JP2006049072A - 燃料電池用セパレータおよび固体酸化物形燃料電池 - Google Patents

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Abstract


【課題】 高温雰囲気下における耐腐食性を改善し、耐久性を向上した燃料電池用セパレータおよび固体酸化物形燃料電池を提供する。
【解決手段】 内部に反応用ガスの流通溝14、15を有する燃料電池のセパレータ8であって、金属板11〜13を母材として構成すると共に、当該金属板11〜13の両面に耐腐食性に優れる金属保護皮膜を形成し、これら金属保護皮膜の内の少なくとも一方をクラッド化した。金属保護皮膜として、金属板11〜13の燃料極層側の最表面にNi皮膜を、空気極層側の最表面にAg皮膜を形成した。
【選択図】 図2

Description

本発明は、燃料電池用セパレータおよび固体酸化物形燃料電池に関する。
上記固体酸化物形燃料電池は、第三世代の発電用燃料電池として注目されている。現在、固体酸化物形燃料電池は、円筒型、モノリス型、および平板積層型の3種類が提案されており、何れも酸化物イオン伝導体から成る固体電解質を空気極層と燃料極層との間に挟んだ積層構造を有する。間に燃料極集電体と空気極集電体を介在してこの積層体から成る発電セルとセパレータを交互に複数積層することによりスタック化される。
固体酸化物形燃料電池では、発電セルの空気極層側に酸化剤ガスとしての酸素(空気)が、燃料極層側に燃料ガス(H2 、CO、CH4 等)が供給される。空気極層と燃料極層は、ガスが固体電解質層との界面に到達することができるように、いずれも多孔質とされている。
空気極層側に供給された酸素は、空気極層内の気孔を通って固体電解質層との界面近傍に到達し、この部分で、空気極層から電子を受け取って酸化物イオン(O2-)にイオン化される。この酸化物イオンは、燃料極層の方向に向かって固体電解質層内を拡散移動する。燃料極層との界面近傍に到達した酸化物イオンは、この部分で、燃料ガスと反応してH2 O、CO2 等の反応ガス(排ガス)を生じ、燃料極層に電子を放出する。
この電子を別ルートの外部回路にて起電力として取り出すことができる。
ところで、上記セパレータは、発電セルに対して反応用ガスを供給する機能を備えると共に、発電セル間を電気的に接続する機能を有することから、セパレータには優れた導電性が要求されており、上記した平板積層型の固体酸化物形燃料電池では、ステンレス鋼板等の耐熱合金が使用される場合が多い。また、この金属製のセパレータは、厚さが薄くても機械的強度や加工性に優れており、薄型化・軽量化が可能であるというメリットを有している。
ところが、係る金属セパレータは、燃料電池の作動温度800℃前後といった高温酸化性下および還元性雰囲気下に曝されるため、長時間の使用において腐食し、金属表面に母材を主体とする、例えば、クロム酸化物等の膜が形成され、これが成長するに従ってセパレータと集電体との間の接触抵抗が増大し、発電セル間の電気的な接続機能が低下するという問題があった。金属セパレータの腐食は電池の性能や耐久性を大いに阻害するものである。
このような酸化膜の形成を阻止して良好な導電性を確保する目的で、セパレータの表面に耐腐食性に優れる保護用の金属皮膜をメッキ処理することが、例えば、特許文献1に開示されている。
特開平05−364225号公報
ところが、メッキ処理の場合は、メッキ層を厚くすることが困難であってピンホール欠陥を生じ易く、このため、メッキ処理による保護皮膜はピンホール欠陥に起因するセパレータの腐食が懸念されるという問題があった。
本発明は、上記問題に鑑み成されたもので、高温酸化・還元性雰囲気下における耐腐食性を改善し、耐久性を向上した燃料電池用セパレータおよび固体酸化物形燃料電池を提供することを目的としている。
すなわち、請求項1に記載の本発明は、固体電解質層の両面に燃料極層と空気極層を配置し、これらの外側に、反応用ガスの内部流路を有するセパレータを配置した燃料電池のセパレータであって、金属板を母材として構成すると共に、当該金属板の両面に耐腐食性に優れる金属保護皮膜を形成し、これら金属保護皮膜の内の少なくとも一方をクラッド化したことを特徴としている。
また、請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の燃料電池用セパレータにおいて、前記金属保護皮膜として、前記金属板の燃料極層側の表面にNi皮膜を、空気極層側の表面にAg皮膜を形成したことを特徴としている。
また、請求項3に記載の本発明は、請求項1または請求項2の何れかに記載の燃料電池用セパレータにおいて、複数枚の金属板で構成すると共に、これら金属板の内の少なくとも1枚がガス流通溝を有し、当該ガス流通溝を有する側の金属板の表面にAg皮膜を形成したことを特徴としている。
また、請求項4に記載の本発明は、請求項1から請求項3までの何れかに記載の燃料電池用セパレーにおいて、前記金属板として、表面にNi皮膜を形成したFe基合金を用いたことを特徴としている。
また、請求項5に記載の本発明は、請求項1から請求項4までの何れかに記載のセパレータを用いた固体酸化物形燃料電池であることを特徴としている。
ここで、請求項1、請求項2に記載の構成では、Ni、Ag等の耐腐食性に優れる金属皮膜にクラッド材を用いると、メッキ処理で発生し易いピンホール欠陥が生じることがないため、母材の耐腐食性(耐酸化性)が改善され、セパレータの耐久性が向上する。
請求項3に記載の構成では、セパレータの表面だけでなく、内部の反応ガス流路においても優れた耐腐食性が得られ、且つ、複数の金属板を張り合わせる際、その接合面において高い密着性が得られ、優れたガスシール性が確保できる。
請求項4に記載の構成では、Fe基合金板(SUS鋼板)は機械的強度の高い耐熱合金であり、その表面にNi皮膜を形成することにより、SUS鋼の有する耐腐食性がより一層向上し、よって、高温雰囲気下において優れた耐腐食性と耐熱性を備えたセパレータを構成することができる。
請求項5に記載の構成では、上記したセパレータの耐腐食性・耐熱性により高温酸化・還元性雰囲気下でのセパレータの表面酸化を防止し、これに接する各集電体との良好な導電性を長期間確保することができる。セパレータの導電性を確保し、内部抵抗を低減することにより、電池性能を向上できる。
本発明によれば、耐熱性を有する金属板の表面にクラッド材によるNi、Ag等の金属皮膜を形成することにより、ピンホールのような金属皮膜の欠陥を無くし、優れた耐腐食性と耐熱性を有するセパレータが得られる。
また、耐腐食性・耐熱性に優れる当セパレータを用いることにより、高温酸化・還元性雰囲気下において、セパレータの表面酸化を防止することにより各集電体との良好な導電性を確保し、電池性能を向上した耐久性のある固体酸化物形燃料電池を実現できる。
以下、図1〜図8に基づいて本発明の実施形態を説明する。
図1は、本発明に係る固体酸化物型燃料電池の構成を示し、図2はセパレータの構成を示し、図3〜図8はセパレータに形成した金属皮膜の実施例を示している。
本実施形態の燃料電池スタック1は、図1に示すように、固体電解質層2の両面に燃料極層3と空気極層4を配した発電セル5と、燃料極層3の外側の燃料極集電体6と、空気極層4の外側の空気極集電体7と、各集電体6、7の外側のセパレータ8(最上層及び最下層のものは端板9である)とを順番に積層した構造を持つ。この燃料電池スタック1では、発電セル5の外周部にガス漏れ防止シールを敢えて設けないシールレス構造を採用している。
ここで、固体電解質層2はイットリアを添加した安定化ジルコニア(YSZ)等で構成され、燃料極層3はNi、Co等の金属あるいはNi−YSZ、Co−YSZ等のサーメットで構成され、空気極層4はLaMnO3 、LaCoO3 等で構成され、燃料極集電体6はNi基合金等のスポンジ状の多孔質焼結金属板で構成され、空気極集電体7はAg基合金等のスポンジ状の多孔質焼結金属板で構成されている。
セパレータ8は、発電セル5間を電気的に接続すると共に、発電セル5に対して反応用のガスを供給する機能を有するもので、燃料ガスを燃料用マニホールド21から導入して燃料極層3に対向する面から吐出させる内部流路10aと、酸化剤ガスとしての空気を酸化剤用マニホールド22から導入して空気極層4に対向する面から吐出させる内部流路10bとを備えている。
本実施形態のセパレータ8は、例えば、図2に示すように、略円盤状に形成された上板12、中板11、下板13の3枚の薄い金属板(例えば、厚さ0.5〜1mm程度)を積層して構成した3層構造を有し、これら金属板11、12、13の母材として、機械的強度、耐腐食性、耐熱性等に優れるステンレス鋼板(Fe基合金)が用いられ、且つ、このステンレス鋼板の表面に後述する金属保護皮膜が形成されている。
中板11には、その径方向の一端から中心部に至る螺旋状の第1溝孔14と、径方向の他端から中心部に至る螺旋状の第2溝孔15とが互いに交差しないように形成されている。これら第1および第2溝孔14、15は、金属板の積層方向にそれぞれ開口した状態となっている。
上板12には、第1溝孔14の終端部14aと対応する位置に、積層方向に貫通する燃料ガス吐出口16が設けられ、下板13には、第2溝孔15の終端部15aと対応する位置に、積層方向に貫通する酸化剤ガス吐出口17が設けてある。
上板12、中板11、下板13を積層した状態においては、第1および第2溝孔14、15の開口が、上板12および下板13によって覆われることにより、燃料ガスおよび酸化剤ガスの内部流路10a、10bがそれぞれ形成されると共に、それら内部流路10a、10bに連通する状態で燃料ガス吐出口16および酸化剤ガス吐出口17が、集電体6、7と隣接する両端面の中央部にそれぞれ形成されるようになっている。
そして、これら上板12、中板11、下板13の各金属板の表面には、セパレータ8の耐腐食性を向上するための金属皮膜が形成されており、以下、図3〜図8を参照してその実施例について説明する。
図3に示す実施例では、空気極層4側の上板12に、母材となるSUS430板30の片側にNi板32を、その上にAg板31を張り合わせたSUS430/Ni/Agクラッド材を使用し、中間の中板11に、母材のSUS430板30の片側にNi板32を、その上にAg板31を張り合わせたSUS430/Ni/Agクラッド材を使用し、燃料極3側の下板13に、母材のSUS430板30の片側にNi板32を張り合わせたSUS430/Niクラッド材を使用し、これらの金属板11、12、13を積層すると共に、熱圧着により相互に接合したものである。
また、 図4に示す実施例は、図3における上板12、中板11、下板13で用いた各片面クラッド材を両面クラッド材に替えたもので、上板12は、Ag/Ni/SUS430/Ni/Agクラッド材とし、中板11は、Ag/Ni/SUS430/Ni/Agクラッド材とし、下板13は、Ag/Ni/SUS430/Niクラッド材としたものである。
図3、図4に示す実施例は、上板12、中板11、下板13の各金属板を全てクラッド材にて構成したものである。
図5に示す実施例では、上板12に、母材となるSUS430板30の片側にNi板32を、その上にAg板31を張り合わせたAg/Ni/SUS430クラッド材を使用し、中板11に、母材のSUS430板30の全面にNiメッキ34を、その上にAgメッキ33を施したものを使用し、下板13に、母材のSUS430板30にNi板32を張り合わせたSUS430/Niクラッド材を使用した構成としている。
この実施例は、金属板3層の内、酸化・還元性雰囲気に曝されて特に腐食し易い上下層の金属皮膜をクラッド材とし、中間層の金属皮膜はメッキにて構成したものである。
次に、図6〜図8に示す実施例は、上板12と下板13の2枚の金属板を重ね合わせて構成した2層構造のセパレータ8の場合である。
係る2層構造では、内部流路10a、10bを形成するための第1溝18および第2溝19は凹溝であり、それぞれ各金属板12、13の接合面に形成されている。上下金属板12、13を接合することにより、第1溝18、第2溝19の開放部が対面金属板により相互に塞がれることにより、その接合面に内部流路10a、10bが形成される。尚、これら第1溝18、第2溝19についても、図2と同様に、その径方向の一端から中心部に至る螺旋状とすることができる。
先ず、図6に示す実施例では、空気極層4側の上板12に、母材のSUS304板30の全面にAgメッキを施したものを使用し、燃料極3側の下板13に、母材のSUS304板30の片側にNi板32を張り合わせたSUS304/Niクラッド材を使用し、これら2枚の金属板12、13を重ね合わせて熱圧着により接合したものである。
図7に示す実施例では、空気極層4側の上板12に、母材のSUS316板30の片側にNi板32を、その上にAg板31を張り合わせたSUS316/Ni/Agクラッド材を使用し、燃料極層3側の下板13に、母材のSUS316板30の全面にNiメッキ34を施したものを使用したものである。
これら図6および図7の実施例は、セパレータ両面の金属皮膜の内の少なくとも一方をクラッド化した例である。セパレータ8の腐食は、特に燃料極層3側の還元性雰囲気下で顕著であるので、図6の場合がより好ましい。
また、図8に示す実施例のように、母材のSUS430板30の全面にNiメッキ34を、その上にAgメッキ33を施した上板12と、母材のSUS430板30の片側にNi板32を張り合わせたSUS430/Niクラッド材を使用した下板13との間に薄いAg単板35を介在させた構造とすることもできる。
上下金属板12、13の間にAg単板35を介在したのは、接合の際の上板12と下板13の接着性を向上するためと、反応用ガスの流通溝18、19が形成された面の耐腐食性を向上するためである。
上記構成からなる固体酸化物型燃料電池1においては、燃料用マニホールド21からセパレータ8の内部流路10aに導入された燃料ガスが、セパレータ8の一方の端面の中心部に設けられたガス吐出口16から、燃料極集電体6に向けて吐出されるとともに、酸化剤用マニホールド22からセパレータ8の内部流路10bに導入された酸化剤ガスとしての空気が、セパレータ8の他方の端面の中心部に設けられたガス吐出口17から、空気極集電体7に向けて吐出され、その結果、燃料ガスおよび酸化剤ガスが、発電セル5の外周方向に拡散しながら燃料極層3および空気極層4の全面に良好な分布で行き渡り、各電極において発電反応が行われる。
以上のように、NiやAg等の耐酸化性に優れる金属保護皮膜にクラッド材を用いることにより、メッキ層より厚みのある金属皮膜を容易に形成することができ、金属皮膜にピンホールのような欠陥が生じることがなくなるため、母材の耐腐食性が改善され、セパレータ8の耐久性が向上する。
本実施形態では、金属板の空気極側の最表面にAg保護皮膜を形成することにより、高温酸化性雰囲気における耐酸化性を向上することができ、金属板の燃料極側の最表面にNi保護皮膜を形成することにより、高温還元雰囲気における耐水蒸気酸化性を向上することができる。
また、各金属板の接合面にAg皮膜を形成することにより、セパレータ8の表面だけでなく、反応用ガスの内部流路10a、10bにおいても優れた耐腐食性を得ることができ、且つ、複数の金属板を張り合わせる際、その接合面において高い密着性が得られ、優れたガスシール性が確保できる。
このように、耐腐食性・耐熱性に優れる本発明のセパレータ8を用いることにより、高温酸化・還元性雰囲気下において、セパレータ8の表面酸化を防止して各集電体との良好な導電性を確保することができ、電池性能を向上した耐久性のある固体酸化物形燃料電池を実現できる。
以上、本実施形態では、上板12、下板13の各金属板を用いた2層構造、或いは、上板12、中板11、下板13の各金属板を用いた3層構造のセパレータ8について説明したが、これらに限られるものではなく、4層以上とすることも勿論可能であるし、また、単板で構成することも可能である。
但し、上記のようにセパレータ8を複数の薄い金属板で構成した場合は、螺旋状のような複雑な反応ガスの内部流路10a、10bも比較的簡単に形成することができ、製造コストの低減と共に、セパレータの薄型化、軽量化が図れるというメリットを有する。
また、本実施形態では、セパレータ8の中心部にガス吐出口16、17を一つ設ける構成としたが、例えば、内部流路10a、10bに沿って複数のガス吐出口16、17を設けて、それらガス吐出口16、17から反応用のガス(燃料ガス、酸化剤ガス)が、集電体6、7に向けてシャワー状に吐出するように構成することも勿論可能である。
本発明に係る固体酸化物形燃料電池の実施形態を示す要部構成図。 図1のセパレータの一例を示す分解斜視図。 セパレータに施した金属皮膜の実施例を示す説明図。 セパレータに施した図3とは別の金属皮膜の実施例を示す説明図。 セパレータに施した図4とは別の金属皮膜の実施例を示す説明図。 セパレータに施した図5とは別の金属皮膜の実施例を示す説明図。 セパレータに施した図6とは別の金属皮膜の実施例を示す説明図。 セパレータに施した図7とは別の金属皮膜の実施例を示す説明図。
符号の説明
1 固体酸化物形燃料電池(燃料電池スタック)
2 固体電解質層
3 燃料極層
4 空気極層
8 セパレータ
10a、10b 内部流路
11〜13 金属板(上板、中板、下板)
14、15 ガス流通溝(溝孔)
18、19 ガス流通溝(凹溝)
31、32 金属保護皮膜(Ag板、Ni板)

Claims (5)

  1. 固体電解質層の両面に燃料極層と空気極層を配置し、これらの外側に反応用ガスの内部流路を有するセパレータを配置した燃料電池のセパレータであって、
    金属板を母材として構成すると共に、当該金属板の両面に耐腐食性に優れる金属保護皮膜を形成し、これら金属保護皮膜の内の少なくとも一方をクラッド化したことを特徴とする燃料電池用セパレータ。
  2. 前記金属保護皮膜として、前記金属板の燃料極層側の表面にNi皮膜を、空気極層側の表面にAg皮膜を形成したことを特徴とする請求項1に記載の燃料電池用セパレータ。
  3. 複数枚の金属板で構成すると共に、これら金属板の内の少なくとも1枚がガス流通溝を有し、当該ガス流通溝を有する側の金属板の表面にAg皮膜を形成したことを特徴とする請求項1または請求項2の何れかに記載の燃料電池用セパレータ。
  4. 前記金属板として、表面にNi皮膜を形成したFe基合金を用いたことを特徴とする請求項1から請求項3までの何れかに記載の燃料電池用セパレータ。
  5. 請求項1から請求項4までの何れかに記載のセパレータを用いたことを特徴とする固体酸化物形燃料電池。
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