JP2006055186A - グリル - Google Patents
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Abstract
【課題】 調理中にアフターバーナを自由に点火・消火できるようにして使い勝手を向上する。
【解決手段】
調理バーナ9の点火・消火操作を行う点消火ボタン3とは別に設けられ独立して操作可能なアフターバーナ専用の点消火スイッチ5と、点火時のモードを予め設定するモード選択スイッチ7とを設け、調理バーナ9の点火後からアフターバーナ専用点消火スイッチ5の操作を受け付けてアフターバーナ4の作動を切り替えるようにする。
【選択図】 図1
【解決手段】
調理バーナ9の点火・消火操作を行う点消火ボタン3とは別に設けられ独立して操作可能なアフターバーナ専用の点消火スイッチ5と、点火時のモードを予め設定するモード選択スイッチ7とを設け、調理バーナ9の点火後からアフターバーナ専用点消火スイッチ5の操作を受け付けてアフターバーナ4の作動を切り替えるようにする。
【選択図】 図1
Description
本発明は、被調理物から発生した煙を浄化するグリルに関する。
従来から、被調理物から発生した煙を、排気通路に設けたアフターバーナにより焼失させるグリルが知られている。こうした、無煙グリルにおいては、調理用バーナ(主バーナ)と同時にアフターバーナが燃焼するものが一般的であるが、特許文献1(特公平7−23775号)に提案されたグリルでは、主バーナだけを燃焼させる第1態様と、主バーナとアフターバーナとの両方を燃焼させる第2態様とを1つの操作で選択できるようにして、煙を発生しない被調理物に対してはアフターバーナを作動させないようにして省エネを図ることができる。
特公平7−23775号
しかしながら、このグリルでは、第2態様での調理途中で、アフターバーナだけを消火することが出来ない。つまり、主バーナのガス通路を開閉する操作ボタンとアフターバーナのガス通路を開閉する操作ボタンとが互いに機械的に関連付けられており、アフターバーナの操作ボタンを押すだけで両方のバーナが同時に点火するものの、その状態からアフターバーナのみを消火させようと再度アフターバーナの操作ボタンを押操作すると、主バーナも同時に消火してしまう。
従って、調理者が調理途中でアフターバーナを使用したくないと思った場合には、一旦グリルを消火してから第1態様を選択する点火操作をしなけならず、使い勝手が悪かった。
また、この特許文献1の別実施例には、主バーナとアフターバーナの各電磁弁の通電回路を切替える構成も開示されているが、1つの回転操作子を回してバーナの燃焼態様を選択するもので、操作間違えをしやすい。つまり、操作子の回転操作で各バーナの点消火と態様選択とが一緒になされるため、操作子の回転角度に注意をはらわないと調理者が望む態様が選択されないことがある。
従って、グリルの点火操作がシンプルでなく、操作部を見ながら点火操作する必要があり使いにくいものであった。
本願発明は上記課題を解決し、調理中にアフターバーナを自由に点火、消火できるようにして使い勝手を向上させることを目的とする。
従って、調理者が調理途中でアフターバーナを使用したくないと思った場合には、一旦グリルを消火してから第1態様を選択する点火操作をしなけならず、使い勝手が悪かった。
また、この特許文献1の別実施例には、主バーナとアフターバーナの各電磁弁の通電回路を切替える構成も開示されているが、1つの回転操作子を回してバーナの燃焼態様を選択するもので、操作間違えをしやすい。つまり、操作子の回転操作で各バーナの点消火と態様選択とが一緒になされるため、操作子の回転角度に注意をはらわないと調理者が望む態様が選択されないことがある。
従って、グリルの点火操作がシンプルでなく、操作部を見ながら点火操作する必要があり使いにくいものであった。
本願発明は上記課題を解決し、調理中にアフターバーナを自由に点火、消火できるようにして使い勝手を向上させることを目的とする。
上記課題を解決する本発明の請求項1記載のグリルは、
グリル庫内で被調理物を加熱する主バーナと、上記主バーナの点火および消火操作を行う主点消火操作部と、被調理物から発生した煙の排気通路に設けられ煙の浄化を行うアフターバーナとを備えたグリルにおいて、
上記主バーナの主点消火操作部とは別に独立して設けられ、上記主バーナの点消火操作部とは無関係に上記アフターバーナの点火および消火操作を行うアフターバーナ専用の点消火操作部を設けたことを要旨とする。
グリル庫内で被調理物を加熱する主バーナと、上記主バーナの点火および消火操作を行う主点消火操作部と、被調理物から発生した煙の排気通路に設けられ煙の浄化を行うアフターバーナとを備えたグリルにおいて、
上記主バーナの主点消火操作部とは別に独立して設けられ、上記主バーナの点消火操作部とは無関係に上記アフターバーナの点火および消火操作を行うアフターバーナ専用の点消火操作部を設けたことを要旨とする。
上記課題を解決する本発明の請求項2記載のグリルは、更に、
上記アフターバーナの燃焼中に動作する表示器を備えたことを要旨とする。
上記アフターバーナの燃焼中に動作する表示器を備えたことを要旨とする。
上記課題を解決する本発明の請求項3記載のグリルは、更に、
上記主バーナが消火状態にあるときに、上記アフターバーナ専用の点消火操作部の点火操作が行われても、上記アフターバーナを点火させない禁止手段を備えたことを要旨とする。
上記主バーナが消火状態にあるときに、上記アフターバーナ専用の点消火操作部の点火操作が行われても、上記アフターバーナを点火させない禁止手段を備えたことを要旨とする。
上記課題を解決する本発明の請求項4記載のグリルは、更に、
上記主バーナの点火時に上記アフターバーナを一緒に点火する浄化モードと上記アフターバーナを点火しない省エネモードとを予め選択するモード選択スイッチを上記主点火操作部とは別に備え、
上記主バーナの点火後に、上記アフターバーナ専用点消火操作部の操作を受け付けて上記アフターバーナの作動状態を変更することを要旨とする。
上記主バーナの点火時に上記アフターバーナを一緒に点火する浄化モードと上記アフターバーナを点火しない省エネモードとを予め選択するモード選択スイッチを上記主点火操作部とは別に備え、
上記主バーナの点火後に、上記アフターバーナ専用点消火操作部の操作を受け付けて上記アフターバーナの作動状態を変更することを要旨とする。
上記構成を有する本発明のグリルによれば、主バーナの主点消火操作部とは別に独立して設けられ、主バーナの点消火操作部とは無関係にアフターバーナの点火および消火操作を行うアフターバーナ専用の点消火操作部を設けたため、調理開始時(グリルの点火時)には主点火操作部だけを操作すればよく、調理途中で煙浄化機能の作動状態を切り替える場合には、アフターバーナ専用点消火操作部を操作するだけで、主バーナが消火することなくアフターバーナの燃焼状態が切り替わるため、非常に使い勝手が良い。
また、調理の開始時と終了時に必ず使用する主点火操作部と、好みに応じて任意に使用するアフターバーナ専用点消火操作部とを別々に設けたため、煙浄化機能選択を気にすることなく調理開始(主バーナの点火操作)することができ、操作に余分な気を使う必要がない。
更に、アフターバーナ専用点消火操作部を操作するだけで、アフターバーナの燃焼状態をいつでも自由に切り替えることができるため、調理の種類、調理状態等に応じて煙浄化機能を作動させたり、作動させずに省エネを図ったりして、使用者の意図に応じた使い方ができる。
また、調理の開始時と終了時に必ず使用する主点火操作部と、好みに応じて任意に使用するアフターバーナ専用点消火操作部とを別々に設けたため、煙浄化機能選択を気にすることなく調理開始(主バーナの点火操作)することができ、操作に余分な気を使う必要がない。
更に、アフターバーナ専用点消火操作部を操作するだけで、アフターバーナの燃焼状態をいつでも自由に切り替えることができるため、調理の種類、調理状態等に応じて煙浄化機能を作動させたり、作動させずに省エネを図ったりして、使用者の意図に応じた使い方ができる。
また、アフターバーナは、排気通路に設けられるため燃焼状態を視認することができず、煙浄化機能が働いているのか否か判りにくいが、請求項2に係る発明では、アフターバーナの燃焼中に表示器が動作するため、使用者にとって作動状況が判りやすくなり、一層、アフターバーナ専用点消火操作部の使い勝手が向上する。特に、アフターバーナ専用点消火操作部にフェザータッチ式のボタンを用いた場合のように操作ボタンのメカ的状態変化(凹凸など)を視認できないケースでは有効となる。
更に、請求項3に係る発明では、主バーナが消火状態にあるときに、アフターバーナ専用の点消火操作部の点火操作が行われても、アフターバーナを点火させない禁止手段を備えたため、非調理中において誤ってアフターバーナ専用点消火操作部を操作してもアフターバーナが燃焼することがなく安全である。
また、請求項4に係る発明では、アフターバーナを燃焼させる浄化モードとアフターバーナを燃焼させない省エネモードとを予め選択しておくことができ、調理開始時にはこのモードに応じてアフターバーナが作動する。また、調理途中で浄化機能を切り替える場合には、アフターバーナ専用点消火操作部の操作によりアフターバーナの燃焼状態が切り替わる。
従って、モードを気にすることなく主点消火操作部を操作するだけで調理が開始され、その後は、必要に応じてアフターバーナ専用点消火操作部を操作するだけで調理を停止させることなく浄化機能の作動を切り替えることができる。
また、使用者の好み(室内汚染防止か省エネのどちらを重んじるか)に応じて、予め初期モードを設定しておくことができ、アフターバーナ専用点消火操作部の操作回数を減らすことができる。
従って、モードを気にすることなく主点消火操作部を操作するだけで調理が開始され、その後は、必要に応じてアフターバーナ専用点消火操作部を操作するだけで調理を停止させることなく浄化機能の作動を切り替えることができる。
また、使用者の好み(室内汚染防止か省エネのどちらを重んじるか)に応じて、予め初期モードを設定しておくことができ、アフターバーナ専用点消火操作部の操作回数を減らすことができる。
以上説明した本発明の構成、作用を一層明らかにするために、以下、本発明のグリルにおける好的な実施形態について説明する。
図1は、一実施例としてのガスグリルを搭載したガスビルトインコンロの概略斜視図であり、図2は、ガスグリルの側断面概略構成図である。
図1に示すビルトインコンロは、キッチンカウンターに組み込まれるもので、トッププレート100の左右の開口からコンロバーナ101を臨ませた2組のコンロ部102と、本体の中央に設けられるグリル1とを備える。
本体正面には、魚等の被調理物Fを出し入れするグリル扉2を中央に備え、更にその両側には、2組のコンロ部102をそれぞれ点火/消火操作するための点消火ボタン102L、102Rと、グリル1の調理バーナを点火/消火操作するための点消火ボタン3と(本発明の主点火操作部に相当する)、後述するアフターバーナ4の点火/消火操作をするためのアフターバーナ点消火スイッチ5と、アフターバーナ4の燃焼中に点灯するアフターバーナモニタランプ6と、後述するモードを選択するモード選択スイッチ7とを備える。
本体正面には、魚等の被調理物Fを出し入れするグリル扉2を中央に備え、更にその両側には、2組のコンロ部102をそれぞれ点火/消火操作するための点消火ボタン102L、102Rと、グリル1の調理バーナを点火/消火操作するための点消火ボタン3と(本発明の主点火操作部に相当する)、後述するアフターバーナ4の点火/消火操作をするためのアフターバーナ点消火スイッチ5と、アフターバーナ4の燃焼中に点灯するアフターバーナモニタランプ6と、後述するモードを選択するモード選択スイッチ7とを備える。
グリル1は、図2に示すように、被調理物Fを収納して燃焼空間を形成するグリル庫8と、グリル庫8の上方左右両側に設けられ被調理物Fを上方から加熱する上バーナ9aと、グリル庫8の下方左右両側に設けられ被調理物Fを下方から加熱する下バーナ9bと、グリル庫8後方左右両側で上バーナ9aと下バーナ9bとの火移りを行う火移りバーナ9cと、グリル庫8の中段で被調理物Fを載置する焼網10と、焼網10を支持するとともに被調理物Fから落下する油汁を受ける汁受皿11と、グリル扉2の下部で汁受皿11を連結したグリル取手12とを備える。上バーナ9aと下バーナ9bとは、本発明の主バーナに相当する。以下の説明において、上下、左右、火移りバーナを区別しないときは単に調理バーナ9と呼び、左右を区別するときはその符号末尾にL,Rを付加する。
グリル庫8の後方には、グリル庫8背面8aの下部で連通し排気を器具外に排出するための排気ダクト13が設けられる。この排気ダクト13は、グリル庫8の背部で縦方向に形成される縦ダクト13aと、縦ダクト13aの上端から後方に上向き傾斜した傾斜ダクト13bを備え、その後端に排気口14が形成される。傾斜ダクト14の上傾斜面には、燃焼面をダクト内に向けた表面燃焼式のアフターバーナ4が設けられる。このアフターバーナ4は、被調理物Fから発生した煙を焼き切り消失させ無臭無煙化(煙の浄化)を図るものである。
排気口14は、トッププレート100に形成された排気開口103に臨んで設けられると共に、その内部に触媒フィルタ15が装着される。この触媒フィルタ15は、複数の開口を形成した耐熱性のセラミック板に白金などの酸化触媒を担持させたもので、排気口14の通路全体を覆うように設けられ、排気上流側近傍に設けられたアフターバーナ4により加熱されて活性化し、煙が触媒フィルタ15を通過する時に煙を酸化して無臭無煙化を図るものである。
従って、本実施例ではアフターバーナ4と触媒フィルタ15とで煙浄化部を構成している。
尚、図中において符号104は、トッププレート100の排気開口103に装着され、ゴミ等の進入を防止する排気キャップである。
排気口14は、トッププレート100に形成された排気開口103に臨んで設けられると共に、その内部に触媒フィルタ15が装着される。この触媒フィルタ15は、複数の開口を形成した耐熱性のセラミック板に白金などの酸化触媒を担持させたもので、排気口14の通路全体を覆うように設けられ、排気上流側近傍に設けられたアフターバーナ4により加熱されて活性化し、煙が触媒フィルタ15を通過する時に煙を酸化して無臭無煙化を図るものである。
従って、本実施例ではアフターバーナ4と触媒フィルタ15とで煙浄化部を構成している。
尚、図中において符号104は、トッププレート100の排気開口103に装着され、ゴミ等の進入を防止する排気キャップである。
次に、グリルの点火/消火を司る構成について図3を用いて説明する。
器具内に配設されるガス配管は、その上流側からマグネット安全弁20、主弁21が設けられ、その下流側で左調理バーナ9L、右調理バーナ9R、アフターバーナ4へのガス供給路に分岐される。
マグネット安全弁20と主弁21とは、周知のプッシュプッシュ機構により開閉されるもので、点消火ボタン3の押し操作により両弁が機械的に押されて開弁し、点消火ボタン3から手を離すことにより主弁21が開弁位置に係止されると共にマグネット安全弁20が閉弁可能状態に置かれるものの電磁コイル20cへの通電により開弁状態が維持され、消火時には、点消火ボタン3を再度押操作して手を離すことにより主弁21の開弁係止が解除されて主弁21が閉弁するように構成される。
また、プッシュプッシュ機構の進退動を利用して、主弁21が開弁状態に置かれている時に接点がオンするコックスイッチ22が設けられる。
また、アフターバーナ4へ分岐するガス供給路には、電磁弁23およびガスガバナ29が設けられる。
従って、主弁21およびマグネット安全弁20が開弁し調理バーナ9へガス供給されている状態に限って、アフターバーナ4へのガス供給が可能となっている。
器具内に配設されるガス配管は、その上流側からマグネット安全弁20、主弁21が設けられ、その下流側で左調理バーナ9L、右調理バーナ9R、アフターバーナ4へのガス供給路に分岐される。
マグネット安全弁20と主弁21とは、周知のプッシュプッシュ機構により開閉されるもので、点消火ボタン3の押し操作により両弁が機械的に押されて開弁し、点消火ボタン3から手を離すことにより主弁21が開弁位置に係止されると共にマグネット安全弁20が閉弁可能状態に置かれるものの電磁コイル20cへの通電により開弁状態が維持され、消火時には、点消火ボタン3を再度押操作して手を離すことにより主弁21の開弁係止が解除されて主弁21が閉弁するように構成される。
また、プッシュプッシュ機構の進退動を利用して、主弁21が開弁状態に置かれている時に接点がオンするコックスイッチ22が設けられる。
また、アフターバーナ4へ分岐するガス供給路には、電磁弁23およびガスガバナ29が設けられる。
従って、主弁21およびマグネット安全弁20が開弁し調理バーナ9へガス供給されている状態に限って、アフターバーナ4へのガス供給が可能となっている。
左右の上バーナ9aL、9aRには、燃料ガスに火花放電をおこなって点火する点火器24L、24Rと、燃焼状態を検知する熱電対を用いた炎検知器25L、25Rとを備え、アフターバーナ4にも同様の点火器26と炎検知器27とを備える。
器体本体内には、グリル1の点消火を制御するコントローラ30が設けられる。
このコントローラ30には、上述した点火器24L、24R、26、炎検知器25L、25R、27、電磁弁23、マグネット安全弁20の電磁コイル20c、コックスイッチ22が接続されるとともに、器体前面パネルに設けたアフターバーナ点消火スイッチ5、アフターバーナモニタランプ6、モード選択スイッチ7、ブザー31が接続され、以下の点消火制御を行う。
器体本体内には、グリル1の点消火を制御するコントローラ30が設けられる。
このコントローラ30には、上述した点火器24L、24R、26、炎検知器25L、25R、27、電磁弁23、マグネット安全弁20の電磁コイル20c、コックスイッチ22が接続されるとともに、器体前面パネルに設けたアフターバーナ点消火スイッチ5、アフターバーナモニタランプ6、モード選択スイッチ7、ブザー31が接続され、以下の点消火制御を行う。
図4は、コントローラ30が実行する点消火制御を表わすもので、点消火ボタン3の押操作によりコックスイッチ22がオンすると起動する。
まず、モード選択スイッチ7の状態を読み取り(S1)、煙浄化モードが選択されているか省エネモードが選択されているか判断する。このモード選択スイッチ7は、本実施例ではスライド操作式のスイッチで、図5に示すようにスライドつまみ7aが左側に位置するときに省エネモードが、右側に位置するときに煙浄化モードが選択される。省エネモードであれば、調理バーナ9の点火器24を作動させるとともにマグネット安全弁20の電磁コイル20cに通電して調理バーナ9の燃焼を開始させる(S2)。
煙浄化モードであれば、これに加えて、アフターバーナ4の点火器26を作動させるとともに電磁弁23に通電してアフターバーナ4の燃焼を開始させる。このとき、アフターバーナモニタランプ6を点灯して使用者に煙浄化機能を働かせていることを報知する(S3)。
まず、モード選択スイッチ7の状態を読み取り(S1)、煙浄化モードが選択されているか省エネモードが選択されているか判断する。このモード選択スイッチ7は、本実施例ではスライド操作式のスイッチで、図5に示すようにスライドつまみ7aが左側に位置するときに省エネモードが、右側に位置するときに煙浄化モードが選択される。省エネモードであれば、調理バーナ9の点火器24を作動させるとともにマグネット安全弁20の電磁コイル20cに通電して調理バーナ9の燃焼を開始させる(S2)。
煙浄化モードであれば、これに加えて、アフターバーナ4の点火器26を作動させるとともに電磁弁23に通電してアフターバーナ4の燃焼を開始させる。このとき、アフターバーナモニタランプ6を点灯して使用者に煙浄化機能を働かせていることを報知する(S3)。
こうして加熱調理が開始された後は、バーナ失火が検知されたか、消火操作されたか、アフターバーナ点消火スイッチ5が押されたか、といった判断処理を繰り返す(S4〜S6)。
調理中に炎検知器25、27により調理バーナ9あるいはアフターバーナ4で失火を検知した場合には、ブザー31を鳴動し(S7)、全ての電気負荷への通電を停止する(S8)。従って、マグネット安全弁20が閉弁して全てのバーナへの燃料供給を遮断すると同時に、電磁弁23も閉弁状態になる。
また、調理中にアフターバーナ点消火スイッチ5が操作された場合には、アフターバーナ4の燃焼状態を切り替える(S9)。本実施例では、アフターバーナ点消火スイッチ5としてフェザータッチ式スイッチを用いており、その接点がONする信号の立ち上がりをコントローラ30で検知してアフターバーナ4の燃焼状態を切り替える。従って、アフターバーナ4が燃焼中であれば、電磁弁23への通電をオフして燃焼停止させるとともにアフターバーナモニタランプ6を消灯させ(S10)、逆にアフターバーナ4が消火中であれば、電磁弁34と点火器26へ通電してアフターバーナ6を燃焼させるとともにアフターバーナモニタランプ6を点灯させる(S11)。
この結果、調理中にアフターバーナ4の燃焼状態を自由に切り替えることができ、従来の様に調理を一旦終了する必要もなく使い勝手がよい。
調理中にこうした処理を繰り返し、最終的に使用者が点消火ボタン3を押して消火操作を行うと(S5)、コックスイッチ22がオフし、このスイッチオフを検知して全ての電気負荷への通電を停止する(S8)。
従って、それ以降は、全ての電気負荷への通電が停止されているため、アフターバーナ4の点火動作が禁止され、誤ってアフターバーナ点消火スイッチ5を操作しても点火することなく安全である。
調理中に炎検知器25、27により調理バーナ9あるいはアフターバーナ4で失火を検知した場合には、ブザー31を鳴動し(S7)、全ての電気負荷への通電を停止する(S8)。従って、マグネット安全弁20が閉弁して全てのバーナへの燃料供給を遮断すると同時に、電磁弁23も閉弁状態になる。
また、調理中にアフターバーナ点消火スイッチ5が操作された場合には、アフターバーナ4の燃焼状態を切り替える(S9)。本実施例では、アフターバーナ点消火スイッチ5としてフェザータッチ式スイッチを用いており、その接点がONする信号の立ち上がりをコントローラ30で検知してアフターバーナ4の燃焼状態を切り替える。従って、アフターバーナ4が燃焼中であれば、電磁弁23への通電をオフして燃焼停止させるとともにアフターバーナモニタランプ6を消灯させ(S10)、逆にアフターバーナ4が消火中であれば、電磁弁34と点火器26へ通電してアフターバーナ6を燃焼させるとともにアフターバーナモニタランプ6を点灯させる(S11)。
この結果、調理中にアフターバーナ4の燃焼状態を自由に切り替えることができ、従来の様に調理を一旦終了する必要もなく使い勝手がよい。
調理中にこうした処理を繰り返し、最終的に使用者が点消火ボタン3を押して消火操作を行うと(S5)、コックスイッチ22がオフし、このスイッチオフを検知して全ての電気負荷への通電を停止する(S8)。
従って、それ以降は、全ての電気負荷への通電が停止されているため、アフターバーナ4の点火動作が禁止され、誤ってアフターバーナ点消火スイッチ5を操作しても点火することなく安全である。
そして、次に調理開始するときには、前回の調理時にアフターバーナ4を燃焼させたか否かにかかわらず、モード選択スイッチ7で予め設定されている通りのモードに従って燃焼を開始する。このため、調理開始時におけるモードを変更したい場合には、このモード選択スイッチ7で前もって切り替えておけば、以降、その切り替えられたモードで調理開始される。従って、使用者の好みに応じたモードに設定しておくことで、調理中でのアフターバーナ4の点消火操作をおこなう頻度を減らすことができ、使い勝手がよい。
次に、このグリル1の煙浄化メカニズムについて説明する。
使用者の点火操作によりグリル庫8内の各調理バーナ9が燃焼を開始すると、燃焼により発生する高温排気がグリル庫8内に充満し被調理物Fを加熱する。この燃焼排気は、被調理物Fを加熱したのち排気ダクト13に溢れてグリル庫8から排出されるが、このとき、被調理物Fから発生した煙も排気と一緒に排気ダクト13に流れる。
アフターバーナ4は、この排気中に含まれる煙や臭い成分を焼いて消失させるとともに、触媒フィルター15を加熱して活性化しその浄化機能を高める。
排気ダクト13を流れる排気中に含まれる煙や臭い成分は、アフターバーナ4の火炎に接触してほとんど消失するが、完全には消失しきれない場合が有る。そこで、残りの煙や臭い成分を触媒フィルター15に通過させて酸化することにより無臭無煙化が実現される。
使用者の点火操作によりグリル庫8内の各調理バーナ9が燃焼を開始すると、燃焼により発生する高温排気がグリル庫8内に充満し被調理物Fを加熱する。この燃焼排気は、被調理物Fを加熱したのち排気ダクト13に溢れてグリル庫8から排出されるが、このとき、被調理物Fから発生した煙も排気と一緒に排気ダクト13に流れる。
アフターバーナ4は、この排気中に含まれる煙や臭い成分を焼いて消失させるとともに、触媒フィルター15を加熱して活性化しその浄化機能を高める。
排気ダクト13を流れる排気中に含まれる煙や臭い成分は、アフターバーナ4の火炎に接触してほとんど消失するが、完全には消失しきれない場合が有る。そこで、残りの煙や臭い成分を触媒フィルター15に通過させて酸化することにより無臭無煙化が実現される。
以上説明した本実施例のグリルによれば、調理バーナ9用の点消火ボタン3と、モードを予め設定しておくモード選択スイッチ7と、調理途中でアフターバーナ4の燃焼状態を切り替えるアフターバーナ点消火スイッチ5とを独立して別々に備えているため、調理開始時には煙浄化機能の選択を考えることなく点消火ボタン3だけを操作し、調理途中で煙浄化機能の作動状態を切り替えたいと思った場合にのみ、アフターバーナ点消火スイッチ5を操作すればよいため、点火操作に煙浄化機能の選択といった余計な気を使わなくて済む。しかも、途中で調理が終了してしまうことなくアフターバーナ4の燃焼状態を切り替えることができるため、非常に使い勝手がよい。
また、モード選択スイッチ7により、使用者の好み(室内汚染防止か省エネのどちらを重んじるか)に応じて、点火時におけるモードを予め設定しておくことができるため、アフターバーナ点消火スイッチ5の操作回数を減らすことができる。
また、アフターバーナ4は、排気通路に設けられるため燃焼状態を視認することができず、煙浄化機能が働いているのか否か判りにくいが、アフターバーナ4の燃焼中に点灯するアフターバーナモニタランプ6を設けたため、使用者にとって作動状況が判りやすくなり、一層、アフターバーナ点消火スイッチ5の使い勝手が向上する。特に、アフターバーナ点消火スイッチ5にフェザータッチ式のボタンを用いた場合のように操作ボタンのメカ的状態変化(凹凸など)を視認できないケースでは有効となる。
また、調理バーナ9が消火状態にあるときに、アフターバーナ点消火ボタン5が操作されてもアフターバーナ4を点火させないため、非調理中において誤ってアフターバーナ点消火スイッチ5を操作してもアフターバーナ4が燃焼することがなく安全である。
また、モード選択スイッチ7により、使用者の好み(室内汚染防止か省エネのどちらを重んじるか)に応じて、点火時におけるモードを予め設定しておくことができるため、アフターバーナ点消火スイッチ5の操作回数を減らすことができる。
また、アフターバーナ4は、排気通路に設けられるため燃焼状態を視認することができず、煙浄化機能が働いているのか否か判りにくいが、アフターバーナ4の燃焼中に点灯するアフターバーナモニタランプ6を設けたため、使用者にとって作動状況が判りやすくなり、一層、アフターバーナ点消火スイッチ5の使い勝手が向上する。特に、アフターバーナ点消火スイッチ5にフェザータッチ式のボタンを用いた場合のように操作ボタンのメカ的状態変化(凹凸など)を視認できないケースでは有効となる。
また、調理バーナ9が消火状態にあるときに、アフターバーナ点消火ボタン5が操作されてもアフターバーナ4を点火させないため、非調理中において誤ってアフターバーナ点消火スイッチ5を操作してもアフターバーナ4が燃焼することがなく安全である。
以上本発明の実施例について説明したが、本発明はこうした実施例に何等限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲において、種々なる態様で実施し得ることは勿論である。
例えば、調理バーナ9やアフターバーナ4の燃焼方式や配置等は任意に変更できるものであり、また、触媒フィルタ15は必ずしも設けなくてもよい。さらに、モード選択スイッチ7を設けずに、予めモードが固定されているものであってもよい。
例えば、調理バーナ9やアフターバーナ4の燃焼方式や配置等は任意に変更できるものであり、また、触媒フィルタ15は必ずしも設けなくてもよい。さらに、モード選択スイッチ7を設けずに、予めモードが固定されているものであってもよい。
本発明は、ガステーブルコンロ、ガスビルトインコンロなどのグリルを組込んだガス器具だけでなく、魚焼器のようにグリル単体の調理器にも適用できる。
1・・・グリル、3・・・点消火ボタン、4・・・アフターバーナ、5・・・アフターバーナ点消火スイッチ、6・・・アフターバーナモニタランプ、7・・・モード選択スイッチ、8・・・グリル庫、9・・・調理バーナ、13・・・排気ダクト、15・・・触媒フィルタ、23・・・電磁弁、30・・・コントローラ、F・・・被調理物。
Claims (4)
- グリル庫内で被調理物を加熱する主バーナと、上記主バーナの点火および消火操作を行う主点消火操作部と、被調理物から発生した煙の排気通路に設けられ煙の浄化を行うアフターバーナとを備えたグリルにおいて、
上記主バーナの主点消火操作部とは別に独立して設けられ、上記主バーナの点消火操作部とは無関係に上記アフターバーナの点火および消火操作を行うアフターバーナ専用の点消火操作部を設けたことを特徴とするグリル。 - 上記アフターバーナの燃焼中に動作する表示器を備えたことを特徴とする請求項1記載のグリル。
- 上記主バーナが消火状態にあるときに、上記アフターバーナ専用の点消火操作部の点火操作が行われても、上記アフターバーナを点火させない禁止手段を備えたことを特徴とする請求項1または2記載のグリル。
- 上記主バーナの点火時に上記アフターバーナを一緒に点火する浄化モードと上記アフターバーナを点火しない省エネモードとを予め選択するモード選択スイッチを上記主点火操作部とは別に備え、
上記主バーナの点火後に、上記アフターバーナ専用点消火操作部の操作を受け付けて上記アフターバーナの作動状態を変更することを特徴とする請求項1ないし3の何れかに記載のグリル。
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- 2004-08-17 JP JP2004236998A patent/JP2006055186A/ja active Pending
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