JP2007270589A - 内装用壁装材 - Google Patents

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Abstract

【課題】湿気が多く、しかも採光が十分でない洗面所、浴室、トイレ等の部位においても、優れた抗菌性能を発揮することができる内装用壁装材を提供する。
【解決手段】基層及び表面被覆層を有する内装用壁装材において、当該表面被覆層を、合成樹脂エマルション(a)、アミノ基を有するオルガノシロキサン化合物(b)、及び銀系抗菌剤(c)を含有し、前記合成樹脂エマルション(a)の固形分100重量部に対し、前記オルガノシロキサン化合物(b)を1〜100重量部、前記銀系抗菌剤(c)を0.01〜5重量部含む水性被覆材によって形成する。
【選択図】なし

Description

本発明は、抗菌性に優れた内装用壁装材に関するものである。
近年、生活環境の変化や健康志向の高まりにより、一般家庭、職場及び公共施設等において環境改善の努力がなされている。環境改善の対象としては、ホルムアルデヒド等の揮発性有機化合物(VOC)、タバコの煙、花粉や、カビその他の菌類などが挙げられる。このうち、菌類の除去方法としては、高機能化した除塵フィルターを搭載する空気清浄機や光触媒作用を利用した製品が広く普及している。
空気清浄機には、HEPAまたはULPAと呼ばれる捕集能力の高いフィルターを搭載するものや、電気的に発生させたイオンを空気中に放出することで浮遊する菌類を不活性化するものなど、積極的に菌類の捕集または不活性化を目的としたものがある。このような空気清浄機は、ファンを回すことで空気の対流を積極的に起こし、大量の空気を短時間に処理することも可能である。
しかし、空気清浄機では、捕集した菌類がフィルター上で濃縮されることや、モーター、イオン発生装置等に電気エネルギーを必要とすることが問題となる。そのため、フェルターの清浄化メンテナンスが不可欠であり、また、リビングや事務所等の常時、人が活動する部屋以外では利用されないのが実情である。
一般的に、カビ等の菌類は高湿度環境で繁殖しやすく、建物内においては、洗面所、浴室、トイレ等において繁殖しやすい。これらの部位の壁には、抗菌剤・防カビ剤配合の壁装材等が施工されるのが一般的である。このような材料の一例として、特許文献1(特開平8−92878号公報)には、無機系抗菌剤の粒子をバインダーに分散させた抗菌コート層を設けた抗菌性壁装材が記載されている。しかしながら、このような材料を壁面に施工しても、その抗菌作用は、壁装材表面に偶発的に付着した菌類にはたらくのみであり、抗菌性の点では未だ改善の余地がある。
一方、可視光応答型の光触媒を配合した壁装材によって、壁面に抗菌性を付与させる手法も知られている。しかしながら、トイレ等は建物の中でも採光が困難な部位に配置されることが多く、しかも省エネルギー対策として、使用時以外は電灯を消すことが多いため、十分な性能が発揮され難い場合がある。
特開平8−92878号公報
本発明は、上述のような問題点に鑑みなされたものであり、湿気が多く、しかも採光が十分でない洗面所、浴室、トイレ等の部位においても、優れた抗菌性能を発揮することができる内装用壁装材を得ることを目的とするものである。
本発明者は、上記目的を達成するため鋭意検討を行った結果、基層及び表面被覆層を有する内装用壁装材において、その表面被覆層を、合成樹脂エマルション(a)、アミノ基を有するオルガノシロキサン化合物(b)、及び銀系抗菌剤(c)を必須成分として含有する水性被覆材によって形成することに想到し、かかる表面被覆層では、これらの成分の相乗作用によって優れた抗菌性能が発揮されることを見出し、本発明を完成させるに到った。
すなわち、本発明は以下の特徴を有するものである。
1.基層及び表面被覆層を有する内装用壁装材において、当該表面被覆層が、
合成樹脂エマルション(a)、アミノ基を有するオルガノシロキサン化合物(b)、及び銀系抗菌剤(c)を含有し、前記合成樹脂エマルション(a)の固形分100重量部に対し、前記オルガノシロキサン化合物(b)を1〜100重量部、前記銀系抗菌剤(c)を0.01〜5重量部含む水性被覆材によって形成されたものであることを特徴とする内装用壁装材。
本発明の内装用壁装材は、優れた抗菌性能を発揮することができ、室内環境向上に寄与できるものである。
以下、本発明を実施するための最良の形態について説明する。
本発明の内装用壁装材は、基層及び表面被覆層を有するものである。このうち、基層は少なくとも支持体としての役割を担うものである。基層は、支持体のみからなるものであってもよいし、支持体とこれ以外の層との積層体であってもよい。具体的に、支持体として作用する材料としては、例えば無機質成形板、有機質成形板、木質板、金属板、プラスチックシート、繊維質シート等が挙げられる。
本発明では、基層に種々の色彩や凹凸模様等を付与することもできる。この場合、後述の表面被覆層としては透明性を有するものを採用すればよい。基層に色彩を付与するには、上述のような支持体自体を着色する方法、あるいは支持体の上に印刷、塗装等の手段によって着色層を積層する方法等を採用すればよい。また、基層に凹凸模様を付与するには、基層成形時に用いる型枠に凹凸模様を施しておく方法等を採用すればよい。
基層は、織布、不織布、セラミックペーパー、合成紙、ガラスクロス、メッシュ等の補強材を有するものであってもよい。このような補強材により、壁装材の強度等を高めることができる。
基層の厚みは、基層を構成する材料の種類等にもよるが、通常は0.1〜10mm程度である。
本発明の内装用壁装材では、上述のような基層の上に表面被覆層を設ける。この表面被覆層は、合成樹脂エマルション(a)、アミノ基を有するオルガノシロキサン化合物(b)、及び銀系抗菌剤(c)を必須成分として含有する水性被覆材によって形成されるものである。
このうち、合成樹脂エマルション(a)(以下「(a)成分」という)は結合材としてはたらく成分である。具体的に(a)成分としては、例えば、酢酸ビニル樹脂、ポリエステル樹脂、アルキッド樹脂、塩化ビニル樹脂、エポキシ樹脂、アクリル樹脂、ウレタン樹脂、アクリルシリコン樹脂、フッ素樹脂等、あるいはこれらの複合系等の樹脂成分からなる合成樹脂エマルションが使用できる。(a)成分は、水を媒体とする乳化重合法等の公知の重合方法によって得ることができる。これら(a)成分は架橋反応性を有するものであってもよい。また(a)成分の形態は特に限定されず、1液型、2液型のいずれであってもよい。(a)成分の最低造膜温度は、適宜設定することができる。
水性被覆材における(b)成分は、アミノ基を有するオルガノシロキサン化合物(b)(以下「(b)成分」という)である。本発明では、水性被覆材に(b)成分が必須成分として含まれることにより、優れた抗菌性能を発揮することが可能となる。
このような効果が得られる理由は明確ではないが、(b)成分が菌類を捕集する性能を有していること、及び(b)成分のアミノ基が銀イオンと結合しやすい性質を有していることが寄与しているものと推察される。さらに、水を媒体とする水性被覆材においては、(b)成分が塗膜表面に配向しやすく、塗膜表面に(b)成分と銀イオンがリッチな状態になり、被覆層表面に捕捉された菌類に対し抗菌作用がはたらくとのサイクルにより、効果的な抗菌作用が得られるものと考えられる。
水性被覆材における(b)成分は、通常下記式(1)、(2)で示される単位を有するものである。
Figure 2007270589
Figure 2007270589
(式中、Rは同一または異なって、アルキル基、アリール基、アラルキル基を示し、Rはアルキレン基、オキシアルキレン基を示す。Xはアミノ基示す。m,nは1以上の整数である。)
(b)成分のアミノ基としては、例えば−NH、−NHCH、−N(CH、−NH(CHNH、−NH(CHNHCH、−NH(CHN(CH等が挙げられる。
(b)成分の形態は、水中に分散した形態であれば特に制限されず、界面活性剤を用いた強制乳化型エマルション、あるいは自己乳化型エマルションのいずれであってもよい。
(b)成分の混合比率は、(a)成分の固形分100重量部に対し、固形分換算で通常1〜100重量部、好ましくは2〜50重量部、より好ましくは3〜30重量部である。(b)成分が1重量部より少ない場合は、抗菌性能において十分な効果を得ることができない。(b)成分が100重量部より多い場合は、表面被覆層の耐汚染性等が低下するおそれがある。
本発明における水性被覆材では、上述の(b)成分と併せて銀系抗菌剤(c)(以下「(c)成分」という)を使用する。このような(c)成分としては、有機系または無機系の銀化合物、銀化合物が基体粒子に担持された化合物等が挙げられ、市販品を使用することもできる。
(c)成分としては、銀イオン状態のものと金属銀状態のものが広く知られている。一般に、前者は、細菌の細胞膜または、菌体内のタンパク質と反応することにより抗菌性を示し、後者は、光によって銀が励起されて生成する活性酸素種が抗菌性を示すとされている。このうち(c)成分としては、前者の銀イオンを有する銀系抗菌剤が好適である。このような銀イオンは錯体の状態であってもよい。
水性被覆材における(c)成分としては、特に銀イオンが担持された無機化合物が好適である。銀イオンを担持させる無機化合物としては、例えば、活性炭、活性アルミナ、シリカゲル、ゼオライト、ヒドロキシアパタイト、リン酸ジルコニウム、リン酸チタン、チタン酸カリウム、含水酸化ビスマス、含水酸化ジルコニウム、ハイドロタルサイト等が挙げられ、この中でも特にゼオライトが好適である。
これらの無機化合物に銀イオンを担持させる方法は、公知の方法を用いればよく、例えば物理吸着または化学吸着により担持させる方法、イオン交換反応により担持させる方法、結合剤により担持させる方法、銀化合物を無機化合物に打ち込むことにより担持させる方法、蒸着、溶解析出反応、スパッタ等の薄膜形成法により無機化合物の表面に銀化合物の薄層を形成させることにより担持させる方法等が挙げられる。このような銀系抗菌剤の粒子径は、通常0.01〜10μm程度である。
(c)成分の混合比率は、(a)成分の固形分100重量部に対し、固形分換算で通常0.01〜5重量部、好ましくは0.02〜3重量部、より好ましくは0.05〜1重量部である。(c)成分が0.01重量部より少ない場合は、抗菌性能において十分な効果を得ることができない。(c)成分が5重量部より多い場合は、酸化還元反応等に起因する変色が生じるおそれがある。またコスト面で不利となる。
本発明における水性被覆材では、上述の成分に加え、含窒素環化合物を含有することが望ましい。このような含窒素環化合物を含むことにより、抗菌スペクトルのみならず抗菌活性を相乗的に高めることができる。
含窒素環化合物としては、例えば、トリアジン系化合物、チアゾール系化合物、イソチアゾール系化合物、イミダゾール系化合物等が挙げられる。但し、このような含窒素環化合物のうち、分子中に塩素原子を含むものは変色を引き起こすおそれがあるため、その使用は避けたほうがよい。
含窒素環化合物の混合比率は、(a)成分の固形分100重量部に対し、固形分換算で通常0.01〜5重量部、好ましくは0.02〜3重量部、より好ましくは0.05〜1重量部である。
水性被覆材には、上述の成分以外に、着色顔料、体質顔料、骨材、繊維、造膜助剤、可塑剤、凍結防止剤、防腐剤、防黴剤、消泡剤、増粘剤、レベリング剤、顔料分散剤、沈降防止剤、たれ防止剤、艶消し剤、紫外線吸収剤、光安定剤、酸化防止剤、吸着剤、光触媒等を、本発明の効果を阻害しない程度に混合することもできる。本発明における水性被覆材は、これらの成分を常法により均一に混合して得ることができる。
本発明壁装材は、基層の上に水性被覆材を塗付・乾燥することにより製造することができる。塗付方法としては、スプレー、ローラー、フローコーター等による公知の方法を適宜採用することができる。水性被覆材の乾燥は、常温乃至加熱下にて行うことができる。表面被覆層の厚みは、特に限定されるものではないが、通常10〜300μm程度である。表面被覆層は、基層の上に直接設けることができるが、下塗層等を介して設けることもできる。
本発明における水性被覆材は、透明な被覆層を形成するものであってもよいし、不透明な被覆層を形成するものであってもよい。前者の場合は、基層の意匠性を活かした壁装材を得ることができ、後者の場合は、着色顔料、着色骨材等によって表面被覆層に種々の色彩を付与することができる。
本発明の内装用壁装材は、建築物内装面における新築工事、改装工事等に使用可能であり、具体的には、住宅、マンション、学校、病院、店舗、事務所、工場、倉庫、食堂等における壁、間仕切り、扉等に適用できる。特に、洗面所、浴室、トイレ等において好適である。
このような部位を構成する基材としては、例えば、石膏ボード、合板、コンクリート、モルタル、タイル、繊維混入セメント板、セメント珪酸カルシウム板、スラグセメントパーライト板、石綿セメント板等が挙げられる。これら基材は、その表面に既存塗膜を有するものや、既に壁紙が貼り付けられたもの等であってもよい。本発明壁装材は、このような基材に対し、表面被覆層が室内側を向くようにして施工する。
本発明壁装材を施工する際には、接着剤、粘着剤、粘着テープ、釘、鋲等を用いて基材に貼着すればよい。その他、ピン、ファスナー、レール等を用いて固定化することもできる。
以下に実施例を示し、本発明の特徴をより明確にする。なお、実施例においては以下の原料を用いて水性被覆材を製造した。
・合成樹脂エマルション(アクリル樹脂エマルション、固形分50重量%、最低造膜温度0℃)
・着色顔料:酸化チタン(平均粒子径0.3μm)
・体質顔料:重質炭酸カルシウム(平均粒子径8μm)
・分散剤:ポリカルボン酸系分散剤
・増粘剤:会合性ポリマー系増粘剤
・消泡剤:シリコーン系消泡剤
・オルガノシロキサン化合物:アミノ基含有ジメチルシロキサン化合物の乳化分散体(固形分55重量%)
・銀系抗菌剤:銀イオン担持ゼオライトの水スラリー(有効成分20重量%、平均粒子径3μm)
・含窒素環化合物:イソチアゾリン系化合物(有効成分4重量%)
(試験1)
合成樹脂エマルション200重量部に対し、着色顔料140重量部、体質顔料80重量部、分散剤5重量部、増粘剤5重量部、消泡剤2重量部、オルガノシロキサン化合物66重量部を常法により均一に混合して試料Aを作製した。
また、試料Aの配合においてオルガノシロキサン化合物を33重量部としたものを試料Bとした。
また、試料Aの配合においてオルガノシロキサン化合物を削除したものを試料Cとした。
300mm×224mm×3mmのセメント系成形板に、エポキシ系水性下塗材を乾燥膜厚が30μmとなるようにスプレー塗装し、50℃で20分乾燥後、上記試料を乾燥膜厚が80μmとなるようにスプレー塗装し、50℃で2時間乾燥したものを試験板とした。以上の方法で得られた試験板に1分間殺菌灯照射を行った後、試験板をトイレ内の壁面に立てかけて暴露試験を開始した。暴露3ヶ月経過した時点で、ぺたんチェック25サブロー寒天培地(栄研器材(株)製)を塗膜表面に押しつけ、37℃雰囲気にて培養し、真菌の検出を行った。評価は培地表面に占めるコロニーの割合で5段階評価とした(5:検出されず、4:培地の1〜20%、3:培地の20〜60%、2:培地の60〜80%、1:培地の80〜100%)。
その結果、試料Aが「1」、試料Bが「2」、試料Cが「3」となり、オルガノシロキサン化合物の混合量増加に伴い、真菌が多く検出される結果となった。
(実施例1)
前記試料Aに、さらに銀系抗菌剤1重量部、含窒素環化合物0.5重量部を配合することにより水性被覆材1を作製した(表1)。得られた水性被覆材1を用いて、以下の方法で各試験を実施した。
1.暴露試験
300mm×224mm×3mmのセメント系成形板に、エポキシ系水性下塗材を乾燥膜厚が30μmとなるようにスプレー塗装し、50℃で20分乾燥後、水性被覆材1を乾燥膜厚が80μmとなるようにスプレー塗装し、50℃で2時間乾燥したものを試験板とした。以上の方法で得られた試験板に1分間殺菌灯照射を行った後、試験板をトイレ内の壁面に立てかけて暴露試験を開始した。暴露1ヶ月、及び暴露3ヶ月経過した時点で、ぺたんチェック25サブロー寒天培地(栄研器材(株)製)を塗膜表面に押しつけ、37℃雰囲気にて培養し、真菌の検出を行った。評価は培地表面に占めるコロニーの割合で5段階評価とした(5:検出されず、4:培地の1〜20%、3:培地の20〜60%、2:培地の60〜80%、1:培地の80〜100%)。
2.抗菌試験
上記1.の方法で得られた試験板を50mm×50mmのサイズに切り出し、JIS Z2801(2000)に準拠して抗菌試験を実施し、抗菌活性を算出した。なお、この抗菌試験においては、比較例1の試験板(試料Bを塗付したもの)をブランクとした。
試験結果を表2に示す。実施例1では、いずれの試験においても優れた結果を得ることができた。
(実施例2)
表1に示す配合に従って水性被覆材2を作製した。この被覆材の配合は、前記試料Aに銀系抗菌剤1重量部を混合したものである。水性被覆材1に替えて水性被覆材2を用い、実施例1と同様の試験を実施した。結果を表2に示す。
(比較例1)
表1に示す配合に従って水性被覆材3を作製した。この被覆材の配合は前記試料Bと同一である。水性被覆材1に替えて水性被覆材3を用い、実施例1と同様の試験を実施した。結果を表2に示す。
(比較例2〜4)
表1に示す配合に従って水性被覆材4〜6を作製した。水性被覆材1をそれぞれ水性被覆材4〜6に替えて実施例1と同様の試験を実施した。結果を表2に示す。
Figure 2007270589
Figure 2007270589

Claims (1)

  1. 基層及び表面被覆層を有する内装用壁装材において、当該表面被覆層が、
    合成樹脂エマルション(a)、アミノ基を有するオルガノシロキサン化合物(b)、及び銀系抗菌剤(c)を含有し、前記合成樹脂エマルション(a)の固形分100重量部に対し、前記オルガノシロキサン化合物(b)を1〜100重量部、前記銀系抗菌剤(c)を0.01〜5重量部含む水性被覆材によって形成されたものであることを特徴とする内装用壁装材。
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