JP2006043415A - パンツ型使い捨ておむつ - Google Patents

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Abstract

【課題】体液吸収時において確実に紙おむつのずり落ちを防止するとともに、紙おむつを身体のラインに沿わせて密着させ、はき心地の良いものとする。
【解決手段】外装シート20は、ウエスト部弾性部材24,24…と、前身頃F及び後身頃Bに腰回り弾性部材群25,25…とを有するとともに、前身頃F及び後身頃Bのそれぞれにおいて、一方側脇部接合縁から股下側に延び、股下側を迂回して他方側脇部接合縁に到達するとともに、互いに交差することなく間隔をおいて配置された複数本の湾曲弾性部材群26…、28…を備える。前記湾曲弾性部材群26…、28…はその始終端が脇部接合縁のほぼ上部から下部の範囲に亘り所定の間隔で接続され、かつ前身頃側Fに配置された湾曲弾性部材群28…は、吸収性本体10側縁との鋭角側交差角が30°以下とされ、かつ前記後身頃側Bに配置された湾曲弾性部材群26…は、吸収性本体10側縁との鋭角側交差角が35°以上とする配置パターンとする。
【選択図】図3

Description

本発明は、身体に対するフィット性、おむつのずり落ち防止性に優れ、かつ見栄えの良くはき心地の良いパンツ型使い捨ておむつに関する。
従来より、パンツ型使い捨ておむつでは、体液の吸収を図る吸収体を身体に装着するため、前記吸収体を保持する不織布などに対して弾性伸縮部材を配設し、身体へのフィット性を向上させるようにしている。
例えば、下記特許文献1では、図8(A)に示されるように、透液性トップシート50と、不透液性バックシート51と、これら両シート50、51間に配置される吸収体52とを有し、前身頃と後身頃との両側部を接合してウエスト開口部と一対のレッグ開口部とを形成したパンツ型使い捨て紙おむつであって、前記ウエスト開口部の周囲に沿ってウエスト部弾性伸縮部材48、48…を配設するとともに、前記両レッグ開口部には、周縁に沿って実質的に連続して脚部弾性部材53、53…を配設し、かつ腰回りに腰部弾性伸縮部材49、49…を配設し、使い捨ておむつを身体にフィットさせるようにしている。
前述の使い捨ておむつのように、ウエスト開口部、レッグ開口部、腰回り部の3つの部分にそれぞれ、独立的に弾性伸縮部材を配設した場合には、紙おむつに必要な最小限のフィットは得られるけれども、必ずしも使用者の満足が得られるものではなかった。
このような問題点に鑑み、下記特許文献2では、図9に示されるように、おむつのずり下がりを防止するべく、胴部ギャザーのうち、腹部側もしくは背中側または両方のギャザーとして、少なくとも、股部方向へ膨らむように湾曲して形成された下方湾曲ギャザー54を有し、かつ該下方湾曲ギャザー54の最下部がレッグ開口部の最上端よりも下側にある使い捨ておむつが開示されている。
また、下記特許文献3では、図10に示されるように、吸収性本体と外装部材からなり、外装部材の前身頃及び後身頃にはそれぞれ複数本の伸縮弾性材料からなる第1伸縮弾性部材55,55…及び第2伸縮弾性部材56,56…が配置されており、これら伸縮弾性部材55…、56…は、それぞれが前後身頃の一方の側縁部から股下部を経て他方の側縁部に至っており、そのうちの少なくとも一部分が一対の脚回り開口部に沿って配置され、さらに股下部では一定の間隔で配置されているパンツ型使い捨ておむつが開示されている。
また、下記特許文献4では、一層のズレ落ち防止を図るために、図11に示されるように、トップシートとバックシートと吸収体とを有する本体を備え、該本体は腹側部と背側部とに区分されており、該腹側部及び背側部各々の左右両側縁部とを接合固定してウエスト開口部及びレッグ開口部が形成されており、ウエスト開口部及びレッグ開口部には、各々の周縁部全周に沿って実質的に連続したギャザーを形成するウエスト弾性部材57及びレッグ弾性部材58は配されており、また、腰回り弾性部材の腹側及び/又は背側に複数本の腰回り弾性部材59,59…が配され、この腰回り弾性部材59,59…は、股下部側に変位した形状に配置されており、該腰回り弾性部材59.59…の変位量は腹側部の中央部で最大とした使い捨てパンツ型おむつが開示されている。
さらに、下記特許文献5では、図12に示されるように、パンツの前身頃及び後身頃全域に、左右方向に走行する弾性体条60,60…を、夫々非交差状に多数本配したギャザー構成を有するとともに、前記前身頃及び後身頃の弾性体条60,60…は、左右のシールラインでは前後に略均等に配され、各弾性体条60,60…は夫々中間部に行くに従い股下部に向かって膨出湾曲状に張り出しているパンツタイプ紙おむつが開示されている。
特開平7−265357号公報 特開平7−299094号公報 特開平11−36103号公報 特開2001−258931号公報 特開2001−204762号公報
本願発明者等は、従来にも増して紙おむつを身体に違和感を与えることなく、フィットさせ得るとともに、おむつのずり落ちを効果的に防止し得る弾性部材配置の検討を行った。その結果、下記の知見を得るに至った。
(1)複雑な立体形状を成している身体に紙おむつ全体をフィットさせるには、特許文献1に示すように、ウエスト開口部、レッグ開口部、腰回り部の3つの部分にそれぞれ、独立的に弾性伸縮部材を配設するのではなく、おむつ全体に弾性伸縮部材を配置し、紙おむつを均等に身体に密着させる必要があること。
(2)身体の前側部分は、身体の後側に比べて臀部のような引掛かりとなる膨らみがないため、紙おむつのずり落ちは主として前身頃側で顕著に発生する傾向にあること。
(3)紙おむつを身体に密着させるに当たり、身体の前側部分に比べて身体の後側は臀部の膨らみによって強い立体形状を成しているとともに、複雑な曲線形状を成しており、身体に違和感を与えることなく紙おむつをフィットさせるには、前記臀部の立体形状を考慮した弾性部材の配置パターンとしなければならないこと。
(4)脚回り弾性部材は、実質的に脚回りラインに沿って配設されているが、この脚回り弾性部材は2,3本程度の弾性伸縮部材を間隔を密にして実質的に一束として(以下、束状弾性部材という。)、あたかもこれら弾性伸縮部材によって1本のラインを形成するように配置されており、主としてレッグ開口縁と身体との隙間を塞ぐための機能しか担っておらず、吸収体を身体に密着させるための機能は有していないこと。
以上のような観点から前述した特許文献を考察してみると、
(1)上記特許文献2に係る使い捨ておむつでは、下方湾曲ギャザーを配設したことによって、多少のおむつのずり下がり防止は望めるものの、3本程度を一組として配設した程度では、その効果は僅かである。また、後身頃に対して何らの工夫が成されておらず、ずり下がり防止と身体への密着性は十分に得られていない。
(2)上記特許文献3に係る使い捨ておむつの場合は、股下部に複数の弾性伸縮部材を間隔をおいて配置することにより該股下部での漏れ防止が高まるようになるけれども、後身頃側に後身頃の一方の側縁部から股下部を経て他方の側縁部に至るように配設された第2伸縮弾性部材と、後側の腰回り弾性部材とによって挟まれた部分は大きく弾性部材が配設されていない領域となっており、該領域では吸収体を身体に密着させることはできない構造となっている。さらに、股下部では第1伸縮弾性部材と第2伸縮弾性部材がおむつ長手方向に一定の間隔で配置されているが、これら股下部に配置された弾性部材の収縮方向は股下幅方向に沿っており、この股下幅方向に発生する伸縮力が吸収体を縮こまらせてしまうなどの問題がある。
(3)上記特許文献4に係る使い捨ておむつの場合は、腹側及び/又は背側配設される腰回り弾性部材を股下部側に変位した湾曲形状に配置することにより、持上げ方向に発生する分力によって紙おむつのずり下がりを防止するものであり、一定の効果は望めるようになる。しかしながら、腰回り弾性部材の上方向分力を発生させるには、腰脇部(接合側縁)できっちりと位置が固定されていることが条件となるが、腰回り弾性部材を湾曲形状に変位させているため、腰回り弾性部材の湾曲部が固定側となれば、むしろ腰脇部側に下方向への力が作用することになり却ってずり落ちが生じることになる。従って、腰回り弾性部材を単に湾曲状に変位させただけでは所望のずり落ち防止効果は得られていない。また、脚回り弾性部材は脚回りのカットラインに沿ってマクロ的にはあたかも線状に配置されているだけであり、レッグ開口縁と身体との隙間を塞ぐための機能しか担っておらず、吸収体を身体に密着させるための機能は有しない。また、脚回り弾性部材は、股下部で幅方向に沿って横断するように配置されており、この股下幅方向に発生する伸縮力が吸収体を縮こまらせてしまうなどの問題もある。
(4)上記特許文献5に係る使い捨て紙おむつは、腰回り弾性部材を股下部側に変位した湾曲形状に配置する点は上記特許文献4と同様であるが、その程度が異なっている。すなわち、前記湾曲変位量を股間部までとすることにより紙おむつ全体に伸縮性を与えているようにも見えるが、腰回り弾性部材を湾曲形状に変位させているため、腰回り弾性部材の湾曲部が固定側となれば、むしろ腰脇部側に下方向への力が作用することになり、該腰脇部にずり落ちが生じるようになる。
そこで本発明の主たる課題は、第1に体液吸収時において確実に紙おむつのずり落ちを防止し得る構造とすること、第2に紙おむつをショーツやブリーフのように身体のラインに沿わせて密着させることにより、はき心地の良いものとすること、その結果、吸収体を身体に密着させ漏れ防止効果が高まるようにすること等にある。第3に穿き易さを向上させることにある。
前記課題を解決するために請求項1に係る本発明として、吸収体を含む吸収性本体と、この吸収性本体の外面側に一体的に設けられた外装シートとからなり、おむつ股下部で折り畳まれ前記外装シートの前身頃と後身頃とが両側部において接合されることにより、製品状態でウエスト開口部及び左右一対のレッグ開口部が形成されたパンツ型使い捨ておむつにおいて、
前記外装シートは、前記ウエスト開口部回りに配置されたウエスト部弾性部材と、前身頃及び後身頃に上下方向に間隔をおいて水平方向に沿って配置された複数の腰回り弾性部材群とを有するとともに、前身頃及び後身頃のそれぞれにおいて、前身頃と後身頃とを接合する一方側接合縁から股下側に延び、股下側を迂回して前身頃と後身頃との他方側接合縁に到達するとともに、互いに交差することなく間隔をおいて配置された複数本の湾曲弾性部材群を備え、かつこの湾曲弾性部材群の始終端は、前身頃と後身頃との接合縁のほぼ上部から下部の範囲に亘り所定の間隔で接続されているパンツ型使い捨ておむつが提供される。
上記請求項1記載の本発明においては、特に外装シートの後身頃において、ウエスト部弾性部材と腰回り弾性部材群の他に、従来の紙おむつのように、レッグ開口部に沿って配設される束状の脚回り弾性部材を設けず、前身頃及び後身頃のそれぞれにおいて、前身頃と後身頃とを接合する一方側接合縁から股下側に延び、股下側を迂回して前身頃と後身頃との他方側接合縁に到達するとともに、互いに交差することなく間隔をおいて配置された複数本の湾曲弾性部材群を、その始終端が前身頃と後身頃との接合縁のほぼ上部から下部の範囲に亘り所定の間隔で接続されている態様で配置するようにした。
先ず、本発明の紙おむつでは、前記湾曲弾性部材群は、腰回り弾性部材とは別の弾性部材により、始終端を前身頃と後身頃との接合縁として配置されている。その結果、腰回り弾性部材及び湾曲弾性部材群が高い線密度で前身頃と後身頃との接合縁(以下、脇部接合縁ともいう。)に集約されるため、外装シートは前記腰脇部できっちりと固定され、前記湾曲弾性部材群によってきっちりと上方向への力を作用させ得るようになるため、前記湾曲弾性部材群によって紙おむつのずり落ちを防止するとともに、外装シートを身体に密着保持することができる。ここで、前記湾曲弾性部材群は一束のラインを形成するように配置されていない点で従来の脚回り弾性部材とは機能および配置態様が異なるものである。
請求項2に係る本発明として、前記湾曲弾性部材群は前身頃及び後身頃のそれぞれにおいて、少なくとも5本以上配置されている請求項1記載のパンツ型使い捨ておむつが提供される。紙おむつのズリ落ちを効果的に防止するには、前記湾曲弾性部材群は、少なくとも5本以上、好ましくは7本以上配置するのが望ましい。
請求項3に係る本発明として、前記前身頃と後身頃との接合縁部において、前身頃側に配置された湾曲弾性部材群の内、最もウエスト開口部寄りに位置する弾性部材は、ウエスト部弾性部材の最下側弾性部材からの距離が20mm以内とされる請求項1,2いずれかに記載のパンツ型使い捨ておむつが提供される。
上記請求項3記載の本発明は、前記前身頃と後身頃との接合縁部において、前身頃側に配置された湾曲弾性部材群の内、最もウエスト開口部寄りに位置する弾性部材をウエスト部弾性部材の最下側弾性部材からの距離が20mm以内に配置するものである。すなわち、湾曲弾性部材群の内、最も上側に位置する弾性部材の接合部側縁での位置をウエスト部にかなり近接させて配置するものである。その結果、装着に際して着用者がウエスト部の脇を掴んで上方に引き上げた際、前記湾曲弾性部材の弾性力によって紙おむつの前身頃側を上方に引上げ易くなり、穿き易さが向上するようになる。
請求項4に係る本発明として、前記前身頃と後身頃との接合縁部において、後身頃側に配置された湾曲弾性部材群の内、最もウエスト開口部寄りに位置する弾性部材は、ウエスト部弾性部材の最下側弾性部材からの距離が20mm以内とされる請求項1〜3いずれかに記載のパンツ型使い捨ておむつが提供される。請求項4記載の発明も請求項3記載の発明と同様の作用により、着用者がウエスト部の脇を掴んで上方に引き上げた際、前記湾曲弾性部材の弾性力によって紙おむつの後身頃側を上方に引上げ易くなり、穿き易さが向上するようになる。
請求項5に係る本発明として、前身頃と後身頃との接合縁部における前記湾曲弾性部材群の配置間隔は、股下部における前記湾曲弾性部材群の配置間隔とほぼ同じとされ、かつ湾曲弾性部材群の内、最も股下側に位置する弾性部材はおむつの股下部折り畳みラインからの距離が±50mm以内とされる請求項1〜4いずれかに記載のパンツ型使い捨ておむつが提供される。
上記請求項5記載の本発明では、前記前身頃と後身頃との接合縁部における湾曲弾性部材群の配置間隔は、股下部における前記湾曲弾性部材群の配置間隔とほぼ同じとし、かつ湾曲弾性部材群の内、最股下側に位置する弾性部材はおむつの股下部折り畳みラインからの距離が±50mm以内となるように、すなわち湾曲弾性部材群がきっちりと股下近傍領域を迂回するように配置するものである。
湾曲弾性部材群の配置間隔を脇部接合縁と股下部とで均等配置にするとともに、前記湾曲弾性部材群が描くラインが前述のように股下部近傍領域を迂回する大波の曲線形状で配置することにより、外装シートを身体に対してきっちりと密着保持し得るようになる。
請求項6に係る本発明として、前記後身頃側に配置された湾曲弾性部材群は、股下部において、おむつの股下部折り畳みラインを基準に前身頃側に偏倚させている請求項1〜5いずれかに記載のパンツ型使い捨ておむつが提供される。
上記請求項6記載の本発明は、後身頃側に配置された湾曲弾性部材群を、股下部において、おむつの股下部折り畳みラインを基準に前身頃側に偏倚させるようにするものである。臀部側で生じる紙おむつのずり落ちを無くすとともに、外装シートをお尻部での弛みを無くして身体側にフィットさせることができる。
請求項7に係る本発明として、前記前身頃側に配置された湾曲弾性部材群は、前記吸収性本体の側縁との交差部において、前記湾曲弾性部材群と吸収性本体側縁との鋭角側交差角が30°以下とされ、かつ前記後身頃側に配置された湾曲弾性部材群は、前記吸収性本体の側縁との交差部において、前記湾曲弾性部材群と吸収性本体側縁との鋭角側交差角が35°以上とされる請求項1〜6いずれかに記載のパンツ型使い捨ておむつが提供される。
上記請求項7記載の本発明においては、前身頃側に配置された湾曲弾性部材群の配置パターンと、後身頃側に配置された湾曲弾性部材群との配置パターンとを異ならせるものである。具体的には、前身頃側に配置された湾曲弾性部材群は、前記吸収性本体の側縁との交差部において、前記湾曲弾性部材群と吸収性本体側縁との鋭角側交差角が30°以下となる曲線配置とし、一方、後身頃側に配置された湾曲弾性部材群は、前記吸収性本体の側縁との交差部において、前記湾曲弾性部材群と吸収性本体側縁との鋭角側交差角が35°以上の曲線配置とするものである。
身体の前側部分は、身体後側に比べて臀部のような引掛かりとなる膨らみがないため、紙おむつのずり落ちは主として前身頃側で顕著に発生する傾向にあるため、相対的にきつい傾斜角度で弾性部材群を配置するものとする。従って、仮に傾斜角θが30°である場合、cos30°=0.866となり、付与された弾性力の86.6%以上の力を上方向力として作用させることができ、紙おむつのずり落ちを効果的に防止できるようになる。
一方、後身頃側では、紙おむつのずり落ちよりも身体へのフィット性を重要視し、臀部の膨らみ形状に対して外装シートをフィットさせるために、臀部の膨らみに対し極力沿う方向に伸縮力を作用させるべく、相対的に緩い傾斜角度で弾性部材群を配置するものとする。従って、仮に傾斜角αが35°である場合、sin30°=0.574となり、付与された弾性力の57.4%以上の力を横方向力として作用させることができ、臀部を包み込むように外装シートを身体に密着させ得るようになる。その結果、吸収性本体10を中央側に縮こまりさせることが無くなるとともに、吸収性本体10を身体に密着させることにより漏れ防止効果が高まるようになる。
請求項8に係る本発明として、前記前身頃及び後身頃に配置された湾曲弾性部材群は、股下部又は股下側の迂回部において、弧状曲線状に方向転換されている請求項1〜7いずれかに記載のパンツ型使い捨ておむつが提供される。
上記請求項8記載の本発明においては、前記湾曲部材群は、股下部又は股下側の迂回部において、弧状曲線状に方向転換させるものである。すなわち、弧状曲線状に方向転換させることによって紙おむつの幅方向に作用する力を極小化でき、吸収体の幅方向への縮こまりを防止することができる。
請求項9に係る本発明として、前記吸収体上において、前記湾曲弾性部材群を切断し、不連続としてある請求項1〜8いずれかに記載のパンツ型使い捨ておむつが提供される。
上記請求項9記載の本発明においては、吸収体上において、前記湾曲弾性部材群を切断し、不連続とするものである。従って、吸収体の幅方向への縮こまりを確実に防止することが可能となる。
請求項10に係る本発明として、前記吸収体上において、前記腰回り弾性部材群を切断し、不連続としてある請求項1〜9いずれかに記載のパンツ型使い捨ておむつが提供される。
上記請求項10記載の本発明においては、吸収体上において、前記腰回り弾性部材群を切断し、不連続とするものである。従って、吸収体の幅方向への縮こまりを確実に防止することが可能となる。
請求項11に係る本発明として、前記前身頃側に配置された湾曲弾性部材群の内の最股下側弾性部材と、前記後身頃側に配置された湾曲弾性部材群の内の最股下側弾性部材とは、股下部において互いに交差することなく近接している請求項1〜10いずれかに記載のパンツ型使い捨ておむつが提供される。
上記請求項11記載の発明においては、前記前身頃側に配置された湾曲弾性部材群の内の最股下側弾性部材と、前記後身頃側に配置された湾曲弾性部材群の内の最股下側弾性部材とを、股下部において互いに交差させることなく近接させて配置するものである。従って、股下部において、前記湾曲弾性部材群によって吸収性本体を均等の圧力で身体側に押付け密着させるため、身体との隙間が封鎖され、高い漏れ防止効果が発揮されるようになる。
以上詳説のとおり本発明によれば、すべての弾性部材は、脇部接合縁を始終端として配置されているため、相対的に脇部接合縁での締め付け力が高く設定でき、その結果、すべての弾性部材は前記脇部接合縁を固定点として伸縮力を発揮するようになるため、体液吸収時において確実に紙おむつのずり落ちを防止し得るようになる。また、紙おむつをショーツやブリーフのように身体のラインに沿わせて密着させることにより、はき心地の良いものとなるとともに、漏れ防止効果が高まるようになる。さらに、穿き易さが向上するようになる。
さらに具体的に効果を述べれば、
(1)外装シート全体が身体の立体形状に沿って密着するようになる。その結果、吸収性本体は身体に密着し、体液の漏れを効果的に防止できるようになるとともに、動きにも追従するため、装着感が良好となる。
(2)従来のように部分的に弾性部材を配置するパターンを採らず、全体に均一に多くの弾性部材を配置するようにしたため、弾性体1本当たりの伸縮力を小さく抑えることができ、従来の紙おむつよりも小さな力で伸ばし、はくことができる。また、未装着状態で外装シートが小さく縮こまることがないため、足が引っ掛かりにくくはきやすくなる。
(3)従来の紙おむつのように、ウエスト部や脚回りに締め付け力が集中しないため、圧迫感やゴムによる跡付きを解消することができる。
以下、本発明の実施の形態について図面を参照しながら詳述する。
〔第1形態例〕
図1は本発明に係るパンツ型使い捨て紙おむつ1の製品状態外観図であり、図2は展開状態での組み立て図、図3は外装シートの展開図である。
図1及び図2に示されるように、本パンツ型使い捨て紙おむつ1(以下、単に紙おむつという。)は、不織布などからなる透液性表面シート11と、ポリエチレン等からなる防漏シート12との間に、綿状パルプなどの吸収体13を介在させた吸収性本体10と、この吸収性本体10の外面側に一体的設けられた外装シート20とからなり、製品状態で前記外装シート20の前身頃と後身頃とが両側部において接合されることによりウエスト開口部及び左右一対のレッグ開口部が形成された構造のパンツ型紙おむつである。
以下、前記吸収性本体10、外装シート20、およびその組立構造の順で説明する。
(吸収性本体10の構造)
先ず最初に、吸収性本体10の構造の一例について図5及び図6に基づいて詳述する。
吸収性本体10は、前述したように、不織布などからなる透液性表面シート11と、ポリエチレン等からなる防漏シート12との間に、綿状パルプなどの吸収体13を介在させた構造とされ、体液を吸収保持するものである。
前記吸収体13は、図示例では平面形状を略方形状として成形されたものが使用され、その幅寸法は股間部への当たりによって着用者にゴワ付き感を与えない寸法幅となっている。この吸収体13は、形状保持と透液性表面シート11を透過した体液の拡散性向上のためにクレープ紙14によって囲繞されている。なお、前記吸収体13としては、嵩を小さくできるエアレイド吸収体を用いるのが望ましい。
前記吸収体13の表面側(肌当接面側)を覆う透液性表面シート11としては、有孔または無孔の不織布や多孔性プラスチックシートなどが好適に用いられる。不織布を構成する素材繊維は、ポリエチレンまたはポリプロピレン等のオレフィン系、ポリエステル系、ポリアミド系等の合成繊維の他、レーヨンやキュプラ等の再生繊維、綿等の天然繊維とすることができ、スパンレース法、スパンボンド法、サーマルボンド法、メルトブローン法、ニードルパンチ法等の適宜の加工法によって得られた不織布を用いることができる。これらの加工法の内、スパンレース法は柔軟性、ドレープ性に富む点で優れ、サーマルボンド法は嵩高でソフトである点で優れている。透液性表面シート11に多数の透孔を形成した場合には、尿などが速やかに吸収されるようになり、ドライタッチ性に優れたものとなる。前記透液性表面シート11は、吸収体13の側縁部を巻き込んで吸収体13の裏面側まで延在している。
前記吸収体13の裏面側(非肌当接面側)を覆う防漏シート12は、ポリエチレンまたはポリプロピレンなどの不透液性プラスチックシートが用いられるが、近年はムレ防止の点から透湿性を有するものが好適に用いられる。この遮水・透湿性シートは、たとえばポリエチレンやポリプロピレン等のオレフィン樹脂中に無機充填材を溶融混練してシートを形成した後、一軸または二軸方向に延伸することにより得られる微多孔性シートであり、仮にシート厚が同じであれば無孔シートよりも剛性が低下するため、柔軟性の点で勝るものとなる。
一方、立体ギャザーBSを形成するギャザー不織布15は、図6に示されるように、折返しによって二重シートとした不織布が用いられ、前記透液性表面シート11によって巻き込まれた吸収体13の側縁部をさらにその上側から巻き込んで吸収体13の裏面側まで延在して接着されている。より具体的には、前記ギャザー不織布15は、紙おむつの長手方向中間部では、立体ギャザーBS形成部分を残し、幅方向中間部から吸収体13の裏面側に亘る範囲がホットメルト接着剤等によって接着され、また長手方向前後端部では、前記幅方向中間部から一方側端縁までの区間が吸収体13の裏面側に亘る範囲で接着されるとともに、前記立体ギャザーBSを形成する部分を吸収体13の上面部にて折り畳むようにしながらホットメルト接着剤等により接着している。
前記二重シート不織布によって形成されたギャザー不織布15の内部には、起立先端側部分に複数本の糸状弾性伸縮部材16、16…が配設されている。前記糸状弾性伸縮部材16、16…は、製品状態において図6(B)に示されるように、弾性伸縮力により吸収体側縁部より突出する不織布部分を起立させて立体ギャザーBSを形成するためのものである。
前記防漏シート12は、前記二重シート状のギャザー不織布15の内部まで進入し、図6に示されるように、立体ギャザーBSの下端側において防漏壁を構成するようになっている。かかる防漏シート12としては、排便や尿などの褐色が出ないように不透明のものを用いるのが望ましい。不透明化としては、プラスチック中に、炭酸カルシウム、酸化チタン、酸化亜鉛、ホワイトカーボン、クレイ、タルク、硫酸バリウムなどの顔料や充填材を内添してフィルム化したものが好適に使用される。
前記糸状弾性伸縮部材16としては、通常使用されるスチレン系ゴム、オレフィン系ゴム、ウレタン系ゴム、エステル系ゴム、ポリウレタン、ポリエチレン、ポリスチレン、スチレンブタジエン、シリコン、ポリエステル等の素材を用いることができる。また、外側から見え難くするため、太さは925dtex以下、テンションは150〜350%、間隔は7.0mm以下として配設するのがよい。なお、糸状弾性伸縮部材に代えて、ある程度の幅を有するテープ状弾性伸縮部材を用いるようにしてもよい。
前述のギャザー不織布15を構成する素材繊維も前記透液性表面シート11と同様に、ポリエチレンまたはポリプロピレン等のオレフィン系、ポリエステル系、アミド系等の合成繊維の他、レーヨンやキュプラ等の再生繊維、綿等の天然繊維とすることができ、スパンボンド法、サーマルボンド法、メルトブローン法、ニードルパンチ法等の適宜の加工方法に得られた不織布を用いることができるが、特にはムレを防止するために坪量を抑えて通気性に優れた不織布を用いるのがよい。さらに前記ギャザー不織布15については、尿などの透過を防止するとともに、カブレを防止しかつ肌への感触性(ドライ感)を高めるために、シリコン系、パラフィン金属系、アルキルクロミッククロイド系撥水剤などをコーティングした撥水処理不織布を用いるのが望ましい。
(外装シート20の構造)
外装シート20は、図2及び図3に示されるように、上層不織布20A及び下層不織布20Bからなる2層構造の不織布シートとされ、前記上層不織布20Aと下層不織布20Bとの間に各種弾性部材が配設され、伸縮性が付与されている。平面形状は、中間両側部に夫々脚部開口を形成するために形成された凹状の脚回りカットライン29により、全体として擬似砂時計形状を成している。
本発明に係る外装シート20においては、前記弾性部材として、図3に示される展開形状において、前記ウエスト開口部回り23に配置されたウエスト部弾性部材24,24…と、前身頃F及び後身頃Bに、上下方向に間隔をおいて水平方向に沿って配置された複数の腰回り弾性部材群25,25…とを有するとともに、前身頃F及び後身頃Bのそれぞれにおいて、前記腰回り弾性部材群25,25…とは別に、前身頃Fと後身頃Bとを接合する一方側接合縁から股下側に延び、股下側を迂回して前身頃と後身頃との他方側接合縁に到達するとともに、互いに交差することなく間隔をおいて配置された複数本の湾曲弾性部材群26…、28…を備えるものである。なお、本外装シート20では、前記脚回りカットライン29に沿って実質的に連続する、所謂脚回り弾性部材は設けられていない。
以下、前記各種弾性部材毎に詳述する。
前記ウエスト部弾性部材24,24…は、前身頃Fと後身頃Bとが接合された脇部接合縁21、22の範囲の内、ウエスト開口縁近傍に上下方向に間隔をおいて配設された複数条の糸ゴム状弾性部材であり、身体のウエスト部回りを締め付けるように伸縮力を与えることにより紙おむつを身体に装着するためのものである。このウエスト部弾性部材24は、図示例では糸ゴムを用いたが、例えばテープ状の伸縮部材を用いてもよい。
前記腰回り弾性部材群25,25…は、脇部接合縁21、22の内、概ね上部から下部までの範囲に亘り、上下方向に間隔をおいて水平方向に沿って配設された糸ゴム状の弾性部材であり、前身頃F及び後身頃Bの腰回り部分に夫々水平方向の伸縮力を与え、紙おむつを身体に密着させるためのものである。なお、前記ウエスト部弾性部材24、24…と腰回り弾性部材群25、25…との境界は必ずしも明確でなくてよい。例えば、前身頃F及び後身頃Bに上下方向に間隔をおいて水平方向に配置された弾性部材の内、数は特定できなくても、上部側の何本かがウエスト部弾性部材として機能し、残りの弾性部材が腰回り弾性部材として機能していればよい。
前記後身頃Bにおいて、前記腰回り弾性部材群25,25…とは別に配設された背側湾曲弾性部材群26、26…は、一方側の脇部接合縁22からほぼ脚回りカットライン29に沿うように股下部に延び、股下部を迂回して反対側の脚回りカットライン29にほぼ沿いながら他方側の脇部接合縁22に到達するように配置された複数本、図示例では9本の糸ゴム状弾性部材であり、これら背側湾曲弾性部材群26、26…は互いに交差することなく、間隔をおいて配置されている。この背側湾曲弾性部材群26、26…は、従来の脚回り弾性部材とは配置態様が異なるものである。すなわち、2,3本程度の弾性伸縮部材を間隔を密にして実質的に一束として配置されるのではなく、所定の伸縮ゾーンを形成するように所定の間隔を空けて、5本以上、好ましくは7本以上配置される。
前記背側湾曲弾性部材群26,26…の始終端は、前身頃Fと後身頃Bとの接合縁のほぼ上部から下部の範囲に亘り所定の間隔で接続され、前記吸収性本体10の側縁との交差部において、前記背側湾曲弾性部材群26,26…と吸収性本体10側縁との鋭角側交差角αは35°以上、好ましくは40°以上、より好ましくは45°以上となる配置パターンで配置されている。因みに図示例では、交差角αが47°前後となるように配置されている。前記交差角αは、水平方向分力と鉛直方向分力のバランスから、大きくとも60°以下とするのが望ましい。
前記前身頃Fと後身頃Bとの脇部接合縁21,22において、前記背側湾曲弾性部材群26、26…の内、最もウエスト開口部寄りに位置する弾性部材26は、ウエスト部弾性部材24,24…の最下側弾性部材24からの距離Sが20mm以内となるように配置される。装着に際して着用者がウエスト部の脇を掴んで上方に引き上げた際、前記湾曲弾性部材26、26…の弾性力によって紙おむつの後身頃B側を上方に引上げ易くなり、穿き易さが向上するようになる。
また、前記背側湾曲弾性部材群26,26…は、股下部の迂回部において、弧状曲線状に方向転換されていることが望ましい。弾性部材では接線方向に伸縮力が作用するところ、股下部において曲線状に反転させることにより、吸収体13の幅方向に作用する力を極小化でき、該股下部での吸収体13の縮こまりを防止することが可能となる。
本紙おむつ1では、後身頃Bにおいて、臀部の膨らみ形状に対応して外装シート20をフィットさせるために、臀部の膨らみに対し極力沿う方向に伸縮力を作用させるべく、相対的に緩い傾斜角度で弾性部材群26,26…を配置するようにしたものであり、図示例のように、交差角α=47°で伸縮部材26、26…が配置されているとすると、与えた伸縮力の73%を水平方向分力として作用させることができるようになり、臀部を包み込むように外装シート20を身体に密着させることができるようになる。その結果、吸収性本体10を中央側に縮こまらせることがなくなるとともに、確実に身体に密着させることにより漏れ防止効果が高まるようになる。
さらに、前記前身頃Fと後身頃Bとの脇部接合縁21,22における背側湾曲弾性部材群26,26…の配置間隔、すなわち脇部側縁21,22の弾性部材配置区間BLにおける配置間隔は、股下部の弾性部材配置区間MBにおける前記背側湾曲弾性部材群26,26…の配置間隔とほぼ同じとされ、かつ背側湾曲弾性部材群26,26…の内、最も股下側に位置する弾性部材26はおむつの股下部折り畳みラインCLからの距離BHが±50mm以内、好ましくは35mm以内となる曲線形状を描くように配置されている。背側湾曲弾性部材群26,26…の配置間隔を脇部接合縁21,22と股下部とで均等配置にすることにより、弾性力が集中せずに均等バランスで外装シート20全体を身体に密着させるようになるとともに、前記背側湾曲弾性部材群26,26…が描くラインが股下部近傍領域を迂回する大波の曲線形状で配置することにより、外装シート20を身体に対してきっちりと密着保持し得るようになる。なお、背側湾曲弾性部材群26,26…の配置間隔を脇部接合縁21,22と股下部とで均等配置とする方法については後述の外装シート20の製造方法で詳述する。
前記後身頃B側に配置された背側湾曲弾性部材群26,26…は、股下部において、おむつの股下部折り畳みラインCLを基準に前身頃F側に偏倚していることが望ましい。股下部において、背側湾曲弾性部材群26,26…をおむつの股下部折り畳みラインCLを基準に前身頃F側に偏倚させることにより、臀部側で生じるおむつのずり落ちを無くすとともに、外装シート20の弛みを無くして身体にフィットさせることができる。
他方、前記外装シート20の前身頃において、前記腰回り弾性部材群25,25…とは別に配設された腹側湾曲弾性部材群28,28…も、一方側の脇部接合縁21から股下側に延び、股下側を迂回して他方側の脇部接合縁21に到達するとともに、交差することなく間隔をおいて配置された複数本の、図示例では9本の糸状弾性部材であり、これら腹側湾曲弾性部材群28,28…は、互いに交差することなく、間隔をおいて配置されている。この腹側湾曲弾性部材群28、28…も、従来の脚回り弾性部材とは配置態様が異なるものである。すなわち、2,3本程度の弾性伸縮部材を間隔を密にして実質的に一束として配置されるのではなく、所定の伸縮ゾーンを形成するように所定の間隔を空けて、5本以上、好ましくは7本以上配置される。
この腹側弾性部材群28,28…の始終端も、前身頃Fと後身頃Bとの脇部接合縁21,21のほぼ上部から下部の範囲に亘り、所定の間隔で接続され、前記吸収性本体10の側縁との交差部において、前記腹側湾曲弾性部材群28,28…と吸収性本体10側縁との鋭角側交差角θが30°以下、好ましくは28°以下となる配置パターンで配置されている。因みに、図示例では交差角θが26°前後となるように配置されている。前記交差角θは、水平方向分力と鉛直方向分力のバランスから、少なくとも20°以上とするのが望ましい。
この腹側湾曲弾性部材群28,28…についても、吸収体13の幅方向に作用する力を極小化し、該股下部での吸収体13の縮こまりを防止するために、股下部の迂回部において、ほぼ弧状曲線状に方向転換されていることが望ましい。
本紙おむつ1においては、身体の前側部分には身体の後側臀部のような引掛かりとなる膨らみがないため、紙おむつのずり落ちは主として前身頃側Fで顕著に発生する傾向にあるとの知見に鑑み、相対的にきつい傾斜角度で弾性部材群28,28…を配置するようにしたものであり、図示例のように、交差角θ=26°で伸縮部材28、28…が配置されているとすると、与えた伸縮力の90%を上方向分力として作用させることができ、紙おむつのずり落ちを効果的に防止できるようになる。
前記前身頃Fと後身頃Bとの脇部接合縁21,22において、前記腹側湾曲弾性部材群28,28…の内、最もウエスト開口部寄りに位置する弾性部材28は、ウエスト部弾性部材の最下側弾性部材24からの距離Sが20mm以内となるように配置される。装着に際して着用者がウエスト部の脇をもって上方に引き上げた際、前記腹側湾曲弾性部材28、28…の弾性力によって紙おむつの前身頃F側を上方に引上げ易くなり、穿き易さが向上するようになる。
さらに、前記前身頃Fと後身頃Bとの脇部接合縁21,22における腹側湾曲弾性部材群28,28…の配置間隔、すなわち脇部側縁21,22の弾性部材配置区間FLにおける配置間隔は、股下部の弾性部材配置区間MFにおける前記腹側湾曲弾性部材群28,28…の配置間隔とほぼ同じとされ、かつ腹側湾曲弾性部材群28,28…の内、最も股下側に位置する弾性部材28はおむつの股下部折り畳みラインCLからの距離FHが±50mm以内、好ましくは35mm以内となる曲線形状を描くように配置されている。腹側湾曲弾性部材群28,28…の配置間隔を脇部接合縁21,22と股下部とで均等配置にすることにより、弾性力が集中せずに均等バランスで外装シート20を身体に密着させるようになるとともに、前記腹側湾曲弾性部材群28,28…が描くラインが股下部近傍領域を迂回する大波の曲線形状で配置することにより、外装シート20を身体に対してきっちりと密着保持し得るようになる。なお、腹側湾曲弾性部材群28,28…の配置間隔を脇部接合縁21,22と股下部とで均等配置とする方法については後述の外装シート20の製造方法で詳述する。
ところで、前記前身頃側Fに配置された腹側湾曲弾性部材群28,28…の内の最股下側弾性部材28と、前記後身頃側Bに配置された背側湾曲弾性部材群26,26…の内の最股下側弾性部材26とは、股下部において互いに交差することなく近接していることが望ましい。近接幅(FH−BH)は、10〜20mmとするのが望ましい。股下部において、前記湾曲弾性部材群28…、26…によって吸収性本体10を均等の圧力で身体側に押付け密着させるため、身体との隙間が封鎖され、高い漏れ防止効果が発揮されるようになる。
ところで、上記形態例では、前身頃F及び後身頃Bに配置された腰回り弾性部材群25,25…及び湾曲弾性部材26…、28…は、吸収性本体10上においても連続させて配置するようにしたが、図4に示されるように、吸収性本体10を横切る弾性部材を切断し、不連続としてもよい。弾性部材を吸収性本体上で不連続とすることにより、吸収体13の縮こまりをより防止することができる。なお、前記吸収性本体10上で弾性部材が切断されているか否かに拘わらず、腰回り弾性部材群25,25…及び湾曲弾性部材26…、28…が切断前の状態で本発明の規定に従って配置されている限り、上位の権利範囲内に包含されるものである。
(外装シート20の製造方法)
次に、前記外装シート20の製造方法について詳述する。
前記外装シート20の製造は、図7に示されるように、ニップローラ部30の上側に上層不織布20Aが供給されるとともに、下側に下層不織布20Bが供給され、かつこれら上層不織布20Aと下層不織布20Bとの間に、各種弾性部材(ウエスト部弾性部材24、腰回り弾性部材25、背側湾曲弾性部材26,腹側弾性部材28)が供給され、外装シート20が連続的に組み立てられる。
ここで、前記ウエスト部弾性部材24、24…及び腰回り弾性部材25、25…はライン方向に沿って直線的に導入されるのに対して、前記湾曲弾性部材26…、28…は、公知のトラバース装置32による曲線状に蛇行させながらニップローラー部30に導入される。前記トラバース装置32は、先端部分の弾性伸縮部材26…、28…の保持部を有し、連続ウエブ(シート20A、20B)の幅方向への進退を計算された速度で行わしめることにより、弾性伸縮部材26…、28…を所定の湾曲形状に配置するようにしたものである。従って、前記湾曲弾性部材26,28の配置間隔は、脇部接合縁21,22と股下部とでおのずと均等配置とすることができる。
前記ウエスト部弾性部材24及び腰回り弾性部材25のシートへの固着は、周面塗布装置31により前記弾性部材24…、25…の周面にホットメルト接着剤が塗布され、ニップローラ部30に供給される。
一方、前身頃の腰回り弾性伸縮部材25、25…と後身頃腰回り弾性伸縮部材25,25…との間の中間ゾーンMについては、前記上層不織布20A、下層不織布20Bの内の少なくとも一方側、図示例では下層側不織布20Bに対して、上下方向に間隔をおき水平方向に沿って複数条の列を成すようにコーター33によってビード塗布され、前記湾曲弾性伸縮部材26…、28…は前記中間ゾーンMにおいて、下層不織布20Bに塗布されたホットメルト接着剤によって固着される。
前記湾曲弾性部材26…、28…を吸収性本体10上で切断し不連続化するには、特開2002-35029号公報、特開2002-178428号公報及び特開2002-273808号公報に記載される切断方法が好適に採用される。同公報に記載される弾性伸縮部材の切断方法は、基本的には図7に示されるように、前記外装シート20となる積層シート20’を製造した後、表面に凸部を複数個配列したエンボスヒートロール34と、このエンボスヒートロール34と対向する対向ロール35との間に前記積層シート20’を通過させ、この積層シート20’の湾曲弾性部材26…、28…を前記エンボスヒートロール34の凸部および対向ロール35間での加圧および加熱の内の少なくとも一方により切断するものである。なお、図7(B)中のX領域が切断範囲を示している。
(紙おむつの組立)
前記吸収性本体10と外装シート20とは、図2に示されるように、外装シート20の上面側に吸収性本体10がホットメルト等の接着剤によって接着され一体化される。そして、吸収性本体10および外装シート20が前後方向に折り重ねられ、その両側部が相互に熱溶着またはホットメルト接着剤などによって接合されることによりパンツ型紙おむつに組み立てられる。
〔その他の形態例〕
(1)上記形態例では、前記前身頃側Fに配置された腹側湾曲弾性部材群28,28…の内の最股下側弾性部材28と、前記後身頃側Bに配置された背側湾曲弾性部材群26,26…の内の最股下側弾性部材26とが、股下部において互いに交差することなく近接させるようにしたが、前記腹側湾曲弾性部材群28,28…の一部と、前記背側湾曲弾性部材群26,26…の一部とが交差していてもよい。
本発明に係るパンツ型使い捨て紙おむつ1の製品状態外観図である。 展開状態での組み立て図である。 外装シート20の展開図である。 外装シート20の変形例を示す展開図である。 吸収性本体10の平面図である。 (A)は吸収性本体10の展開状態での半横断面図、(B)はその製品状態を示す図である。 外装20の組立て要領を示す、(A)は模式図、(B)は要部平面図である。 従来のパンツ型使い捨て紙おむつ(その1)を示す、(A)は展開図、(B)は製品状態図である。 従来のパンツ型使い捨て紙おむつ(その2)を示す正面図である。 従来のパンツ型使い捨て紙おむつ(その3)を示す展開図である。 従来のパンツ型使い捨て紙おむつ(その4)を示す展開図である。 従来のパンツ型使い捨て紙おむつ(その5)を示す、(A)は正面図、(B)は展開図である。
符号の説明
1…紙おむつ、10…吸収性本体、11…透液性表面シート、12…防漏シート、13…吸収体、14…クレープ紙、15…ギャザー不織布、16…糸状弾性伸縮部材、20…外装シート、21・22…脇部接合縁、24…ウエスト部弾性部材、25…腰回り弾性部材、26…背側湾曲弾性部材、28…腹側湾曲弾性部材、29…脚回りカットライン、F…前身頃、B…後身頃

Claims (11)

  1. 吸収体を含む吸収性本体と、この吸収性本体の外面側に一体的に設けられた外装シートとからなり、おむつ股下部で折り畳まれ前記外装シートの前身頃と後身頃とが両側部において接合されることにより、製品状態でウエスト開口部及び左右一対のレッグ開口部が形成されたパンツ型使い捨ておむつにおいて、
    前記外装シートは、前記ウエスト開口部回りに配置されたウエスト部弾性部材と、前身頃及び後身頃に上下方向に間隔をおいて水平方向に沿って配置された複数の腰回り弾性部材群とを有するとともに、前身頃及び後身頃のそれぞれにおいて、前身頃と後身頃とを接合する一方側接合縁から股下側に延び、股下側を迂回して前身頃と後身頃との他方側接合縁に到達するとともに、互いに交差することなく間隔をおいて配置された複数本の湾曲弾性部材群を備え、かつこの湾曲弾性部材群の始終端は、前身頃と後身頃との接合縁のほぼ上部から下部の範囲に亘り所定の間隔で接続されているパンツ型使い捨ておむつ。
  2. 前記湾曲弾性部材群は前身頃及び後身頃のそれぞれにおいて、少なくとも5本以上配置されている請求項1記載のパンツ型使い捨ておむつ。
  3. 前記前身頃と後身頃との接合縁部において、前身頃側に配置された湾曲弾性部材群の内、最もウエスト開口部寄りに位置する弾性部材は、ウエスト部弾性部材の最下側弾性部材からの距離が20mm以内とされる請求項1,2いずれかに記載のパンツ型使い捨ておむつ。
  4. 前記前身頃と後身頃との接合縁部において、後身頃側に配置された湾曲弾性部材群の内、最もウエスト開口部寄りに位置する弾性部材は、ウエスト部弾性部材の最下側弾性部材からの距離が20mm以内とされる請求項1〜3いずれかに記載のパンツ型使い捨ておむつ。
  5. 前身頃と後身頃との接合縁部における前記湾曲弾性部材群の配置間隔は、股下部における前記湾曲弾性部材群の配置間隔とほぼ同じとされ、かつ湾曲弾性部材群の内、最も股下側に位置する弾性部材はおむつの股下部折り畳みラインからの距離が±50mm以内とされる請求項1〜4いずれかに記載のパンツ型使い捨ておむつ。
  6. 前記後身頃側に配置された湾曲弾性部材群は、股下部において、おむつの股下部折り畳みラインを基準に前身頃側に偏倚させている請求項1〜5いずれかに記載のパンツ型使い捨ておむつ。
  7. 前記前身頃側に配置された湾曲弾性部材群は、前記吸収性本体の側縁との交差部において、前記湾曲弾性部材群と吸収性本体側縁との鋭角側交差角が30°以下とされ、かつ前記後身頃側に配置された湾曲弾性部材群は、前記吸収性本体の側縁との交差部において、前記湾曲弾性部材群と吸収性本体側縁との鋭角側交差角が35°以上とされる請求項1〜6いずれかに記載のパンツ型使い捨ておむつ。
  8. 前記前身頃及び後身頃に配置された湾曲弾性部材群は、股下部又は股下側の迂回部において、弧状曲線状に方向転換されている請求項1〜7いずれかに記載のパンツ型使い捨ておむつ。
  9. 前記吸収体上において、前記湾曲弾性部材材群を切断し、不連続としてある請求項1〜8いずれかに記載のパンツ型使い捨ておむつ。
  10. 前記吸収体上において、前記腰回り弾性部材群を切断し、不連続としてある請求項1〜9いずれかに記載のパンツ型使い捨ておむつ。
  11. 前記前身頃側に配置された湾曲弾性部材群の内の最股下側弾性部材と、前記後身頃側に配置された湾曲弾性部材群の内の最股下側弾性部材とは、股下部において互いに交差することなく近接している請求項1〜10いずれかに記載のパンツ型使い捨ておむつ。
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