JP2006052205A - 抗菌性組成物、抗菌性樹脂成形体、抗菌性組成物含有溶液、洗浄剤、畳表および畳 - Google Patents
抗菌性組成物、抗菌性樹脂成形体、抗菌性組成物含有溶液、洗浄剤、畳表および畳 Download PDFInfo
- Publication number
- JP2006052205A JP2006052205A JP2005136708A JP2005136708A JP2006052205A JP 2006052205 A JP2006052205 A JP 2006052205A JP 2005136708 A JP2005136708 A JP 2005136708A JP 2005136708 A JP2005136708 A JP 2005136708A JP 2006052205 A JP2006052205 A JP 2006052205A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- antibacterial
- antibacterial composition
- composition
- agent
- benzimidazole
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Images
Landscapes
- Floor Finish (AREA)
- Detergent Compositions (AREA)
- Agricultural Chemicals And Associated Chemicals (AREA)
- Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)
Abstract
【課題】初期抗菌性能や抗菌性能の持続性に優れるとともに、対応できる菌類の種類も多く、かつ、安全性からも問題のない抗菌性組成物および抗菌性組成物を備えた抗菌性樹脂成形体を提供する。
【解決手段】有機系抗菌剤と無機系抗菌剤を含有する抗菌性組成物であり、無機系抗菌剤として銀または銅を担持したリン酸ジルコニウムまたはその塩を、有機系抗菌剤として2−メルカプトピリジン−N−オキシドナトリウム、カルベンダジム(1H−2−ベンゾイミダゾールカルバミン酸メチル)、チアベンダゾール(2−(4−チアゾリル)−1H−ベンゾイミダゾール)を使用でき、これらの成分はハロゲンを含まないので、抗菌性組成物をハロゲンレスとすることができる。この抗菌性組成物は、樹脂材料と共に成形したり、塗布剤と共に樹脂成形体に塗布するなどにより抗菌性樹脂成形体として適用することができる。
【選択図】 なし
Description
なお、本発明において、「抗菌性(抗菌効果)」とは、真菌や細菌などの菌類の生育や繁殖を阻止するといった抗菌効果そのものに加えて、防カビ・抗カビ効果や、防藻効果といったものも含むものである。
かかる本発明によれば、無機系抗菌剤として金属を担持したジルコニウムまたはその塩あるいはゼオライト、特に、銀または銅を担持したリン酸ジルコニウムまたはその塩あるいはゼオライトを採用することにより、人体への安全性に優れ、抗菌速度も速く、また抗菌性能の持続性にも優れる抗菌性組成物となる。
かかる本発明によれば、有機系抗菌剤としてピリジン系抗菌剤とベンゾイミダゾール系抗菌剤を組み合わせて使用すれば、相乗効果により各成分個々では効果のない微生物に対しても抗菌性を発揮することができる。そして、かかる抗菌性は、ピリジン系抗菌剤として2−メルカプトピリジン−N−オキシドナトリウムを、ベンゾイミダゾール系抗菌剤としてカルベンダジム(1H−2−ベンゾイミダゾールカルバミン酸メチル)およびチアベンダゾール(2−(4−チアゾリル)−1H−ベンゾイミダゾール)のうちの少なくともいずれか一方を採用した場合により好適に発揮されることとなる。
かかる発明によれば、相乗効果により各成分個々では効果のない微生物に対しても抗菌性を発揮することができる。そして、かかる抗菌性は、2−(4−チアゾリル)−1H−ベンゾイミダゾールおよび2−ベンゾイミダゾールカルバミン酸メチルを採用した場合により好適に発揮されることとなる。
かかる本発明によれば、構成成分である有機系抗菌剤および無機系抗菌剤が実質的にハロゲンを含まないため、抗菌性組成物をハロゲンレス(ノンハロゲン)とすることができ、抗菌性組成物を焼却処理した場合であってもダイオキシンが生成することもなく、また、抗菌性組成物を樹脂に含有させて成形体を成形する際に、成形金型を腐食することを防止することができる。
ここで、本発明において「実質的に」とは、本発明の効果に影響ない範囲で、意図的に、ごく微量のハロゲン成分(ハロゲン原子)を抗菌性組成物の構成成分中に存在させたものも含む概念である。
この本発明によれば、抗菌性組成物全体に対する無機系抗菌剤の含有率を特定範囲としているので、初期抗菌特性や抗菌特性の持続性の向上などといった無機系抗菌剤を含有させる効果を最大限に発揮させることができ、前記した本発明の効果をより好適に発揮することができる。
この本発明の抗菌性樹脂成形体は、本発明の抗菌性組成物を備えているので、前記した本発明の効果を効果的に発揮できる抗菌性樹脂成形体を提供することができ、かかる効果は、抗菌性組成物を成形体に対して0.01質量%以上10.0質量%以下で含有するようにすれば、さらに好適に発揮される。
また、本発明の抗菌性樹脂成形体をフィルム状またはシート状あるいはこれらの積層体に形成することにより、各種用途に利用でき、使い勝手がよい。
log(A/C)≧0
A:接種直後の標準布の菌数
C:18時間培養後の加工布の生菌数
菌種:黄色ブドウ球菌と肺炎桿菌
本発明では、成形体中に本発明の抗菌性組成物を配合したときに、その成形体中に含まれる無機系抗菌剤が0.5質量%未満であっても、社団法人繊維評価技術協議会で規定された殺菌活性値がlog(A/C)≧0を満たし、広い抗菌スペクトルを示し低いMIC値の抗菌効果を発揮する。
特に、無機系抗菌剤が0.05質量%以上、好ましくは0.1質量%以上0.4質量%以下でも、この抗菌効果が良好に発揮される。このような抗菌性組成物が低濃度でも、本発明の抗菌性組成物は、従来の抗菌性組成物では到底得られない広い抗菌スペクトルを示し低いMIC値の優れた抗菌効果を示す。
本発明の抗菌性組成物は、菌類の忌避効果を備えているため、菌類などと直接接触しなくとも抗菌効果を奏することができるので、成形体を多層シートとした場合にあっては、抗菌性組成物を含有する層が、多層シートの中間層等の外層に表れていないようにしても、シートに対して抗菌性組成物の奏する効果を好適に付与することができる。
この発明では、上述した抗菌性組成物を溶液中に分散せしめたので、溶液中の菌類との接触効果が向上し、抗菌性組成物が低濃度でも十分な抗菌効果を発揮できる。すなわち、低濃度、例えば使用時の抗菌性組成物の濃度が10ppm以上1000ppm以下の溶液でも、実用上問題なく使用できる。このような特性を生かして、塗料や溶媒などと配合して塗布材料や散布材料として好適に利用できる。
この濃度の溶液は、前記した濃度に希釈して用いる所謂マスターバッチとして用いることが通常である。
ここで、0.1質量%未満では、マスターバッチとしての効果があまり無く、50質量%を超えると、溶液中で抗菌性組成物が均一に分散し難くなる。したがって、抗菌性組成物の濃度を0.1質量%以上50質量%以下とする。
本発明では、上述した抗菌性組成物含有溶液を含有したので、低いMIC値でも格段に広い抗菌スペクトルが得られるという効果を奏する洗浄剤を提供できる。ここで、洗浄剤としては、洗浄を主体とするものに限らず、例えば床用ワックスなどのワックスも含むものである。さらに、洗浄または塗布の際に上述した抗菌効果が得られるとともに洗浄後に菌類の発生も抑制でき、使い勝手が向上する。そして、例えば主に床面に散布するクリーナやワックス、または両者の機能を持つ塗布剤として利用できる。
なお、本発明の抗菌性組成物を配合する溶媒は、水や有機溶媒、油、塗料などの液状有機化合物、および、これらの混合物のいずれでも構わないが、特に床や壁に塗るクリーナやワックスなどのように、人が触れる可能性がある製品に使用する場合は、安全面や環境負荷を低くすることを考慮して、水または水を主成分とする溶液にすることが好ましい。
本発明の畳表では、上述した抗菌性組成物を含有したフィルムにより形成しているので、本発明における人体や環境に影響がなく、かつ、相乗効果による低いMIC値でも格段に広い抗菌スペクトルが得られ、効率よく高い抗菌作用が容易に得られるという効果を奏する畳表を提供できる。さらに、凹凸があり菌類が発生しやすく人体が直接接触する畳表でも良好な抗菌効果が得られる。
本発明の畳では、上述した抗菌性組成物を含有したフィルムを備えているので、本発明における人体や環境に影響がなく、かつ、相乗効果による低いMIC値でも格段に広い抗菌スペクトルが得られ、効率よく高い抗菌作用が容易に得られるという効果を奏する畳を提供できる。さらに、畳表の裏面側などの通常は視認できない部位でも、良好に菌類の発生が防止される。
ここで、抗菌性組成物を構成する有機系抗菌剤としては、ピリジン系抗菌剤やベンゾイミダゾール系抗菌剤を使用することが好ましく、この両者を組み合わせて使用することが特に好ましい。ピリジン系抗菌剤とベンゾイミダゾール系抗菌剤とを組み合わせて使用すれば、相乗効果により各成分個々では効果のない微生物に対しても抗菌性を発揮することができるため好ましい。
ここで、抗菌性樹脂成形体を構成する樹脂材料としては、特に制限はないが、ポリエチレン系樹脂、ポリプロピレン系樹脂、ポリウレタン系樹脂、ポリカーボネート系樹脂、ポリスチレン系樹脂、ポリエステル系樹脂、アクリル樹脂、ポリ塩化ビニル樹脂などの樹脂材料の一種を単独で、または二種以上を組み合わせて使用することができる。また、繊維強化プラスチック(Fiber Reinforced Plastic:FRP)に添加してもよい。
ここで、抗菌性樹脂成形体に対する抗菌性組成物の含有率は、成形体に対して抗菌性組成物を0.01〜10.0質量%含有させることが好ましく、0.05〜2.0質量%含有させることが特に好ましい。抗菌性樹脂成形体に対する抗菌性組成物の含有率が0.01質量%より小さいと、当該組成物の奏する効果を成形体に付与することができない場合がある。一方、抗菌性組成物の含有率が10.0質量%を超えると、それ以上添加しても抗菌性能はほとんど変化がない。さらには、成形体の成形性に影響を与える場合がある。また、抗菌性組成物を構成する成分は一般に高価なため、コストの点からも問題となる。
なお、本発明において、抗菌性組成物の含有率とは、抗菌性樹脂成形体が積層体であって、その一部の層に抗菌性組成物が存在するようにする場合にあっては、かかる層における含有率を示す。
そして、本発明の抗菌性組成物は、結晶化度が比較的に低い樹脂材料を用いることが好ましい。すなわち、結晶化度が低い樹脂材料の方が、樹脂材料中に存在する抗菌性組成物による抗菌作用が発揮されやすくなるためである。
なお、このように中間層2に対して抗菌性組成物を含有させる場合にあっては、外層3の厚みは1mm以下、好ましくは300μm以下とすればよい。
なお、ベンゾイミダゾール系抗菌剤として、例えば、メチル−2−ベンゾイミダゾールカルバミン酸メチル、エチル−2−ベンゾイミダゾールカルバミン酸メチルなど、他のいずれのベンゾイミダゾール系でもよい。
表1に記載される処方の各成分を混合して、実施例1,2および比較例1の抗菌性組成物を調製した。
なお、比較例1の構成は、実施例1において無機系抗菌剤を配合せず、各成分を等量(1/3)ずつ混合したものである(表1では、含有率は、便宜的に33.3質量%と記載している)。
抗菌性組成物の抗菌性能試験:
実施例1で得られた抗菌性組成物について、下記の試験方法に従って最小生育阻止濃度(MIC値:Minimum Inhibitory Concentrationの略)(ppm)を測定し、抗菌性能を評価した。
(i) 抗菌性組成物を所定の濃度(1000ppm、100ppm、50ppmなど)となるように、ジメチルスルホキシドで希釈して抗菌剤懸濁液を調製した。
テキスタイル試験:
実施例1および比較例1で得られた抗菌性組成物について、下記の試験方法に従ってテキスタイル試験を行い、一般繊維製品に対する抗菌性能を比較・評価した。結果を表8に示す。
試験方法はJIS L1902(1998)に従い、下記の(i)〜(iii)により行った。試験菌種としては、黄色ぶどう球菌(Staphylococcus aureus)を用いた。
(i) テキスタイルサンプルの調製:
一液タイプのポリウレタン樹脂(大日精化工業(株)製)に対して、実施例1または比較例1の抗菌剤組成物を、乾燥重量で0.5質量%となるように添加、分散させた。
次に、このポリウレタン樹脂を離型紙上にバーコータまたはナイフコータでコーティングした後、80℃で乾燥して、抗菌剤組成物が0.5質量%含有された、厚みが10μmのポリウレタンフィルムを調製した。このウレタンフィルムをポリエステル生地に2液タイプの反応硬化型ポリウレタン接着剤を用いて貼り合わせて、サイズが100mm×100mmのテキスタイルサンプルを得た。
なお、ブランクとして、抗菌性組成物を含有しないテキスタイルサンプルも併せて調製した。
抗菌活性値a = log10A−log10C …… (I)
A:ブランクのテキスタイルサンプルの培養前の菌数(個)
C:実施例1または比較例1のテキスタイルサンプルの培養後の菌数(個)
一方、無機系抗菌剤を含まない比較例1の抗菌性組成物を備えたテキスタイルサンプル(比較例1のテキスタイルサンプル)は、抗菌活性値が0より小さく(−0.65)、抗菌活性を示さなかった。
成形体(シート)の抗菌性能試験:
実施例1の抗菌性組成物を含有した成形体として、下記の構成のシートを調製した。そして、かかるシートの抗菌性能を表10に示した試験菌類を用いて、下記の試験方法および判定基準に従って確認した。結果を表11に示す。
(シートの構成)
図1に示した多層シート1において、中間層2に対して実施例1の抗菌性組成物を、中間層2のポリプロピレン樹脂(F744NP:出光石油化学(株)製)に対して0.05質量%含有させた材料を、また、両面の外層3には前記のポリプロピレン樹脂をそのまま用いた材料をTダイ押出して、ポリプロピレン樹脂からなる3層シートを調製した。
なお、中間層2の厚みは100μm、両面の外層3の厚みは、それぞれ20μmとなるようにした(これを、「実施例1−aのシート」という)。
なお、ブランクとして、前記したポリプロピレン樹脂からなり、抗菌性組成物を含有しない、厚みが100μmの単層シートも併せて調製した(これを「参考例のシート」という)。
(i) 無機塩培地の調製:
表9に示した構成からなる無機塩培地を調製し、これを121℃で20分間オートクレーブ殺菌後、苛性ソーダ水溶液(NaOH水溶液)によりpHが6.0〜6.5となるように調整した。
下記の表10に示した菌株からなるカビの胞子を減菌水に懸濁させ、ろ過して濃度が約1×106cell/mlの混合胞子液を調製した。なお、胞子の懸濁には、ラウリル硫酸ナトリウムを用いて分散を行うようにした。
判 定 内 容
1 試験片表面にカビが全く発育しない
2 カビの発育が試験片全面の10%未満である
3 カビの発育が試験片全面の10%以上30%未満である
4 カビの発育が試験片全面の30%以上60%未満である
5 カビの発育が試験片全面の60%以上である
抗菌性組成物の金属腐食試験:
サイズ50mm×50mm×3mm厚の鉄試験片に対して、実施例1および実施例2の抗菌性組成物50gをそれぞれ直接接触させ、温度を190℃とした状態で90時間放置した後、鉄試験片の表面状態の変化を観察した。
抗菌性組成物を含有したレザーシートの評価:
実施例1の抗菌性組成物を含有した成形体として、下記の製造方法を用いて、実施例1の抗菌剤組成物を含有した表12の構成の塩化ビニル製レザーシートを調製して、抗菌性能を確認した。結果を表13に示す。
(i) 実施例1の抗菌性組成物と、発泡剤(アゾジカルボン酸アミド)と塩化ビニル樹脂(重合度1300の塩化ビニル樹脂に可塑剤として等量のフタル酸ジイソデシルを添加)を、発泡層を構成する発泡剤と塩化ビニル樹脂との合計に対して抗菌剤組成物を0.2質量%含有させて、カレンダー成形法により厚みが250μmのシート(発泡層)を成形した(発泡層は後記する発泡処理により厚みが500μmとなる)。なお、発泡剤は塩化ビニル樹脂に対して3.5質量%配合した。
この発泡層を、あらかじめ接着剤を厚みが10μmとなるように接着層として塗布したポリエステル−レーヨン生地(厚み 600μm)と貼り合わせた。
なお、ブランクとして、抗菌性組成物を含有しない、塩化ビニル樹脂製のレザーシートも併せて調製した(これを「参考例のレザーシート」という)。
また、発泡層のみに添加しているため、菌類との接触効率は低いが、忌避効果のあることが証明された。
表14に記載される処方の各成分を混合して、実施例3および比較例2,3の抗菌性組成物を調製した。
実施例3は、有機系抗菌剤として、ベンゾイミダゾール系から選ばれる2種である、チアベンダゾール(2−(4−チアゾリル)−1H−ベンゾイミダゾール)およびカルベンダジム(メチル−2−ベンゾイミダゾールカルバミン酸メチル)である。そして、これら各成分は等量(1:1)で配合されたものを有機系抗菌剤とした。さらに、無機系抗菌剤としては、銀担持リン酸ジルコニウムおよび酸化亜鉛を併用し、銀担持リン酸ジルコニウム6質量%、酸化亜鉛28質量%とした。
なお、比較例2の構成は、実施例3において無機系抗菌剤を配合せず、各成分を等量(1/2)ずつ混合したものである。また、比較例3の構成は、実施例3において有機系抗菌剤を配合せず、実施例3における無機系抗菌剤の各成分と同一の成分にて適宜配合したものである(銀担持リン酸ジルコニウム33質量%、酸化亜鉛67質量%)。
すなわち、社団法人繊維評価技術協議会の定義(規格値)は800ppm以下ならば抗菌剤として合格レベルであるが、800ppmの100倍では8質量%配合することとなり、経済性や抗菌性成形物あるいは抗菌性溶液としての物性的にも影響が生じるおそれがある。
上述したように、表15ないし表20に示す結果からわかるように、実施例3の抗菌性組成物はいずれの試験菌類(真菌類、細菌類、藻類)に対しても、MIC値が50ppm以下であり、極めて低い濃度で多くの各種試験菌類の増殖を阻止することができた。このように、実施例3の抗菌性組成物が幅広い抗菌スペクトルを有し、幅広い菌類に対しても効果的に対応することが可能であることが確認できた。
(試料)
本発明の抗菌性成形体として、畳表を作製し、抗菌性について比較評価した。
実施例4として、実施例3の抗菌性組成物を0.2質量%でポリオレフィン樹脂に混合・混練し、インフレーション成形により歩オレフィンフィルムを作製し、繊維状に成形した後、畳表に織り上げたものとした。
比較例4として、市販抗菌剤であるチアベダゾールを0.2質量%の配合割合で、実施例4と同様にしてポリオレフィンの畳表を作製したものとした。比較例5として、銀担持ゼオライト(シナネンセオミック(商品名))を0.2質量%の配合割合、比較例6として、銀担持ゼオライト(シナネンセオミック(商品名))を1.0質量%の配合割合で、実施例4と同様にしてポリオレフィンの畳表を作製したものとした。比較例7としては、抗菌剤を配合せずに、実施例4と同様にしてポリオレフィンの畳表を作製したものとした。
(1)無機塩培地の調製
上記試験例3における表9に示す無機塩培地に表10に示す混合胞子液をまいた後、上から実施例4、比較例4〜7をサイズ50mm×50mmに切断した試験片のそれぞれを載せ、温度を28℃、湿度を85%RH以上とした状態で28日間カビを培養させた。そして、カビの生育状況を目視で確認し、試験例3の判定基準を用いて評価した。その結果を表21に示す。
また、実施例4および比較例4〜7について、社団法人繊維評価技術協議会で規定され菌種として黄色ブドウ球菌における殺菌活性値(一般用途)についても比較評価した。その結果を表21に合わせて示す。
(試料)
本発明の抗菌性組成物含有溶液として、洗浄剤である床面処理剤としての床用ワックスを調製し、抗菌性について比較評価した。
試料としては、プロペラ式攪拌機により、エチルアルコール、下記の界面活性剤、および実施例3の抗菌性組成物を投入して十分に攪拌し、抗菌性組成物含有溶液を調製した。配合比は、エチルアルコール68質量%、実施例1の抗菌性組成物30質量%、上述の界面活性剤2質量%とした。
なお、界面活性剤は、脂肪族高級アルコールエチレンオキサイド付加物を1質量%、直鎖アルキルベンゼンスルホン酸1質量%の混合物である。
(1)上述した方法で調製した抗菌性組成物含有溶液と、市販の床用ワックス(横浜油脂工業製 商品名:LINDA スーパーハードコート)とを、プロペラ式攪拌機を用いて適宜攪拌混合し、クリーナワックスを調製した。このクリーナワックスは、抗菌性組成物の配合量が、このクリーンワックスの乾燥後の含有率として、0質量%、0.05質量%および0.2質量%となる状態に調製した。
(2)ポリエチレンシートに(1)で調製したクリーナワックスを70g/m2となる状態に均一塗布し、自然乾燥し、試験片とした。なお、乾燥後の目付は、約18g/m2であった。そして、各試験片の社団法人繊維評価技術協議会で規定され菌種として黄色ブドウ球菌、肺炎桿菌およびメチシリン・レジスタント・スタヒロコッカス・アウレウス(MRSA)における殺菌活性値(一般用途)についても比較評価した。その結果を表22に示す。
評価方法は、上述した〔実施例4および比較例4〜7〕の実験の評価方法と同様に実施した。すなわち、上記試験例3における表9に示す無機塩培地に表10に示す混合胞子液をまいた後、作製した試験片を載せ、温度を28℃、湿度を85%RH以上とした状態で28日間カビを培養させた。そして、カビの生育状況を目視で確認し、上述した試験例3の判定基準を用いて評価した。その結果を、表23に示す。
2…中間層
3…外層
Claims (21)
- 有機系抗菌剤と無機系抗菌剤とを含有する
ことを特徴とした抗菌性組成物。 - 請求項1に記載の抗菌性組成物において、
前記無機系抗菌剤は、金属を担持したジルコニウムまたはその塩あるいはゼオライトである
ことを特徴とした抗菌性組成物。 - 請求項2に記載の抗菌性組成物において、
前記無機系抗菌剤は、銀または銅を担持したリン酸ジルコニウムまたはその塩あるいはゼオライトである
ことを特徴とした抗菌性組成物。 - 請求項1ないし請求項3のいずれかに記載の抗菌性組成物において、
前記有機系抗菌剤は、ピリジン系抗菌剤およびベンゾイミダゾール系抗菌剤である
ことを特徴とした抗菌性組成物。 - 請求項4に記載の抗菌性組成物において、
前記ピリジン系抗菌剤は、2−メルカプトピリジン−N−オキシドナトリウムであり、
前記ベンゾイミダゾール系抗菌剤は、カルベンダジム(1H−2−ベンゾイミダゾールカルバミン酸メチル)およびチアベンダゾール(2−(4−チアゾリル)−1H−ベンゾイミダゾール)のうちの少なくともいずれか一方である
ことを特徴とした抗菌性組成物。 - 請求項1ないし請求項3のいずれかに記載の抗菌性組成物において、
前記有機系抗菌剤は、ベンゾイミダゾール系抗菌剤から選ばれた2種である
ことを特徴とした抗菌性組成物。 - 請求項6に記載の抗菌性組成物であって、
前記ベンゾイミダゾール系の有機系抗菌剤から選ばれた2種は、ベンゾイミダゾール環にチアゾリル基を有するものと、ベンゾイミダゾール環にカーバメート基を有するものとである
ことを特徴とした抗菌性組成物。 - 請求項7に記載の抗菌性組成物であって、
前記ベンゾイミダゾール環にチアゾリル基を有するものは、2−(4−チアゾリル)−1H−ベンゾイミダゾールであり、
前記ベンゾイミダゾール環にカーバメート基を有するものは、2−ベンゾイミダゾールカルバミン酸メチルである
ことを特徴とした抗菌性組成物。 - 請求項1ないし請求項8のいずれかに記載の抗菌性組成物において、
前記有機系抗菌剤および無機系抗菌剤は、実質的にハロゲンを含まない
ことを特徴とした抗菌性組成物。 - 請求項1ないし請求項9のいずれかに記載の抗菌性組成物において、
前記無機系抗菌剤は、含有率が組成物全体に対して0.1質量%以上70質量%以下である
ことを特徴とした抗菌性組成物。 - 請求項1ないし請求項10のいずれかに記載の抗菌性組成物を備えた
ことを特徴とした抗菌性樹脂成形体。 - 請求項11に記載の抗菌性樹脂成形体において、
前記抗菌剤組成物を成形体に対して0.01質量%以上10.0質量%以下で含有する
ことを特徴とした抗菌性樹脂成形体。 - 請求項11または請求項12に記載の抗菌性樹脂成形体であって、
前記無機系抗菌剤が全体質量に対して0.5質量%未満の割合で含有される状態に前記抗菌性組成物が含有され、
社団法人繊維評価技術協議会で規定された殺菌活性値(一般用途)が、以下の条件である
log(A/C)≧0
A:接種直後の標準布の菌数
C:18時間培養後の加工布の生菌数
菌種:黄色ブドウ球菌と肺炎桿菌
ことを特徴とした抗菌性樹脂成形体。 - 請求項11または請求項12に記載の抗菌性樹脂成形体であって、
フィルム状またはシート状あるいはこれらの積層体に形成された
ことを特徴とした抗菌性樹脂成形体。 - 請求項11ないし請求項13のいずれかに記載の抗菌性樹脂成形体において、
成形体は、多層シートであり、
抗菌性組成物を含有する層が外層に表れていない
ことを特徴とした抗菌性樹脂成形体。 - 請求項1ないし請求項10のいずれかに記載の抗菌性組成物が溶液中に分散された
ことを特徴とした抗菌性組成物含有溶液。 - 請求項16に記載の抗菌性組成物含有溶液であって、
前記抗菌性組成物は、濃度が0.1質量%以上50質量%以下で分散された
ことを特徴とした抗菌性組成物含有溶液。 - 請求項16に記載の抗菌性組成物含有溶液であって、
使用時における前記抗菌性組成物の濃度が10ppm以上1000ppm以下に希釈可能に分散された
ことを特徴とした抗菌性組成物含有溶液。 - 請求項16ないし請求項18のいずれかに記載の抗菌性組成物含有溶液を含有した
ことを特徴とした洗浄剤。 - 請求項1ないし請求項10のいずれかに記載の抗菌性組成物を含有するフィルムにより形成された
ことを特徴とした畳表。 - 請求項1ないし請求項10のいずれかに記載の抗菌性組成物を含有するフィルムを備えた
ことを特徴とした畳。
Priority Applications (6)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2005136708A JP2006052205A (ja) | 2004-07-13 | 2005-05-09 | 抗菌性組成物、抗菌性樹脂成形体、抗菌性組成物含有溶液、洗浄剤、畳表および畳 |
EP05765698A EP1779727A4 (en) | 2004-07-13 | 2005-07-12 | ANIBACTERIAL COMPOSITION, ANTIBACTERIAL MOLDING, SOLUTION CONTAINING ANTIBACTERIAL COMPOSITION, DETERGENT, JUDO MAT SURFACE AND TATAMI |
US11/632,271 US20080138385A1 (en) | 2004-07-13 | 2005-07-12 | Antibacterial Composition, Antibacterial Molding, Solution Containing Antibacterial Composition, Detergent, Surface of Tatami Mat and Tatami Mat |
CN2005800236371A CN101005762B (zh) | 2004-07-13 | 2005-07-12 | 抗菌性组合物、抗菌性成型体、含有抗菌性组合物的溶液、洗涤剂、榻榻咪表面以及榻榻咪 |
KR1020077000894A KR101105182B1 (ko) | 2004-07-13 | 2005-07-12 | 항균성 조성물, 항균성 성형체, 항균성 조성물 함유 용액, 세정제, 다다미 표면 및 다다미 |
PCT/JP2005/012834 WO2006006594A1 (ja) | 2004-07-13 | 2005-07-12 | 抗菌性組成物、抗菌性成形体、抗菌性組成物含有溶液、洗浄剤、畳表および畳 |
Applications Claiming Priority (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2004206538 | 2004-07-13 | ||
JP2005136708A JP2006052205A (ja) | 2004-07-13 | 2005-05-09 | 抗菌性組成物、抗菌性樹脂成形体、抗菌性組成物含有溶液、洗浄剤、畳表および畳 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2006052205A true JP2006052205A (ja) | 2006-02-23 |
Family
ID=36029903
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2005136708A Pending JP2006052205A (ja) | 2004-07-13 | 2005-05-09 | 抗菌性組成物、抗菌性樹脂成形体、抗菌性組成物含有溶液、洗浄剤、畳表および畳 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2006052205A (ja) |
Cited By (16)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006312609A (ja) * | 2005-05-09 | 2006-11-16 | Idemitsu Technofine Co Ltd | 抗菌性組成物、抗菌性成形体、抗菌性組成物含有溶液、洗浄剤、および、畳表 |
WO2007080973A1 (ja) * | 2006-01-16 | 2007-07-19 | Idemitsu Technofine Co., Ltd. | 抗菌性成形体、積層体、断熱材、および、合成皮革製品 |
JP2007246576A (ja) * | 2006-03-14 | 2007-09-27 | Sk Kaken Co Ltd | 水性塗料組成物 |
JP2007270589A (ja) * | 2006-03-31 | 2007-10-18 | Sk Kaken Co Ltd | 内装用壁装材 |
JP2011025652A (ja) * | 2008-09-16 | 2011-02-10 | Ricoh Co Ltd | 抗菌性を有する感熱記録媒体 |
JP2011037982A (ja) * | 2009-08-10 | 2011-02-24 | Ceramics Craft Co Ltd | 樹脂成型部材 |
JP2015525840A (ja) * | 2012-08-09 | 2015-09-07 | ツー、ケネス ゴーティエ トリンダー | 抗微生物性の固体表面と、その製造のための処理及び方法 |
JP2018111794A (ja) * | 2017-01-12 | 2018-07-19 | Toto株式会社 | 樹脂成形体および水まわり部材 |
JP2018111795A (ja) * | 2017-01-12 | 2018-07-19 | Toto株式会社 | 樹脂成形体および水まわり部材 |
JP2018197223A (ja) * | 2017-01-12 | 2018-12-13 | Toto株式会社 | 樹脂成形体および水まわり部材 |
JP2020015718A (ja) * | 2018-07-11 | 2020-01-30 | Toto株式会社 | 水まわり部材 |
CN112321899A (zh) * | 2020-10-27 | 2021-02-05 | 福建五赫兹生物科技有限公司 | 一种抗菌树脂及其制备方法和应用 |
JPWO2021075459A1 (ja) * | 2019-10-18 | 2021-04-22 | ||
JPWO2021075458A1 (ja) * | 2019-10-18 | 2021-04-22 | ||
JPWO2021075460A1 (ja) * | 2019-10-18 | 2021-04-22 | ||
JP7467289B2 (ja) | 2020-09-03 | 2024-04-15 | 東リ株式会社 | 水回り用内装材 |
Citations (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH06256689A (ja) * | 1992-12-25 | 1994-09-13 | Kajima Corp | 防カビ性塗膜防水材 |
JPH0776654A (ja) * | 1993-09-08 | 1995-03-20 | Shin Etsu Chem Co Ltd | 防かび性シリコーンゴム組成物及びシリコーンゴム |
JPH0848917A (ja) * | 1994-05-31 | 1996-02-20 | Kansai Paint Co Ltd | 抗菌性塗料組成物 |
JPH09273075A (ja) * | 1996-04-01 | 1997-10-21 | Toyobo Co Ltd | 生物抵抗性を有する繊維の製造方法 |
JPH10109912A (ja) * | 1996-10-04 | 1998-04-28 | Akio Suganuma | 抗菌組成物 |
JP2003522734A (ja) * | 1999-06-25 | 2003-07-29 | アーチ ケミカルズ,インコーポレイテッド | 銀、銅、又は亜鉛イオンにより効力増大したピリチオン殺生物剤 |
JP2006312609A (ja) * | 2005-05-09 | 2006-11-16 | Idemitsu Technofine Co Ltd | 抗菌性組成物、抗菌性成形体、抗菌性組成物含有溶液、洗浄剤、および、畳表 |
-
2005
- 2005-05-09 JP JP2005136708A patent/JP2006052205A/ja active Pending
Patent Citations (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH06256689A (ja) * | 1992-12-25 | 1994-09-13 | Kajima Corp | 防カビ性塗膜防水材 |
JPH0776654A (ja) * | 1993-09-08 | 1995-03-20 | Shin Etsu Chem Co Ltd | 防かび性シリコーンゴム組成物及びシリコーンゴム |
JPH0848917A (ja) * | 1994-05-31 | 1996-02-20 | Kansai Paint Co Ltd | 抗菌性塗料組成物 |
JPH09273075A (ja) * | 1996-04-01 | 1997-10-21 | Toyobo Co Ltd | 生物抵抗性を有する繊維の製造方法 |
JPH10109912A (ja) * | 1996-10-04 | 1998-04-28 | Akio Suganuma | 抗菌組成物 |
JP2003522734A (ja) * | 1999-06-25 | 2003-07-29 | アーチ ケミカルズ,インコーポレイテッド | 銀、銅、又は亜鉛イオンにより効力増大したピリチオン殺生物剤 |
JP2006312609A (ja) * | 2005-05-09 | 2006-11-16 | Idemitsu Technofine Co Ltd | 抗菌性組成物、抗菌性成形体、抗菌性組成物含有溶液、洗浄剤、および、畳表 |
Cited By (18)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP4713937B2 (ja) * | 2005-05-09 | 2011-06-29 | 出光テクノファイン株式会社 | 抗菌性組成物、抗菌性成形体、抗菌性組成物含有溶液、洗浄剤、および、畳表 |
JP2006312609A (ja) * | 2005-05-09 | 2006-11-16 | Idemitsu Technofine Co Ltd | 抗菌性組成物、抗菌性成形体、抗菌性組成物含有溶液、洗浄剤、および、畳表 |
WO2007080973A1 (ja) * | 2006-01-16 | 2007-07-19 | Idemitsu Technofine Co., Ltd. | 抗菌性成形体、積層体、断熱材、および、合成皮革製品 |
JP2007246576A (ja) * | 2006-03-14 | 2007-09-27 | Sk Kaken Co Ltd | 水性塗料組成物 |
JP2007270589A (ja) * | 2006-03-31 | 2007-10-18 | Sk Kaken Co Ltd | 内装用壁装材 |
JP2011025652A (ja) * | 2008-09-16 | 2011-02-10 | Ricoh Co Ltd | 抗菌性を有する感熱記録媒体 |
JP2011037982A (ja) * | 2009-08-10 | 2011-02-24 | Ceramics Craft Co Ltd | 樹脂成型部材 |
US11252958B2 (en) | 2012-08-09 | 2022-02-22 | Cupron, Inc. | Antimicrobial solid surfaces and treatments and processes for preparing the same |
JP2015525840A (ja) * | 2012-08-09 | 2015-09-07 | ツー、ケネス ゴーティエ トリンダー | 抗微生物性の固体表面と、その製造のための処理及び方法 |
JP2018111794A (ja) * | 2017-01-12 | 2018-07-19 | Toto株式会社 | 樹脂成形体および水まわり部材 |
JP2018197223A (ja) * | 2017-01-12 | 2018-12-13 | Toto株式会社 | 樹脂成形体および水まわり部材 |
JP2018111795A (ja) * | 2017-01-12 | 2018-07-19 | Toto株式会社 | 樹脂成形体および水まわり部材 |
JP2020015718A (ja) * | 2018-07-11 | 2020-01-30 | Toto株式会社 | 水まわり部材 |
JPWO2021075459A1 (ja) * | 2019-10-18 | 2021-04-22 | ||
JPWO2021075458A1 (ja) * | 2019-10-18 | 2021-04-22 | ||
JPWO2021075460A1 (ja) * | 2019-10-18 | 2021-04-22 | ||
JP7467289B2 (ja) | 2020-09-03 | 2024-04-15 | 東リ株式会社 | 水回り用内装材 |
CN112321899A (zh) * | 2020-10-27 | 2021-02-05 | 福建五赫兹生物科技有限公司 | 一种抗菌树脂及其制备方法和应用 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP2006052205A (ja) | 抗菌性組成物、抗菌性樹脂成形体、抗菌性組成物含有溶液、洗浄剤、畳表および畳 | |
KR101105182B1 (ko) | 항균성 조성물, 항균성 성형체, 항균성 조성물 함유 용액, 세정제, 다다미 표면 및 다다미 | |
US20110144079A1 (en) | Antimicrobial system | |
WO2012037615A1 (en) | An improved antimicrobial agent and method of maintaining microbial control | |
CA2729853C (en) | Synergistic antimicrobial mixtures | |
JPWO2007080973A1 (ja) | 抗菌性成形体、積層体、断熱材、および、合成皮革製品 | |
JP2007211238A (ja) | 水分散体、表面被覆処理剤、木材処理剤、床ワックス、風路表面処理剤、繊維処理剤、および、塗料 | |
JP2004137241A (ja) | 抗菌・防黴・防藻性組成物 | |
JPWO2011062259A1 (ja) | 組成物、抗菌性処理剤及び抗菌性成形品 | |
JP4713937B2 (ja) | 抗菌性組成物、抗菌性成形体、抗菌性組成物含有溶液、洗浄剤、および、畳表 | |
JP2007211004A (ja) | 分散体、表面被覆処理剤、および、レザー表面処理剤 | |
KR20080077682A (ko) | 신규한 물질 및 이의 제조방법 | |
JP5676442B2 (ja) | 殺菌組成物 | |
JP2013184906A (ja) | 抗菌・防カビ・防藻組成物、これを含有した成形品、処理剤および繊維、並びに、これを用いた処理方法 | |
JP2009065913A (ja) | 家畜用マットおよび家畜用家屋の床面塗料 | |
EP4356737A2 (en) | Biocide | |
JP4962806B2 (ja) | 防カビ・カビ取りシート | |
JP2007308442A (ja) | 防カビ・カビ取りシート | |
GB2445261A (en) | Biocidal wall cladding system | |
AU2010101184A4 (en) | An improved antimicrobial agent | |
EP4282269A1 (en) | Improved biocide | |
JP2003277202A (ja) | 抗菌防カビシート | |
JPS62172129A (ja) | 無菌清浄室 | |
JPH10114602A (ja) | 抗菌防黴性組成物 | |
WO2008084187A1 (en) | Antimicrobial composite board |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
RD02 | Notification of acceptance of power of attorney |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7422 Effective date: 20070703 |
|
RD02 | Notification of acceptance of power of attorney |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7422 Effective date: 20070810 |
|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20080130 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20101214 |
|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20110426 |