JP2011007289A - 分割軸受及び結合治具 - Google Patents

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Abstract

【課題】外輪肉厚の増大を抑制しつつ、簡便に分割外輪同士を締結する。
【解決手段】分割外輪2の外径面周方向に沿う架橋部6と、締結用のピン7とを備えた結合治具5で、この分割外輪2同士を締結する。この架橋部6とピン7の間にはピン用ばね8が介在して設けられている。分割外輪2の締結に際しては、この分割外輪2の周溝9に結合治具5の架橋部6を沿わせるように嵌め込み、ピン用ばね8の付勢力に抗してピン7を架橋部6内に収納した状態で、この結合治具5を周溝9に沿ってスライドさせる。そうすると、分割外輪2に形成した締結穴10の位置と、ピン7の位置とが合ったときに、このピン用ばね8の付勢力によってピン7が自動的に締結穴10に挿し込まれる。このため、分割外輪2の締結作業の作業性を大幅に向上し得る。
【選択図】図3

Description

この発明は、分割軌道輪及び分割保持器を採用した分割軸受及びその分割軌道輪を締結する結合治具に関し、特に大型のクランク軸、鉄鋼設備の転炉用等の大径の分割軸受に関する。
分割軸受は、例えば下記特許文献1の第3図に示すように、内外の軌道輪及び保持器を軸受の回転軸を含む面で2分割した形態を採用するのが一般的である。このように分割することで、回転軸の軸端からではなくその回転軸の上下から前記軌道輪等を設けることができる。このため、鉄鋼設備の転炉を回転させるトラニオン軸受等の大型の軸受のアセンブリが容易となって作業効率が高い。
この特許文献1に示す分割外輪は、例えば図12に示すように、分割内輪1同士を締結輪17及びボルト18で締結(一体に)しつつ、この分割軸受を収納する軸箱19の内面で分割外輪2、及び、ころ3を収納した分割保持器4を拘束して、これらがばらけないようにしている。すなわち、シールやスリンガ等の消耗品の交換等の定期点検の際に軸箱19を取り外すと、この軸箱19による拘束がなくなって、分解する必要のない分割外輪2及び分割保持器4が、ともにばらけた状態となってしまう。
このため、この軸箱19の取り外しの際に、分割外輪2等に保持用の治具等を設けて、この分割外輪2等が一度にばらけるのを防止しつつ分解する必要があり、その作業に熟練が要求されるとともに時間を要する。この結果、この作業が煩雑なものとなって作業コストが上昇するという問題がある。
また、一旦軸箱19を取り外した後に定期点検を行い、再びこの軸箱19を組み立てる際においても、ばらけた分割外輪2等をアセンブリし直す必要があるため、一体型軸受と比較してその点検作業が一層煩雑なものとなる。
この煩雑さを解消すべく、例えば下記特許文献2の図1に示すように、両分割外輪に介在して設けたボルトを締め付けることによって、軸箱を取り外した際に、分割外輪がばらけるのを防止するようにした構成が開示されている。
実公昭62−000421号公報 特開2006−144985号公報
上記のように、ボルトで分割外輪を締結する構成においては、ボルト穴を外輪の回転接線方向に形成するために、少なくとも、ボルト穴の直径と、ボルト長に相当する長さの外輪円弧部の径方向幅(外径方向への円弧の膨らみ)との和の分だけ外輪の肉厚が必要となる。この場合、外輪の肉厚が大きくなりがちであって、このように肉厚が大きいと、この軸受の定格荷重が減少して、トラニオン軸受等の大型用途に適用できなくなる恐れがある。
そこで、この発明は、外輪肉厚の増大を抑制しつつ、簡便に分割外輪同士を締結することを課題とする。
上記の課題を解決するため、この発明は、外径面又は幅面の少なくともいずれか一方に締結穴を形成するとともに周方向に分割した複数の分割外輪と、複数のピンを架橋部内に収納・突出自在に設けた結合治具とを備え、前記各分割外輪を組み合わせて円環状としつつ、この分割外輪同士の継ぎ目に前記結合治具を宛がい、各分割外輪にそれぞれ形成した前記締結穴の位置と、前記ピンの位置とが一致した際に前記ピンを突出させてこの締結穴に挿し込み、隣り合う分割外輪同士を締結する構成とした。
この締結穴へのピンの挿し込みによる両分割外輪の締結は、この両分割外輪がその周方向に相対的にずれる(離れる)のを防止するためのものなので、この締結穴にピンが挿し込まれてさえいれば、その挿し込み深さをそれほど深くすることなく分割外輪の締結作用を発揮できる。
すなわち、特許文献2の発明の構成では、上述したように、外輪の肉厚を所定以上とする必要があるのに対し、本願発明の構成では、一般的な肉厚の外輪であれば、その肉厚でもって問題なくこの締結穴を形成することができる。このため、外輪肉厚の増大に起因する定格荷重不足の問題が生じる恐れは低い。
また、この締結穴を外径面又は幅面に形成するのは、これらの面に結合治具を設けたとしても、転動体等の軸受の回転部材と干渉せず、その回転に悪影響を及ぼさないためである。この結合治具は、前記各面の少なくともいずれか一方に設ければよいが、両方に設けてもよい。そうすることで、一層確実な締結作用が期待できるためである。
さらに、結合治具の架橋部内にピンを収納・突出自在に設けているので、分割外輪の締結作業の際に、予め収納されたピンをこの架橋部から突出させるだけで分割外輪同士の締結がなされる。このため、その作業効率を大幅に改善し得る。
この架橋部に収納するピンの数は、隣り合う分割外輪同士を締結するためには少なくとも2本必要であるが、3本以上としてもよい。このようにピンの数を増やすことによって、このピンによる締結を一層確実なものとし得るからである。
前記構成においては、前記結合治具の架橋部とピンとの間に弾性部材を介在させ、このピンを前記分割外輪に当接させつつ前記結合治具を前記分割外輪に押し当てた際に、前記弾性部材の付勢力に抗して前記ピンが前記架橋部内に収納される一方で、前記ピンの位置と前記締結穴の位置とを一致させた際に、前記弾性部材の付勢力によって、前記架橋部からの前記ピンの突出がなされるようにすることもできる。
この結合治具は、その架橋部を分割外輪上でスライドさせて(少しずつ位置をずらして)、ピンと締結穴の位置合わせを行うのが一般的である。そのスライドの際、ピンは架橋部に収納された状態となっているため、作業者がそのピンを直接視認できない。そのため、ピンと締結穴の位置合わせの状態が分からず、両位置がきちんと合っているにも関わらず、作業者がそれに気付かないことが多い。また、締結穴が下側軸箱側に位置する場合、分割外輪をずらして位置合わせを行わなければならない。その結果、ピンの挿し込み作業に多くの時間を要することとなりやすい。
そこで、上述したようにピンに弾性部材を設けると、ピンと締結穴の位置合わせを行うだけで、前記弾性部材の付勢力によってピンが締結穴に自動的に挿し込まれるので、その作業性が大幅に向上する。
さらに、このピンに、このピンを収納・突出方向に自在にスライドさせるつまみを設けることもできる。
このようにつまみを設けることによって、前記架橋部とピンとの間に弾性部材を設けない場合であっても、このつまみの操作によって容易にこのピンの収納・突出を行うことができるためである。さらに、弾性部材の付勢力でピンを挿し込んだ場合において、そのピンの抜き取り作業を容易に行い得るためでもある。
このつまみは、軸受を支持する下部プランマブロックよりも高い位置に設けるようにするのが好ましい。
このようにすると、上部プランマブロックを取り外した際にこのつまみが、この上部プランマブロック側に露出するので、このつまみを容易に操作でき、分割外輪の締結・分解作業を容易に行うことができるためである。
さらに、このつまみ及び前記架橋部の双方にねじを形成し、この架橋部につまみをねじ込むことによって前記ピンの挿し込み量の調節がなされるようにすることもできる。
このようにすると、単に締結穴にピンを挿し込んだ場合と比較して、このピンの抜け止め作用が発揮され、一層確実な締結作用が期待できるためである。
また、このピンの外径面には滑り止め加工部を形成するのが好ましい。
この滑り止め加工として、例えばローレット加工を採用することができる。このように滑り止め加工部を形成することによって、締結穴の内面とピンとの間の摩擦が大きくなるので、このピンの抜け止め作用が発揮され、一層確実な締結作用が期待できるためである。
さらに、このピンに、その径方向外側に突出、及び、ピン内に収納自在に突起を形成するとともに、前記締結穴のピン挿し込み口側に縮径部、奥側に前記縮径部よりも内径の大きい拡径部を形成しつつ、この縮径部と拡径部の境目に段差部を形成し、この締結穴にピンを挿し込んで、前記拡径部において前記突起を突出させた状態で、このピンを引き抜く力が作用した際に、前記突起と前記段差部とが当接して前記ピンの抜け止めがなされるようにすることもできる。
このように突起をピン内に収納し得るようにすることで、実質的にピン外径が増大するのを防止でき、このピンをスムーズに締結穴に挿し込むことができる一方で、前記抜け止め作用による確実な締結作用を得ることができる。
この構成においては、前記突起に、前記ピンの先端側ほど縮径するテーパを形成するのが好ましい。
このピンに形成する突起は、上述したように、ピンの挿し込み時に一旦ピン内に収納する必要がある。そこで、前記テーパを形成すると、前記締結穴の挿し込み口と前記テーパが当接し、その当接によって突起がピン内に押し込まれて収納される。このため、例えば手でこの突起を収納した状態にしつつピンを挿し込む煩わしさがなく、このピンの挿し込み作業をスムーズになし得る。
また、前記突起と前記ピンとの間、又は、前記突起同士の間に弾性部材を介在させ、前記ピンを前記締結穴に挿し込む際に前記弾性部材の付勢力に抗して前記突起が前記ピン内に収納される一方、前記ピンの挿し込みが完了した際に、前記弾性部材の付勢力によって、前記突起が前記ピンの外径側に突出するようにすることもできる。
この突起の収納・突出はこのピンへの突起取り付け部の有する弾性によってなすこともできるが、このように弾性部材を介在することによって、一旦収納した突起の突出が確実になされ、分割外輪の一層確実な締結作用が期待できるためである。この弾性部材としては、例えば、ばねを用いることができる。
前記各構成に示した結合治具は、これらの分割軸受の分割外輪締結用としてのみ用いるだけなく、例えば、分割内輪、分割保持器等のように軸受の他部材にも適用することができる。分割外輪に適用した場合と同様に、確実な締結作用を発揮し得るためである。
この発明によると、外輪肉厚の増大を抑制しつつ、簡便に分割外輪同士を締結することができる。このため、軸受の定格荷重が確保され、この軸受の幅広い適用が期待できる。さらに、定期点検作業が容易となるので、作業コストも低減することができる。
この発明に係る分割軸受の一実施形態を示す要部正面断面図 同実施形態に用いる外輪の側面断面図 同実施形態に用いる結合治具の側面断面図 結合治具の作用を示す要部側面断面図であって、(a)は結合治具を周溝内でスライドさせている状態、(b)は結合治具で分割外輪を締結した状態 この発明に係る分割軸受の他の実施形態を示す要部正面断面図 結合治具の他の態様を示す側面断面図であって、(a)はピンが収納された状態、(b)はピンを突出した状態 結合治具のさらに他の態様を示す側面断面図であって、(a)はピンが収納された状態、(b)はピンを突出した状態 結合治具のさらに他の態様を示す側面断面図 結合治具のさらに他の態様を示す要部側面断面図 結合治具のさらに他の態様を示す要部側面断面図 結合治具のさらに他の態様を示す要部側面断面図 従来技術に係る分割軸受の一実施形態を示す要部正面断面図
この発明に係る分割軸受を図1に、この分割軸受の分割外輪の締結状態を図2にそれぞれ示す。この分割軸受は、軸受の軸心を含む平面で均等に2分割された分割内輪1、分割外輪2、ころ3を組み込んだ分割保持器4を有し、この分割内輪1を回転軸に設けるとともに、図示しない締結輪及びボルトで分割内輪1を締結し、分割保持器4を図示しない締結部材で締結し、分割外輪2を結合治具5で締結している。
この結合治具5は、図3に示すように、分割外輪2の外径面周方向に沿う架橋部6と、締結用のピン7とを備えている。そして、この架橋部6とピン7の間にはピン用ばね8が介在して設けられており、このピン用ばね8の付勢力によって、架橋部6からピン7が突出した状態となっている。
その一方、分割外輪2の外径面には、油溝を兼ねる周溝9がこの分割外輪2の全周に亘って形成されている。そして、この周溝9内には、油孔を兼ねる締結穴10が形成されている。
この分割外輪2の締結に際しては、図4(a)に示すように、分割外輪2の周溝9に結合治具5の架橋部6を沿わせるように嵌め込む。そうすると、ピン7が周溝9底面に当接し、この当接によってピン7が架橋部6内に収納される(押し込まれる)。さらに、このピン7が収納された状態のまま、この結合治具5を周溝9の周方向に少しずつスライドさせる。このスライドの途中で、周溝9内に形成した締結穴10の位置とピン7の位置とが一致すると、同図(b)に示すように、ピン用ばね8の付勢力によってピン7が締結穴10内に挿し込まれる。
この結合治具5をスライドさせる際には、ピン7が架橋部6内に収納された状態となっているので、作業者が、締結穴10の位置とピン7の位置とが一致したかどうかを直接視認することができない。ところが、このようにピン用ばね8を架橋部6とピン7との間に介在して設けると、両者の位置が合ったときに、このピン用ばね8の付勢力によってこのピン7が自動的に締結穴10に挿し込まれるため、その作業性が大幅に向上する。
この結合治具5は、図1に示したように分割外輪2の外径面の軸方向中心に設けることができ、さらに締結の信頼性を高めるために、図5に示すように軸方向の両端側に偏って2本設けることもできる。あるいは、この分割外輪2の幅面に設けることもできる。いずれの場合も、取り付け位置によらず確実な締結作用を発揮し得るからである。
また、この結合治具5を分割外輪2に宛がったときに、この結合治具5の外径側からピン7を収納・突出方向に自在にスライドさせるために、図6に示すようにつまみ11を設けることもできる。同図は、架橋部6とピン7との間にピン用ばね8を設けない構成における適用例を示したが、図3等に示したようなピン用ばね8を設ける構成にも適用することができる。
すなわち、このピン用ばね8を設けない構成においては、このつまみ11でもって、ピン7の収納・突出の両方を容易に行うことができ、ピン用ばね8を設ける構成においては、このピン用ばね8の付勢力によって締結穴10に挿し込まれたピン7の引き抜きを容易に行うことができる。
このつまみ11は、図6に示したように複数のピン7と連動するようにしてもよいが、図7に示すように、各ピン7にそれぞれ設けるようにしてもよい。このように各ピン7に設けることにより、つまみ11のスライド方向と、ピン7の収納・突出方向とが一致し、その収納・突出を一層スムーズに行うことができるからである。
また、図8に示すように、このつまみ11を円柱状とするとともにその円柱面にねじ部12を形成し、さらに、架橋部6にもねじ部12を形成し、この架橋部6につまみ11をねじ込むことによってピン7の挿し込み量の調節がなされるようにすることもできる。このようにすることにより、締結穴10に挿し込んだピン7は、つまみ11を回してピン7の挿し込みを解除しないと抜けないので、この結合治具5による締結の信頼性が一層向上する。
また、図9に示すように、ピン7の外径面にローレット加工を施したローレット加工部13を形成することもできる。このローレット加工は前記外径面に凹凸模様を刻んだものであって、このピン7を締結穴10に挿し込むと、締結穴10の内面とローレット加工部13とが当接して両者の間に高い摩擦力が生じる。このため、ピン7の引き抜きに大きな力が必要となって、高い抜け止め作用を発揮し得る。
このローレット加工以外にも、例えば粗面処理のように、締結穴10の内面とピン7との間の摩擦力を高め得る滑り止め加工を適宜採用することができる。また、この滑り止め処理は、締結穴10の内面と、ピン7の双方に施してもよい。そうすることによって、前記摩擦力を一層高め得るからである。
また、図10に示すように、このピン7に、その外径方向に突出、及び、ピン7内に収納自在に2本の突起14、14を形成するとともに、締結穴10のピン挿し込み口側に縮径部10a、奥側に縮径部10aよりも内径の大きい拡径部10bを形成しつつ、この縮径部10aと拡径部10bの境目に段差部10cを形成するようにすることができる。この両突起14、14には突起用ばね15を介在して設けてあって、この突起用ばね15の付勢力によってこの突起14の突出がなされる。その一方で、前記付勢力に抗して両突起14、14を押し込むことによってピン7内に収納される。
このピン7を締結穴10に挿し込む際は、両突起14、14を締結穴10の縮径部10a内面に当接させ、その当接によって収納をなす。そして、さらに挿し込みが完了すると、この締結穴10の拡径部10bにおいて両突起14、14が突出する。この突起14が突出した状態でこのピン7を引き抜く力が作用すると、この突起14と段差部10cが当接する。そうすると、この当接によってピン7を引き抜くことができなくなって、抜け止め作用が発揮される。
このピン7に形成する突起14の数は、同図に示したように2本とすると抜け止め作用が均等になされるので好ましいが、この抜け止め作用を発揮し得るのであれば、例えば1本とすることもできる。なお、その場合は、ピン7と突起14との間に突起用ばね15を設ける。また、この突起14をピン7に直接弾性的に設けた場合にあっては、突起用ばね15を設けることなく前記収納・突出作用をなすこともできる。
この突起14の先端には、図11に示すように、ピン7の先端側ほど縮径するテーパ16を形成してもよい。このテーパ16を形成すると、締結穴10の挿し込み口とこのテーパ16とが当接し、その当接によって突起14がピン7内に押し込まれて収納される。このため、図10に示した形態の突起14と比較して、その収納がスムーズになされるというメリットがある。
上述の各実施形態においては、分割外輪の外径面側に結合治具を設ける構成を示したが、外径面側に設ける代わりに、又は、外径面側に設けるとともに、分割外輪の幅面側にこの結合治具を設けてもよい。同じように分割外輪の締結効果を発揮できるからである。
1 分割内輪
2 分割外輪
3 ころ
4 分割保持器
5 結合治具
6 架橋部
7 ピン
8 ピン用ばね(弾性部材)
9 周溝
10 締結穴
10a 縮径部
10b 拡径部
10c 段差部
11 つまみ
12 ねじ部
13 ローレット加工部
14 突起
15 突起用ばね(弾性部材)
16 テーパ

Claims (10)

  1. 外径面又は幅面の少なくともいずれか一方に締結穴(10)を形成するとともに周方向に分割した複数の分割外輪(2)と、複数のピン(7)を架橋部(6)内に収納・突出自在に設けた結合治具(5)とを備え、
    前記各分割外輪(2)を組み合わせて円環状としつつ、この分割外輪(2)同士の継ぎ目に前記結合治具(5)を宛がい、各分割外輪(2)にそれぞれ形成した前記締結穴(10)の位置と、前記ピン(7)の位置とが一致した際に前記ピン(7)を突出させてこの締結穴(10)に挿し込み、隣り合う分割外輪(2)同士を締結するようにした分割軸受。
  2. 前記結合治具(5)の架橋部(6)とピン(7)との間に弾性部材(8)を介在させ、このピン(7)を前記分割外輪(2)に当接させつつ前記結合治具(5)を前記分割外輪(2)に押し当てた際に、前記弾性部材(8)の付勢力に抗して前記ピン(7)が前記架橋部(6)内に収納される一方で、前記ピン(7)の位置と前記締結穴(10)の位置とを一致させた際に、前記弾性部材(8)の付勢力によって、前記架橋部(6)からの前記ピン(7)の突出がなされるようにした請求項1に記載の分割軸受。
  3. 前記ピン(7)に、このピン(7)を収納・突出方向に自在にスライドさせるつまみ(11)を設けた請求項1又は2に記載の分割軸受。
  4. 前記つまみ(11)を、軸受を支持する下部プランマブロックよりも高い位置に設けた請求項3に記載の分割軸受。
  5. 前記つまみ(11)及び前記架橋部(6)の双方にねじ(12)を形成し、この架橋部(6)につまみ(11)をねじ込むことによって前記ピン(7)の挿し込み量の調節がなされるようにした請求項3又は4に記載の分割軸受。
  6. 前記ピン(7)の外径面に滑り止め加工部(13)を形成した請求項1乃至5のいずれか一つに記載の分割軸受。
  7. 前記ピン(7)に、その径方向外側に突出、及び、ピン(7)内に収納自在に突起(14)を形成するとともに、前記締結穴(10)のピン挿し込み口側に縮径部(10a)、奥側に前記縮径部(10a)よりも内径の大きい拡径部(10b)を形成しつつ、この縮径部(10a)と拡径部(10b)の境目に段差部(10c)を形成し、
    この締結穴(10)にピン(7)を挿し込んで、前記拡径部(10b)において前記突起(14)を突出させた状態で、このピン(7)を引き抜く力が作用した際に、前記突起(14)と前記段差部(10c)とが当接して前記ピン(7)の抜け止めがなされるようにした請求項1乃至6のいずれか一つに記載の分割軸受。
  8. 前記突起(14)に、前記ピン(7)の先端側ほど縮径するテーパ(16)を形成した請求項7に記載の分割軸受。
  9. 前記突起(14)と前記ピン(7)との間、又は、前記突起(14)同士の間に弾性部材(15)を介在させ、前記ピン(7)を前記締結穴(10)に挿し込む際に、前記弾性部材(15)の付勢力に抗して前記突起(14)が前記ピン(7)内に収納される一方、前記ピン(7)の挿し込みが完了した際に、前記弾性部材(15)の付勢力によって、前記突起(14)が前記ピン(7)の外径側に突出するようにした請求項7又は8に記載の分割軸受。
  10. 請求項1乃至9のいずれか一つに記載の分割軸受に使用する結合治具。
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