JP2006048812A - 磁気記録媒体及び磁気記録再生装置 - Google Patents

磁気記録媒体及び磁気記録再生装置 Download PDF

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Abstract

【課題】記録層が所定の凹凸パターンで形成され、記録要素が凹凸パターンの凸部として形成されて面記録密度が高く、且つ、磁気ヘッドのクラッシュが生じにくく信頼性が高い磁気記録媒体及びこのような磁気記録媒体を備える磁気記録再生装置を提供する。
【解決手段】磁気記録媒体12は、基板の上に所定の凹凸パターンで形成され、該凹凸パターンの凸部として記録要素24Aが形成された記録層24と、記録要素24Aの間の凹部26に充填された非磁性の充填要素28と、を含み、充填要素28の上面が基板22側に部分的に凹む形状に形成されて、凹部26の幅よりも幅が小さい溝部30が表面32に形成されている。
【選択図】図3

Description

本発明は、記録層が所定の凹凸パターンで形成され、記録要素が凹凸パターンの凸部として形成された磁気記録媒体及びこれを備えた磁気記録再生装置に関する。
従来、ハードディスク等の磁気記録媒体は、記録層を構成する磁性粒子の微細化、材料の変更、ヘッド加工の微細化等の改良により著しい面記録密度の向上が図られており、今後も一層の面記録密度の向上が期待されているが、磁気ヘッドの加工限界、磁気ヘッドの記録磁界の広がりに起因する隣接トラックへの記録、再生時のクロストークなどの問題が顕在化し、従来の改良手法による面記録密度の向上は限界にきている。
これに対し、一層の面記録密度の向上を実現可能である磁気記録媒体の候補として、記録層が凹凸パターンで形成され、記録要素が凹凸パターンの凸部として形成されたディスクリートトラック媒体や、パターンド媒体が提案されている(例えば、特許文献1参照)。尚、面記録密度が高い程、磁気ヘッドと磁気記録媒体との磁気的スペースが小さく、ディスクリートトラック媒体やパターンド媒体のような200Gbpsi以上の面記録密度が想定される磁気記録媒体の場合、磁気的スペースを15nm以下とする指針が示されている。
又、ハードディスク等の磁気記録媒体では磁気ヘッドのクラッシュを抑制するために表面の平坦性が重視されるが、面記録密度が高く、磁気的スペースが小さいディスクリートトラック媒体やパターンド媒体の場合、特に表面の平坦性が重要である。このため、記録要素の間の凹部を非磁性の充填要素で充填し、記録要素及び充填要素の上面を平坦化することが好ましい。凹部を充填要素で充填する手法としては、スパッタリング法、CVD(Chemical Vapor Deposition)法、IBD(Ion Beam Deposition)法等の成膜手法を利用できる。又、平坦化の手法としては、CMP(Chemical Mechanical Polishing)法やドライエッチング等の加工手法を利用しうる(例えば、特許文献2、3参照)。
一方、表面が過度に平坦であると、磁気記録媒体の表面に磁気ヘッドが吸着しやすくなり、却って磁気ヘッドのクラッシュが発生しやすくなる。これに対し従来、基板の表面にテクスチャ処理を施し、この上に記録層等を順次成膜していくことで、基板のテクスチャ処理のパターンに倣う微細な凹凸を表面に形成し、吸着による磁気ヘッドのクラッシュを防止していた。尚、ディスクリートトラック媒体やパターンド媒体の場合、記録要素の上面と、充填要素の上面と、の段差を設けるようにした構成も知られており(例えば、特許文献4参照)、この段差によりテクスチャ効果を付与するという手法も考えられる。
特開平9−97419号公報 特開平12−195042号公報 特表平14−515647号公報 特開平1−279421号公報
しかしながら、基板にテクスチャ処理を施す手法で表面に凹凸を形成すると、表面は100nm〜2μm程度の周期のうねり状の歪んだ形状となる。磁気ヘッドが100nm〜2μm程度の周期のうねり状の歪みに追従して飛行することは困難であり、このうねり状の歪みがそのまま磁気的スペースの変動となる。磁気的スペースが25nm以上であった世代では、このような磁気的スペースの変動は実用上問題とならなかったが、磁気的スペースが15nm以下となると、このような磁気的スペースの変動が実用上許容できない影響を及ぼすという問題がある。
更に、基板の表面にテクスチャ処理を施しても、記録要素の間を充填要素で充填し、記録要素及び充填要素の上面を平坦化する場合には、基板のテクスチャ処理に倣った微細な凹凸が除去されてしまうため、この手法を用いて表面に所望の微細な凹凸を形成すること自体が困難であるという問題がある。
又、記録要素の上面と、充填要素の上面と、の段差を設ける手法の場合、磁気ヘッドと、磁気記録媒体の表面と、の間の空気膜剛性が過度に小さくなり、磁気ヘッドの浮上が不安定となるため、外乱により磁気ヘッドの浮上高さが大きく変動しやすくなり、充分な信頼性が得られないという問題がある。
本発明は、以上の問題に鑑みてなされたものであって、記録層が所定の凹凸パターンで形成され、記録要素が凹凸パターンの凸部として形成されて面記録密度が高く、且つ、磁気ヘッドのクラッシュが生じにくく信頼性が高い磁気記録媒体及びこのような磁気記録媒体を備える磁気記録再生装置を提供することを目的とする。
本発明は、充填要素の上面を基板側に部分的に凹む形状に形成し、充填要素が充填する凹部の幅よりも幅が小さい溝部を表面に形成することにより上記目的を達成するものである。
本発明に想到する過程で発明者らは当初、表面に非磁性材の突起を形成することで、吸着による磁気ヘッドのクラッシュを防止することを試みた。しかしながら、突起の分だけ磁気的スペースが大きくなり、記録/再生特性が悪化するという問題があった。そこで発明者らは更に鋭意検討を重ね、上記のような本発明を完成するに至った。
充填要素の上面を基板側に部分的に凹む形状に形成し、表面に溝部を形成することで、記録要素の上面と、磁気ヘッドと、の間の磁気的スペースを小さく保持しつつ、吸着による磁気ヘッドのクラッシュを防止することができる。又、溝部の幅は充填要素が充填する凹部の幅よりも小さいので、磁気ヘッドとの間の充分な空気膜剛性が得られ、磁気ヘッドの浮上高さの変動を抑制することができる。又、充填要素の上面を基板側に部分的に凹む形状に形成することで溝部を形成しており、溝部を形成するために記録要素の上面を加工する必要がないので、良好な磁気特性が得られる。
即ち、次のような本発明により、上記目的を達成することができる。
(1)基板の上に所定の凹凸パターンで形成され、該凹凸パターンの凸部として記録要素が形成された記録層と、前記記録要素の間の凹部に充填された非磁性の充填要素と、を含み、該充填要素の上面が前記基板側に部分的に凹む形状に形成されて、前記凹部の幅よりも幅が小さい溝部が表面に形成されたことを特徴とする磁気記録媒体。
(2) (1)において、前記溝部は、前記記録要素と前記充填要素との境界に沿って形成されたことを特徴とする磁気記録媒体。
(3) (1)又は(2)において、前記溝部は、前記基板から離間する方向に拡幅する断面形状を有することを特徴とする磁気記録媒体。
(4) (1)乃至(3)のいずれかにおいて、前記溝部の深さが0.1〜4nmであることを特徴とする磁気記録媒体。
(5) (1)乃至(4)のいずれかにおいて、前記表面における前記記録要素の上の部分と、前記充填要素の上の部分と、の段差が0〜2nmであることを特徴とする磁気記録媒体。
(6) (1)乃至(5)のいずれかに記載の磁気記録媒体と、該磁気記録媒体に対してデータの記録/再生を行うために該磁気記録媒体の表面に近接して浮上可能であるように設置された磁気ヘッドと、を備えることを特徴とする磁気記録再生装置。
尚、本出願において、「基板の上に所定の凹凸パターンで形成され、該凹凸パターンの凸部として記録要素が形成された記録層」とは、連続記録層が所定のパターンで多数の記録要素に分割された記録層の他、連続記録層が所定のパターンで部分的に分割され、一部が連続する記録要素で構成される記録層、又、例えば螺旋状の渦巻き形状の記録層のように、基板上の一部に連続して形成される記録層、凸部及び凹部双方が形成された連続した記録層も含む意義で用いることとする。
又、本出願において「充填要素の上面」とは、充填要素における基板と反対側の面という意義で用いることとする。「記録要素の上面」についても同様である。
又、本出願において「溝部の幅」とは、図18中に符号Wgで示されるように、磁気記録媒体108の表面110における溝部100に隣接する充填要素104の上の部分、又は、記録要素106Aの上の部分のうち低い方(基板102に近い方)から溝部100の底までの厚さ方向の長さの半分の位置における幅という意義で用いることとする。
又、本出願において「凹部の幅」とは、図18中に符号Wrで示されるように、凹部112の深さの半分の位置における幅という意義で用いることとする。
又、本出願において「溝部の深さ」とは、図18中に符号Dgで示されるように、磁気記録媒体108の表面110における溝部100に隣接する充填要素104の上の部分、又は、記録要素106Aの上の部分のうち高い方(基板102から離間している方)から溝部100の底までの厚さ方向の長さという意義で用いることとする。尚、図18では、「溝部の深さ」の意義の説明のため、表面110における記録要素106Aの上の部分が充填要素104の上の部分よりも高い場合と、充填要素104の上の部分が記録要素106Aの上の部分よりも高い場合と、を便宜上1つの図中に図示している。
又、本出願において「表面における記録要素の上の部分」とは、図18中に符号Aで示されるように、磁気記録媒体108の表面110における、記録要素106Aの基板102と反対側に位置する部分のうち最も高い部分(基板102から最も離間している部分)という意義で用いることとする。
同様に、「表面における充填要素の上の部分」とは、図18中に符号Bで示されるように、磁気記録媒体108の表面110における、充填要素104の基板102と反対側に位置する部分のうち最も高い部分(基板102から最も離間している部分)という意義で用いることとする。
又、本出願において「表面における記録要素の上の部分と、充填要素の上の部分と、の段差」とは、図18中に符号Sで示されるように、磁気記録媒体108の表面110における、記録要素106Aの上の部分と、充填要素104の上の部分と、の厚さ方向の長さという意義で用いることとする。
又、本出願において「磁気記録媒体」という用語は、情報の記録、読み取りに磁気のみを用いるハードディスク、フロッピー(登録商標)ディスク、磁気テープ等に限定されず、磁気と光を併用するMO(Magneto Optical)等の光磁気記録媒体、磁気と熱を併用する熱アシスト型の記録媒体も含む意義で用いることとする。
本発明によれば、記録層が凹凸パターンで形成され、記録要素が凹凸パターンの凸部として形成されて面記録密度が高く、且つ、磁気ヘッドのクラッシュが生じにくく信頼性が高い磁気記録媒体及びこのような磁気記録媒体を備える磁気記録再生装置を実現することができる。
以下、本発明の好ましい実施形態について図面を参照して詳細に説明する。
図1に示されるように、本発明の第1実施形態に係る磁気記録再生装置10は、磁気記録媒体12と、磁気記録媒体12に対してデータの記録/再生を行うために磁気記録媒体12の表面に近接して浮上可能であるように設置された磁気ヘッド14と、を備え、磁気記録媒体12の構成に特徴を有している。他の構成については、本発明の理解のために特に必要とは思われないため、説明を適宜省略することとする。
尚、磁気記録媒体12はチャック16に固定され、該チャック16と共に回転自在とされている。又、磁気ヘッド14は、アーム18の先端近傍に装着され、アーム18はベース20に回動自在に取付けられている。これにより、磁気ヘッド14は磁気記録媒体12の径方向に沿う円弧軌道で磁気記録媒体12の表面上で浮上して可動とされている。
磁気記録媒体12は、垂直記録型のディスクリートトラックタイプの磁気ディスクで、図2に示されるように、基板22の上に所定の凹凸パターンで形成され、該凹凸パターンの凸部として記録要素24Aが形成された記録層24と、記録要素24Aの間の凹部26に充填された非磁性の充填要素28と、を含み、図3に拡大して示されるように、充填要素28の上面が基板22側に部分的に凹む形状に形成されて、凹部26の幅よりも幅が小さい溝部30が表面32に形成されたことを特徴としている。尚、図2及び図3では、理解を容易にするため、記録層24を他の層と比較して実際よりも厚く描いている。図4〜図10、図13〜図18についても同様である。
基板22は、記録層24側の面が鏡面研磨されている。基板22の材料としては、ガラス、NiPで被覆したAl合金、Si、Al等の非磁性材料を用いることができる。
記録層24は、厚さが5〜30nmである。記録層24の材料としては、CoCrPt合金等のCoCr系合金、FePt系合金、これらの積層体、SiO等の酸化物系材料の中にCoPt等の強磁性粒子をマトリックス状に含ませた材料等を用いることができる。記録要素24Aは、データ領域において径方向に微細な間隔の同心円状のトラック形状で形成されており、図2及び図3はこれを図示したものである。又、記録要素24Aは、サーボ領域において所定のサーボ情報のパターン形状で形成されている(図示省略)。
充填要素28の材料としては、SiO、Al、TiO、フェライト等の酸化物、AlN等の窒化物、SiC等の炭化物等を用いることができる。充填要素28の上面は、隣接する記録要素24Aとの境界近傍が基板22側に凹んでいる。
記録要素24A及び充填要素28の上には保護層36、潤滑層38がこの順で形成されている。これら保護層36、潤滑層38は、記録要素24A及び充填要素28の上面の形状に倣って形成されている。前記表面32は潤滑層38の上面であり、前記溝部30は、潤滑層38の上面に形成されている。
溝部30は、記録要素24Aと充填要素28との境界に沿って形成され、基板22から離間する方向に拡幅する断面形状を有している。溝部30の深さは0.1〜4nmであることが好ましい。又、溝部30の幅は、凹部26の幅の1/4以下であることが好ましい。
保護層36は、厚さが1〜5nmである。保護層36の材料としては、例えば、ダイヤモンドライクカーボンと呼称される硬質炭素膜等を用いることができる。尚、本出願において「ダイヤモンドライクカーボン(以下、「DLC」という)」という用語は、炭素を主成分とし、アモルファス構造であって、ビッカース硬度測定で2×10〜8×1010Pa程度の硬さを示す材料という意義で用いることとする。又、潤滑層38は、厚さが1〜2nmである。潤滑層38の材料としては、PFPE(パーフロロポリエーテル)やフォンブリン系潤滑剤等を用いることができる。
又、基板22及び記録層24の間には、下地層40、反強磁性層42、軟磁性層44、記録層24に厚さ方向(表面に垂直な方向)の磁気異方性を付与するための配向層46が形成されている。下地層40は、厚さが2〜40nmである。下地層40の材料としてはTa等を用いることができる。反強磁性層42は、厚さが5〜50nmである。反強磁性層42の材料としてはPtMn合金、RuMn合金等を用いることができる。軟磁性層44は、厚さが50〜300nmである。軟磁性層44の材料としては、Fe(鉄)合金、Co(コバルト)アモルファス合金、フェライト等を用いることができる。尚、軟磁性層44は、軟磁性を有する層と、非磁性層と、の積層構造であってもよい。配向層46は、厚さが2〜40nmである。配向層46の具体的な材料としては、非磁性のCoCr合金、Ti、Ru、RuとTaの積層体、MgO等を用いることができる。
次に、磁気記録媒体12の作用について説明する。
磁気記録媒体12は、表面32に溝部30が形成されているので、記録要素24Aの上面と、磁気ヘッド14と、の間の磁気的スペースを小さく保持しつつ、吸着による磁気ヘッド14のクラッシュを防止することができる。
又、溝部30の幅は充填要素28が充填する凹部26の幅よりも小さいので、磁気ヘッド14との間の充分な空気膜剛性が得られ、磁気ヘッドの浮上高さの変動が抑制される。更に、溝部30は、基板22から離間する方向に拡幅する断面形状を有しているので、磁気ヘッド14の吸着を防止するために溝部30における磁気ヘッド14側の幅を大きくしても溝部30の容積は小さく抑制される。磁気記録媒体12と磁気ヘッド14との間の空気膜剛性はこの溝部30の容積によって決まるので、この点でも、磁気ヘッド14との間の空気膜剛性が高められている。
又、充填要素28の上面が基板22側に部分的に凹む形状に形成され、これに倣って溝部30が形成されており、記録要素24Aの上面はほぼ平坦であり、殆ど加工されていないので、良好な磁気特性が得られる。
又、充填要素28の上面が基板22側に部分的に凹む形状に形成され、これに倣って溝部30は記録要素24Aと充填要素28との境界に沿って形成されているので、溝部30の形成が容易である。尚、溝部30の形成方法については後述する。
又、溝部30は記録要素24Aと充填要素28との境界に沿って形成され、磁気ヘッド14の(相対的な)走行方向に沿って形成されているので、この点でも磁気ヘッド14の浮上高さの変動が生じにくくなっている。
又、磁気記録媒体12は、記録要素24Aが、データ領域においてトラック形状で形成されているので面記録密度が高くても記録対象のトラックに隣接するトラックへの記録や再生時のクロストーク等の問題が生じにくい。
更に、磁気記録媒体12は、記録要素24A同士が分割され、記録要素24A間の凹部26には記録層24が存在しないので凹部26からノイズが発生することがなく、この点でも良好な記録/再生特性が得られる。
尚、本第1実施形態において、磁気記録媒体12は、記録要素24Aの上面の高さと、充填要素28の上面の高さと、が等しく、溝部30を除いて表面32は平坦であるが、図4に示される本発明の第2実施形態のように、記録要素24Aの上面が、充填要素28の上面よりも高く、表面32における記録要素24Aの上の部分と、表面32における充填要素28の上の部分と、に段差がある構成としてもよい。又、図5に示される本発明の第3実施形態のように、充填要素28の上面が、記録要素24Aの上面よりも高い構成としてもよい。この場合、磁気ヘッドとの間の充分な空気膜剛性を保持するためには、表面32における記録要素24Aの上の部分と充填要素28の上の部分と、の段差を2nm以下とすることが好ましい。尚、磁気ヘッドとの間の磁気的スペースを小さく保持するためには、第2実施形態のように、記録要素24Aの上面が、充填要素28の上面よりも高い構成とすることが好ましい。
又、上記第1実施形態において、充填要素28の上面を部分的に凹む形状とすることで、表面32に溝部30を形成しているが、図6に示される本発明の第4実施形態のように、記録要素24Aの磁気特性に悪影響を及ぼさない程度であれば、充填要素28の上面と共に記録要素24Aの上面も部分的に凹む形状として、表面32に溝部30を形成してもよい。
又、上記第1実施形態において、記録層要素24A及び充填要素28の上に保護層36、潤滑層38が形成されているが、例えば、図7に示される本発明の第5実施形態のように、製造工程において記録要素24の上面を加工から保護するために記録要素24Aの上面にストップ膜48を成膜し、ストップ膜48が記録要素24Aの上面に残存する構成としてもよい。尚、この場合も、表面32における記録要素24Aの上の部分(ストップ膜48の上の部分)と充填要素28の上の部分と、の段差が0〜2nmとなるように加工することが好ましい。又、図8に示される本発明の第6実施形態のように、保護層36、潤滑層38を省略し、記録要素24及び充填要素28の上面が表面32を構成するようにしてもよい。
又、上記第1実施形態において、溝部30は、基板22から離間する方向に拡幅する断面形状を有しているが、例えば、図9に示される本発明の第7実施形態のように、溝部30が厚さ方向に一定の幅の断面形状を有する構成としてもよい。
又、上記第1実施形態において、溝部30は、記録要素24Aと、充填要素28と、の境界に沿って形成されているが、例えば、図10及び図11に示される本発明の第8実施形態のように、充填要素28の幅方向の中央近傍の上に溝部30を形成してもよい。又、図12に示される本発明の第9実施形態のように、溝部30が、充填要素28の上に径方向に沿って放射状に形成された構成としてもよい。
又、上記第1実施形態において、基板22と、記録層24と、の間に下地層40、反強磁性層42、軟磁性層44、配向層46が形成されているが、基板22と、記録層24と、の間の層の構成は、磁気記録媒体の種類やニーズに応じて適宜変更すればよい。又、下地層40、反強磁性層42、軟磁性層44、配向層46を省略し、基板22上に記録層24を直接形成してもよい。
又、上記第1実施形態において、磁気記録媒体12は、垂直記録型の磁気ディスクであるが、面内記録型の磁気ディスクについても本発明は適用可能である。
又、上記第1実施形態において、磁気記録媒体12は、基板22の片面に記録層24等が形成されているが、基板の両面に記録層等が形成された両面記録式の磁気記録媒体についても本発明は適用可能である。
又、上記第1実施形態において、磁気記録媒体12はデータ領域において記録要素24Aがトラックの径方向に微細な間隔で並設されたディスクリートトラックタイプの磁気ディスクであるが、記録要素がトラックの周方向(セクタの方向)に微細な間隔で並設された磁気ディスク、トラックの径方向及び周方向の両方向に微細な間隔で並設された磁気ディスク、トラックが螺旋形状をなす磁気ディスクについても本発明は当然適用可能である。又、MO等の光磁気ディスク、磁気と熱を併用する熱アシスト型の磁気ディスク、更に、磁気テープ等ディスク形状以外の凹凸パターンの記録層を有する他の磁気記録媒体に対しても本発明を適用可能である。
上記第1実施形態及び第2実施形態と同様の構成を有する9種類の磁気記録媒体12を10枚ずつ作製した。作製した磁気記録媒体12の主要部の構成を以下に示す。
基板22は直径が約65mmで材料はガラスである。記録層24は、厚さが約20nmで、材料はCoCrPt合金である。充填要素28の材料はSiOである。保護層36は、厚さが約2nmで、材料はDLCである。潤滑層38は、厚さが約1nmで、材料はPFPEである。
これらの磁気記録媒体12の具体的な作製方法について簡単に説明する。まず、基板22の上に、下地層40、反強磁性層42、軟磁性層44、配向層46、連続記録層(未加工の記録層24)、第1のマスク層、第2のマスク層をこの順でスパッタリング法により形成し、更にレジスト層をスピンコート法で塗布した。尚、第1マスク層は、厚さが約25nmで、材料はTaSiである。又、第2マスク層は、厚さが約10nmで、材料はNiである。レジスト層は、厚さが約100nmで、材料はネガ型レジスト(NEB22A 住友化学工業株式会社製)ある。
このレジスト層に転写装置(図示省略)を用いて、サーボ領域のサーボパターン及びデータ領域のトラックパターンに相当する凹凸パターンをナノ・インプリント法により転写し、Oガスを用いた反応性イオンビームエッチングにより、凹部の底部のレジスト層を除去する。次に、Arガスを用いたイオンビームエッチングにより、凹部の底部の第2のマスク層を除去し、更に、SFガスを反応ガスとする反応性イオンエッチングにより、凹部の底部の第1のマスク層を除去してから、COガス及びNHガスを反応ガスとする反応性イオンエッチングにより、凹部の底部の連続記録層62を除去し、連続記録層を多数の記録要素24Aに分割し、凹凸パターンの記録層24を形成した。尚、データ領域におけるトラックピッチ(記録要素24A同士のトラック幅方向のピッチ)は約200nmとし、記録要素24Aの上面の幅(トラック幅)が約100nmとなるように加工した。又、SFガスを反応ガスとする反応性イオンエッチングにより、記録要素24A上に残存する第1のマスク層を完全に除去した。
次に、図13に示されるように、バイアススパッタリング法により被加工体50の表面に充填材52(充填要素28の材料)を約30nmの厚さ(記録要素24A上の厚さ)に成膜した。この際、成膜パワー(ターゲットに印加するパワー)を約500W、真空チャンバ内圧力を約0.3Pa、被加工体50に印加するバイアスパワーを約250Wに設定した。充填材52は、記録層24の凹凸パターンに倣って、表面の凹凸がある程度抑制された形状で充填材が記録要素24Aを覆うように被加工体50上に成膜され、凹部26に充填材52が充填された。尚、充填材52の凸部は側端部が記録要素24Aの上面の端部よりも内側に位置するように形成された。
更に、スパッタリング法により、充填材52上に被覆材54を約10nmの厚さに成膜した。この際、成膜パワーを約500W、真空チャンバ内圧力を約0.3Paに設定した。被覆材の材料としてはイオンビームエッチングに対するエッチングレートがSiOよりも低いPt(白金)を用いた。尚、Ptに代えてCrやZrを用いてもよい。尚、充填材52の凸部は側端部が記録要素24Aの上面の端部よりも内側の位置に形成されているので、被覆材54の凸部は側端部が記録要素24Aの上面の端部近傍となるように形成された。尚、図13は本第1実施形態の理解のため、凹凸形状を実際よりも強調して描いている。9種類の被加工体50における具体的な被覆材54の成膜厚さを表1に示す。尚、表1に示される被覆材54の成膜厚さは10枚の被加工体50の平均値である。
次に、被加工体50を回転させながらArガスを用いたイオンビームエッチングにより図14に示されるように被加工体50の表面の被覆材52及び充填材54を除去し、平坦化した。この際、9種類の被加工体50のエッチング時間を調節することで、記録要素24A及び充填要素28の上面を異なる形状に加工した。具体的なエッチング時間を表1に示す。
Figure 2006048812
尚、Arガスの入射角を被加工体50の表面に対して約2°に設定した。このようにArガスの入射角を被加工体50の表面に垂直な方向から傾斜させることにより、凹部におけるエッチングレートよりも凸部端部におけるエッチングレートが高い傾向が顕著となり、図14に示されるように、凸部端部の被覆材54は、凹部の被覆材54よりも速く除去され、記録要素24Aの上の凸部端部の充填材52が被覆材54から露出した。
更にエッチングが進行すると、図15に示されるように、充填材52が被覆材54から露出した部分(凸部端部)は他部よりも速く除去され、充填材52は、記録要素24Aの上において、凹部26におけるよりも速く除去された。これにより、図16に示されるように、成膜時に対して凹凸が逆転した。又、充填材の凹部は幅が記録要素24Aの上面の幅よりも若干広く形成された。被覆材54が完全に除去されると、充填材52は一様に除去されるが、記録要素24Aのエッチングレートは充填材52のエッチングレートよりも低いので、凹部26の端部近傍におけるエッチングが最も速く進行することになり、図17に示されるように、充填要素28の上面は端部が基板12側に凹んだ形状となった。
この際、記録要素24Aの上面も、端部近傍が僅かに加工されうるが、エッチングレートが低いので他の部位は加工から保護され、平坦な形状に保持される。尚、充填材52を成膜する前に、充填材52よりもイオンビームエッチングに対するエッチングレートが低いDLC等のストップ膜を記録要素24Aの上面に成膜しておくことで、記録要素24Aの上面を加工から一層確実に保護することができる。
次に、CVD法により記録要素24A及び充填要素28の上面に約2nmの厚さでDLCの保護層36を形成し、更に、ディッピング法により保護層36の上に1〜2nmの厚さでPFPEの潤滑層38を塗布した。保護層36、潤滑層38は、記録要素24A及び充填要素28の上面の形状に倣って成膜され、前記図3、図4に示されるように、記録要素24A及び充填要素28に沿って表面32に溝部30が形成された。
このようにして得られた9種類の磁気記録媒体12の溝部30の幅、深さ、表面32における記録要素24Aの上の部分と充填要素28の上の部分と、の段差を測定したところ表1に示されるような結果であった。尚、表1に記載された数値はいずれも各種類の10枚の磁気記録媒体12の平均値である。又、F〜J種の段差は、これらの段差の分だけ、表面32における記録要素24Aの上の部分が充填要素28の上の部分よりも高いことを示す。
又、これら9種類の磁気記録媒体12に対し、中心から半径方向に18〜20mmの2mmの幅の領域において、10万回の磁気ヘッド14のシーク試験を行った。この際、磁気ヘッド14は、浮上高さが10nmとなるようにサスペンション荷重を調節した。又、平均シーク時間は12msとした。シーク試験においてLDV(Laser Doppler Vibrometer)を用いて磁気ヘッド14の浮上高さの変動量を測定した。又、シーク試験後、磁気ヘッド14のクラッシュ痕を調べた。これらの測定結果を表1に示す。尚、クラッシュ痕の測定結果は磁気ヘッドにクラッシュ痕を生じさせた磁気記録媒体の枚数として示す。又、表1に記載された磁気ヘッド14の浮上高さの変動量は各種類の10枚の磁気記録媒体12の平均値である。
[比較例]
上記実施例に対し、鏡面研磨された10枚の基板を用意し、実施例と同様にして基板の上に保護層36、潤滑層38を形成した。これらの基板に対して10万回の磁気ヘッド14のシーク試験を行った。尚、シーク試験の条件を上記実施例と同様とした。シーク試験において磁気ヘッド14の浮上高さの変動量を測定した。又、シーク試験後、磁気ヘッド14のクラッシュ痕を調べた。これらの測定結果を表1に併記して示す。
表1に示されるように、比較例は、10枚の基板のうち、6枚の基板でクラッシュが発生していたのに対し、実施例は、1種類の10枚の磁気記録媒体のうちの2枚の磁気記録媒体でクラッシュの発生が生じていただけで、8種類の磁気記録媒体12ではクラッシュが全く発生していなかった。即ち、実施例は比較例に対しクラッシュの発生が著しく抑制されていることが確認された。比較例は、基板が鏡面研磨されているために、磁気ヘッドが吸着されることによるクラッシュが生じやすくなっているのに対し、実施例は、磁気記録媒体12表面32に溝部30が形成されているため、磁気ヘッドの吸着によるクラッシュが抑制されたものと考えられる。
尚、実施例のうち、表面32における記録要素24Aの上の部分と充填要素28の上の部分と、の段差が0〜2nmのA〜H種の8種類の磁気記録媒体ではクラッシュが発生していなかったのに対し、クラッシュが発生したJ種の磁気記録媒体12は、表面32における記録要素24Aの上の部分と充填要素28の上の部分と、の段差が3nmであった。J種の磁気記録媒体12のクラッシュは、磁気ヘッドの吸着によるものではなく、磁気ヘッド1の浮上高さの変動によるものと考えられる。表1より、表面32における記録要素24Aの上の部分と充填要素28の上の部分と、の段差が0〜2nmであれば、このような磁気ヘッドの浮上高さの変動によるクラッシュを確実に防止できることがわかる。
又、ハードディスクの場合、良好な記録/再生特性を得るためには磁気ヘッドの浮上高さの変動量を3nm以下に制限することが目安とされている。表1より、表面32における記録要素24Aの上の部分と、充填要素28の上の部分と、の段差が0nmであるA〜E種のうち、溝部30の深さが6nmであるE種だけが、磁気ヘッドの浮上高さの変動量が3nmを超えており、溝部30の深さが4nm以下であるA〜D種はいずれも磁気ヘッドの浮上高さの変動量が3nm以下であった。即ち、表面32における記録要素24Aの上の部分と、充填要素28の上の部分と、の段差が0nmの場合、溝部30の深さを0.1〜4nmの範囲内に制限することで、磁気ヘッドの浮上高さの変動量を3nm以下に確実に抑制できることがわかる。
又、溝部30の深さが4nmであるF〜J種のうち、表面32における記録要素24Aの上の部分と、充填要素28の上の部分と、の段差が3nmであるJ種だけが、磁気ヘッドの浮上高さの変動量が3nmを超えており、表面32における記録要素24Aの上の部分と、充填要素28の上の部分と、の段差が2nm以下であるG〜H種はいずれも磁気ヘッドの浮上高さの変動量が3nm以下であった。即ち、溝部30の深さが4nm以下に抑制されていれば、表面32における記録要素24Aの上の部分と、充填要素28の上の部分と、の段差があっても段差を0〜2nmの範囲内に制限することで、磁気ヘッドの浮上高さの変動量を3nm以下に確実に抑制できることがわかる。
本発明は、例えば、ディスクリートトラック媒体、パターンド媒体等の、記録層が所定の凹凸パターンで形成された磁気記録媒体に利用することができる。
本発明の第1実施形態に係る磁気記録再生装置の要部の概略構造を模式的に示す斜視図 同磁気記録再生装置の磁気記録媒体の構造を模式的に示す側断面図 同磁気記録媒体の充填要素周辺の構造を拡大して模式的に示す側断面図 本発明の第2実施形態に係る磁気記録媒体の充填要素周辺の構造を拡大して模式的に示す側断面図 本発明の第3実施形態に係る磁気記録媒体の充填要素周辺の構造を拡大して模式的に示す側断面図 本発明の第4実施形態に係る磁気記録媒体の充填要素周辺の構造を拡大して模式的に示す側断面図 本発明の第5実施形態に係る磁気記録媒体の充填要素周辺の構造を拡大して模式的に示す側断面図 本発明の第6実施形態に係る磁気記録媒体の充填要素周辺の構造を拡大して模式的に示す側断面図 本発明の第7実施形態に係る磁気記録媒体の充填要素周辺の構造を拡大して模式的に示す側断面図 本発明の第8実施形態に係る磁気記録媒体の充填要素周辺の構造を拡大して模式的に示す側断面図 同磁気記録媒体の溝部の形状を模式的に示す平面図 本発明の第9実施形態に係る磁気記録媒体の溝部の形状を模式的に示す平面図 本発明の実施例に係る磁気記録媒体の製造工程において、被加工体の表面に充填材及び被覆材が成膜された状態を模式的に示す側断面図 平坦化により同被覆材が凸部の側端部において除去された状態を模式的に示す側断面図 同充填材が凸部の端部上において他部よりもエッチングが進行した状態を模式的に示す側断面図 成膜時に対して凹凸が逆転した充填材を模式的に示す側断面図 上面の端部が凹んだ形状に加工された充填材を模式的に示す側断面図 本発明の溝部の幅、凹部の幅、溝部の深さ、表面における記録要素の上の部分、表面における充填要素の上の部分を模式的に示す側断面図
符号の説明
10…磁気記録再生装置
12、108…磁気記録媒体
14…磁気ヘッド
16…チャック
18…アーム
20…ベース
22、102…基板
24、106…記録層
24A、106A…記録要素
26、112…凹部
28、104…充填要素
30、100…溝部
32、110…表面
36…保護層
38…潤滑層
40…下地層
42…反強磁性層
44…軟磁性層
46…配向層
48…ストップ膜
50…被加工体
52…充填材
54…被覆材

Claims (6)

  1. 基板の上に所定の凹凸パターンで形成され、該凹凸パターンの凸部として記録要素が形成された記録層と、前記記録要素の間の凹部に充填された非磁性の充填要素と、を含み、該充填要素の上面が前記基板側に部分的に凹む形状に形成されて、前記凹部の幅よりも幅が小さい溝部が表面に形成されたことを特徴とする磁気記録媒体。
  2. 請求項1において、
    前記溝部は、前記記録要素と前記充填要素との境界に沿って形成されたことを特徴とする磁気記録媒体。
  3. 請求項1又は2において、
    前記溝部は、前記基板から離間する方向に拡幅する断面形状を有することを特徴とする磁気記録媒体。
  4. 請求項1乃至3のいずれかにおいて、
    前記溝部の深さが0.1〜4nmであることを特徴とする磁気記録媒体。
  5. 請求項1乃至4のいずれかにおいて、
    前記表面における前記記録要素の上の部分と、前記充填要素の上の部分と、の段差が0〜2nmであることを特徴とする磁気記録媒体。
  6. 請求項1乃至5のいずれかに記載の磁気記録媒体と、該磁気記録媒体に対してデータの記録/再生を行うために該磁気記録媒体の表面に近接して浮上可能であるように設置された磁気ヘッドと、を備えることを特徴とする磁気記録再生装置。
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