるよう押し棒をセットし、その押し棒にプレス圧を負荷してプレスプレートを押し下げる。その押し下げによってオイルシールのシール本体に下向きの荷重が負荷されることになるため、オイルシールが押し出されることになり、オイルシールを簡単に取り外すことができる。
ここで、係合爪における弧状板部の片面内周部に、内周面が弧状板部の内周面と同一面を形成し、外径が軸受の内輪内径に等しくされた円弧状壁を設けておくと、環状空間内に対する係合爪の挿入時、円弧状壁が内輪の内径面に当接するため、係合爪の環状空間に対する挿入量を一定とすることができ、安定したセット状態を確実に確保することができる。
上記のような係合爪は、断面矩形の環状部と、その環状部の内周面端部に設けられた環状突出部と、上記環状部の片面内周部に設けられた円筒部を有するリング状部材を周方向に4等分することによって簡単に形成することができ、コストの安い係合爪を得ることができる。
また、保持リングの外周両端部の少なくとも一方の角部に面取りを設けておくと、係合爪の対向する円弧状の内周面間に対する保持リングの差し込み時、その面取り形成側の端部を先行して差し込むことにより、面取りが係合爪の上側内周のエッジにより案内されるため、係合爪の対向する円弧状の内周面間に保持リングを簡単に差し込むことができる。
ここで、保持リングの端面を支持する肩部は、周方向に等間隔に設けられた突起部からなるものであってもよく、あるいは、環状突出部からなるものであってもよい。肩部を環状突出部とすると、複数の突起部からなる肩部に比較して制作が容易である。
この発明においては、上記のように、内輪の端面とオイルシールにおけるシール本体の対向部間に形成された環状空間内に係合爪を挿入する作業を繰り返し行って少なくとも2枚の係合爪を挿入し、その係合爪の対向する円弧状の内周面間に保持リングを差し込むことによって係合爪のセットを完了することができ、その係合爪のセット後にプレスプレートを載置して、押し棒で押し下げることによりオイルシールを外輪から押し出すことができるため、オイルシールを簡単に取り外すことができる。
オイルシールが装着されたころ軸受を支持リングにセットした状態の縦断面図 この発明に係るオイルシール取外し治具の係合爪を環状空間内に挿入した状態の縦断面図 図2のIII−III線に沿った断面図 係合爪の対向する円弧状の内周面間に保持リングを差し込んだセット状態を示す縦断面図 図4のV−V線に沿った断面図 プレスプレート上に押し棒をセットした状態の縦断面図 係合爪の形成用リング状部材の一部切欠斜視図 係合爪の他の例を示す断面図 従来のオイルシールの取外し治具のセット状態を示す縦断面図
以下、この発明の実施の形態を図1乃至図8に基づいて説明する。図1は、オイルシール40が装着されたころ軸受30を支持リング60にセットした状態を示す。ここで、ころ軸受30、オイルシール40および支持リング60については、図9に示すものと同一であるため、同一部分に同一の符号を付して説明を省略する。
図6に示すように、この発明に係るオイルシール取外し治具Aは、2枚を1組とする係合爪1と、その1組の係合爪1をセット状態に保持する保持リング11と、係合爪1に押込み荷重を負荷するプレスプレート21からなる。
図2および図3に示すように、係合爪1は、弧状板部2と、その弧状板部2の内周下部に設けられた肩部3と、弧状板部2の上面内周部に設けられた円弧状壁4とを有している。
弧状板部2は、ころ軸受30における内輪32の端面とシール本体45の対向部間に形成された環状空間33の内径側からその環状空間33内に挿入可能な板厚さとされ、外径Dは、外環41の内径にほぼ等しくされている。
また、弧状板部2の外周面の両端エッジeを結ぶ直線の長さLは、ころ軸受30における内輪32の内径dより短くなっており、上記内輪32の上側開口から内部に挿入可能とされている。
肩部3として、ここでは、環状突出部からなるものが示されているが、周方向に間隔をおいて設けられた複数の突起部からなるものであってもよい。
円弧状壁4は、その内周面が弧状板部2の内周面と同一面を形成しており、その外径はころ軸受30における内輪32の内径dにほぼ等しくされている。
上記の構成からなる係合爪1は、切削により形成されたものであってもよく、あるいは、プレス成形されたものであってもよい。ここでは、図7に示すリング状部材5を同図の鎖線で示される2本の互いに直交する分割線イ、ロによって4分割し、その分割リングを係合爪1としている。
ここで、リング状部材5は、断面矩形の環状部5aの内周面端部に環状突出部5bを設け、上記環状部5aの片面内周部に円筒部5cを設けた構成とされている。このようなリング状部材5を分割線イ、ロに沿って周方向に4分割することにより、内輪32内に挿入可能な大きさの係合爪1を簡単に形成することができる。
図4および図5に示すように、保持リング11は、その外径Dが係合爪1における円弧状壁4の内径にほぼ等しくされて、その円弧状壁4内に嵌合可能とされている。また、保持リング11の軸方向長さHは、係合爪1の肩部3で支持された状態で上面が円弧状壁4の上端面とほぼ同一面を形成する長さとされているが、これに限定されるものではない。
保持リング11の外周面における軸方向両端の角部には面取り12が形成されている。
図6に示すように、プレスプレート21はころ軸受30の内輪32内に挿入可能な大きさとされていると共に、係合爪1における円弧状壁4の上端面および保持リング11の上端面のそれぞれで支持可能な大きさとされている。
実施の形態で示すオイルシール取外し治具は上記の構造からなり、ころ軸受30に装着されたオイルシール40の取外しに際しては、図1に示すように、支持リング60内に外輪31の端部を挿入し、支持リング60の段部61で外輪31の端面を支持してころ軸受30を縦向きの支持状態とする。
上記のようなころ軸受30の支持状態において、ころ軸受30の上方から内輪32内に係合爪1の1枚を挿入し、その係合爪1を下側内輪32の端面とシール本体の対向部間に形成された環状空間33と対向位置まで挿入した後、径方向外方に移動させて係合爪1の弧状板部2の外周部を環状空間33内に挿入する。このとき、円弧状壁4が内輪32の内径面に当接し、その当接によって係合爪1の挿入量が規制され、係合爪1はセット状態とされる。
上記係合爪1の挿入作業を繰り返し行って少なくとも2枚の係合爪1のそれぞれを環状空間33内に挿入し、それぞれの係合爪1がころ軸受30の軸心を中心とする円周上にほぼ等間隔に配置されるよう位置を調整する。
図2および図3は、2枚の係合爪1のセット状態を示し、係合爪1の弧状板部2は環状空間33内に挿入されて内輪32の下端面およびシール本体45が弧状板部2の外周部の上下面に対向し、円弧状壁4が内輪32の内径面に当接する状態とされるため、係合爪1の保持を解除しても、係合爪1はセット状態を維持する。
図2および図3に示すような2枚の係合爪1のセット状態において、次に、ころ軸受30の上方から内輪32内に保持リング11を挿入し、その保持リング11を係合爪1の円弧状壁4の対向面間に差し込む。このとき、保持リング11の外周面における軸方向両端の角部には面取り12が形成されているため、対向する円弧状壁4間に保持リング11をスムーズに差し込むことができる。
図4および図5は、保持リング11の差し込み状態を示し、その差し込みによって係合爪1は内方向へ移動するのが阻止され、係合爪1はセット状態に保持される。
上記のような保持リング11の差し込みによる係合爪1の保持後、ころ軸受130の上側から内輪32内にプレスプレート21を挿入し、そのプレスプレート21を係合爪1の円弧状壁4の上端面および保持リング11の上側端面上に載置する。
図6は、プレスプレート21のセット状態を示し、そのセット後、プレスプレート21の中心部上に押し棒55の下端面が支持されるよう押し棒55をセットし、その押し棒55にプレス圧を負荷してプレスプレート21を押し下げることにより、オイルシール40のシール本体45に下向きの荷重が負荷され、オイルシール40を押し出しによって取り外すことができる。
このように、環状空間33内に2枚の係合爪1を挿入し、その係合爪1の円弧状壁4が対向するよう2枚の係合爪1の位置を調整した後、保持リング11を対向する円弧状壁4間に差し込んで係合爪1をセット状態に保持し、その保持後、保持リング11および円弧状壁4の上側にプレスプレート21を載置して、そのプレスプレート21を押し棒55で押し込むことによりオイルシール40を外輪31の端部内から押し出すことができるため、オイルシール40を極めて簡単に取り外すことができる。
実施の形態では、係合爪1を1/4円からなる円弧状として、その係合爪1の2枚を用いてオイルシール40を取り外すようにしたが、3枚の係合爪1を用いてオイルシール40の取外しを行なうようにしてもよい。
また、係合爪1は、1/4円からなる円弧状のものに限定されず、1/5円あるいは1/6円からなる円弧状のものであってもよい。要は、図3に示すエッジe間の長さLが内輪32の内径より小さくされて、内輪32内に挿入可能な大きさとされたものであればよい。
さらに、図2あるいは図4では、係合爪1として、弧状板部2の片面内周部に、内周面が弧状板部2の内周面と同一面を形成し、外径が内輪32の内径に等しくされた円弧状壁4を設けたものを示したが、係合爪1はこれに限定されない。例えば、図8に示すように、弧状板部2の内周に肩部3を設けて図2あるいは図4で示される円弧状壁4を省略したものであってもよい。
1 係合爪
2 弧状板部
3 肩部
4 円弧状壁
5 リング状部材
5a 環状部
5b 環状突出部
5c 円筒部
11 保持リング
12 面取り
21 プレスプレート
30 ころ軸受
31 外輪
32 内輪
33 環状空間
40 オイルシール
41 外環
43 大径筒部
44 内向きフランジ
45 シール本体

Claims (5)

  1. 軸受の外輪端部内に圧入される大径筒部を一端部に有し、他端部に内向きのフランジが設けられた外環と、その外環の内向きフランジの内周に固着されたゴムからなるシール本体を有してなるオイルシールを前記外輪から取り外すオイルシール取外し治具において、
    前記軸受における内輪の端面と前記シール本体の対向部間に形成された環状空間の内径側からその環状空間内に外周部が挿入される少なくとも2枚の係合爪と、その係合爪の対向する円弧状の内周面間に差し込まれて係合爪の外周部が環状空間内に挿入されたセット状態を保持する保持リングと、その保持リングの端面上に載置され、押し棒により押し下げられるプレスプレートとからなり、
    前記係合爪が、前記環状空間内に外周部が挿入され、内径が前記内輪の内径より小径とされて前記内輪の開口端から内部に挿入可能な大きさとされた弧状板部と、その弧状板部における内周面の端部に前記保持リングの端面を支持する肩部とを有してなり、前記プレスプレートに付与される押込み力を環状空間内に外周部が挿入された前記係合爪に負荷してオイルシールを押し出すようにすることを特徴とするオイルシール取外し治具。
  2. 前記係合爪における弧状板部の片面内周部に、内周面が弧状板部の内周面と同一面を形成し、外径が前記軸受の内輪内径に等しくされた円弧状壁を設けた請求項1に記載のオイルシール取外し治具。
  3. 前記係合爪が、断面矩形の環状部と、その環状部の内周面端部に設けられた環状突出部と、前記環状部の片面内周部に設けられた円筒部を有するリング状部材を周方向に4等分した分割リングからなる請求項2に記載のオイルシール取外し治具。
  4. 前記保持リングの外周両端部の少なくとも一方の角部に面取りを設けた請求項1乃至3のいずれか1項に記載のオイルシール取外し治具。
  5. 前記肩部が、環状突出部または周方向に間隔をおいて設けられた複数の突起部からなる請求項1乃至4のいずれか1項に記載のオイルシール取外し治具。
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