JP2006044945A - エスカレータ用台車及びエスカレータ - Google Patents

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Abstract

【課題】 エスコートレールを取り付けたエスカレータに用いる台車であって、全方向に回転するキャスタ車輪を備えていても安全であるものを提供する。
【解決手段】 台車本体5は垂直回転軸を中心として全方向に回転自在のキャスタ車輪7を有している。倣い機構6はエスコートレール3に摺動自在に係合して台車本体5を所定の姿勢に維持する。台車本体5に取り付けられた当接部8はステップ2の立ち上がり面2cに当接してキャスタ車輪7を立ち上がり面2cから離間させる。
【選択図】 図1

Description

本発明は、階段状に形成されると共に循環駆動される複数個のステップを備えたエスカレータに搭載されるエスカレータ用台車、及び該エスカレータ用台車を所定の姿勢に維持し、進行方向に摺動自在に案内するための案内部を備えたエスカレータに関する。
一般に、エスカレータは、階段状に形成された複数個のステップを循環駆動し、そのステップ上に人を載せて昇降する。複数個のステップの両側には欄干が設けられ、その欄干上には手摺ベルトが設けられている。これは、人がステップに乗ったときに身体の安定を保つために手摺ベルトに手を掛けられるようにするためである。この手摺ベルトは、複数個のステップに同期連動して動いている。このようなエスカレータによれば、利用者はステップに載れば階段を上がり下りせずに上下の階床に移動することが可能となる。
ところで、このようなエスカレータでは、人の階床間の移動は容易に行うことができるが、荷物や台車を運ぶには不便である。近くにエレベータが有れば問題は無いが、エスカレータだけしか無い施設や、エレベータを利用するには遠回りしなければならない施設も現実には多くある。
そこで、従来のエスカレータにおいては、車椅子がそのまま載せられるように、特定のステップを広くしたものがある。このようにすることで、車椅子利用者の便宜を図ると共に、荷物や台車を運ぶことも可能にしている。
しかしながら、このようなエスカレータは、特定のステップに機構的な工夫を付加したものであるので、その特定のステップに載るには、そのステップを所望の位置で停止又は減速させる必要が有る。従って、一旦停止又は減速させるため、利用者が多くて利便性を求められている買物車(ショッピングカート)や乳母車(ベビーカー)等の台車に対しては不適である。
そこで、本発明者等は、以前に特開平8−324942号公報や特開2003−95573号公報に開示されたようなものを提案した。図12に示すように、これらのエスカレータ101は、階段状に循環駆動される複数個のステップ102の両側に欄干103が設けられ(手前側の欄干は図示省略)、これらの欄干103上には複数個のステップ102と同期して連動する手摺ベルト104が設けられている。また、欄干103の内側側面には台車の案内部としてのエスコートレール105が設けられている。このエスコートレール105は欄干103の一部であり、建屋に固定されている。
エスコートレール105には、ステップ102に搭載された台車106の倣い機構107が係合し、ステップ102の移動に伴って倣い機構107はエスコートレール105に案内されて摺動する。この場合、台車106は水平に保たれて移動する。なお、ここで台車とは、単なる台車のみならず、車椅子、買物車(ショッピングカート)、乳母車(ベビーカー)等、人や物を移送するための車輪付きの構造体で、水平を保ちながらの運搬を要するものを含むものとする。
エスコートレール105は、欄干103の内側、即ちステップ102側に設けられるが、その取付位置は以下のようにして定められる。まず、ステップ102の踏み面102aの上方に基準点Pを定める。この基準点Pは、台車106が踏み面102aに載ったときの車輪108の軸心108aと略同一点である。そして、基準点Pより一定方向に距離rオフセットした軌跡Tを基準にして、エスコートレール105の取り付け位置を定めている。
台車106が踏み面102aに載ると、倣い機構107がエスコートレール105に係合して倣う。図12の例の場合、倣い機構107は台車106の本体に取り付けられた回転自在の係合ローラ109を有しており、その取付位置は車輪108の軸心108aより一定方向に距離rオフセットした位置である。台車106が搭載されたステップ102は移動するに伴って階段状に傾斜角度を増してゆく。それにつれて、台車106には踏み面102aから転落する方向の力Wが作用するようになる。一方、エスコートレール105も傾斜を増してゆく。この状態で、踏み面102aから転落しようとする台車106には、それに取り付けた倣い機構107がエスコートレール105の摺動面との間に抗力Nを生じながら案内されるので、転落するのが阻まれる。
即ち、台車106の車輪108が二つのステップ102間の隅角部に支持され、倣い機構107がエスコートレール105に案内されているので、車輪108と倣い機構107とで支えられている台車106は傾かない。これにより、ステップ102が階段状に傾斜している間、台車106が踏み面102aから転げ落ちることはなく、安定した姿勢を維持することができる。
ここで、台車106は、車輪108を支点にして、倣い機構107の係合ローラ109が、エスコートレール105の摺動面に抗力Nを生じながら案内され、この抗力Nは台車106が転落しようとする力Wに釣り合っている。係合ローラ109は、抗力Nを生じながらエスコートレール105に支えられているが、エスコートレール105の摺動面を転がりながら倣うので、ステップ102の循環に際して過大な摩擦力は生じない。
図13は、安定性を増すために、三つの倣い機構107A、107B、及び107Cを備えた台車106を示している。
この台車106において、平行四辺形を成すリンク110は、三つの車輪108A、108B、及び108Cに対して、倣い機構107A、107B、及び107Cが常に同じ姿勢になるように連結支持している。ここで、各々のリンク110の長さは、ステップ102の踏み面102aの幅と略同じとなっている。また、倣い機構107A、107B、及び107Cには、それぞれローラ111A、111B、及び111Cが取り付けられており、それぞれの取付位置は車輪108A、108B、及び108Cの軸心より一定方向に所定距離だけオフセットした位置にある。
各々のリンク110の長さはステップ102の踏み面102aの幅と略同一であるので、倣い機構107A、107B、及び107Cが三つのステップ102に一段ずつ連続して乗ることになる。このように、倣い機構107を前後方向に三組設けており、車輪108Aがエスカレータの乗降板の近傍に差しかかったときにも、他の車輪108Bや108Cは傾斜部にある。三組の倣い機構107A、107B、及び107Cは、それぞれ平行四辺形状のリンク110で連結されているので、台車106を水平に保つ力は、倣い機構107A、107B、及び107Cの三組全てがエスカレータの乗降板に達するまで維持される。このため、台車106が車椅子等の場合にも、独自の倣い機構により水平の姿勢で運搬される安定化を実現しているので、傾いて利用者が不安を感じることはない。
特開平8−324942号公報 特開2003−95573号公報
しかしながら、図12において、台車106が買物車(ショッピングカート)や乳母車(ベビーカー)の場合には、車輪108が垂直回転軸を中心として全方向に回転するキャスタ車輪であり、二つのステップ102間の隅角部で安定する構造ではない。ステップ102の角102bは、エスカレータの乗降板近傍の水平部から傾斜部に移行する際、隣接するステップ102に対して盛り上がるので、その際、二つの車輪108のうちの一つが横向きになると、最悪の場合、盛り上がるステップ102の角102bに車輪108が引っかかり、台車106が傾いてしまう等の危険な状態になる可能性が有る。
また、台車106が買物車(ショッピングカート)や乳母車(ベビーカー)の場合には、車輪108は斜め方向の力に耐えうるような強度を有していない。車輪108には、通常、鉛直方向に加わる台車の重量Wに加えて、二つのステップ102間の隅角部から姿勢を維持するための抗力Nが斜めに加わることになる。この力で車輪108の垂直回転軸が変形して曲がったり、最悪の場合、折れて危険な状態になることがある。
なお、エスコートレール付きのエスカレータ専用に設計した台車の場合には、車輪を水平方向に回転しないように固定したものとすることもできる。しかしながら、この場合、台車の取り回しが不便となり、機動性が必要な買物車(ショッピングカート)や乳母車(ベビーカー)では実用上採用できないという問題点がある。
また、エスコートレール付きのエスカレータにエスカレータ用台車を乗せる場合には、エスカレータ用台車の倣い機構が確実にエスコートレールに係合していない状態でステップに乗り込んでしまうと安全性が損なわれるという問題がある。特に、下りのエスカレータに乗る場合には、積載したエスカレータ用台車買物を支えきれずに落下させてしまうなどの危険がある。倣い機構が係合していない状態は、エスカレータ用台車における倣い機構が無い側をエスコートレール側に向けてしまった場合や、倣い機構をエスコートレールに係合させたつもりで係合していない場合など、操作ミスやうっかりミスで生じる。
また、エスカレータ用台車をステップから降ろす場合には、ステップから乗降部へ移動する際に、櫛形状の部材を経て若干高くなっている部分にエスカレータ用台車を乗り上げる必要がある。通常、乗客はエスカレータ用台車の後ろに立つので、エスカレータ用台車がうまく乗降部に乗り上げないと、エスカレータ用台車で前を塞がれることになり、乗客が乗っているステップはどんどん進むので、危険な状態になるという問題点がある。
さらに、エスカレータ用台車が乗降部へ降りる場合には、乗降部が先に降りた乗客で混雑していると、前を塞がれることになり、乗客が乗っているステップはどんどん進むので、危険な状態になるという問題点もある。
本発明の第1の目的は、エスカレータ用台車の案内部を取り付けたエスカレータに用いるエスカレータ用台車であって、全方向に回転するキャスタ車輪を備えていても、安全であるエスカレータ用台車を提供することにある。
また、本発明の第2の目的は、エスカレータ用台車を案内する案内部が取り付けられたエスカレータであって、エスカレータ用台車を乗せる場合に、その倣い機構を確実にエスコートレールに係合させることができるようにしたエスカレータを提供することにある。
また、本発明の第3の目的は、エスカレータ用台車をステップから乗降部へ移行させる場合に乗降部にスムーズに乗り上げさせることができるようにしたエスカレータを提供することにある。
さらに、本発明の第4の目的は、乗降部が先に降りた乗客で混雑している場合に危険な状態になるのを防ぐことができるようにしたエスカレータを提供することにある。
上記第1の目的を達成するために、第1の発明は、
階段状に形成されると共に循環駆動される複数個のステップと、このステップ上に搭載可能な台車を所定の姿勢に維持し、進行方向に摺動自在に案内するための案内部と備えたエスカレータに搭載されるものであって、
台車本体と、
台車本体に取り付けられ、垂直回転軸を中心として全方向に回転自在の車輪と、
台車本体に取り付けられ、案内部に摺動自在に係合する倣い機構と、
台車本体に取り付けられ、ステップの立ち上がり面に当接すると共に車輪を立ち上がり面から離間させる当接部と、
を備えたことを特徴とするエスカレータ用台車である。
また、第2の目的を達成するために、第2の発明は、
階段状に形成されると共に循環駆動される複数個のステップと、
ステップと同期して循環駆動される手摺ベルトと、
ステップの上階側と下階側の折り返し部に設けられた乗降部と、
ステップ上に搭載されるエスカレータ用台車に装備された倣い機構を係合させ、エスカレータ用台車を所定の姿勢に維持し、ステップの進行方向に摺動自在に案内するための案内部と、
少なくとも一方の乗降部に設けられ、倣い機構が案内部に係合した状態ではエスカレータ用台車の通過を許容し、倣い機構が案内部に係合していない状態ではエスカレータ用台車の通過を阻止する規制部材と、
を備えたことを特徴とするエスカレータである。
また、第3の目的を達成するために、第3の発明は、第2の発明の構成に加えて、
案内部を、エスカレータ用台車がステップから乗降部に移行する際にエスカレータ用台車の重心が上方に所定距離移動するように構成したことを特徴とするエスカレータである。
また、第4の目的を達成するために、第4の発明は、第2の発明の構成に加えて、
乗客の降り口がある乗降部近傍の乗客の混雑状況を検知する検知手段と、検知手段の検知結果に基づいてステップを遅くするか停止させ、又は加速する制御装置とを備えたことを特徴とするエスカレータである。
また、第4の目的を達成するために、第5の発明は、第2の発明又は第4の発明の構成に加えて、
乗客の降り口がある乗降部の手前に設けられた緊急スイッチと、緊急スイッチが操作された場合にステップを遅くするか停止させる制御装置とを備えたことを特徴とするエスカレータである。
第1の発明のエスカレータ用台車は、ステップが水平部から傾斜部へ移行する際に、盛り上がるステップの角により当接部が押されて後退するため、キャスタ車輪がステップの角に引っかかることがないので、横転する等の危険な状態になることがない。また、キャスタ車輪にステップの立ち上がり面からの力が加わらないので、キャスタ車輪の垂直回転軸が曲がったり折れたりする等、危険な状態になることがない。
第2の発明のエスカレータは、エスカレータ用台車をステップに乗せようとする場合に、エスカレータ用台車の倣い機構が案内部に係合した状態でないとエスカレータ用台車が乗降部を通過できないため、操作ミスやうっかりミスで倣い機構が案内部に係合していない危険な状態になることが無く、安全である。
第3の発明のエスカレータは、エスカレータ用台車をステップから乗降部へ移行させる場合に、ステップの上面よりも若干高くなっている部分にスムーズに乗り上げさせることができるので、乗客がエスカレータ用台車の後ろに立っていても、前をエスカレータ用台車で塞がれることがなく、危険な状態になることがない。
第4、第5の発明のエスカレータは、乗降部が先に降りた乗客で混雑して前を塞がれた状態になった場合、検知手段の検知結果や操作スイッチの操作に基づいて制御装置がステップを遅くするか停止させるので、ステップがどんどん進んで危険な状態になることがない。
以下、本発明の一実施形態を図面に基づいて説明する。図1は本発明の第1の実施形態であるエスカレータ用台車の斜視図、図2は図1のエスカレータ用台車の一部省略平面図、図3は図1のエスカレータ用台車の作用の説明図である。
図1において、1はエスカレータで、階段状に形成された複数個のステップ2を有しており、これらのステップ2は一方向に循環駆動される。ステップ2の両側には欄干(図示せず)が設けられ、これにエスコートレール3が取り付けられている。ステップ2は、踏み面2a、角2b、及び立ち上がり面2cを有しており、乗降板近傍の水平部から傾斜部に移行する際に角2bが隣接するステップ2に対して盛り上がる。なお、2dは二つのステップ2間の隅角部である。
4はエスカレータ用台車(ショッピングカート)で、台車本体5と、この台車本体5に取り付けられ、エスコートレール3に摺動自在に係合する倣い機構6と、台車本体5に取り付けられ、垂直回転軸を中心として全方向に回転自在の複数個のキャスタ車輪7と、台車本体5の後部に取り付けられ、ステップ2の立ち上がり面2cに当接すると共に後部のキャスタ車輪7を立ち上がり面2cから離間させる左右一対の当接部8とを備えている。
台車本体5は、複数本の棒体を組み合わせることにより形成された平面視台形状の底部9と、その上方に配置された荷物積載用のかご10と、底部9とかご10とを連結する左右一対の支柱11とを備えている。底部9の四隅にはそれぞれキャスタ車輪7が取り付けられ、各当接部8は、底部9の後部に取り付けられたキャスタ車輪7の外側に取り付けられている。
なお、底部9、かご10は、それぞれ後方に位置する他の台車4の底部9、かご10の前部を入り込ませることができるように形成されており、複数個の台車4を前後方向に入れ子状に重ね合わせることができるようになっている。
倣い機構6は、台車本体5の後部に固定された上下一対のブラケット12に垂直支軸13(図2参照)を介して回転自在に取り付けられたアーム14と、このアーム14に固定されたロック解除レバー15と、アーム14の下部にピン16を介して水平方向に回転自在に軸支されたフック状のロック機構17と、このロック機構17と下側のブラケット12との間に張装されたコイル状の双安定バネ18(図2参照)と、アーム14の先端に垂直かつ回転自在に軸支された係合ローラ19とを備えている。
倣い機構6を使用する際には、図2に示すように、ロック解除レバー15により倣い機構6を矢印A方向に回動させ、ロック機構17を下側のブラケット12の側辺に係合させる。この状態において、ロック機構17は双安定バネ18によりピン16を中心として反時計まわり方向に付勢されているため、ブラケット12との係合状態が維持され、倣い機構6も双安定バネ18によりピン13を中心として反時計まわり方向に付勢されているため、実線で示すように台車本体5外に突出した状態(使用状態)で固定される。
倣い機構6を収納する際には、ロック機構17の先端部を足で蹴ってブラケット12との係合を解除して、さらに倣い機構6を矢印B方向に回動する。回転途中より、双安定バネ18の復元力で倣い機構6が矢印B方向に回動して台車本体5側の図示しないストッパに当接する。この状態において、倣い機構6は双安定バネ18により垂直支軸13を中心として時計まわり方向に付勢されているため、仮想線で示すように台車本体5に収納された状態(収納状態)に固定される。
倣い機構6は自転車のスタンドと同様の構造を有しており、使用状態に切り換えた際にはロック機構17が自動的に施錠されるので、操作が容易であり、間違いがない。また、倣い機構6は必要ないときには収納できるので、台車4が移動する際に周囲の物に引っかかることがない。また、複数の台車4をエスカレータ前で待機させる場合には、各台車4の底部9とかご10が入れ子状態に重なり合うが、倣い機構6の収納スペースは底部9とかご10の中間部に位置しており、台車4の重なり合いを阻害しない。
当接部8はローラ状のもので、踏段2の立ち上がり面2cに直交するように台車本体5に垂直かつ回転自在に軸支されており、後部のキャスタ車輪7よりも立ち上がり面2cに近い位置に配置され、キャスタ車輪7がどの方向を向いている状態でも立ち上がり面2cに当接してキャスタ車輪7を立ち上がり面2cから離間させる。
図2に示すように、当接部8の外周面には周方向に延びる凸部8aが形成されている。この凸部8aは立ち上がり面2cに上下方向に形成された溝(図示せず)に嵌入するように形成されている。また、当接部8の外周面には摩擦係数の低い材料で形成された摺動材8bが設けられている。
次に、本実施形態の作用を説明する。エスカレータ1の乗降板(図示せず)の近傍において、倣い機構6を収納状態(図2の仮想線の状態)から使用状態(実線状態)にする。そして、台車4の後部の各キャスタ車輪7を一つのステップ7の踏み面7aに載せると共に倣い機構6の係合ローラ19をエスコートレール3に下方より係合させる。このとき、各当接部8の中心部が前方に隣接するステップ2との境界線よりも後方に位置するようにする。
台車4を載せたステップ2は、エスカレータ1の乗降板(図示せず)の近傍の水平部から傾斜部に移行するに伴い、その角2bが後方に隣接するステップ2に対して盛り上がる。この際、台車4の後部に取り付けられた二つのキャスタ車輪7のいずれか一方、あるいは両方が横向きになっている可能性が高く、従来の台車では前方に隣接するステップ2の盛り上がる角2bにキャスタ車輪が引っかかる恐れがあった。
これに対し、この台車4では、盛り上がるステップ2の角2bにより各当接部8が後方に押されて台車4が後退し、各当接部8の外周面がステップ2の立ち上がり面2cに当接した状態になる。このとき、当接部8の外周面に設けた凸部8aが、横断面くし形の立ち上がり面2cの溝に食い込むので、当接部8が踏み面2aの長さ方向へ移動するのが阻止される。これは、キャスタ車輪7が横向きになって台車が4が動きやすい状態になっていても同様に機能するので、台車4が踏み面2aの長さ方向に姿勢を崩して倣い機構6がエスコートレール3から外れる等の危険な状態に陥ることがない。
また、後部の各キャスタ車輪7と立ち上がり面2cとの間には空隙が形成されているので、各キャスタ車輪7が角2bに引っかかることはない。したがって、台車4が転倒する恐れはなく、安全である。なお、当接部8の外周面には摩擦係数が小さい摺動材8bが設けられているため、当接部8は角2bにより滑らかに後方に押される。また、本実施形態では当接部8が回転自在のローラであるため、角2bとの間に生じる抵抗が小さく、台車4は滑らかに後退することができる。
また、従来、エスカレータの傾斜部では、図7に示すように、キャスタ車輪108には、鉛直方向の台車106の重量Wに加え、二つのステップ102間の隅角部から、台車106が姿勢を維持するための抗力Nがエスコートレール103からの反力として斜めに加わる。しかしながら、本実施形態では、立ち上がり面2cからの力は各当接部8が受けるため、各キャスタ車輪7には立ち上がり面2cからの力は加わらない。したがって、キャスタ車輪7の垂直回転軸が曲がったり、折れたりする等、危険な状態になることがない。
図3に示すように、倣い機構6の係合ローラ19はエスコートレール3により上から押さえられた状態で転動しており、その外周面の溝がエスコートレール3に嵌合している。エスカレータ1の傾斜部には、係合ローラ19のすぐ下方に僅かなクリアランスを存して踏段2の踏み面2aが有るので、台車4に力を加えて無理に揺すっても係合ローラ19を大きく下げることはできない。すなわち、係合ローラ19はエスコートレール3と踏段2との間に挟まれて、寸法的にエスコートレール3から外れない状態になっている。
図4は本実施形態の変形例の要部の斜視図である。この台車では、倣い機構6を収納し忘れても、後方から入れ子状態に重ね合わされる他の他の台車により倣い機構6が押されて自動的に収納されるようにしている。
すなわち、この倣い機構6では、アーム14の下部に一対の軸受け14aが水平方向に間隔をおいて設けられており、ロック解除レバー15は、水平部15aと、その一端から垂直に立ち上がると共に途中で90°屈曲して水平部15aと斜交する方向に延びる把持部15bと、水平部15aの他端から垂下する垂直部15cとから成っており、水平部15aの部分が一対の軸受け14aにより軸線まわりに回転自在に支持されている。
水平部15aにおける一対の軸受け14aの間の部分にはロック機構17が固定されている。また、垂直部15cの下端部は台車本体5の底部9の側方に位置しており、押圧部材20が固定されている。ロック機構17は、その先端部の鈎状の部分が、台車本体5の底部9の上面に立設されたブラケット12の上端に係脱自在に係合する。
このブラケット12の上端には内側に向けて直角に折曲された折曲部12aが設けられており、アーム14を回転自在に支持する垂直支軸13はこの折曲部12a上に立設されている。なお、垂直支軸13の上端は、台車本体5に固定された他のブラケット(図示せず)により支持されている。
このような構成によれば、倣い機構6の収納を忘れても、別の台車4を後方から入れ子状態で重ねると、押圧部材20が矢印C方向に押されて仮想線の位置に移動し、ロック解除レバー15の水平部15aが軸線まわりに回転してロック解除レバー15が仮想線で示す状態に変位する。これに伴い、ロック機構17がブラケット12から外れ、さらに別の台車4により押圧部材20が矢印D方向に押されて、倣い機構6が回動するので、回動途中より、図示しないバネの復元力によりアーム14が垂直支軸13まわりに内方へ回動し、押圧部材20は矢印Dの方向に変位して倣い機構6が収納状態となる。なお、ロック解除レバー15を手足で操作して倣い機構6を収納することもできる。
次に、本発明の第2の実施形態を説明する。図5は第2の実施形態の概略側面図、図6は第2の実施形態の要部拡大斜視図である。なお、第1の実施形態と同一又は類似の部分には同一の符号を付してあり、重複する説明は省略してある。
本実施形態では、台車4が複数の倣い機構6A、6B、及び6Cを備えており、これらの倣い機構6A〜6Bはステップ2の間隔と略同じ長さのリンク21を介して相互に連結されている。リンク21は三組の倣い機構6A、6B、及び6Cが常に同じ姿勢になるように連結支持している。ここで、各々のリンク21の長さは、ステップ2の踏み面2aの幅と略同じとなっている。また、倣い機構6A、6B、及び6cにはそれぞれキャスタ車輪7が取り付けられている。
当接部8は略扇形の板状に形成され、、ステップ2の立ち上がり面2cに当接する当接面8cと、この当接面8cの下端部に連続すると共に立ち上がり面2cから離反するように斜め下方に向けて傾斜した円弧状の傾斜面8dとを有している。盛り上がるステップ2の角2bに傾斜面8dが摺接することにより当接部8が角2bに対して後退し、当接面8cが立ち上がり面2cに当接した状態となる。
当接面8c及び傾斜面8dには摩擦係数が低い摺動材(図示せず)が設けられている。また、図6に示すように、当接面8cには垂直に延びる凸部8aが設けられている。
次に、本実施形態の作用を説明する。各々のリンク21の長さはステップ2の踏み面2aの幅と略同一であるので、倣い機構6A、6B、6Cに取り付けられたキャスタ車輪7がそれぞれ異なるステップ2に一つずつ乗ることになる。エスカレータ1のステップ2が水平部1aから傾斜部1bに移行するにつれて角2bが盛り上がるが、傾斜部1bでは複数の倣い機構6A、6B、及び6Cに取り付けられたキャスタ車輪7には、鉛直方向に通常加わる台車4の重量に加えて、当接部8が無い場合には、ステップ2間の隅角部2dから姿勢を維持するための抗力がエスコートレール3からの反力として斜めに加わる。
しかしながら、各キャスタ車輪7よりも立ち上がり面2cに近い側に配置した当接部8が立ち上がり面2cに直交する方向の力を受けているので、キャスタ車輪7にはこの方向の力が加わらない。したがって、キャスタ車輪7の垂直回転軸が曲がったり、折れたりすることがない。なお、Wは台車4の重量、Na/3、Nb/3、及びNc/3はそれぞれエスコートレール3からの反力を表している。
また、ステップ2の角2bが盛り上がる際、ステップ2の踏み面2aの長さ方向に並んだ二つのキャスタ車輪7のいずれか一方もしくは両方が横向きになっている可能性が高いので、従来は盛り上がる角2bに引っかかる可能性が有ったが、角2bに摺接しながら後退する当接部8が各キャスタ車輪7と角2bの間に隙間を保つので、各キャスタ車輪7が角2bに引っかかることはない。
また、この際、当接部8の周面に設けた摺動材が角2bとの摩擦を小さくするため、当接部8は滑らかに後退する。さらに、当接面8cに設けた凸部8aが立ち上がり面2cに形成された溝2eに嵌入するので、当接部8はステップ2の踏み面2aの長さ方向には移動しない。これはキャスタ車輪7が横に向いて台車4が動き易い状態になっていても機能するので、台車4が踏み面2aの長さ方向に移動して倣い機構6がエスコートレール3から外れる等の危険な状態になることがない。
次に、本発明の第3の実施形態を説明する。図7は本発明の第3の実施形態であるエスカレータの要部斜視図、図8は本実施形態の作用を説明するための平面図、図9は図7のA〜E部の横断面図である。なお、先に説明した実施形態と同一又は類似の部分には同一の符号を付してあり、重複する説明は省略してある。
図7に示すように、階段状に形成されると共に循環駆動される複数個のステップ2の両側には欄干22が設けられ、これらの欄干22上には複数個のステップ2と同期して循環駆動される手摺ベルト23が設けられている。ステップ2の上階側と下階側の折り返し部にはそれぞれ乗降部24が設けられている(上階側は図示省略)。また、一方の欄干22の内側側面にはエスコートレール3がステップ1の移動方向に延びるように設けられている。
本実施形態のエスカレータの下階側の乗降部24には台車の通過を規制する三本のポールが25〜26が立設されており、この乗降部24では、左側に設けられたポール25と、これに隣接するポール26との間に形成された特定個所28のみが台車を通過させることができる横幅を有している。エスコートレール3はこの特定箇所28にまで突出し、端部3aがポール25に取り付けられている。このようにすることで、エスコートレール3が安定するという効果が得られる。
また、エスコートレール3の端部3aとポール26の間の横幅は、倣い機構6(図1参照)がエスコートレール3に係合した状態でポール26と台車4の間に僅かな隙間が形成されるように設定されている。
また、ポール25には、台車4をエスコートレール3に係合させる向きを乗客に認知させる表示部29が設けられている。
さらに、ポール26におけるエスコートレールよりも上方の部位26aが、例えばウレタン等の適度の柔軟性を有する材料で構成され、それ以外の部分は剛性の高い材料で構成されている。
また、乗降部24の右側に位置するポール27は、手摺ベルト23の折り返し部23aの近傍に位置し、その高さは折り返し部23aよりも低くなるように設定されている。
台車4をステップ2に乗せる際には、台車4が特定箇所28を通るようにポール25〜27が規制している。その特定箇所28を台車4が通る際には、その特定箇所28にまで延伸したエスコートレール3に必ず倣い機構6が係合することになるので、操作ミスやうっかりミスで倣い機構6がエスコートレール3に係合していない危険な状態になることがない。
図8(a)に示すように、倣い機構6をエスコートレール3に係合させないで台車4をエスコートレール3とポール26の間(幅W)に通すためには、E寸法がWよりも大きいため、Eの方向をWの方向に対して斜めにする必要が有る。
そこで、図に示す如く、台車4の向きを斜めにするが、そのまま台車4を前進させても台車4がエスコートレール3の先端3aaに衝突する。この衝突した位置では台車4はまだエスコートレール3とポール26の間を通過していない。台車4をエスコートレール3の先端3aaに摺接するように台車4を前進させると、斜めになった台車4を真っ直ぐの方向に戻す必要が有り、E寸法に邪魔されて台車4がエスコートレール3とポール26の間を通過できない。
また、台車4には、当接部8がエスコートレール3の下側に入り込むのを防ぐ塞ぎ部材30をエスコートレール3の高さに設けているため、図8(b)に示すように、台車4を前後逆向きの状態でエスコートレール3とポール26の間に通そうとする場合には、ポール26の中心から塞ぎ部材30の先端までのまでの寸法Gが、ポール26の中心からエスコートレール3までの最小距離W’よりも大きいので、台車4を矢印方向に回してもエスコートレール3とポール26の間を通過させることはできない。
さらに、ポール25には、台車4をエスコートレール3に係合させる向きを乗客に認知させる表示部29を設けているので、誤って台車4を前後逆向きにした状態でエスコートレール3とポール26の間を通過させようとしたとき、もしくは通過しようとして通過できなかったときに、乗客がその表示部29を見て誤りに気づき、無理に台車4をエスコートレール3とポール26の間に通そうとうすることがなくなる。
さらに、ポール26におけるエスコートレール3よりも上方の部位26aは柔軟な材料で構成されているため、台車4及び乗客がポール25、26間を通過する際に乗客や手荷物がポール26に接触しても支障はない。また、ポール26におけるエスコートレール3以下の部分は剛性が高い材料で構成されているので、ポール26が台車4の通過できる箇所を特定箇所28のみに規制している機能が損なわれることはない。
また、手摺ベルト23の折り返し部23aの近傍に設けられたポール27は高さを低くしてあるので、乗客がポール26、27間を通過する際に乗客や手荷物が接触する恐れが少ない。さらに、ポール27は手摺ベルト23の折り返し部23aの下方に位置しているので、乗客はポール26、27間を通過する際に手摺ベルト23を意識して避けて通るので、その下に位置しているポール27に必ず気づき、ポール27に足を引っかけてつまずく可能性は少ない。
エスコートレール3は、ポール25、26間に入る手前の部位A(図7参照)では、図9(a)に示すように、間口が広いラッパ状であるので、倣い機構6を挿入し易い。また、この部位Aでは倣い機構6の下側を拘束する部材が無いので、倣い機構6が下がるように台車4を傾ければ、倣い機構6を係合し直すことも容易である。
台車4をステップ2に向けて前進させるにつれてエスコートレール3のラッパ状の形状も狭くなるが、上述したように、ポール25、26によって台車4は幅方向に拘束されるので、倣い機構6はエスコートレール3の中央に向けて案内される。
台車4がポール25、26間に進入した直後の状態では、エスコートレール3における倣い機構6が係合している部位B(図7参照)が、図9(b)に示す如く、倣い機構6を下側に拘束する部材3bを有しており、倣い機構6がエスコートレール3から外れない寸法になっているので、倣い機構6が誤ってエスコートレール3から外れてしまうことはない。
台車4がステップ2に乗る手前の状態では、エスコートレール3における倣い機構3が係合している部位C(図7参照)が、図9(c)に示す如く、剛性が高い金属製の加工物3cによって強固に形成されている。この加工物3cの先端は、倣い機構6が容易に係合できるように尖っており、倣い機構6は無理無くこの部位Cに移行することができる。
エスコートレール3における台車4をステップに乗せる直前の乗降部24からエスカレータの傾斜部へ至る曲がり部の途中までの部位D(図7参照)は、図9(d)に示す如く、剛性の高い加工物3cと下側を拘束する部材3bで倣い機構6をしっかりとガイドするので、台車4を所望の姿勢に制御できる。
そして、エスコートレール3におけるエスカレータの傾斜部へ移行する曲がり部の途中の部位E(図7参照)は、図9(e)に示す如く、倣い機構6の下側を拘束する部材は無くなるが、その代わりにステップ2の上面が上昇して倣い機構6に近接しているので、倣い機構6がエスコートレール3から外れることはない。
次に、本発明の第4の実施形態を説明する。図10は本発明の第4の実施形態であるエスカレータの構造説明図である。なお、先に説明した実施形態と同一又は類似の部分には同一の符号を付してあり、重複する説明は省略してある。
本実施形態では、台車4がステップ2の上面から櫛形状の部材31を経て乗降部24の上面に移行する際に、台車4の重心Gが上方に所定距離移動して所望の高さとなるよう、エスコートレール3における倣い機構6を案内する面を途中で屈曲した形状に形成してある。ここで、台車4の重心Gとは、台車4に所定のサイズ及び重量の荷物を積載した状態においてこの荷物を含めたものとする。
台車4の重心Gが所望の高さとなるように形成したエスコートレール3の形状とは、台車4がステップ2から乗降部24に移行する際に、台車4の重心が移行前と移行後でほぼ同じ高さになるようなるような形状、もしくは、台車4が乗降部24の上面にある場合よりもステップ2の上面にある場合の方が重心Gが若干高くなる形状である。
次に、本実施形態の作用を説明する。図10(a)に示すように、エスコートレール3は、台車4がステップ2の上面から櫛形状の部材31を経て若干高くなっている乗降部24まで移行する部位を、台車4の重心Gの高さが変わらないか、もしくは若干低くなるような形状としているため、ステップ2の上面から乗降部24へ向かう台車4は力を殆ど加えなくても乗降部24へスムーズに移行するので、乗客は台車4の後ろに立っていても前を台車4で塞がれることはなく、危険な状態に陥ることはない。
また、図10(b)に示すように、台車4が乗降部24から櫛形状の部材31を経て若干低くなっているステップ2の上面まで移行する場合について逆に考えると、エスコートレール3の形状は、台車4の重心Gが変化しないか、もしくは若干高くなるような形状になっている。このような形状により、乗降部24からステップ2の上面へ向かう台車4には、少し力を加えないとステップ2の上面に移行しないので、乗客が意識して台車4を押さないと台車4が自然にステップ2の上面へ移行することはなく、先に乗り込んだ他の乗客に迷惑を及ぼすような状態になることはない。
次に、本発明の第5の実施形態を説明する。図11は本発明の第5の実施形態であるエスカレータの乗降部近傍の平面図である。なお、先に説明した実施形態と同一又は類似の部分には同一の符号を付してあり、重複する説明は省略してある。
本実施形態では、乗客の降り口がある乗降部24近傍に乗客の混雑状態を検知する台車検知センサ32及び人感センサ33を設け、さらに乗降部24の手前には台車4が搭載される側の手摺ベルト23の近傍に緊急スイッチ34を設けており、これら台車検知センサ32、人感センサ33、及び緊急スイッチ34の入力情報を基に、制御装置35が、ステップ2の速度を遅くしたり、停止したり、加速したりするようにしている。
ここで、台車検知センサ32とは、例えば倣い機構6のような台車4の一部にICチップ32aを埋め込み、エスカレータにおける通過する台車4に近い部位(例えばエスコートレール3)にチップ情報読取装置32b、32cを設けたものが、一例として考え得る。また、人感センサ33は乗降部24全体を見渡せる天井等に取り付けることが考えられる。
次に、本実施形態の作用を説明する。台車検知センサ32、人感検知センサ33、及び緊急スイッチ34の入力情報に基づいて制御装置35がステップ2の速度を遅くしたり、停止したり、加速したりするので、乗降口24が先に降りた乗客で混雑して前を塞がれた状態になっても、どんどん進んで危険な状態になることがない。
台車検知センサ32では、台車4の倣い機構6にICチップ32aが埋め込まれているので、エスコートレール3に装備したチップ情報読取装置32b、32cが乗降部24から台車が出たことを検知し、制御装置35はチップ情報読取装置32b、32cの入出力情報から乗降部24での台車4の停滞状況を知ることができる。
また、人感センサ33は台車4を運搬している乗客以外の乗客であっても直接検知するので、その情報から乗降部24の混雑状況を制御装置35が知ることができる。この人感センサ33は乗降部24全体を監視するようにしてもよいが、台車4が通らない側は乗客だけが往来し、その通行人数までも管理する必要はない。したがって、人感センサ33は、乗降部24におけるエスコートレール3が有る側のエリア24aの混雑状況のみを検知すればよい。
そして、この台車検知センサ32と人感センサ33の入力情報に基づいて、制御装置35が、ステップ2の速度を危険な状態になる前に遅くしたり、前の混雑が解消されない場合には停止したり、前の混雑が解消されればステップ2を加速したりする。
さらに、台車4を運転している乗客が乗降部24手前で危険を感じた場合には、台車4が搭載された側の手摺ベルト23近傍に配置した緊急スイッチ34を押せば、ステップ2を減速停止することができる。この場合、「もう一度押せばゆっくり動き出す」旨のアナウンスが図示しないスピーカから流れるようにする。そして、緊急スイッチ34を再度押せば、「解除されました」旨のアナウンスがなされつつ、ステップ2がある時間低速で駆動されてから、通常速度へと再加速する。この動き出しの期間中に再び緊急スイッチ34が押されればステップ2が減速停止する。制御装置35においては、このような乗客の判断による緊急停止機能は、前述の台車検知センサ32と人感センサ33による自動的な減速停止機能よりも優先させているので、台車検知センサ32と人感センサ33が両方故障しても、危険な状態になることはない。
なお、上記の実施形態では、エスカレータ用台車の通過を規制する規制部材を下階側の乗降部に設けた場合について説明したが、規制部材は上階側の乗降部、あるいは上階側と下階側の乗降部の両方に設けるようにしてもよい。
その他にも、本発明の要旨を逸脱しない範囲で上記の各実施形態に種々の改変を施すことができる。
本発明は、ステップが斜めに移動する傾斜部の途中にステップが水平に移動する水平部を設けたエスカレータにも適用可能である。
本発明の第1の実施形態であるエスカレータ用台車の斜視図である。 図1のエスカレータ用台車の一部省略平面図である。 図1のエスカレータ用台車の作用の説明図である。 第1の実施形態の変形例の要部の斜視図である。 第2の実施形態の概略側面図である。 第2の実施形態の要部拡大斜視図である。 本発明の第3の実施形態であるエスカレータの要部斜視図である。 第3の実施形態の作用を説明するための平面図である。 図7のA〜E部の横断面図である。 本発明の第4の実施形態であるエスカレータの構造説明図である。 本発明の第5の実施形態であるエスカレータの乗降部近傍の平面図である。 従来のエスカレータ用台車をエスカレータに搭載した状態を示す側面図である。 従来のエスカレータ用台車の他の例を示す側面図である。
符号の説明
1 エスカレータ
2 ステップ
2c 立ち上がり面
3 エスコートレール(案内部)
4 台車
5 台車本体
6 倣い機構
7 キャスタ車輪
8 当接部
8a 凸部
8b 摺動材
8c 当接面
8d 傾斜面
15 ロック解除レバー(ロック解除機構)
17 ロック機構
20 押圧部材(ロック解除機構)
21 リンク
23 手摺ベルト
24 乗降部
25 ポール(規制部材)
26 ポール(規制部材)
27 ポール(規制部材)
28 特定箇所
29 表示部
32 台車検知センサ(検知手段)
33 人感センサ(検知手段)
34 緊急スイッチ
35 制御装置

Claims (22)

  1. 階段状に形成されると共に循環駆動される複数個のステップと、このステップ上に搭載された台車を所定の姿勢に維持し、進行方向に摺動自在に案内するための案内部とを備えたエスカレータに搭載されるものであって、
    台車本体と、
    前記台車本体に取り付けられ、垂直回転軸を中心として全方向に回転自在の車輪と、
    前記台車本体に取り付けられ、前記案内部に摺動自在に係合する倣い機構と、
    前記台車本体に取り付けられ、前記ステップの立ち上がり面に当接すると共に前記車輪を前記立ち上がり面から離間させる当接部と、
    を備えたことを特徴とするエスカレータ用台車。
  2. 前記倣い機構を複数個備え、これらの倣い機構がそれぞれ異なるステップ上に載置されると共にリンク機構を介して互いに連結され、さらに前記各倣い機構がそれぞれ前記当接部を有していることを特徴とする請求項1記載のエスカレータ用台車。
  3. 前記当接部が前記台車本体に垂直かつ回転自在に軸支されたローラであることを特徴とする請求項1記載のエスカレータ用台車。
  4. 前記ローラの外周面に周方向に延びる凸部が形成され、この凸部が前記立ち上がり面に形成された上下に延びる溝に嵌入することを特徴とする請求項3記載のエスカレータ用台車。
  5. 前記当接部が、前記立ち上がり面に当接する当接面と、この当接面の下端部に連続すると共に前記立ち上がり面から離反するように斜め下方に向けて傾斜した傾斜面とを有し、盛り上がるステップの角に前記傾斜面が摺接することにより前記当接面が前記立ち上がり面に当接した状態に導かれるように形成されたことを特徴とする請求項1記載のエスカレータ用台車。
  6. 前記当接面に上下に延びる凸部が形成され、この凸部が前記立ち上がり面に形成された上下に延びる溝に嵌入することを特徴とする請求項5記載のエスカレータ用台車。
  7. 前記傾斜面に前記ステップの角との摩擦を少なくするための摺動材が設けられたことを特徴とする請求項5記載のエスカレータ用台車。
  8. 前記倣い機構は、前記台車本体外に突出して前記案内部に係合する使用状態と、前記台車本体に収納された収納状態とを選択的に取り得るように前記台車本体に取り付けられると共に、前記使用状態で固定するロック機構と、前記使用状態において前記台車本体に入れ子状態に重ね合わされる他の台車が接することにより前記ロック機構を解除すると共に前記収納状態に移行させるロック解除機構と、を有することを特徴とする請求項1記載のエスカレータ用台車。
  9. 階段状に形成されると共に循環駆動される複数個のステップと、
    前記ステップと同期して循環駆動される手摺ベルトと、
    前記ステップの上階側と下階側の折り返し部に設けられた乗降部と、
    前記ステップ上に搭載されるエスカレータ用台車に装備された倣い機構を係合させ、該エスカレータ用台車を所定の姿勢に維持し、前記ステップの進行方向に摺動自在に案内するための案内部と、
    少なくとも一方の乗降部に設けられ、前記倣い機構が前記案内部に係合した状態では前記エスカレータ用台車の通過を許容し、前記倣い機構が前記案内部に係合していない状態では前記エスカレータ用台車の通過を阻止する規制部材と、
    を備えたことを特徴とするエスカレータ。
  10. 前記規制部材は前記乗降部に立設された複数本のポールであり、これらポールのうちの一組の間にのみ前記エスカレータ用台車を通過させることができる横幅を有する特定箇所が形成されたことを特徴とする請求項9記載のエスカレータ。
  11. 前記一組のポールのうちの一方に前記案内部の端部が取り付けられたことを特徴とする請求項10記載のエスカレータ。
  12. 前記一組のポールのうちの他方と前記案内部の前記端部との間の横幅は、前記エスカレータ用台車の倣い機構が前記案内部に係合した状態で前記他方のポールと前記エスカレータ用台車との間に僅かな隙間が形成されるように設定されたことを特徴とする請求項10記載のエスカレータ。
  13. 前記エスカレータ用台車を前記案内部に係合させる向きを乗客に認知させる表示部が前記規制部材又はその近傍に設けられたことを特徴とする請求項9記載のエスカレータ。
  14. 少なくとも一部の規制部材における前記案内部よりも上方の部位が柔軟な材料で構成されたことを特徴とする請求項9記載のエスカレータ。
  15. 前記一組のポール以外のポールで且つ前記手摺ベルトの折り返し部近傍に設けられたものを備え、このポールが前記手摺ベルトの折り返し部よりも低く形成されたことを特徴とする請求項10記載のエスカレータ。
  16. 前記案内部は、前記エスカレータ用台車が前記ステップから前記乗降部に移行する際に前記エスカレータ用台車の重心が上方に所定距離移動するように構成されたことを特徴とする請求項9記載のエスカレータ。
  17. 前記重心は、前記エスカレータ用台車に搭載された所定の荷物を含めたものであることを特徴とする請求項16記載のエスカレータ。
  18. 前記案内部は、前記エスカレータ用台車が前記ステップから前記乗降部に移行する際に移行の前後で前記エスカレータ用台車の重心がほぼ同じ高さになるように構成されたことを特徴とする請求項16記載のエスカレータ。
  19. 前記案内部は、前記エスカレータ用台車が前記ステップから前記乗降部に移行する際に前記エスカレータ用台車が前記乗降部に有る場合よりも前記ステップ上に有る場合の方が前記エスカレータ用台車の重心が高くなるように構成されたことを特徴とする請求項16記載のエスカレータ。
  20. 乗客の降り口がある乗降部近傍の乗客の混雑状況を検知する検知手段と、該検知手段の検知結果に基づいて前記ステップを遅くするか停止させ、又は加速する制御装置とを備えたことを特徴とする請求項9記載のエスカレータ。
  21. 乗客の降り口がある乗降部の手前に設けられた緊急スイッチと、該緊急スイッチが操作された場合に前記ステップを遅くするか停止させる制御装置とを備えたことを特徴とする請求項9又は請求項20記載のエスカレータ。
  22. 前記制御装置は、前記検知手段の検知結果に基づいて前記ステップを遅くするか加速させ、前記緊急スイッチが操作された場合に前記ステップを停止させ、再び前記緊急スイッチが操作された場合に前記ステップを駆動することを特徴とする請求項21記載のエスカレータ。
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