JP2006046591A - 取付管口の止水方法及びその方法に使用される拡径部材 - Google Patents
取付管口の止水方法及びその方法に使用される拡径部材 Download PDFInfo
- Publication number
- JP2006046591A JP2006046591A JP2004231223A JP2004231223A JP2006046591A JP 2006046591 A JP2006046591 A JP 2006046591A JP 2004231223 A JP2004231223 A JP 2004231223A JP 2004231223 A JP2004231223 A JP 2004231223A JP 2006046591 A JP2006046591 A JP 2006046591A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- water
- diameter
- water stop
- opening
- pipe
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Images
Landscapes
- Pipe Accessories (AREA)
- Lining Or Joining Of Plastics Or The Like (AREA)
- Sewage (AREA)
- Branch Pipes, Bends, And The Like (AREA)
Abstract
【解決手段】 取付管口3を止水するための部材として熱可塑性材料で成る止水部材20を使用し、この止水部材20の内部に拡径部材40を挿入した後、この拡径部材40の内部に蒸気を供給する。拡径部材40の拡径動作に伴って止水部材20を拡径方向に押圧すると共に蒸気の熱が止水部材20に伝達されて止水部材20が軟化する。止水部材20に形成した開口21の周縁部が取付管8の内面に沿うように変形してスリーブ23が形成され、このスリーブ23が取付管8の内面に密着する。
【選択図】 図7
Description
<更生管の挿入工程>
図8は、更生管1の一例を示す。更生管1は、例えば塩化ビニルに熱可塑性エラストマー等を配合した断面円形状の熱可塑性樹脂からなっている。また、この更生管1は、断面楕円形状で構成されている場合もある。
<更生管の拡径工程>
更生管1の挿入作業によって、図10に示すように、引込栓4を伴う更生管1の先端部が取付管口3から本管2内にまで達する。続いて、図11に示すように、更生管1を加熱及び加圧して拡径させる。拡径に際しては、図12に示すように、更生管1の繰り出し端を切断してソケット13を気密状態で取り付け、このソケット13に蒸気発生加熱機14からの給気ホース15及び排気ホース16を接続する。そして、給気ホース15から高温・低圧の蒸気を吹き込むと、更生管1は蒸気の熱によって軟化する。続いて常温・高圧のエアーを吹き込むと、更生管1はエアーの圧力で拡径して、図13(a)〜(c)に示すように、取付管8の内周面に密着する。なお、排気ホース16は、過剰の蒸気を管外に排出するためのものである。
次いで、図14に示すように、本管2内に突出した更生管1の先端部を、本管2内に搬入した切断機17によって切除し、更生管1の切断端1bを本管2内に開口させる。このとき、更生管1の切断端1bが本管2内に若干突出するようにして、本管2内に更生管1の突出部1cを残すようにする。そして、図15に示すように、突出部1cの切断端1b
を本管2内に搬入した鍔返し装置18により加熱しつつ押し拡げて、図16に示すようなフランジ状の鍔返し部1dを成形する。こうして成形された鍔返し部1dが本管2の内面に沿って取付管口3の周囲を覆うことにより、本管2と取付管8との接続箇所においても良好な止水性を得ることができる。
上記の目的を達成するために講じられた本発明の解決手段は、取付管口を止水するための部材として熱可塑性材料で成る止水部材を使用し、この止水部材を本管内に挿入した後、加熱して軟化させた状態で取付管の内面に沿うようにスリーブを形成し、このスリーブが取付管の延長方向に立ち上がるようにしている。
具体的に、本発明は、本管と取付管との接続部分である取付管口を水密的に封止する止水方法を前提とする。この止水方法に対し、止水部材導入工程と止水工程とを備えさせている。止水部材導入工程では、上記本管の内部における上記取付管口に対応する位置に、熱可塑性材料で成り且つ円筒形状の止水部材を導入する。止水工程では、止水部材の内部に配置した可撓性材料で成る拡径部材の拡径動作及び止水部材に対する加熱動作を行うことによって、止水部材の外面を本管の内面に押し当てるように止水部材を拡径させると共に、この止水部材における上記取付管口に対応する位置に形成しておいた開口の内部に拡径部材の一部が入り込むことによってこの開口の周縁部を取付管の内面に沿うようにスリーブ状に立ち上げて取付管の内面に密着させる。
。
図1は、本形態に係る止水方法で使用する止水部材20を示す斜視図である。
次に、上記止水部材20を拡径させることによって取付管口3を水密的に封止するための動作に使用される拡径部材30,40について説明する。この拡径部材30,40としては、図2及び図3に示す第1拡径部材30及び第2拡径部材40が用意されている。以下、それぞれについて説明する。
導入するための蒸気供給管33が接続されていると共に、この第1拡径部材30を、止水部材20と共に本管20内に導入(引き込む)際に使用する牽引用のワイヤ34が接続されている。
次に、上記止水部材20及び各拡径部材30,40を使用した取付管口3の止水構造を得るための作業について説明する。ここでは、本管2に対して取付管8(例えば内径150mm)が45°の傾斜角度をもって接続する接続形態の取付管口3に対する止水構造を得るための作業について説明する。
以上説明した実施は、第1及び第2の拡径部材30,40を使用した場合について説明したが、第2拡径部材40のみを使用して止水構造を得るようにしてもよい。この場合、止水部材20に形成されている開口21の開口面積としては、上述した実施形態(第1及び第2の拡径部材30,40を使用する場合)に比べて僅かに大きくしておき、第2拡径部材40のスリーブ形成部42が容易に嵌り込むようにしておく。
3 取付管口
8 取付管
20 止水部材
21 開口
22 粘着剤(粘着性材料)
23 スリーブ
30 第1拡径部材
40 第2拡径部材
31,41 円筒部(拡径部)
32 開口拡径部
42 スリーブ形成部
Claims (9)
- 本管と取付管との接続部分である取付管口を水密的に封止する止水方法であって、
上記本管の内部における上記取付管口に対応する位置に、熱可塑性材料で成り且つ円筒形状の止水部材を導入する止水部材導入工程と、
上記止水部材の内部に配置した可撓性材料で成る拡径部材の拡径動作及び止水部材に対する加熱動作を行うことによって、止水部材の外面を本管の内面に押し当てるように止水部材を拡径させると共に、この止水部材における上記取付管口に対応する位置に形成しておいた開口の内部に拡径部材の一部が入り込むことによってこの開口の周縁部を取付管の内面に沿うようにスリーブ状に立ち上げて取付管の内面に密着させる止水工程とを備えていることを特徴とする取付管口の止水方法。 - 本管と取付管との接続部分である取付管口を水密的に封止する止水方法であって、
上記本管の内部における上記取付管口に対応する位置に、熱可塑性材料で成り且つ断面略円弧形状の止水部材を導入する止水部材導入工程と、
上記止水部材に対向して配置した可撓性材料で成る拡径部材の拡径動作及び止水部材に対する加熱動作を行うことによって、止水部材を取付管口周辺の本管内面に押し当てると共に、この止水部材における上記取付管口に対応する位置に形成しておいた開口の内部に拡径部材の一部が入り込むことによってこの開口の周縁部を取付管の内面に沿うようにスリーブ状に立ち上げて取付管の内面に密着させる止水工程とを備えていることを特徴とする取付管口の止水方法。 - 上記請求項1または2記載の取付管口の止水方法に使用される止水部材として、塩化ビニル系樹脂100重量部に対して熱可塑性エラストマーが5〜45重量部添加され、45℃〜75℃の範囲のガラス転移温度を有する材料が用いられていることを特徴とする取付管口の止水方法。
- 上記請求項1、2または3記載の取付管口の止水方法において、
拡径部材は中空の部材で成っており、止水工程時、この拡径部材の内部空間に蒸気を供給することによって拡径部材の拡径動作及び止水部材に対する加熱動作が同時に行われることを特徴とする取付管口の止水方法。 - 上記請求項1〜4のうち何れか一つに記載の取付管口の止水方法において、
止水部材の開口の周縁部であって止水工程時に本管の内面及び取付管の内面に接触する部分に粘着性材料を予め塗布しておくことを特徴とする取付管口の止水方法。 - 上記請求項1〜5のうち何れか一つに記載の取付管口の止水方法において、
止水部材導入工程に先立って、止水部材に上記開口を形成し、この開口の周縁部をスリーブ状に僅かに立ち上げておき、
止水工程において、拡径部材の拡径動作に伴い、この立ち上がり部分を取付管の内面に沿わせて取付管の内面に密着させることを特徴とする取付管口の止水方法。 - 上記請求項1〜5のうち何れか一つに記載の取付管口の止水方法において、
止水部材に形成した開口の周縁部をスリーブ状に立ち上げておくことなしに止水部材導入工程を実行し、
止水工程において、拡径部材の拡径動作を行って、開口の周縁部を取付管の内面に沿うようにスリーブ状に立ち上げて取付管の内面に密着させることを特徴とする取付管口の止水方法。 - 上記請求項7記載の取付管口の止水方法において、
拡径部材として、止水部材の開口の内部に入り込む部分の形状が先細り形状となっている第1拡径部材と、止水部材の開口の内部に入り込む部分の形状が取付管の内径に略一致する外径を有する略円筒状となっている第2拡径部材とを用意しておき、
止水工程において、第1拡径部材によって止水部材の開口の周縁部をスリーブ状に僅かに立ち上げておき、その後、第2拡径部材を止水部材の内部に配置して開口の周縁部を取付管の内面に沿うようにスリーブ状に立ち上げて取付管の内面に密着させることを特徴とする取付管口の止水方法。 - 上記請求項1〜8のうち何れか一つに記載の取付管口の止水方法に使用される拡径部材であって、
止水工程時に、止水部材の内面を外周側に押圧することによって、この止水部材外面を本管の内面に押し当てる拡径部と、止水部材の開口の内部に入り込むことによってこの開口の周縁部を取付管の内面に沿うようにスリーブ状に立ち上げるスリーブ形成部とを備えていることを特徴とする拡径部材。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2004231223A JP2006046591A (ja) | 2004-08-06 | 2004-08-06 | 取付管口の止水方法及びその方法に使用される拡径部材 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2004231223A JP2006046591A (ja) | 2004-08-06 | 2004-08-06 | 取付管口の止水方法及びその方法に使用される拡径部材 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2006046591A true JP2006046591A (ja) | 2006-02-16 |
Family
ID=36025378
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2004231223A Pending JP2006046591A (ja) | 2004-08-06 | 2004-08-06 | 取付管口の止水方法及びその方法に使用される拡径部材 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2006046591A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2009122179A (ja) * | 2007-11-12 | 2009-06-04 | Canon Inc | 画像形成装置 |
JP2010190411A (ja) * | 2009-02-20 | 2010-09-02 | Kando:Kk | 排水管の更生工法 |
CN109882608A (zh) * | 2019-03-19 | 2019-06-14 | 温州职业技术学院 | 隔离涡流控制式截止管阀 |
Citations (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6416632A (en) * | 1987-07-09 | 1989-01-20 | Osaka Bosui Kensetsusha Kk | Lining technique for pipeline |
JPH06281085A (ja) * | 1993-03-29 | 1994-10-07 | Sumiyoshi Seisakusho:Kk | 分岐管接続部の樹脂被覆式管内面補修方法、分岐管接続部の樹脂被覆式管内面補修装置および分岐接続部補修材 |
JPH07127116A (ja) * | 1993-10-28 | 1995-05-16 | Nippon Kanro Service:Kk | 管路内面の補修材 |
JP2002070136A (ja) * | 2000-09-05 | 2002-03-08 | Sekisui Chem Co Ltd | 下水管の取付管接続部の更生工法 |
JP2002333082A (ja) * | 2001-03-08 | 2002-11-22 | Sekisui Chem Co Ltd | 更生管の止水方法、止水部材及び止水部材の保持装置 |
-
2004
- 2004-08-06 JP JP2004231223A patent/JP2006046591A/ja active Pending
Patent Citations (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6416632A (en) * | 1987-07-09 | 1989-01-20 | Osaka Bosui Kensetsusha Kk | Lining technique for pipeline |
JPH06281085A (ja) * | 1993-03-29 | 1994-10-07 | Sumiyoshi Seisakusho:Kk | 分岐管接続部の樹脂被覆式管内面補修方法、分岐管接続部の樹脂被覆式管内面補修装置および分岐接続部補修材 |
JPH07127116A (ja) * | 1993-10-28 | 1995-05-16 | Nippon Kanro Service:Kk | 管路内面の補修材 |
JP2002070136A (ja) * | 2000-09-05 | 2002-03-08 | Sekisui Chem Co Ltd | 下水管の取付管接続部の更生工法 |
JP2002333082A (ja) * | 2001-03-08 | 2002-11-22 | Sekisui Chem Co Ltd | 更生管の止水方法、止水部材及び止水部材の保持装置 |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2009122179A (ja) * | 2007-11-12 | 2009-06-04 | Canon Inc | 画像形成装置 |
JP2010190411A (ja) * | 2009-02-20 | 2010-09-02 | Kando:Kk | 排水管の更生工法 |
CN109882608A (zh) * | 2019-03-19 | 2019-06-14 | 温州职业技术学院 | 隔离涡流控制式截止管阀 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
ES2366418T3 (es) | Método de conexión de un tubo flexible y montaje conector. | |
JP2008038393A (ja) | 枝管ライニング材及び枝管ライニング工法 | |
JP2015524041A (ja) | 管用のクランプ接続部 | |
US20150151484A1 (en) | Pipe-liner eversion system and method | |
JP2006046591A (ja) | 取付管口の止水方法及びその方法に使用される拡径部材 | |
JP4619154B2 (ja) | 既設管の更生方法 | |
JP4926737B2 (ja) | ケーブル布設済管路ライニング方法 | |
JP4804952B2 (ja) | 埋設取付管の更生方法 | |
EP3441537A1 (en) | Improved toilet pan connector | |
JP5485810B2 (ja) | 注入工法および装置 | |
JP4733412B2 (ja) | 埋設取付管の更生方法 | |
JP3140555U (ja) | コンクリート管体の接続構造及び接続部のシールリング | |
JP4700377B2 (ja) | 埋設取付管の更生方法 | |
JP4481514B2 (ja) | 更生管の止水方法と止水部材の保持装置 | |
JP2007230167A (ja) | 更生管の牽引用治具 | |
JP2006322515A (ja) | 管継手 | |
ES2290392T3 (es) | Conexion. | |
JPS60131223A (ja) | 熱可塑性ホ−スの拡径方法 | |
JP2003336786A (ja) | 取付管口の止水方法及び止水パッド | |
JP2003159750A (ja) | 更生管の鍔返し方法及び鍔返し装置 | |
EP1818594B1 (en) | Repair, renovation or renewal of conduits or pipelines | |
JP2001082648A (ja) | リブ付き管接続用継手及びその製造方法 | |
JP2008274981A (ja) | 被ライニング既設配管の穿孔部封止処理工法及び穿孔部封止処理構造 | |
JP2003083471A (ja) | 取付管口の止水方法 | |
JP2006110826A (ja) | 管路の分岐管路部のライニング施工方法及び該ライニング施工方法に使用される分岐ライニング管 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20070518 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20091106 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20091111 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20100108 |
|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20100414 |