JP5064671B2 - 男性用パンツ型吸収性物品 - Google Patents

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本発明は、失禁用吸収性物品、紙おむつ等の吸収性物品、特に男性用に適した吸収性物品に関する。
従来、失禁用吸収性物品としてはパッド型のものが汎用されており、特に男性用を想定したものとしては、陰茎から陰嚢まで包み込む略三角形状のものも提案されている(特許文献1参照)。
しかしながら、従来の吸収性物品では、吸収体を固定するという考えに囚われていたため、陰茎のように排泄位置及び方向が容易に変化したり、個人差が大きかったりする場合に対応できず、漏れを生じ易いという問題点があった。
特許第3367664号公報
そこで本発明の主たる課題は、排泄位置や方向等の相違に対応できる男性用パンツ型吸収性物品を提供することにある。
上記課題を解決した本発明は次記の通りである。
<請求項1記載の発明>
吸収体を含む吸収性本体と、この吸収性本体の外面側に一体的に設けられた、物品内面を身体に密着させるための伸縮性を備えた外装シートとからなり、
前記外装シートの両側部が相互に接合された、男性用パンツ型吸収性物品において、
前記吸収体と前記外装シートとの間に、前記外装シートに固定された固定部と、固定部に対して移動可能とされた非固定部とを有する移動シートが設けられており、この移動シートにおける非固定部における固定部から離間した部位が、前記外装シートに対して平行に延在するとともに前記外装シートに沿って移動可能とされた移動部とされており、
前記吸収性本体は、股下部を除く腹側部分では、前記移動部に対して連結され、かつ股下部及び背側部分では、外装シートに対して移動しないように固定されており、
前記吸収性本体のうち前記移動部に連結された部分が、前記移動部とともに前記外装シートに沿って移動可能なように構成された、
ことを特徴とする男性用パンツ型吸収性物品。
(作用効果)
本発明では、外装シートに対して平行に延在し(つまり、外装体に対して起立しない)、かつ外装シートに沿って移動可能とされたシート状の移動部に対して吸収体が取り付けられているため、吸収体が移動部とともに外装シートに沿って移動することができる。
よって、例えば男性が装着するに際して、吸収体の位置を陰茎の位置及び方向に合わせて移動させることができ、また装着後に陰茎が移動したとしても吸収体は陰茎の移動に追従して移動することができる。その結果、本発明では、排泄位置や方向等の相違に対応でき、従来よりも漏れ難くなるのである。
また、本発明では移動部が外装シートに対して平行に延在するため、後述する例からも明らかなように、既存のシートを利用することができる、製造が容易になる等の利点ももたらされる。
さらに、本発明では、吸収体と外装シートとの間にある既存のシートを兼用するか、または専用のシートを用いることで移動部を形成することができる。吸収体は、移動シートの非固定部を伴って固定部に対して移動できる。
<請求項記載の発明>
前記外装シートは、前記吸収体の前側および後側の少なくとも一方側に延在する延在部を有しており、
前記延在部に固定された固定部と、前記吸収体における前記延在部側の端部に被さるとともに前記固定部に対して移動可能とされた非固定部とを有する取付シートが設けられており、
前記移動シートはこの取付シートからなり、この取付シートの非固定部における固定部から離間した部位により前記移動部が形成されている、請求項1記載の男性用パンツ型吸収性物品。
(作用効果)
この形態は、所謂前後漏れ(腹側端部からまたは背側端部からの漏れ)を防止するためのシートと同様の部位に設けられた取付シートを利用して移動部を形成するものである。吸収体は、取付シートの非固定部を伴って固定部に対して移動できる。
<請求項記載の発明>
前記外装シートは、物品の前後少なくとも一方の端部で外面側から内面側に折り返されており、
この折り返し部分は、外面側の部分に対して固定された固定部を基端部に、及び固定部に対して移動可能とされた非固定部を先端部にそれぞれ有しており、
前記移動シートはこの折り返し部分からなり、この折り返し部分の非固定部における固定部から離間した部位により前記移動部が形成されている、請求項1記載の男性用パンツ型吸収性物品。
(作用効果)
パンツ型紙おむつ等では、外装シートを前後端部で外面側から内面側に折り返し、外面側と内面側との間に糸ゴム等の弾性伸縮部材を挟んで固定する構造が知られている。本形態は、このような場合に、折り返し部分を利用して移動部を形成するものである。吸収体は、外装シートの折り返し部分の非固定部を伴って固定部に対して移動できる。
<請求項記載の発明>
前記吸収性本体は、吸収体の外面側に不透液性シートを備えており、
この不透液性シートは、前記外装シートに固定された固定部と、固定部に対して移動可能とされた非固定部とを有しており、
前記移動シートはこの不透液性シートからなり、この不透液性シートの非固定部における固定部から離間した部位により前記移動部が形成されている、請求項1記載の男性用パンツ型吸収性物品。
(作用効果)
吸収性物品では、吸収体の外面側に不透液性シートを備えた構造が広く採用されている。本形態は、この不透液性シートを利用して移動部を形成するものである。吸収体は、不透液性シートの非固定部を伴って固定部に対して移動できる。
<請求項記載の発明>
前記移動部を有するシートにおける前記移動部と前記固定部との間に折り返し部が形成されている、請求項のいずれか1項に記載の男性用パンツ型吸収性物品。
(作用効果)
このように構成されていると、折り返し部が広がる若しくは折り返し位置が変化する等により、移動部が固定部に対して移動する。よって、折り返し部が無い場合と比べて、移動範囲を広げることができる。
<請求項記載の発明>
前記移動部を有するシートは、その一部または全体が弾性伸縮することにより前記移動部が移動するものである、請求項のいずれか1項に記載の男性用パンツ型吸収性物品。
(作用効果)
このように、シートの弾性伸縮により移動部が移動するようになっていると、弾性伸縮しない場合と比べて、移動範囲を広げることができる。
以上のとおり、本発明によれば、排泄位置や方向等の相違に対応できるようになる等の利点がもたらされる。
以下、本発明の一実施形態について、パンツ型吸収性物品への適用例に基づき、先ず共通的構成について説明し、次に各種形態の特徴について説明する。
図1は実施形態のパンツ型吸収性物品1の製品状態外観図であり、図2は展開状態での組み立て図である。このパンツ型吸収性物品1(以下、単に物品ともいう。)は、不織布などからなる透液性表面シート11と、ポリエチレン等からなる不透液性シート12との間に、綿状パルプなどの吸収体13を介在させた吸収性本体10と、この吸収性本体10の外面側に対して一体的設けられた外装シート20とからなるものである。製造に際しては、外装シート20の上面側(内面側)に対して吸収性本体10が一体化された後に、吸収性本体10および外装シート20が前後方向に折り重ねられ、その両側部が相互に熱溶着またはホットメルト接着剤などによって接合されることによって、ウエスト開口部及び左右一対のレッグ開口部が形成されたパンツ型吸収性物品となる。
以下、吸収性本体10、外装シート20の順に説明する。
(吸収性本体の構造)
吸収性本体10は、図5及び図7に示すように、不織布などからなる透液性表面シート11と、ポリエチレン等からなる不透液性シート12との間に、綿状パルプなどの吸収体13を介在させた構造とされ、体液を吸収保持するものである。
吸収体13の表面側(肌当接面側)を覆う透液性表面シート11としては、有孔または無孔の不織布や多孔性プラスチックシートなどが好適に用いられる。不織布を構成する素材繊維は、ポリエチレンまたはポリプロピレン等のオレフィン系、ポリエステル系、ポリアミド系等の合成繊維の他、レーヨンやキュプラ等の再生繊維、綿等の天然繊維とすることができ、スパンレース法、スパンボンド法、サーマルボンド法、メルトブローン法、ニードルパンチ法等の適宜の加工法によって得られた不織布を用いることができる。これらの加工法の内、スパンレース法は柔軟性、ドレープ性に富む点で優れ、サーマルボンド法は嵩高でソフトである点で優れている。透液性表面シート11に多数の透孔を形成した場合には、尿などが速やかに吸収されるようになり、ドライタッチ性に優れたものとなる。透液性表面シート11は、吸収体13の側縁部を巻き込んで吸収体13の裏面側まで延在している。
吸収体13の裏面側(非肌当接面側)を覆う不透液性シート12は、ポリエチレンまたはポリプロピレンなどの不透液性プラスチックシートが用いられるが、近年はムレ防止の点から透湿性を有するものが好適に用いられる。この遮水・透湿性シートは、たとえばポリエチレンやポリプロピレン等のオレフィン樹脂中に無機充填材を溶融混練してシートを形成した後、一軸または二軸方向に延伸することにより得られる微多孔性シートであり、仮にシート厚が同じであれば無孔シートよりも剛性が低下するため、柔軟性の点で勝るものとなる。
吸収体13は、フラッフ状パルプと吸水ポリマーとを成形してなるものが好適に用いられる。吸水性ポリマーは吸収体を構成するパルプ中に例えば粒状粉として混入することができる。パルプとしては、木材から得られる化学パルプ、溶解パルプ等のセルロース繊維や、レーヨン、アセテート等の人工セルロース繊維からなるものが挙げられ、広葉樹パルプよりは繊維長の長い針葉樹パルプの方が機能および価格の面で好適に使用できる。もちろんこれ以外の公知の吸収体も採用することができる。また、吸収体13は、形状保持と透液性表面シート11を透過した体液の拡散性向上のため等、必要に応じてクレープ紙等の透液性シート14によって包むことができる。吸収体13の形状は、図示形態のように背側及び腹側に対して股間部の幅が狭い形状としたり、矩形形状としたりすることができる。
一方、吸収性本体10の両側部には脚周りにフィットする立体ギャザーBSが形成されているのが好ましい。この立体ギャザーBSはギャザー不織布15により形成される、ギャザー不織布としては、図6に示されるように、折返しによって二重シートとした不織布が好適に用いられ、透液性表面シート11によって巻き込まれた吸収体13の側縁部をさらにその上側から巻き込んで吸収体13の裏面側まで延在して接着されている。より具体的には、ギャザー不織布15は、吸収性物品1の長手方向中間部では、立体ギャザーBS形成部分を残し、幅方向中間部から吸収体13の裏面側に亘る範囲がホットメルト接着剤等によって接着され、また長手方向前後端部では、幅方向中間部から一方側端縁までの区間が吸収体13の裏面側に亘る範囲で接着されるとともに、立体ギャザーBSを形成する部分を吸収体13の上面部にて折り畳むようにしながらホットメルト接着剤等により接着している。
二重シート不織布によって形成されたギャザー不織布15の内部には、起立先端側部分に複数本の糸状弾性伸縮部材16、16…が配設されている。糸状弾性伸縮部材16、16…は、製品状態において図7に二点鎖線で示すように、弾性伸縮力により吸収体側縁部より突出する不織布部分を起立させて立体ギャザーBSを形成するためのものである。
不透液性シート12は、二重シート状のギャザー不織布15の内部まで進入し、図6に示されるように、立体ギャザーBSの下端側において防漏壁を構成するようになっている。かかる不透液性シート12としては、排便や尿などの褐色が出ないように不透明のものを用いるのが望ましい。不透明化としては、プラスチック中に、炭酸カルシウム、酸化チタン、酸化亜鉛、ホワイトカーボン、クレイ、タルク、硫酸バリウムなどの顔料や充填材を内添してフィルム化したものが好適に使用される。
糸状弾性伸縮部材16としては、通常使用されるスチレン系ゴム、オレフィン系ゴム、ウレタン系ゴム、エステル系ゴム、ポリウレタン、ポリエチレン、ポリスチレン、スチレンブタジエン、シリコン、ポリエステル等の素材を用いることができる。また、外側から見え難くするため、太さは925dtex以下、テンションは150〜350%、間隔は7.0mm以下として配設するのがよい。なお、糸状弾性伸縮部材に代えて、ある程度の幅を有するテープ状弾性伸縮部材を用いるようにしてもよい。
前述のギャザー不織布15を構成する素材繊維も透液性表面シート11と同様に、ポリエチレンまたはポリプロピレン等のオレフィン系、ポリエステル系、アミド系等の合成繊維の他、レーヨンやキュプラ等の再生繊維、綿等の天然繊維とすることができ、スパンボンド法、サーマルボンド法、メルトブローン法、ニードルパンチ法等の適宜の加工方法に得られた不織布を用いることができるが、特にはムレを防止するために坪量を抑えて通気性に優れた不織布を用いるのがよい。さらにギャザー不織布15については、尿などの透過を防止するとともに、カブレを防止しかつ肌への感触性(ドライ感)を高めるために、シリコン系、パラフィン金属系、アルキルクロミッククロイド系撥水剤などをコーティングした撥水処理不織布を用いるのが望ましい。
(外装シートの構造)
外装シート20は、図2及び図3に示されるように、上層不織布20A及び下層不織布20Bからなる2層構造の不織布シートとされ、上層不織布20Aと下層不織布20Bとの間に各種弾性部材が配設され、伸縮性が付与されている。平面形状は、中間両側部に夫々脚部開口を形成するために形成された凹状の脚回りカットライン29により、全体として擬似砂時計形状をなしている。
特に、図示形態の外装シート20においては、弾性部材として、図3に示される展開形状において、ウエスト開口部回り23に配置されたウエスト部弾性部材24,24…と、腹側部分F及び背側部分Bに、上下方向に間隔をおいて水平方向に沿って配置された複数の腰回り弾性部材群25,25…とを有するとともに、腹側部分F及び背側部分Bのそれぞれにおいて、腰回り弾性部材群25,25…とは別に、腹側部分Fと背側部分Bとを接合する一方側接合縁から股下側に延び、股下側を迂回して腹側部分と背側部分との他方側接合縁に到達するとともに、互いに交差することなく間隔をおいて配置された複数本の湾曲弾性部材群26…、28…を備えている。なお、本外装シート20では、脚回りカットライン29に沿って実質的に連続する、所謂脚回り弾性部材は設けられていない。
以下、各種弾性部材毎に詳述する。
ウエスト部弾性部材24,24…は、腹側部分Fと背側部分Bとが接合された脇部接合縁21、22の範囲の内、ウエスト開口縁近傍に上下方向に間隔をおいて配設された複数条の糸ゴム状弾性部材であり、身体のウエスト部回りを締め付けるように伸縮力を与えることにより吸収性物品を身体に装着するためのものである。このウエスト部弾性部材24は、図示例では糸ゴムを用いたが、例えばテープ状の伸縮部材を用いてもよい。
腰回り弾性部材群25,25…は、脇部接合縁21、22の内、概ね上部から下部までの範囲に亘り、上下方向に間隔をおいて水平方向に沿って配設された糸ゴム状の弾性部材であり、腹側部分F及び背側部分Bの腰回り部分に夫々水平方向の伸縮力を与え、吸収性物品を身体に密着させるためのものである。なお、ウエスト部弾性部材24、24…と腰回り弾性部材群25、25…との境界は必ずしも明確でなくてよい。例えば、腹側部分F及び背側部分Bに上下方向に間隔をおいて水平方向に配置された弾性部材の内、数は特定できなくても、上部側の何本かがウエスト部弾性部材として機能し、残りの弾性部材が腰回り弾性部材として機能していればよい。
背側部分Bにおいて、腰回り弾性部材群25,25…とは別に配設された背側湾曲弾性部材群26、26…は、一方側の脇部接合縁22からほぼ脚回りカットライン29に沿うように股下部に延び、股下部を迂回して反対側の脚回りカットライン29にほぼ沿いながら他方側の脇部接合縁22に到達するように配置された複数本、図示例では9本の糸ゴム状弾性部材であり、これら背側湾曲弾性部材群26、26…は互いに交差することなく、間隔をおいて配置されている。この背側湾曲弾性部材群26、26…は、従来の脚回り弾性部材とは配置態様が異なるものである。すなわち、2,3本程度の弾性伸縮部材を間隔を密にして実質的に一束として配置されるのではなく、所定の伸縮ゾーンを形成するように所定の間隔を空けて、5本以上、好ましくは7本以上配置される。
背側湾曲弾性部材群26,26…の始終端は、腹側部分Fと背側部分Bとの接合縁のほぼ上部から下部の範囲に亘り所定の間隔で接続され、吸収性本体10の側縁との交差部において、背側湾曲弾性部材群26,26…と吸収性本体10側縁との鋭角側交差角αは35°以上、好ましくは40°以上、より好ましくは45°以上となる配置パターンで配置されている。因みに図示例では、交差角αが47°前後となるように配置されている。交差角αは、水平方向分力と鉛直方向分力のバランスから、大きくとも60°以下とするのが望ましい。
腹側部分Fと背側部分Bとの脇部接合縁21,22において、背側湾曲弾性部材群26、26…の内、最もウエスト開口部寄りに位置する弾性部材26iは、ウエスト部弾性部材24,24…の最下側弾性部材24Oからの距離SBが20mm以内となるように配置される。装着に際して着用者がウエスト部の脇を掴んで上方に引き上げた際、湾曲弾性部材26、26…の弾性力によって吸収性物品の背側部分B側を上方に引上げ易くなり、穿き易さが向上するようになる。
また、背側湾曲弾性部材群26,26…は、股下部の迂回部において、弧状曲線状に方向転換されていることが望ましい。弾性部材では接線方向に伸縮力が作用するところ、股下部において曲線状に反転させることにより、吸収体13の幅方向に作用する力を極小化でき、該股下部での吸収体13の縮こまりを防止することが可能となる。
特に図示形態の吸収性物品1では、背側部分Bにおいて、臀部の膨らみ形状に対応して外装シート20をフィットさせるために、臀部の膨らみに対し極力沿う方向に伸縮力を作用させるべく、相対的に緩い傾斜角度で弾性部材群26,26…を配置するようにしたものであり、例えば交差角α=47°で伸縮部材26、26…が配置されているとすると、与えた伸縮力の73%を水平方向分力として作用させることができるようになり、臀部を包み込むように外装シート20を身体に密着させることができるようになる。その結果、吸収性本体10を中央側に縮こまらせることがなくなるとともに、確実に身体に密着させることにより漏れ防止効果が高まるようになる。
さらに、腹側部分Fと背側部分Bとの脇部接合縁21,22における背側湾曲弾性部材群26,26…の配置間隔、すなわち脇部側縁21,22の弾性部材配置区間BLにおける配置間隔は、股下部の弾性部材配置区間MBにおける背側湾曲弾性部材群26,26…の配置間隔とほぼ同じとされ、かつ背側湾曲弾性部材群26,26…の内、最も股下側に位置する弾性部材26Oは吸収性物品の股下部折り畳みラインCLからの距離BHが±50mm以内、好ましくは35mm以内となる曲線形状を描くように配置されている。背側湾曲弾性部材群26,26…の配置間隔を脇部接合縁21,22と股下部とで均等配置にすることにより、弾性力が集中せずに均等バランスで外装シート20全体を身体に密着させるようになるとともに、背側湾曲弾性部材群26,26…が描くラインが股下部近傍領域を迂回する大波の曲線形状で配置することにより、外装シート20を身体に対してきっちりと密着保持し得るようになる。
背側部分B側に配置された背側湾曲弾性部材群26,26…は、股下部において、吸収性物品の股下部折り畳みラインCLを基準に腹側部分F側に偏倚していることが望ましい。股下部において、背側湾曲弾性部材群26,26…を吸収性物品の股下部折り畳みラインCLを基準に腹側部分F側に偏倚させることにより、臀部側で生じる吸収性物品のずり落ちを無くすとともに、外装シート20の弛みを無くして身体にフィットさせることができる。
他方、外装シート20の腹側部分において、腰回り弾性部材群25,25…とは別に配設された腹側湾曲弾性部材群28,28…も、一方側の脇部接合縁21から股下側に延び、股下側を迂回して他方側の脇部接合縁21に到達するとともに、交差することなく間隔をおいて配置された複数本の、図示例では9本の糸状弾性部材であり、これら腹側湾曲弾性部材群28,28…は、互いに交差することなく、間隔をおいて配置されている。この腹側湾曲弾性部材群28、28…も、従来の脚回り弾性部材とは配置態様が異なるものである。すなわち、2,3本程度の弾性伸縮部材を間隔を密にして実質的に一束として配置されるのではなく、所定の伸縮ゾーンを形成するように所定の間隔を空けて、5本以上、好ましくは7本以上配置される。
この腹側弾性部材群28,28…の始終端も、腹側部分Fと背側部分Bとの脇部接合縁21,21のほぼ上部から下部の範囲に亘り、所定の間隔で接続され、吸収性本体10の側縁との交差部において、腹側湾曲弾性部材群28,28…と吸収性本体10側縁との鋭角側交差角θが30°以下、好ましくは28°以下となる配置パターンで配置されている。因みに、図示例では交差角θが26°前後となるように配置されている。交差角θは、水平方向分力と鉛直方向分力のバランスから、少なくとも20°以上とするのが望ましい。
この腹側湾曲弾性部材群28,28…についても、吸収体13の幅方向に作用する力を極小化し、該股下部での吸収体13の縮こまりを防止するために、股下部の迂回部において、ほぼ弧状曲線状に方向転換されていることが望ましい。
本実施形態の吸収性物品1においては、身体の前側部分には身体の後側臀部のような引掛かりとなる膨らみがないため、吸収性物品のずり落ちは主として腹側部分側Fで顕著に発生する傾向にあるとの知見に鑑み、相対的にきつい傾斜角度で弾性部材群28,28…を配置するようにしたものであり、図示例のように、交差角θ=26°で伸縮部材28、28…が配置されているとすると、与えた伸縮力の90%を上方向分力として作用させることができ、吸収性物品のずり落ちを効果的に防止できるようになる。
腹側部分Fと背側部分Bとの脇部接合縁21,22において、腹側湾曲弾性部材群28,28…の内、最もウエスト開口部寄りに位置する弾性部材28iは、ウエスト部弾性部材の最下側弾性部材24Oからの距離SFが20mm以内となるように配置される。装着に際して着用者がウエスト部の脇をもって上方に引き上げた際、腹側湾曲弾性部材28、28…の弾性力によって吸収性物品の腹側部分F側を上方に引上げ易くなり、穿き易さが向上するようになる。
さらに、腹側部分Fと背側部分Bとの脇部接合縁21,22における腹側湾曲弾性部材群28,28…の配置間隔、すなわち脇部側縁21,22の弾性部材配置区間FLにおける配置間隔は、股下部の弾性部材配置区間MFにおける腹側湾曲弾性部材群28,28…の配置間隔とほぼ同じとされ、かつ腹側湾曲弾性部材群28,28…の内、最も股下側に位置する弾性部材28Oは吸収性物品の股下部折り畳みラインCLからの距離FHが±50mm以内、好ましくは35mm以内となる曲線形状を描くように配置されている。腹側湾曲弾性部材群28,28…の配置間隔を脇部接合縁21,22と股下部とで均等配置にすることにより、弾性力が集中せずに均等バランスで外装シート20を身体に密着させるようになるとともに、腹側湾曲弾性部材群28,28…が描くラインが股下部近傍領域を迂回する大波の曲線形状で配置することにより、外装シート20を身体に対してきっちりと密着保持し得るようになる。
ところで、腹側湾曲弾性部材群28,28…の一部と、背側湾曲弾性部材群26,26…の一部とは、股下部において交差させることもできるが、腹側湾曲弾性部材群28,28…の内の最股下側弾性部材28Oと、背側部分側Bに配置された背側湾曲弾性部材群26,26…の内の最股下側弾性部材26Oとが、股下部において互いに交差することなく近接している方が好ましい。近接幅(FH−BH)は、10〜20mmとするのが望ましい。後者の場合、股下部において、湾曲弾性部材群28…、26…によって吸収性本体10を均等の圧力で身体側に押付け密着させるため、身体との隙間が封鎖され、高い漏れ防止効果が発揮されるようになる。
また、上記形態例では、腹側部分F及び背側部分Bに配置された腰回り弾性部材群25,25…及び湾曲弾性部材26…、28…は、吸収性本体10上においても連続させて配置するようにしたが、図4に示されるように、吸収性本体10を横切る弾性部材を切断し、不連続としてもよい。弾性部材を吸収性本体上で不連続とすることにより、吸収体13の縮こまりをより防止することができる。なお、吸収性本体10上で弾性部材が切断されているか否かに拘わらず、腰回り弾性部材群25,25…及び湾曲弾性部材26…、28…が切断前の状態で上記配置とされている限り、上記の作用効果が奏せられる。
他方、上述した外装シート20は、例えば特開平4−28363号公報や、特開平11−332913号公報記載の技術により製造することができる。また、湾曲弾性部材26…、28…を吸収性本体10上で切断し不連続化するには、特開2002−35029号公報、特開2002−178428号公報及び特開2002−273808号公報に記載される切断方法が好適に採用される。
(移動部の第1の形態)
次に、本発明に係る移動部の各種形態について説明する。図6〜図8は、移動部の第1の形態を示しており、吸収性本体10と外装シート20との間に、外装シート20に対して接着剤G2により固定された固定部31と、固定部31に対して移動可能とされた非固定部32とを有する移動シート30が設けられており、この非固定部32における固定部から離間した部位を移動部33とし、この移動部33に吸収性本体10の裏面が接着剤G1により取り付けられているものである。
より詳細には、図示形態の移動シート30は、吸収性本体10よりも幅広で且つ略同じ長さの矩形形状を有している。移動シート30は、幅方向中央部全体が接着剤G2により外装シート20内面に固定されて固定部31をなしている。この固定部31に対して幅方向両側部32,32は、固定部31上に折り返された後、この折り返し部分のうち幅方向中央近傍までの中間部分上に先端側部分が折り返され、この先端側部分が吸収性本体10の両側端部まで延在されている。そして、この両側部32,32は、股下部を除く腹側部分Fにおいては非固定部33とされ、固定部31に対して移動するようになっており、股下部から背側部分Bにかけては、図6及び図8に示すように、接着剤G3等により固定され、固定部31に対して移動しないようになっている。また、この両側部32,32の先端部34,34には、吸収性本体10の底面両側端部が接着剤G1により接着されている。
かくして構成された物品1では、移動シート30のうち、非固定部33の先端部34が外装シート20に対して平行に延在し、かつ外装シート20に沿って幅方向に移動可能な移動部をなし、吸収性本体10のうち移動部に連結された部分は、移動部とともに外装シート20に沿って移動することができる。
特に、移動シート30は物品幅方向に伸縮するように折られているため、折り返し部が広がる若しくは折り返し位置が変化する等により、吸収性本体10の移動範囲が各段に広いものとなる。この移動範囲は、移動部32Mと固定部31との離間距離および折り返し数を適宜増減することにより調整できる。折り返し数は適宜定めることができるが、1〜3が好適である。
他方、股下部で吸収性本体10が外装シート20に対して移動可能であると、その移動が両足により制限される結果、吸収性本体10がよれたり、傾いたりしてしまうのに対して、図示形態のように股下部では移動シート30の両側部32,32が固定されており、吸収性本体10が外装シート20に対して移動できないため、そのような事態が発生し難くなる。
なお、移動シート30の素材としては、柔軟な素材であれば特に限定なく用いることができ、例えば透液性表面シート11や、不透液性シート12と同様の素材を用いることができる。接着剤としてはホットメルト接着剤を用いることができる。
(移動部の第2の形態)
図9〜図11は、移動部の第2の形態を示しており、ウエスト開口縁において外装シート20が外面側から内面側に折り返されて二重に形成された部分60に挟まれて固定された固定部51と、吸収性本体10の前端部に被さる位置まで延在され、固定部51に対して移動可能とされた非固定部52とを有する取付シートを備えた形態である。この取付シートは、所謂前後漏れ(腹側端部からまたは背側端部からの漏れ)を防止するためのシートと同様の部位に設けられるものであり、既存の前後漏れ防止シートの構成をそのまま利用することもできる。
すなわち、股下部を除く腹側部分Fにおいて吸収性本体10を外装シート20に固定せず移動可能にするとともに、吸収性本体10の前端部を、取付シート50の非固定部52における固定部51から離間した部位53に連結したものである。股下部及び背側部分Bにおいては、吸収性本体10のほぼ全体10Bを外装シート20の内面に固定している。これらの固定・連結にはホットメルト接着剤等を用いることができる。
取付シート50の素材としては、ギャザー不織布15と同様のものを好適に用いることができる。取付シート50の幅は、少なくとも吸収性本体10の前端部全体を覆う程度あれば良いが、図示のように腹側部分Fにおける脇部接合縁21、21間全体にわたるように構成するのが好ましい。
また、取付シート50の先端を吸収性本体10に固定すると、漏れ防止上好ましくないため、先端からある程度離間した部分を、吸収性本体10と連結するのが好ましい。
かくして構成された物品では、吸収性本体10の前端側部分は、取付シート50の非固定部52の移動範囲内で外装シート20に沿って移動可能となる。
(移動部の第3の形態)
第3の形態は、第2の形態の取付シート50に代えて、図12に示すように、外装シート20が外面側から内面側に折り返されて二重に形成された部分60を、吸収性本体10の前端部まで延在させて利用するものである。すなわち、この外装シート20の折り返し部分60は、外面側の部分に対して固定された固定部61を基端部に、及び固定部61に対して移動可能とされた非固定部62を先端部にそれぞれ有しており、この非固定部62における固定部61から離間した部位に、吸収性本体10の前端部を連結したものである。
このような形態でも、第2の形態と同様に、吸収性本体10の前端側部分は、外装シート折り返し部分60の非固定部62の移動範囲内で外装シート20に沿って移動可能となる。
なお、図示形態では、外装シート折り返し部分60の上面に吸収性本体10の下面を連結しているが、第2の形態に倣って、折り返し部分60の下面に吸収性本体10の上面を連結しても良い。
(移動部の第4の形態)
第4の形態は、図13に示すように、第1の形態の移動シート30と同様の機能を、吸収体13の裏面側に設けられる不透液性シート12を利用して実現したものである。
不透液性シート12に用いられる素材の中には復元性に乏しく、折り目が弱くなり易いものもあるが、そのような場合等、必要に応じて折り目部分のシート相互を接着剤G4で接着することもできる。その他は、基本的に第1の形態と同様であるため、図中に同じ符号を付し、説明は省略する。
(移動部の第5の形態)
第5の形態は、図14及び図15に示すように、吸収性本体10と外装シート20との間に、外装シート20に対して接着剤G5等により固定された固定部41と、固定部41に対して移動可能とされた非固定部42とを有する弾性伸縮シート40が、外装シート20に対して平行に延在されており、この非固定部42における固定部から離間した部位を移動部43とし、この移動部43に吸収性本体10が接着剤G6等により取り付けられているものである。
より詳細には、弾性伸縮シート40は、吸収性本体10よりも幅広で且つ略同じ長さの矩形形状を有しており、第1の形態とは異なり折り畳まれていない。そして、股下部を除く腹側部分Fにおいては、弾性伸縮シート40の幅方向両端部は外装シート20内面に対して接着剤G5等により固定され、中間部は非固定部42とされるとともに、股下部及び背側部分Bにおいては、ほぼ全体44が外装シート20内面に対して固定される。また、弾性伸縮シート40の内面における固定部41から離間した部位(幅方向中央部)43に、吸収性本体10の裏面が接着剤G6等により固定されている。
弾性伸縮シート40としては、ゴムシートや、ゴムシートや糸ゴム等の弾性部材を不織布シート間に挟んで固定した弾性伸縮シートを用いることができる。ただし、弾性伸縮シートは、その全体が弾性伸縮する必要は無く、固定部と移動部との間の一部または全部が弾性伸縮するものであれば良い。
かくして構成されていると、弾性伸縮シート40における固定部41と移動部43との間の部分の伸縮により移動部43が移動でき、これに伴って吸収性本体10も移動することができる。
(その他の形態)
第1の形態や第4の形態のように、シートの折り返しにより移動範囲を拡大する形態において、第5の形態のような弾性伸縮による移動範囲の拡大を組み合わせることができ、例えば、第1の形態における移動シート、または第4の形態における不透液性シート12として弾性伸縮シートを用いることができる。
また、上記第2の形態、第3の形態においても、第1の形態や第4の形態のように、シートの折り返しにより移動範囲を拡大したり、第5の形態のように弾性伸縮により移動範囲を拡大したりすることができる。
本発明は、男性用パンツ型吸収性物品に適用されるものである。
パンツ型吸収性物品の斜視図である。 展開状態での組み立て図である。 外装シート20の展開状態の平面図である。 外装シート20の変形例を示す展開状態の平面図である。 吸収性本体10の平面図である。 第1の形態を示す展開状態の平面図である。 図6のA−A断面図である。 図6のB−B断面図である。 第2の形態を示す展開状態の平面図である。 図9のA−A断面図である。 図9のC−C断面図である。 図9のC−C断面に相当する第3の形態の断面図である。 図1のA−A断面に相当する第4の形態の断面図である。 第5の形態の展開状態の平面図である。 図14のA−A断面図である。
1…吸収性物品、10…吸収性本体、11…透液性表面シート、12…不透液性シート、13…吸収体、14…クレープ紙、15…ギャザー不織布、16…糸状弾性伸縮部材、20…外装シート、21・22…脇部接合縁、24…ウエスト部弾性部材、25…腰回り弾性部材、26…背側湾曲弾性部材、28…腹側湾曲弾性部材、29…脚回りカットライン、30…移動シート、40…弾性伸縮シート、50…取付シート、60…外装シート折り返し部、F…腹側部分、B…背側部分。

Claims (6)

  1. 吸収体を含む吸収性本体と、この吸収性本体の外面側に一体的に設けられた、物品内面を身体に密着させるための伸縮性を備えた外装シートとからなり、
    前記外装シートの両側部が相互に接合された、男性用パンツ型吸収性物品において、
    前記吸収体と前記外装シートとの間に、前記外装シートに固定された固定部と、固定部に対して移動可能とされた非固定部とを有する移動シートが設けられており、この移動シートにおける非固定部における固定部から離間した部位が、前記外装シートに対して平行に延在するとともに前記外装シートに沿って移動可能とされた移動部とされており、
    前記吸収性本体は、股下部を除く腹側部分では、前記移動部に対して連結され、かつ股下部及び背側部分では、外装シートに対して移動しないように固定されており、
    前記吸収性本体のうち前記移動部に連結された部分が、前記移動部とともに前記外装シートに沿って移動可能なように構成された、
    ことを特徴とする男性用パンツ型吸収性物品。
  2. 前記外装シートは、前記吸収体の前側および後側の少なくとも一方側に延在する延在部を有しており、
    前記延在部に固定された固定部と、前記吸収体における前記延在部側の端部に被さるとともに前記固定部に対して移動可能とされた非固定部とを有する取付シートが設けられており、
    前記移動シートはこの取付シートからなり、この取付シートの非固定部における固定部から離間した部位により前記移動部が形成されている、請求項1記載の男性用パンツ型吸収性物品。
  3. 前記外装シートは、物品の前後少なくとも一方の端部で外面側から内面側に折り返されており、
    この折り返し部分は、外面側の部分に対して固定された固定部を基端部に、及び固定部に対して移動可能とされた非固定部を先端部にそれぞれ有しており、
    前記移動シートはこの折り返し部分からなり、この折り返し部分の非固定部における固定部から離間した部位により前記移動部が形成されている、請求項1記載の男性用パンツ型吸収性物品。
  4. 前記吸収性本体は、吸収体の外面側に不透液性シートを備えており、
    この不透液性シートは、前記外装シートに固定された固定部と、固定部に対して移動可能とされた非固定部とを有しており、
    前記移動シートはこの不透液性シートからなり、この不透液性シートの非固定部における固定部から離間した部位により前記移動部が形成されている、請求項1記載の男性用パンツ型吸収性物品。
  5. 前記移動部を有するシートにおける前記移動部と前記固定部との間に折り返し部が形成されている、請求項のいずれか1項に記載の男性用パンツ型吸収性物品。
  6. 前記移動部を有するシートは、その一部または全体が弾性伸縮することにより前記移動部が移動するものである、請求項のいずれか1項に記載の男性用パンツ型吸収性物品。
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