JP2006047421A - 表示光学系および画像投射装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 スペックルノイズを低減させることができ、かつコンパクトで光量ロスが少ない表示光学系を提供する。
【解決手段】 表示光学系は、コヒーレンス性を有する光を用いて光を発する光源101と、該光が入射する第1の領域および第2の領域を有し、該光のうち第1の領域に入射した光成分の偏光状態と第2の領域に入射した光成分の偏光状態とを異ならせる偏光制御手段100とを有する。また、光源101と走査デバイス104との間に偏光制御手段100を設けてもよい。
【選択図】 図1

Description

本発明は、レーザ光等のコヒーレント光(可干渉性を有する光)を用いて画像を投射する表示光学系に関するものである。
レーザ光を用いてスクリーン上に画像を投射する画像投射装置が種々提案されている。例えば、特許文献1には、偏向器を用いてレーザ光を走査することで、スクリーン上に画像を表示するレーザ走査型ディスプレイが提案されている。
但し、レーザ光はコヒーレンスが高いので、表示画像中にいわゆるスペックルノイズ(粒状の干渉パターン)が現われ、画質劣化の原因となる。
スペックルノイズを低減する方法として、例えば特許文献2には、厚さがΔtずつ異なるN個の領域からなる屈折率nの透明光学素子を用いる方法が提案されている。具体的には、半導体レーザの発散光束をコリメーターレンズで平行光束として透明光学素子に入射させ、段差Δtの異なる部分を通過した光束(分割光束)に光路差(n−1)Δtを与えて、各分割光束の可干渉性を低減させる。透明光学素子を通過した可干渉性のない複数の光束をレンズで重ね合わせることにより、スペックルノイズを低減することができる。
また、特許文献3には、回転可能な拡散素子でレーザ光を散乱させることによりスペックルノイズを低減する方法が提案されている。レーザ光を拡散素子で散乱させることによって、スペックルパターンを高速変化させ、人間の眼の残像効果によりスペックルパターンを重ね合わせて平均化することにより、スペックルノイズが視認されないようにするものである。
なお、特許文献4には、レーザ光の集光システムにおいて、集光照射されるレーザ光の強度分布を一様均一にするために、スペックル分布を平滑化する技術として、1つの偏光ビームを複屈折性結晶等を用いて偏光方向が直交する2つの光束系とする技術が提案されている。
特開2003−021800号公報(段落0021〜0023、図1等) 特開2000−206449号公報(段落0029〜0032、図1等) 特開平06−208089号公報(段落0006〜0008、図1等) 特開平10−39267号公報(段落0002〜0004、図1〜3等)
しかしながら、特許文献2において提案されている方法では、分割した光束に十分な光路差を与えるために、透明光学素子の段差Δtを大きくする必要がある。この結果、光学系をコンパクト化することが困難になる。特に、固体レーザやシングルモードの半導体レーザのようなコヒーレンス長が長い光を用いた場合には、透明光学素子のサイズがきわめて大きくなる。
また、特許文献2において提案されている方法では、レーザ光を拡散素子を透過させることにより、比較的大きな光量ロスが発生する。さらに、散乱光の発生によりビーム径が変化し、表示画像の解像度が低下する。
さらに、特許文献4にて提案の技術は、核融合装置に用いられるレーザシステム等を前提としたものであり、表示光学系ないし画像投射装置にそのまま適用することは困難である。
本発明は、スペックルノイズを低減させることができ、かつコンパクトで光量ロスが少ない表示光学系を提供することを目的の1つとしている。
1つの観点としての本発明の表示光学系は、コヒーレンス性を有する光を用いて光を発する光源と、該光が入射する第1の領域および第2の領域を有し、該光のうち第1の領域に入射した光成分の偏光状態と第2の領域に入射した光成分の偏光状態とを異ならせる偏光制御手段とを有する。
本発明によれば、コンパクトで光量ロスが少ない表示光学系でありながら、スペックルノイズを低減させることができ、高画質の画像を表示することができる。
以下、本発明の実施例について図面を参照しながら説明する。
図1には、本発明の実施例1である画像投射装置における表示光学系の構成を示している。図1において、101はレーザ光源(可干渉性、コヒーレンス性を有する光、すなわちコヒーレント光を発する光源)である。レーザ光源101から発せられた光束は、コリメーターレンズ102により略平行光束化される。
ここで、レーザ光源101には、光源変調回路120が接続されている。光源変調回路120は、レーザ光源101から発せられるレーザ光の強度を、パーソナルコンピュータ、DVDプレーヤ、ビデオデッキ、テレビチューナー等の画像信号供給装置121から入力される画像信号に応じて変調する。
コリメーターレンズ102から射出した略平行光束(以下、レーザビームという)は、該レーザービームの所定の成分と他の成分との偏光状態を異ならせる空間的偏光制御素子100を介して集光光学系103に入射し、さらに走査デバイス104に入射する。なお、空間的偏光制御素子100については後述する。また、偏光状態とは、後述するように直線偏光の偏光方向や楕円偏光の長軸方向といった偏光の形態を意味する。
集光光学系103は、所定の光学的パワー(屈折力:焦点距離の逆数)を有し、レーザビームを後述する投射面上に略結像させる。
走査デバイス104は、水平走査ミラー104Hと垂直走査ミラー104Vとを有しており、入射したレーザビームを2次元方向に走査する。なお、本実施例では、水平走査ミラー104Hとして、半導体製造技術等を用いて製作されたMEMS(Micro Electro Mechanical System)ミラーデバイスであり、電磁力等を用いてミラーを往復揺動(共振振動)させることができるものを用いている。水平走査ミラー104Hのミラー面は1.5mm角というきわめて小さなサイズを有する。また、垂直走査ミラー104Vとしては、ガルバノミラーを用いている。
なお、本実施例では、それぞれレーザビームを一次元方向に偏向(走査)する水平走査ミラー104Hと垂直走査ミラー104Vを用いているが、1つのミラーを二次元方向に振動させることができるMEMSミラーデバイスを用いてもよい。
走査デバイス104によって走査されたレーザビームは、スクリーンや壁面などの走査面(投射面)105に向かう。走査面105上には、コリメーターレンズ102および集光光学系103によって光源101からのレーザビームが略集光されて結像する。したがって、走査デバイス104によって、走査面105上に形成される光源像が2次元方向に走査される。
図1において、矢印110は、水平走査ミラー104Hの揺動方向を、矢印111は垂直走査ミラー104Vの回転方向を示している。垂直走査ミラー104Vが矢印111の方向に回転することにより、走査面105上のレーザビームのスポット(光源像)は、矢印109の方向に走査される。したがって、走査面105上には、水平方向に往復する走査線106,107が走査面105の上端から下端に向かって形成されていく。これにより、人間の眼の残像効果により、1フレームの画像が表示される。
垂直走査ミラー104Vは、走査面105上の下端に走査線106を形成すると、次に走査面105の上端に走査線106を形成し、次のフレームの画像を形成していく。以下、この動作を繰り返す。例えば、水平方向800画素、垂直方向600画素のSVGAの画像を形成する場合、垂直方向の走査を60Hzで繰り返す場合、その1割が帰線時間、残りの9割が描画時間であって、水平走査線は往路と復路とでそれぞれ300本ずつ必要となるので、水平走査ミラー104Hには20kHz(60Hz÷0.9倍×300本)の共振周波数が必要になる。
なお、図1では、実際の走査線を間引いた形で示している。
走査面115上の領域112は、実際に画像が表示されるエリアである。水平走査ミラー104Hは、共振動作をすることから、振幅の最大のところに近づくと速度が遅くなり、画像を表示するのに適さないので、水平走査ミラー104Hの最大振幅に対応した領域よりも内側の領域112内でのみ画像を表示するようにしている。
本実施例では、レーザ光源101と投射面(走査面)としてのスクリーン105との間、特にレーザ光源101と走査デバイス104との間に、空間的偏光制御素子100を配置している。さらに言えば、本実施例では、コリメーターレンズ102と集光光学系103との間に空間的偏光制御素子100を配置している。
以下、空間的偏光制御素子100の構成について、図2Aを用いて説明する。図2Aは、空間的偏光制御素子100の概略構成を示している。また、この図には、図1に示したコリメーターレンズ102によって略平行光束に変換されたレーザビームが、空間的偏光制御素子100を通過する様子を模式的に示している。
ここで、本実施例では、レーザ光源101として半導体レーザを用いており、該レーザ光源101は、直線偏光のレーザ光束を射出する。このため、図2Aには、空間的偏光制御素子100に入射するレーザビームの偏光方向(水平方向)を矢印で示し、以下、この直線偏光をPで示す。
空間的偏光制御素子100は、レーザビームの径方向において複数のエリアに分割されており、1つのレーザビームの中で隣り合うエリアを通過したビーム成分(以下、エリア成分という)に異なる位相差を与えるように構成されている。本実施例では、位相差を与える光学部材としての位相差板が設けられたエリア(以下、第1エリアという)100aと、エリア成分に位相差を与えない(つまりは、位相差板が設けられていない)単なる透過部材が設けられたエリア(以下、第2エリアという)100bとを交互に配置した縦ストライプ状に構成されている。
第1エリア100aに設けられた位相差板は、1/2波長板である。このため、第1エリア100aに入射した水平方向の直線偏光Pは、該第1エリア100aを通過することによってその偏光方向が90deg回転し、垂直方向の偏光方向を持つ直線偏光Paとして射出される。一方、第2エリア100bに入射した水平方向の直線偏光Pは、その偏光方向が回転せず、水平方向の直線偏光Pbのまま射出する。
このように、空間的偏光制御素子100は、レーザビームを複数のエリア成分に分割し、該レーザビーム内に水平方向の直線偏光Pbと垂直方向の偏光成分Paとを通過エリア別に存在させることができる。以下、この偏光方向が異なる直線偏光が存在したレーザビームを偏光合成ビームと称し、またこのような、空間的偏光制御素子100の機能を、偏光合成機能と称する。
そして、この偏光合成ビームは、走査デバイス104によって2次元方向に走査されながらスクリーン105上に導びかれ、投射画像を形成する。
以下、本実施例の空間的偏光制御素子100の作用によるスクリーン上でのスペックルノイズ低減の原理について説明する。
スペックルノイズは、走査面105に配置されたスクリーンで反射したレーザビームの散乱光が網膜上でランダムな位相関係で重なり合うことで発現する。通常のスクリーンは、表面粗さがレーザ光の波長より十分大きく、表面粗さの相関長(例えば、後述する相関係数を略0にする表面凹凸の周期)が照射スポット径より十分小さいため、スクリーン上の各点で散乱したレーザ光の位相は、スクリーン面の微視的な凹凸に対応してランダムになり、(−π、π)間で一様な分布をとる。このため、スクリーンからのレーザ光の散乱光が網膜上でランダムな位相関係で重なり合い、網膜上に不規則な粒状の干渉パターン(スペックルパターン)が発現する。
スペックルノイズを低減する手法の1つに、互いに相関の少ない複数のスペックルパターンを重ね合わせて、スペックル強度を平滑化する方法がある。互いに相関の少ない(独立した)複数のスペックルパターンを重ね合わせると、スペックル強度の定量化値を示すスペックルコントラストCは1/√N倍に低減する。スペックルコントラストCは、以下のように、スペックル強度Iの標準偏差σIと平均値<I>の比として定義される。
C=σI/<I>
この手法を用いてスペックルノイズを低減するためには、互いに相関の少ない複数のスペックルパターンを発生させる必要がある。
本実施例でも、互いに相関の少ない複数のスペックルパターンを発生させて、スペックル強度を重ね合わせることにより、スペックルノイズを低減する方法を用いる。
ここで、スクリーンに入射するレーザビームの偏光方向と表示画像のスペックルパターンとの関係について、実験結果をもとに説明する。レーザビームの偏光方向がスクリーンの水平方向に対して0°、30°、45°、90°の場合におけるスペックル強度の等高線図を図3に示す。図3の横方向と縦方向は、スクリーンの水平方向と垂直方向に対応しており、スクリーンでのスペックル強度が高い部分を黒色で表している。
図3に示すように、表示画像のスペックルパターンは、スクリーンに入射するレーザビームの偏光方向に依存して異なるパターンになった。さらに、スクリーンの水平方向に振動面を持つ直線偏光によって生じるスペックルパターンと、水平方向に対して角度θをなす直線偏光によって生じるスペックルパターンの相関をみると、θが大きくなるにつれてスペックルパターンの相関は小さくなり、偏光方向が直交した場合(θ=90°)には、互いに相関のない独立したパターンになった。
各パターンの相関係数を計算した結果を、図4に示す。各パターンのスペックル強度X、Xの相関係数rは、スペックル強度の平均値<X>、<X>を用いて下式のように定義される。
Figure 2006047421

本実施例では、空間的偏光制御素子100の第1エリア100aに位相差板(1/2波長板)を配置し、第2エリア100bに透過部材を配置することで、空間的偏光制御素子100に偏光合成機能を持たせ、これにより、互いに相関の少ない複数のスペックルパターンを発生させて、スペックル強度を重ね合わせる。
具体的には、図2A中に示したように、水平方向に振動面を持つ直線偏光Pのレーザビームを空間的偏光制御素子100に入射させ、一部のエリア成分(第2エリア100bを通過した成分)が水平方向に振動面を有し、かつ他のエリア成分(第1エリア100aを通過した成分)が垂直方向に振動面を有する偏光合成ビームを生成する。そして、この偏光合成ビームをスクリーン105へ導き、投射画像を表示する。
このとき、スクリーン105の表面粗さから、該スクリーン105に導いたレーザビームの散乱が生じてスペックルパターンが発生するが、該スペックルパターンはスクリーン105への到達光の偏光方向によって異なり、偏光方向が略直交すると相関のほとんどない複数のスペックルパターンが生じる。
そして、本実施例では、水平方向の直線偏光Pbによって生じるスペックルパターンと垂直方向の直線偏光Paによって生じるスペックルパターンとを重ね合わせることにより、視認されるスペックルノイズを低減さる。
実験によれば、スペックルコントラストCを0.74倍(C=0.31からC=0.23)に低減することができた。これは、重ね合わせのパターンの数N=2の場合に、スペックルコントラストCを約1/√2倍に低減させたことに相当する。
このように、空間的偏光制御素子100を用いることにより、簡単な構成でスペックルコントラストCを低減させることができる。したがって、レーザを光源とする表示光学系(画像投射装置)によって投射される画像の画質を向上させることが可能であるとともに、光学系の小型化および低コスト化が図れるというメリットがある。
なお、本実施例では、空間的偏光制御素子100を、レーザ光源101と走査デバイス104との間に配置さしているが、特にこの位置に限らず、レーザ光源101からスクリーン105までのいずれの位置に配置してもよい。但し、本実施例のように、レーザビームが走査デバイス104による偏向(走査)を受ける前であり、かつレーザビーム径も細い本実施例の位置に配置することにより、空間的偏光制御素子100に必要な大きさを小さくすることができ、ひいては光学系の小型化に有効である。さらに、以下のメリットもある。
すなわち、本実施例の空間的偏光制御素子100は、位相差板と透過部材とを交互に(周期的に)ストライプ配置したものであり、ストライプの配列方向に回折光が発生する。±1、±2次よりも高次の回折光は、0次回折光に対してスクリーン上の照射位置が異なるために解像度が劣化する問題が発生してしまう。
前述したように、本実施例では、水平走査ミラー104HとしてMEMSミラーを用いており、その反射面のサイズは1.5×1.5mmと小さい。そこで、本実施例では、空間的偏光制御素子100をレーザ光源101と走査デバイス104との間に配置して、MEMSミラーで高次回折光をカットし、高次回折光がスクリーンへ到達しないようにしている。
また、図1に示したように、水平走査ミラー104HとしてのMEMSミラーは、回動軸となる梁部(反射面の外周の枠部とつなぐ棒状の部位)を有しており、該梁部で反射した光がスクリーンへ到達する可能性がある。
そこで、本実施例の変形例として、図2Bに示すたように、ストライプの配列方向をMEMSミラーの梁部の長手方向(図1参照)に対して略直交する方向とした空間的偏光制御素子100を用いるとよい。これにより、回折光をMEMSミラーの梁部とは別の方向に、すなわちMEMSミラーの回動軸方向に対して略直交する方向に発生させることができるので、高次回折光はMEMSミラーにもMEMSミラーの梁部にも入射しないように構成することができる。このため、高次の回折光がゴースト光となって画質を劣化させることを回避することが可能となる。
なお、本実施例では、レーザ光源に半導体レーザを用い、該光源の直接変調を行って画像を表示するようにしているが、本発明では、これに限らず、例えば、連続発光する固体レーザを、デジタルマイクロミラーデバイス(DMD)等の空間光変調器に照射して画像を表示させるようにしてもよい。
図5には、本発明の実施例2である画像投射装置の表示光学系の水平断面を示している。本実施例では、赤色、緑色および青色の3色のレーザ光源を用いている。
赤色レーザ光源201a、緑色レーザ光源201bおよび青色レーザ光源201cのそれぞれから発せられた発散光束は、コリメーターレンズ202a,202b,202cによって略平行光束化された後、クロスダイクロイックプリズム210によって合成される。クロスダイクロイックプリズム210から射出した光束(色合成レーザビーム)は、空間的偏光制御素子200に入射する。
空間的偏光制御素子200から射出した色合成レーザビームは、照明光学系203に入射する。照明光学系203は、入射したレーザビームの径を拡大するとともに略平行光束とし、空間光変調器204に照射する。
空間光変調器204は、デジタルマイクロミラーデバイス(DMD)により構成される2次元光変調器であり、入射した光を画像信号供給装置(図1参照)からの画像信号に応じて変調する。空間光変調器204から射出したレーザビームは、不図示の投影光学系によってスクリーン等の投射面上に投射される。
本実施例でも、空間的偏光制御素子200によって、一部のエリア成分が水平方向に振動面を有し、かつ他のエリア成分が垂直方向に振動面を有する偏光合成ビームを生成する。そして、この偏光合成ビームを空間光変調器204を介してスクリーン205へ導き、カラー投射画像を表示する。
なお、本実施例では、二次元空間光変調器を用いた場合について説明したが、一次元の空間光変調器を用い、他の一次元方向に変調後のレーザビームを走査することで、2次元画像を表示できるようにしてもよい。
図6Aには、本実施例における空間的偏光制御素子の構成を示している。本実施例の空間的偏光制御素子200は、位相差板としての1/2波長板を設けたエリア(第1エリア)200aと単なる透過部材を設けたエリア(第2エリア)200bとを2次元格子状ないし市松模様状に配置して構成されている。この空間的偏光制御手段200に、水平方向(図の左右方向)を偏光方向とする直線偏光(色合成ビーム)を入射させると、該直線偏光のうち第1エリア200aを通過したエリア成分は、その偏光方向が回転して射出し、第2エリア200bを通過したエリア成分は水平方向の直線偏光のまま射出する。このため、水平方向の直線偏光である1つの色合成ビームを、水平方向の偏光成分と水平方向とは異なる方向の偏光成分とが通過エリア別に存在する偏光合成ビームに変換することができる。
そして、この偏光合成ビームをスクリーンに照射すると、スクリーンでの散乱光によって各偏光方向に応じたスペックルパターンが発生する。これらのスペックルパターンが重ね合わさることにより、スペックルコントラストを低減することができる。
実施例1で説明したように、2つの偏光方向の偏光成分が含まれる偏光合成ビームによって生じるスペックルパターンは、それらの偏光方向が直交する場合に、スペックルパターンの相関がほとんどなくなる。つまり、各スペックルパターンがほぼ独立したパターンとなる。このため、第1エリア200aを通過する成分の偏光方向を90deg回転させて垂直方向の偏光成分とすることが最適である。しかし、本実施例では、レーザ光源の発振波長(色)が3つあり、各色のレーザビームの偏光方向を同時に90deg回転させることは難しい。
一方、カラー画像表示に用いられる赤色、緑色および青色のうち、観察者にとってスペックルノイズが最も顕著に感じられるのは比視感度が高い緑色である。
そこで、本実施例では、第1エリア200aに設ける位相差板としては、設定波長(設計中心波長)が緑色領域である1/2波長板を用いる。具体的には、緑色は波長λg=530nmであり、緑色のレーザビームが通過したときにその偏光方向が90deg回転するように設定された1/2波長板を使用する。これにより、緑色レーザビームによって生じるスペックルノイズを最も効率良く低減させることができる。また、緑色の波長λg=530nmは、赤色の波長λr=640nmと青色の波長λb=440nmのほぼ中間にあるので、3色のレーザビームの偏光方向を効率良く回転させることが可能となる。
言い換えれば、以下の条件を満足するとよい。
λb<λw<λr
但し、λwは前記波長板の設定波長、λbは前記青色光の波長、λrは前記赤色光の波長である。
つまり、緑色レーザ光を1/2波長板を透過させたときに、該レーザ光に与えられる位相差がπになるような波長を1/2波長板の設定波長とする。
これにより、スクリーン上に表示されたカラー画像のスペックルノイズを効率良く低減させることができると共に、観察者にとって最もスペックルノイズを少なく感じられるようにカラー画像を表示することができる。
本実施例では、位相差板としての1/2波長板と透過部材とを2次元格子状(市松模様状)に配置したが、実施例1に示したようにストライプ状に1/2波長板と透過部材とが配列された空間的偏光制御素子を2つ用意して、これらのストライプ配列方向を直交させて重ねることにより、本実施例の空間的偏光制御素子200と同等の作用を持たせることができる。これは、レーザビームが各空間的偏光制御素子を通過するとき、透過部材が重なったエリアを通過するエリア成分は偏光方向が回転せずに水平方向のままで通過し、一方の空間的偏光制御素子の第1エリアと他方の空間的偏光制御素子の第2エリアを通過するエリア成分は偏光方向が90deg回転して垂直方向の直線偏光に変換される。また、両空間的偏光制御素子の第1エリアを通過するエリア成分は、偏光方向が180deg回転し、水平方向の直線偏光に変換される。こうして、1つのレーザビーム内で、水平方向の偏光成分と垂直方向の偏光成分とが2次元格子状に並んだ偏光合成ビームになる。このようにすると、2次元格子状の偏光合成ビームを生成するための空間的偏光制御素子を簡単に製作することができる。
なお、本実施例では、空間的偏光制御素子200をレーザ光源201a,201b,201cと空間光変調器204との間に配置したが、空間的偏光制御素子200は、レーザ光源と投射面との間のどの位置に配置しても構わない。但し、空間光変調器204よりも投射面側、さらに言えば、照明光学系203よりも投射面側に比べてレーザビーム径が細いレーザ光源201a,201b,201cと空間光変調器204又は照明光学系203との間に配置することによって、空間的偏光制御素子200を小型にすることができる。
また、本実施例においては、実施例1と同様に、空間的偏光制御素子200からの回折光が水平走査ミラー104HとしてのMEMSミラーの梁部にて反射しないようにするために、図6Bに示すように、空間的偏光制御素子200を、第1および第2エリア200a,200bの配列方向(格子配列方向)が該梁部の長手方向(MEMSミラーの回動軸方向:図中の水平方向)に対して45degをなすように配置するとよい。このように、格子配列方向とMEMSミラーの梁部の長手方向と異ならせることで、回折光はMEMSミラーにも、MEMSミラーの梁部にも入射しないようにすることができる。したがって、高次の回折光によって生じるゴースト光をほぼ排除し、表示画像を高品位なものとすることができる。
さらに本実施例では、空間的偏光制御素子200に1種類の位相差板を用いたが、本発明はこれに限られない。例えば、図7に示すように、赤色波長域を設定波長とした1/2波長板200a_rと、緑色波長域を設定波長とした1/2波長板200a_gと、青色波長域を設定波長とした1/2波長板200a_bとをモザイク状に配置するなど、第1エリア200aごとに異なる設定波長の位相差板を配置するようにしてもよい。この場合でも、スペックルノイズを低減する効果を得ることができる。
また、緑色レーザ光源201bとしては、赤外レーザから波長変換して緑色レーザを発生させるSHG方式の光源を用いてもよい。
図8には、本発明の実施例3である画像投射装置の表示光学系に用いられる空間的偏光制御素子を示している。本実施例の表示光学系は、実施例1又は実施例2で説明したものと同様である。
本実施例では、空間的偏光制御素子300を同心円状にエリア分割し、径方向において偏光素子300aと単なる透過部材300bとを交互に配置している。
偏光素子300aには、SWS(Sub-Wavelength Structure)と呼ばれる、使用波長よりも細かいピッチを有する周期構造を透明基板等の素子の表面に形成して、波長板としての機能を持たせものが用いられている。SWSによって波長板の機能を持たせた場合、図7に示したような、同心円状に分割されたエリアなど、自由な形状を製造できるメリットがある。さらに、波長依存性が少なく、広い波長範囲で、すなわち各色レーザ光の偏光方向の回転角度を90deg付近に設定することができ、スペックルノイズの低減効果が大きくなる。また、金型を作製して射出成型することにより、容易かつ低価格で製造することができるメリットもある。
本実施例においても、空間的偏光制御素子300を通過したレーザビーム内には、水平方向の直線偏光と垂直方向の直線偏光とが通過エリア別に混在する。したがって、実施例1および実施例2と同様に、スクリーン上への投射画像のスペックルコントラスト(スペックルノイズ)を低減することができる。
ここで、スクリーンに照射される光の入射角に応じて、発生するスペックルパターンが変化することも知られている。
位相差板等の光学部材と透過部材とを周期的に配置した空間的偏光制御素子にレーザ光束を入射させると回折光が生じる。±1,±2次・・・30次などの回折光は、0次回折光に対してスクリーンへの入射角が異なるため、各入射角に応じたスペックルパターンが発生する。それぞれのスペックルパターンを重ね合わせることにより、スペックルコントラストを更に低減することが可能である。しかしながら、スクリーンへの照射位置が異なるために解像度が劣化する問題が生ずる。
これに対し、本実施例の空間的偏向制御素子では、位相差板と透過部材を同心円状に交互に並べているため、入射した光束の回折光も光軸中心に発生する。このため、0次回折光をスクリーン上に結像させたとき、±1次,±2次・・・30次などの回折光はスクリーン上の同じ位置に照射される。このとき、回折光束内に含まれる光線の角度はそれぞれの光束によって異なるので、各次数の回折光に対応したスペックルパターンを発生させることができる。したがって、これらいくつかのスペックルパターンの重ね合わせにより、スペックルコントラストを更に低減することができる。
また、本実施例のような走査型の画像投射装置では、一般にスポット深度が非常に広い特徴がある。このため、0次回折光をスクリーン上に結像させたときに、±1次,±2次回折光など比較的低次の回折光の集光位置がスクリーンに対して前後したとしても、スポット深度内に収まるので解像度を劣化しない利点がある。
このように、本実施例の空間的偏光制御素子を用いると、偏光によるスペックルコントラストの低減効果に加えて、入射角の違いによるスペックルコントラストの低減効果を得ることができる。さらに、投射画像の解像度を殆ど劣化させないという効果を得ることもできる。これにより、スペックルコントラストを小さく抑えた高品位な画像を表示することができる画像投射装置を実現することができる。
なお、本実施例では、図8に示したように、同心円状に位相差板と透過部材とを交互に配置した空間的偏光制御素子を用いたが、本発明ではこれに限らない。例えば、図9に示すように、同心円ラインと十字ラインとによって区切られたエリアに位相差板等の光学部材と透過部材とを交互に配置してもよい。
また、上記各実施例では、空間的偏光制御素子の複数のエリアに位相差板等の光学部材と透過部材とを配置された場合について説明したが、本発明はこれに限らない。例えば、上記複数のエリアに、第1の位相差板とレーザ光束に該第1の位相差板とは異なる位相差を与える第2の位相差とを配置するようにしてもよい。
また、上記各実施例では、コヒーレンス性を有する光としてレーザ光を用いる場合について説明したが、LEDから発せられる光等、他のコヒーレンス性を有する光を用いる場合にも本発明を適用することができる。
また、上記各実施例では、空間的偏光制御素子に1/2波長板を設けた場合について説明したが、位相差板としては他の位相差板を用いることもできる。例えば、入射した直線偏光を、透過部材をそのまま透過する直線偏光の偏光方向とは異なる長軸方向の楕円偏光に変換する波長板を用いてもよい。
すなわち、空間的偏光制御素子としては、入射したレーザビーム内に、異なるスペックルパターンを発生させる複数の偏光状態の光成分(エリア成分)を生じさせるものであれば、その構成を問わず、また、位相差板を用いない素子(光に対して与える位相差が異なる複数のエリアを有する複屈折素子等)を用いることも可能である。
以上説明したように、上記各実施例によれば、空間的偏光制御素子によって、レーザ光束を少なくとも2種類の偏光方向を持つ光束に変換し、投射面上に導くので、少なくとも2種類のスペックルパターンを同時に発生させることができる。人間の眼には、これらのスペックルパターンが重ね合わされて観察されるため、スペックルパターンの縞模様が均一化され、投射画像のスペックルを低減し、画質を向上させることができる。
本発明の実施例1である画像投射装置に用いられる表示光学系の概略構成図。 実施例1における空間的偏光制御素子の構成を示す説明図。 実施例1における空間的偏光制御素子の他の構成を示す説明図。 実施例1におけるスペックルパターンの変化の様子(実験例)を示す説明図。 実施例1におけるスペックルパターンの相関係数(実験例)を示す表図。 本発明の実施例2である画像投射装置に用いられる表示光学系の概略構成図。 実施例2における空間的偏光制御素子の構成を示す説明図。 実施例2における空間的偏光制御素子の他の構成を示す説明図。 実施例2における空間的偏光制御素子の他の構成を示す説明図。 本発明の実施例3である画像投射装置に用いられる空間的偏光制御素子の構成を示す説明図。 実施例3における空間的偏光制御素子の他の構成を示す説明図。
符号の説明
100,200,300 空間的偏光制御素子
101,201a,201b,201c レーザ光源
102,202a,202b,202c コリメーターレンズ
103 集光光学系
104 走査デバイス
105 走査面
100a,200a,300a 1/2波長板が設けられた第1エリア
100b,200b,300b 透過部材が設けられた第2エリア
203 照明光学系
204 空間光変調器
210 クロスダイクロイックプリズム

Claims (14)

  1. コヒーレンス性を有する光を用いて画像を投射する表示光学系であって、
    前記光を発する光源と、
    前記光が入射する第1の領域および第2の領域を有し、前記光のうち前記第1の領域に入射した光成分の偏光状態と前記第2の領域に入射した光成分の偏光状態とを異ならせる偏光制御手段とを有することを特徴とする表示光学系。
  2. 前記光源から発せられた前記光を走査する走査手段を有し、
    前記偏光制御手段は、前記光源と前記走査手段との間に配置されていることを特徴とする請求項1に記載の表示光学系。
  3. 前記光源から発せられた前記光を画像信号に応じて変調する画像変調手段を有し、
    前記偏光制御手段は、前記光源と前記画像変調手段との間に配置されていることを特徴とする請求項1に記載の表示光学系。
  4. 前記偏光制御手段は、前記第1の領域に前記光成分に対して位相差を与える光学部材を有し、前記第2の領域に前記光成分に位相差を与えない部材を有することを特徴とする請求項1から3のいずれか1つに記載の表示光学系。
  5. 前記偏光制御手段は、前記第1の領域に前記光成分に対して位相差を与える第1の光学部材を有し、前記第2の領域に前記第1の光学部材とは前記光成分に与える位相差が異なる第2の光学部材を有することを特徴とする請求項1から3のいずれか1つに記載の表示光学系。
  6. 前記光学部材は、位相差板であることを特徴とする請求項4又は5に記載の表示光学系。
  7. 前記光学部材は、前記光の波長よりも小さい周期を有する微細格子構造を有することを特徴とする請求項4又は5に記載の表示光学系。
  8. 前記偏光制御手段において、前記第1の領域と前記第2の領域とが交互に配置されていることを特徴とする請求項1から7のいずれか1つに記載の表示光学系。
  9. 前記偏光制御手段において、前記第1の領域と前記第2の領域とが格子状に配置されていることを特徴とする請求項1から7のいずれか1つに記載の表示光学系。
  10. 前記偏光制御手段において、前記第1の領域と前記第2の領域とが同心円状に配置されていることを特徴とする請求項1から7のいずれか1つに記載の表示光学系。
  11. 前記光源は、赤色光、緑色光および青色光を発し、かつ以下の条件を満足することを特徴とする請求項4から7のいずれか1つに記載の表示光学系。
    λb<λw<λr
    但し、λwは前記光学部材の設定波長、λbは前記青色光の波長、λrは前記赤色光の波長である。
  12. 前記光源は、赤色光、緑色光および青色光を発し、
    前記偏光制御手段は、前記第1の領域として、前記赤色光、緑色光および青色光の波長領域をそれぞれ設定波長とする前記光学部材が設けられた複数の領域を有することを特徴とする請求項4から7のいずれか1つに記載の表示光学系。
  13. 請求項1から12のいずれか1つに記載の表示光学系を有することを特徴とする画像投射装置。
  14. 請求項13に記載の画像投射装置と、
    該画像投射装置に画像信号を供給する画像信号供給装置とを有することを特徴とする画像表示システム。
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